吟詠練習
1.
共通語アクセント(教科書に記載)で、何回も声に出して素読する。
2.
語句の意味・詩の意味・背景を等をリ理解する。→詠っている時に脳裏に浮かべる。
3.
吟詠の姿勢→脱力してゆったりとした自然体。
両肩の力を抜き、両腕は自然に垂れ下げ、手は軽く握る。(拳にしない。)
両足は肩幅程度に開き、体重は土踏まずに均等にかける。
両脇は伸ばしきらず若干弾力性を持たせて立つ。
背筋を軽く伸ばし、上半身をやや前方に倒し腰を引き下腹部に力を入れる。
女性は、両足を開かず、楽な範囲で半足長、どちらかの足を後方に引き、体重は前に出している足のつま先にかけるように立ち、手は左手を上に腹の上で軽く組ませても良い。
4.
母音の発声→口の形と口腔内の共鳴する位置の確認
5つの母音(ア、エ、イ、オ、ウ)と撥音(ン)
ア @あくびをするときのように。A共鳴の位置は、真ん中よりやや前。
イ @口を横に開き、上下の歯が軽く合う程度で。
A共鳴の位置は、口腔内の下半分、奥歯の方に響かせる。
ウ @下顎の開きをやや狭くし、脣をつぼめて突き出すようにして 発声。
A共鳴に位置は、口腔内の前半分に響かせる。
エ @口を軽く上下に開き奥歯を少し開く、横に軽く引く。
A共鳴の位置は、口腔内の上半分、目尻の下にある骨のあた りに響かせる。
オ @唇をつぼめて丸く前に突き出した形で喉の奥を十分に開く。
A共鳴の位置は、口腔内の後ろ半分、共鳴が深すぎると声が籠 る。
ン @唇を軽く閉じて鼻腔に共鳴させながら両眉毛の間から頭上に 共鳴させる。
A唇を軽く閉じて舌の先を上歯の付け根に付けるようにする方 法もある。
5.
子音の発声 子音 50音表( Ka Ki Ku Ke Ko, ta ti tu te to・・・)
ア、
子音を明確に発声するには、生み字の母音に変わる前の障 害を経て外へ出ようとするところをしっかりと長めに發音し てみよう。
イ、
子音を延ばすと必ず母音に導かれていくが、導かれた母音の ことを、母音の生み字と言う。
6.
腹式呼吸→横隔膜の位置を意識する。
吐く(口)→吸う→(鼻)止める→」下腹を絞る、横隔膜を(張る)支える。(胃の上部(みぞおち部分)が固くなって膨らむ。→横隔膜を支えるまでの準備ができてから吟詠に入る。
*コンダクター・伴奏曲を聞く、最後の音を聞く聞く前に、息をしっかり吐いて、しかり吸って、止めて、→支えておいて、最後の音を聞いて、吟詠に入る練習をする。ここ大事!
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