TOPIC No.6-1  静止地球環境観測衛星「ひまわり」

01 ひまわり (気象衛星)  byフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
02 ひまわり8号  byフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
03 ひまわり9号  byフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
04 気象衛星観測について  by気象庁
05 歴代の静止気象衛星:ひまわり・ゴーズ・GMS・MTSAT・Himawari
06 気象衛星画像リンク集
07 ひまわり8号リアルタイムWeb
08 「ひまわり9号」打ち上げ!その役割とは!?  三菱電機
09 10分ごとに更新する気象予測〜「京」と気象衛星ひまわり8号による天気予報の革新〜
 平成30年1月18日 by理化学研究所/気象庁気象研究所/科学技術振興機構(JST)/海洋
 研究開発機構(JAMSTEC)
09 世界の気象衛星観測網  気象衛星センタ−(Meteorological Satellite Center)

(2015年7月7日より、ひまわり8号が気象観測。ひまわり9号を、2022年から運用予定。)

[MGI26-10] 気象衛星「ひまわり」を活用した海況状況監視システムの開発

2018年5月21日(月) JpGU2018(日本地球惑星科学連合2018年大会)講演

 我が国において,少子高齢化の影響による第1次産業の跡継ぎ問題が深刻化している。離漁師が増加する一方、若者が漁師として定着していない。漁師の勘や長年の経験で行われていた(可視化できない)作業や知識を引き継ぎ出来ない現状がある。 若者の漁師不足は日本の水産業を維持・発展する上で深刻な問題である。

 地方の漁師の漁獲量の変化は大きく,また空振漁は燃料代の無駄になり,魚師の生活を圧迫しかねない。漁獲量は海上の風向・速度、海流の方向・速度、海水温、植物性プランクトンの分布状況に左右されている。これらのパラメータは、気象庁やJAXAが取得している膨大なデータ(ビッグデータ)から推定できる。しかし、漁師の期待に沿うようなデータではなくデータの扱いも困難である。

 地方の活性化を図る目的で、iPadやiPhoneで日本近海の海況を監視できるアプリを我々は開発している。本講演では、気象衛星「ひまわり」の最新データを用いて雲分布・海面温度・クロロフィルaの分布を求め、閲覧できるシステムを紹介する。

ご存知ですか? 7月14日はNASDA初の静止気象衛星「ひまわり」が打ち上げられた日です

現在は「ひまわり8号」が運用中 
2017/07/14 近藤 正高 文春オンライン

 いまから40年前のきょう、1977(昭和52)年7月14日午後7時39分(日本時間)、宇宙開発事業団(NASDA。現在のJAXAの前身のひとつ)による初の静止気象衛星が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げ後、「ひまわり」と名づけられたこの衛星は、東経140度の赤道上空3万6000キロで地球の静止軌道(衛星が地球の自転と同じ速度で周回し、地上からは静止した状態に見える軌道)に乗り、同年9月8日には雲画像の観測データの送信を開始、翌78年4月6日より本格的な観測を開始した。

 NASDAは「ひまわり」以前に、1975年9月9日に技術試験衛星「きく」、76年2月29日に電離層観測衛星「うめ」、77年2月23日には日本初の静止衛星となる「きく2号」をそれぞれ鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げていた。しかし「ひまわり」は、製造開発を日本の電機メーカー(日本電気)を通して米国のヒューズ社(現ボーイングサテライトシステムズ社)に委託しており、打ち上げにも米国のデルタ2914型ロケットが用いられた。デルタロケットの技術は、70〜80年代にNASDAが開発したN-1ロケットとN-2ロケットにも導入され、国産液体ロケット開発への道を拓くことになる。

 当時のNASDA理事長は、かつて国鉄(現JR)の技師長として東海道新幹線を実現した島秀雄である。島は園芸が趣味だったことから、自分の理事長在任中に打ち上げる衛星には、花の名前をつけるよう指示していたという(古川武彦『気象庁物語――天気予報から地震・津波・火山まで』中公新書)。空の様子を見つめる衛星の名前に、太陽に向けて花を咲かせるヒマワリはぴったりだと、関係者にも好評をもって受け入れられた。

「ひまわり1号」はその後、1981年8月に打ち上げられた「ひまわり2号」の運用開始にともない待機衛星となり、2号の不具合から84年1月より、8月の「ひまわり3号」打ち上げまでのあいだ再度運用される。完全に役割を終えたのは、「ひまわり4号」打ち上げ直前の89(平成元)年6月のことだった。現在は2014年に打ち上げられた「ひまわり8号」が運用中である。

11月に打ち上げられた日米の静止気象衛星が初画像を取得

2017.01.26 宇宙技術開発株式会社

 2016年11月2日に打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)は、搭載機器の試験などチェックを行っていましたが、この程初画像を撮影しました。初画像は2017年1月24日(火)午前11時40分(日本時間)、ひまわり9号によって撮影された画像です。ひまわり9号はひまわり8号の予備機として3月には待機運用に入ります。

 米国海洋大気庁NOAAの新型気象衛星GOES-16(2016年11月20日に打ち上げ)も初画像を取得し、NOAAより画像が公開されました。ひまわり9号と2014年に打ち上げられた同型のひまわり8号に搭載された主観測カメラのAHIは、ハリス社で製造されたものであり、GOES-16に搭載されている同社製のカメラABIと同じく、前世代機の観測カメラの大幅な機能改良版になります。

ひまわり9号打ち上げ成功 8号バックアップ

2016年11月2日 毎日新聞

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は2日午後3時20分、気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。ひまわり9号は予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。

 ひまわり9号は、現在運用中のひまわり8号のバックアップ機で、2022年度から運用される。

「ひまわり9号」打ち上げ延期 11月2日に

2016年10月30日 毎日新聞

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、鹿児島県の種子島宇宙センターで11月1日午後に予定していた気象衛星「ひまわり9号」の打ち上げを、同2日に延期すると発表した。悪天候が予想されるため。

 三菱重工業によると、ひまわり9号は国産ロケットH2A31号機に搭載して打ち上げるが、1日未明は強風と雷によって準備作業に支障が生じる可能性がある。2日は午後3時20分に打ち上げ予定。

 ひまわり9号は、現在運用中のひまわり8号のバックアップ機で、2機体制で長期間にわたる安定した気象観測を担う。【田中韻】

気象衛星ひまわり9号を公開 2機で安定観測確立へ

2016年09月20日 西日本新聞

 気象庁は20日、11月1日に打ち上げが予定されている気象衛星ひまわり9号の機体を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター(鹿児島県)で報道陣に公開した。ひまわり9号は現在運用されている8号と同型機で、8号にトラブルが発生した際のバックアップ衛星になる。

 気象庁によると、2機態勢になることで、長期間安定した観測が可能となる。同庁の大友猛・衛星整備計画官は「より精度の高い気象情報を提供し、災害の低減に寄与したい」としている。

 ひまわり9号は、太陽光パネルやアンテナなどを展開した全長が約8メートル、重さは約1・3トン。

静止気象衛星「ひまわり8号」…7月7日11時から正式運用を開始へ

2015年6月1日(月)Response

 気象庁は、静止気象衛星「ひまわり8号」を7月7日午前11時(日本時間)から正式運用を開始すると発表した。

 ひまわり8号は、2014年10月7日に打ち上げ、同年10月16日に静止化、12月18日に初めて取得した画像を公開した。

 打ち上げからこれまでの間、衛星本体の機能確認試験、地上側を含むシステム全体の連続運用試験など、所要の準備を進めてきた。機能確認試験で衛星の姿勢に関する情報を収集する装置のうち、予備系で動作不良が確認されたものの、運用には影響が無いと判断した。

 気象観測の実施準備も順調に進んでいるため、7月7日11時から正式運用を開始する。

気象庁、気象衛星「ひまわり8号」の初画像を公開

2014年12月19日 exciteニュ−ス

気象庁は、10月7日に打ち上げられた次期静止気象衛星「ひまわり8号」の画像の取得に成功したと発表した。初画像は同庁のWebサイトから閲覧できる。

「ひまわり8号」は現在、静止軌道上で機能確認試験を行っており、初画像は18日の午前11時40分に取得成功した。7号までの「ひまわり」の画像は白黒だったが、8号では可視域3バンドを合成したカラー画像を作成することが可能で、静止気象衛星としては世界初となる。同衛星は今後、地上システムとの総合試験などを経て、2015年夏頃の観測運用開始を予定している。

静止気象衛星「ひまわり8号」打ち上げに成功

2014年10月7日 JAXA AstroArts

 10月7日14時16分、気象衛星「ひまわり8号」がH-IIAロケット25号機で種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。28分後には高度約260kmでロケットから正常に分離されたことが確認された。今後、高度約35800kmの静止軌道に入り、地球の雲の動きなどを観測する。

 「ひまわり8号」は現在運用中の「ひまわり6号」(2005年打ち上げ)および「ひまわり7号」(同2006年)の後継機として、来年打ち上げ予定の「ひまわり9号」とともに開発された。世界最先端の観測能力を持つ可視赤外放射計(AHI)を搭載し、従来機に比べて観測効率や解像度などが大幅に向上している。観測波長が増えたことでカラー画像の作成も可能になり、黄砂や噴煙などの監視でも活用されることが期待される。

 機能の確認試験後2015年に観測を開始し、2021年まで運用される見込みだ。

新型『気象衛星ひまわり』打ち上げ!

2014/8/21 城田敦子の点からのメセ−ジ 中日新聞プラス

天気予報でよく見るこの画像は、「気象衛星ひまわり」から送られてくる「雲の様子」です。天気を予想するのに欠かすことができない資料です。

2010年7月1日から「ひまわり7号」が気象観測を行っていますが、新たな気象衛星を、今年の10月7日に打ち上げることになりました。

まだ4年しか経っていないのに・・・。

実は、気象衛星には寿命があって、現在のものは「運用5年、待機5年」なんです。けっこうギリギリ・・・・。

今回、打ち上げる8号は、「運用8年、待機7年」と、少し長寿命になるみたいですが、宇宙に気象衛星がないなんて、考えるだけでも恐ろしい!!

もしも気象衛星がなかったら、台風が来たって分かりませんし、大気の状態も分かりません。お手上げ状態です!

ということで、打ち上げが成功することを祈ります。 (以下 略)


ひまわり後継機、気象庁が予算要求…運用の民間委託も検討

2008年08月21日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 気象庁は、6〜8年後に予定されている気象衛星「ひまわり」の後継機の製造費の一部約80億円を、2009年度予算の概算要求に計上する方針を固めた。

 現行の2基を相乗りで打ち上げた国土交通省航空局が後継機から手を引く方針を打ち出したため、予定通りの打ち上げが危ぶまれていたが、台風の進路や地球温暖化の監視を担う衛星の重要性は高まっており、同省も予算を確保し気象庁単独で打ち上げることを認めた。

 気象庁は、これまで国が行っていた打ち上げ後の管理運用を民間企業に委託するPFI方式を国内で初めて衛星に導入する検討も始めた。

 ひまわりは、故障に備えて2基体制で運用されており、現行の6号、7号は2015年に寿命を迎える。次期衛星2基は打ち上げを含めて計約600億円かかる。衛星の製造に5年かかるため、来年度予算に盛り込む必要があった。

 航空管制業務のため、現行ひまわりの製造費など7割を負担した国交省航空局が「次世代の管制通信方式が議論中」との理由で、次期衛星では手を引く意向を示していた。

 しかし、衛星の打ち上げが延期や中止になれば、アジア太平洋の広い地域で低気圧や前線の情報が得られなくなる恐れがあり、研究者から「国として責任を持って衛星整備に取り組む必要がある」と強い意見や要望が出ていた。

 気象庁は衛星に関連する予算を削減するため、打ち上げ後の運用を複数の衛星を打ち上げている民間企業に任せる検討を始めた。衛星の軌道や向きを修正する運用作業には2基で計約200億円かかるとされる。これを民間企業に任せることで数億円以上を節減できる可能性があるという。

気象衛星が消滅の危機、「ひまわり」後継機に予算集まらず

2008年07月05日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 気象庁が6〜8年後に打ち上げを予定している気象衛星「ひまわり」後継機2基の調達の見通しが立たず、30年以上も日本の空を宇宙から見守ってきた気象衛星が消えてしまうかもしれない事態に直面している。

 現行2基の予算の7割を分担した国土交通省航空局が計画から外れることになったため、管理運用を含め1基400億円とされる予算の確保が気象庁だけでは難しいためだ。

 ひまわりを失えば、国内の天気予報の精度が落ちるだけでなく、観測網に空白が生じ、アジア・太平洋地域の台風や豪雨の監視に支障を来す恐れがある。

 ひまわりは故障に備えて2基体制で、現行の6号と7号はともに2015年に寿命を迎える。衛星の製造は5年かかるため、8、9号の関連費用を来年度予算に盛り込む必要がある。

 6、7号の時は、気象以外に航空管制機能を搭載することで旧運輸省航空局の予算を捻出(ねんしゅつ)した。だが、国交省は「次世代の管制通信方式が議論中」との理由で、後継機では航空管制機能の相乗りを見合わせた。同庁は民間との相乗りを模索したが、協力は得られなかった。

 99年に5号の後継機打ち上げが失敗した際、米国の衛星の軌道を変えて日本の観測を2年間代行させたが、米国からは「次に似た状況になっても1年限り」とくぎを刺されたという。

 ひまわりは海面水温などの地球温暖化にかかわる情報も集めている。同庁は「観測が滞れば国際社会に迷惑がかかる。打開策を見つけたい」としている。


ひまわり7号の初画像公開 今夏に代替機として運用

2005/05/11 The Sankei Shimbun

 今年2月に打ち上げられ、機能確認試験を行っている運輸多目的衛星「ひまわり7号」が初めて撮影した地球の画像が11日、気象庁から公開された。

 ひまわり7号は、静止軌道上で機能確認試験を行っており、この日午前、全チャンネルの地球観測画像の取得に成功した。撮影機能に問題はなく、同庁は今後さらに試験を重ね、今夏には、現在、気象観測をしている6号が故障した場合の代替機として、運用を始める計画。

 同庁によると、機能試験中に、電波の受信機器の一部に不具合が見つかったが、バックアップ系統のため、運用に大きな支障はないという。

 7号は、国土交通省と気象庁が運用する静止衛星。6号の寿命が尽きる平成22年(2010)年には、後継機として運用される。また本年度中には、陸上からレーダーが届かない洋上の航空管制業務にも当たる計画という。

「ひまわり6号」観測機能停止 搭載コンピューター異常

2005/04/17 The Sankei Shimbun

 17日午前1時ごろ、運輸多目的衛星「ひまわり6号」の電波が受信できなくなり、気象観測画像が取得できなくなった。搭載コンピューターに異常が発生、衛星が通常とは違う姿勢になったためとみられる。

 同日午前5時ごろ、衛星の姿勢が正常に戻ったことは確認したが、気象観測はできない状態になったため、復旧まで米国の衛星画像を使う。気象庁は「これまでで最大のトラブル」として、詳しい原因を調べている。

 気象庁によると、午前1時前、通常使っている電波が受信不可能になった。何らかの原因で搭載コンピューターに異常が発生し、地球側を向いているはずの衛星が緩やかに回転した状態になったためとみられる。緊急用の別の電波でコンピューターを復旧させたところ、正常な姿勢に戻った。

 異常発生に伴い、カメラなどの電源も自動切断されたため、一時的に気象観測不可能になった。機器の点検を終え、復旧するのは同日午後以降となる見通し。

多目的衛星「ひまわり6号」、航空管制機能に障害

2005年10月27日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 国土交通省は27日、今年2月に打ち上げた運輸多目的衛星「ひまわり6号」の航空管制機器に障害が見つかったことを明らかにした。

 同衛星を利用した航空管制が今年12月から始まる予定だったが、新たな対策が必要となるため、運用開始は2006年度以降に延期される。

 同衛星に搭載した空域監視用の通信装置6つのうち2つが正常に作動していないという。

 また航空機側に搭載する米メーカー製の専用通信機器にも障害がみつかり、国交省では不具合を解消するため、試験期間の延長が必要と判断した。

 ひまわり6号は、気象観測と航空管制の機能を併せ持つ多機能衛星。6月から運用を始めた気象観測には障害はないという。

「ひまわり」に不具合、6時間ほど観測休止し復旧

2005年09月24日 asahi.com

 気象衛星「ひまわり6号」で画像を撮影できなくなるトラブルがあり、気象庁は24日午前6時半から約6時間にわたって観測を休止した。同日正午すぎに観測を再開した。

 気象庁によると、午前6時に衛星のカメラの電源が切れた。予備のシステムに切り替えたところ、カメラは動くようになった。復旧までの間は、6月に運用を終えた米衛星「GOES(ゴーズ)9号」による観測に切り替え、伊豆諸島に接近している台風17号などの観測に影響はなかったとしている。

 ひまわり6号は2月にH2Aロケットで打ち上げられ、6月に運用を開始した。

ひまわり5号運用停止へ

2005/07/20 The Sankei Shimbun

 宇宙航空研究開発機構は20日、老朽化した気象衛星「ひまわり5号」の電波の送受信を21日午前に停止すると発表した。運輸多目的衛星「ひまわり6号」が6月から気象観測を開始していることに伴う措置。

 ひまわり5号は1995年に打ち上げられた。後継機の打ち上げ失敗から、設計寿命の5年を経過しても運用が続けられたが、2003年からは米国の衛星に観測を引き継ぎ、観測データの配信に使用されていた。(共同)

「ひまわり6号」28日正午から運用開始 気象庁

2005/06/22 The Sankei Shimbun

 気象庁は22日、2月に打ち上げられた運輸多目的衛星「ひまわり6号」を使った気象観測の正式運用を、28日正午から開始すると発表した。当初は5月末の運用を目指していたが、機器調整に万全を期すため試験配信を重ねていた。

 同庁は「試験配信は順調に経過しており、問題なく正式運用できる。28日午後からは、ひまわり6号を使った天気予報を出せると思う」としている。

 ひまわり6号はセンサーの増強などにより、従来は難しかった夜間の霧や下層雲の撮影が可能になる上、画像の撮影間隔も短縮されるため、台風や集中豪雨時の観測精度向上が期待されている。

 気象庁は、ひまわり6号の安定運用が確認されるまで、米国の衛星ゴーズ9号を使った観測も7月中旬まで並行して続ける方針。(共同)

ひまわり6号運用開始へ

2005年06月01日 asahi.com

 2月に打ち上げられた「ひまわり6号」から31日、アジア周辺の約1000の気象機関に試験映像が届いた。順調にいけば6月中旬から運用が始まる。

 ニューギニアの上空約3万6000キロからの映像は30分に1回、夜間の霧さえもつかめるという。関東地方に冷たい雨をもたらした雲もくっきりととらえていた。

 この2年は、米国の気象衛星を借りてしのいできた。昨年は過去最多の台風上陸や相次ぐ豪雨に悩まされた気象庁。梅雨入りを前に強力な援軍と、期待する。

ひまわり6号、画像配信 気象庁、6月に正式運用

2005/05/31 The Sankei Shimbun

 気象庁は31日、2月に打ち上げられた運輸多目的衛星「ひまわり6号」が撮影した観測画像の試験配信を開始した。同庁はテストを重ねた上で、6月中にも正式運用を行う方針。

 気象庁によると、試験配信は、地上施設で衛星から受信した画像を処理し、民間気象情報会社などに正常に送信されるか確認をする。正式運用とほぼ同じ1日50回以上の観測と配信を実施するという。

 ひまわり6号は、画像の撮影間隔が従来よりも短縮され、台風や集中豪雨時の観測精度の向上が期待されている。(共同)

ひまわり6号初画像を公開 夜間の霧も撮影可能

2005/03/24 The Sankei Shimbun

 気象庁は24日、2月にH2Aロケットで打ち上げられた、運輸多目的衛星「ひまわり6号」が静止軌道上で初めて撮影した画像を公開した。同庁によると、先代のひまわり5号が約8000万画素だったのに対し、6号は約1億3000万画素と大幅に向上し、夜間の霧も撮影可能になるという。

 画像は、ひまわり6号が静止している東経145度、高度約3万6000キロ付近で、24日午前11時ごろ撮影された。

 ひまわり6号は、4月にかけて、現在は5号が静止している東経140度付近に移動し、地上システムとの総合試験を経て、5月末ごろの運用開始を予定している。

 気象庁の長坂昂一長官は「画像が鮮明になっただけでなく、撮影間隔も短縮されるため、集中豪雨時の観測精度の向上が期待できる」としている。(共同)

愛称は「ひまわり6号」 打ち上げ成功の新衛星

2005/03/08 asahi.com

 打ち上げに成功した運輸多目的衛星新1号(MTSAT―1R)について北側国交相は8日、愛称を「ひまわり6号」とすることを閣議後の記者会見で明らかにした。「ひまわり」の名が気象衛星として定着していることを理由に挙げた。

 新衛星は同日午前、ニューギニアの上空3万6000キロで予定通り静止軌道に入った。映像送信テストを経て5月末から気象衛星として本格稼働し、年末には航空機の管制システムでも運用が始まる。

 気象庁と国土交通省は99年、老朽化したひまわり5号の後継機としてMTSATの旧1号機を打ち上げる際、公募で愛称を決めていた。しかし、打ち上げは失敗し、愛称は非公表のままになっている。

 国交省の担当者は「今回は打ち上げに全力を傾注したので、愛称を公募する余力はなかった」と話している。


GPSと気象衛星で農作物の出荷時間と場所記録…三菱

2004/10/17 読売新聞 Yomiuri On-Line
 三菱電機は、全地球測位システム(GPS)と気象衛星の情報を使い、農産物や食品などの出荷時間と場所などを記録し、証明するシステムを開発したことを明らかにした。

 新システムは「COCO―DATES(ココデイツ)」と呼ばれる。農作物の出荷で商品ラベルを張る際、時間と場所の情報を三菱電機の情報センターに送信する。センターでは気象衛星の雲の画像で時間を、GPSで場所を確認してコードを発行し、ラベル上に印刷する。

 刻々と変化し、同じ形にならない雲の特性を時刻の特定に利用したもので、消費者がラベルをセンターに照会すれば、商品出荷の時間、場所が客観的に正しいとわかる仕組みだ。

 石川県内のコメ生産者と東京都内の販売店がこのシステムを使った実験を行っており、三菱電機は、来年にも食品メーカーや流通業者などに売り込む方針だ。

ひまわり後継機引き渡しへ 19日にも種子島に到着 2004年03月12日 The Sankei Shimbun
 国土交通省と気象庁は12日、気象衛星「ひまわり5号」の後継機「運輸多目的衛星新1号機(MTSAT−1R)」が米国で完成し、鹿児島空港を経由して19日にも種子島宇宙センターに到着し、日本側に引き渡されると発表した。

 気象庁は「MTSATが納入されても正式な打ち上げのめどは立っていない。当面は米国の気象衛星ゴーズ9号を借りての観測が続くが、早期の打ち上げを望みたい」と話している。

 MTSATは米カリフォルニア州にあるスペースシステムズ・ロラール社(SSL)の工場で製造された。

 ロシアの大型貨物機「アントノフ124」に搭載され、17日午前に鹿児島空港に到着。鹿児島県の加治木港まで陸路で輸送し、貨物船で種子島に運ばれる。宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターには19日早朝に着く予定。

 当初予定では、MTSATの引き渡しは2002年12月末だったが、製造トラブルで納期が遅れた上、SSL社が会社再建手続きを申請して日本側に追加経費支払いを求めるなど問題が続いていた。

「ゴーズ」画像受信できず

2003年07月12日 The Sankei Shimbun

 気象庁によると、12日午前4時ごろから、毎時受信している米国の気象衛星「ゴーズ9号」からの雲画像が届かなくなり、復旧作業を進めたところ、午前10時のデータから再び画像が届くようになった。

 気象庁気象衛星室によると、最初の障害は米側の地上システムの不具合で、それ以降は日本側の計算機にトラブルが起きたという。詳しい原因を調べている。

 ゴーズ9号は耐用年数を超えた「ひまわり5号」に代わり、西太平洋の雲画像撮影を5月末から引き継いだが、画像が乱れたり届かなくなるトラブルが相次いでいた。

ゴーズ障害は週2−3回 業務に支障なし

2003年06月26日 The Sankei Shimbun
 気象庁の北出武夫長官は26日会見し、耐用年数を超えた気象衛星「ひまわり5号」に代わって5月末から観測を引き継いだ米国の衛星「ゴーズ9号」について「現在も週2、3回程度障害が起きているが、台風観測など気象業務への支障はない」と述べた。

 同庁気象衛星室によると、これまでのトラブルは計26回。ゴーズ本体の故障は1回も無く、すべて地上施設側に原因があったという。

 北出長官は、地球全体の大気の流れを計算する「全球数値予報」に、米航空宇宙局(NASA)の衛星が観測した風データなどを取り込み、予測精度向上を図ることを明らかにした。

衛星「ゴーズ」でトラブル

2003年05月23日 The Sankei Shimbun
 老朽化した気象衛星「ひまわり5号」に代わって雲画像の撮影を22日引き継いだばかりの米国の衛星「ゴーズ9号」からの画像が23日午前、2回にわたり受信できなくなるトラブルがあった。

 気象庁は「ゴーズ自体には問題はなく、米国の地上施設から観測範囲を衛星に指示する信号に、文字化けなどの不具合が起きた可能性がある」としている。

 同庁によると、1時間間隔で受信している画像のうち、同日午前8時25分から撮影を開始する「23日午前9時現在」の画像が日本側で受信できなかった。「午前10時現在」の画像は予定より5分遅れて届いたが、観測範囲が南北に約20度ずれていた。

 「午前11時現在」も米側が原因調査と復旧作業を理由に観測を中止したため、届かなかった。気象庁が米側に問い合わせたところ、午前11時前、「地上施設側の指令に不具合があったが、既に直った」との連絡が届いた。「正午現在」の画像は問題なかった。

 ゴーズはひまわり同様、耐用年数を超えており、過去に姿勢制御装置などに不具合が発生したため、一部からは性能を疑問視する声も上がっていた。同庁気象衛星室は「米航空宇宙局(NASA)から『十分な期間で使用可能』との公式見解を受けており、問題ない」としていた。

 今冬打ち上げ予定の運輸多目的衛星(MTSAT)の運用開始まで一時的にゴーズを使用する方針。

気象衛星:ひまわり5号が引退 ゴーズ9号に引き継ぎ

2003年05月22日 [毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 静止気象衛星「ひまわり5号」が22日、最後の画像撮影を終え、観測業務の現役を退いた。来年1月には後継機種のMTSAT―1Rが打ち上げられ、3月から運用されるが、それまでは米国海洋大気庁の衛星「ゴーズ9号」が日本周辺を観測する。

 「ひまわり」シリーズは、77年に1号が打ち上げられ、2号(81年)、3号(84年)、4号(89年)と代を経て、5号は95年から運用されている。1時間ごとに送られてくる画像、データから台風や雲の位置、発達状況を把握でき、画像もテレビの天気解説などでおなじみとなった。

 5号は当初、設計寿命が近づく00年春に引退予定だったが、後継のMTSATが99年に打ち上げに失敗し、これに代わるMTSAT―1Rも米国メーカーの工程の問題などから、03年春の運用開始予定が遅れることが分かった。このため昨年5月、日米で交換公文を締結し、同レベルの画像、データを維持できる米国の衛星・ゴーズを借りることにした。

 MTSAT―1Rが運用されると、ひまわり5号より画質がアップし、海面水温の測定精度なども上がり、データの送信頻度も30分に1回となる。 【宮川裕章】

気象衛星「ひまわり」が米「ゴーズ」と交代

2003年05月18日 The Sankei Shimbun
 耐用年数を超えた気象衛星「ひまわり5号」に代わり、22日から米国の気象衛星「ゴーズ9号」が日本を含む西太平洋地域の気象画像撮影を引き継ぐことになった。

 1977年から親しまれてきた「ひまわり」の名は消えるが、気象庁は「ゴーズ9号撮影の画像は、ひまわり経由で日本に送る予定。もうしばらくは頑張ってもらうつもり」としている。

 ひまわり5号は95年に5年の耐用年数で打ち上げられた。しかし99年のH2ロケット打ち上げ失敗で後継機が失われ、同庁は延命措置を続けていたが撮影性能が低下。苦肉の策として米国海洋大気庁(NOAA)に依頼して無償でゴーズ9号を借りた。

 同じ95年に打ち上げられたゴーズ9号も耐用年数を過ぎているが、性能にはまだ余力がある。気象庁は、ひまわり5号の後継としてこの冬打ち上げが予定されている「運輸多目的衛星(MTSAT)」の運用が始まるまでの「リリーフ」として使用する方針。

 これまで日本の衛星は花の名を愛称とするケースが多く、気象庁も「ゴーズ9号」をどう呼ぶか検討した。しかし「一時的に借りた米国の衛星に公募で愛称を付けるわけにもいかない」との判断で、米側と相談し「パシフィックゴーズ」という愛称に決めたという。

 「名前が長すぎるかもしれないが、パシフィックには『平和な』の意味もある。一時的運用だが親しんでもらえればうれしい」としている。

気象衛星「ひまわり5号」、5月に予備衛星に引き継ぎへ

2003年03月25日 Asahi.com 
 後継機の打ち上げ失敗で設計寿命を超えて運用している気象衛星「ひまわり5号」について、気象庁は25日、代替の米国予備衛星「GOES9号」への引き継ぎを5月中旬に行うと発表した。

 米衛星は、東太平洋上空から日本周辺を観測できる場所に移動中。ひまわりは機器の劣化が予想よりも緩やかで、今春中は観測機能を維持できそうだという。

老「ひまわり」後継に不安 H2Aの衛星分離失敗で

(2002/02/09)河北新報ニュース
 1999年のH2ロケット打ち上げ失敗で後継機がなくなったため、耐用年数切れから約2年が過ぎた今も老骨にむち打って観測を続ける気象衛星「ひまわり5号」の後継問題に、今月四日に打ち上げられた同ロケットの改良型H2Aの衛星分離失敗が新たな不安を投げかけている。

 気象庁は、2003年夏に後継の運輸多目的衛星(MTSAT)を打ち上げる予定で、その打ち上げ手段としてH2Aが最有力候補に挙がっているためだ。

 ひまわりに障害が生じた場合、米国の衛星で代用する計画だが、“老衛星”やピンチヒッター頼みの状態を長期化させるわけにはいかず、同庁幹部は「本当に次は大丈夫なのか」と気をもんでいる。

ロケット失敗で事業団が民事調停申し立て/東京地裁 運輸、気象の両庁相手に

2000.10.15 The Sankei Shimbun
 昨年十一月、国産H2ロケットの故障で打ち上げに失敗した運輸多目的衛星について、運輸省と気象庁が打ち上げ費用の支払いを拒み、宇宙開発事業団(山之内秀一郎理事長)が東京地裁に民事調停を申し立てていることが十五日分かった。

 契約上、失敗時の費用負担について明記しておらず、話し合いで決着しなかったためのトラブルだが、実質的に国の予算で運営されている特殊法人と、官庁との調停という異例のケース。両者とも調停結果には従うとしている。

 運輸多目的衛星は気象衛星「ひまわり」の後継機。従来のひまわりのような研究開発衛星は、打ち上げの成否を問わず国が全額負担していたが、今回は日本の打ち上げで初めて、実用衛星として個別の打ち上げ契約を結び、両省庁が宇宙開発事業団に発注していた。

 約百億円の費用は一九九五年度から九九年度まで分けて支払う契約だが、両省庁は失敗を理由に九九年度分の約三十五億円の支払いを拒否。その後の話し合いでは運輸省側が既に支払った分も返還を求めたのに対し、事業団は国際的に支払うのが通例だとして結論が出ず、先月十三日、事業団が調停を申し立てた。

 海外の衛星打ち上げビジネスでは、事前に失敗の原因によって費用負担を決め、失敗時に再打ち上げを無料で行うなど対応を決める場合がほとんどだが、運輸多目的衛星の打ち上げ契約ではその点を詰めていなかったという。

 このまま未払いになると、結局その分だけ国の予算が事業団に投入されることになるが、運輸省航空衛星室は「今回の費用には税金だけでなく、航空会社が支払った航行援助施設使用料も充当されており、全額支払いとなれば説明ができない」と話している。

 藤木完治・科学技術庁航空宇宙開発課長の話 基本的には契約を結んだ当事者同士の問題だが、司法手続きに入らずに解決するのが望ましい。科学技術庁も宇宙開発事業団の所管官庁として、運輸省とも協議してきたが、まとまらなかった。

 運輸多目的衛星(MTSAT) 気象衛星ひまわり5号の後継機。従来のひまわりは研究開発衛星として日本企業に発注していたが、実用衛星であるMTSATは入札で米スペースシステムズ・ローラル社が落札、製造した。衛星利用測位システム(GPS)で航空機を精密に管制するシステムも搭載する。二○○二−○三年に代替機を打ち上げ予定。

ひまわり4号24日運用終了

(2000年02月22日) 共同通信社
 気象庁は22日、現在運用中の気象衛星ひまわり5号の予備機として軌道上で待機している4号が老朽化したため、今月24日に運用を終了し軌道から外すと発表した。

 昨年のH2ロケット打ち上げ失敗で、5号の後継機の運輸多目的衛星(MTSAT)が失われたため、同庁の気象衛星は5号1機だけとなりバックアップ用の衛星がなくなることになる。

運輸多目的衛星の打ち上げ失敗、軌道投入できず爆破(November15, 1999)
 運輸多目的衛星を搭載したH2ロケットの打ち上げが失敗した。H2ロケットは15日午後4時29分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたが、軌道に投入できず、その直後に地上からの指令で爆破した。

H-IIロケット8号機の不具合に係る調査状況について

平成11年9月20日 by 宇宙開発事業団
 宇宙開発事業団は、H-IIロケット8号機/運輸多目的衛星の打上げ延期の理由となった1段液体水素枯渇検知センサー の非作動(9月12日)の原因究明の一環として、1段液体水素タンクの開放及び内部点検を9月19日までに実施しました。

 その結果、液体水素充填作業中に液体水素枯渇検知センサーとセンサー取付金具が極低温状態で接触し、当該センサーが非作動となっていたものと判断しました。

 これに対し、当該センサーの位置を修正する対策を9月19日に実施しました。今後、タンクを元どおりに復旧後、液体水素を充填し、不具合処置結果が良好であることを確認する予定です。

 また、9月15日に発見された第2段制御用電池の出力電圧の異常については、原因調査の結果、負電極端部の変形(反り)が絶縁体(セパレーター)を損傷し、短絡に至ったものと判明しました。このため、不具合対策を施した電池を新製作し、8号機に供することとします。

 宇宙開発事業団では、これらの不具合を重大に受け止め、打上げに万全を期すため、「現場特別点検」を実施することとします。

 上記に伴い、打上げ日を11月以降とし、新たな打上げ日については決定し次第お知らせします。

 運輸多目的衛星(Multi-functional Transport Satellite:MTSAT)は運輸省が調達した衛星です。MTSATは、次世代の航空保安システムの中核となる航空管制等の機能(航空ミッション)と、気象衛星「ひまわり」の後継機としての気象観測等の機能(気象ミッション)を有しています。

 その結果、そ れぞれ単独の衛星とするよりも経費の節約や静止軌道位置の有効利用が図られてい ます。 航空ミッションの寿命は10年以上、気象ミッションの寿命は5年以上です。運用を行う静止軌道位置は、「ひまわり」と同じ東経140度です。(by 宇宙開発事業団)

多目的衛星、10日打ち上げ

(1999年09月08日)共同通信社
 気象衛星ひまわり5号の後継で、航空管制も担う運輸多目的衛星が10日夕、鹿児島県の種子島宇宙センターから、宇宙開発事業団のH2ロケットで打ち上げられる。

 運輸多目的衛星は、気象観測と航空管制の機能を一つにまとめることにより、費用だけでなく、多くの衛星で込み合う宇宙の静止軌道のスペースも節約できるのが特徴。

運輸多目的衛星を公開

(1999年08月13日) 共同通信社
 気象衛星ひまわり5号の後継機で、航空管制にも使われる運輸多目的衛星が13日、種子島宇宙センターで公開された。

 MTSATは9月10日、H2ロケット8号機で打ち上げられる予定。

 打ち上げから約10日後、高度約3万6000キロの赤道上空に静止し、日本周辺の雲の分布などを観測する。

 ひまわり5号と比べ、夜間の台風の位置判別や海面水温測定の精度が向上するのが特徴。

新人工衛星の愛称を公募

(1999年05月13日)共同通信社
 テレビの天気予報でおなじみの気象衛星『ひまわり』の後継機で航空管制にも使用される運輸多目的衛星(MTSAT)について運輸省と気象庁は13日、愛称を一般から募集すると発表した。名付け親は、8月予定の鹿児島県の種子島宇宙センターでの打ち上げに招待される。

          

 MTSATは、運輸省と気象庁が 200億円余をかけて打ち上げる人工衛星。打ち上げ費用の7割を運輸省、3割を気象庁がそれぞれ負担する。

HOME宇宙・科学