忍者戦隊カクレンジャー ドロンチェンジャー

忍者のパワーでスーパー変化!

 

 

戦隊ヒーローはたいがいブレスレットで変身することが多く、ベルトで変身する「ダイノバックラー」は一風変わっていると前に書いたが、それをはるかに上回る妙なアイテムで変身するシリーズがある。
それが「忍者戦隊 カクレンジャー」だ!
なにしろ、こいつらは「印籠」で変身するのである。
戦隊ヒーローどころか、古今東西のあらゆる特撮ヒーローをふりかえってみても、印籠で変身するのはこいつらぐらいのものだ。
「忍者なんだから印籠」という発想なのだろうが、本当に商品化してしまうところはなんとも大胆というか、度胸があるというか……。
その妙ちきりんなところがメチャクチャ気に入ってしまって、わしは思わず購入してしまった。

 

 

これもダイノバックラーと同じくメダルをはめ込む事が出来るようになっており、メダルを変える事で、自分の好きなキャラが持っているドロンチェンジャーにする事が出来る。
このメダルが、ちゃんと金属製のメダルになっているのが嬉しいところだ。
本体側面についているスイッチを押すと、正面の「忍」のデザイン文字が書かれている丸いシャッターがスプリングアクションでバシッと開き、メダルの周りの8つのLEDが反時計回りに発光し、光がグルグルと回っているように見える。同時に、ピピピピ……という電子音が鳴る。
おなじみのアクションではあるが、印籠が光って鳴るというバカバカしさがたいへん楽しく、わしはとても気に入っている。
しかも、ゴールドメッキ部分のレリーフや付属のひもなど、印籠らしさを出すためにかなり気をつかっていたりするのがますます楽しい。

 

 

本体側面には、はめ込んでいない4枚のメダルを収納する部分が設けられている。
ダイノバックラーでは、こういう収納庫がついていなかったので、本体とは別にしまっておくしかなかった。これでは余ったメダルが邪魔だし、ちょっと油断するとどこかへいってしまい、見つけるのに苦労する事になる。
ちょっとした事だが、こういう配慮があるのとないのとでは大違いである。本当にありがたい。

 

とにかくギミックよりなにより、「印籠で変身」というインパクトにシビれる独特の玩具だ。
いろんな意味で、二度と出ない逸品である。

 

 

 

次へ