第1章,第7項。 ロウイングの定義。 1。 ロウイング,漕艇,ボート。 ロウは英語でrow、「漕ぐ」ということです。 ロウイングとは、ボートを漕ぐことで、漕艇(そうてい)、ボート、競い漕ぐと書いて競漕,またはレガッタなどとも呼ばれます。 ひとつの艇に乗る仲間を、クルーと呼び、漕手と舵手で構成されます。 漕手は漕ぐ人、舵手は舵(ラダー)の操作と漕手への指示を担当します。舵手のいない艇もあります。 2。 ボート。 競技スポーツとしてのロウイング(競漕、漕艇)で使われる一般的なボートは、船体が卵の殻のように丸く薄いことからシェルともいいます。 安定の良いナックルというタイプもあります。 公園のボートとの違いは、座席が前後に動き、脚力を利用して漕ぐことです。 また、競漕艇は、まっすぐ速く進むことを目的としているので、軽量で細長くなっていて、オールの支点となるオールロックは、げんそく、ふなべり、ガンネルから張りだした「リガー」にとりつけられています。 3。オール。 オールには2つのタイプがあります。 スイプ(sweep)は漕手一人が1本のオールで艇の片側を受け持って漕ぐタイプ、スカル(scull)は漕手一人が2本のオールを持ち両側を漕ぐタイプです。 動作とボートの構造の対称性によって、スカルのほうがスイプよりも高速になります。 スイプとスカルは、オールの種類の呼び名ですが、そのオールを使う艇の種類の呼び方としても使います。 ただの「オール」は、両方含めての意味ですが、狭い意味での「スイプ」を差すこともあります。 4。ボートの種類(種目)。 現在、国際的に使用されているレース用ボートは、全長約8m、重さ14kg以上の一人乗りのシングルスカルから、全長約16m、重さ96kg以上の8人で漕ぎ、コックスが乗るエイトまで、8つの種類があります。漕手の数、スイプとスカルの別、舵手の有無などで区分されるのです。 そのほか,市民レガッタなどで用いられる、安定の良いナックルフォアもあります。 アダプティブ種目の中では、視覚障害者が乗る種目は、混合舵手つきフォア(MX4+)です。 5。レース。 ボートの競漕は、普通は直線コースで、分離されたレーンで数艇が競漕します。 国際レースは2千メートルですが、アダプティブ種目や、国内の国体や高校生の大会などは1000メートルです。 そのほかに,冬季にはヘッドオブザリバーレースといって、長く漕ぐレースもあります。 以上で、「ロウイングの定義」の説明を終わります。