リサイクルとエコ?

ここでは肥料のサイクルとリサイクルのことを少し考えてみましょう。

野菜を育てていくには栄養源となる肥料成分が必要です。で、その成分は畑で作物を育てれば必然的に作物が使った分だけ減っていくことになります。そうすると次にその畑で作物を育てようとすると次の作物に必要な肥料成分を補充する必要がありますよね。肥料についてで書いたように色々な肥料があり,利き方も違いますから使い分ければいいのですが,少しでも自然に優しい肥料をと考えると

生ごみから堆肥を作る

落ち葉や枯葉などから堆肥を作る

牛やブタや鶏などの糞尿から堆肥を作る

等の場合は生ごみや燃えるごみで廃棄物になるところをまた畑に肥料として還元できるわけである意味自然に優しいということになります。もちろん堆肥を作るということはそのままのものを畑に入れるということではないですよ。そのままの状態では植物は肥料として取り込むことは出来ないばかりか酸性化などによって枯れたり,成長に影響を与えたりします。生ごみでも時間をかけて微生物により発酵分解させて有機物にならないと植物は肥料として取り込めないのです。手間と時間がかけないとリサイクルにはならないことになります。

 

リサイクル考

世の中、リサイクルが進むことはいいことだと思いますが,日本でいわれているリサイクルの考え方を知っておく必要があるのではないでしょうか?私の中で気になることがあります。

1.アルミ缶のようにリサイクルすると元のアルミ缶に再生できるもの。ガラス瓶とおなじ優等生です。

2.スチール缶や紙のようにリサイクルすると元の品質より下のものにしかリサイクルできないもの。ペットボトルも元にボトルにせずに繊維やより下のプラスチック材料になるようです。

3.火力発電所の石炭灰のように燃えたあとの廃棄物を産業廃棄物にせずにコンクリートに混ぜて2次利用するもの。石炭や燃料になるわけではない。残りは埋め立てられているのでしょう。

貴方はどう思いますか?全部おなじリサイクルと一言でいえるでしょうか?私の考えでのリサイクルは1番の元に戻すことが出来るのが本当のリサイクルといえると思います。アルミ缶やガラス瓶など元の素材に戻せるもの。2番のものは元の品質にならないので、スチール缶では不純物が入るため再生した鉄はビルなどの鉄筋になるということで,スチール缶は常にきれいな新しい鉄を使い続けることになります。なぜアメリカが缶はアルミしか使わないかわかりますよね?紙もそうですよね、コピー紙等が新聞紙になって新聞紙が雑誌になって雑誌がトイレットペーパーになっていく元には戻れない・・・もちろん燃えるごみよりは資源を有効利用していることにはなります。また、紙の場合は木材などの自然から供給する素材の使用量をリサイクルで少なく抑えれば資源が枯渇しないように生産できるので問題は軽減できます。ただ3番のように単純な廃棄物の一部を何かに混ぜて使ったことでリサイクルというのは解釈が広すぎるのではないかな?ごみになる量を一時的に少なくするだけですから・・・

では生ごみで考えるとこのリサイクルは1と2の合いの子のようですね、元になるようなならないような??もちろん灰にするよりはエコロジー的には有効利用であることは言えることです。

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