ポリラック




ポリラック

 自分が自由に使うことの出来るクルマに乗るようになってからというもの、「クルマはきれいな方が良い」ということで、洗車が半分趣味みたいなものになってしまった。当然、シャンプーを使って洗車するわけだが、洗車はそれだけで終わりというわけではない。何をするのか?それはワックスがけもしくはコーティングである。
 確かカルナバロウなどのロウが主成分の物がワックス、シリコンやフッ素などの高分子樹脂を主成分とした物がコーティング剤という形で分類されていたように思う。でも、最近は両方が混合された製品が多く出回っているようで、ハッキリした位置づけは難しい。ロウはよりツヤを出す、コーティング剤は寿命の長い被膜を形成するという感じだろうか。
 そこで「ワックスとコーティング剤、一体どっちの方がいいんだ?」という疑問が出てくるが、これについてはその人個人の好みで選ぶしかないと思う。色々な物を使ってみて、気に入った物を使えばいいと思う。
 自分は専らコーティング剤を使っている。ワックスのツヤは捨てがたいが、一般的にコーティング剤に比べると寿命が短いと言われているからだ。
 だが、このコーティングやワックスがけの作業、かなりめんどくさい。特に拭き取りが重労働になってしまい、夏の暑い時は地獄である。
 何か良い物は無いかと探していたところ、一つあった。それがこの「ポリラック」である。通販サイトを彷徨っていた時に、たまたま見つけたのだが、色々なサイトで「作業が簡単で、仕上がりも良い」等々、絶賛されていた。気になったので調べてみたら、東急ハンズで販売されていた。喜んで見てみたら、希望はすぐに絶望へ変わった。値段が高過ぎるのだ。300ミリボトルが何と6500円もするのである。
 「こりゃあどーにもならんわ」と言うことでまた調べていたら、スピードジャパンというショップで安く販売されていた。その値段、500mlボトルが3700円、1000mlボトルで7000円!と言うわけで、即購入。
 作業も簡単。水を含ませて絞ったネル布にキャップ2杯のポリラックをかけて揉んで馴染ませて、ボディ全体をサーッと拭くだけ。普通のセダンタイプのクルマなら5分もあれば十分だろう。拭き取りも簡単。綺麗なネル布でササッと拭き取るだけだ。一般に市販されているワックスやコーティング剤の拭き取り作業に比べると、その労力は半分以下だ。一緒に作業をしていた親も、その楽さに驚いていた。
 コーティングを定着させるために30分程待たなければならないのがネックと言えばネックだが、作業に必要な労力のことを考えると、全く苦にならない。
 作業後の仕上がりも問題なし。非常にツヤがあり、景色が写り込む。ボディもツルツルになる。手がよく滑るのだ。
 一般的に販売されている製品に比べれば多少(というか、かな〜り)割高であるという感は否めないが、「コーティング作業は面倒」という概念を崩された。総合的に見れば、買って損はない製品だと思う。
 



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