轟轟戦隊ボウケンジャー 冒険携帯アクセルラー

ゴーゴータービンを回せ!ボウケンジャーに変身だ!!

 

 

世界各地に存在するという「プレシャス」!それは、遠い昔に封印された、強大な力を持つ秘宝だ。世界をも支配できるという「プレシャス」は、決して悪の手に渡してはならない。隠された秘宝を探し出し、保護することを目的とする民間団体「サージェス財団」によって組織された秘密チーム、それが「轟轟戦隊ボウケンジャー」だ!

探索せよ!ボウケンジャー!!さあ、秘宝をめぐる冒険に出発だ!!

 

ボウケンジャーの変身アイテム、アクセルラーは携帯電話をモチーフとしたものだ。
去年のマジレンジャーも携帯だったし、正直言って「また携帯かよ!!」と思ったのも事実。それも二年連続で。
ただし、メカニカルなスタイルが非常に特徴的で、前年の魔法の携帯とはっきり差別化しているのはさすがだ。

マジレンジャーの「マージフォン」は、携帯電話らしさという点では細部に色々と不満があったが、メカの魅力を前面に押し出しているボウケンジャーだけに、アクセルラーでは見た目のリアリティにも気を使っていて非常にナイスである。

カバーをスライド回転して展開するリボルバータイプなのが、見た目の大きな特徴だ。
ヒーロー玩具では仮面ライダーカイザの「カイザドライバー」以来か。戦隊ではこれが初となる。

 


これがモバイルモード。文字が逆になってしまうのが残念。

 

折りたたんだ状態は「モバイルモード」と呼ばれる。
現実の携帯電話とは違い、液晶モニタに相当する部分はイラストが描かれているだけなので、カバーを反転させても、逆転表示に切り替わったりはしない。そのため、モバイルモード時は画面の図版が逆さまに表示された状態になってしまっている。
こればっかりはどうにも仕方の無いことではあるが、やはり残念。
電池残量や電波感度、時刻表示など、携帯電話らしさをアピールする表示が描かれていないのも、逆になることでかえって不自然に見えるのを防ぐためだろう。

カイザドライバーでは、変身後にベルトとなった時に画面が露出するのを防ぐためもあり、カバーを開いた中に画面を配置するという豪快な手段でこれを回避していたが、アクセルラーのように、画面が逆になってもあえて本物らしいスタイルを選ぶ、というのも、それはそれでひとつの手だと思う。
また、カイザドライバーではカバー表面に電飾が施されていたが、アクセルラーは単なるカバーで、特にこれといってギミックは仕込まれていない。同じリボルバー型でも、並べてみるとそれぞれ違いが見えてきて面白い。

 


カバーを開くとコマンドモード。メカっぽくてカッコイイ!

 

カバーを半回転させると、コマンドモードになる。
基本的にはこの状態で遊ぶことになる。
ボタン部分はマージフォンよりも大幅に良くなっているのが嬉しいところだ。
上部にある3つのボタンはプラスチック製で雰囲気は満点。右側の電話マークが描かれたキーを押すとコールサウンドが鳴って、一応電話らしい遊びも出来るようになっている。
数字キーはゴム製だが、ちゃんと一個づつ独立したパーツになっている。

また、電源切り忘れ防止のためのお知らせ音に、通信コール音を使っているのも気が利いている。
変な音が鳴ればうっとおしいだけだが、携帯電話でコール音が鳴れば「通信が来た!」という感じでかえって楽しめるからだ。
何らかの操作をした後、30秒後に自動で一回だけ鳴るようになっているところも、うっとおしくなくて良い。

 


こちらは背面。ちゃんと銀色に塗装してある。

 

それでは早速遊んでみよう!

側面にある電源スイッチをオンにすると「ピピッ…ガシャ!」という起動サウンドが鳴って、同時に、本体とカバーを接続しているダイヤル状の円形パーツが赤く点滅発光する。
この発光部分がちょっと凝っていて面白い。いかにも光りそうな部分が光るのではなく、一見して発光ギミックが仕込まれているようには見えない部分が発光する意外性がいい。


なかなかカッコイイ、ナイスな発光ギミック。

 

また、この円形部分はクリアパーツに塗装が施されているのだが、金色のリング部分の内側が透明なまま残してあり、赤くリング状に発光するようになっているのがナイス。また、シルバー塗装された中央部分は、塗装を透かしてうっすら赤く光るのが(意図されたものかどうかはともかく)なかなかいい感じだ。

さあ、ボウケンジャーに変身だ!
上部中央の丸いキーを押すと、変身待機サウンドが鳴り、LEDが点滅発光をはじめる。待機サウンドは車のエンジンをスタートさせたような音の後、それに続いてアクセルを吹かすような音が鳴り続けるというもので、「働く車」を駆使して活躍するポウケンジャーにはピッタリだ。アクセルラーという名も、そこからついたのだろう。
車の「アクセル」と携帯電話を意味する「セルラー」をあわせて、「アクセルラー」というわけだ。

 


これがゴーゴータービンだ!コンパス型をしたボウケンジャーのエンブレムが回る!

 

待機状態に入ったら、本体下部にある「ゴーゴータービン」を勢いよく回転させよう!LEDが発光して、変身サウンドが炸裂するぞ!!
この変身サウンドも、メカニック戦隊であるボウケンジャーらしい、非常にカッコイイものになっていてすばらしい。
回転で変身サウンドが作動するというのはハリケンジャーの「ハリケンジャイロ」と同じだが、携帯電話と合体しているのでちょっと印象が違って見える。また「タービン」と呼ばせてメカニック性を強調するあたりは、なかなか上手いと思う。

 

また、アクセルラーには、通信や変身だけでなく、ボウケンジャーが乗り込む巨大メカ「ゴーゴービークル」の発進や合体の指令を出す機能も備わっている。
数字キーの右下に配された「GO!」マークのキーを押すと「発進シフト、ON!」の声がして、サイレンのような発進待機サウンドが鳴りはじめる。この状態でいずれかの数字キーを押すと、そのナンバーに対応したマシンの名前を読み上げる!
ゴーゴータービンを回転させると、メカの発進サウンドが鳴り、それに続いて「ゴォ!ゴォォー!!」と熱いボイスが!!
アクセルラーの内蔵ボイスは、おそらく本編でナレーションを担当している太田真一郎氏によるものと思われる。
マージフォンの力強い玄田ボイスも魅力的だったが、それとはまた一味違う、「さわやかだが熱い」声がグッと来る。さすがはゴールドマスクだ。

左下に配されたロボマークの合体キーを押すと「合体シフト、ON!」の声がして、同じように待機サウンドが鳴り、合体待機状態に入る。この状態で1から5までの数字キーを押してゴーゴータービンを回転させると、「ボウケンフォーメーション!」のボイスの後に合体ロボット「ダイボウケン」の合体サウンドが鳴るぞ!!

1から5までのキーだけでなく、さらに他のキーを押すと、押したキーに対応したメカがさらに合体、ダイボウケンがパワーアップする!
6のキーならばゴーゴードリルなので、合体時のボイスは「ボウケンフォーメーション!ドリルパワーON!!」となるのだ。カッコイイ!!
追加合体は一機だけでなく、複数のメカの合体させることも可能だ。
他にも様々なフォーメーションが存在し、ボタンの組み合わせによって色々なボイスが楽しめる。
さらに全てのメカを合体させると…!!!

 


サーチモード。カバーが横になっただけだが、妙な説得力がある。

 

通信、変身、発進、合体と色々楽しめるアクセルラーだが、さらにもう一つ、楽しいギミックが用意されている。
カバーを回転させて横向きにすれば、サーチモードとなる。
劇中では、「ボウケンライト」と呼ばれる特殊なライトを照射して、隠された扉を見つけ出したり、遺跡を分析したりといった具合に色々便利に使っていた。
玩具では上部左側にあるキーを押すことで、「ビヨヨ〜ン」というサウンドと同時に、内蔵されたブラックライトが5秒間点灯する。
付属のボウケンチップをこれで照らすことで、特殊印刷で隠されたメッセージが浮かび上がるのだ。

 


ボウケンライトが点灯!隠された謎を照らしだせ!!

 

ライトで照らす、というのは、それだけでも冒険や探索をイメージさせる行為だ。また、それに加えて「秘密メカのライトを当てて、秘密のメッセージを解読する」というところも、いかにも秘宝を求めて冒険するヒーローにふさわしいギミックで、なかなか面白い。
特殊印刷されたメッセージは、そこだけが少し盛り上がっているので、わざわざブラックライトを当てなくても丸見えなのがちょっと残念。
ちなみに、玩具はカバー位置を認識しているわけではないので、コマンドモードでライトを点灯させたり、サーチモードで変身サウンドを鳴らしたりする事もできる。

 


付属のボウケンチップ。ライトで照らすとこうなる。

 

余談だが、「ふたりはプリキュア」の玩具として発売されていた「プリキュアダイアリー」や「アミティエール手帳」が、同じギミックを使っていた。そのため、ダイアリーに付属する特殊インクのペンで書かれた秘密メッセージや、カードダスの「ダイアリーカード」に隠されていたマークをアクセルラーのサーチモードで読み取る事ができる。キミもやってみよう!

 


前年と同じく、レッドが玩具を手に持っているデザインが面白いパッケージ。

 

携帯電話の形をした変身アイテムも、これだけいろいろ出てくるとさすがに新鮮味がなくなってきた感がある。
しかし、玩具として面白ければ、何の問題もない。
この「アクセルラー」も、メカニカルなデザイン、アクションが楽しいタービンの回転、カッコイイ変身サウンド、気合の入ったボイス、さらにブラックライトまで搭載と、面白い趣向が満載で、なかなか魅力的な変身アイテム玩具に仕上がっていると思う。
それも、「最新科学と大型建機を駆使して世界の秘宝に挑むトレジャーハンター戦隊」という設定に極めてマッチしたものになっているのが、非常にいいと思う。

 

 

戻る