爆走、戦うレッドゾーン! カーロボ三兄弟参上!

これが新生カーロボットだ!

 

 

 

新カーロボのなかで最も魅力的な商品はなんといっても「カーロボ三兄弟」だろう。
今の時期に「三兄弟」はあまりにも寒いので正直いってやめて欲しかったけれども、玩具の出来のよさは素晴らしい。
本来なら司令官である「スーパーファイヤーコンボイ」を一番最初に紹介するのが普通だろうが、あえてこちらを先に持ってくる事にした。そのくらい出来のいい逸品である。

 

実在の車両が変形するロボット玩具は、一般に思われているほどたくさんあるわけではない。ただでさえそう多くないのに、「実在車両を精密再現したリアルな外見の自動車玩具がロボットに変形」するロボット玩具となると、旧カーロボットやそれを流用した初期トランスフォーマーくらいで、それらを除いてしまうとかなり少ない。なにせ、実在車両変形ロボが多いトランスフォーマーでさえ、シリーズが継続するうちに、やがてそういう部分は希薄になり、外見も玩具然としたものが多くなっていったくらいなのだ。
それを考えると、新生カーロボット達がどれだけスゴイものなのかがわかると思う。
車両形態にすると、ロボットに変形するというのが信じられないくらいよくできている。変形しない、普通のミニチュア・カーと並べておいても、全く違和感がないほどである。

 

 

ここがイカす!カーロボットの魅力

リアルに見える理由として大きいのは、ボディが塗装されていることだ。
安っぽいプラの成形色がむき出しになっているのと、塗装されているのとでは、見た目の印象が全く違う。
またその色も、変な色をヘタにつかうと余計に安っぽく見えたりするものだが、実に美しい色で仕上げられており、文句のつけようがない。一瞬、ダイキャスト製ミニカーと錯覚してしまいそうになるくらいだ。

それから、塗装に関してもうひとつ、特筆すべき特徴がある。
ボディがクリアパーツで成形されており、一部分を残して塗装を施す事で、透明な窓やライトが表現されているのである。
近頃はポピニカ(バンダイ製ミニカー玩具のブランド名)などの純粋な自動車玩具でさえ、透明ウインドウが省略されて黒く塗られているだけの物が多くなってきているのに、変形ロボ玩具の自動車の窓が透明になっているというのは本当にスゴイ。
テールランプなどは、透明パーツにクリアカラーで塗装されていて、その質感は絶品だ。
窓が透けてると、内部の変形機構が見えてイヤだという人もいる。だが個人的には、透明になっているほうが、より自動車らしく見えていいと思う。それに、過去のカーロボも、透明窓のものが多かったのだ。こういう良い部分が継承されているのは実に嬉しい。

 

 

ギミック的には、ドアーの開閉が盛り込まれているのが素晴らしい。もうまるっきりミニカー気分で遊べてしまうのだ。ワイルドライドなどはボンネットまで開閉し、その内部にはシルバーメッキされたエンジンが納まっているのである。脱帽。
また、三車種ともタイヤやホイールの形状がそれぞれ違っていて、安直にパーツを共用したりはしていない。タイヤもちゃんとゴムタイヤを履いているし、ホイールキャップはきちんとメッキされているぞ。

 

もうひとつ良いところは、変形のためのパーツ分割ラインが、自動車の時に不自然に見えないように、非常に細かく配慮されている点だ。ドアーやボンネット、バンパーなどの、実際の自動車にあるラインを実に上手く利用してあって、見れば見るほど感心してしまう。

 

同じタカラの勇者シリーズなどにも、実車モデルの存在する変形ロボ玩具は色々登場したが、ここまで自動車である事にこだわりをみせたものは一つもなかった。
こういった「自動車らしさ」にこだわったつくりが、カーロボットの大きな魅力なのだ。

変形機構やロボット時のスタイルがビーストウォーズ的で、旧来のトランスフォーマーファンからは「面白くない」「スリムすぎる」などといった批判も出ているが、そういった部分を考慮に入れたとしても、やはり魅力的でカッコイイ玩具であるのは間違いない。
ぜひ一度、実際に手にとって遊んでみて欲しい。あまりの凄さに驚くぞ!!

 

 

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