チーム新幹線

勝利に向かって出発進行!

 

 

自動車と同じくらい、子供が大好きな乗り物に「鉄道」の車両がある。
いや、子供だけではない。大人にだって鉄道ファンはたくさんいる。
色々な地方の路線に乗ってみたり、様々な車両を写真に撮ったり、鉄道グッズを集めたり、鉄道模型に凝ってみたり……「電車でGO!」というゲームがヒットしたのも記憶に新しい。とにかく、「鉄道」に人を引きつける魅力があるという事は間違いない。

そんな魅力的なものが、変形ロボットのネタにならないわけがない。
「ダイアクロン」には、「カーロボット」の仲間で「トレインロボ」というのがあった。勇者シリーズにも鉄道車両から変形するロボットが仲間に混じっている事が多かった。「勇者特急マイトガイン」という、そのものズバリのシリーズもあったぐらいだ。トミーの「ヒカリアン」も、TVキャラクターではない玩具オリジナルの商品でありながら、かなり人気がある(あまりの人気に、TVアニメ化されてしまったほどだ)。
そんなわけだから「実在の乗り物をモチーフにした変形ロボ」というのがウリの「トランスフォーマー カーロボット」にトレイン変形ロボが登場するのは当然、いや必然とさえ言える。

 

「トランスフォーマー カーロボット」における初の列車ロボは、三種の新幹線がそれぞれ変形してロボットになる三人組、その名も「チーム新幹線」!
……ひねりも何にもないネーミングだなあ。「ファイヤー炎神」といい「三兄弟」といい、なんでこうなんだろうねえ。
しかし、ここまで徹底してやられると、いちいちツッコミをいれるのもバカバカしくなってくる。
それどころか、次はどんな名前で脱力させてくれるのか、楽しみになってきてたりして……。

 

チーム名はともかくとして、この三体は非常に出来がいい。
今までのトレイン変形ロボは車両形態がずんぐりむっくりだったり、ロボット形態が箱を立てただけにしか見えないような不細工な格好だったり、ひどい場合はその両方だったりして、素直にカッコイイと賞賛できるようなものは、あまり多くなかった。
ところが、チーム新幹線の三体は、車両形態でも、ロボット形態でもスマートでカッコイイ形をしていて、しかも関節まで可動して自由にポーズがつけられるのだ。こりゃ凄い。
それだけではない。この三体は、さらに合体して巨大な新幹線ロボット「JRX」にもなるのだ!

車両形態時に変形用の継ぎ目が目立つ事や、ロボット形態時のプロポーションのバランスなど、単体での変形ではカーロボ三兄弟にやや劣るが、三体合体までこなすこと、元の形状が単純で細長い箱型であることなどを考えれば、総合的には三兄弟を上回っているといえるかもしれない。

 

 

また、三兄弟と同じく実在の車両であることに対してかなりこだわったつくりになっているのが大きな魅力だ。
リアルな形状、透明の窓、ロゴマークの再現など、見所は多い。
車両後部は実車とはかなり違った形なのだが、それを除けばかなりのものだ。
単品売り版のブリスターパッケージでは、その後端部分が見えないようにキャラクターカードが配置されているあたりが実に巧妙(笑)である。

また、列車らしく連結器もついており、自由に連結できるのがうれしいところだ。
新幹線の先頭車両ばかりがつながってる姿はずいぶん妙だが、それでもやっぱり連結できたほうが楽しいに決まってる。

 


行くぞ!グレート三重連!!でも、逆に遅くなるような気がするんだけど……。

 

 

音速参謀 ジェイファイブ

音速公安官 ジェイセブン

音速公安官 ジェイフォー

三体合体公安官 JRX

 

 

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