TOPIC No.6-26 土星


01. 土星探査機カッシーニ  YAHOO! NEWS
02. カッシーニ
03. カッシーニ・ホイヘンス・ミッション by日本惑星協会

土星に雷雲、NASA探査機カッシーニがとらえる

2006年02月15日 asahi.com

 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機カッシーニが、土星の嵐の観測に成功した。土星に現れた「雷雲」を撮影するとともに、雷のような放電現象に伴う電波ノイズも受信した。土星でこれまでに観測された中では最大規模の嵐だという。

 カッシーニの電波受信機が1月23日、まず土星の「雷」の電波を受信。同27日には土星の南半球で「雷雲」の撮影と、雷の電波の受信に成功した。雷雲は南北約3500キロの範囲に広がっていた。

 観測チームのウィリアム・クルス博士(米アイオワ大)は「受信機がとらえた電波は確実に放電現象。おそらく撮影された雲の中で雷が発生しているのだろう」と話した。

土星の小さな月に大気 探査機が発見、火山活動か

2005/03/18 The Sankei Shimbun

 土星を回る直径約500キロの小さな衛星(月)、エンケラドスに大気が存在することが、米航空宇宙局(NASA)の17日までの観測で分かった。

 米欧の無人探査機カッシーニが今月、エンケラドスに500キロ以内まで近づいた際、電気を帯びた水蒸気らしい層を、磁気探知機による観測で見つけた。

 この月には大気を常時つなぎ留めておけるだけの大きな重力はないため、火山や間欠泉が大気の供給源になっている可能性があると、NASAのチームはみている。

 太陽系の中でそうした火山活動がある月は、木星のイオ、海王星のトリトンが知られている。

 エンケラドスは太陽光の90%を反射する明るい月。NASAは「火山から常に新しい粒子が表面に流れ出し、光を反射しやすい状態にしているのかもしれない」としている。(共同)

土星の南極、なぜか高温 NASA調べ

2005/02/04 The Sankei Shimbun

 土星で最も暖かいのは南極上空−。米航空宇宙局(NASA)の研究者がハワイにあるケック望遠鏡で土星上空の大気の温度分布を調べてこんな新事実をつかみ、3日発表した。周囲より暖かい極域が見つかったのは、太陽系の惑星では、土星が初めてという。

 研究者は土星の南半球を赤外線で観測。成層圏の温度は大半が零下130度以下だったが、南極では零下122度と大幅に上昇していた。表面に近い対流圏でも、南極付近で急激な温度上昇がみられた。

 土星の南半球には過去約15年間継続して太陽光が当たっており「ある程度の温度上昇は予想されていたが、これほど局地的な高温は意外だった」と研究者。南極上空に熱を吸収しやすい微粒子が固まっている可能性が考えられるが、理由は謎で、NASAは土星を周回中の無人探査機カッシーニで、より詳しい観測を試みるという。(共同)

タイタンにメタンの泉や雨 水路や島、液体の存在示す

2005/01/22 The Sankei Shimbun

 欧州宇宙機関(ESA)は21日、小型探査機ホイヘンスが撮影した土星最大の衛星タイタンの新たな画像を公開、メタンが液体の状態で存在することを示す複数の観測結果が得られたと発表した。

 画像には、液状のメタンが泉のように地下からわき出して形成したとみられる、特徴的な水路の地形がとらえられていた。画像チームによると、他の画像でも液体の流れや、雨が降ったことを示す証拠が多数確認された。液体が流れたのはごく最近で「地表のすぐ下」に液体が存在するのはほぼ間違いないという。またメタンの雨は定期的に降っている可能性が高い。

 また、ホイヘンスがパラシュートで降下中に採取した大気サンプルの成分分析でも、メタンが地表付近で急激に増えており、これも地表近くに液状のメタンが存在する有力な証拠だという。

 タイタンの環境は、生命が誕生する前の原始地球に似ているとして注目されてきた。液体の存在は、単純な有機物が生命へとつながる複雑な構造の有機物に変化するために不可欠とされる。

 ESAの探査責任者は「雨や水路の流れなど、地球での水と似たような役割を、タイタンではメタンが担っているようだ」と話している。(共同)

小型探査機ホイヘンス着地は泥の上か

2005/01/19 The Sankei Shimbun

 土星最大の衛星タイタンに小型探査機ホイヘンスを無事着陸させた欧州宇宙機関(ESA)は18日、「ホイヘンスは泥の上に着地したとみられる」と発表した。

 ESAによると、ホイヘンスはパラシュートで降下したものの、着陸直前の速さは秒速4.5メートルあった。それにもかかわらず、機器の異常は一切なかった。

 そうした衝撃の弱さや、送信してきた画像の様子から、固い地面や液体の上に落ちたのではなく、ぬかるみのような場所に軟着陸した可能性が高いという。(共同)

変化に富む地形はっきり 衛星タイタンの画像公開

2005/01/18 The Sankei Shimbun

 欧州宇宙機関(ESA)は17日、小型探査機ホイヘンスが撮影した土星最大の衛星タイタンの画像を新たに公開した。

 タイタンに向かい降下中に、上空約13キロから8キロで撮影した計30枚を組み合わせた画像で、着陸地周辺の変化に富んだ地形が分かる。撮影範囲は幅約30キロで、画像の一部は公開済み。

 左半分には海のような黒い滑らかな平面と、水路らしいものが走る隆起した白っぽい区域が、海岸線のような地形を描いているのがくっきり写っている。右半分は明暗差がはっきりせず地形も分かりにくいが、ESAは「処理作業が進めば、画像の質をさらに高められるだろう」としている。

 ESAは、ホイヘンスが送信してきた全未処理画像も同日、ウェブサイトで公開した。アドレスはhttp://www.esa.int/(共同)

地表に浸食跡、霧も存在か タイタン地表のカラー画像

2005/01/16 The Sankei Shimbun

 欧州宇宙機関(ESA)は米東部時間15日早朝(日本時間同日夜)、土星最大の衛星タイタンに着陸した小型探査機ホイヘンスが撮影した初のカラー画像や降下中に録音した風切り音を公開した。

 カラー画像は、測定した分光データから色を再構成。地表や空はオレンジがかった淡い色だった。画像を分析した結果、岩か氷の塊とみられる物体の下に浸食された跡が見つかり、川のように流れる液体が存在する可能性がより濃厚になった。

 また、この物体は詳しい計測の結果、数センチから10数センチの大きさと分かった。地表は暗く、水と炭化水素の混合物の氷で覆われているとみられる。

 降下中に約8キロ上空から撮影した画像には、水路のような地形が刻まれた隆起した土地と低地との境界線が、くっきりと見える。

 360度のパノラマ画像には、霧とみられる白い筋が映っており、ESAの探査担当者は「成分は恐らくメタンかエタン。霧の発生源は地表のどこかにあるはずだ」と話している。

 ESAによるとホイヘンスが送信してきた撮影画像は約350枚。2系統あるデータ通信経路の片方に問題があったため、画像データは計画していた約700枚の半数しか受信できなかったという。(共同)

タイタンに水路や氷か 土星衛星の素顔明らかに

2005/01/15 The Sankei Shimbun

 土星最大の衛星タイタンに着陸した小型探査機ホイヘンスは順調に観測を続け、運用を担当する欧州宇宙機関(ESA)は米東部時間14日夕(日本時間15日朝)、ホイヘンスが撮影した画像を公開、探査の成功を宣言した。

 公開されたのは、詳しい解析や処理を加える前の3枚だが、海に流れ込む水路のように見える地形や、氷とみられる塊が多数散らばっている地表の様子などがとらえられていた。解析が進めば、タイタンの素顔が続々と明らかになり、生命誕生の謎に迫る成果が得られると期待される。

 パラシュート降下中に高度約16キロで撮影した1枚には、海のように見える暗く平らな区域に向け、無数の深い水路らしい地形が連なっていた。表面に少なくとも一時期、液体が存在したことを示すもので、科学者らは注目している。

 このほか、海岸線や盛り上がったような地形をとらえた画像もあった。

 探査責任者は「計画に携わった科学者は皆喜んでいる。長い間待ったかいがあった」と喜びを語った。

 ESAによると、ホイヘンスは米東部時間の14日午前7時45分(日本時間14日午後9時45分)ごろ、陸地とみられる場所に着陸した後、当初想定した時間を大きく超えて観測を続行。大量のデータを母船の探査機カッシーニ経由で地球に送信した。

 タイタンは、生命が誕生する前の原始地球に環境が似ているとして科学者の注目を集めていたが、分厚い大気層に遮られ、表面の様子はほとんど分からなかった。

 カッシーニとホイヘンスによる土星探査はESAと米航空宇宙局(NASA)などが共同で進める国際プロジェクト。(共同)

探査機、タイタンへの着陸に成功 表面の画像を送信

2005/01/15 The Sankei Shimbun

 欧州宇宙機関(ESA)の小型探査機ホイヘンスが、米東部時間14日午前7時45分(日本時間同午後9時45分)ごろ、土星最大の衛星タイタンに着陸した。ホイヘンスは荒涼としたタイタン表面の画像を地球に送信。画像からは水路の存在も確認され、ESAは探査の成功を宣言した。

 探査機のタイタンへの着陸は初めて。タイタンは生命が誕生する前の原始地球と環境が似ているとして注目を集めていたが、これまで分厚い大気に観測を阻まれてきた。それだけに、昨年から続く探査機カッシーニによる一連の土星探査では、タイタンの着陸探査が最大の目標となっており、今回の成功で多くの貴重な科学資料が得られた。

 ホイヘンスは予定通り、タイタンの上空1270キロで大気圏に入った後、パラシュートで減速しながら高度約160キロで大気の分析を始めた。その後、着陸までの約2時間半、観測を続け、衛星表面を撮影。気温や気圧、風の強さや音などさまざまなデータも集め、母船の探査機カッシーニ経由で地球に送信した。

 搭載された観測機器は順調に作動。最長でも30分程度とみられていた着陸後の観測は1時間以上に及んだという。

 探査計画の責任者は「計画に携わった科学者は皆、喜んでいる。長い間、待ったかいがあった」と喜びを語った。

 ESAは今後、ホイヘンスから送られた大気組成のデータや画像など、さまざまなデータの分析を急ぐ。

 <ホイヘンス> 土星の衛星、タイタンの探査のために欧州宇宙機関が開発した小型の探査機で、直径約2・7メートル、重さ約320キロの円盤型。タイタンを発見した17世紀のオランダの天文学者、ホイヘンスにちなんで名付けられた。カメラのほか、タイタンの大気の成分やちりなどを採取して分析する装置など6種類の観測装置を搭載。タイタンの大気圏に突入後、パラシュートを開いて減速しながら観測を実施。着陸後も周辺の成分などを分析し、母船のカッシーニ経由でデータを地球に送信した。

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 土星最大の衛星タイタンに着陸した欧州宇宙機関(ESA)の小型探査機ホイヘンスは順調に観測を続けた。ESAは米東部時間14日夕(日本時間15日朝)、ホイヘンスが送ってきた画像を公開した。

 高度約16キロから撮影した画像では縦横に走る水路や海とみられる場所が、地上からの画像では氷の塊が散らばる様子がはっきり確認できた。欧米が昨年から続けている一連の土星探査で、最大の目標となっていたタイタンへの着陸は無事成功。謎に包まれていたタイタンの素顔を明らかにする、貴重な科学資料が得られた。

 探査計画の責任者は「計画に携わった科学者は皆喜んでいる。長い間待ったかいがあった」と喜びを語った。今後、ホイヘンスが観測した大気の組成データやさまざまな画像などの分析を急ぐとしている。

 ESAによると、ホイヘンスは予定通り、タイタンの上空1270キロで大気圏に入った後、パラシュートで急激に減速しながら降下。高度約160キロの地点から大気の分析を始めた。日本時間の14日午後9時45分ごろに着陸。その後も、当初の予定時間を超えて、順調に観測を続け、土星を周回する母船の探査機カッシーニを通じ、データを地球に送った。(共同)


タイタンに「謎の活動」 NASA探査機撮影画像を分析

2004/11/26 asahi.com
 米航空宇宙局(NASA)は、土星最大の衛星タイタンの鮮明な画像を公表した。先月下旬、土星探査機カッシーニがタイタンに最接近した際に撮影、タイタンの中央やや右寄りの位置に、正体の分からない「謎の活動」を示す白い部分が写っている。NASAの科学者が注目しており、地殻や風、河川、海洋、火山など、何らかの活動を示している可能性があるという。

 写真は、地表から30万〜65万キロ離れた地点から撮った9枚を組み合わせた。中央付近に、雲の間から地表がのぞいているほか、最下部の南極付近では雲が白く輝いているのがわかる。

土星の輪 “1つ”増えた NASA発表

2004/09/10 The Sankei Shimbun
 輪がトレードマークの土星で新しい輪が見つかったと、米航空宇宙局(NASA)が9日発表した。土星を周回中の無人探査機カッシーニが観測した。衛星らしい天体も発見した。

 土星の輪は、実際には数100から数1000もの輪で構成されていると考えられ、これまでAからGまで大きく七つの部分に分けられてきた。新たに発見された輪は内側から4番目のA環(幅約1万5000キロ)と5番目の細いF環(幅約50キロ)の間にあり、幅は推定で約300キロ。土星の衛星アトラスの軌道と重なっていた。

 衛星らしい天体はF環の近くで見つかった。土星ではカッシーニの観測で既に衛星2個が見つかっており、今回も本物なら、土星の衛星は計34個になる。(共同)

土星の温度分布画像、NASAが公表 探査機観測もとに

2004/09/04 asahi.com
 米航空宇宙局(NASA)は2日、土星の輪の温度分布を示す画像を公表した。探査機カッシーニが土星軌道に入った直後の7月1日に赤外線分光計で観測し、そのデータをもとに人工的に着色した。

 輪の温度は、零下200度くらい(青)から同160度くらい(赤)まで、場所によってまちまち。緑色の部分は同180度ほどだという。

 NASAによると、不透明な部分は冷たく、透き通っている部分ほど温かい。「土星の輪は場所によって光を通す度合いが違う。科学者が予想していた通りのデータだ」と説明している。

土星の衛星、計33個に NASA発表

2004/08/17 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は16日、米欧の無人探査機カッシーニによる観測で土星の衛星を新たに2個見つけたと発表した。土星の衛星はこれまでに31個見つかっており、今回の発見で計33個になった。

 衛星は「S/2004S1」と仮に名付けられた1個目が直径約3キロ、2個目の「S/2004S2」が同約4キロと推定され、これまでに見つかった土星のどの衛星よりも小さい。S1が土星の中心から約19万4000キロ、S2が同約21万1000キロの距離にあり、土星から7番目に近い衛星ミマスと次のエンケラデスの間に位置していた。

 カッシーニは打ち上げから7年近くたった今年6月30日、土星の周回軌道に入った。2個の衛星を撮影したのは土星に約1650万キロまで近づいた6月1日。NASAは今後4年間の観測でさらに多くの衛星が見つかる可能性があるとしている。(共同)

タイタンのもや、2層構造 NASA、土星の衛星画像を公開

2004/07/30 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は29日、無人土星探査機カッシーニが今月3日に紫外線フィルターを使って撮影した土星の衛星タイタンの画像を公開した。タイタンの表面を覆うもやが、表面の近くと上空で2つの層を形成していることが明らかになった。

 タイタンは土星の衛星の中で最も大きく、窒素が主成分でメタンなどをわずかに含む大気がある。もやは、宇宙の紫外線が大気中の窒素とメタンを分解してできたと考えられ、表面の様子の観測を阻む最大の障害物になっている。もやが2層に分かれている理由は不明。

 土星を周回中のカッシーニは、10月には今回の約30倍近くまでタイタンに接近する。NASAはもやの謎も解明できるのではと期待している。(共同)

NASA、土星の三日月を公開

2004/07/20 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は19日、土星の周回軌道を飛行している無人探査機カッシーニが撮影した土星の衛星の一つ、ディオネ(直径約1118キロ)の画像を公開した。

 太陽の光を受けて三日月になったディオネの表面にクレーターがあるのを、はっきりとらえた。光を増強する処理をした画像では、土星に反射した太陽光がディオネの暗い側をほのかに照らしているのが見える。同様の現象は地球と月の間でも見られ「地球照(しょう)」と呼ばれている。(共同)

土星の輪:紫外線画像を米コロラド大公表

2004年07月09日 毎日新聞 Mainichi INTERACTIVE
 米コロラド大は7日、土星探査機「カッシーニ」が撮影した土星の輪の紫外線画像を新たに公表した。

 実際に目に映る様子とは違うが、輪から出ている波長の違いから、その成分の違いを色分けして示した。赤い部分は岩石やちりでできており、青っぽい部分は氷などが主成分になっている。

 土星の輪が形成されたメカニズムはまだよく分かっていない。氷状の天体が土星にとらえられ、バラバラになったなどの説が提案されている。今回の写真は、輪の起源の解明に役立つと期待される。【去石信一】

欧米の探査機、土星の衛星に最接近

2004/06/14 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は13日までに、欧州宇宙機関(ESA)などと共同で打ち上げた土星の無人探査機カッシーニが予定通り土星の最も外側を回る衛星フェーベに約2000キロまで接近して通過したと発表した。

 NASAはカッシーニが最接近の手前で撮影した鮮明なフェーベの画像を公開。大小多数のクレーターがある様子が初めて明らかになった。NASAは「氷に富んだ衛星の本体を黒っぽい物質が薄く覆っているようにみえる」としている。

 フェーベは計31個ある土星の衛星の中でほかの衛星とは逆向きに土星を回り、傾いた軌道を持つ異色の存在。土星ができた後、引き寄せられたとみられており、今回の探査に“正体”解明の期待がかかっている。

 カッシーニは日本時間の17日に最後の軌道修正をして7月1日、探査機として初めて土星の周回軌道に入る。土星探査は23年ぶりで、カッシーニは約4年かけて土星の輪などを詳細に調べるほか、大気を持つ衛星タイタンにミニ探査機を着陸させる。(共同)

無人探査機カッシーニ、30日に土星周回軌道へ

2004/06/05 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は3日、欧州宇宙機関(ESA)などと共同で1997年に打ち上げた無人土星探査機カッシーニが今月30日午後10時半(日本時間7月1日午前11時半)、土星の周回軌道に入ると発表した。

 過去にNASAの探査機パイオニアとボイジャーが土星を探査しているが、いずれも近くを通過しただけで、周回軌道に入る探査機はカッシーニが初めて。

 カッシーニは今月11日に土星の衛星フェーベに約2000キロの距離まで近づき、最終的に土星の周回軌道に向かう。

 地球から土星までの飛行距離は約35億キロ。カッシーニは約4年間、土星を周回し続け、輪の組成などを詳しく調べる。今年12月にはESAが製作したミニ探査機ホイヘンスを切り離し、来年1月に最大の衛星タイタンに降ろし、大気や表面を調査する。(共同)

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