一夜限りのマリス劇場
ここは、下町シルヴプレ横丁
1歩路地に入ると、あちこちの家から夕食のやさしい香りが、
流れてくる。
オレンジ色ににじむ夕焼けのそら
子供達は皆母の待つ暖かい我が家へと急いでいた。
しかし・・カァ〜(からすの鳴き声)
koziくんとyu〜kiちゃん登場
白肌の衣装で、yu〜kiちゃんは髪を後ろで結び
koziくんは、イヤーマッフルつけていたのだけ覚えてる。
kozi「おじいちゃんお腹減ったよー」
yu〜ki「そうじゃのぉ・・」
kozi「おじいちゃん・・ひもじいよー」
yu〜ki「そうじゃのぉ・・」
kozi「たくわん・めざし・たくわん・めざし!もうあきちゃったよー」
yu〜ki「そんな事言うもんじゃないぞ!kozi!おねいちゃんが
頑張って働いてくれてるからこそ!めざしだってたくわんだって
食えるんだからのう〜」
kozi「ああ・・こっちからカレーライスの匂いが、クンクン・・こっちは牛丼だよ!」
yu〜ki「さあさあ・・ねいちゃん帰ってるかもしれんからもう帰ろうkozi」
kozi「うん!」
ガラガラ・・
kozi「ただいま!!あれ?おねいちゃんまだみたいだね!」
yu〜ki「そうじゃなあ・・まあ時期に帰ってくるじゃろう
待つとするか」
kozi「うん!」
待っていると・・
グー
kozi「おじいちゃん今お腹なったね?」
yu〜ki「わしやぁしらん!わしじゃあないぞ」
グウ〜
kozi「お腹なってるよ・・おじいちゃん」
yu〜ki「わしゃしらんちゅうとるのに・・」
kozi「そう言ってよく番組の収録中にもおじいちゃん
よくお腹なってるからねぇ〜」
yu〜ki「なんの話しをしとるんじゃ!この馬鹿ガキが」
そしてkoziを殴る効果音が、
kozi「暴力じじいだ!暴力じじい!・・暴力じじいだ」
そしてManaおねいちゃんのお帰り
ガラガラガラ・・・・(玄関の音)
kozi「おねいちゃんだ・・ごはんごはん♪ごはん!」
yu〜ki「飯は、まだかのう・・・」
kozi「何を買って来てくれたのかな?何かな?ここれは・・」
yu〜ki「それは・・・・」
kozi「おねいちゃんが、3度の飯よりも愛するファミ通ではないかぁ
まさか・・このかわいい弟とこの老いぼれジジィのめしの代わりに
これを買ってきたのかぁそんなねいちゃんなんて・・・・・
そんなねいちゃんなんて・・ああブスーーーーー」
タラリ〜♪
その言葉にショックを受けて・・家を飛び出すManaねいちゃん
yu〜ki「ああ・・Manaやぁ〜Manaやぁ〜おお玄関の扉ぶち破って
出ていったぞkozi!よりのよってねいちゃんを、ブス呼ばわりするとは、
なんと恐れを知らない」
kozi「俺が悪いんじゃないやい〜おねいちゃんが悪いんだ
やいやいやいやいやい・・・・・・(繰り返し)次なんだっけ?」
yu〜ki「お!ワシじゃ(Mana様の置いていった買い物篭を見ながら)
お・・kozi!お茶とチョコじゃ!」
kozi「おねいちゃん実は、俺達の為に買ってきてくれてたんだ」
ピンポン〜
klahaくん登場
klaha「こんばんは!漆黒の闇から来たklahaです。」
yu〜ki「はあ・・どんなご用か存じませんが、まあどうぞ汚いですが
あがってください!」
klaha「それでは・・」
yu〜ki「まあこちらにどうぞ!まあなんのお構いも出来ませんが
まあお茶でもどうぞ!」
と確か・・Manaちゃん用のイスに通したはず!
klaha「いやお構いなく」
kozi「それ俺のお茶じゃ・・チョコは出さないのか?チョコは」
yu〜ki「ところで、あなたのような立派なお方が、ウチになんのご用で」
klaha「ずばり!お宅のお嬢さんを、頂きたい!」
yu〜ki「頂きたい!頂きたいとはどう言う事でしょうか?」
klaha「まあ・・拝見するに、お宅は今貧困の極地にたたされているとのこと
そこでこの私が、このお金で」
yu〜ki「ひぇーー」
kozi「た・・大金だぁ〜」
Manaちゃんが戻る
yu〜ki「Mana!Manaお前って娘はぁ・・いくら貧乏でひもじいからと言え
こんなぁこんなぁ・・紳士でクールでニヒルでそんでもって、んと物知りで
ええと・・読書家でほんでもってうたが上手くて漆黒の闇の似合う
いかにも歌が上手そうな美形な男に身を売るとは・・なんという事じゃ
こんなふしだらな娘に・・・覚えはないわい」
とManaちゃんに手をあげようとするこぶしを受け止めて
klaha「誤解です!おじいさま!」
yu〜ki「おじいさま?」
kozi「おじいさまぁああ」
klaha「そうです僕はこの・・お嬢さんの余りにも美しい天性の美貌
に心打たれたんです。だから僕は、彼女をアイドルとして
デビューさせたいのです。」
kozi・yu〜ki「アイドル??」
klaha「そうです!光り輝く薔薇の美少女Mana」
音楽と共のManaちゃんが、キュートに振りまね!
その斜め下から親衛隊のように、
koziくんとyu〜kiちゃんが
Manaちゃ〜んManaちゃ〜ん・・客席もみんなで叫びました。
kozi「て言うか・・その気になってない?」
yu〜ki「なんかノリノリじゃなあ〜」
kozi「この前のFCでもやってなかったけ?これ」
yu〜ki「マイブームかぁ」
klaha「ええと・・後は、ゆっくりご家族の方で話していただくということで
取りあえずこのお金で、当面をしのいでください。
それでは、失礼・・・『今宵 あなたもシルヴプレ』」
拍手
yu〜ki「あぁ・・Manaよかったなぁ」
kozi「ねいちゃんさっきは、ごめんよ!」
yu〜ki「うん・・よかったよかったぁ・・・なあMana」
確か・・うんうんで抱き合ったのかな?もう忘れた
こうしてマリス一家は、なぞの紳士klahaの手によって救われた
数年後klahaとManaは結婚
何時までも手と手を取り合い家族仲良く
暮らしましたとさぁ・・めでたしめでたし!!