王子やんちゃ編・・・・

ガヴィ「おお〜いいガクト!おお〜いい」
王子「シーおきな声だすなよ・・下僕に気付かれる」
ガヴィ「あ・・わりぃ・・見つかったらマズイよな」
王子「ああ・・昨日もこないだの事ネチネチ怒られたんだ」
ガヴィ「頭硬いよな・・ノワール!あんなにモテルのにさ」
王子「そうだろ・・それよりなんだよ」
ガヴィ「そうだ・・人間界のフランスの片田舎で、イイ女を見つけたんだ」
王子「お前・・マメだよな・何処の田舎だって」
ガヴィ「いや・・その女よく当たる占い師として有名なんだ・・・」
王子「フ〜ン」
ガヴィ「なんだよ・・その気のない返事は、その女もの凄い金髪美人だぞ」
王子「え・・なんだって」
ガヴィ「好きだよな・・金髪美人」
王子「何言ってるんだ・・早くそこへ行こうぜ」
ガヴィ「オイ!待てよ」

片田舎×××・・・
王子「本当にこんな所に要るのか・・ガヴィ!」
ガヴィ「あそこの・・飲み屋に何時も来てる筈だ」
お店の中に入る・・・
ガヴィ「親父・・彼女はまだ来てないのか」
店の親父「ああ・・みんな彼女を待っているんだがな・・あっちは新顔か?」
ガヴィ「俺の友達さ!」
店の親父「まあせいぜいがんばれよ!彼女の相手が出来る幸運なヤツは、
    1人だけだからな・・」
ガヴィ「ワインそうだな・・赤いのくれよ・・そうそれ!」
店の親父「ハイよ・・噂すれば・・彼女だ」
振りかえるガクトとガヴィ・・そして店の中の男達
そこには、黒いドレスに身を包んだ女が・・・
下僕と同じようなフード付きのマントをかぶり顔をベールで隠していた。
そしてその女は、ゆっくりと奥のイスに座った。
ガヴィ「ガクトあれが・・例の女だ!」
王子「顔が見えない・・・あああの指輪」
ガヴィ「なんだ・・ガクト!」
王子「いや・・行って来る」
ガヴィ「待て!新顔が1番に行くとマズイ、それにまずワインを飲まないと
   占いも話しもしてくれないぞ・・こらオイ!ガクト」
ガヴィの止めるのも聞かず王子は、カウンターに行き親父から一本の
ワインとグラスを貰った。
それを持ち女の所へ近寄るガクト!
すると・・周りにいる取り巻きが・・・
男達「オイ!見かけない顔だが・・・よく知らないらしいな!」
王子「知らないな!」
男達「おい待て!」
男達が王子の肩を掴む・・
その時振り払うように割ってはいる女・・・
王子「key・・・keyだろう」
女はベールを取り・・・王子近づく
key「ガクト?」
その声を聞き王子がkeyのフードを取る
黄金色の巻き毛が・・・
王子「key!key!」
王子は、keyの細腰をしっかり抱き2人は・・・
ガヴィ「オイオイどうなってるんだ?・・おいガクト何処へ行くんだ」

ガヴィを置いたまま二人は、keyの借りている部屋へと向かった。
部屋に入ると辺りを、見まわしながら・・・
王子「key100年もの間何処にいたんだ!どうしてこんな格好してるの?」
key「え!チョト修行してるんだ!・・いや・・してるの」
王子「何でそんなこと・・好きな人が出来たの?」
key「それなら見易いんだが、まあ人の邪気持て余した力も貰えるし
   一石二鳥なんだ」
王子「だから・・何の修行?」
key「それは・・言えないお前こそ・・さっきのガヴィと色々悪さしてるらしいな・・・フルールあんまし泣かすなよ。」
王子「そのことなんで知ってるの?」
key「ガヴィに聞いたよ・・」
王子「あいつ・・ペラペラ喋りやがって!!」
key「まあ100年前に、約束したよなどれだけ上手くなったか!
   お手並み拝見」
王子「もちろん・・・key」
そうして王子のほうからkeyを引き寄せ、その唇に優しく口づける
その口づけだんだん深くなるにつれ・・・・甘い匂いが漂ってくる〜
key「上手くなったね・・ガクト!」
王子「key・・・」
key「そんなに急がないで座りましょ・・・はいワイン」
王子「美味しい?このワイン?keyが飲ませてよ」
key「昔のようなワガママ・・・変わってないのね」といいながらkeyは
その赤いワインを口に含み王子の膝の上に座り顔を近づける。
そうこうする内、ワインをすべて飲み干してしまい・・・
マスマス辺りには、甘いそうバニラの香りが!!
王子「key・・Hしょう!」
key「ガクト・・・」
☆☆☆☆☆☆
お休み〜
key「どうした?ガクト」
王子「key顔色悪い大丈夫?」
key「アア・・気にしないで!私は人間じゃないお前が今まで好きになった
   女達とは違う!」
王子「でも・・・」
key「覚えてないか?私はもともと肌の色が薄いブルーだろ・・」
それでも心配する王子の耳元で
key「感じると肌の色が変わるんだ・・だから人間の女達のように
   手加減しなくてもいい・・ほらガクト!」
それを聞いた王子は、安堵した顔になり・・keyを抱きしめた。
王子「じゃあ手加減しないぞ」
key「望むところだ・・・もっと愛してガクト・・」
☆☆☆☆☆☆
そう手加減を知らなかった王子は、愛した人間を何人も亡くしてしまった。
その時から・・・安らぎと温もりを感じた気がしなかった・・・
どれだけ経った時か、1度目を覚ました時には確かに腕の中で
寝ていたkey・・・その小さい肩と青い肌!甘える様に寄り添ってきた
身体からは・・・甘いバニラの香りと温もりが・・・
胸が温かくなり・・また眠ってしまった。
そしてその次目を覚ました時には、keyの姿は無かった。



部屋には・・1通の手紙
「可愛いガクトへ・・・
 何時の間にか・・大きくなったね。
 私は、やらなくてはならない事があるので・・・
 その修行のためまた別の所へ行きます。
 感じるまま・・思うままに
 私は、何時でも貴方を見てる!!
 PS:あんましフルールを困らせるなよ
その手紙を持って湖の辺を歩いてると
ガヴィ「おお〜いガクト!何処へ行っていたんだ」
王子「あ・・ガヴィ〜」
ガヴィ「なんだ・・満足そうな顔して・・・どうだったか?」
王子「うん・・ああ」
ガヴィ「なんだよ・・その返事は折角教えてやったしノワールにもいい訳して
   やったのに」
王子「アア・・ゴメンゴメン」
ガヴィ「で・・あの女は?」
王子「あの女て・・keyの事?」
ガヴィ「keyてお前の・・憧れの人・・あれ男じゃなかったけ」
王子「keyは魔物だから・・」
ガヴィ「幾ら魔物でも・・あの色気・・あれもしかしてkeyて 」
王子「なんだよ・・・」
ガヴィ「ガクトのこと好きなのかな?てわけないか・・そう言えば城に
   女の募集があったな・・それに行くのかな?」
王子「どうして・・・」
ガヴィ「あれだけいい女じゃん(あれ?)城にあがってあの王の、
  お眼鏡にかかれば・・権力も地位も思いのまま」
王子「それは・・ないはず!でもそこに行けば、ああああ・・・」
ガヴィ「なんだ・・ガクト!」
王子「そうだ・・バルバロッサ!あいつだ・・」
ガヴィ「まあまあ・・で!keyは?」
王子「手紙を置いていなくなった・・」
ガヴィ「修行??でももうここへ居ないと言うことだろう・・早く帰ろうぜ」
王子「うんうん・・・」
ガヴィ「まああんな美人だろう!俺がまた探して来てやるよなあ・・
   ほらほらガクト!!」
王子「key・・・」
ガヴィは、keyを引っ張って帰っていった・・・
keyには話してないないが・・・この村のヤツラ大変だったんだぜ!!


ガヴィ「おおいいガクト・・(小声で)お城へ行こうぜ今日ウチに
招待状が来てた」
王子「何で・・城に行くんだ」
ガヴィ「前言ったよな・・・お城にあがる女の話し、
なんか凄い美人が、入ったらしいぜ」
王子「ふ〜ん」
ガヴィ「その姿形が、お前のkeyによく似てるらしいんだ」
王子「え・・本当ガヴィはいいヤツだな・・・行くよ」
ガヴィ「でそれには、お前女になれよ」
王子「何で・・お前がなれよ・・・」
ガヴィ「この招待状には、婦女同伴となってるんだそれにこれは
俺んだし・・・」
王子「仕方ないな・・・」
ガヴィ「じゃあこれ来てね・・ガクト」
準備よくガヴィは、純白に金を散らしたドレスと金髪のつけ髪を用意
していた・・
王子「何でこんなもの・・・」
ガヴィ「早く〜ノワールに見つかるとマズイから」
王子「ああ絶対行くなというだろうな・・待ってろ着替えれ来る」
着替え中・・・
王子が着替えて出てくる・・・・
ガヴィ「出来た!・・わああガクト・・・」
王子「何するんだ・・・ガヴィ」
ガヴィ「俺好み・・ガクトキスしていい?」
王子「いやだ・・・お前42点だろう」
ガヴィ「42点て?・・まあいじゃんガクト」
王子「まあ42点は、ケスじゃないか・・じゃあお手並み拝見」
ケスタイム
王子「わあお前舌入れたな・・・ペッペッ」
ガヴィ「ついな・・・わりわり・・さあ行こうぜ」

★★★★★

お城に・・・
王子「ガヴィ・・・俺・・私変かな?」
ガヴィ「いや・・そこらの女よりいい女だぜ・・・本当に」
と言いながらまた顔を近づけようとする
王子「こらこら・・でも気のせいかな・・さっきから・・
   俺見られてるような」
ガヴィ「そうか気にするなよ・・」

まわりの貴族
「おい・・あれ****様に似てないか」
「ああ王のお気に入りだった人間の女か」
「そう言えば・・・本当だ」
「あの女好きの王の事・・あれ見たら」
「ああ可哀相に、あの男・・・」
などとまわりで、話されてるとは知らず・・・・

王子「なあ・・・keyがいない?」
ガヴィ「そうだな・・それより踊ろうぜ!」
王子「俺・・女のステップ知らない?」
ガヴィ「俺がリードするからねェ〜ねェ〜」
王子「俺より下手なお前に・・・なんで!!」
ガヴィ「そんな事言っていんか・・・いいさどうせ!!」
そう言いながら・・・別の女の所へ行こうとしたのを見た男達が・・・
王子「てめ・・・キャア!!ガヴィ・・・」
ガヴィ「おお・・誰だ俺の女に・・」
王子「(小声で)誰がお前の女だって!」
ガヴィ「シー!!お前本当に綺麗なんだから・・離れるなよ」
王子「ああ・・マジ切れてバレそうだったよ」
そんな事を,話してると

「わぁ・・・ヴィラだ・・・」
「ああ俺も・・相手してもらいたいよ」
「本当に,色っぽい!あの胸・・・・」
「あ〜ぁ・・あの王が、ずーと呼ぶ気持ちも解るな・・・」
「ああ・・あっちの方も上手いらしいぜ」
「そりゃ百戦錬磨の王が・・・毎日相手をさせるぐらいだから〜」
「それを,面白く思ってないのはバルバロッサぐらいだろうな・・・」
「呼び捨てにしていいのか?」
「俺アイツ嫌い!!」
「しかし今の,女も王が見るとわかんないぜ・・・」
「まあな・・・」

王子「え!今の女俺のこと?ゲ〜ェ!何で俺が,王の相手を・・・
  ヴィラて誰だ?」
ガヴィ「お〜いい・・あれkeyじゃないか・・・ヴィラ−ジュて、
  呼ばれてるらしいぞ!オイオイ待てよ」
ツカツカとヴィラに歩み寄る王子・・
王子「key・・・」
その声に振りかえるヴィラそしてその姿に・・・驚く!
ヴィラ「ガクト!なんて格好してるんだ」
そこへ・・・王がお越しとの知らせが・・・
ヴィラ「まずい・・・こっちだガクト」
王子「ええ・・・何?」
王子は,何が起きたかわからないまま・・・ヴィラに連れられ・・・
とても豪華に誂えられた部屋へ連れられる。
王子「key・・なんなの?」
ヴィラ「話しは,後で俺が帰るまでここを出るなよ・・・」
王子「でもガヴィが・・」
ヴィラ「ああ後で、来るように言うから」
王子「だって・・・」
ヴィラ「頼むからな・・・フルールに!あわす顔なくなるから」
そのkeyに真剣な顔に何も聞けなくなった王子
王子「なんで・・・ヴィラ−ジュて呼ばれてるの?」
ヴィラ「ここには、・・・バルバロッサがいるから!」
王子「ねえ・・何でここにいるの?」
そこへ王の召使が・・・
「ヴィラさま・・王が呼んでます!」
ヴィラ「はい!解りました。それは後でな・・・そこにワイン冷えてるから、  飲んでいいよ・・そしてベットの下に、俺の服が、あるから着替えろ。」
王子「わかった・・待ってる。」

そうして・・ヴィラ(key)は、王の元へと消えていった。



それからヴィラ(key)が部屋に戻ってきたのは・・・
かなり遅い時間だった・・
key「ふ〜う!王のヤツちっさいのに・・体力ありすぎ・・何度蹴り上げてやろうかと思った事か・・わァァまだあの舌の感触が」
と独り言いいながら部屋のドアを開けると・・
王子「何時まで待たせるんだ・・key」
key「わあ・・そうだったガクトが、居たんだっけ!」
王子「key疲れてない?」
key「あああ・・疲れた〜」
王子「どうして!keyでも疲れることアルの?」
key「あの王の相手をしてみろ・・お前なら足腰立たないぞ」
王子「ええ何?keyやっぱしアイツと寝たんだ」
key「・・・・」
その無言が事実を、肯定している。
王子「何で・・・key好きなの?」
keyは大きく首横に振った・・
key「この城で、権力を素早く手に入れる早道なんだ・・・それに男の姿は
 マズイしな・・」
王子「バルバロッサ・・・」
key「知ってるのか?死んでることになってるからな・・」
王子「仇をとる気なの?」
key「アイツだけは、許せない・・」
王子「どうして・・今更」
key「アイツ・・・ラ・ターシェを殺した!!それに・・(お前らを殺そうと狙ってる)」
王子「ラ・ターシェて?」
key「俺の母親・・ろくでもない女だったけど・・要らなくなったら
  罪を着せやがって・・あの単純な王に殺させた。」
王子「ろくでもないて・・・」
key「俺や妹の事など忘れて・・この城で優雅に生活してたからな・・・
  まあ魔物らしいと言えば、そうだけどな・・・」
王子「でも好きだったんでしょ・・・」
key「そんな・・・」
王子は女に化けてる何時もより細いkeyの肩を、やさしく抱いた。
key「頼もしくなったな・・・しかし朝になったらこの城を出るんだ!
   ここはお前にとってここは、とても危険だ・・・」
王子「どうして・・・」
key「とにかく女の姿にはもうなるなよ・・・あの王は男女関係ないけど
   特にあの姿は、まずい!その時男だと言ってもきかないぞ!!」
王子「それは、いやだ・・・わああイッパイの跡これ王が付けたの」
key「ああ・・・ケスはいいが・・もう体力残ってないからな」
王子「ええ考えてる事気が付いた?」
key「もうだめだ・・ベットに運んでくれ・・スヤスヤ」
王子「おい・・・key寝るなよ・・・もう」
そのまま王子の腕で眠り込むkey・・・・
あのkeyがこんなに疲れてしまうなんて
王子は、keyをベットに運びそのまま一緒に休もうとした・・
王子「あれ・・・ガヴィは?まあいいか・・・」

そのころガヴィは、
ガヴィ「この城に泊まるためとは言え・・このデカイ女はいやだ・・・
    おおお〜いガクト!!」

そして朝が訪れた・・・
key「う〜ん!あれガクト・・おはよう!」
王子「おはよう!」
key「ごめん・腕枕させちゃった?・・あさは、ボルビックの水だっけ
   ここにはないから・・魔界の美味しい水でイイ?」
そう言いながらベットから降りようとすると・・・その腕を掴んで
押し倒すガクト
key「なに?放して・・」
王子「この一晩考えた・・key何かした・・何でこんなに力が弱いの?
  体力もないし・・・それに今の貴方からは、女の匂いしかしない」
key「だから・・・修行したの・・・」
王子「まだ隠してるだろうじゃなかったら・・・ほら振りほどけよ」
しばらく顔を横に向けていたkeyは・・・
key「魔法をかけてもらったの・・・王やバルバロッサに見破られないために」
王子「誰に・・・まさか!!」
key「そう・・グラン・マに・・・今の私は魔物の女並の力と体力しかない・・・人間の女並だと死んでるからな・・・」
王子「いくらバレなくても・・・そんなんじゃ危ないじゃないか・・・
   そんなんで・・・戦えるの」
key「大丈夫だ・・それより早く帰るんだ・・・」
王子「いやだ・・・keyもう!やめようよ・・・」
key「ガクト・・・頼むから・・お前の剣の腕前もナイフ投げの腕前も
  聞いてるぞ・・・お前がフルール守ってやってくれよ・・」
王子「いやだ・・・key」
力の緩まった隙に、起き上がり・・
key「俺は、大丈夫だから・・・」
keyの瞳に見据えられて・・・
王子「ヘマするなよ・・・key」と言うしかなかった。
そしてその口に優しくキスをした・・・
key「わかってる・・」その言葉を聞いて・・王子は
王子「じゃあ・・帰るよ!」
と言っていきなり部屋を出て行ってしまった。
その王子を追って・・部屋を出る・・
key「だめだそっちは・・・危な・・ああバルバロッサ・・・」
かどから出てきて・・・keyに近づくバルバロッサ・・
バルバロッサ「お盛んな事で・・しかし!王にバレルとあの青年はどうなるか  な?あまり王に可愛がられてると思いいい気になるんなよ・・・」
key「そうですわね・・気を付けますわ・・無実の罪で・・今の生活
   捨てたくないもの」
バルバロッサ「どう言う事だ・・おい!」
そう言いながら・・バルバロッサはkeyに詰め寄る・・
そこへ・・
王の召使が・・・
「ヴィラージュさま・・王さまがお呼びです。」
ヴィラ(key)「はい!着替えたら参ります。と伝えてください。じゃあ
悪いわね。この手を離して」
バルバロッサ「今に見てろ・・お前の化けの皮を剥がしてやる」
そう言うと・・消えてしまった・・・
(よほど腹が立ったのかな?バルバロッサが消えるなんで・・・昔から
腹を立てたり・・都合が悪くなると消えるんだ。アイツ)

消えたバルバロッサは!
「くそーアイツ!どうしてくれよう・・それにしてもあの青年は誰なんだ」

何時も部下に任せきりの、バルバロッサは、あれが王子だと気付きません!
そして、魔法がかけてあるためヴィラ−ジュが、keyだとも・・・・

その頃王子は、城の中で迷っていた・・・
王子「あれ・・・どうやって来たんだっけ?ああ・・マズイ」
城の兵隊が・・・見まわりに来た・・
隠れるために入った部屋では、ガヴィが逃げる算段をしていた・・
ガヴィ「あれガク〜何処にいたの?」
王子「ああ・・ガヴィどうしてここにぃ〜」
ガヴィ「し〜ぃやっと寝てとこなんだから・・また逃げれなくなる」
王子「なあ・・ガヴィ・・・お前趣味悪い!」
ガヴィ「わかってるさ・・・あんなのしかいなかったんだよ・・・
   その話しは、後早く逃げようぜ」
王子「でもよかった・・お前がいて」
ガヴィ「ガク・・方向音痴だもんあ・・だからいてやったんだぜ」
王子「ありがと〜う!さすが友」
「ん〜んガヴィ!!」
ガヴィ「わあああまずいよ・・早くガク!」
王子「ハイハイ・・・しかしなああ」
ガヴィ「もう・・言わないでくれ・・ほらこっちだ」
王子「え!こっちじゃないの?」
ガヴィ「なあ・・・ガク・・・」


そして無事城を出る。

王子「じゃあありがとう!ガヴィ・・俺ガラスの城に行くから」
ガヴィ「ええ〜一度ノワールの所へ帰ろうよ!」
王子「ああ・・よろしく頼むね!!」
ガヴィ「なああ〜ガク!!」
面倒な事は、ガヴィに任せて・・グラン・マの城に向かう王子



☆☆ガラスの城☆☆

執事「ああ王子さまどうしました!この様な、朝早く・・・」
王子「おばあ様に、お話しがあって・・・」
執事「そうですか・・・少しお待ちください!なにか飲まれますか?」
王子「急いでるんだ・・でもそうだな若い美しい女の血かワインがいいな」
執事「女の血はありませんが、ワインなら飛びきりイイのがお持ちしますので
待っていてください。」
王子は、執事の持ってきたワインを飲みながら・・・
どうしようかと、考えた。
「あのままじゃ絶対key・・・危ないよ!もう一度城に戻るにしても・・
どうしようかな?女の姿は・・・まずいて!keyが言うし・・・
でも・・・・」

そこへ・・・・
グラン・マ「待たせたね。少し会わないうちにまたイイ男に・・・
ほら私にしっかり顔を見せておくれ」

王子「おばあ様もお変わりなく美しい!ハグハグ・・チュ!」
グラン・マ「可愛いこと言うじゃないか・・今日はナンダイ?」
王子「あ!おばあ様・・・昨日お城でkeyに会ったんだ僕?」
グラン・マ「ええ・・あの城に行ったのかい」

王子「うん!ガヴィと・・おばあ様魔法かけたでしょkeyに・・・
あれどうやったら解けるの?あのままだとkey危ないよ!
本当に非力だし、魔力ないし・・仇討つ前に、やられちゃうよ。」

グラン・マ「ああ・・私も言ったんだけどね!あの子の熱意に負けてね・・
しかしガクトあの城は、お前にとっても危険な所なんだよ。」

王子「どうして・・?」
グラン・マ「・・・・・・・」

しばらく沈黙が続いたが・・・王子の真剣な瞳に
グラン・マ「私から聞いた事は、ノワールにはおいいでないよ!」
王子「うん!だから・・教えて」
グラン・マ「私も詳しい経緯は、わからないが・・あれがあの王がお前の
・・・・やめよう!」
王子「わかった!僕の親父だろ・・城でみんなに****様に似てるといわれた・・****て僕のママンだろう!でもなんで」
グラン・マ「ああ・(ノワール私の所為じゃないからね!)ショックかい?」
王子「えええ・・そんなことないよ親父て魔物だろうそんなもんじゃないかな
それよりまだ見てないけどどんな人なの?」

グラン・マ「コレだけは、言っておく王の前で可愛いとかちっさいは禁句だからね。」
王子「????わかった。」
グラン・マ「それと・・お前たちを狙っているのは、あの王とバルバロッサだからね・・・覚えておきなよ」
王子「なんで・・・」
グラン・マ「それは言えない・まあ王が狙っているのはノワールなんだよ。」
王子「マスマスなんで・・・」
グラン・マ「それは・・何時かノワールからお聞き」
王子「うん!仕方ないそうする。それより危険でもkeyを助けたいんだ
どうすればいいの?」
グラン・マ「危ないよ!」
王子「僕剣の腕前も・・ナイフの腕前のもう下僕にも負けないよ。」
グラン・マ「ああ噂で聞いておる・後女遊びの事も・・・」
王子「そそ・う!なんて?」
グラン・マ「今度私もお手並み拝見したいの〜こんなおばーちゃんは、ダメかい?」
王子「そんな・・おばあ様は魅力的だよ・・・今度ね。」
グラン・マ「そうか・・ああkeyの魔法は、待っておれ」

そう言うと・・奥の自室の裏の各誌部屋からクリスタルの瓶を持って現われる

グラン・マ「コレを・・・keyに飲ませろ・・そうすれば元の力を取り戻す事が出来る。」
王子「ありがとう!コレだね。じゃあ行くよ。」
グラン・マ「直ぐ行くのかい?」
王子「一度城に戻るよ・・・剣もナイフも持ってないから・・・」

城に戻ってきた・・王子
下僕に気付かれぬ様に・・・そうとそうと・・自分の部屋に向かう
そこへ・・・
下僕「王子・・・」
王子「ギック・・ああナンダイ下僕」
下僕「何処へ行っていたんですか?」
王子「いいじゃないか・・・僕が何処へ行こうともう子供じゃないんだぜ・」
下僕「別に女の所へ行ったて文句はいいませんよ!しかし****の城だけは」
王子「なんで知っているんだ・・・(下僕の後ろからガヴィが・・)
ああ・・ガヴィ!!喋ったな〜!!」
ガヴィ「ごめ〜んガク!!だって・・ノワール怖いんだよ・・・」
王子「おい!・・・」
下僕「王子・・・こっちへきなさい!!!」
王子「マジ・・・今日は行くとこあるんだよ。ゆるして!!」
下僕「王子!!!!コラこいて言っているだろう〜」
王子「痛いよ〜下僕痛いって・・・」
下僕「2人ともおいで・・・」
2人の耳を引っ張りながら・・・自室に連れて行かれる!!
(小声で)
ガヴィ「なあ〜ガクどうなるんだろう俺達」
王子「さあな〜またネチネチ聞かされるんだろう・・ああkeyの事は言ってないよな・・女装も」
ガヴィ「ああ・・それは、いい女探しに行ったしか」
王子「ナイス・・・いい女か〜フンフン」
ガヴィ「思い出すなよ・・・」
下僕「なに喋ってる・・・ほら入りな・・・」

それから延々と話しが〜
その間気が気でない・・王子
「早まるなよ・・・key僕が行くまで・・・もう!!うるさいな下僕!」
その横で、
「ね〜もう辞めよよ・・ごめんなさいノワールねえええ・・・」
(もっと言え・・ガヴィ!!)

王子の部屋
王子「ふ〜う!やった・・・なんで下僕あんなにうるさいんだろうな〜
 もう今日は無理だな・・明日の朝早く抜け出そうと」
トントン・・
王子「やばー下僕かな?隠さなきゃナイフと剣!は〜いいどうぞ」
碧「王子・・・あれ何処か行くのですか?僕も連れて行ってくださいよ・・
何時もガヴィばかり・・・ずる〜い」
王子「何処も行かないよ・・・」
碧「ウソだ−・・その剣とナイフ僕も行く」
王子「でかいなりして、目ざといヤツだな・・・お前大きすぎて邪魔なんだよ」
碧「う〜・・じゃあグラン・ノワール様に言いつけます。」
王子「こら・・・碧!」
碧「そんな顔したって・・退きませんよ!私が巻き付けば、貴方は身動き出来なくなりますもの・・・」
生意気になりゃがって・・・まあ実際コイツのバカ力だきゃあ・・・
王子「わかったよ・・小さくなってこの剣に巻きつくんだ・・・
わかったな」
碧「じゃあ連れて行ってくれるんですね。」
王子「仕方ないな・・・ミシュカには黙っておけよ」
碧「は〜いい」
王子「でかくなっても、かわんないよな〜碧は」
明け方になり・・碧の手助けを借り城を出る王子
王子「無茶するなよ・・・key」


その頃****の城では・・・
バルバロッサが・・
王にkeyの部屋から・・若い男が出てきた事を告げ口に行きました。
それが誰かも気にかかるのですが・・
それよりも・・スパイの疑いをkeyにかけ・・keyを如何にかしたかったのです。
何時のなのですが,王は彼の言葉よりも女の言葉を信用する癖があるのです。
睦みごとの上の・・言葉に弱いのです!!
バルバロッサ「あれだけなけりゃ・・イイ王なのだが!しかし上手く行きそうだ・・誰かヴィラージュを呼んで来てくれ」
@@@@@@@@@@
ヴィラ(key)「王様誤解です!そんな〜きゃあ・・」
王「しかし・・バルバロッサがお前の部屋から明け方若い男が出ていったと
言っていたぞ」
ヴィラ「王は,私を疑ってるのですか?」少し潤んだ瞳で王を見つめる
王「そんな顔は,通じないぞ!ウソじゃないのならその男を連れて来い」
ヴィラ「それは・・・」
王「それに・・@@@の娘がもう1人男が入りこんでたという話と・・
門番が・・2人組の男を見たとも」
(門番が見ていたという話は、バルバロッサのウソ!!)
ヴィラ「・・・・・」
王「何も言わないのだったら・・・肯定してるんだな・・仕方ない!オイ
コイツを連れて行け・・・」
ヴィラ「王・・・私は・・・」
そのまま捕まり・・地下の牢へ・・
ああなんで,こんな事に・・まだ何もしてないのに・・・
あそこで・・ガクトがもうよそう!無事城を出てくれたのだから
しかし・・・バルバロッサだけでも如何にかできないかな?
その壁の割れ目から一匹の蛇が現れる・・・
リーノ「keyさま・・大丈夫ですか?私は何をすればイイのでしょうか?
王子に助けに来てもらいましょうよ」
key「ダメだ・・ここは危険なんだ・・」
リーノ「でも今のままじゃ・・・keyさまが・・・私行って来ます。」
key「ダメだ・・・リーノ」
蛇はそのままスルスル・・壁の割れ目を通り・・外へ


碧「王子本当にこちらでイイのですか?」
王子「多分俺に聞くなよ!ああやっぱりガヴィ連れてくりゃよかった」
碧「なんで・・こんなに方向音痴なんです・・王子は」
王子「そんなこと言ったてさ!そうだ聞けばいいんだ・・
俺が聞いてもわかんないから・・碧聞いてこいよ・・・あの女がいいぞ」
碧「僕苦手なんです・・女!」
王子「なんだよ・・そんな大きななりして・・笑われるぞ・・・」
碧「来ても行けない王子に言われたくありません!」
そこへ・・・女が自分の方から近づいて来る。
リーノ「王子探しました・・・」
王子「あれ・・リーノどうしたの?」
リーノ「keyさまが・・・」
リーノは,王子に経緯を話した・・・
バルバロッサが,あの時の2人を見ていた事そのため疑いを掛けられ・・
その身が,危ない事を・・・
王子「俺の為に・・しかしよかったリーノ城に連れて行ってよ」
碧「本当によかったですね・・馬にはカーナビないですからね・・イタ〜イ」
王子「うるさいな・・碧!」
リーノ「急ぎましょう王子」
王子「待ってろよ・・・・key」
これで王子はやっと城に向かえます。

 リーノの案内で・・やっと城にたどり着いた一行は・・・
リーノの色気と・・碧の力で、
門番を遣っ付けて城に入るのに成功する。
王子「やった・・リーノ!!keyは何処にいるの?」
碧「もう・・王子!自分で倒したような事を・・・」
王子「ああ碧見直したよ・・やれば出来るじゃん!」
碧「なに言ってるです!王子が押したから」
リーノ「もうイイからこちらですよ・・・ココから下に降りた所の地下牢です」
王子の頬がピクピクと・・・
王子「なんか・・またゴキブリのいそうな・・燃やすか?」
リーノ「王子様・・・くれぐれもそれは・・key様を助けてからにしてください。」
王子「まずいな・・碧・・止めてくれな!俺が火を持ったら」
碧「フ〜・・わかりました」
王子「じゃああ行くぞ!!」
碧「はは・・いいい」
リーノを先頭に・・・一行は螺旋の階段を下へ下へと降りて行く
碧は王子に返事をしたが・・・ゴキブリが大嫌いなのである。
何故かというと昔・・まだ小さかった時!!
王子が燃やしたゴキブリが・・火達磨になって碧の顔目がめて飛んできた事が
あるからだ!!
王子「碧あの・・藁退けてよ何かいそうだからさ」
碧「ええ・・ははい〜」
王子「早くしろよ・・・」
碧「ははいい・・・」
リーノ「何してんですか?これほら・・・」
(そう言いながらリーノはその藁を碧の方に投げる)
碧「きゃ〜ああああ」
リーノ「うるさ〜い助ける気あるんですか?貴方達は」
王子「わあ・・怖いや・・・」
そうだ・・遊んでる暇ないんだ・・・keyの所へ急がなきゃ・・・
見ないように!見ないように!・・ガサガサ
聞かないようにと・・・んん?ガサガサ
王子「ほら・・急ごうぜ」
リーノ「そっちじゃないですよ・・王子」
王子「ああごめん・・・」

その頃keyは、
3人のバルバロッサの手下に,両手を捕まれ拷問室に運ばれようとしていました。バルバロッサはどうもあの時いた男の事が気にかかり・・
keyを始末する前に・・その事を聞き出したくてなりません。
1人ならどうにかなるものを3人!!今の俺じゃあ・・・
ああ・・・どうすればいいんだろう!!
手下1「ほら着いたぞ・・可愛そうにな」
手下2「そうだな・・・バルバロッサ様はサドだから!」
手下3「何時まで持つかな・・ああこの白い肌が・・・」
key「触るな!(パシーン)痛い!」
手下3「そこで待ってな・・・じゃあな」
key「おい・・ココから出せ!コイツ・・・ああどうすりゃあいんだ」


王子「ここなのか?あれ居ないぞ・・おいリーノ」
リーノ「そんな筈は・・・どうしましよ王子」
王子「もう面倒くさい・・ココに火付けようぜ」
碧「ダメですよ・・王子!まず・・key様の居場所見つけないと」
王子「じゃあどうすればいんだ・・・」
碧「王子は,ココで待っててください。わたしとリーノで探ってきます。」
リーノ「そうですね・・王子が動くと目立ちますね.待っててください。」
王子「じゃあ・・待ってるよよろしく!!」
待ってる間も・・・カサカサ・・ゴソゴソの音が聞えてくる。
気のせい・・気のせいだよな!
ポトと王子の目の前に・・・物体が・・・
王子「ええ・・何碧・・碧!!わあああ・・火火!!燃やしちゃえ」
フフ・・よく燃える藁を見つめて・・・
フト我に帰り王子は
王子「ああれ・・マズイや!どうするかな?早く帰ってこないかな?」
@@@@@@@@@

その頃keyを探し当て急いで戻って来る2人は・・・
リーノ「碧ちゃん遅い・・早く・・・早くしないとkey様が」
碧「待ってくださいよ・・・」
リーノ「痩せなよ・・・大きいから!」
碧「アレ・・リーノさん!なんか煙いよ」
リーノ「・・・まずくない?」
碧「わああ・・・王子!・・・」
急いで2人が向かうと
碧「わあ遅かったか・・・王子何炎に見惚れてんですか?」
王子「ああよかった・・・さあ行こうぜ!keyどこ?」
碧「これ如何すんですか?」
王子「イイじゃん・・行こうぜ・・騒ぎがあったほうが助け出せるじゃないか
?」
碧「ダメですよ・・王子の素性がバレたら・・戦争になりかねませんよ
ノワール様に迷惑がかかりますよ。」
王子「バレなきゃイイじゃん。それより早く行こうぜ」
リーノ「そうです・・key様早く助け出さないと・・あのままじゃ」
王子「keyが如何したんだ!!」
リーノ「拷問されてるんです・・・早く」
王子「急ごう・・・」
3人が急いで・・向かってる頃

@@@@@@@@@@
key「わあああ・・・・」
バルバロッサ「何寝てるんですか・・まだまだですよ!さあ教えなさい
あの男は,誰ですか?」
key「知らない・・・きゃあああ」
バルバロッサ「そうですか?じゃあしっかり目を覚ましてもらいましょう」
バシャン水の中に顔をつけられる
key「ケホケホ・・ハアハア」
バルバロッサ「思い出しましたか?まだですか?じゃあ今度は」
key「きゃああ・・・ああ・・」
バルバロッサ「楽しいですね・・まだまだですよ」

きゃああ・・・あああ・・・
王子「ああ声がするよ・・・ココだ!!ぁぁああ・・key」
リーノ「如何しましょう王子!!」
王子「まずは・・・ココの鍵を開けさせなくては・・それに2・・3・4人だな・・碧・リーノいいか?」
碧「僕があの壁の2人引き受けます。」
リーノ「私が・・じゃああそこのチビですね」
王子「じゃあ僕が・・あのバルバロッサを・・じゃあ行くぞ!
わああ・・火事だ火事だぞ・・・」

手下1「火事だって・・・如何する」
手下2「バルバロッサ様如何しますか?」
バルバロッサ「誰か見て来い・・・」
手下3「ハイ・・わかりました・・・」
一番小さな・・・手下が部屋の鍵を開けた途端
「ウウ!!」「苦しいい・・」「わああ・・・」
手下は,次々倒れてしまいました。
keyに気を取られていたバルバロッサは,王子の攻撃を避け切れませんでした。
王子「key大丈夫か?ほらこれおばあ様から・・もとの姿に戻れるよ」
key「如何して来たの?危ないのに・・・」
王子「それより早くのんで!!」
バルバロッサ「ううう・・よくも!!しかしこれで・・・もう拷問する事も要らなくなりましたね。もうイイです死んでもらいましょう」
2人が話してる隙に起きあがり・・・剣を構えて切りつけた!!
key「危ない・・ガクト!ああ」
王子「key!よくも・・keyは早く飲むんだ!こいつは僕が相手してるから」
リーノ「key様!ハイ・・早く飲んでください。」
リーノがkeyに・・グラン・マから貰った薬を飲ました。
カシャン・・・ハ!
バルバロッサと王子の戦いが続く・・・
バルバロッサ「お前は,誰だ!!」
王子「私は(ココで離すと下僕やおばあ様に迷惑がかかる)知りたければ倒す事だな」
バルバロッサ「生意気な・・・クソ」
王子「逃げる気か・・待て・・・・」
key「王子・・・」
王子「あああ・・key大丈夫?取り合えず戻ろうか?」
key「しかし・・今戻ったら・・・バルバロッサを」
リーノ「でもkey様・・王子が城に火を付けちやって・・」
key「なんだって・・・じゃあ王子の素性がばれたらマズイな」
王子「ああ・・・ごめん!だから今日は帰ろうな・・ほらkey」
key「1人で歩けますよ・・・それより早く城を出ましょう。」
王子「じゃあ仕方ない・・行くぞ・・」
4人が通路に出ると・・かなりの煙が充満して人々の騒ぎ声が聞えていた。

王子「このまま上に上がるしかないな・・・本当にkey大丈夫か?」
key「ああもう魔法は解けて普通の身体なんで・・これぐらいの傷」
そう言いながらもふらつくkeyを見かねて
王子「碧!keyを抱いてやれ・・その方が早く移動できる・・いいなkey」
碧「はい・・・key様少しの間我慢して下さい。」
key「・・・・すまない!そうだ王子この仮面を付けておきなさい。」
不安そうなリーノに付き添われ一行は,城の上にいる乗り物(ドラゴン)を
目指した・・そこにはヴィラージュ専用のドラゴン:リュ−イがいる。

一行がそこに到着すると・・そこにはバルバロッサが複数の手下を連れ待っていた。
バルバロッサ「よくも・・城に火を付けてくれましたね・・」
王子「ゴキブリがいるからいけないんだ・・・この城汚すぎ」
碧「王子また〜怒らす事を・・・なんでそんなに好戦的なんです。」
バルバロッサ「まあイイです.もう消えましたので・・今度は貴方たちの番です・・・ほら見てないで・・遣っ付けておしまい!」
手下ども「ハ!・・」

key「碧・・ありがとう降ろして・・・私も戦う!」
そう言うと・・気が付かれないように黒いマントに身を包んでいたkeyが
碧から降りて剣を抜く・・・
バルバロッサ「お前・・誰なんです顔を見せなさい・・・」
王子「さっき見せただろう・・」
バルバロッサ「暗くてよく見えなかったのです・・腕ずくで剥ぎ取るまでですね。」
王子「その・・戦う気の失せる喋り方やめろよな〜」
バルバロッサ「お黙り・・・ほら何をしてるの・・ミンナ」
キン・・カキン・・・その間も手下どもと戦いながら
王子「弱すぎだ・・お前の手下は・・・」
バルバロッサ「クソ・・・誰か王に・・王の親衛隊に連絡いれて」
「はは・・いい」
key「マズイ・・早く逃げなくては・・王子!バルバロッサは,俺が」
王子「key・・大丈夫なの?」
バルバロッサ「ああ・・お前は!!」
key「にーさん久しぶりですね・・覚えてくれてたんですね.」
バルバロッサ「key!!お前生きてたのか?」
key「ええ・・・いや生まれ変わったのですよ・・貴方を倒すために」
バルバロッサ「何を・・・」
key「さあ・・・手合わせいただけますか?」
王子「無理になったら言えよ・・・key」
key「ありがとう・・・・来ないのでしたらこちらから行きますよ」
そう言いながら・・keyはバルバロッサめがけ切りつけた!
バルバロッサ「フフ・・そんな傷で勝てると思ってるのか!ハァッ!!」
key「にーさん!私の魔力と剣の力は・・昔とは違いますよ・・・
さあ!!」
キーーカキ−ン!!トゥ!!
王子「碧・・・リーノ大丈夫か!!しかし何か張り合いないヤツ等だな!!
もう少し強いヤツは・・・・まだかい?」
碧「何を悠長な事を・・早くしないと王の親衛隊が来ますよ。
この騒ぎが,王の知らされます。王が出てきたら・・・」
王子「倒すまでさ!!」
碧「・・・・key様早く〜!!」

key「今ココで・・王子と王を会わせる訳には,いかないな・・・
でも!仇を・・・・」
バルバロッサ「何を・・言ってる!その血じゃあもう戦えないんじゃ・・・
さあ行きますわよ」
王子「危ない・・・key何ぼーとしてる。お前の気持ちも解かるが・・
この血じゃあ・・一先ず逃げよう・・・」
「何処です・・・バルバロッサ様・・」
「今・・ドラゴンの手配も出来ました!王も今来ます。」
王子「なあ・・・key」
key「・・・・わかった!にーさんまたね!」
バルバロッサ「逃げるのですか?・・・・」
王子「そう言う訳じゃないが・・・また会おうな!王にもよろしく!!」
碧「早く・・・これですよね!key様のドラゴン」
key「そうだ!リュ−イ!!」
王子「碧乗って来い・・・」

そう言うと・・王子はkeyを抱きかかえ碧に託したそして・・今にも近寄って来る・・敵めがけて・・ナイフを・・・
王子「1回投げたかったんだ・・・やはり上手いな俺」
リーノ「王子そんな暇ないじゃない・・行こう」
王子「じゃあね〜」

バルバロッサ「おい・・・まだか!!遅いぞ〜〜」
「バルバロッサ様あのドラゴンは、王がお気に入りの一番早いドラゴンです・・アレに追いつく・ドラゴンは今ココにはいません。」
バルバロッサ「なんだって!どうしてくれよう.そして王はまだなのですか」
「しかしどうしますか?城を燃やされた上あの女を取り逃がし事!
王に何と申されるのですか?」
バルバロッサ「うるさい・・・誰にモノを言ってる」
そう言いながら・・・進言してきた親衛隊を切り倒した。

バルバロッサ「keyめ!どうしてくれよう・・ああ悔しい」


この後・・・王はバルバロッサになんて言っただろうか・・・