雑感にも書いたように、ライトを交換した。今回はHID。HIDとは(High Intensity Discharge)の略で、高輝度放電ランプのこと。最近大型トラックや高級車などで、異常に明るい白いライトの車が走っているが、まさにそれがHID。 インバーター・イグナイターと呼ばれる部分で車の電力を高電圧(12V→20000V)に換え、カプセル内の電子と金属原子を衝突させて発光させる。 HIDに交換することによるメリットは、まず消費電力がハロゲンの55Wに対して、HIDは35Wということで、バッテリーの負担が減る。 それでいて明るさは170W相当(ハロゲンランプの約3倍)。とにかく明るい。 デメリットは値段が高いこと、取り付けが面倒なこと、もうハロゲンには戻れないこと。他には思い浮かばない。 HIDは発光した瞬間から違う。何というか、異次元の世界。はっきり言って、感動モノ。「こんなに違うんか?」ってのが第一印象。 特に威力を発揮するのが、雨天時。見えにくいラインもきちんと照らす。雨の時にラインが見えなくなって怖い思いをしたことが何度もあるが、その悩みからも解放された。「HIDがあればフォグランプなんぞいらん」というのが実感できた。 写真を撮ってはみたが、ハッキリ言って上手に撮れてない。雰囲気だけでも分かればいいんだが・・・。 今回チョイスしたのはPIAA コバルトスーパーHID。6000K、蒼白光ということで、見にくくなるかと思ったら、実際はそんなことなく、点灯直後は紫色の光だが、2〜3秒ですぐに白く変化し、安定したら、純白といっていいくらいの見やすい光に変化する。ただ、実用性という点で言えば、4300〜4500K位の物が良いと言われている。この辺は好みだと思う。 あと、ベースとなるクルマのライトユニットの状態によって変わる部分もある。デミオの場合はライトユニットがガラスなので、何もないのだが、樹脂製のユニットの場合、ユニットが経年劣化して黄色っぽくなってる場合もあるので、多少色の変化は出てくるかも。 夜間走行(に限ったことではないが)の際に最も重要なことは視界を確保することで、そう言う点から見ても、HIDは理にかなった選択だと思う。確かに出費は凄いことになるが、引き替えに手に入る物はそれ以上だと思う。 |