「太刀納め神楽」
移原神楽団「頼政」
広島県 北広島町
旧芸北町小原の宮瀬神社
11月の第4日曜日


鍾馗大臣は、疫病神と言われる大疫神(だいえきしん)退治に向かうが、大疫神は魔力を使っているため鍾馗大臣にはその姿が見えません。
そこで鍾馗大臣は茅の輪をかざして大疫神の姿をとらえ、問答と激しい戦いの末、退治する事ができたと言う神楽。
溝口神楽団「源三位頼政」(新舞)
大蛇に酒を飲ませて酔ったところを、須佐之男命が退治して、宝剣を手に入れると言う、斐伊川の氾濫を神楽にしていますが、神楽団によって娘が大蛇に襲われるシーンから始まったり、大蛇の数を舞い場の広さによって変えたりして舞われる有名な神楽です。

大暮神楽団「八岐大蛇」
この舞いでも、刀をぶっつけた時に出る火花が見せ場となっています。
高千穂を治めていた若御毛沼命(わかみけぬのみこと)は、
大和の国へ赴く途中、長髄彦(ながすねひこ)との戦いになり、命は金鵄(きんとび)の助けで勝利します。
その後、命は、橿原(かしはら)の地を都と定め、神武天皇と
名を改めたと言う、日本建国の神楽です。
高野神楽団「鍾馗」
頭は猿・体は牛・手足は虎・尾は蛇と言う怪物を、弓の名人源頼政が退治すると言う神楽で、ここではのどかに遊ぶ怪物の親子を、頼政が退治する舞いとなっています。

小原神楽団「神武」

「宮瀬神社」
移原神楽団の舞った「頼政」と同じ舞いを、「新舞」の舞い方で舞っています。
太刀納め神楽大会として、地元美和地区の5神楽団による舞い納めの神楽で、矢上系の旧舞を主として舞っている
神楽団の神楽が奉納されました。
「高野神楽団、塩はらい」