敵を狙ってロックオン!!
「ロックオン機能」
光線銃で撃ち合うオモチャは他社からも出ているが、そのなかでセガのロックオンシリーズが際立っているのはズバリ、「ロックオンシステム」を搭載しているからだ。
商品名にまでなっている事からもこのシステムがシリーズの重要なポイントである事がわかる。
ロックオンでは他の光線銃トイと違って、敵チームの銃がセンサーに向けられると、ヘッドセット(ターゲットユニットと呼ばれる)が警告音を発し、ディスプレイの表示が点滅するようになっている。
狙った相手のターゲットユニットが鳴っている時に撃てば、絶対確実に命中させる事ができるのだ。
だから、この「確実にヒットできる状態」を「ロックオン状態」と呼ぶわけだ。
こう書くとなんだか攻撃側にばかり有利なようだが、実はそうではない。
この機能は、実は防御側にとっても有利な面があるのだ。
敵に狙われていることをセンサーが教えてくれる訳だから、撃たれる前にすばやく身をかわせば、避ける事ができるのだ。
結局、お互いに相殺されて攻守の間に差はない。だが、無意味という訳ではない。
光線銃の撃ち合いでは、エアガンによるサバイバルゲームなどとは違って、実際に弾丸が見える事もなければ流れ弾が身体をかすめる事もないわけだが、このシステムのおかげで、あたかも自分の周囲をエネルギー光線が飛び交っているかのような気分が味わえるのだ。
飛び交う光線の中、敵の攻撃をかわしつつ戦う。この光線銃トイ史上最大の革命的システムはもっと評価されても良いと思う。