成長するって?

植物も種から始まって花が咲いて実ができて、枯れるまでを考えると、人間でも途中での成長過程で色々なアクシデントがありますよね。植物でもおなじで病気にもなれば虫食まれる事もあり,栄養状態など健康状態を見ながら対応するわけです。もちろん、何も無く健康に育つこともあるでしょうが、病気になればそれなりの対応(治療や薬)を取ることはあたりまえになりますよ。被害を大きくしないためには早期発見は大切です。成長段階でいろいろポイントが出てきます。

栽培している作物の収穫物(時期)は何ですか?

種 豆類のうち黒豆や大豆、うずら豆など

芽 アスパラガスや竹の子、間引き菜

葉 チシャ、サラダ菜、キャベツや白菜なども

花 みょうが、菜の花など

実 トマトやなすびオクラなど

植物の現状の成長過程は?種・芽・苗・花・実  どの段階かな?   

植物が正常に成長しない。つまり成長阻害されることを考えると、まず,

   ・植物自身が栄養障害や水分関係、気温、日照などで健康を害すること。

   ・物理的に虫に食される。進入経路は土から、親が飛んできて産卵、自分で這って来て、運んでもらってなど・・

   ・土壌,虫などから細菌やウイルスに侵されて病気になってしまう。

   ・生理障害で特定の肥料成分の過剰または不足、おなじ植物(親戚含む)の連作障害

さて、植物は通常、土壌に栽培(水耕栽培もある)されますが、どんな環境にさらされるかで影響が大きく変わります。植物も健康であれば細菌の進入も防いでいますが,虫などに傷つけられていると入りやすくなります。

では、悪者扱いの虫について考えると,よい,悪いは人間が勝手に決めていることで基準で変わります。多くの植物の場合、実の収穫を希望するわけですが、そのためには交配作業がありますが,露地のキュウリやスイカ・カボチャなどの多くは虫の受粉作業で実になるわけです。しかし、すべての虫がその植物に役に立つわけではないし,バランスが必要です。基準を変えるとモンシロチョウ等の蝶やコガネムシなど多くの昆虫類は格好の採集目標でしょうが,野菜から見れば被害の多い害虫ですよね。

さて、現在の状態と今後の予測からそれそれにどう対策を取っていくかで収穫が決まります。

ある農家さんの言葉があります。米作の達人にレポーターさんが言いました。

「何年栽培されているのですか?」

「30年です」

「すごい もう何でも知っているのですね!」

「いや たった30回です 一生でも数十回しか育てることは出来ません」

「多くの知恵は先祖代代の経験からの知恵で対応しているので,大きな被害を免れて来たに過ぎません。」

「大切な知恵袋を少しでも大きくすることも役目なのかもしれません。」

minitomato.jpg (27329 バイト) ミニトマト 2002/8

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