Q | 心療内科について教えて下さい。 |
A |
最近、「心療内科」を標榜する医療機関が増えてきました。 「心療内科」は、平成8年に標榜できる科として認められました。 「心療内科」については、本来の「心療内科」と一般の方がいだくイメージにズレがあるため、わかりにくくなっています。 本来の「心療内科」は「心身症」を扱います。内科の領域です。 詳細は、日本心療内科学会のホームページをごらん下さい。 では、心身症とは何かということですが、たとえば、気管支喘息や過敏性大腸炎や消化性潰瘍といった体の病気が、仕事が忙しい時や緊張する時に悪化するような場合を指しています。 つまり、体の病気の症状が環境により変動するような場合です。 一般の方がイメージする「心療内科」とは、精神科が扱っている病気の軽いものをみるところということです。こういう時は精神科の医者が診ています。 精神科によりかかりやすくするために、「精神科」とせずに「心療内科」とする場合です。 こういう時は、「精神科」と「心療内科」の差はほとんどありません。 ただ、「神経内科」は、脳血管障害(脳卒中)やパーキンソン病を扱う全く別の領域です。 神経筋難病情報サービスのホームページをみていただければ、どのような病気を扱っているのか具体的におわかりになると思います。 |