昨年末に、オートバックスでGPSレーダー探知機が限定5台9800円(激安!GPSレーダー探知機は通常2万円オーバーで販売されている。人気機種になると3万円は超える)で販売されていたので、買いに走ってみた。 開店前に店に並び、店に入ったのもほとんど先頭だったのだが、いざ入ってみると、1台しか置かれていなかった。その1台は他の客が取ってしまい、どうしようかと思っていた所、同じように考えていた客が他にもいて、その人達と一緒に店員に聞いてみた所、「チラシ掲載商品の在庫がないので、同等品で対応させていただきます」とのこと。そして出てきたのがこの製品。 「アストロード GPS-A」とあるが、「サンヨーテクニカ ラムダ-1100」のOEM品と思われる。製造元が同じだったので、間違いないだろう。 使ってみて、まず誤作動の少なさに驚かされた。今までのレーダーは関係ない所でよく作動していたので、逆に「ちゃんと動いているのか?」と心配になる位だ。 その他にも、GPS測位により、速度を正確に検知、低速時の不要な警告音をミュートするLAM(ロースピード・オート・ミュート)機能や、反対車線や交差する道路に設置された取り締まり機には反応しない方向性識別機能などを備えていて、なかなかいい。 だが、何よりも良いのはループコイルや光電管等、従来のレーダー探知機では反応しなかった取り締まり機にも反応することだ。広島近辺では山陽道上り、宮島SA直前にループコイル式のオービスが設置されているのだが、コレにも見事に反応した。 この探知機、日本国内のオービスポイント(約600ヶ所)が登録されていて、そのポイントに近づいたら、警告するというシステムだ。ただ、日本全国のオービスはどんどん新しく設置されている。ステルス式など、電波を飛ばして探知するタイプの物なら何とかなるが、先に挙げた2方式のタイプとなると対応しきれない。そうなっても安心なように、年に一度メーカーに送ってデータを更新して貰うのだ(有料)。この探知機にはこの先2年分のデータ更新無料券が付いていたので、ラッキーだった。 ただ、スピードの出し過ぎは良くないことだし、機械を信用しきっていてもいけないと思う。GPSレーダー探知機はGPS衛星からの非常に微弱な電波を感知して測位を行うので、天候に左右される部分は否めない。天候が悪い時や、大きな橋の下、建造物の間などでは感度が悪くなることがある。そう言う時は高性能探知機もタダの箱と化してしまう。 さらに、当然のことだが、移動式オービスなどが出てきたら厳しい。普通のステルス式ならまだしも、光電管式になると最悪だ。ウチの近所でも最近そのタイプの取り締まりが盛んになっているので、注意しなければならない。スピードに注意して、オービスポイントはきちんと調べて把握しておくことが重要だと思う。 今回購入した物は、本体とアンテナ部が別々になっている物だが、本体とアンテナが一体となっている物もある。本当は一体型の方が欲しかったが、今回は無視。安いのが一番だから。 あと、GPSレーダー探知機は普通のレーダー探知機に比べて電池をバカ食いするらしく、ソーラータイプの物だと電池容量不足に陥りやすいらしい。とはいえ、余計なコードはない方が煩わしくないので、ソーラータイプの方がいいだろうなあ。 GPS(Global Positioning System) GPS(全地球測位システム)とは、24個の衛星群から発信される電波を利用して、自己の位置を正確に測定するシステムであり、アメリカ合衆国によって、軍事、航空・船舶等の航法支援用として開発された。 航空機・船舶等では、4個以上のGPS衛星からの距離を同時に知ることにより、自分の位置等を決定する。 オービス 「無人式速度取り締まり装置」の通称。自動的に走行中の車速を測定し、違反車両は画像とデータを記録するという車を運転する人にとって、非常に厄介な物。スピード違反した時は、「ピカッ」と光るので、分かりやすい。その後の気分は最悪になること間違いなし。 |