農薬の適性使用

もちろん農薬が万能でもないし,使わなければそれに越したことは無いものであることはご存知のとおりです。そこでどうしても使う場合を考えて情報をまとめてみましょう。農薬といっても人間や環境に対して影響が少ないものから劇物扱いのものまであります。家庭菜園であれば劇物扱いのものではなくて普通物といわれる取り扱いの容易なものを使いましょう。もちろん治療には手遅れの状態も考えられます。その場合強い薬で対応するか処分するか状態と対応する病気や虫で判断します。ガンのように発病したら薬では対処できずにほかの苗に伝染して全滅させるようなトマトのえき病のようなウイルスが関与した病気もありますので手遅れになれば処分しかありません。経験アリ・・・

殺菌剤  

  相手はカビや細菌類で影響が受けた菌で症状が違うので、症状で病名がついています。  たとえばうどんこ病、黒班病、えき病(予防)・・・もちろん病名で使える薬が違います。薬が効かない病気もあるのでその場合は処分するしかありません。人間の薬の使用もそうですが,判断を間違えれば効果が無いだけでなく、無駄な害だけが残ります。また安全に使うために知識が必要です。

ここでの安全とは? 

  散布する人間がこうむる恐れのある影響      農薬も色々種類があり日々開発されているが、人間に対する毒性は特に調合時の濃度設定と散布時の人間が取り込む恐れに対する危険性。簡単に言えば濃度は間違わないようにし、直接吸入や皮膚に付着させないようにする。薬の名前と成分と系統及びメーカー名を控えておきましょう。どんな症状が出る恐れがあるのかは説明書には無い。

散布する作物が受ける影響

  薬には必ず適応作物名がかかれていますから適応作物以外は確認されていないので使わないようにしましょう。最悪には薬害が生じることもあります。説明書は必ず目を通しておきましょう。

散布する土地や作物にくる虫に対する影響

  今撒く薬は殺虫剤か殺菌剤かそして害虫用であってもその害虫以外の虫に対しても特に害虫に対する天敵などの益虫にも少なからずも残留期間の間影響する。最悪の場合一次的に害虫が減っても天敵もいなくなるため次の発生時に被害が大きくなることがある。または虫のバランスが取れていた状態が崩れ、害虫のほうが増えたりする。虫や菌などに対してもおなじ物を繰り返し散布などをすると、耐性の持ったものが増えて最後には効かなくなる恐れがあります。耐性を持つ影響を避けるためにはおなじ系統の薬を連用しない、特に同じくすりの連用は耐性を早めることになります。相手を確かめ、効果的な時期に使用する必要があります。また同時に土壌に散布された農薬の残留性にも注意を払いましょう。

散布された作物からの影響

  薬の種類や使用方法とタイミング、使う作物によって土壌もですが収穫する作物にも残留したものを食する恐れがありますから,最低限でも収穫までの使用期間(収穫前何日までつかえるかということ)を守りましょう。もちろんその期間経てば短期的には人間に影響が出るだけの残留がないといわれます。もちろんすべて0になるというわけではありませんが,市販されているよりはコントロールできるでしょう。

実際、わたしの家庭菜園程度では発症や食害が生じてから、収穫次期を見て最低限散布しますが,残留期間が収穫時期に入る場合は安全のため基本的には薬をやりませんから収穫量が少なくなることが多いです。そのためにもこまめに畑の様子を見て初期対応にかかっています。ただ、前年度の経験から土壌にいるウイルスや菌及び土壌で越冬する虫などがいる可能性が高い場合、事前に土壌消毒や予防薬剤処置を行うことが必要なこともあります。

aoshiso.jpg (29177 バイト) 青紫蘇 2002/7

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