詩吟を! 始めましょう!教場

                   
 
 詩吟は詩の意味も、情趣も、声によって表現されますが、
 カラオケでのような美声はいりません。
 丹田からうまれる、清朗豪快な味のある声(修練による)がふさわしいですね。
 低い老声(寂びごえ)も、また一味あります
 親からもらった自分の声の良しあしを気にすることはないですね
 
 漢詩には■七言絶句■五言絶句■律詩■古詩 ■新体詩
 といったものがあります。
 句の配列には一定の法則があります。
 
 絶句を例にとれば
 ■七言絶句は起承転結で構成されてます。

起句(第一句目) ある内容を言い
承句(第二句目) 起句を(う)けてその内容を発展させ
起承二句でひとつの意味をなす
転句(第三句目) 起承の内容を一させる
結句(第四句目) 起承転句を受けて一貫した意向で
 
 詩の文体をよくみて、詩の内容を理解し、起承転結にも注意して、その詩にふさわ 
 しい節回し(節調)で吟じることが大切ですね。
 五言絶句は七言絶句の上の二字を除き、起句を「踏み落し」にしたものです。
 「踏み落し」とは、七言絶句の第五字を平字にし、第七字を仄字●にして韻を
 踏まないことです。

 平起式七言絶句の上の二字を除くと、仄起式の五言絶句となり、仄起式七言絶句
 の上の二字を除くと、平起式の五言絶句となります。

 最近、詩吟では「CD」の伴奏で吟じることが多く5線譜(5音階)の譜付けがされます
 が、本来詩吟では、上音、平音、下音と三音階でよばれてました。

 言葉(詩)の部分はアクセントと抑揚で感情を表し、余韻をもたせる声(節調)として
 平声、上声、去声、入声の「四声」がもちいられます。

 その変化と、速度の緩急などによって節回し(節調・旋律)が生まれます。

 詩を上手く吟じるには余韻、抑揚、緩急が必要ですね。
 最近、コンクールでは、「CD」伴奏が主流なりましたが
 ほとんどが1分50秒〜1分55秒以内の構成です。
 *各流派に沿った伴奏ばかりではありません。
 *コンクールにでるときは「CD」伴奏に合った吟題を選ぶことがたいせつです。
 
 ■四声[しせい]
  平声[ひょうせい/ひょうしょう](長くひくが、高低の変化はない)
  上声[じょうせい/じょうしょう](長く引いて終わりが高くなる)
  去声[きょせい/きょしょう](長く引いて終わりを低く落とす))
  入声[にゅうせい/にっしょう](低くはじまり、高くなって、ふるわせながら落とす)
  
  平声のことは「平字」ともいい、「○」で表示します。上声、去声、
  入声の三つを合せて仄声[そくせい]または仄字[そくじ]といい、
  「・」で表示します。

 ■平仄法[ひょうそくほう]
 ■七言絶句・起承転結[しちごんぜっく・きしょうてんけつ]
 ■平起式七言絶句[ひょうきしきしちごんぜっく]
 ■仄起式七言絶句[そくきしちごんぜっく]
 ■二四不同[にしふどう]
 ■二六同[にろくどう]
 ■押韻[おういん]
 ■一三五不論[いちさんごふろん]
 ■下三連を忌む[かさんれんをいむ]
 ■詩語集[しごしゅう]
 
 漢詩って2

関西吟詩文化協会ホームページより
 
 
詩吟を始めよう
声って
声ってどうして出るの@
声ってどうして出るのA
腹式呼吸って
基本形
五線譜をなぞるだけ
漢詩って

  一歩リード

無声音とは