Q | 躁うつ病とはどんな病気ですか。 |
A |
最近は気分障害とも言われます。 これまでの本来の本人とは違って、元気がなくなり気分が沈み、何事をするにもおっくうになったり人にも会いたがらず、これまで自分が興味や関心を持っていたことに楽しみが感じられず、異性にも関心が持てず、眠れなくなったり食欲がなくなるような状態を「うつ状態」と言います。 逆に、気分が高揚し、あまりにも活動的でおしゃべりになり大きなことを言い、ちょっとしたことで怒りっぽくなったり人を激しく攻撃し、お金を使いすぎるようになり、眠らなくてもだいじょうぶだと考えているような状態を「躁状態」と言います。 この「うつ状態」や「躁状態」を繰り返し生じるものが躁うつ病です。 どちらでもない時期は、全く普通の本人と変わりません。 「うつ状態」の時は、本人がしんどくなり自ら病院を受診することが多いのですが、「躁状態」の時は、本人は「絶好調」であるので周囲は迷惑しますが受診させるのが困難なことがあります。 「うつ状態」で死にたい気持ちが強かったり、「躁状態」で浪費や興奮がひどく対人関係上のトラブルが絶えない時は、入院が必要になることがあります。 なお、「躁」だけしか現れない人、「うつ」だけしか現れない人もいます。 やはり、適切な薬物療法により症状を軽減したり、再発を予防することが可能です。 「躁うつ病」に関しては、加藤忠史先生のホームページをご覧下さい。 |