2.その作物の最初は 種  苗  どちら?入手可能なのは?

さて、実際植付けしたい作物が決まると時期にもよりますが、園芸店では種で販売しているものと苗で販売してあるものがあります。もちろんどちらもあるものもあります。

作物によっては

1.種から初めてそのまま育てなければならない。植え替えが出来ない作物

   多いのはにんじんやダイコンカブなど根物です。多めにまいて間引きながら栽培するものです。植え替えをすると極端に成長が遅れたり、うまく収穫できないことになります。通常、直播といわれる方法。お店に行っても苗はありませんから・・・単純に土の下に収穫物が出来るものは直植えですが、例外もありますので調べてみましょう。

2.種から初めても一度苗を植え替えした方がよい作物や植え替え出来るもの。

   キャベツやレタスやたまねぎ,ネギなど・・・この場合、種からはじめると種から苗まで育てる時間がかかるので苗を販売している場合があるわけです。もちろん苗を購入する場合は割高にはなりますが,面倒はなくなります。実際,トマトやなすびなどは種を購入しても必要な本数が少ないので種が無駄になる割には手間がかかるので苗購入が多いと思います。もちろん種から苗を作るには畑に直播では成功率は少ないです。専用に苗を作る作業になります。キャベツなどのように植え替えを2−3回行うことによって根が丈夫になって本植え時に成長が促進されるものもあります。植え替えられるもので種から苗の間は管理(病害虫管理,防鳥管理など)が必要なものは苗箱やポットで大切に育てておくものもあります。

3.種芋や球根などを購入

   ジャガイモなどは種芋用で販売してあるものを使いましょう。スーパーなどで販売している食用のいもは消毒や病気の確認がされていませんので、絶対に植えてはいけません。なぜならば、よその土地にある芋にはその土地ならではの病気などがあり,それを持ち込むことになるからです。食用だけに加熱利用されれば問題が起きませんが、現在は日本中や海外からの農産物も入り病害虫が深刻な問題になっているものもあります。

4.入手時期

   種や苗は植え付ける地区や場所によって可能な時期があり,失敗を少なくするにはその地域での旬に収穫できる範囲で植え付けましょう。理由は色々ありますが,なれないうちは時期はずれは失敗の元です。

 

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