TOPIC No.5-3-0 未整理情報(中毒関連)

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毒草食べ、6人が食中毒=川崎の山岳会、野営中に−富山

2002年05月04日 (時事通信)YAHOO!ニュース 食中毒
 3日午後7時50分ごろ、富山県宇奈月町と魚津市の境にある僧ケ岳(1855メートル)を登山中のパーティーから「キャンプ中の登山者が腹痛を訴えている」と携帯電話で110番があった。県警黒部署によると、入山していた川崎市役所山岳会(黄地亜裕美リーダー)のメンバー7人が毒草を食べたとみられ、うち6人に嘔吐(おうと)や頭痛などの軽い食中毒症状があるという。

 7人はいずれも川崎市役所に勤務し、同日早朝から入山。野営していた午後6時ごろ、有毒の「コバイケイソウ」を食べたとみられる。県警山岳警備隊などが現場に向かうとともに、4日早朝から県警のヘリコプターなどが救助に当たる。 

広島のカキから1・5倍の貝毒

2002年04月17日 The Sankei Shimbun
 広島県は17日、同県の広湾海域で採取されたカキから、規制値の約1・5倍のまひ性貝毒が検出されたと発表した。県は同日、県漁業協同組合連合会などに対し、安全が確認されるまで、同海域のカキ出荷の自粛と、県内すべての海域で水揚げを行わないよう指導。漁協側はこれに応じ、水揚げを自粛する。

 広島県のカキから規制値を超える貝毒が検出されたのは、10年以来4年ぶり。

中国産二枚貝から毒検出

2002年04月16日 The Sankei Shimbun
 中国産の二枚貝「ウチムラサキ」から規制値を超えるまひ性の貝毒が検出されたとして、東京都健康局は16日、輸入元の「ジェイシートレンド」(東京都中央区)に対し、食品衛生法に基づき貝の回収と出庫の停止を指示した。

 また、都内で魚介類を扱う加工業者や食品冷凍倉庫などを対象に17日から緊急の立ち入り調査を実施。中国産二枚貝が確認されれば貝毒がないか検査する。

 江戸川区の飲食店で3月末に起きた小型球形ウイルス(SRSV)による集団食中毒で、原因となったウチムラサキを納入していたのがジェイ社と判明。

 都が調べた結果、同社が昨年中国から輸入した冷凍貝の一部に貝毒やSRSV、A型肝炎ウイルスが検出された。

 海中の有毒プランクトンを体内に蓄積した二枚貝を食べると、手足や唇がしびれるほか、呼吸がまひして死亡することもある。


亜ヒ酸結晶の抽出実験など再鑑定申請へ カレー事件公判 (2001.02.27) asahi.com

薄めた塩酸を生徒に飲ませる 名古屋の中学教諭

2001.02.27 The Sankei Shimbun
 名古屋市名東区の市立牧の池中学校(宇津野常人校長、四百三十五人)で一九九六年五月ごろ、理科を教えていた男性教諭(41)が、授業に遅刻した生徒数人に、水で薄めた塩酸を飲ませていたことが二十七日までに分かった。体調が悪くなった生徒はいなかったという。

 牧の池中などによると、男性教諭は九六年五月ごろ、理科室で行われた授業に遅刻してきた生徒数人に、水で薄めた塩酸を飲むよう指示。一部の生徒が飲んだ。この男性教諭は既に市内の別の中学校に異動している。

 名古屋市教育委員会は「当時の校長が男性教諭に何らかの注意をしたと聞いている。報告書が残っていないので、詳しいことは分からない。しかし行き過ぎで不適切な指導だったことは間違いなく、あらためて反省を求めたい」と話している。

熊本・お好み焼き昏睡事件で48歳男性を逮捕 (2001.02.26) asahi.com

13人が中毒症状、うち3人意識不明 熊本・長洲町 (2001.02.22) asahi.com

特効薬効かないサルモネラ菌検出 都衛生研 2001.02.18) asahi.com
 下痢症の治療薬として広く使われる特効薬ニューキノロンが効かないサルモネラを、東京都立衛生研究所が検出していたことが17日、分かった。2月発行の学会誌に掲載される。ニューキノロン耐性サルモネラの報告は初めてで、その「予備軍」にあたる耐性菌もこの5年間に急増している。専門家は「ニューキノロン耐性サルモネラが爆発的に広がる兆し」と警戒している。

 都衛研の松下秀・微生物部主任らは、1980年から99年の間に東京都内の患者から分離したサルモネラ1万2749株を分析。95年の1株がニューキノロンなど6種類の薬剤が効かない多剤耐性菌だった。さらに、ニューキノロンと構造がよく似たナリジクス酸という薬に耐性がある菌の検出率も95年から急増。98年に7%、99年にも5%を占めるようになっていることが明らかになった。

 食中毒などサルモネラ感染症には、ニューキノロンが特効薬として使われることが多い。この薬が効かないと、治療は困難になり長期化、重症化する。

 一方、ナリジクス酸耐性菌は、遺伝子に突然変異があと1カ所起きるだけで、ニューキノロン耐性になってしまう。通常のサルモネラより約1億倍も耐性化しやすいとされ、松下主任は「ニューキノロン耐性菌が広まる素地が膨らみつつある」と警告する。

 ナリジクス酸はもともと人間用の薬だったが、ニューキノロンの登場以来、主に鶏など家畜の健康管理に使われており、耐性菌は家畜の腸で誕生し、広がっているとみられている。

ホテルで33人食中毒 北海道

2001.02.05 The sankei Shimbun
 北海道食品衛生課は五日、北海道増毛町の「ホテル増毛」で一月二十七、二十八の両日開かれた宴会に参加した計三十三人が下痢などの食中毒症状を訴え、三人が病院で治療を受けたと発表した。全員完治したという。

 同課によると、症状を訴えたのは地元の十八−七十八歳の男性二十七人と女性六人。原因はカキの酢の物に含まれていた小型球形ウイルス。留萌保健所は同ホテルを五日から三日間の営業停止にした。

児童ら117人食中毒か 岩手・宮古

2001.01.31 The Sankei Shimbun
 岩手県宮古市教育委員会に三十一日入った連絡によると、同市熊野町の市立鍬ケ崎小学校(館崎牧雄校長、児童三百三十二人)で、一年生から六年生の児童百十六人と教職員一人がおう吐や腹痛などの食中毒症状を訴えて欠席、うち児童十四人が入院した。宮古保健所は、給食による食中毒とみて原因を調べている。

 市教委によると、三十日夜から相次いで児童らが市内の病院で受診した。ほとんどは軽い症状だったが、中には三九度の高熱で入院した児童もいた。

 三十日は、鍬ケ崎小の調理員四人が給食室で、米飯とおでん、ホウレンソウのからしあえ、グレープフルーツ、牛乳などを調理した。

 宮古保健所は、二十九日と三十日の給食に異常がなかったか、残っている食材を採取するなどして調べている。市教委は九日に給食室を定期検査したばかりで、この際には異常はなかったという。

 鍬ケ崎小は三十一日、全校児童の三分の一以上が欠席したため午前中の二時間で授業を打ち切り臨時休校した。給食も当分の間停止する。

小・中学校4校で270人が集団欠席、食中毒か 新潟 (2001.01.27) asahi.com

高校生ら119人が食中毒 長野・真田町の旅館 (2001.01.22) asahi.com

コーヒーからヒ素など検出/慈恵医大異物混入

2001.01.16The Sankei Shimbun
 東京都港区西新橋の東京慈恵会医科大学付属病院の異物混入事件で、吐き気を訴えた助教授(五二)と助手(四四)の女性二人が飲んだコーヒーから、毒物のヒ素とアジ化ナトリウムの成分が検出されていたことが十六日、分かった。警視庁愛宕署などは傷害事件とみて捜査している。

成人式帰りの19人食中毒 横浜

2001.01.12 The Sankei Shimbun
 横浜市衛生局に十二日までに入った連絡によると、今月八日夜、同市青葉区青葉台二ノ八ノ二○、居酒屋「白木屋青葉台駅前店」で、成人式の帰りに飲食した二十歳の男性客十六人と女性客三人の計十九人が、十日から吐き気や腹痛などの食中毒症状を訴えた。入院患者はなく、全員快方に向かっている。

 発症者が店内に同時にいた二つのグループから出たため、衛生局は同店の飲食物が原因の食中毒と断定。同店を十二日付で営業禁止処分にし、原因菌などを調べている。

忘年会で30人が食中毒 群馬・前橋

2000.12.29 The Sankei Shimbun
 群馬県衛生食品課は二十九日、前橋市大友町の居酒屋「北海亭前橋大友店」で二十五日夜に忘年会をした同県内の三グループ五十七人のうち三十人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴えた、と発表した。

 三十人のうち十四人が病院で診察を受けたが、いずれも症状は軽く回復に向かっているという。同課で原因を調べている。

 店は二十八日から営業を自粛しているが、同課は、二十九日から三日間の営業停止処分を決めた。

中学生26人が食中 広島

2000.12.28 The Sankei Shimbun
 広島市で開催された中学生のバスケットボール大会に参加した島根、鳥取両県の生徒二十六人が食中毒とみられる症状を訴え、うち十二人が入院していることが二十八日、分かった。

ポットの湯に殺虫剤 松江市

2000.12.26 The Sankei Shimbun
 二十六日午前十一時ごろから午後二時ごろにかけて、松江市白瀉本町四三、「スティックビル」四階の放送大学島根学習センターの学生控室と、六階の清掃員控室で、それぞれのポットの湯でいれたコーヒーやお茶を飲んだ学生、清掃員が、「異臭がする」と相次いで訴え、大学側が松江署に通報した。

 島根県警科学捜査研究所がポットの湯を鑑定し、四階のポットの湯から有機リン系殺虫剤フェニトロチオンを検出した。同署は、浄水毒物混入の疑いもあるとみて、大学関係者や清掃員らから事情を聴くなど捜査している。

 同署によると、ポットの湯からコーヒーやお茶を作って飲んだ計十一人に異常はない。学生控室では、二十四日にもポットの湯でお茶を作った外部の男性(46)が異臭に気付いて吐き出したという。

 調べでは、二十六日午前十一時ごろ、学生控室でポットの湯からコーヒーを作った受講生の女性(45)が異臭を感じた。同日昼すぎから、清掃員も異臭を感じていた。

 学習センターの職員が調べたところ、湯は緑色をしていたという。

いけすの魚汚染も、腸炎ビブリオ菌を検出 (2000.12.16) asahi.com
 厚生省研究班の調査では今年7月から10月にかけて、東北から九州までの消費地と生産地の卸売市場32カ所で行った。活魚用のいけすに使われている海水を抜き取って調べたところ、95のサンプルのうち9件で、天然の海水では考えられない100ミリリットルあたり1万個以上の腸炎ビブリオ菌が検出された。川崎市内では、同15万個を確認した例まであった。

 腸炎ビブリオ菌は主に、岸に近い海水中に生息する。菌が繁殖しやすい夏場には、河口部などで100ミリリットル中1000個程度の濃度になることがあるが、沖合の海水にはほとんど存在しないといわれる。

 いけすの水の高濃度汚染について、厚生省乳肉衛生課は(1)管理水温が高かった(2)同じ水を長期間使った(3)殺菌・浄化施設が不十分――などの原因があったとみている。流通業者に対しては、いけすには殺菌した海水を使用するよう求め、いけすの水が他の食品を汚染しないような対策を取ることを指導していくという。

病院給食でお年寄り38人が食中毒 横浜 (2000.11.13) asahi.com

弁当で25人食中毒 京都

2000.11.07 The sankei Shimbun
 京都市保健福祉局は七日、同市下京区の弁当店「べんと工房 四条河原町店」(田中正人店長)で六日につくられた弁当を食べた二十五人が下痢やおう吐などの食中毒症状を訴え、一人が入院したと発表した。いずれも症状は軽く、回復に向かっているという。

 同局によると、症状を訴えたのはいずれも下京区の生命保険会社で研修中の社員。六日、昼食用に注文した弁当を食べた。

 下京保健所は、同店を七日から三日間の営業停止処分とした。

神奈川などで10人食中毒 宮崎の飲食店販売の鶏肉

2000.11.4 The Sankei Shimbun
 宮崎県は四日、同県高城町内の飲食店が販売した鶏肉を食べた神奈川県座間市と宮崎県都城市の計十人が同日までに腹痛などの食中毒症状を訴えた、と発表した。症状は軽く全員快方に向かっているという。

 同県によると、患者から食中毒菌のカンピロバクターが検出された。両県の患者は親類関係といい、十月二十三日から二十五日にかけて都城市から送った鶏肉の刺し身を食べたという。

 同県は鶏肉を販売した「安藤かしわ店」(安藤秀一さん経営)を四日から二日間の営ニ停止にした。

すしで食中毒、赤痢菌検出/愛媛・今治

2000.10.22 The Sankei Shimbun
 愛媛県薬務衛生課に入った連絡によると、同県今治市のすし店で十四日から十九日にかけて飲食した三十五人が食中毒症状を訴え、うち十五人が一時入院した。一部の患者の便から赤痢菌が検出された。同課によると、食中毒症状を訴えた患者は全員快方に向かっている。また、三十五人の中には愛媛のほか大阪、兵庫、広島、島根の各府県の患者が含まれているという。

栃木県の高校生31人食中毒/長崎の修学旅行先

2000.10.21 The Sankei Shimbun
 長崎県環境衛生課に二十一日までに入った連絡によると、修学旅行で長崎市などを訪れた栃木県内の県立高校の男子生徒三十一人が、腹痛や下痢などの症状を訴えた。うち二人が長崎市と佐世保市の病院に入院したが、いずれも快方に向かっているという。

 長崎市保健所などは食中毒とみて、生徒が宿泊先などで食べた食物の検査をして原因を調べている。

 環境衛生課によると、同校の生徒、教師ら約二百九十人は、十九日に熊本市から長崎県島原市入りした。同日中に生徒七人が食中毒症状を訴え、病院で手当てを受けた。長崎市、佐世保市などを訪れた二十日にも、計二十四人が同様の症状になった。

 入院中の二人を除く二十九人は二十一日中に栃木県に帰る予定。

給食施設などの衛生不備の3割、保健所点検で見落とし (2000.10.12) asahi.com
 監察は昨年8月から今年10月まで実施された。総務庁が食中毒対策を中心に全国の学校給食施設など60カ所を選んで調査したところ、4000近い調査事項の約13%で不適切な点が見つかった。このうち152項目が保健所の一斉点検で指摘されていなかった。

自衛隊員144人が食中毒 記念式典の弁当が原因か (2000.10.02) asahi.com

学校給食で3人が入院/名古屋、腹痛訴え

2000.09.26 The Sankei Shimbun
 名古屋市守山区の苗代小学校(安藤修校長)六年三組で、二十五日に出された給食の「マグロと野菜のマヨネーズかけ」を食べた児童四人が腹痛などを訴え医師の診察を受け、三人が観察入院していたことが二十六日、分かった。四人とも症状は軽いという。三人は二十六日午後退院の予定。

 同小学校によると、担任の教諭が「マグロと野菜のマヨネーズかけ」から異臭がして、一口食べると舌がしびれたため、児童に食べないよう指示した。しかし出席児童三十六人のうち十三人が口をつけており、その中の四人が腹痛などを訴えた。ほかのクラスで異常はなかったという。

 同市食品衛生課によると、食材のマグロは名古屋市給食協会から配送されたもので、六年三組の児童が食べたのは同小学校に届いた二十三袋のうち二袋。一袋には異臭が残っていたという。

 同課などでマグロが原因の食中毒の可能性もあるとみて調べている。

都内の病院で食中毒、患者と職員40人が症状 (2000.09.23) asahi.com
 東京都衛生局は22日、社会福祉法人賛育会「賛育会病院」(墨田区、鴨下重彦院長)で、15日から19日にかけて、入院患者と職員合わせて40人がサルモネラ菌による食中毒にかかったと発表した。同病院で調理した給食が原因で、女性職員1人が入院した。入院患者も18人が食中毒症状を起こしたが、容体が特に悪化した人はいないという。墨田区は21日夕食から調理の自粛を指導、22日から5日間の調理業務停止を命令した。

 調理業務の停止中は、入院患者向けの食事を、系列が同じ特別養護老人ホームなどから配達するという。

営業自粛指示を無視の仕出し業者告発へ 東京・豊島区 (2000.09.21) asahi.com

すかいらーく系和食店でO157か 神奈川、埼玉で感染 (2000.09.18) asahi.com

富山刑務所で集団食中毒、男性服役囚58人が症状訴え(2000.09.14) asahi.com

学校給食で393人が食中毒症状/静岡・富士宮

2000.09.13 The Sankei Shimbun
 静岡県富士健康福祉センターに十三日までに入った連絡によると、同県富士宮市立学校給食センター(村松勉所長)の給食を取った市内の中学校七校の生徒ら三百九十三人が次々と腹痛などの食中毒症状を訴えた。いずれも症状は軽いという。

 健康福祉センターは学校給食による食中毒の疑いがあるとみて調べている。給食センターを管轄する市教育委員会は十三日、センターの業務を自主的に停止した。

 調べによると、給食センターは市内の小、中学校の給食約一万三千食を作っており、中学校十一校のうち七校の生徒が十一日夜から腹痛や下痢などの症状を訴えた。

ローソンが弁当2種類を回収 異臭の原因は牛丼たれ (2000.08.06) asahi.com

花火見物の船で58人食中毒

2000.08.06 The Sankei Shimbun
 岡山市生活衛生課は六日、花火見物の観光船上で、同市三浜町の「レストラン パパノエル」の仕出し弁当を食べた五十八人が吐き気や下痢などの食中毒症状を訴え、このうち同市内の女子大生(22)ら二十二人が入院したと発表した。全員快方に向かっているという。

 同課によると、観光船は岡山市内の住宅販売会社の社員らでつくる親ぼくグループが、五日夜に同県牛窓町で開かれた花火大会見物のためチャーターした。約二百八十人が乗船、弁当は二百四十七個が配られた。

 岡山市保健所は六日から五日間、同レストランを営業停止処分にした。

缶コーヒーに薬物混入の男を送検 滋賀県警 (2000.07.24) asahi.com

サミット外相会議警備の警察官14人が食中毒 (2000.07.16) asahi.com(時事)

山崎パンにカビ -近畿4府県に出荷 4000個自主回収-

2000.07.15 The Sankei Shimbun
 山崎製パン大阪第一工場(大阪府吹田市)が製造したパン「たっぷりチーズの男爵いもカレー」(百三十円)からカビが見つかり、同工場は十五日、同製品の生産を停止した。同工場は十一−十三日に製造した約二万二千個のうち約四千個をすでに自主回収しており、このうち計十一個からカビが見つかったという。食中毒などの被害は出ていないが、吹田保健所は同日午前、同工場の立ち入り検査を行った。

 同工場によると、十三日午前、大阪府門真市と兵庫県宝塚市のコンビニエンスストア二店から、十一日製造分の同製品について、「カビのようなものがついている」との苦情が同工場消費者相談室に寄せられた。担当者が現物を確認したところ、パンの端の部分に白っぽいカビが生えていたという。

 このため、同工場は同日、十一−十三日に製造した同製品を自主回収。回収できた四千百六十九個のうち十一日製造分の計十一個からカビが見つかった。食中毒が発生しやすい時期であることや、雪印乳業など食品会社に向けられた厳しい世論を考慮し、十四日製造分については出荷を中止。十五日から同製品の生産を停止したという。

 同製品は同工場で集中生産しており、大阪、京都、兵庫、奈良の四府県に出荷していた。

 同工場の皆木正由総務課長は「焼き時間が足らなかった可能性がある。こういう時期なので不安感を与えないよう出荷を中止し、その後の生産を取りやめることにした」と話している。

スポーツ飲料「スピード」回収 「さびくさい」と苦情 (2000.07.15) asahi.com
 キリンビバレッジによると、キリンスピードは、ビタミンB、C、Eやクエン酸、塩化カリウムなどを原料としている。湘南工場で製造しているほかの清涼飲料は異常がないため、キリンスピードに特有の原料であるビタミン類が、原料の段階か生産の途中に、暑さなどで劣化した可能性があるという。

老人保健施設「みやじま」のO157集団感染は給食の浅漬けが原因  (2000.07.12) asahi.com

13人からO26検出 大阪・寝屋川市の保育園

2000.07.08 The Sankei Shimbun
 大阪府感染症・難病対策課は八日、同府寝屋川市の保育園で園児や職員など計十三人が病原性大腸菌O26に感染した、と発表した。いずれも体内からベロ毒素が検出され、三人に下痢や腹痛の症状が出ているが、軽症。十人には症状が出ていない。

 同課によると、六月二十六日、同市内の医療機関から寝屋川保健所に「同園の女児(1つ)に少量の血便があり、便から026が検出された」と届け出があった。同課がさらに検査、園児の母親(31)と女性職員(35)、園児十人からO26を検出した。

 最初に感染が判明した女児は「六月十五日ごろから症状があった」といい、府立公衆衛生研究所で、保育園に保存してあった同月十三日と十四日に調理して出した昼食を検査したが、陰性だった。

 同課でさらに家族や園児の検査をするとともに、感染源や経路を調べている

東京都内の女性がO157感染、死亡 (2000.07.04) asahi.com

O157感染の患者死亡 神奈川・藤野町の集団感染 (2000.07.01) asahi.com

埼玉の老人保健施設で80歳代の女性からO157 (2000.06.25) asahi.com


ジャスコ、ハムのO157検査ミスで埼玉県に賠償求めず (2000.10.11) asahi.com

O157検査ミス問題で13人処分 埼玉県 (2000.07.24) asahi.com

埼玉県、O157問題で保健所長ら集め緊急会議 (2000.07.06) asahi.com

保健所の検査ミス受け、厚生省が緊急研修会  (2000.07.03) asahi.com

マニュアルも不完全 埼玉のO157検査ミス (2000.07.02) asahi.com

O157検査ミス、手で試験管を開閉 (2000.07.01) asahi.com

ジャスコが100億円規模の賠償請求を検討 検査ミス (2000.07.01) asahi.com

埼玉のO157検出ミス疑惑、照合用の菌が混入か (2000.06.29) asahi.com

米企業、O157検出で牛ひき肉120トン回収へ (2000.06.24) asahi.com
 O157は動物の大腸にすみ、とくに牛に多い。

ジャスコ、トーチクハム製商品を全面回収=O157検出で[時事通信社 2000年 6月21日 19:08 ]

 埼玉県内の食肉工場で製造されたハム類から病原性大腸菌O(オー)157が検出された問題で、ジャスコは21日、同社のプライベートブランド(PB)である「トップバリュ」の「ロースハム(スライス)180グラム」(製造日6月13日、正味期限7月12日)が回収命令を受け、この日の開店までに東日本地域のスーパーの売り場から撤去したと発表した。 

O157集団感染か? 神奈川で41人が下痢や発熱 (2000.06.20) asahi.com

茨城の社員寮で会社員、飲みかけの缶ジュース飲み重体 (May 21, 2000) asahi.com(時事)

缶ジュースに農薬、重体

2000年5月21日 21時36分共同
 茨城県八郷町の造園会社寮で20日午後、社員中条屋正治さん(59)が、食堂の冷蔵庫に入れてあった飲みかけのジュースを飲んだ直後、体の異常を訴え吐くなど苦しみだし、意識不明の重体。

 茨城県警が缶に残った内容物を鑑定した結果、除草剤や殺虫剤などに使う有機塩素系の薬物を検出。何者かがジュースに農薬を混入した疑いが強まり、石岡署は殺人未遂事件の捜査本部を設置した。

解雇の腹いせに薬品混入、58歳の元社員を逮捕(May 21, 2000) asahi.com
 茨城県八郷町山崎の造園会社「常南グリーンシステム」社員寮で20日午後、同寮に住む社員の中條屋正治さん(59)が、食堂の冷蔵庫から、飲みかけの缶入り炭酸飲料を取り出して飲んだところ、突然、おう吐しながら苦しみだした。中條屋さんは病院に運ばれたが、意識不明の重体。缶に残っていた炭酸飲料から有機塩素系の薬品が検出され、県警捜査一課と石岡署は21日夜、同じ寮に住む同社の元社員の無職菅田勝兵容疑者(58)を殺人未遂の疑いで逮捕した。菅田容疑者は「会社を辞めさせられたことに腹を立ててやった」と容疑を認めているという。

保育所などの食材、6割が定期点検なし 厚生省が調査

00:52a.m. JST April 22, 2000
 全国の保育所や老人福祉施設、障害者援護施設などにある計約3万1000カ所の給食施設の衛生度を、保健所職員が立ち入りして点検した結果、6割近くが食材の定期点検をしていないなど食中毒を防ぐ取り組みが不十分だった。厚生省は約60の点検項目について、施設ごとに3年以内に改善する計画を出させることを決め、21日に都道府県を通じて指示した。

 立ち入り点検は昨年4―12月に行われた。点検項目のうち「成績」が悪かったのは(1)食材の安全検査を定期的にしていない=57.6%(2)使う水の検査をしていない=42.3%(3)給食が食卓に出るまでの時間と温度を記録しない=33.5%など。前年に比べると改善が見られた。

練炭中毒で女性死亡

2000年3月26日 8時52分
 5日、和歌山県有田市宮崎町、無職中谷よしみさん(49)方で、親族ら9人が法事後の食事をし、8人が嘔吐(おうと)。中谷さんの姉沼田奈津美さん(54)=同県吉備町=ら2人の容体が急変し、死亡。もう1人の姉波戸たき代さん(56)も重症。同県警のこれまでの調べでは、食事後1時間ほどで8人が吐き、室内に練炭火鉢があったことが分かった。県警は練炭による一酸化炭素中毒とみている。

害及ぼす量の毒検出されず

2000年3月18日 12時56分
 滋賀県愛知川町の町立愛知川東小学校で、給食後の児童ら計127人が吐き気などを訴えた問題で、同県と県警は18日、児童の吐しゃ物や給食で出された食品を検査したところ、人体に害を及ぼす量の毒物は検出されなかったと発表した。

 県によると、簡易検査の結果、6年生の女児の吐しゃ物と食品の一部から微量のヒ素反応がみられたが、自然界に存在する程度という。

衛生管理改善、一部に遅れ

2000年1月24日 19時40分 共同通信社
 996年の、病原性大腸菌O157による食中毒多発を受け、学校給食施設の改善計画が進められている中、食材と器具の洗浄用流しを、別々に設置していない施設がまだ18.6%あるなど、一部で改善計画が遅れていることが24日、厚生省がまとめた98年度分の一斉点検で分かった。厚生省は、ハード面の整備で遅れが目立つとして、文部省に改善指導の再徹底を要請した。

食中毒で悪質すし店起訴

2000年1月21日 18時58分 共同通信社
 北海道小樽市のすし店「柏寿司」が昨年8月、集団食中毒による営業停止処分を無視して出前を行い、被害を拡大させた問題で、札幌地検小樽支部は21日、食品衛生法違反の罪で、柏寿司と柏博義社長(59)を起訴した。札幌地検によると、食品衛生法違反による公判請求は極めて異例。

長野と新潟でスキー客ら124人が生カキで食中毒

11:18p.m. JST January 14, 2000
 長野、新潟両県のホテルなどで宿泊客ら計124人が、岡山県産の生カキを食べ、下痢や吐き気、発熱など食中毒の症状を訴えていたことが14日わかった。いずれも食べた生カキや患者の便から小型球形ウイルス(SRSV)が検出された。宿泊客らの症状は快方に向かっているという。原因となった生カキは岡山県沖の瀬戸内海で養殖されたもので、同県漁業協同組合連合会が6日に13都府県に出荷していた。岡山県は14日、同連合会に対して出荷済みの生カキ約10トンの回収命令を出した。

 長野県によると、同県山ノ内町のホテルや更埴市の飲食店で、8日に生カキを食べた大阪府、神奈川県など11府県からのスキー客ら計71人が、下痢やおう吐など食中毒の症状を訴えた。

 また、新潟県によると、同県妙高村のホテルに8、9日に宿泊した大阪府や東京都、三重県など9都府県からのスキー客53人が食中毒になった。全員、夕食に生カキを食べていた。

 食中毒の原因となった生カキの消費期限は9日だった。出荷先は東京、大阪、愛知、長野、三重、岐阜、静岡、兵庫、岡山、群馬、千葉、栃木、広島の各都府県。新潟県には東京経由で入ったものと見られる。

みこら12人食中毒症状

2000年1月9日 19時44分 共同通信社
 佐賀県生活衛生課に9日までに入った連絡によると、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社で、10〜20代のみこ11人と男性職員1人の計12人が食中毒症状を7日夕から相次いで訴えた。いずれも症状は軽い。祐徳稲荷神社は給食施設を備え、約70人の職員が昼食時に利用。食品衛生法に基づく飲食店営業許可業者ではなく、保存食は残っておらず、原因食品がいつの食事に含まれていたかは特定できていない。

障害者施設で25人が食中毒

1999年12月30日 19時18分 共同通信社
 北海道食品衛生課は30日、厚田村の知的障害者援護施設「厚田はまなす園」で27日から28日にかけて、入所者20人と職員5人の計25人が下痢などの食中毒症状を訴え、病院で治療を受けたと発表した。既に全員が回復しているという。
食品衛生課によると、患者の便から小型球形ウイルスが検出された。江別保健所が30日から3日間、はまなす園の給食施設の使用を禁止し、原因を調べている。

料理店の食事で71人食中毒

1999年12月29日 16時19分 共同通信社
 群馬県衛生食品課に29日までに入った連絡によると、同県榛名町の料理店で食事をした71人が、下痢や発熱などの食中毒症状を訴えた。うち29人が診察を受けたが、いずれも快方に向かっているという。同県はこの料理店の食事が原因と断定し、29日から3日間の営業停止処分にした。症状を訴えたのは、今月19日から24日まで同料理店で忘年会などを行った県内の12グループ。

豊中市で購入の清涼飲料水に異物混入 男性が飲み吐き気

00:05a.m. JST December 25, 1999
 24日午後2時ごろ、滋賀県日野町中在寺の国道307号交差点で、乗用車を運転していた兵庫県川西市の男性会社員(51)が500ミリリットル入りペットボトルの清涼飲料水を開けて飲んだところ、気分が悪くなり、近くの会社に駆け込んで119番通報するよう求めた。男性は軽い中毒症状があるものの、町内の病院で胃を洗浄するなどの治療を受け、命に別条はないという。鑑定の結果、清涼飲料水の中から農薬や殺虫剤に使われる有機リン系化合物のフェニトロチオンが検出された。滋賀県警は傷害事件とみて捜査している。

 調べでは、男性はこの日午前8時半ごろ、大阪府豊中市内のディスカウント店で清涼飲料水を購入し、同僚と車で滋賀県の仕事先を回っていた。ペットボトルを開けた際、異臭がしたが、3分の1ほど飲み、気分が悪くなって吐き出したという。ペットボトルに穴などは見つかっておらず、男性はふたもしっかり閉まっていたと話しているという。

ポットに異物混入? 三重の工場で10人が吐き気や腹痛

9:04p.m. JST December 15, 1999
 15日午前9時半ごろ、三重県芸濃町椋本の「フランスベッド三重工場」(岡本俊男工場長・従業員72人)から、13日に事務所の電気ポットの湯を使って、コーヒーを飲んだ社員10人が吐き気などを訴えたと、津署に届けがあった。同署は、ポットの湯に異物が混入していた可能性があるとみて、ポットに残っていた湯を同県警科学捜査研究所で調べている。

 調べでは、13日午前10時から同日午後3時までの間に、事務所にあった電気ポットの湯を使ってインスタントコーヒーを飲んだ男性社員9人と女性社員1人が吐き気や腹痛を訴えたという。全員症状は軽く、入院した人はおらず、現在は症状はないという。

 これまでの調べでは、ポットの湯から、亜ヒ酸やアジ化ナトリウムなどの毒物は検出されていないという。ポットの湯を飲んだ社員は「いつものコーヒーとは違う味がした」と話しているという。


奈良橿原小の給食毒物混入で毒物放置した教諭を書類送検

4:13p.m. JST January 20, 2000
 奈良県橿原市立真菅小学校で昨年12月、理科実験で使用した水酸化ナトリウムの粒を児童が給食のカレーに入れ、ほかの児童4人におう吐させたなどとして補導された事件で、奈良県警は20日、担任教諭(35)を毒劇物取締法違反の疑いで、奈良地検葛城支部へ書類送検した。

 調べでは、同教諭は昨年12月7日の理科実験で、水溶液で渡すことになっている劇物の水酸化ナトリウムを粒のまま児童に配った。さらに実験後に回収し、毒劇物取締法などで、中和するか薄めるかして廃棄しなければならないと定められているこの粒約100個を理科室のくずかごへそのまま捨てた疑い。

 同教諭は実験中にも、水酸化ナトリウムの粒を教卓の上に放置しており、児童の1人がここから約10粒をハンカチにくるんで持ち出し、給食のカレーに混入したとされる。

 調べに対し、同教諭は「廃棄のときには、中和などの措置をとらねばならないことは知っていたが、そのあとの給食の準備などで時間がなく、そのまま捨ててしまった。事件になってしまい、責任を感じている」と話しているという。

劇物混入は小6女児

1999年12月13日 19時51分 共同通信社
 奈良県橿原市の市立真菅小学校で今月7日、6年生のクラスの一部児童が、劇物の水酸化ナトリウムが混入された給食のカレーを食べ、うち4人が口の中がただれるなど約1週間のけがを負った問題で、奈良県警は13日、同じクラスの女子児童(12)を補導した。女児は「仲のいい女の子に、別の女の友達がいて、わたしのことを嫌いと言っていた」などと話し、反省しているという。

奈良・給食への水酸化ナトリウム混入事件で児童を補導

8:35p.m. JST December 13, 1999
 奈良県橿原市立真菅小学校で今月7日、給食のカレーを食べた児童4人がおう吐するなどした事件で、同県警少年課と橿原署は13日、カレーに水酸化ナトリウムの粒を入れたとして同校の児童を補導した、と発表した。この児童は授業中に理科室から水酸化ナトリウムの粒を約10個持ち出したといい、県警は学校側の管理にミスがあり、毒劇物取締法違反の疑いもあるとみて、担任らから事情を聴く。

 県警の発表によると、この児童は給食時間中の7日午後零時半ごろ、理科室から持ち出した水酸化ナトリウムの粒(約0.12グラム)3―5個を故意に空の器に入れた。その際、カレーのルーが入った大なべにも過って3粒程度をこぼした。児童は器にカレールーを盛り、1人の同級生の席へ運んだ。分量などを比較してこの同級生との間でカレーを取り換えた別の児童と、大なべから盛られたカレーを食べた3人に約1週間のけがをさせたとされる。

 補導された児童は「共通の友人を巡って、仲のよくない同級生がおり、本当はこの子に食べさせて学校を休ませたかった。こんな大きなことになるとは思わなかった。反省している」と話しているという。県警は近く、この児童の書類を同県高田児童相談所へ送る。同相談所が面接調査や指導をしたうえで、必要があれば家裁へ送致するという。

カセイソーダ混入と断定

1999年12月8日 18時54分 共同通信社
 奈良県橿原市の市立真菅小学校で給食のカレーを食べた6年生6人が嘔吐(おうと)するなど異常を訴えた騒ぎで、同県警は8日、食べ残しなどの分析結果から、カレーに水酸化ナトリウム(カセイソーダ)が混入されていたと断定した。騒ぎがあったクラスは、給食直前の理科実験で粒状の水酸化ナトリウムを使っており、県警はこれが何らかの理由で混入した疑いが強いとみている。

給食のカレーで舌にしびれ、児童4人が病院へ搬送 奈良

10:36p.m. JST December 07, 1999
 7日午後零時20分ごろ、奈良県橿原市曽我町の同市立真菅小学校(中南修一校長、児童762人)の6年2組の教室で、カレーライスなどの給食を食べていた同クラスの児童31人のうち、男児3人、女児1人が舌のしびれなどを訴えた。4人のうち2人はおう吐し、1人は口に入れてすぐ吐き出し、残る一人は飲み込んでしまったという。

 同市教委などによると、学校側は校医の指示で4人のうち2人を同市内の県立医科大付属病院救命救急センター、2人を大和高田市の同市立病院へ運んだ。口の中や唇などに炎症を起こしたり、腹痛を訴えたりしている。県立医科大の2人は入院したが、命に別条はないという。大和高田市立病院の2人も点滴を受けて帰宅した。このクラスの4人以外に症状を訴えた児童はいない。

 学校側によれば、給食はカレーライスのほか、福神漬け、ゆでトウモロコシと牛乳。

 同県警捜査一課と橿原署の調べでは、同組は3、4時限目に1階の理科室で、塩酸の薄い水溶液と、水酸化ナトリウムの錠剤を溶かした水を混ぜて反応を見る実験をしていた。外部から侵入した形跡はないという。

 県立医科大で症状の出た児童の食べ残したカレーを調べたところ、強いアルカリ性の反応が出た。カレーの大なべからは反応が出なかったという。県警は、だれかが故意に水酸化ナトリウムをカレーに入れた可能性もあるとみて、カレーの残りや児童が吐いたものを同県警科学捜査研究所へ送り、鑑定を急いでいる。


すき焼き弁当で食中毒

1999年12月6日 16時18分 共同通信社
 大阪市旭区の障害者施設で弁当を食べた職員24人が食中毒症状を起こしていたことが、6日分かった。いずれも症状は軽いという。

 旭保健所によると、3日午前10時ごろ、同施設から「職員らが弁当屋の弁当を食べて腹痛を訴えている」と連絡があった。2日の昼食に「ほっかほか 玉屋工大前」(大阪市旭区)のすき焼き弁当を食べた59人のうち職員ら24人が腹痛、下痢の食中毒症状を起こした。

食中毒患者771人に

1999年11月12日 20時17分 共同通信社
 愛媛県土居町で8日ごろから、町内の幼稚園児、小・中学校の児童・生徒、教職員らが相次いで下痢などの食中毒症状を訴えた問題で、県薬務衛生課は12日、その後の調査で新たに268人が、症状を訴えていたことが分かり、患者は計771人になったと発表した。幼稚園の男児(5っ)ら10人が新たに入院、入院は計13人となった。入院患者の症状は比較的軽いという。残る生徒らは軽症。

店で毒キノコ出し食中毒

1999年10月23日 15時49分 共同通信社
 福島県生活衛生課は23日、同県下郷町の食堂で出された毒キノコの入ったみそ汁を食べた客ら7人が、食中毒になったと発表した。全員、快方に向かっているという。同課によると、同県内と新潟県から来た5人の客が22日午後零時半ごろ、食堂で出されたキノコ汁を食べたところ、吐き気や下痢などの症状を訴えた。従業員2人も昼食としてキノコ汁を食べ、同じ症状になった。

福井の旅館で30人食中毒

1999年10月15日 19時44分 共同通信社
 福井県に15日までに入った連絡によると、同県高浜町の旅館「むらみや旅館」(村宮俊明代表)で、9日の昼食と夕食を食べた旅行者など計71人のうち、4〜65歳の男女30人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち小学生の男女2人が入院した。2人は快方に向かっているという。小浜保健所は同旅館を2日間の営業停止処分にした。

大井競馬場の従業員が食中毒 35人が発症、5人入院

6:57p.m. JST October 14, 1999
 東京都衛生局に14日入った連絡によると、品川区の大井競馬場で9月23、24の両日、サンドイッチを食べた従業員35人が下痢や腹痛などを訴え、5人が入院した。患者の1人からサルモネラ菌が検出され、都は同菌による食中毒とみて調べている。入院患者のうち埼玉県の女性(66)が急性腸炎のため9月26日に死亡したが、検便などをしておらず、死因と食中毒との関連は判明しなかったという。

 サンドイッチを製造販売した大田区大森北2丁目、伊勢勝商店(亀森俊昭さん経営)は、14日から営業を自粛するとともに大田区が営業停止処分を検討している。同商店は競馬の開催日に従業員向けにサンドイッチを売っていた。

修学旅行中の福島の高校生ら集団食中毒、8人入院 京都

10:02p.m. JST October 08, 1999
 修学旅行で京都市に滞在していた福島県立福島高校の一行414人のうち、生徒167人と教諭8人、添乗員1人の計176人が、下痢、吐き気、発熱など食中毒症状を示したと8日、県生活衛生課に連絡が入った。1人は7日から京都市内の病院に、7人は8日に福島市に戻って入院した。残る168人も京都市内や福島市内で通院治療を受けたという。

 同課によると、生徒らは6日から京都市内のホテルに泊まり、7日はホテルで朝食を食べた後、自由行動でグループごとに奈良、京都、大阪、神戸を見学し、昼食はばらばらに食べた。同日午後5時過ぎから、次々と症状を訴え始めた。京都市と福島県が検便などをし、生徒らが食べたメニューの残りを調べている。

グリコ・森永脅迫 事件発生15年、迷宮入りの様相

1999年10月2日 16時43分 共同通信社
 1984年3月の江崎グリコ社長誘拐を発端としたグリコ・森永脅迫 事件(警察庁指定114号)は来 年2月の最終的な公訴時効の成立 まで4カ月余りに迫った。10月は、一連の青酸菓子ばらまき・殺人未 遂事件(公訴時効15年)のうち兵 庫、大阪、京都と愛知の一部の時 効が成立。戦後事件史に残る“迷 宮入り“の様相を強めている。

芦原温泉旅館で31人食中毒

1999年9月28日 17時13分 共同通信社
 福井県福祉保健部に28日入った連絡によると、福井県芦原町の芦原温泉の旅館「開花亭」で、25日の夕食を取った31人が腹痛などの食中毒症状を訴え、うち13人が医療機関で手当てを受け、2人が入院した。全員が快方に向かっているという。福祉保健部によると、開花亭には25日、長野など9都府県の10グループ60人が宿泊し、刺し身や揚げ物などの夕食を取っている。

総務庁が2省庁に毒劇物の管理強化を通知

10:55p.m. JST September 24, 1999
 和歌山県の毒物混入カレー事件をはじめ全国各地で相次ぐ毒物混入事件を受けて、総務庁行政監察局は、毒劇物を取り扱う事業者や大学を対象に毒劇物の保管状況について行政監察をした。その結果、毒物・劇物取締法やこれに伴う厚生省通知を守っていない、ずさんな管理をしていた事業者が全体の7割以上に達していることが分かり、総務庁は24日、適正な管理を指導するよう厚生省と文部省に通知した。

 対象は、青森、栃木、石川、大阪、福岡の5府県で毒劇物を取り扱う142の事業者と12の大学・高校。事業者のうち、▽専用の保管場所がない▽保管場所に錠がない▽他の薬品と一緒に保管している▽使用量や在庫量を把握していない、など法や通知を守っていないところが104事業者(73%)に上った。

 また、大学・高校でも同様に不適切な管理が目立ったが、高校では100%が法や通知に違反していたのに対し、公・私立大学では77.8%、国立大学では26.5%と管理状況に差がみられた。

 総務庁は「事業者や大学に適正な保管の認識が足りないうえ、都道府県による立ち入り検査が不十分で、法令違反を繰り返しても登録取り消しや業務停止などの行政処分をほとんど行わないことがずさんな管理を招いている」と分析。厚生省には「都道府県に効率的な立ち入り検査を指導し、悪質な事業者には行政処分や告発を厳正に行う方針を明示する」よう通知。文部省には「各教育研究機関に適正な管理体制の強化を指導する」よう通知した。

シロアリ駆除業者を届け出制に 和歌山カレー事件契機に

3:26p.m. JST September 24, 1999
 厚生省は、シロアリ駆除業者のうちヒ素化合物を使用している事業者を都道府県知事への届け出が必要な事業者とすることを決めた。和歌山の毒物カレー事件で、シロアリ駆除業者が使用する毒劇物の管理が不十分だったり、毒劇物の受け渡しがあったりしたことが明らかになり、監視の対象にする必要があると判断した。毒物及び劇物取締法の政令改正案が24日の閣議で了承され、29日に公布される予定。

 毒物及び劇物取締法では、毒劇物の販売、製造、輸入業者は厚生省または都道府県に登録することが義務づけられているが、毒劇物を使用する業者については原則として、届け出る必要はないことになっている。

 しかし、業務上取扱者の中でも、(1)電気めっき業(2)金属熱処理業(3)塩酸や硝酸などこぼれたり蒸発したりすると危険な毒劇物を5000キロ以上車で運ぶ運送業――については監視が必要として、都道府県知事に届け出ることになっている。

 今回の政令改正で、その届け出が必要な業者の対象として、ヒ素化合物を使用しているシロアリ駆除業者が追加される。
全国にはシロアリ駆除業者は約4000ある。

北里研で医師ら86人食中毒

1999年9月17日 20時45分 共同通信社
 東京都衛生局によると、東京都港区白金、北里研究所の職員食堂で食事をした研究者や付属病院の医師、看護婦が今月8日から13日にかけ相次いで吐き気や下痢の食中毒症状を訴え、症状を訴えた人は17日までに86人に上った。

 北里研究所側の独自検査で患者から毒素原性大腸菌O25が検出された。都衛生局によると、この菌はO157に比べ症状は軽く、今回も入院患者はいないという。

清水市の料理店で食中毒

1999年9月9日 18時13分共同通信社
 静岡県健康福祉部に9日までに入った連絡によると、静岡県清水市の料理店「魚こう」で調理された料理を5日に食べた横浜市や京都市などの18人が、下痢などの食中毒症状を訴え、患者から腸炎ビブリオを検出した。うち4人が入院し9日現在、清水市の無職女性(75)ら2人が入院中。

 県中部保健所は9日、魚こうを営業停止処分にした。

大学生ら36人が食中毒 香川・小豆島のペンション

7:54p.m. JST August 22, 1999
 香川県生活衛生課に22日入った連絡によると、小豆島の同県内海町西村、ペンション「バァンキャトル・ウ」(滝本秀樹さん経営)に泊まっていた岐阜や京都の大学生ら36人が下痢、腹痛などの食中毒症状を訴えた。入院患者はいない。共通の食事がペンションで提供されたものだったため、土庄保健所はこのペンションを原因施設と判断、22日から5日間の営業停止処分にした。

 同課によると、このペンションで16日から20日まで合宿をした岐阜大学の音楽サークルの学生37人のうち17人と岐阜女子短大の5人のうち2人が、19日朝から下痢や腹痛の症状を訴え、帰県後、岐阜市内の病院で8人が受診したと、岐阜市保健所から連絡があった。

 同じペンションで17日から20日まで合宿した花園大学(京都市)音楽同好会の26人のうち15人と、ペンションの従業員2人も同様の症状を訴えていたという。

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