コンボイ ロボットモード

サイバトロン戦士、トランスフォーム!!

 

 

コンボイ司令官は、後部コンテナを切り離してロボットにチェンジする。
今時のロボット玩具に比べるとさすがにやや古さを感じさせる部分もあるが、それでもなかなかのカッコよさだ。変形そのものは単純だが、旧カーロボなかではかなりプロポーションがいい部類に入る。並べるとほかの連中よりも少し大きいのが、またいいカンジだ。
関節の可動範囲も今のカーロボにはさすがに劣るが、この時代の玩具にしては、腕などはわりとよく動くほうだと思う。

問題なのはロボット時の拳や手に持たせる銃が車両形態時に余ってしまう事だ。
ただ、最近の玩具と違って、旧カーロボット時代の玩具では「武器とパンチは余りパーツ」というのが当たり前だったから、その点は多少割り引いて考えてもいいだろう。
それにコンボイの場合はコンテナ内にしまっておく事ができるから、他のカーロボットに比べると紛失しにくいし、まだいいほうだと思う。

 

 

 

ファイヤーコンボイなどと比べるとサイズは小ぶりだが、ダイキャストを使ったボディの重量感はなかなかのもので、手に持ったときの感触も結構いい。
この辺はポピーの「超合金」がヒットし、「ロボット玩具はとにかく合金製」だった時代を思い出させてくれて、15年という時間の流れを感じてしまう。
ロボット玩具の場合、プラスチック製の軽いものよりもズシリとした重みや冷たい肌触りの金属製ロボのほうにシビれてしまうのはわしだけではないだろう。金属だと、ミニチュアとはいえいかにも鋼鉄で出来たロボットらしくて、触っているだけで何ともいえないイイ気分になってくるものだ。今の子供はどうだか知らないが、わしと同年代の人なら、この気持ちはきっと解ってもらえるものと思う。

また、ダイアクロン時代は、人間が乗り込んで操縦する戦闘メカという設定だった。そのため操縦席の部分には、ちゃんと同スケールのフィギュア「ダイアクロン隊員」が乗り込むことができるようになっている。
自動車の運転席がそのままロボットの操縦席になり、窓から人形の姿が見える、というのがイカすポイントなのだが、残念ながらトランスフォーマー版では人形は削除されてしまった。当然ながら今回の復刻版でもついていない。ちょっと残念だが、「バトルコンボイ」ではなくて「コンボイ司令官」なんだからこれは仕方がない。

 

 

次へ