Q | 統合失調症の人ってどのくらいいるんですか。 |
A |
■人口あたりのその病気に罹患中の患者の割合を有病率と言います。統合失調症の有病率は、約0.5%と言われ、日本全国では約60万人の患者さんがいるものと予測されます。 ■平成9年の厚生省患者調査によると、日本の精神障害者は約217万人、そのうち入院患者は、34万人、在宅患者は183万人とされています。入院患者の約65%、外来患者の約27%が統合失調症圏とのことです。ここで、統合失調症圏とは、統合失調症だけではなく、それに統合失調症型障害や妄想性障害を加えたものです。計算すると、入院、外来がそれぞれ約22万人、49万人、計約71万人になります。 ■また、人口の0.8%に当たる約95万人が1度は統合失調症症状を呈したことがあると思われます。 ■さらに、1年間に人口10万人あたり約20人が統合失調症を発症すると推定されています。 ■こうしてみると、統合失調症は多くの人がかかる病気であり、精神科医療の中心課題であると言えます。 ■しかし、非常に長期間にわたる歴史的流れの中では、断言はできないものの、発生率は減る傾向にあり、また軽症化してきていると言われています。 ■参考までに、精神科病床を有する病院は、1669病院、このうち医療法人または個人病院が1360病院で、病床数では、民間病院が89%をしめています。また、精神科のクリニックと称するものは、約2600あるとされています。 |