ブラックチェンバーの出番だ!!

 

サイバーコップには、いつも様々な困難が待ち受けている。
行く手を塞ぐ障害物、ハルコスやオミノス等の恐るべき強敵、大型のメカニックなど……。
だが、彼らは慌てない。心強い味方がついているからだ。
「ブラックチェンバーの出番だぜ!!」
専用端末、あるいは公衆電話や銀行のキャッシュディスペンサーなど、各所にある対応機器のスロットに、ZACメンバーだけが持っているカードキーを挿入、ナンバーを打ち込む!
待つ事しばし……。

ZAC本部では、現場からの要請信号を受信すると同時にブラックチェンバー倉庫のシステムが作動を開始する。ずらりと並んでいる黒いトランク。これがブラックチェンバーだ!!
指示されたナンバーが記された黒のケースは次々とチェンバーチューブへと送り込まれていく!!
TOKYO−CITYの全域にわたって埋設されているブラックチェンバー輸送用の地下チューブ網を通って、特殊装備が瞬く間にサイバーコップのもとへ到着する!!

「来たっ!!」
何の変哲も無い舗装道路がガバッと持ち上がり、地面に開いた扉からブラックチェンバーが飛び出してくる!!
各自がケースを開き、中の部品を手早く組み立て、腕に装着!

「セットアーム!!」

特殊装備を装着したサイバーコップは、無敵だ!!

 


ずらりと並んだブラックチェンバー!!

 

秘密の黒いケース

可動フィギュアものには、たいてい武器や装備品がセットになってるものだが、サイバービットシリーズの秀逸な点はそれを収める専用ケース「ブラックチェンバー」がちゃんとついてくるところだ。

黒いトランクを開くと、中には分解された、あるいは折りたたまれた部品が入っていて、それを組み立てるとたちまち秘密兵器が完成する……スパイ物などでよくあるパターンだ。男の子なら誰でも憧れた事のあるシチュエーションだろう。
サイバービットシリーズに付属してくるブラックチェンバーは、そういった男心を刺激する、イカしたアイテムなのだ!

ただ単に箱があるだけではなく、収納する装備それぞれがピタリとおさまるようにケース内の赤い内張りの部分もきちんと再現されているのはさすがである。
もちろんトランクをフィギュアの手に持たせる事も出来るぞ。

 


おでかけですか?

 

ケースの中から出てくるものは……?

収納されている装備類はいずれもリアリティ重視のデザインで非常にカッコイイ。中にはドリルやら刀などといったマンガ的なものも含まれているが、それでもリアル感を損なわないようにかなり気を配られていてあまり違和感は無い。

シルバーを基調としたカラーリングが、リアル感をさらに高めている点も見逃せない。
このシルバーがピカピカのメッキではなく塗装表現で、しかもその色が上品なフラットアルミだったりするあたりがまた素晴らしい。塗りの仕上げも非常に丁寧である。

 

さらなるこだわり

装備類のリアリティをさらに高めている要素として、マーキング用のシールがある。
紙製のぶ厚いものではなく、薄い透明フィルムに印刷されているので、余白の部分がみっともなかったり、シールである事が目立ったりということがあまりない。

それも、なんとなくそれらしいデザインのシールに「好きな所に貼って下さい」などと書いてあったりするようないいかげんな物ではない。
一つ一つのマークや書き文字にちゃんと意味があるのだ。
貼る場所も指定されていて、きちんと貼れば各部の機能や性能が表現されている事がわかるだろう。

ケースの蓋の裏側に貼るようになっている説明書きなどは絶品だ。

 

 

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