オーディオいぢり




てーぷ フロントスピーカー リアスピーカー

画像1枚当たり160KBあります。ご注意下さい。

 クルマに乗っている時って、たいていの人は音楽を聴いていると思う。自分の場合もそうで、デミオを購入した時に付いていた純正のカセットデッキとスピーカーはすぐさま取り外して、カー用品ショップでヘッドユニット(ケンウッド Z919)とスピーカー(フロント:KFC-U1692、リア:KFC-C162。ともにケンウッド製)を購入。最初は適当なカセットデッキとCDチェンジャーのセットを購入するつもりだったのだが、型落ち品の処分特価で、MP3対応デッキであるZ919が販売されていたので迷わず購入。ヘッドユニットがケンウッドなら、スピーカーもケンウッドが良いかなと思い、スピーカーもケンウッドにした。

MP3は音声圧縮フォーマット名の略称で、正式には「MPEG-1 Audio Layer-3」と言う。MP3の最大の利点は、データ圧縮率の高さである。具体的には、パソコン上のwaveデータで650MB(CD1枚分)の容量が必要な所を、MP3であれば約65MB(10分の1)で記録することが出来る。気になる音質はMD並。音質的にも十分。

 というわけで、MP3を採用することによって、チェンジャーいらずになる。曲の一部を残して、一部を入れ替えると言うことは出来ないこと、MP3の作成、タグ打ち込みなどの手間がかかる点はあるが、グローブボックスの中に入れるCDの枚数が大幅に減らせるというメリットがある。
 そんなこんなで純正のショボいオーディオセットを全て入れ替えた結果、音は格段に良くなった。勿論、デッドニングなどを施せばもっと音は良くなるが、金と手間をかけるのは億劫なので、この作業は気が向いた時にすればいい。
 だが、何もしないのは面白くないので、お金のかからないちょっとした小ワザを使ってみることにした。そこで必要になるのが「スキマテープ」だ。ダイソーなんかに行ったら売ってる、あのふすまなどの隙間を埋めるために使うスポンジのテープだ。2m巻が2本入っている。
 この「スキマテープ」を、スピーカー前面の枠に貼り付ける。そうすることによって、スピーカーと内張との間に出来てしまう隙間を埋める事ができ、スピーカーから出た音が横に逸れることなく全て車内に届くという寸法だ。それと同時に、内張からネットを通って出ようとする雑音をある程度防ぐことも出来る(はず)。
 ちなみに、スピーカー1個当たり2周貼ると、これがまた計ったように2本のスキマテープを使い切ることが出来る。16cm口径のスピーカーを使っているクルマには当てはまるので、デミオに限らず、他の車種でもOKと言うことになると思う。そして、重ねて貼る事により、内張に押されてスポンジが縮み、壁としての密度が上がり、遮音性が格段にアップする。デミオの場合は内張とネットが一体化している為、ネットが取り付けられなくなってしまうというようなことは無さそうなので、もう1周くらい貼ってみても良いかもしれない。
 ただ、作業をする際にはブチルゴムに気を付けないといけない。アレが手に付いたら大変だ。ちょっとやそっとの事では取れないのだ。自分の場合もそうで、作業終了後にナイロンたわしで擦り上げて何とか落とすことが出来た。手洗い後は手がヒリヒリして、大変だ。医療用の使い捨て手袋か何かを使えばいいかもしれない。

 作業終了後に自分で音楽を聴いてみても、そこまで差を感じなかったので、効果の程がどんなモノなのか掴めなかったのだが、その後親が「音が良くなってるけど、何かしたの?」と言ってきたので、効果はあったんだろう。
 105円だけの出費だし、まあ良かったと思う。でも、これをやったら、改めてデッドニングをしたいと思った。いつかどこかで制振シートを買ってきてやってみよう。




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