サイバービット、スタンバイ!!

ZAC(Zero−section Armed Constable)のサイバーコップ達は、専用車両「ZACローダー」に連結、牽引されているコンテナ内部の「ビットステーション」で「ビットスーツ」を装着、驚異的なパワーを発揮する!!

 

サイバーコップ・フィギュア

「サイバービットシリーズ」のフィギュアは、当然ながらビットスーツを装着した、サイバーネージョン後の姿を再現している。

十年以上も前の商品であるのにもかかわらず、パッケージに大きく「フィギュア&ブラックチェンバー」と書かれているのも面白い。
今でこそ「フィギュア」という言葉も一般に知られるようになったが、当時はまだそれほど浸透しているという訳ではなかったことを考えれば、タカラが幼児層だけでなく、やや上の年齢層をもターゲットとして狙っていた事がわかるだろう。

 

撮影用のスーツとは似ていない部分も多いが、デザイン画にはこちらの方が近い。体型もスマートである。
関節の可動範囲は結構広いし、ポリ部品も多く使われているので動きもスムーズだ。難点を言えば肩の形状のために、腕を真横に伸ばせないのが少し残念なのだが、サイバーウェポンを固定するジョイントにもなっているので、これは仕方が無い。

「アクションフィギュア」などといわれていながら、実際にいじってみるとあんまり動かない玩具は結構多い。最低でもコレぐらいは動いて欲しいものである。

 

驚きの三重構造

フィギュア本体の特徴として、胸アーマーの着脱が可能だ。
この時期は、聖闘士聖矢のヒットによって、本家バンダイを中心に鎧モノのオモチャがいろいろと登場した頃でもあるし、おそらくはその影響であろうと思われる。

残念ながら着脱可能なのは胸と腰、それに肘の部分で、マスクや手足のアーマーを外す事は出来ないのだが、それだけにプロポーションと可動は両方とも素晴らしい。
また、この胸アーマーはプラ製の本体の上に、さらにアルミ製のパーツが装着されていて、二重構造になっているのだ。他に、サイバーアームをセットするための腕のジョイントもアルミパーツとなっている。アルミとはいえ金属パーツである。メッキパーツとは全く違うその質感は絶品だ。

さらに良く出来ているところは、外した胸アーマーの下はちゃんとZACの隊員服になっているところだ。
着化指令や装着変身などの、鎧を外すと単純な黒い色の可動素体があるだけ、というヤツとはえらい違いである。

こういった、細かいところに気を配ったつくりが、サイバービットシリーズの大きな魅力であるといえよう。

 

 

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