誤字がいっぱい〜〜なんだけど
直そうと思ったら・・どこだっけ?になるので
挫折・・じぶんで適当に直してお読みください。
もし読んでいただけるなら〜〜



私はルビー・・・白い猫です。
住んでる所は、ホテルの最上階
でもご主人様はめったに帰らないの・・・・
そう私のご主人様は・・・・key

ニャア〜
key「ふ〜久々の我が家だな・・・なんだルビー」
ルビー「ニャア・・・・」
ホテルマンが出て行くのを見届けると・・ルビーは人型に姿を変える
key「大きくなったな〜でも人が来たら猫に戻るんだぞ」
ルビー「どうして・・いいじゃない」
key「私がロリコンに思われるじゃないか?」
ルビー「早く大人になりたい・・どうして私の外見は何時までも子供のままなのだろう?」
key「さあな・・・」
ルビー「わあ・・また女の香りが、いやだ・・・keyお風呂に入って落としてよ・・・・」
key「うるさいヤツだな・・・俺は疲れてるんだ・・少し寝るぞ」
ルビー「もう・・key寂しかったんだぞ・・何時も何時も
そりゃあ雪の中で・・・死にかけていた私を助けてくれたのは感謝してるけど
心も体も何時も・・ココには居ない!私の傍には居ない。あなたの心は
どこにあるの?」

それでも今回は・・どう言うわけか1ヶ月経ってもkeyはどこにも行きませんでした!今回の仕事はどうやらこのフランスの様です。私はとても嬉しかったのですが・・それは1人の男の訪問によって・・変わりました。
それまでkeyはけして・・この部屋に女だろうが男だろうが・・・
私以外の生き物を上げる事がなかったのです。
まあホテルマンは別として・・・
それに私は・・・keyが私の前であんな事をするなんて思わなかった。
その男の名はガクト
私は彼が来るたび・・・格闘してます。
しかし彼は私がジャレてるとしか思ってないみたい・・悔しい。

ドンドン・・ドン
王子「ねえ・・key入れてよ・・・」
key「またどうしたんだ?なんでココまで」
王子「だって・・keyこの1ヶ月指輪に呼びかけても出てこないじゃないか
心配だから・・シノンに聞いて来たんだよ。俺マズイ事言った気がして」
key「出て行かなかったのは・・大切な用事があったからだ。
それにガクトは,何でもない事で私を呼ぶので碧の声だけに反応する様に
してたからね。でもよくシノンが口聞きましたね。」
王子「それはそれ・・チョット下僕の歯ブラシを・・んね。」
key「ん・・ね!じゃない貴方って人は・・・・」
王子「まあいいじゃない・・・それよりこの猫は?珍しいねkeyが
子猫を飼うなんて・・あれこの猫ドコとなく・・下僕に似てる
下僕と言うより・・フルールに」
key「ああおいで・・ルビー!雪山で拾ったんだ・・」
ルビー「にゃあ〜(この男誰?フルールて誰なの?)」
王子「こんにちは・・僕ガクトもう少し育つと凄い美人になるね。」
key「オイオイ猫だぞ・・・」
王子「ただの猫が・・keyと暮らせるわけないじゃないか!
楽しみだね」
key「そうなっても・・お前には関係ない」
王子「key親ばか・・それとも自分で食ちゃうの?」
key「そんな事はしない・・考えがあるんだ・・・」
王子「何時も何時もよく我慢できるね・・keyは」
key「ガクト・・・・」
王子「また地雷踏んじゃった?ごめんね。今日はね慰めて欲しいんだ。」
key「また・・どうしたんだ?」
王子「その前にワイン頼んでよ!いいでしょ?」
key「待ってろ・・・・」
keyが・電話でワインと果物を頼んでる間にあの男は・・・
部屋のなかを物色して・・勝手にバスルームに入って遊んでいた。

ルビー「にゃあにゃあ〜(key!あの人勝手に湯船で歌ってるよ
まあ・・上手いけど)」
key「ん!ルビーガクト・・バスルームか」
そう言うと・・keyはグラスにワインを注ぎそのままバスルームへ
key「お前がここに来るってことは・・・フルールと喧嘩か?」
王子「違うよ・・・チョットね」
key「失恋か?」
王子「そんな所・・・・・だからねえkey慰めて」
そのままkeyを見つめる王子
ルビー「にゃー(なに言ってるのこの男)」
key「・・・・そんなおねだりを俺にするのは,お前だけだぞ」
ワインを・・王子に渡す。
王子「ハハ・・ありがとう!ねえだってこんなお願い下僕には出来なもの
だめ?」
key「いいよ・・・後でな」
王子「一緒に入ろうよ・・ねえ早く変身して」
key「まだ仕事があるんだ・・今日帰ってからな」
王子「じゃあそれまで・・・休んでていい?」
key「いいぞ・・」
そのまま軽く口付けを交わし・・・keyは部屋を後にした。

(ええ・・何今の・・・)

そのまま夕方まで私は・・そのガクトと2人きりだった。
ガクトはテラスに出て・・風邪に吹かれながら本を読んでいた。
何を読んでるのか気になって後ろから見ると・・マンガだったけど
まったりとしたその光景は・・日が暮れるまで続いていた。

ルビー「にやああ・・・(風邪引くぞ)」
王子「う〜ん!ああ確かルビーだっけ中に入ろうか?おいで」
ルビー「にゃ・・・(いい!いゃだって)」
格闘しながらも負けてしまった私は・・噎せ返る香りのガクトに抱かれ
今度は・・広間のソファーで何時の間にか寝てた.一生の不覚!!

仕事から帰ったkeyの足音で目が覚めた私がドアの前で見たものは・・
とてもナイスバディなkeyの姿だった
ルビー「にやあ?(key?本当なの・・・)」
key「忘れたの・・ルビー・・こら!ガクト何寝てるのもういいのか」
王子「わあkeyお帰り遅いよ・・まずはハグハグチュ」
key「もう元気になってるじゃないか・・帰ったら〜」
王子「そんな事言わないでよ・・ねえルビーからも言ってよ」
ルビー「にゃ!(何言ってるの・・帰れば)」
key「わかったよ・・・じゃあ先に部屋に行って待っててくれ!
シャワー浴びてくる。」
王子「逃げないでね・・・待ってるよ。」
key「わかった・・・・・・」


そして・・情事の後
(この前は想像してね。または希望者には考えます。)
髪を書き上げながら・・・
key「私にもタバコくれるか・・・」
王子「いいよ・・ハイ!ねえkeyも何かあったの?」
key「何でだ・・・・・」
王子「よくわかんないけど・・そんなにkey乱れた事なかったじゃないか?」
key「お前が上手くなったんだろう!」
王子「そうかな・・・じゃなくてkey!」
そのまま王子の胸に寄りかかって
key「久々女の姿になったからかな・・・今だけ甘えていいか?」
王子「本当におかしいよ!でも嬉しいなkey」
key「・・・・・・・」
王子「(どうしたんだタバコにも火を点けないし・・・)
また来るからkeyいいよね。」
key「フルールには心配かけるなよ。」
王子「・・・なんかかわいいな今日のkey!(パッーン)痛いな〜」
key「いい気になんなよ。」

うええ〜んどう言う事・・・あんなkey見たことないし
あんなあんな事するなんて・・・・
それに・・・私のkeyなのに・・・ガクトのヤツ!!

にゃあ〜

key「寝てたのか!」
王子「ああkeyおはよう!朝食は適当に頼んだよ!僕はフレッシュグレープ
フルーツジュースだけでインだけど!ルビーがイロイロ欲しがったから」
key「ああありがとう・・しかしよくルビーの言葉がわかるな!」
王子「どうしてかな?・・別に話すわけじゃないんだけど
なんとなくな」
key「(ルビー変身してないな)・・・・」
ルビー「にや!(してないよ)」
key「じゃあ俺は・・シャワー浴びてくるよ!ボーイがくるなら
変身を解かなきゃあな・・ガクトもその格好何とかしろ誤解される。」
王子「いいじゃない別に・・・」
key「ルビーの教育上よろしくないし・・私はまだここに住むんだからな
下手な誤解はして欲しくない。せめてガウンを羽織れ」
王子の姿はバスタオル一枚・・・
王子「今さらじゃないか?なあルビー!」
ルビー「・・・・(そうにやあ・・)」
key「じゃあ帰れ!!わかったな」
王子「ええ!!うん・・・仕方ない」

そんな感じで・・その男は週に何度かこの部屋を訪れる様になった。
keyの心配通りホテルでは噂の的らしい
最近ではkeyも諦めてるみたい。
私も最初に抱いた嫌悪感は何時の間にかなくなっていた。
彼は私の言葉を不思議と理解してくれたし
(keyの約束通り変身はしてない)
必ず女の子扱いしてくれた。

王子「なあルビー?keyはどんな仕事をしてるのだろうか?」
ルビー「にやあ(なんの仕事なんだろう?)」
王子「俺さ・・一度跡を付いて行った事があるんだけど・・・・
お前を人間にしてもう少し大きくしたような・・少女の所へ
行ってたよ。keyはあの少女と何を契約してるのかな?」
ルビー「に・・・(どんな少女なの?デモデモ・・女の匂いがしてるのよ)」
王子「ああ・・それはその少女仕事してるから・・」
ルビー「・・・・(そんなあ〜仕事って)」
王子「そう・・自分を売ってる。」
ルビー「に・・・(どうして・・・)」
王子「理由はわからない・・お金が要るのだろう!後その子は目が見えないみたいだ」
ルビー「(好きなのかな?keyその子の事がだからあんなに辛そうなのかな)苦しいよ〜」
王子「今・・話したのルビー・・(ルビーの方を見ると丸くなって震えていた)ルビーどうしたんだ」
そのまま抱き上げて毛布に包みただただkeyの帰りを待った
オロオロしながら



ガチャン・・ドアの閉まる音
王子「key・・・・」
key「どうしたガクト来てたのか?」
王子「keyどうしよう!ルビーが苦しがって何時の間にか女の子に」
key「ガクト何かしたのか?」
王子「何にもしてないよ・・タダ話しただけ今は落ちついたけど
大丈夫かな?それと変身したらこの子今のkeyのお客に瓜2つだけど
どうして?」
key「跡をつけたのか?」
王子「だって・・何時ものkeyらしくないから,心配で」
key「あの子は・・・ルビーの母親の生まれ変わり・・と言っても
心は冥界に落とされて・・転生出来ないのだが」
王子「転生出来ないって・・何者なの?どうして落とされたの?」
key「この子の母親は・・・天界人なんだよ。しかしこの子を産む時に
罪を犯し・・その上少しおかしくなったんだ!」
王子「彼女の願いは何なの?どうしてkeyはそんなに苦しんでるの?」
key「今は言えない・・・・」
王子「じゃあもう一つ・・・ルビーはなんで変身したのかな?」
key「さあ・・・・」
その後目を覚ましたルビーは、keyの顔を見て安心して
もとの猫の姿に戻った。

keyは相変わらず・・あの目のみえない少女の所へ通っていた。
どうもお客として通っているらしい!
しかしその後は必ず衰弱して僕の腕で眠る。
え!そんなに通ってるのかって・・・・・
また下僕に追い出されてしまってるんだ・・ハハ!!
だから今の僕の棲み家はここて訳・・・・

ある日僕は見かねてkeyの尋ねた。
王子「ねえ・・keyあの少女の元へ通った日は何故そんなに疲れてるの?」
key「若くないからね・・・ガクトみたいに」
王子「そうかな〜じゃなくて!!僕が聞きたいのは?
keyてあの王の相手をしても大丈夫だったじゃないか!!
なのに・・どうして」
key「ふぁあ・・そろそろルビーが目を覚ます頃だから」
王子「key・・・・・」
key「これ以上ルビーを情緒不安定にさせたくない・・その話しは外でしょう」
王子「わかったよ・・・」
key「じゃあ俺は,シャワー浴びてくるからな」

keyは・・城へ帰れとは言わなくなった。
求めれば・・別にルビーの前でも応じてくれるが!!
ルビーが倒れた時以来・・あの少女の話をルビーの前でするのは
禁句となった。
そしてあれ以来ルビーは時々人間になるようになった
自分の意思とは関係なく・・
これが少しづつ大人になってるんだよね・・見てると!!
ルビー「ガク〜keyは?」
王子「おはよう・・ルビー!!keyは今バスルームだよ。どうしたの?」
ルビー「昨日・・keyまた遅かったんでしょ。ガク起こしてくれるって言ってじゃない・・うそつき!」
王子「ごめんな・・ルビ−よく寝てたから,ほらおいでテラスでひなたぼっこ
しょう」
そう言いながら・・ルビーを抱きかかえる。
ルビー「いや・・ガクからkeyの匂いがするんだもの!」
王子「ハハ・・ルビーはkeyの事が好きなんだね」
ルビー「そう・・早くkeyが相手をしてくれるような大人になりたいの」
王子「やはりそれがルビーを大人にしてる原因なんだ・・・・」
ルビー「なあに?ガク・・・」
王子「何でもないよ・・ルビーの好きなミルク頼もうね。」
ルビー「うん・・・にぁ〜」

その後3人で遅いブランチを取り・・
keyと王子は魔界に行って来るとルビーに
告げ・・・・
昔keyが使っていた魔界の隠れ家に来た。
あれここは・・ムーを拾ってしまった洋館に似てるなあ。
ムー怒ってるかな?屋敷に置いたままでまあガヴィよく遊びにきてるから
いいかぁ

key「何から話せばイイのかな・・・」
王子「まず・・なんであの少女の所から帰るkeyは疲れてるの?
もしかして・・生気をあげてないあの子に」
key「・・・・そうだ!私が与えないとあの子の寿命はも直ぐ終わる」
王子「それを何故・・あの子となんの契約をしたの?」
key「それは・・話せない事になってるのはガクトも知ってるだろう」
王子「じゃあ話しは変わるよ!ルビーの母親はなんの罪を犯したの」
key「それは・・・魔界人の子供を産んだんだ・・」
王子「それがルビー?でも何故・・それでkeyが悩むのもしかして
keyがルビーの父親?」
key「違う・・私は・・・・・」
そのまま口を閉ざし・・タバコに火を点けるkey

その沈黙を破り話しを進めるガクト
王子「もしかして・・・ルビーの母親ってkeyの事を好きだったんだろう?
keyはその子の事なんとも思ってなかったの?」
key「・・・・好きだったんだと思う。ただその感情はリズナ・・ルビー
の母親が消えてしまった時にわかったから!」
王子「感情の絡まない相手との駆け引きは上手いのに・・どうしてそうなのかな〜keyは・・アアでもその点は下僕もだな
これはあくまで推測だけど・・気のない素振りのkeyに失恋したと思って
他の男に走ったんでしょ!そのリズナて人!!keyが今更悩む事・・・
で誰なのその相手?」
key「まあそうなんだけど・・まさかリズナが天界人でルビーを生むために
亡くなった後も冥界に落とされ・・今も苦しんでるかと思うと!
まあ魔界人の邪悪な生気で半分おかしくなっていたのだが・・・
よりよって・・相手があの方だしなあ〜」
王子「あの方って・・keyが言う相手って・・僕の親父!!そうなの?
じゃあルビーて僕の妹なの・・・・」
それに対してなにも答えないが・・その沈黙が僕の考えを肯定していた。

王子「そうかあ・・・」
僕はまだいいたい事があったけど・・心にしまった!key・・ルビーは
君の事が好きだよ。今度はどうするの?
また・・何も動かない気なの自分を押さえる気なの?
しかし僕は思うに今でも一番大切なのはkeyにとって下僕じゃないのかな?
あの・・下僕の元を離れた昔の事件から今回の事は始まってるのかもな
もっと素直になればいいのにさあ・・みんな魔物らしくないんだからな・・・


keyが話さないなら直接・・あの少女から聞いて見るかなあ〜
王子「ハイ〜サヴァ・」
少女「どなたですか?お客様?・・・」
王子「うん・・そうじゃないんだけど!」
少女「じゃないのなら・・・仕事の時間なのでまたにして下さい。」
王子「そうか・・実は話しを聞きたいんだけど・・客になったら話してくれる?」
少女「どんな話しですか?」
王子「君が何のタメに・・こんな仕事をしてお金を貯めてるか」
少女「そんな事・・・・聞いてどうするのですか?」
王子「教えてくれる?じゃあ成立・・・話しは後だね」
僕はまだ何か言いたそうな少女を引き寄せ熱いキスを交わした。
そしてkeyの言葉を思い出したこの少女は本当にこのままでは長くない
それはこの少女もわかってるみたいだ
この少女の望みはなんなのだろう・・・

ジョーカーを燻らせながら・・傍らに要る少女の話しを待った。
少女「私・・いくつに見えます?こう見えても貴方よりきっと上ですよ
私も自分がいくつなのかもう覚えてないのですが、お客の話しからすると
姿が何時までも変わらないらしいから・・・私の願いはこの瞳である方を
見る事・・それだけなのです。私が命を絶とうとした時に助けてくれた
あの方を・・そのためお金を貯めてるのです。」
王子「その人とは会えるの?・・」
少女「その方は・・わかりません。ただ長い髪をされて・甘いお花の香りが
してました。」
王子「花の香り・・もしかして・・ねえねえ貴方のその目は治るの」
少女「ある方が約束してくれました。10年後に自分の作ったお金と
私のそれから先の命を引き換えに瞳と夢をかなえてやると・・・」
王子「それでいいの・・貴方は・・・」
少女「えええ・・もう長くない命だけどそれでもよいのなら私は最後に
夢をかなえたいの・・その瞳がたとえ赤い血塗られた物でも・・」
王子「ええ赤い・・て!  その男そう言ったの」
少女「えええ・・・ウサギの様に赤い瞳でもイイのかと・・・・」
王子「keyのヤツ・・もしかして・・ああありがとう。また来るね。
体に気をつけてね。」
少女「ありがとう・・」


僕はイロイロ考えながら・・keyの元へと向った。
バターン
王子「key・・key!!」
ルビー「どうしたの?ガクト!keyなら今いないよ。」
王子「そうか・・何処へ行くて言ってた?」
ルビー「んん?多分魔界じゃあないかな?あの感じじゃあ」
王子「魔界かあ・・・そうだ・・(携帯を出し碧へ連絡した)碧・・
keyに連絡付けたいんだ・・今からそこへ行くから待っててね。」
ルビー「何かあったの?」
王子「チョットね・・・また後で来るから!そうだ・・・このお花ハイ!!」
ルビー「ありがとう・・・早く来てね。寂しいから」
本当にかわいんだよね・・ルビー!!
さすが僕の妹・・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
王子「碧・・こっち」
碧「もう・・王子みんな怒ってますよ!早く出て行かないと」
王子「ハハ・・そうだなあ・・それよりkeyを呼んでよ。碧」
碧「王子が・・写真を撮るためだけにkey様をあんまし呼ぶからですよ
ノワール様の怒ってしまうし・・」
王子「いいから・・早く」
碧「私が怒られるのに・・・key様〜key様〜」
その言葉で・・・key参上

key「なんだ・・碧・・・」
王子「key捕まえた・・聞きたい事があったんだ」
key「なんだまたガクトか・・それなら部屋で待ってればいいだろう・・」
碧「なんですか?王子心配してたのに今key様と同棲してるんですか?」
key「人聞きの悪い・・違う!!」
王子「まあ恥ずかしがらなくても・・部屋だとルビーがいるから聞けないから」
key「聞けない事・・なんですか?」
王子「ああ・・碧ありがとう。近いうち行くからメンバーにはよろしく言ってて」
碧「本当ですよ・・」
王子「この前のkeyの隠れ家に行こうよ」
key「わかった・」
久々・・keyの大きな翼で屋敷に向った。
早く話しがしたかったので・・・

keyあの少女に約束した赤い瞳て・・もしかして・・・
花の香りのする人物て・・・・・


明らかに機嫌の悪い・・keyだか!
そんなの気にしてはいられない。
王子「key!!あの少女に約束した。赤い目てなんだよ」
key「なんでそんな話しを,お前が知ってる。」
王子「あの少女に聞いたんだよ!どう言う事だ・・もしかしてお前
ルビ−の目をあの少女に与えるつもりなのか?え!」
key「・・・・・」
王子「もう先の長くないあの子の為に・・
どうしてルビーの目をやらないといけないんだ・・
たとえ相手がkeyでも俺は・・ルビーを守るからな」
key「確かに最初は・・そう思ってルビーを拾った」
王子「でも・・計算が合わないじゃないか?あの子とルビーの年齢じゃあ?」
key「あの子に出会ってから・・過去に飛びルビーを拾った。そのままに
してたらきっと凍死してただろうなあ?ルビーは」
王子「そんな事していいの?歴史が変わらないのか?」
key「ここは・・魔界だからな〜・・」
王子「じゃあなぜ・・十年の時間がいるの?それにあの子の想い人は
もしかして下僕じゃないのか?」
key「目が育つにはその年月か必要だったんだ!!」
王子「目が育つて!! もし目が見えたとして・・
keyあの下僕に頼むのか?会ってやってくれと・・・
そうだkeyはかわいくないのか?ルビーが」
key「・・・・それがルビーのためなんだ。」
王子「どうしてためなんだ!!・・わからないよ。
ルビーの気持ちもわかってるくせに・・・
あの子の願いが叶うならいいのか?」
key「契約してるからな。下僕には頼むよ!嫌われてるがな」
王子「それとどうしてあの子の想い人が下僕なんだ?」
key「それは・・・・」
keyはまだなんか隠してるなあ・・・
ああは言ったけど俺の力じゃあルビーを守る事は出来ない。
でも今のままじゃあルビーがかわいそうすぎるよ。

しかし何か最近のkeyのおかしさが、理解出来た。
けしてルビーがかわいくない訳ではないのだ。
だからアレほど・・乱れるんだ。
ルビー「ガクト・・・」
王子「何?ルビー」
ルビー「keyはまた今日も仕事なのかな?最近何時も悩んでるみたいだけど
何か力になれないのかな?」
王子「お前が気にしなくてもいいよ。」
ルビー「だって・・あんなに仲良かったのに最近よく喧嘩するじゃない
keyとガクト・・その後凄く悲しい顔してるしkey」
王子「ねえ・・keyが望むなら・・ルビーは何でもするの?
もしkeyがその目を欲しいて言ったらあげれる?」
ルビー「どう言う事?」
王子「いや・・そんなに好きなのかなと思って」
ルビー「この瞳もこの命もkeyが助けてくれたものだもの・・望むなら」
王子「そうか・・幸せだなkeyは・・・・」
ルビー「でもねえ・・ガクトのコトも好きだからね。ぺロ」
王子「おい・・・まだ猫の癖が抜けないな」
最近では少女のままの姿の方が増えてきた。
もうすぐあの子の止まった時間と重なる。


喧嘩をしてても夜になるとkeyは人肌を求めた。
何かの答えを求めるように・・・
王子「ねえkey何時なのルビーとあの子の時間が重なるのは
その時ルビーに選択権はないの?」
key「・・・・今まで黙っていたけど・・話したら協力してくれるか?」
王子「話しによるけど・・・・」
key「あの子と・・ルビーはもともと1つなんだ!
リズナの体を持つあの子と・・リズナの心を持つルビーだから新しく生まれ変わるには・・ルビーの瞳が必要なんだ。」
王子「じゃあ・・・あの子の心は誰のなの?あの下僕を想う心は」
key「・・・・」
王子「じゃあ僕の妹だって言うのもウソなのか?」
key「それは・・本当だ。人によるのだがすべてを子供の移してしまって
廃人になるもの・・・力をすべて注いで消えてしまうもの!!
力が大きすぎたため・・半分は正気のもの・・リズナの場合は
自分の心を子供に移したんだ。」
王子「それなら・・あの子の願いだけでなくルビーの願いも叶えてあげてよ」
key「ルビーの願い,それは・・」
王子「・・・・・・・あぁ〜なあkey!ルビーの事も好きなんだろうそれで
いいじゃないか、別に好きなヤツが1人じゃなくてもさ。
また後で後悔しないか?」
key「・・・・・・」
王子「仕方ない・・で俺は何を協力すればいいの?」
key「してくれるのか?」
王子「話し次第だよ!ルビーの目をヤルのは反対なんだから」

その言葉の後ドアの向こうで凄い音がした!
マズイ・・ルビーが聞いていたんだ。
すぐに奥の部屋に向うとまた白い猫に姿に戻り震えていた。
僕がいくら慰めても・・その震えは止まらなかった。
仕方がないので僕は・・keyに了解をとりルビーを連れて久々
城に戻った。下僕ならルビーの心を癒してくれると思って・・・・

王子「下僕・・・ただいま〜」
下僕「なんです・・今頃・・きゃあその手に抱いてるのは子猫じゃあないですか・・・」
王子「下僕動物苦手なんだっけ?今心が壊れ掛けてるの
僕の妹なんだ助けてやってよ」
下僕「妹て!!」
王子「そうあの王の・・子供!keyがそう言っていた。」
下僕「keyが・・・・」
下僕の頬がピクピクと動いた。
写真の件以来また嫌われたかな・・ごめんねkey・・・
それでも下僕は・・恐る恐るルビーを抱いて暖めてくれた
そうすると不思議な事に・・・ルビ―の震えと鼓動は静かになって
猫だった姿は少女へと変わってきた。
下僕「もう大丈夫ですよ・・ハイ王子」
王子「ありがとう・・僕の部屋に寝かせて来るね。
後で話しがあるんだ。いい?」
下僕「わかりました。待っていますよ。」

下僕は何時も口にしない白いワインを飲んでいた。
下僕「ああ・・王子貴方も飲みますか?」
王子「ん!今はいいよ。それよりお願いがあるんだ・・・」
下僕「貴方のお願いは・・・」
王子「答えはまず僕の話を聞いてからにしてくれよ!ねえ下僕〜」
昔から・・下僕は僕のおねだりに勝てたためしがないんだよなあ〜
卑怯な手かもしれないけど・・今回ばかりは下僕にしか頼めないから
諦めた下僕は静かに僕の話を聞いてくれた。
下僕「私は・・その少女に会えばいいのですか?」
王子「まあそうなんだけど・・・僕としてはルビーがかわいんだよね
でも・・keyはルビーのためにもなるて言うんだよ」
下僕「それが本来のあるがままの姿・・・もともとは1つの姿と体ですからね
あの子も今はイイが・・このままだと精神に変調を来すよ私の母親みたい」
王子「下僕覚えてるの・・・ローザの事!!」
下僕「・・・・・なんで知ってるんだ!」
王子「え!!グラン・マの城で見たよ写真を」
下僕「覚えてはいない・・しかしグラン・マから話しは聞いた事がある・・
それにタダでさえ・・完全体でない体では私達魔物との接触は命取りになる
筈だ」
王子「ええ・・そうなんだ!」
下僕「生まれ変わる事が,あの子の為じゃないかな・・・・」
王子「でもでも・・今のルビーの想いは消えてしまうんでしょ」
下僕「想いが強ければ・・転生されても覚えれるんじゃないかな」
王子「そうなの・・でもでも・・・どう話せばイイのかな」
下僕「そこまでは・・知りません!用があったらそのクロスにキスをして
呼んでください。但し1度きりですからね。」
王子「ありがとう・・わかったよ。じゃあkeyが心配してるだろうから
僕は・・行くよ。ねえねえ・・下僕は何故そんなにkeyの事が嫌いなの?」
下僕「それは・・・・(理由は???何故)」


keyの借りている部屋に戻った。
王子「ハイ・・key!!もう落ちついたよ。」
keyは,王子からルビーを受け取り奥の部屋に連れていこうとした時
ルビーは目を開けた。
ルビー「key!貴方が望むのなら私の瞳をあげる・・・でもでもわかってね
私の心も〜」
key「ごめん・・・・」
それだけを告げ・・そのままルビーを抱きしめた。
城で・・僕の部屋に運ぶ時ルビーは、一言だけ僕に尋ねた。
(彼が・・フルールなのと・・・)
何を想ったのだろうか・・・ルビー

とうとうその日がきた。
僕に何も出来ないのが・・とても悔しかった。
アレから急速にルビーは大人になっていった。その姿は溜め息のでるほど
綺麗で・・そして愛らしかった。
今までのようにじゃれつくのではないが・・しかしkeyの傍を片時も
離れない姿を僕は見てるしかなかった。
keyはそのルビーをただ優しく傍らにおいていた。
ルビーの望む愛し方は出来ないけど・・・・
それでもkeyはルビーの事を愛してるのがわかった。

久々に会ったあの子の後には明らかに迎えの・・・影が見えた。
王子「ハイ〜サヴァ・・どう?」
少女「あれ・・貴方は今日は・・」
王子「keyから頼まれたんだよ・・僕がキミを彼の元に連れて行くから」
少女「そうなんですか・・お願いします。」
立つ力さえもう余り残ってない彼女を抱き・・
keyの指定した場所へ向った。

僕がそこに訪れると・・・
盛装のkeyとその胸に抱かれるルビーそして同じく盛装の今日は一段と
噎せ返るような香り立つ下僕がkeyを見ようともせず立っていた。

相変わらずだな・・・下僕の記憶はどうしたら戻るんだ。

key「ガクト・・ここに降ろしてあげて・・」
黙って僕は・・白いベンチに彼女を降ろした。
key「貴方の願いを叶える日が来たよ・・いいかい」
少女「お願いします。・・・・」
key「ごめんな・・ルビー」
ルビー「・・・・・」
僕はkeyを見てるのが辛かった・・それがルビーの為になるとしても・・
まずは・・ルビーの体から瞳を取り出し
少女の体に戻した・・瞳を開けた少女が見たものは・・下僕!!
普段見た事ないような下僕は・・少女を見事なまでエスコートし
少女は満足し眠る様に目を閉じた。
その瞬間・・ルビーと少女の体が光り!!そのまま天へと消えていった。
そして・・その場には白い子猫が・・・・

今その猫は・・僕の部屋に住んでる。
もう2度としゃべる事も少女になる事もないけど・・・
でも・・時々ムーと喧嘩してるからある日「ガクト〜」
と話し掛けてくれる日が来るかもしれない。

あの後・・僕は下僕に聞いてみた。
アレで無事天界に戻る事が出来たのかと・・・
そうしたら・・下僕はさあなと・・珍しく笑った。
そうか・・

でもあの少女の心は・・誰のものだったのかな?
もしかしてアレは・・リズナの気がかりだけがそのまま残っていたのか
それともkeyの心の一部なのか?
僕には・・気になるところだけど。

 そしてアレからまた連絡の取れないkey・・
   1人で・・・傷を癒してるのかな!
         僕が傍にいてあげるのに。