ヤダリンのひとりごと
近況
平成14年10月14日

 ホームページの更新が滞ってしまい、ずいぶん時間が経過した。前回の更新から4か月近くも経っている。信じられない。もうかなり多くの方から、「どうした?」と言われ、中には「もうやめたのか」と言う人がおられ、時には「何らのトラブルに会ったのではないか」とご心配いただいた。いい加減、このあたりでいい訳をしておこう。ただのサボリである。ここ2〜3年でインターネットが爆発的に普及し、このホームページもかなり多くの人の目に触れることになった。あまりいい加減なことも書けず、気軽に更新ともいかなくなった。だいたい、私には国語力が全くなく、漢字もろくに書けないし、学生時代にはレポートの文言が幼稚だと指摘された人間だ。多くの人の前に自分の文章をさらけだすのは恥ずかしい限りである。

 さて、先週の7日には、朝会の司会が8か月ぶりに回ってきた。「私が入院外来含めてどれだけの統合失調症の患者さんを受け持っているのか」「入院患者への抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬、対うつ薬、抗パ薬、抗てんかん薬及び気分安定薬の処方状況」「ここ6年間の外来患者数の変化」「外来初診患者の疾患分類」などについてグラフを示しながら述べた。またまたしゃべりすぎてしまった。こんなはずじゃなかった。統計処理を含め配布資料の準備には数日はかかっている。
 今週18日には、看護部の勉強会でしゃべることになっている。「統合失調症の薬物療法」についてである。統合失調症の薬物療法は、この1〜2年で革命的な変化をみせている。もちろん非定型抗精神病薬に関する話題になる。今のところ配布資料が80%くらいの完成度である。先月もある保健センターで「最近の薬物療法」について話したが、「うちの子はリスパダールを処方され・・・」「うちの子はジプレキサを処方され・・・」「うちの子はセロクエルを処方され・・・」と次々と質問が出され、他の病院でもかなり非定型抗精神病薬が浸透してきていると実感された。
 来週21日には、東保健センターに講演に行く。ここでは、比較的最近発症した患者様のご家族を対象に、統合失調症に関する基本的な話をする予定である。今のところ配布資料は70%くらいの完成度である。
 29日には、保健センターの社会復帰クラブで話をして欲しいとのことであるが、まだ依頼書をいただいていない。現時点で準備はゼロである。
 来月6日には、公民館での精神保健福祉ボランティア養成講座での講師を依頼されている。精神疾患の概略および統合失調症を含め、いくつかの代表的な疾患について述べる予定であるが資料や話の流れはまだ案の段階である。
 さらに来月は、精神保健福祉相談の予定も2か所に入っている。
 というわけで、これから約1か月は、本来業務(=診察)以外にもエネルギーを費やすことになる。でも、私は講演の準備をするのが楽しみである。人に話すには自分がよく理解しておかないといけないので準備をすることイコール自分の勉強になるからだ。

 それにしても暑い。とても10月中旬とは思えない。もう年賀状や忘年会の話が出る時期だのにどうなってるんだろう。今日は、この程度で許してもらおうか。

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