TOPIC No.4-14cプレステ

01.プレステ3 YAHOO! NEWS
02.プレステ2 YAHOO! NEWS
03.プレイステイション ドット コム

PS3、廉価版を発売へ 現行モデルも5千円値下げ

2007/10/09 中国新聞ニュース

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は九日、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の廉価版となる新モデルを十一月十一日に発売する、と発表した。希望小売価格は三万九千九百八十円で、四万円を切り現行モデルよりも安く設定した。

 これに先立ち、昨年十一月に発売された現行の二機種も、今月十七日からともに五千円値下げする。ハードディスク駆動装置(HDD)が二十ギガバイトのタイプは、市場価格が四万四千九百八十円、六十ギガバイトは五万四千九百八十円となる。

 PS3は高機能を売りにしながらも、任天堂の「Wii(ウィー)」、マイクロソフトの「Xbox360」といったライバル機と比べ価格が高く、販売が伸び悩んでいた。新たな価格戦略で新型ゲーム機の販売台数で独走しているWiiを追撃し、ゲーム事業で本格的な巻き返しを図る。

 新モデルの「CECHH00シリーズ」は、PS2のソフトウエアとの互換性をなくし価格を抑えた。使えるのはPS3専用ソフトなどに限られ、PS2のゲームはできないが、SCEは「PS3のソフト拡充を図っており、映像の美しさなどを楽しんでほしい」(広報部)としている。

 インターネットを通じてゲームなどを直接取り込む形のソフト販売も広げているため、新モデルの本体には四十ギガバイトのHDDを搭載。欧州では日本より一足早く、今月十日から販売を始める。

SCE、PS3を北米市場で100ドル値下げ・「Xbox」追撃

2007/07/09 NIKKEI NeT

 【ロサンゼルス=川合智之】ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日、新型ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の北米での価格を同日付で100ドル引き下げて499ドル(約6万1500円)にすると発表した。PS3の値下げは昨年11月の発売以来、世界で初めて。北米市場でトップシェアを持つマイクロソフトのゲーム機「Xbox360」を追い上げる。

 499ドルへの価格引き下げで、299.99―479.99ドルのXbox360の上位機種の価格に近づく。任天堂「Wii(ウィー)」の北米価格は249.99ドル。SCEはハードディスク駆動装置の容量を80ギガ(ギガは10億)バイトに増やし、ゲームソフト1本を付けたセット商品も8月に599ドルで北米で発売する。

 日本での値下げは「現在のところ予定していない」(広報部)。日本では昨年、PS3の発売前に希望小売価格を当初予定から約1万円下げ、廉価版で4万9980円にして発売した。26日には本体とゴルフゲームのセット商品を発売、それぞれ別に購入するより約4000円安くする。

ソニーが英紙で謝罪、販売中止には触れず プレステ3ソフト

2007.07.07 CNN.com.jp- AP

 ロンドン(AP) ソニーは6日、同社のゲーム機「プレイステーション3」のゲームソフトで、英国のマンチェスター大聖堂を戦闘の舞台として無断使用していた問題で、英紙マンチェスター・イブニングニュースにおわび広告を掲載し、あらためて謝罪した。しかし、英国国教会が求めていた販売中止については、態度を明らかにしなかった。

 おわび広告では、欧州ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のリーブス社長が、ゲームソフト「Resistance: Fall of Man(レジスタンス〜人類没落の日〜)」に問題があったことを認めた。そのうえで、「誰に対しても冒とくする意図はまったくなかった。気持ちを害された人には全面的に謝りたい」と謝罪した。

 リーブス社長はまた、今後はゲームソフトに大聖堂を使用しないことを約束。今回の謝罪をもって、この問題を終結させる考えを表明した。

 英国国教会は問題発覚後、ゲームソフトの販売中心と、銃被害の防止教育への寄付金をソニーに求めている。ソニーは、今回の広告ではこれらの要求には触れておらず、コメントも拒んでいる。

「PS3の値下げなし」とソニー社長

2007年07月06日 Reuters

PS3値下げの噂が流れているが、ソニーの中鉢社長は、現時点では値下げの計画はないと語った。(ロイター)

 ソニー社長は7月6日、今のところ、プレイステーション 3(PS3)の需要を喚起し、競合する任天堂のWiiの売り上げ急増に対抗するために値下げを実施する計画はないと語った。

 PS3の価格を引き下げる「計画は現時点ではない」と中鉢良治社長はReutersの取材に応えて語った。

 ソニーはBlu-rayプレーヤーなど最新鋭の技術をPS3に盛り込んでいる。それが同製品の製造コストを押し上げ、小売価格はWiiの2倍以上になっている。

 この価格の高さが、PS3が売り上げでWiiに後れを取っている主な理由の1つとされている。アナリストはソニーが需要喚起のために間もなく値下げに踏み切ると予測してきた。

 中鉢氏はまた、ソニーは今年度(2008年3月締め)に5%の営業利益率を達成する目標に向け、順調に進んでいるとも語った。

 中核事業であるエレクトロニクス部門の営業利益率は、今年度の目標である4%を超えそうだとも同氏は述べた。

ゲーム機の販売台数、任天堂が圧勝…Wii、PS3の3倍超

2007年07月04日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 ゲーム雑誌出版会社エンターブレインは、2007年上半期(1〜6月)のゲーム市場動向をまとめた。

 ゲーム機の販売台数(推計)では任天堂がソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)に圧勝した格好だ。

 据え置き型ゲーム機では、任天堂の「Wii」が177万5000台とSCEの「プレイステーション(PS)3」の50万3000台の3倍を超えた。

 携帯型でも、幅広い年齢層の支持を集める「ニンテンドーDS Lite」が371万4000台と好調を持続。SCEの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」は、102万8000台にとどまった。

ソニー、営業利益は前期比6倍超に 08年3月期

2007/05/16 中国新聞ニュ−ス

 ソニーは十六日、二○○八年三月期連結決算(米国会計基準)で、本業のもうけを示す営業利益が前期比六倍超の四千四百億円になるとの業績予想を発表した。薄型テレビの好調が続くほか、前期に二千億円を超える巨額の営業損失を計上したゲーム事業などの業績が大幅改善すると見込んだ。

 ハワード・ストリンガー会長は就任当初、売上高に対する営業利益の割合である営業利益率を「○八年三月末までに5%にする」と公約。この目標を達成できるとの見通しで、業績不振からの“復活”を印象付ける内容となった。

 業績拡大のかぎを握るゲーム事業は、ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の販売目標を千百万台とし、営業損失を数百億円まで大幅圧縮する。他社との競争が厳しく「○八年三月期の黒字化は難しい」(大根田伸行最高財務責任者)。

 金融事業も、ソニー生命保険のビジネス拡大などで増収増益に転じる見通し。主力のエレクトロニクス事業は、液晶テレビなどの順調な販売が続くと見込んだ。

 この結果、○八年三月期の連結売上高は前期比5・8%増の八兆七千八百億円、純利益は約二・五倍の三千二百億円と、ともに過去最高を予想している。

 同日発表された○七年三月期連結決算は、売上高が10・5%増の八兆二千九百五十六億円で過去最高を記録、純利益は2・2%増の千二百六十三億円だった。エレクトロニクス事業で、液晶テレビ「ブラビア」や高画質ビデオカメラがヒットしたほか、携帯電話製造の関係会社も業績好調で利益に貢献した。

 一方、ゲーム事業はPS3の開発費がかさんだ上、販売台数も六百万台の目標を達成できなかったため、二千三百二十三億円と多額の営業損失を計上した。

苦境のPS3、巻き返しなるか

2007/04/14 The Sankei Shimbun

 ゲーム関連出版会社のエンターブレイン(東京)は13日、昨年12月に発売された任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の国内の累計販売台数が200万台を突破したと発表した。追いかけるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション(PS)3」は従来強かった米国市場でもWiiや米マイクロソフト(MS)の「Xbox360」に苦戦している。巻き返しは可能か。PS3の今後の販売戦略に注目が集っている。(田端素央)

任天堂なぜ強い

 Wiiの強さは本体の売り上げだけでない。1台のゲーム機あたり何本のソフトが売れたかを示す「ソフト装着率」は2.24本。PS3の装着率1.39本を大きく上回る。リモコンを振ったり突き出す直感的操作をアピールするため、年末年始のテレビCMの効果が大きかった。日本だけでなく欧米でも品薄が続く。

 また、エ社が行った調査ではWii購入者の46%が、初めてゲーム機を買う人や3年以上ゲーム機から遠ざかっていた人だった。世界で3000万台を超える大ヒットとなった携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の63%よりは少ないが、エ社の浜村弘一社長は「Wiiは新たなゲーム層を開拓した」と分析する。

ユーザー層の違い

 4回目の業績上方修正で「売上高1兆円を目指す」(岩田聡社長)と意気上がる任天堂に対し、ソニーのゲーム部門は前期2000億円の営業赤字となる見通し。

 PS3がWiiに苦戦するのは、2倍の価格差や当初発売された対応ソフトの少なさが原因とみられてきたが、ユーザー層の違いもある。熱心なゲームファンが多いPS3やXbox360とWiiのユーザー層とは重複が少なく、世界的にみれば、「ソニーvsMS」の構図ができつつある。

 実際、米メディアによると、調査会社NPDが発表した1月の米国市場では、Wiiが43万6000台を売り上げてPS3など競合機を抑えて首位に立った。これまではソニーが7割のシェアを占めていた市場だけに、業界では驚きをもって受け止められた。

ソニー長期戦強調

 PS3の巻き返しはソフトにかかっている。「ミリオンセラー確実」と言われるスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIII」などの注目ソフトが続々と投入されるのは心強い。SCEも「PS3は何年も続く機器。まだまだこれから」と長期戦を強調する。

 顧客をつかむ最大の有効策はやはり「値下げ」。心臓部の高性能半導体「セル」など部品原価の低減や量産効果もあり、コストは当初の800ドルから年内には500ドル程度に下がるとの予測もある。

 大差をひっくり返すことが難しいのがゲーム機ビジネス。浜村社長は「3つのゲーム機の争いは始まったばかりだが、ソニーはできるだけ早く『決断』する必要がある」と指摘する。

難病解明にプレステ3 米大、解析作業を分散処理

2007/03/17 FujiSankei Business i.

 米スタンフォード大学とソニーは15日、同社製新ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の処理能力を保有者に貸してもらい、同大が難病研究に活用する計画を発表した。ゲーム愛好者による気軽な社会貢献が可能になり、高性能ゲーム機の新活用策として注目される。

 計画では、同大研究チームがゲーム不使用時にPS3にネット経由で接続し、解析作業の一部を各PS3に分散処理してもらう。PS3には新半導体「セル」が搭載されており、演算処理速度は通常のパソコンを格段に上回る。

 難病のアルツハイマーやパーキンソン、がんなどの原因解明に向けた研究には膨大な解析作業が必要で、スーパーコンピューターでも数十年以上かかる。そこで研究チームは、無数のコンピューターをつなぎ合わせて分散処理する「グリッドコンピューティング」を活用してきた。参加パソコンは世界中から20万台に上る。

 研究責任者は「PS3の参加により、以前は手が回らなかった難問にも取り組める」と歓迎。ソニーは今月中に、計画協力に必要なソフトをPS3利用者向けに提供開始する。

 対象となる研究プロジェクト「フォールディング@ホーム」のサイトは、http://folding.stanford.edu/。(シリコンバレー 時事)

和解でPS3のコントローラはどうなる?

2007年03月02日 IT Media
 

 振動コントローラをめぐる特許訴訟の和解を発表したソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)は3月2日、プレイステーション3(PS3)のコントローラに振動機能が付くかどうかは「何も決まっていない」とコメントした。

 同社は同日、米Immersionがコントローラの振動機能に関する特許を侵害されたとして同社を相手取って起こしていた訴訟の控訴審で、同社がImmersionにライセンス料を支払うことなどを条件として和解したと発表した(関連記事参照)。

 ニュースリリースでSCEは「Immersionが保有する全技術を対象とする広範なライセンス契約に合意した」とし、Immersionも「プレイステーション製品群への技術搭載に向けて提案していく」とコメント。だが、PS3のコントローラーの振動機能についてSCEは「あらゆる可能性は否定しないが、何も決まっていない」と答えるにとどめた。

ソニーが100億賠償へ…PS振動技術を巡る特許訴訟

2007年03月02日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、ゲーム機「プレイステーション(PS)」と「PS2」のコントローラーの振動技術を巡る特許権訴訟で、SCEを訴えていた米ハイテク会社イマージョン社に損害賠償金を支払い、訴訟を終結させると発表した。

 SCEは金額を明らかにしていないが、約100億円と見られる。今後、PS3のコントローラーにも振動機能を搭載する可能性があるという。

 イマージョン社は2002年2月、ゲームと連動してコントローラーが振動する特許技術などをSCEが侵害したと訴訟を起こした。

 米連邦地裁は05年3月、SCEに約9100万ドルの損害賠償の支払いを命じる判決を出した。

 SCEは控訴審で争っていたが「両社にとって訴訟を終わらせることが最善策」(広報)とし、新たにイマージョン社とライセンス契約を結ぶ。

プレステ3、半月遅れで目標100万台 店舗在庫ジワリ

2007年01月16日asahi.com

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は16日、新型ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の国内出荷台数が同日付で100万台に達した、と発表した。昨年末までの達成を目指したが、量産が遅れて約半月ずれ込んだ。すでに在庫を抱える店舗も出始めており、3月末までに世界で600万台という目標を達成できるかは不透明だ。

 昨年11月に発売されたPS3は、ソニーグループの命運がかかる最重要製品。当初、昨年末までに日米で各200万台出荷する計画だったが、搭載される次世代DVD「ブルーレイ・ディスク」再生装置の部品生産が遅れ、各100万台に半減。その後も量産が追いつかず、米国だけの計画達成にとどまった。

 SCEは「すでに量産態勢は整った」として、ソフトの拡充などで巻き返しを図る考えだ。3月に欧州で発売する計画は変えないという。

 だが、最大の需要が見込まれた年末商戦が終わったところで、やはり3月末までに600万台の出荷を目指す任天堂の新型機「Wii(ウィー)」に押され気味だ。「ウィーは品薄状態が続くが、PS3は在庫も増えてきた」(大手家電量販店)という。

 PS3の販売で巻き返せないと、08年3月期の「連結営業利益率5%」というソニーの目標達成は難しくなる。

発砲、政界関係者のズル…PS3めぐり米で混乱続発

2006/11/18 The Sankei Shimbun

 米国でも17日、発売が開始されたソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型ゲーム機「プレイステーション(PS)3」をめぐり、発砲事件が発生するなど全米各地で混乱が続発した。

 AP通信などによると、発砲事件が起きたのはコネティカット州。大型スーパーのウォルマート前で、発売開始を待っていた客に2人組の男が現金を要求。拒否したところ、発砲した。撃たれた客は病院に搬送されたが重体のもよう。

 このほか、待ちくたびれた客と警備員が小競り合いになったり、深夜営業許可を得ていない店の前に行列を作った数百人に対し、警察が解散を命じる騒ぎもあった。

 全米的にPS3をめぐる混乱が続く中で、騒ぎは思わぬ方面にも飛び火した。

 ウォルマートは、前副大統領候補のジョン・エドワーズ氏(民主党)のスタッフから、PS3の入手に便宜を図るよう働きかけられたと暴露。エドワーズ氏も「妻がPS3がほしいと漏らしたことが原因だったようだ」と認めて謝罪した。

 ウォルマートは伝統的に、共和党支持で知られる。一方、民主党は、ウォルマートが従業員を不当に取り扱っているとの批判を強めていた。

米でもPS3人気 ニューヨーカー1000人徹夜

2006/11/17 The Sankei Shimbun 大阪夕刊から

 【ニューヨーク=時事】ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)3」が日本に続いて、米国でも17日午前0時(日本時間同日午後2時)に発売される。ニューヨーク市マンハッタンのソニープラザには16日夕の段階で既に徹夜組1000人近くが集まり、販売開始を待った。

 米メディアが、日本でのPS3発売時の様子を再三報じたため、米国のファンを刺激した面もある。2日前から並んでいるという会社員のライオネル・オグレスビーさん(25)は「ゲーム機の中では映像が革新的なPSが好き。買えたら戦闘ゲームをしたい」と待ち切れない様子だった。

 米国SCEは、ビル周辺の警備員を増やすとともに、集まった徹夜組にトラックで運び込んだコーヒーやドーナツを無料で配布。同市内の一部家電販売店でも数百人が並び始めたため、警察官が整理に当たった。

PS3に前夜から行列 都内の家電量販店

2006年11月10日 asahi.com

 ソニー・コンピュータエンタテインメントが売り出す次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)3」を購入しようとする若者らが10日夜、都内の家電量販店の前に行列をつくり、11日朝の販売開始を待った。

 東京都台東区のヨドバシカメラ上野店では、午後10時半には店の前の歩道に約100人が並んだ。

 深夜から早朝の冷え込みに備えコートなどを着込んだ若者が多かったが、中にはスーツ姿の男性も。「(販売できるゲーム機の)数には限りがあります」という店のシャッターの張り紙を横目に、新聞紙を敷いて座り込んだり、仲間とトランプを楽しんだりしていた。

PS3ないの!? 争奪戦過熱 転売屋横行で10万円も

2006/11/04 The Sankei Shimbun 大阪夕刊から

PS3は11日の発売を前にネットオークションで高騰している

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」が発売される11日まで1週間となったが、インターネットの通販サイトではすでに在庫切れの店が相次いでいる。その一方でネットオークションでは「転売」が横行し、通常の2倍近い価格が付いている。生産の遅れから国内の初回出荷が約10万台弱にとどまるためだが、“PS3争奪戦”は早くも過熱気味だ。

 PS3の価格は20ギガバイトモデルで4万9980円、オープン価格の60ギガバイトモデルで5万9980円だが、ネットオークションでは、発売前にもかかわらず、60ギガバイトモデルは10万円を突破。本体価格を含まない予約券も2万、3万円と競り上がっている。

 一方、ヨドバシカメラやビックカメラ、トイザらスなどの店頭では通常価格で購入できるが、「予約は受け付けていない」という店が多く、販売当日に購入しようとすれば行列覚悟となりそうだ。

PS3大幅値下げ 次世代DVD規格争いにも影響

2006/09/25 The Sankei Shimbun 大阪夕刊から

 ソニーが11月に発売する家庭用次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」を大幅値下げし、家電業界に衝撃が広がっている。

 当初発表した価格は6万2790円。任天堂が12月に発売する「Wii(ウィー)」やマイクロソフトが昨年発売した「Xbox360」の2倍以上するため、「高すぎる」という声が上がっていたが、ソニーは22日に1万円以上値下げし、4万9980円の新価格を打ち出した。

 これでソニーは次世代ゲーム機戦争で任天堂やマイクロソフトと同じ土俵に立ったといえるが、それだけでなく次世代DVD規格争いにも影響するとみられている。

 次世代DVDをめぐっては、ソニーや松下電器産業が提唱する「ブルーレイ・ディスク(BD)」と東芝が中心の「HD DVD」が、かつてのビデオの「VHS・ベータ戦争」のような競争を繰り広げようとしている。

 国内で先行するのはHD DVD陣営。東芝が3月に再生専用機、7月に録画再生機を発売し、再生機は9万円前後で発売されている。

 一方、BDはようやく11月に録画再生機や映画ソフトが登場する。PS3はそのBDの再生機能を備えている。年内出荷目標は全世界で200万台。もともとHD DVDの再生機より安かったが、さらに値下げされたことで「BDの普及に弾みがつく」と陣営関係者は期待する。

 ただ、現行のDVDが普及し出してからまだ5年ほど。いくらハイビジョン画質が楽しめるとはいえ、メーカーの思惑通り次世代DVDへの買い替えが進むかどうかは未知数だ。  (経済部次長 竹田徹)

ゲーム事業赤字拡大か 年末商戦、一段と激しく

2006年09月23日 asahi.com

 「東京ゲームショウ2006」は22日、「プレイステーション3(PS3)の発売前値下げ」という、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の電撃発表で幕を開けた。PS3、米マイクロソフト(MS)の「Xbox360」、任天堂の「Wii(ウィー)」と次世代ゲーム機が初めてそろい踏みする年末商戦は、一段と激しくなりそうだ。PS3はソニーの業績も左右するため、SCEの賭けが「吉」と出るか「凶」と出るか注目される。

 「日本のユーザー、メディアから『高い』と言われ続けた。このままでは『夢の世界』を実現できない」。SCEの久多良木健社長は、会場の幕張メッセ(千葉市)での基調講演の後の質疑で突然値下げを表明。詰めかけた聴衆を驚かせた。

 値下げするPS3は、ハードディスク駆動装置(HDD)の記録容量が20ギガバイトの低価格機だが、60ギガ搭載機も6万円前後に下がりそうだ。20ギガ機では、高精細映像を使いやすくする「HDMI出力端子」を標準搭載する変更も加えた。

 SCEは今月、ソニー製部品の生産トラブルを理由に、PS3の欧州発売再延期を発表。日米の年末商戦向け出荷も滞るため、スタートダッシュに暗雲が漂っていた。一方、Wiiの前評判は良く、「値下げは挽回(ばん・かい)策」との見方も出ている。

 06年度のソニーのゲーム事業は元々、営業赤字1千億円を予想していた。赤字覚悟でPS3を普及させ、量産によるコスト減とシェア拡大で07年度以降に利益を得る戦略だったからだ。だが、値下げにより赤字幅が膨らむのは必至で、競争激化で再値下げを迫られる可能性もある。JPモルガン証券の和泉美治シニアアナリストは「06年度の業績への不安と07年度のV字回復への期待の綱引きが続く」と予想する。

 ただ、PS3向けソフトメーカーの反応は好意的だ。人気ロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」を制作するスクウェア・エニックスの和田洋一社長は「多くの人にゲーム機に触れてもらう機会になる」。バンダイナムコゲームスも「約1万3千円も下げたのは驚き」とPS3の普及を期待する。

 一方、PS3と市場で激突する「Xbox360」を展開するMSは、ショックを隠さない。MS関係者は「戦略を今さら変えられない。年末商戦はこのまま乗り切るしかない」と話した。

PS3値下げ、5万円切る 日本で、普及の遅れ懸念

2006/09/22 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木健社長は22日、千葉市の幕張メッセで同日開幕したゲーム展示会「東京ゲームショウ2006」の基調講演の中で、11月に発売する新型ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の日本での価格を、当初発表していた6万2790円から4万9980円に値下げすると発表した。

 PS3は、任天堂が12月に発売する「Wii(ウィー)」、マイクロソフトが昨年発売した「Xbox360」の競合2商品に比べ2倍以上高く、「普及の速度は鈍い」(ゲーム関係者)など懸念の声が上がっていた。SCEは他の2社に対抗するため、発売前の値下げに踏み切った。

 久多良木社長は、基調講演で、「高いと言われて買われなくなると、PS3が目指す夢が実現できなくなる」などと値下げ理由を説明した。

 ゲームショウはSCEなど148社が出展して24日まで開かれる。今年は新型ゲーム機3商品が市場に出そろうとあって、ゲーム機メーカーやゲームソフト会社など業界全体が展示に力を入れている。入場者数は16万人を見込んでいる。

PS2、3年ぶり値下げ SCE

2006/09/05 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は5日、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)2」を3年ぶりに値下げし、希望小売価格を1万6000円にすると発表した。現行モデルはオープン価格で、実勢価格は1万9800円だった。

 SCEは11月に次世代ゲーム機のPS3を発売する予定だが、値下げでPS2にも買い得感を出して「シニア層、女性層にも広げたい」(SCE)考え。今月からPS2向けの新作ソフトも次々と発売される。

 発売当初は3万9800円だったPS2はこれまで世界で1億台以上、日本市場でも2300万台以上出荷。その間に価格は下がり続け、大きさや重さも大幅に低減している。

ソニーの再審理請求退ける 振動技術特許権めぐる訴訟

2006/03/14 The Sankei Shimbun

 米カリフォルニア州の連邦地裁は13日までに、ソニーの人気ゲーム機プレイステーション(PS)シリーズのコントローラー振動技術の特許権をめぐる訴訟で、ソニー側の再審理請求を退けた。

 米メディアによると、請求が退けられたことでソニー側が特許使用料を含む賠償金を支払う可能性が強まった。今後の展開によっては、今年中に発売が予定されている次世代ゲーム機「プレイステーション3」のコントローラー振動技術にも影響しそうだ。

 原告の米ゲーム機開発会社イマージョン(カリフォルニア州)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が振動技術を無断で使用したと提訴。連邦地裁は昨年3月、PSとPS2の販売差し止めと、特許使用料を含む約9070万ドル(約108億円)の損害賠償金の支払いを命じる判決を下したが、ソニー側が再審理請求した。

 PSシリーズは、臨場感を増すため、ゲーム中にコントローラーを振動させる「デュアルショック」と呼ばれる技術を採用している。(共同)

プレステ3、発売延期か 次世代DVD量産の準備遅れ

2006/02/25 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の次世代ゲーム機「プレイステーション3」の発売が、予定の今春から秋以降に遅れる可能性が高まっている。プレステ3に内蔵される次世代DVD「ブルーレイディスク」の量産に向けた準備が遅れているためとみられる。

 映画並みの画質でゲームを楽しめるという最新鋭機の登場を待つ愛好家にとっては、さらに待たされる残念な状況に。ソニー復活の「切り札」と目されるプレステ3のつまずきは、上向きかけたグループの業績に影を落としかねない。

 SCEは「ブルーレイの高画質映像はプレステ3に不可欠だ。内蔵が遅れれば発売延期もありうる」(広報部)などとしている。延期されれば、10月以降の年末商戦に照準を合わせる可能性が高い。

 ブルーレイは、ソニーや松下電器産業など約180社で作る団体が著作権保護などの仕様を検討。昨年末に決まる見通しだったが作業が遅れ、機器の量産が始まるのは今月末以降の予定という。

 ゲーム業界に詳しいエンターブレインの浜村弘一社長は「今月上旬に小売店からの受注を始めていなければ、5月の連休中に発売するのは難しい」と話すが、注文の受け付けも遅れているもようだ。

 家庭用ゲーム機は市場規模が1億台以上と大きく、SCEが圧倒的なシェアを確保する。ソニーは1月、06年3月期連結決算予想を上方修正。業績に薄明かりが見えてきたが、発売延期で07年度の売上高8兆円の目標達成が遠のく恐れもある。

 SCEは、かつて携帯ゲーム機でも発売延期がうわさされながら、ぎりぎりで間に合わせた経験がある。「言ったことは必ずやる」(関係者)という久多良木健社長の“豪腕”を期待する声も聞かれるが、現時点では今春の発売にこぎつけるのは厳しい状況だ。(共同)

プレステ3の部品コスト--なぜそんなに高くなるのか

2006/02/24 文:Michael Kanellos 翻訳構成:尾本香里、坂和敏(編集部)CNET Jspan

 「PLAYSTATION 3(PS3)」を購入する消費者は、同ゲーム機を構成する高額の部品を手に入れることになるであろう。

 ここでの大きな疑問は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が消費者にこのゲーム機を買わせるために、1台あたり幾らの損失を飲み込まなくてはならないかということである。

 同社の次世代ゲーム機PS3の構成部品コストは、725ドル〜905ドルとなることが、多方面から推定されている。他方でMicrosoftのXbox 360の部品コストは501〜525ドルとされている。

 SCEIはまだPS3の価格を公表していないが、アナリストらは299ドル〜399ドルの価格帯となるはずと推定している。これはXbox 360の2つのバージョンの価格に一致する。この数日の間、待望のゲーム機の発売が最高1年間遅れる可能性があるとの憶測とともに、PS3の価格設定にまつわる推測が過熱している。

 PS3にはBlu-ray DiscフォーマットのDVDに対応するドライブが搭載される。これが、Xbox 360とPS3を構成する部品の価格に大きな開きがあることの、主な理由だ。このドライブには1台あたり200〜300ドル以上のコストがかかると推定されている。PS3に搭載されるプロセッサも値段が張る。

 新しいゲーム機にはさまざまな機能が搭載されるため、具体的なコストの推定が難しくなっている。この市場のなかで、PS3は、Rambusが設計したXDRメモリを搭載した数少ないマシンの1つとなるであろう。

 なかには、総コストの推定を変更するアナリストもいる。Merrill Lynchは公表した調査レポートのなかで、PS3の構成部品のコスト合計は、着脱可能なドライブを含めずに900ドルにのぼると記載していた。しかし後にMerrillはCNET.News.comに対し、800ドルの誤りであったと訂正している。

 また、多くのアナリストは残りの構成部品のコストについて、PS3でもXboxでもほぼ同じであろうと、推定している。

 構成部品の価格推定には、マーケティング、ソフトウェア開発、広告などのコストは含まれていない。これらを含めるとPS3にかかる総コストはさらに増加することになる。SCEIの関係者は、価格設定についてコメントを控えている。

プレステ3の製造費用は一台10万円超(byメリルリンチ)

Feb 18, 2006, 4:00 AM ET by Ittousai Engadget japanese

 なかなか見えてこないプレイステーション3の発売時期と価格に関して、ソニー本体を除きもっとも真相に近いのは多数のアナリストを擁する投資会社ですが、メリルリンチが先日発表したリポートによればPS3の初期製造費用は一台につき計900ドル(約10万5000円)、3年後の試算でも一台320ドル(約3万7000円)になるとのこと。

 コストをここまで上げている二大要因はCellプロセッサとBlu-rayドライブ。ダイサイズが大きく90nmプロセスで製造されるCellは$230、新しすぎて専用プレーヤとのシナジーが見込めないBlu-rayは$350となっています。3年後ではCellが$60、Blu-rayが$100。

 その他のコンポーネントはNVIDIA製GPU "RSX"が意外とお安く$70(3年後$50)、本体メモリに使われる特殊なXDRメモリ+VRAMのGDDR3メモリがあわせて$50 (同$30)など。WiFiやBluetoothといった細々としたものは$5($3)程度ですが、この試算には結局搭載されるのかされないのかはっきりしないHDDが含まれていないことに注意。

 リンク先のペーパー(pdf)にはこの莫大な製造費用から初年度出荷は200〜300万ユニットに抑えられるのではないか?という予測のほかゲーム業界の主要プレーヤ(の株価)への影響もあり。株主各位は適当にチェックしてください。

プレステ3発売、延期の観測 今春から「年末ごろ」に

2006年02月03日 asahi.com

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の次世代ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)の発売時期が当初予定の今春から年末ごろにずれ込むとの観測が出ている。発売の時期と価格は業界やファンの大きな関心事だが、SCEは「何も決めていない」としている。

 ロイター通信によると、米大手ゲームソフト会社エレクトロニック・アーツのプロブスト最高経営責任者が2日、アナリストとの電話会議で、PS3の発売時期について「10〜12月期と予想している」と発言。任天堂の次世代機「レボリューション」(仮称)の発売も同時期になると予想した。

 PS3の記録媒体に採用される大容量の次世代DVD「ブルーレイ・ディスク」(BD)の著作権保護技術の決定が遅れたことを踏まえた観測とみられるが、業界有力者の発言とあって世界を駆け巡った。

 次世代機では米マイクロソフトが昨年11月から「Xbox360」を順次投入し、外付けできる次世代DVD「HD―DVD」の駆動装置も発売する。一方、PS3はHD―DVDと規格争いを続けるBDを普及させる役割も担うため、発売延期なら影響は大きい。

「PlayStation 3、2006年中に400〜700万台出荷」--米パイオニア幹部が示唆

2006/01/20 文:Tim Surette (GameSpot)編集校正:坂和敏(編集部)CNET Japan
10:20 Trackback(14)

 ソニーは先ごろ開かれたConsumer Electronics Show(CES)の基調講演で当然ながら「PlayStation 3(PS3)」に言及したが、これを聴いた専門家のなかには、同ゲーム機が昨年のXbox 360と同じような供給不足に陥ると予言した者もあった。

 だが米国時間18日には、PacificCrest Securitiesのアナリストが、PS3の発売時には100万台が用意されるとする明るい見通しを示した。ちなみに、MicrosoftはXbox 360が発売になった11月22日からの1週間でわずか32万6000台程度しかさばけなかった。

 しかし、パイオニア米国法人の幹部Andy Parsonの考えを聞くと、Wilson大統領の楽観論も色あせて感じられる。Parsonsは「The Digital Bits」サイトとのインタビューのなかで、Blu-rayディスクフォーマットと、Blu-ray互換のPlayStation 3が同フォーマットをどのように成功へと導くかについて次のように述べている(なお、パイオニアはCESで複数のBlu-ray互換プレイヤーを発表していた)。

 「PS3はBlu-rayディスクの急先鋒として発売される。もしソニーが今年中に予想通りの台数を出荷すれば、ソフトを渇望するプレイヤーの数が急激に増えることになるだろう。われわれが聞いているところでは、(PS3は)4〜700万台を出荷可能だという」(Parsons)

 Xbox 360が発売された昨年暮れ、Microsoftは米国と欧州で極度の品不足に悩まされた。しかしこれは、同ゲーム機に使われている部品の供給不足が主な原因だった。同社は当初、発売後90日間で300万台の出荷を目標に掲げていたが、後にこれを変更し、2006年6月までの目標出荷台数を450万〜550万台としている。

 ソニーではPS3を2006年春に発売するとしているが、業界アナリストらは、PS3の出荷が日本では今年半ばの可能性もあるが、米国では今年後半以降になるとの考えで一致している。

 もし6カ月以内に400万〜700万台出できれば(日本だけでも数カ月のうちにそれだけの台数をさばける可能性もある)、ソニーはMicrosoftの掲げるかなり高い目標値を上回ることになる。ソニーがそれを実現するには、供給不足やハードウェアの問題に左右されない、完璧に近い製造工程が必要になる。

 一方、PS3の価格が699ドルにでもならない限り、需要の問題は発生しないだろう。同社が2000年に日本でPlayStation 2を発売したときは、最初の週末だけで98万台が販売された。一方、米国では店頭販売初日に51万台のPS2が販売された。現在までのところ、PS2は累計1億台以上が販売されている。

 この件について、GameSpotはソニーにコメントを求めたが、入稿時までに回答を得ることはできなかった。

PS2の累計出荷台数、全世界で1億台突破

2005/11/30 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは30日、家庭用ゲーム機「プレイステーション2」(PS2)の全世界での出荷台数が1億台を超えたと発表した。

 2000年3月の発売以来、約5年9カ月での記録達成。初代「プレイステーション」(PS)よりも約3年9カ月早く、家庭用ゲーム機の普及スピードでは「史上最速」としている。

 地域別の出荷台数はアジア(日本を含む)が2222万台、北米が4065万台、欧州が3714万台。

 PS2は、PS用のゲームソフトも使えるのが特長で、ソフトの累計出荷本数は今年9月末までに約1万4000種類、約18億6900万本に達している。

 家庭用ゲーム機の据え置き型では、PSがこれまで1億249万台を出荷しトップ。任天堂の携帯型の「ゲームボーイ」は、今年9月末までに1億1869万台を出荷している。(共同)

PS3が実現する近未来のかたち--久夛良木氏講演

2005/10/27 野田幾子 CNET Japan

 東京・有明の東京ビックサイト会議棟にて10月27日、「2005年東京国際デジタル会議」が開催された。10月26日から29日まで開催されているWPC EXPO 2005との併催で、午前のキーノート・セッションと午後からのフォーカス・セッション(事前選択制)という構成だ。

 キーノートにはソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の代表取締役 兼 グループCEOの久夛良木健氏が登場。「『PS3』が映し出すデジタル近未来へのシナリオ」と題し、SCEの次世代ゲーム機「PLAYSTATION3」(PS3)の展望と周辺技術への影響などを語った。

 まず久夛良木氏は、東芝、IBM、ソニー、SCEが開発を手がける高性能プロセッサ「Cell」を紹介し、同プロセッサを搭載予定のPS3によるデモンストレーションムービーを3本披露した上で、「実際は現実世界と見まごうばかりのハイクオリティな映像世界を、プレイヤーが自在に動かせる」ことを強調した。

 Cellを搭載したPS3の核となるキーワードは「リアルタイムな世界をリアルタイムに創出する、Reality Synthesis(リアリティの合成)」。エンターテインメント市場にPS3が与えるインパクトは大きく、スーパーコンピュータにも匹敵する処理能力を活用したエンターテインメントコンテンツ作成はクリエイターにとっても大きなモチベーションになる。従ってPS3は、デジタルエンターテインメントを牽引していく存在になる、と久夛良木氏は明言した。

 さらに、Cellプロセッサはワイドダイナミックレンジ(映像信号の再現能力)とノイズフリー、フレームレートの劇的な向上をももたらし、フルHD画質でのマルチストリーミングが可能になると紹介する。例えば自宅でのゴルフゲームと実際にゴルフ場で行っているゴルフプレイをリアルタイムで進行させたり、デジタル放送を大画面で自在に拡大/縮小させたりするほか、インターネット上に数多くある動画や高解像度画像などのリッチコンテンツを50〜60個単位で同時に表示/再生するといったことを想定する。

 これらを実現する具体的な方法として、久夛良木氏はCellを複数基搭載したホームサーバーを提唱している。インターネット上にあるリッチコンテンツを、高速回線を利用してホームサーバーへダウンロードし、リアルタイムトランスコーディングやアップコンバージョン、メタデータの処理などを行い、PS3にてプレイするかたちだ。

 「仮に2.5GHzの周波数を持つ複数のCellを結合させた場合、計算上では現行のスーパーコンピュータを遙かに上回る1P(ペタ)相当のFLOPSを実現することも理論上は可能」(久夛良木氏)で、めいめいの家庭からコンテンツを収納したスーパーコンピュータにアクセスし、コンテンツを楽しむ形態を提唱している。

 久夛良木氏は最後に、「夢を見るのも、紡いでいくのも自分たち。市場とのコンセンサスとリクエストをくみ取りながら次世代へのイノベーションを起こしていく。全世界の人々が等しくその恩恵を受け取れるようにしていきたい」と話し、講演を締めくくった。

PSPが1000万台突破 ソニー系、最速で達成

2005/10/21 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは21日、昨年末に発売した携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の全世界での出荷台数が1000万台を超えたと発表した。

 10カ月での1000万台突破は、同社がこれまでに売り出したゲーム機の中で最速。ゲームソフトの出荷本数は1960万本に達した。来年春に据え置き型の次世代ゲーム機「プレイステーション3」を発売する。

 PSPはゲームだけでなく映画なども楽しめ、欧米で特に好評だという。映画・音楽ソフトの累計出荷本数も1500万本を超えた。

 地域別のPSP出荷台数は、日本が昨年末からで300万台。北米は今年3月下旬の発売から447万台、欧州は9月の投入からわずか2カ月で253万台。(共同)

PSP狙い不正プログラム ゲーム機では初の確認

2005/10/07 The Sankei Shimbun

 コンピューターウイルス対策会社のシマンテックは7日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を標的とする不正プログラムを見つけたと発表した。シマンテックがゲーム機向けの不正プログラムを確認したのは初めてという。

 不正なプログラムは「トロイの木馬」と呼ばれるタイプで、利用者にとって無害なプログラムになりすましている。誤ってこの不正プログラムをダウンロードすると、PSPを操作できなくなる恐れがあるという。

 SCEは今月3日からPSP向けソフトの更新を始めており、利用者が更新していれば感染の懸念はないとしている。シマンテックは現時点で感染を確認していないが「今後、ゲーム機など従来標的にされていなかった機器への攻撃が増える」と予測している。

 PSPは今年6月末までに、日本や北米などを中心に世界で約500万台出荷された。(共同)

ソニー、1万人を削減 世界で11拠点閉鎖

2005/09/23 The Sankei Shimbun

 デジタル家電で苦戦しているソニーは22日、2007年度末までにグループ全体で1万人の人員削減を柱とする中期経営計画を発表した。

 世界全体の製造拠点も11カ所閉鎖し、65カ所から54カ所に再編。全体で2000億円のコストを削減する。エレクトロニクス事業に人材や投資を集中し、部門ごとに独立性が強い現行の「カンパニー制度」を廃止。ストリンガー会長と中鉢良治社長が陣頭指揮する形で、抜本的な経営強化を目指す。

 経営改革を軌道に乗せるため、06年3月期の連結決算では100億円の純損失を計上する見通し。薄型テレビで出遅れたソニーは、本業の音響・映像機器への回帰を鮮明にし、世界のトップ企業の地位を維持するため、巻き返しを図る。

 中期計画は05年度から3年間を対象とし、グループ全体の社員約15万人のうち、07年度末には国内4000人、海外6000人の人員を削減する。削減人員の半分は製造拠点などの要員とみられる。

 資産内容も見直し、保有不動産や株式など1200億円分を売却する。

 エレクトロニクス事業の改革に集中するため、ソニー銀行、生命保険など金融部門の持ち株会社の株式公開は、07年度以降に延期する。(共同)

PSP、欧州にも投入 ソニー

2005/09/01 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは1日、英国やフランスなど欧州各地で携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を発売した。

 昨年末の日本、今年春の米国に次ぐ発売となる。英国での価格は1台179ポンド(約3万5800円)。

 レコード販売大手HMVなどともタイアップして販売し、ロンドンなどでは日米の発売時と同様、1日未明から店頭に並びPSPを手に入れたゲームファンも多かった。(共同)

PS3でMac OSが動く?--ソニー、CellプロセッサによるTigerサポートを示唆

2005/08/05 CNET Japan/坂和敏(編集部)

 ソニーの次期ゲーム機「PlayStation 3(PS3)」に搭載される「Cell」プロセッサが、アップルのMac OS X「Tiger」をサポートする可能性が出てきた。

 ソニーの英国サイトで先ごろ、PS3の販促を目的とした情報が掲載されたが、このなかに「オペレーティングシステムについても、まだはっきりとしたことは決まっていない。PS3に搭載されるCellプロセッサは、LinuxやAppleのTigerなど、さまざまなシステムをサポートできる」("The operating system has also yet to be clarified. The integrated Cell processor will be able to support a variety of operating systems (such as Linux or Apple's Tiger).")という記述が見られる。

 Cellプロセッサは、IBMのPowerチップをベースに設計されており、現行のMacに採用されているPowerPCチップとは、いわば「従兄弟」の関係にある。そのことから、Macファンの間では一時、Mac OS XをCellに対応させる可能性についての議論が盛り上がっていたものの、6月にアップルがIntelプロセッサへの切り替えを発表したことで、この可能性は一気に立ち消えてしまった。

 このニュースを最初に報じた「AppleInsider」は、CellプロセッサによるMac OS Xサポートが、MacおよびPS3ユーザーにとって具体的に何を意味するのかは現時点ではわからない述べている。

次世代ゲーム機が示す家電、PC、通信の融合の未来

2005/05/20 CINET Japan

 今週ロサンゼルスで開催されているElectronic Entertainment Expo(E3)で、次世代ゲーム機が続々と発表されている。マルチコアCPU搭載、ネットワーク常時接続、ハイビジョン映像対応と、PCを凌駕するほどのスペックが明らかにされるにつれて、そのターゲットが必ずしもゲーマーだけではないことが明らかになってきた。家電やPCと連携する機能を標準搭載した次世代ゲーム機の登場は、現在静かに水面下で進行しつつある放送・通信・家電の融合においてどのような意味を持つのだろうか。

劇場映画クオリティのオープニングムービー

 先週マイクロソフトとMTVのジョイントイベント「次世代 Xbox プレビュー」に行ってきた。あまりゲームに縁のない人間ではあるのだが、今回は特別だ。というのも、プレビューで公開されたXbox 360向けゲームタイトル『NINETY-NINE NIGHTS』のプロモーション及びオープニングムービーを僕の会社であるシンクがプロデュースしているからだ。

 『NINETY-NINE NIGHTS』はマイクロソフトの自社ブランド「Microsoft Game Studios」からリリースされるが、実際にはゲームプロデューサーの水口哲也氏率いるキューエンタテインメントと韓国のPhantagramとのコラボレーションによって制作されている。プレビューイベントの壇上で水口氏は『NINETY-NINE NIGHTS』を「さまざまな文化的背景を持った多数のキャラクターの視点から描かれるマルチアングルのサーガ(叙事詩)」と表現していたが、オープニングムービーの制作でもさまざまな分野からトップクリエーターたちが集結している。

 ハイビジョンクオリティのプロモーション/オープニング映像のCGシーン制作は、CMなどの制作で知られる日本のトップCGスタジオのひとつであるアニマロイドとフランス出身のクリエーター集団であるAOKIが担当。監督は日本実写映画における特撮分野の第一人者である古賀信明。そして、「ほしのこえ」や「THE ANIMATRIX」などの先端アニメ作品の仕掛人として知られる竹内宏彰と韓国出身の宋美善がシンクからプロデューサーとして参加し、米国のPhuuz Entertainmentのスタッフとともにロサンゼルスで最終的に1本の映像にまとめ上げた。

増大するコストとプロセス

 制作スタッフによると、劇場映画クオリティのオープニングを作るにあたって、Xbox 360のゲームシーンがハイビジョンクオリティであるために、この2つの差別化に苦労したという。これまでのゲームのようにオープニングとゲームシーンの画質がまったく異なるという時代ではなくなってしまったのだ。ゲームといっても次世代ゲーム機向けタイトルは、プレビューで水口氏がいみじくも繰り返したように、もう「映画並み」になってしまっている。そのため、実際の制作もほぼ映画並みの人員と作業、工程が必要になっており、これまで通りのやり方では通用しなくなってきている。今では、クリエイティブなゲーム制作にもシステマティックなアプローチが不可欠になりつつあるのだ。

 もちろんその制作コストも大きなものとなっていくし、また多様化・細分化した作業をまとめていくプロジェクトマネジメントスキルもきわめて高いものが要求されてくる。現行世代のゲーム機が登場した時点でも、タイトル制作に必要なコストの大きさから参入できる企業が限定されてしまうという指摘がなされていたが、更なるハードウェアのスペック進化はそんな状況を加速しているに違いない。

 と同時に、「高度化・複雑化しすぎたゲームタイトルは一般ユーザーにとって敷居が高すぎて、結果的にゲーム離れを引き起こしている」という指摘にも策を施す必要がある。ハイビジョンクオリティの魅力ある映像はぴったりの施策になるであろうし、ネットワーク化によるユーザーフレンドリーな要素の追加も効果的だろう。

ソニー、プレステ3の発売は2006年春に--スペックを発表

2005/05/17 John Borland(CNET News.com)

 ロサンゼルス発--ソニーは米国時間16日に、当地にある同社の映画スタジオで華々しいセレモニーを行い、待望の「PlayStation 3(PS3)」の詳細を発表するとともに、同ゲーム機の発売が2006年春になることを明らかにした。

 PS3は、今日市販されている最も高速なPC用プロセッサと同等か、それ以上のスピードを出すと宣伝される新チップを売り物にしている。そして、今日のゲーム機から大きな飛躍を遂げ、ネットワークで接続されたホームエンターテインメントシステムの重要な構成要素になるよう設計されている。

 このイベントで、ソニー・コンピュータエンタテインメントの久夛良木健社長ら同社の幹部は、PS3の強力なグラフィック性能(高品位画像に対応)を示すデモを行った。

 同社によると、PS3は白、シルバー、ブラックの3タイプが用意されるという。同ゲーム機はBluetooth接続のワイヤレスコントローラ、着脱可能な2.5インチのハードディスク、コンパクトフラッシュとソニーのメモリスティックの両メディア用スロットを搭載し、内蔵のWi-Fi機能を使ってPlaystation Portable(PSP)に接続することも可能だという。コアプロセッサの動作速度は、先に報道された4GHzではなく3.2GHzになる。

 同システムはUSB 2.0とギガビットイーサネット端子も搭載し、これまでのPlayStation用ゲームもサポートする。また最大7台のコントローラを1度にサポートし、マルチプレイヤーゲームの可能性が大きく広がると、同社幹部らは説明している。

 なお、現時点では予想価格は明らかになっていない。

 機能の概要が示すとおり、PS3はMicrosoftのXbox 360に対抗する強力なライバルとなる。Xbox 360は先週、MTVの特別番組で発表された。

 ソニーの発表は、今年最大のビデオゲームショーであるElectronic Entertainment Expo(E3)の開幕を告げると同時に、次世代家庭用ビデオゲーム機市場の支配を目論むMicrosoftとソニーとの長い戦いが始まったことを告げるものでもある。

 Microsoftの初代Xboxは、ソニーのPlayStation 2発売から1年以上たった2001年11月にリリースされた。だが、同製品は任天堂を押しのけ、市場シェアで2位の座を勝ち取った。Jupiter Researchによると、米国のゲーム機市場のシェアはソニーが43%で首位に立ち、Microsoftが19%で第2位、そして任天堂のGameCubeのシェアはとどまっているという。

 しかし、今回の戦いに勝利すれば、前よりもさらに大きな見返りが期待できる。

 Xbox 360、PS3とも確かにゲーム機ではあるが、両社はそれぞれのマシンにDVDやCDの再生機能を持たせたほか、ハードディスクやネットワーク機能も搭載し、ユーザーのホームエンターテインメントシステムの中核になることを期待している。

 ゲーム市場よりさらに大きなこのホームエンターテインメント市場が、今後5年間にわたって両社が戦いを繰り広げる主戦場となると見られている。Microsoftは、Windows Media Center PCが動作する自社のWindowsシステムが、ホームネットワークの中心になることを期待しており、一方ソニーでも自社のPCや家電製品に賭けている。

 PS3の核となるのは、同社がIBMおよび東芝と共同で開発した「Cell」という高速な新チップだ。このチップはゲーム機だけでなく、グラフィックデザイン用のワークステーションにも使われると見られている。

 Cellは、あわせて9個のプロセッサを搭載し、そのうちの1つが残りの8つにタスクを割り当てるという斬新な設計となっている。同チップの開発者らは、Cellが従来は別々だったGPUとCPUの中間にあたるものになるとしており、両方の長所を併せ持つと説明している。 (以下略)

米連邦地裁、プレステの特許侵害認め販売差し止め命令

2005/03/26 読売新聞 Yomiuri On-Line

 【ニューヨーク=北山文裕】米カリフォルニア州オークランドの連邦地裁は25日までに、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)に対し、プレイステーション(PS)とPS2の米国での販売差し止めと約9070万ドル(約96億円)の損害賠償の支払いを命じる判決を出した。

 米ゲーム関連会社イマージョンが、SCEにゲームのコントローラーを振動させる特許を侵害されたと訴えていた訴訟で、同地裁はイマージョンの主張を認めた。SCEは判決を不服として控訴する方針だ。

中国にプレステ偽造団 日産5万台と英紙報道

2004/12/22 The Sankei Shimbun
 22日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、ソニーが5年間の調査の末、同社の人気家庭用ゲーム機「プレイステーション2」などの偽造品を、1日に計5万台生産する能力を持つ中国の組織を突き止めたと報じた。

 同紙によると、組織は少なくとも10の下請けを抱え、本体やコントローラーなどを製造。広東省深●の刑務所では、下請け工場から運ばれたコンテナが、組み立て作業に十分な期間、刑務所内にとどまっていた。

 中国当局は偽物が製造されているとソニーが指摘した工場を何度も摘発し所有者に罰金を科してきたが、その後も下請け組織がつくられ、製造が続いているもようだ。

 ソニーは偽物への懸念からプレステ2の中国での販売を今年1月まで見合わせていたという。

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは同紙に対し「(すべての国の)当局と協力し、偽物をなくすためのあらゆる努力をしている」とだけコメントした。(共同) (●=土ヘンに川)

PSP、初日16万台販売

2004/12/13 The Sankei Shimbun
 ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京)は13日、ソニー・コンピュータエンタテインメントが12日発売した携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」が、初日だけで約16万6000台売れたとの推定値を発表した。

 ライバルの任天堂が2日発売した「ニンテンドーDS」は、5日までの4日間で約44万1000台と推定している。

 エンターブレインは「PSPは東京都心部で完売店が続出したもよう。追加出荷の体制が整っているDSに比べ、PSPは今後の出荷体制が焦点」とみている。(共同)

PSP:久多良木社長が店頭に登場 「明日増産を指示」と

2004年12月12日 毎日新聞 Mainichi INTERACTIVE
 新型携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の発売で、ソニー・コンピュータエンタテインメントの久多良木(くたらぎ)健社長が12日、東京都内の量販店に突然登場、一番乗りの購入者にPSPを手渡すなどのパフォーマンスを行い、行列が出来る人気ぶりに「明日増産の指示を出す」と述べた。

 久多良木社長はPSやPS2の発売時にも量販店を訪れており、今回も「ユーザーと発売の瞬間を分かち合いたい」と新宿、渋谷、秋葉原など都内の主な量販店を事前の告知なしに“サプライズ”で訪問した。

 東京都新宿区のヨドバシカメラ・ゲーム・ホビー館には午前6時前に来店し、最初の購入者へPSPを直接手渡し、ガッチリ握手をした。久多良木社長は「当初PSの出荷数が10万台で、余裕を持たせて20万台にした。こんなに多くの人が並んでくれてありがたい。とても足りないので、明日増産の指示を出します」と話した。

 また、渋谷のシブヤツタヤでは午前7時の発売開始イベントに参加。「任天堂の『ニンテンドーDS』と同じ時期にハードを投入できるのは、ゲーム業界がすごいということを示せた。各メーカーの強力な開発チームがゲームの新しい可能性を見せるソフトの開発を進めているので、日本から始まる新たなエンターテインメントを目指していく」と述べた。【立山夏行、宮崎由紀夫、河村成浩】

携帯型プレステ、12月発売 ソニー、年末商戦間に合う

2004/10/27 The Sankei Shimbun
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は27日、次世代携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を、12月12日に国内で発売すると発表した。対応ゲームソフトの開発が遅れ、発売延期もささやかれていたが、年末商戦にぎりぎり間に合った。

 PSPでは、ゲームのほか映像や音楽も楽しめる。無線LAN(構内情報通信網)でインターネットに接続し、ゲームソフトのダウンロードやオンラインゲームもできる。NTTドコモが来春から始める「iモード」を使った料金回収代行サービスにも対応する。

 価格は2万790円で、年内に21種類のゲームソフトが発売される見込み。当初出荷台数は20万台、年度内に国内で100万台を出荷する。欧米での発売は年明けになる見通し。

「東京ゲームショウ」が開幕 新型携帯ゲーム機に注目

2004/09/24 The Sankei Shimbun
 日本最大のゲームソフト展示会「東京ゲームショウ2004」(コンピュータエンターテインメント協会など主催)が24日、千葉市の幕張メッセで始まった。

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション・ポータブル(PSP)」と、任天堂の「ニンテンドーDS」の新型携帯ゲーム機向けの新ソフトが多数展示されており、マニアの注目を集めそうだ。

 最大の展示面積を確保したソニーは、PSPを初めて一般公開。22種類の対応ソフトを用意し、年末の発売に向け積極攻勢をかける。任天堂は展示会に参加しないが、ソフト会社が「ニンテンドーDS」向けのソフトを展示する。

 参加企業は117社と過去最高で、500本以上のソフトを出展。24日は業界関係者向け、25、26両日が一般公開で約15万人の入場を見込む。入場料は一般(中学生以上)1200円。小学生以下は無料。

次世代PSを年度内発表へ SCE

2004/07/12 The Sankei Shimbun
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木健(くたらぎ・たけし)社長は12日の記者会見で、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の次世代機を本年度内に発表することを明らかにした。同社は、次世代家庭用PSの仕様を明らかにしていない。

 SCEは、国内で年内に発売予定の次世代携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を、来年3月までに欧米で販売を始める方針も示した。

ソニーのプレステ出荷、累計で1億台突破

2004/05/19 読売新聞 Yomiuri On-Line
 ソニー・コンピュータエンタテインメントは19日、1994年12月に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション」の全世界での出荷台数が、同じバージョンの小型後継機「PS one」と合わせ、累計で1億台を超えたと発表した。

 携帯型ゲーム機では2000年6月に、任天堂の「ゲームボーイ」が1億台を突破しているが、据え置き型ではソニーのプレステが初めてという。

 プレイステーションは、日本のほかアジア、北米、欧州など約120か国で2003年度も330万台を売る根強い人気を誇り、発売から9年半で大台を達成した。

 地域別の出荷台数は、日本を含むアジア地区が2072万台、北米が3967万台、欧州が3961万台と、欧米での人気が高い。

 ソニーのゲーム機は現在、2000年に発売された後継機の「プレイステーション2」が主流だが、バージョンが初代プレステとは根本的に異なるため、今回の累計に含まれない。プレステ2は、発売から4年の今年3月末で既に累計7000万台を出荷している。

ソニー、「PSX」を年内投入

2003年05月28日 The Sankei Shimbun
 ソニーの久多良木健副社長は28日、家庭用ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」とDVD録画再生機が合体した新製品「PSX」を国内で年末に発売すると発表した。

 ハードディスク駆動装置(HDD)を搭載しており、普及が一巡して国内出荷が頭打ちのPS2と、ソニーが出遅れたDVD録画再生機を、同時にてこ入れする狙いがあるとみられる。

 これまでのPS2にもDVDの再生機能はあるが、新製品はDVDやHDDに録画できるのが特徴で、テレビチューナーも内蔵している。久多良木副社長は「ゲームとエレクトロニクスを融合させた製品だ。ゲームのような操作性の良さを追求した」としている。

新型「プレステ2」 DVD機能を強化

2003年04月14日 The Sankei Shimbun
 ソニー・コンピュータエンタテインメントは14日、新型の家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を5月15日に2万5000円(税別)で発売すると発表した。

 パソコンなどを使って自分で編集したDVD映像を見ることができるのが最大の特徴。従来のプレステは、映画など市販のDVDソフトしか再生できなかった。

 DVD−R、DVD−RWと呼ばれる規格で編集された映像を再生できるが、DVD−RAM方式は再生できない。

ソニーが携帯ゲーム機事業に参入へ

2003年05月14日 The Sankei Shimbun
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は13日、米ロサンゼルスで開催中のゲーム機見本市で、2004年後半に携帯ゲーム機事業に参入する計画を発表した。

 携帯ゲーム機事業は現在、任天堂の「ゲームボーイ」の独壇場。「プレイステーション2」で、テレビと接続して楽しむ家庭用ゲーム機ビジネスで独走するソニーが携帯ゲーム機事業を開始することは、ソニーにとって新たな顧客層を開拓する一方、任天堂との競争激化につながる。

 ゲーム機の名称は「PSP」。参入時期は、04年10−12月で、価格などは現時点で明らかにされていないが、TFT(薄型トランジスタ)方式の高精細の液晶表示装置(LCD)を採用する予定。

 SCEの久多良木健社長は「ソニーが携帯ゲーム機分野での新たなけん引力になることを目指す」と自信を示した。(共同)

プレステ2を約10%値下げ 16日からオープン価格

2002年05月14日 The Sankei Shimbun

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは14日、家庭用ゲーム機「プレイステーション2」と「PSone」の2機種を16日からオープン価格にすると発表した。約10%の値下げとなる見込み。現在の希望価格はプレステ2が2万9800円、普及機のPSoneが9980円。

 北米でもプレステ2を299ドルから199ドルにするなど、海外市場も軒並み引き下げる。

 プレステ2は累計の世界出荷が3000万台を超えるヒット商品。2002年度はさらに2000万台の出荷を計画、量産によるコストダウンを価格に反映させ、市場拡大を狙う。

ソニー、プレステ2で独走 ゲーム大手7社決算

2003年05月22日 The Sankei Shimbun
 ソニーや任天堂、コナミなどゲーム大手7社の2003年3月期決算が、22日出そろった。

 家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の普及率が上昇し、収穫期に入ったソニーはゲーム部門の営業利益が前年同期比35・9%増の1127億円と大幅に増え、減益となった任天堂やセガと明暗を分けた。

 家庭用ゲーム事業では、セガが86億円の赤字を計上するなど、開発費の増加と国内市場の低迷が各社の営業利益を圧迫。今後、発売ソフトの絞り込みや業界再編の動きも出てきそうだ。

 ソニーはプレステ2の出荷が25%増の2252万台に伸びた。一方、ライバルの任天堂は「ゲームキューブ」の出荷が576万台にとどまり営業利益も16・0%減の1001億円だった。

 再編問題で揺れたセガは、純利益が30億円と6期ぶりに黒字化したが、営業利益は34・5%減の92億円。03年度は家庭用ソフトのタイトル数を約3割減らす。

 コナミは、子会社の減損処理費用などで8期ぶりに営業損失を計上。4月に合併して発足したスクウェア・エニックス、ナムコ、コーエーの3社は増収増益。特にコーエーは発売後9日間で100万本の販売を記録したヒット作などで、営業利益が107億円と過去最高を記録した。

家庭用ゲーム機、2割減

2003年04月11日 The Sankei Shimbun
 ゲーム雑誌出版などのエンターブレイン(東京)が11日発表した2002年度国内ゲーム市場調査によると、家庭用ゲーム機の販売台数は前年度比19・8%減の約875万7000台だった。

 不況による買い控えや既に相当量が普及していることもあり、1000万台を超えた前年度から大きく落ち込んだ。ゲームソフト販売本数は、人気ソフトの続編などが好調で、前年度比8・5%増の約5600万8000本。

 ゲーム機は、任天堂の「ゲームキューブ」が前年度比33・8%減の約85万3000台と販売不振が際立つほか、マイクロソフトの「Xbox(エックスボックス)」も同1・4%減の約18万7000台と伸び悩んだ。

 ソニーの「プレイステーション2」は同16・0%減の340万6000台と前年度より減少したものの、市場占有率は高く独り勝ちの状態が続いている。

 エンターブレインの浜村弘一社長は「次世代ゲーム機の登場が予想される05年までは、プレステの優位は揺るがないだろう」と指摘している。

プレステさまさま、ソニーの売上高過去最高

2002年04月25日(読売新聞)YAHOO!ニュース ソニー
 ソニーは25日、2002年3月期連結決算を発表した。家庭用ゲーム機「プレイステーション2」などゲーム分野が好調で、売上高は前期比3・6%増の7兆5782億円と過去最高を記録した。

プレステ2、出荷倍増

2002年04月25日 The Sankei Shimbun
 ソニーは25日、平成13年度の家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の出荷が、前年度からほぼ倍増の1807万台になったと発表した。12年3月発売からの累計は2800万台を超えた。

PlayStation 3は「グリッド」で性能1000倍?

[2002年3月22日](ZDNet News)
 ソニーはPlayStation 3に今の1000倍の性能を持たせるべく,IBMのグリッドコンピューティング技術に着目している。

PS3開発,力点はグリッドコンピューティング

[2002年3月22日](ZDNet)YAHOO!ニュース
 ソニー・コンピュータエンタテイメント(SCEI)のCTO,岡本伸一氏は,Game Developers Conference(GDC)で「PlayStation 3(PS3)の開発は,分散型コンピューティングに力点を置いている」と述べた。

 同氏によれば,PS3の性能を大幅に引き上げるには,この方法が最も確実に見えるという。また,ゲーム開発者はPS3の性能を,PS2の1000倍に引き上げたいと考えているが,ハードウェアの前進を待っていたのではこれを実現できない,と同氏。こうしたことから同社は現在,IBMのグリッドコンピューティングモデルをPS3の開発に応用しようとしている。同氏は詳細こそ披露しなかったものの,このプランにはゲーム機をネットワーク化し,ソフト,チップ性能,データなどを共有することが含まれると述べている。

 また同氏はソニーのゲーム事業の将来について,さらなる変化が起きる可能性があるとし,「PlayStation 6か7はバイオ(生物)テクノロジーを基盤としたものになるかもしれない」と語った。

Xboxの影響で,加速する「PS3」の開発

2001年11月19日 ZDNet News
 ソニーは,「Xboxの登場がゲーム機のライフサイクルに与える影響」を懸念している。これにより同社がIBM,東芝と進めている超並列プロセッサ「CELL」の開発が前倒しされそうだ。

 ソニーの安藤国威社長が,Financial Times紙のインタビューにこたえて,Microsoftからハードディスクとイーサネットアダプタを標準装備するXboxが登場したことから,「PlayStation 3」(PS3)への移行を当初の予定より前倒しにする可能性があると語っている。

 「PlayStation 2(PS2)にとって最大の脅威は,Xboxによって業界の製品ライフサイクルが変わることだ」と語る同氏は,そうした変化の結果,ソニーがPS2のビジネスモデルをこのまま維持できるかどうかは不明確であり,PS2のライフサイクルが3年に短縮される可能性もあると感じているようだ。

 PS2の売上は好調だが,同氏によるとソニーは非常に高くつくPS2用フロントエンドチップの製造コストをまだ回収しきれていない。(中 略)

 PS3の開発は既に進行している。ソニーは5年間で4億ドルを投じる計画の一環として,東芝およびIBMとPS3用技術を共同開発にあたっている(3月12日の記事参照)。

 前回の報告では,次世代チップの製造は,2004年に開始される予定となっていた。ソニーによれば,この新しいチップ設計は同社がこれまで使用してきた設計とは根本的に異なり,主に通信とブロードバンドサービスの提供に力点が置かれるという。

Xboxは「終わったも同然」 ソニーCE社長

2001.05.25 CNN.co.jp
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久夛良木健社長兼最高経営責任者は、23日付の英フィナンシャル・タイムズ紙(ネット版)とのインタビューで、マイクロソフトが11月に発売する新型ゲーム機「Xbox」は、次世代ゲーム機競争でソニーの相手にはならない、と強気の発言をした。Xboxは、ハードウエア、ソフトウエアともソニーや任天堂に劣り、「米小売り業者を失望させている」ためという。

同社長は、「(米国の)小売り業者は、金額ベースで(ソニーの)プレイステーションが売り上げの70%を占めると予想している。残り30%が任天堂とXboxだが、そのほとんどは任天堂となるだろう」とし、「マイクロソフトは(次世代ゲーム機競争が)始まる前に終わったも同然」と述べた。

マイクロソフトは、先週ロサンゼルスで開かれた「エレクトロニック・エンターテインメント・エクスポ」(E3)で、Xboxを11月8日に北米で発売すると発表。Xbox向けには、セガ、カプコンなどの日本の大手メーカーが、ゲームを開発している。

ただ、久夛良木社長によると、マイクロソフトがロサンゼルスで展示したゲームは、ソフトウエア、ハードウエアとも「失望する」内容だったという。「マイクロソフトは、エンターテインメントビジネスを理解していない。処理速度は十分ではなく、グラフィックスも雑だ」と同社長は手厳しい。

フィナンシャル・タイムズによると、久夛良木社長の指摘する通り、先週のE3後、アナリストの間では、Xboxに対する評価が下がっているという。

同紙は、マイクロソフトが展示したゲームは、「すべてパソコンゲームの延長。誰もXboxを買う必要ない」との仏ソシエテ・ジェネラルのアナリストの声も紹介している。

ソニーと AOL、『プレイステーション2』で戦略提携

2001年5月16日 japan.internet.com
 ソニーは15日、世界最大のインターネット企業 AOL Time Warner の子会社、America Online Inc.(AOL) との提携し、ゲーム機分野における将来の地歩固めに動いた。ソニーのようなゲーム機メーカーや、Microsoft のような新規参入者は、次世代エンターテイメント向けハードウエアの中核となるべく狙いを定めている。ソニーは今回の戦略提携について、そうしたビジョン実現の重要ステップだと述べた。

 この提携合意に基づき、ソニーは AOL と協力して、AOL のインスタントメッセージやチャット、Eメールを『プレイステーション2』で利用できるようにする。そして、ゲーマーにとって最も重要なことだが、インターネット対応ゲームを『プレイステーション2』で利用できるよう両社が協力する。

 ソニーと AOL は、さらにブロードバンド技術を含む他のエンターティンメント開発のための調査、および『プレイステーション2』向けの『Netscape』ブラウザ開発などでも協力していく計画だ。ユーザーが『プレイステーション2』をより快適に利用できるよう、ソニーは、専用のハードディスク、液晶ディスプレイ(NTSC/PAL および XGA 互換)、キーボード、マウスを、今年末までに発売すると述べた。さらに、コンテンツ開発者用に提供されている『プレイステーション2』ソフトウエア開発キットにも AOL の諸機能が組み込まれることになる。

 ソニーと AOL は、今回の提携に関連した技術コンセプトのデモンストレーションを、ロサンゼルスで開催中のゲーム博覧会 E3 におけるソニーのブースで共同ホストしている。このデモでは、『プレイステーション2』用『AOL体験』バージョンと同プラットフォーム用の『Netscape』ブラウザなどが紹介されている。

SCE、セガやナムコと提携 ゲームや映画をネット配信 (2001.02.21) asahi.com
 3社が整えるブロードバンドネットワークは毎秒100メガビットの容量があり、NTTの総合デジタル通信網(ISDN)の1500倍以上。動画像が鮮明なまま伝送でき、各家庭にブロードバンドが整う2005年過ぎには、各家庭の「プレイステーション2」向けに直接配信も目指す。ほかのゲームソフトメーカーにも参画を呼びかけ、ゲームのネット配信の普及を図る。

ネットゲーム事業で提携 セガとSCE

2001.01.31 The Sankei Shimbun
 セガとソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は三十一日、高速インターネット時代に向け、ネットワークゲーム事業で提携することで合意したことを明らかにした。

 両社は、セガの人気ゲームをSCEのゲーム機プレイステーション(PS)やプレイステーション2(PS2)向けに供給することで既に合意済み。

 今回はこの協力をさらに進め、ネットを使った遠隔対戦ゲームなど、セガが持つ技術基盤やノウハウ、ソフトなどをPS2向けに供給することでPS2の魅力を高める。

 提携は、セガが三月末で生産を中止する家庭用ゲーム機ドリームキャスト(DC)の後を引き継ぐ有力ゲーム基盤の一つとしてPS2を選択したことを意味する。任天堂を含め、従来三つどもえだった家庭用ゲーム機競争の中で、ソニー・セガ連合が誕生することになる。

 SCEは提携により、任天堂や新規参入する米マイクロソフトのXbox(エックスボックス)などに対抗する。

 セガは、PS2向けゲームの具体例として「バーチャファイター4」などを、PS向けにも欧米を中心に「ソニックシリーズ」などをそれぞれ投入する計画だ。

ソニー、プレステ2 来年度は2000万台出荷見込む (2001.01.25) asahi.com
 プレステ2の今年度の出荷台数は、半導体の供給が遅れ予想を1000万台下回る900万台にとどまる見通しだが、来年度は倍増以上の2000万台を出荷する計画で、ゲーム事業の黒字転換を目指す。

「FF10」発売延期、今年度赤字に スクウェア

2001.01.20The Sankei Shimbun
 ゲームソフト大手のスクウェアは十九日、三月に予定していた人気ゲームシリーズの最新作「ファイナルファンタジーX(FF10)」の発売時期を夏まで延期する、と発表した。この影響で、今年度は赤字決算に転落し、配当も見送る。

 FF10は全世界で累計三千万本以上を売り上げた同シリーズ初の「プレイステーション2」専用ソフト。「ハードの能力を十分に生かしたソフトとするためには、予想を上回る開発時間がかかることがわかった」(同社)としている。発売延期により、減収額は百三十四億円に達し、平成十三年三月期の最終損益は二十四億円の黒字見込みを、三十四億円の赤字へと大幅下方修正した。赤字決算は平成九年度以来となる。

プレステ2が動かない 英大衆紙が報道

2001.01.12 【ロンドン12日=共同】The Sankei Shimbun
 十二日付の英大衆紙サンによると、英国で、クリスマス・プレゼントの人気商品だったソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション2」がうまく動かないとの苦情が殺到している。

 同紙によると、「ディスクが取り出せない」「電源が落ちた」「二人で遊べない」などの苦情電話は昨年十二月二十五日だけで約二千件。その後、苦情は五千件に達した。ソニーは四十八時間以内の修理や本体の交換を約束したが、件数が多過ぎて対応し切れなかった。

 ソニーはBBCテレビに、生産を急いだため問題が生じたと説明。サンは記事で、「多くの消費者から問題が指摘されることを承知しておいてほしい」とスタッフに伝えるソニー内部メモの存在を報じた。

 しかしソニー側は「最新技術の機械ではある程度の割合で問題は起きるが、プレステ2は少ない方だ」とし、欠陥機種ではないと主張している。

イラク、プレステ2を買い占め?軍事転用を憂慮する声も (2000.12.23) asahi.com
 米国防情報局の情報として、ここ2カ月ほどの間に約4000台のプレステ2が米市場からイラクに流れた、と報じた。

 「プレステ2の機能を15台分使えば、化学兵器を搭載した無人軍用機を飛ばせる」「3次元画像処理で、ミサイルや核開発のシミュレーションにも使えるのでは」との米国防関係者の話も引用。さらに、イラクがヨルダンなど周辺国から、国連制裁の対象外であるプレステ2を大量に搬入している可能性がある、と指摘している。ゲーム機以外のパソコン機器すべては「軍事転用」を理由に対イラク禁輸措置がとられている。

プレステ2がパリ上陸 クリスマス商戦の人気者に (2000.11.24) asahi.com

SCE、プレステ2へのゲーム機課税の撤回要求 (2000.11.03) asahi.com
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、同社の「プレイステーション2」をゲーム機に分類し、2.2%の関税をかけるとしたイギリス関税当局の決定に対し、近く不服申し立てを行って撤回を求める方針を明らかにした。プレステ2はゲームだけでなくDVD(デジタル多用途ディスク)の再生やインターネットへの接続機能をもっているため、SCEは「関税のかからないコンピューターに分類すべきだ」と主張している。

プレステ2、米国発売 品不足で不満の声も (2000.10.27) asahi.com
 任天堂は来年7月から10月にかけて全米で、画質などの性能を大幅に高めた「携帯用」と「家庭用」の新型機を相次いで発売。マイクロソフトも来年秋、新型ゲーム機「Xボックス」を発売し、ゲーム市場に本格参入する。同社は「描画性能は、プレステ3をはるかに上回る」(開発担当幹部)としており、全米で4社の猛烈な顧客争奪戦となりそうだ。

「iモード」や「PS2」と連動 ソニーがデジカメ発売 (2000.09.12) asahi.com
 ソニーは12日、携帯電話のインターネット接続サービス「iモード」や家庭用ゲーム機「プレイステーション2」(PS2)と連動して、画像をやりとりできるデジタルカメラ「サイバーショットDSC―P1」を10月20日に発売する、と発表した。価格は9万9800円。

東洋紡がプレステ2向けに服飾シミュレーションソフト「ドレッシング・シム」 (2000.06.29) asahi.com

プレステ2のソフト回収うやむやに?=“被害者”映像業界にも恩恵

00/06/23 [時事通信社]
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、本社東京)が、ゲーム機プレイステーション2(プレステ2)の「不具合ソフト」回収に手間取っている。このソフトを使うと、著作権保護のために本来は見ることができない海外製DVDの再生が可能となるが、“被害者”であるはずの映像ソフト業界からも、DVDの普及に一役買ったSCEに回収をせかす声は聞かれない。世間を騒がせたプレステ2のソフト問題はこのままうやむやになる可能性もでてきた。

ソニー、欧米での「プレステ2」販売は10月末に=出井社長

2000 年 6 月 17 日 [パリ 16日 ロイター]
 ソニーの出井伸之社長は、傘下のソニー・コンピューター・エンタテイメントが「プレイステーション2」の欧米での販売を10月末には開始する見通しを明らかにした。 同社長は、当地でのフォーラムで記者団に、「米国と欧州の両地域で(のプレイステーション2の販売開始)は10月末になると考えている」と述べた。

プレステのデータ交換楽しめるゲーム機 「PSone(ピーエスワン)」 (2000.06.08) asahi.com

プレステ2の規格をライセンス供与 SCE (2000.06.01) asahi.com
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は1日、来年にも家庭用ゲーム機「プレイステーション2」に使われる半導体を外部に販売するとともに、プレステ2の規格のライセンス供与も始める、と発表した。DVD(デジタル多用途ディスク)ソフトが再生できるプレステ2の多機能を武器に、デジタル家電の分野に「業界標準」として広めるのが狙い。

ソニー「プレステ2」、米国で10月発売by NIKKEI Net
 米国で10月26日に発売すると発表した。価格は前機種の発売当初価格と同じ299ドル。米国版は3.5インチハード・ディスク・ドライブや高速接続端子の搭載が可能で、高速でネット接続できる。

 米国で普及し始めた広帯域(ブロードバンド)ネットを通じて、音楽や映像の配信など様々な双方向サービスを高速で受けられる。

コンビニ店頭での回収を延長=プレステ2のDVD問題でSCE

00年4月21日 20時22分[時事通信社]
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(本社東京、SCE)は21日、デジタル多用途ディスク(DVD)の再生に不具合が生じている新型ゲーム機プレイステーション2(PS2)の付属ソフト回収問題で、セブン−イレブン・ジャパンの店頭での回収期間を延長することを決めた。当初は21日までの予定だったが、6月7日までとする。

 SCEでは、郵送とセブン−イレブン店頭で付属ソフトの回収を行っているが、これまでに戻ってきたのは2万2000枚程度にとどまっている。

 3月4日から売り出されたPS2では、本来は再生することができない海外製DVDの再生ができ、海外の映画会社などの著作権を侵害する可能性がある。 

SCEI、PS2北米仕様の報道について「否定も肯定もできない」とコメント

by MYCOM PC WEB
 米ブルームバーグが報じた、北米で発売予定のプレイステーション2にHDDとモデムを搭載するとのニュースに対しての、ソニー・コンピュータエンタテインメントのコメントが得られた。

プレステ2に輸出許可 2000年4月18日 18時58分

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のゲーム機「プレイステーション2」が輸出規制の対象とされた問題で、SCEは18日、通産省から輸出許可を得たことを明らかにした。SCEは今秋以降、北米と欧州で本年度内に、計600万台を販売する意向。深谷隆司通産相は記者会見で「暗号や画像処理の点で輸出許可が必要。だが一般商品でもあり許可手続きを簡素化している」と述べた。

プレステ2は兵器? 通産省が輸出規制の対象に

2:07p.m. JST April 15, 2000
 3月上旬に発売された家庭用テレビゲーム機「プレイステーション2」が、軍事転用されるおそれがあるとして、ゲーム機としては初めて、外国為替及び外国貿易法上の「通常兵器関連汎用(はんよう)品」に指定されていたことがわかった。一定金額を超える輸出や海外への持ち出しについて規制がかかり、通産大臣の許可が必要になる。本体と付属品のメモリーカードが、ミサイルの誘導装置部品などに使えるとの指摘もある。国産の漁業用品が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の潜水艦に使われたり、光学機器がイランに不正輸出されて警視庁公安部に摘発されたりしており、関係当局が警戒している。

 プレステ2は3月4日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、本社・東京)から発売された。通産省や同社によると、本体のコンピューターグラフィック画像の処理能力や専用メモリーカードの性能が高く、同法の輸出規制対象になった。

 外為法に基づく政令により、銃や爆弾などの21品目とコンピューターなどの汎用品130品目が通常兵器関連品として指定されている。核兵器の原料となる物質などについても輸出規制されている。プレステ2は輸出申告価格(購入価格)が5万円を超えると、どこの国であっても輸出や持ち出す際、通産大臣の許可が必要となる。米国などと比べ、イランや北朝鮮に対する輸出は厳しく審査される。定価が3万9800円のため、事実上2台以上の持ち出しは許可が必要になる。違反すれば5年以下の懲役か200万円以下の罰金が科せられる。

 プレステ2のグラフィック処理能力は、同法で規制された「3次元ベクトル生成速度」が1秒間に300万ベクトルを超えているといい、小型のスーパーコンピューター並みとされる。軍事評論家の江畑謙介さん(51)によると、グラフィック処理能力が優れたコンピューター部品はミサイルの誘導装置に応用できるという。

 誘導装置は、攻撃目標の映像データをデジタル信号で記憶させておき、目標に近づくと、ミサイル先端にあるカメラでとらえた映像と比較し、ミサイルのコースを修正して目標をとらえる。

 プレステ2は臨場感豊かな映像が人気で、SCEによると、3月末現在で140万台が出荷された。海外ではまだ発売されていないが、実際には香港などの電器店の店頭でも売られているほか、米国の業者が開設するインターネットのオークションでも売買され、かなりの量が海外に出回っているとみられる。

 SCEはホームページや説明書などで、輸出が規制されていることを知らせている。

NTTドコモがプレステ関連会社に資本参加

11:02p.m. JST March 29, 2000
 NTTドコモは29日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が設立した、ゲーム機やゲームソフトをインターネットで直販する新会社「プレイステーション・ドットコム・ジャパン」に資本参加すると発表した。2億4000万円を出資し、2.02%の株式を取得する。両社は、ドコモの携帯電話のインターネット接続サービス「iモード」を使ったプレイステーション関連商品の販売などを検討する。

プレステ2、海外DVD再生で125万台のソフト回収へ

by Asahi.com

ソニーの『プレーステーション2』にまた問題

By Reuters/日本語版 遠藤淳子
Fri 17 Mar 2000 8:45 PT

プレステ2、米競売サイトで10万円ナリ

by asahi.com

「プレステ2」のメモリーカードに不具合=発売後1週間弱で一部回収修理

00年3月10日 20時17分[時事通信社]
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、本社東京)は10日、4日に発売した新型家庭用ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」のメモリーカードの一部に不具合が生じていると発表した。問題が発生した商品を回収し、必要に応じて修理または交換する。業界待望の高性能ゲーム機は、発売後1週間もたたないうちに欠陥を露呈する事態になった。

 メモリーカードは、デジタル多用途ディスク(DVD)の再生に必要なほか、ゲームを中断する際にデータを保存するPS2専用の周辺機器。このメモリーカードの一部に操作によって、DVDの再生ができなくなったり、ゲームのデータが消失する問題が生じている。 

「プレステ2」メモリーからデータ消失 340台で確認

9:39p.m. JST March 10, 2000
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10日、今月4日に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション2」について、記録用のメモリーカードにデータが消えるなどの不具合が見つかった、と発表した。9日までに出荷された75万台のうち、0.05%の約340台で不具合が確認され、SCEはこの全品を回収して原因の解明に乗り出す。

 SCEによると、ゲームやDVD(デジタル多用途ディスク)ビデオを再生するプログラムで、データを保存する操作をすると、ゲームやビデオのデータが消えてしまう場合があるという。原因は不明だが、プログラムを記憶するメモリーカードに不具合があるという。

 SCEは「すべてのメモリーカードに共通して起こる問題ではない」としており、回収した製品を基に詳しい原因を調べている。

 発売後3日間で72万台を出荷したプレステ2は、9日までに1万2300件の問い合わせがSCEに寄せられたという。うちハードやソフトの不具合についての問い合わせが3割の約4000件と最も多く、次いで操作や接続方法に対する質問が多い。

オークションでも過熱

2000年3月5日 9時20分
 4日発売された、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型ゲーム機「プレイステーション2」が、インターネット上のオークション(競り市)で一時、標準価格より3万円程度高い6万円台後半の値が付いた。

 ネットオークションは、業者だけでなく個人でも簡単に幅広い商品の売り手と買い手を探せる手軽さが受け、急速に人気が出ている。

プレステ2の出荷、部品不足で100万台に届かず

8:31p.m. JST March 06, 2000
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は6日、4日発売した家庭用テレビゲーム機「プレイステーション(プレステ)2」の出荷が部品不足のため3日間で72万台にとどまり、当初計画していた100万台に届かなかったと発表した。販売台数は予約を含めて98万台で、内訳は販売店経由が60万台、インターネット販売が2週間先の配送分まで含めて38万台だった。不足しているのは、ゲームのデータを記録するメモリーカードの部品。部品の増産により、今月末までに140万台を出荷する計画という。

プレステ2販売開始、次世代ゲーム機に早朝から長蛇の列

10:45a.m. JST March 04, 2000
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用テレビゲーム機「プレイステーション(プレステ)2」が4日、全国で発売された。映像のリアルさに加え、DVD(デジタル多用途ディスク)ビデオが再生でき、将来はネット通信もできる。1年余り前に発売されたセガ・エンタープライゼスの「ドリームキャスト(ドリキャス)」、今年末にも登場する任天堂の「ドルフィン」と合わせ、次世代ゲーム機のシェア争いが本格化する。

 東京・秋葉原の電気街では3日朝から人が並び始め、4日未明に当日販売する11店舗の前に計約3000人が行列をつくり、午前7時前には約5000人に膨れ上がった(警視庁万世橋署調べ)。

 東京・渋谷駅前のレンタルソフト店では、前日午後2時過ぎに一番乗りした東京都杉並区のフリーター、本多恵英さん(20)が「映像がきれいで、スタイルもかっこいい」。店内にはSCEの久多良木健社長も顔を見せた。「3時間ほどしか寝ていない」と言いながら、手ごたえを感じている様子だった。

 SCEは発売2日間で100万台の出荷を計画している。その後も、インターネットを通じた注文を含めて毎月50万台ずつ出荷する強気の計画だ。

 初代プレステは5年余り前の発売以来、すでに世界で7000万台以上が出荷された。SCEは後継機のプレステ2の開発費や設備投資に、初代機とソフトがこれまで稼いだ利益にほぼ匹敵する1700億円をつぎ込んだ。テレビゲームの新型機は、旧型機のソフトでは遊べなかったが、プレステは初代プレステ用ゲームソフトでも遊べる。

 DVDビデオ再生機能付きで標準価格は3万9800円。市販のDVDビデオ再生専用機は安くても3万―4万円するから、業界関係者も「原価を2万―3万円割っているはず」という。ビデオソフト業界は「プレステ2販売によって今年のDVDビデオの売上高は昨年の4倍に増えるだろう」(大手のワーナー・ホーム・ビデオ)と期待する。

「プレステ2」の予約ページから顧客情報が流出

5:31p.m. JST March 02, 2000
 4日に発売される人気の新型ゲーム機「プレイステーション2」をインターネットで予約するホームページで、予約した顧客の個人情報が、他人からも閲覧できるようになっていたことが分かった。発売元のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)などは、どれだけの情報が他人から見られたのか、被害を調べている。

 流出のあったホームページは、SCEの子会社で、プレステ2や周辺機器などのインターネット予約を運営している「プレイステーション・ドットコム・ジャパン」が開いている。SCEによると、顧客がアクセスして注文すると「受注番号」が割り当てられる。あとで自分の注文内容を確認するときに、画面に受注番号が表示されるが、これを別の番号に書き換えると、その番号の顧客の氏名や届け先の住所、注文した商品などが表示されるようになっていた。システムは日本アイ・ビー・エムが製作した。

ソニーがゲームソフトを通信網で販売、2001年から

6:57p.m. JST March 02, 2000
 4日に家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を発売するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、2001年から大容量の情報を送れるケーブルテレビ(CATV)の通信網を使ってゲームソフトを販売する事業をスタートさせる方針を明らかにした。これに合わせ、プレステ2専用の通信モデムとハードディスク(HD)を使う記録装置を投入する。ネットワークによるゲーム配信を現在のコンビニや小売店、量販店と並ぶ販売ルートに育てる考えだ。

 ゲームの配信は、SCEのほか、ナムコやエニックスなど大手ソフトメーカーなどが出資するネット販売会社「プレイステーション・ドット・コム・ジャパン」が手がける。情報量の多い最新のゲームソフトを今の電話回線で送ると数十時間がかかる。このため、CD―ROM1枚のデータが10―20分間で送れるCATVの通信回線を使う。
利用者は、プレステ2用のモデム内蔵のパソコンカードと、CD―ROM50枚分の情報量が収容できる25ギガバイトのHDを使った記憶装置を購入。インターネットを使える近くのCATVに加盟して、プレステ2をケーブルに接続すれば、ゲームソフトの配信が有料で受けられる。

「プレイステーション2」発売後は月産50万台体制に=SCE

00年2月10日 17時35分[東京 10日 ロイター]
 
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)広報担当者によると、3月4日に発売する「プレイステーション2」(プレステ2)は、発売後第1週に100万台を出荷した後、月産50万台体制にするという。  また、プレステ2で現行機種のゲームソフトの一部に誤作動の可能性がある問題について、同担当者は、16タイトルについて、再生できるかどうか検討しているところだ、としている。

プレステ2、価格は39800円 来年3月発売

9:20p.m. JST September 13, 1999
 ソニー・コンピュータエンタテインメントは13日、家庭用ゲーム機「プレイステーション」の次世代機「プレイステーション2(略称PS2)」を来年3月4日、3万9800円の標準価格で発売する、と発表した。ゲームに加えてDVDプレーヤーの機能を持ち、2001年からはケーブル通信を使ったゲームソフトなどの配信も始める。単なるゲーム機から、家庭内での音響・映像(AV)から通信までの機能を含む中心機器に据える狙いだ。

 PS2の本体は幅301ミリ、奥行き178ミリ、高さ78ミリ(横置き)。色は黒を基調にした「スペースブラック」。コントローラーは振動が伝わる機能に加え、ボタンを押す加減で微妙なコントロールができる。発売当初の来年3月4、5日の2日間で100万台の売り上げを目指す。ゲームソフトは現在、84タイトルの開発が進んでいる。

 PS2は128ビットの中央演算処理装置(CPU)を使い、よりリアルな映像が可能になる。記憶媒体としては従来のCD―ROMに加え、DVD―ROMを使い、音楽CDの再生やDVDビデオの再生ができる。現在流通しているプレステ用のゲームソフトも使えるようにする。

 2001年からは、電話回線より大容量のデータを送ることができるケーブル通信網に直接接続できる機能をつける。このケーブル通信を通じてゲームソフトや音楽、映画などのコンテンツ(情報の中身)を配信し、PS2に内蔵する大容量ハードディスクに取り込めるようにする。

 ソニー・コンピューターエンタテインメントの久多良木健社長は「PS2を使って、ゲーム市場の拡大とともに、音楽や映画を含む新しいエンターテインメントや新しいネット環境を構築したい」としている。

『プレイステーション2』は新時代を告げる

by Leander Kahney 8月17日 8:55am PDT (Technology News from Wired News)
 ハリソン副社長によれば、プレイステーション2は、現段階で最も強力なグラフィックス・ワークステーションの5倍の画像処理能力を持っており、1秒間に7500万のポリゴン(多角形)を描き出すという。ポリゴンというのは、3Dモデルの表面を生成するのに使われる基本単位。これに対して、現在の最高の3Dカードが1秒間に生成できるのは、100万〜500万ポリゴン。

ソニーと凸版印刷、次世代LSI製造装置の共同開発へ

7:37p.m. JST July 29, 1999
 ソニーと凸版印刷は29日、デジタルAV機器やゲーム機の心臓部にあたる次世代システム大規模集積回路(LSI)を製造する装置を共同開発することで合意した、と発表した。LSIの回路図を原板に焼き付けるフォトマスクを10月から両社で開発、量産を目指す。回路の線幅の細いシステムLSI用のフォトマスク開発に向け、凸版印刷がソニーの製造設備を借り、約30億円をかけて生産ラインを増設。ソニーから約40人の出向者を受け入れ計約50人の体制で研究・生産にあたる。開発されたマスクは、ソニーが開発中の「プレイステーション2」などのシステムLSIに使われる予定。

「次世代プレイステーション」向け、DVD/CD再生用光集積デバイスを開発

1999年6月9日(水) 午後 4時 by Business EXpress
 (株)ソニー・コンピュータエンタテインメントは、ソニー コアテクノロジー&ネットワークカンパニー セミコンダクタカンパニーと共同で、「次世代プレイステーション」向けに、業界初の1チップ2波長発振レーザを搭載したDVD/CD再生用集積デバイスを開発した。

「次世代プレイステーション」向けCPUの生産合弁会社を設立

1999年5月26日(水) 午後 4時 by Business EXpress
 東芝と(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、次世代の半導体技術である0.18マイクロメートルプロセスを使用した半導体生産の合弁会社設立について基本合意していたが、このほど新会社の詳細についても合意に達した。新会社「株式会社大分ティーエスセミコンダクタ」は6月1日付けで設立され、本年秋から稼働する予定。

ソニー次世代プレイステーションの開発環境にLinuxを選択

by CNET Briefs Tech News

プレイステーション・ドットコム、セブンイレブンなど11社と資本提携

00年2月3日 17時44分[東京 3日 ロイター]
 
 ソニー・コンピュータエンタテインメントの子会社であるプレイステーション・ドットコム・ジャパンは、セブン−イレブン・ジャパンなど11社と資本提携を行なう、と発表した。

 プレイステーション・ドットコム・ジャパンは、28日から営業開始予定の電子商取引(以下、EC)のストラテジック・パートナーとしてセブン−イレブン・ジャパン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、デジキューブ、ハピネットの流通4社と、ストラテジック・コンテンツ・パートナーとして、ナムコ、コナミ、スクウェア、エニックス、カプコン、バンダイ、コーエーのコンテンツ会社7社と業務提携した。さらに、この11社は、プレイステーション・ドットコム・ジャパンが3月末に予定している第三者割当増資を引き受けることで基本合意した、発表した。

 11社に対する割当株式総数は、発行後株式数の約20%を予定している。

プレステが7000万台突破

1999年12月3日 17時54分 共同通信社
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は3日、家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生産出荷が、全世界で累計7000万台を突破した、と発表した。

 プレイステーションは1994年12月に日本で発売。95年から北米や欧州でも発売を始めた。内訳は今月2日現在で、日本が1677万台、北米が2594万台、欧州が2733万台。

4―9月の出荷台数は1079万台 プレイステーション

7:22p.m. JST October 26, 1999
 ソニー・ミュージックエンタテインメントは26日、関連会社のソニー・コンピュータエンタテインメントが発売する家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の1999年4―9月の出荷台数が、全世界で1079万台と前年同期に比べ47万台増加したと発表した。これにより、94年12月の発売からの累計出荷台数は6521万台に達した。

 上半期の出荷台数が伸びたのは、欧州で630万台(前年同期比202万台増)と好調だったため。日本国内では137万台(同27万台減)、北米は312万台(同128万台減)にとどまった。(時事)

ソニーが敗訴 プレステ用ソフトの著作権裁判

1:19p.m. JST August 28, 1999
 ソニー・コンピュータエンタテインメントが、人気家庭用ゲーム機「プレイステーション」のゲームソフトを、ウィンドウズOS(基本ソフト)ベースのパソコンで使えるソフトを開発した米メーカー、ブリーム社(本社ロサンゼルス)を著作権侵害などで訴え、ソフト販売の仮差し止めを求めていた裁判でサンフランシスコの米連邦地裁は27日、ソニー側の訴えを退ける判決を示した。ブリーム社が同日発表した。

 プレステ用のパソコンソフト、いわゆる「エミュレータ」をめぐっては、アップルコンピュータの「マッキントッシュ」で使えるソフトを開発したコネクティクス社(同カリフォルニア州サン・マテオ)に対して今年4月、同地裁が販売仮差し止め命令を下し、この時はソニーが勝訴した。コネクティクスは現在控訴中。

 この日の判断についてブリームでは「当社はプレステの機能・効果を再現しただけ」(ハーポルシャイマー社長)としており、著作権侵害には当たらないとの見方を示している。同社は4月以降、プレステ用ソフトを8万本以上出荷しており、米主要量販店などで販売している。(時事)

プレステ訴訟、ソニーに軍配 米地裁が差し止め命令

9:25p.m. JST April 23, 1999
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、本社東京)の23日の発表によると、同社が米ソフトウエアメーカー、コネクティクス社(本社カリフォルニア州)を、家庭用ゲーム機「プレイステーション」の技術を無許可で流用したと訴えていた裁判で、サンフランシスコ連邦地裁はコネクティクス社に同ソフトの販売差し止めを命じる仮決定を下した。

 コネクティクス社は、アップルコンピュータの人気パソコン「iMac」などで、プレステ用ゲームを楽しめるようにするソフト「バーチャル・ゲーム・ステーション(VGS)」を開発。SCEは知的財産権を侵害されたとして訴えていた。

 SCEは今回の仮決定について、コネクティクス社がプレステの機能制御ソフトの1つを模造した点について著作権侵害を、VGSに関してはプレステの商標権の侵害を認めたものだと説明している。

 一方、23日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、コネクティクス側は仮決定の取り消しを求め上訴する方針を示すとともに、「コンパックコンピュータがIBM製パソコンの複製を発売したことで消費者の選択肢は飛躍的に増大した」と指摘、複製技術による新商品開発の正当性を主張している。(時事)

プレステ・エミュレーターは合法---裁判所がソニーの訴えを却下(2月5日)

  米サンフランシスコの連邦裁判所は4日(現地時間)、プレイステーション・エミュレーターの販売差し止めを求めるソニー側の訴えを却下する判断を下した。

 この訴えは米ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が1月27日Macintosh用のプレステ・エミュレーター『Virtual Game Station』の販売を差し止める仮判決を求めて、発売元の米Connectix社を訴えていたもの。

米Connectix社では裁判所の決定を受け、声明を発表。同社のロイ・マクドナルド社長兼CEOは、「弊社のエミュレーター技術が、人気ソフトをプレーするためのハードウェアを選ぶうえで、より多くの選択肢を消費者に提供するものとなることを確信している」と語っている。

Connectix Prevails over Sony in Request for Temporary Resistaining Order

【関連記事】:ソニー、プレステ・エミュレーターを訴える[1月29日]

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ソニー新経営陣、構造改革の進捗に自信 完全復活には道半ば

2006/06/27 The Sankei Shimbun

 ソニーブランドの復活を担って、ハワード・ストリンガー会長と中鉢良治社長の“ツートップ”体制となって1年。懸案だったテレビ事業が上向き、3期連続で赤字が続いていた主力のエレクトロニクス(電機)部門は今期、黒字化する見通しとなった。両首脳は26日、産経新聞社などとの共同インタビューに応じ、「構造改革は予定通り進んでいる」(ストリンガー会長)と業績回復に自信を示した。今後はソニーブランドの真の復活に向け「成長戦略に本格的に着手する」(中鉢社長)構えだ。(大柳聡庸)

 ■テレビ事業に薄日

 「不幸な成功」−。ソニーのテレビ事業は前期に約900億円の営業赤字に陥った原因を中鉢社長はそう説明する。

 平面ブラウン管テレビ「トリニトロン」に代表される「輝かしいブランド」(中鉢社長)を持つソニーのテレビ事業だが、その成功体験が大きかった故に、液晶やプラズマといった薄型テレビへの移行では松下電器産業やシャープといったライバルに出遅れた。

 このため新経営陣は、ブラウン管テレビの生産拠点を統廃合する一方で、韓国サムスン電子との合弁会社で液晶パネルの生産を開始し、原価率を改善。昨秋には薄型テレビのブランドを「ベガ」から「ブラビア」に刷新して、先行他社を追撃する態勢を整えた。

 昨年10〜12月期の年末商戦では、液晶テレビの出荷台数でシェア1位となるなど、テレビ事業は今下期から黒字化する見通しで、「ブランド力が戻っている」(中鉢社長)と自信を深める。

 ■成長戦略に軸足

 液晶パネルについてはサムスンとの合弁で、約2000億円を投じて生産能力の増強を決めるなど、「液晶テレビへの集中投資を成長戦略」(中鉢社長)と位置付ける。

 テレビ以外では、今年11月に発売する次世代ゲーム機「プレイステーション3」について、ストリンガー会長は、「性能は強力で、他社製品は恐れるに足らない」と、優位性を強調。規格争いが続く次世代DVD「ブルーレイ・ディスク(BD)」についても、「映画会社は、大容量といったBDの必要性を認識している」とし、競争力に自信を示す。

 ■課題は利益率向上

 ソニーは昨年9月、工場の統廃合や、平成19年度末までに1万人の人員削減を実施するといった構造改革を発表。犬型ロボット「AIBO(アイボ)」などの撤退や、輸入雑貨販売の「ソニープラザ」など小売関連事業の分離も決めた。ストリンガー会長は「2000億円のコスト削減目標は計画通り進んでいる」と、構造改革の進捗(しんちよく)状況に胸を張る。

 構造改革の断行で、ソニーは19年度末に営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)5%を目標に掲げる。ただ、この数字は、前期に営業利益率5・9%を達成しているシャープや、松下電器などに比べると低い。

 価格下落が激しいデジタル家電分野では、薄型テレビ向けパネルなど設備投資で先行しているライバルに「価格競争力で見劣りする」(大手電機メーカー)ことなどが原因だ。

 かつて、トランジスタラジオやウォークマンといった他社にない製品で市場を牽引(けんいん)してきたソニー。完全復活のためには価格動向に左右されないヒット商品の登場が必要。中鉢社長がいう「構造改革は道半ば」という言葉の裏には、強固なソニーブランド復活を示す独自商品の開発意欲がにじんでいるようだ。

ソニー、HDカメラ生産強化 英ウェールズに新拠点

2006/06/23 The Sankei Shimbun

【ロンドン=蔭山実】ソニーは英ウェールズ地方に海外では初めてとなる高品位テレビ(HD)用カメラの製造工場を整備し、生産強化に乗り出した。放送業務用カメラで定評のある同社はデジタル映像分野への進出を強化。HD対応の薄型液晶テレビにも力を入れるなど、HD関連事業に包括的に取り組む。

 日本や米国ではHD機器が放送業務用の主流になりつつある。ソニーは放送規格の方式が日米などと異なる欧州の需要増を見越し、放送業務用カメラを製造しているウェールズ南部ペンコイドの工場をHD用カメラの製造拠点にし、4月から出荷を始めた。

 ウェールズはソニーのハワード・ストリンガー会長の故郷。15日に工場を訪れた同会長は本格出荷の開始を祝う式典で、「南ウェールズで生産されたHD用カメラは欧州でHD関連機器の拡大を加速させるだろう」と語り、ソニーのブランドの「復活」にも手応えを感じていた。

 報道取材用以外にも、デジタルシネマ「スター・ウォーズ エピソードIII」のようにソニーのHD用カメラはハリウッドですでに他の追随を許さぬ好評ぶり。また、医療機関でもHDカメラの高画質を診断や治療に生かす動きが出ており、今後の需要拡大が見込まれている。

ソニーと富士通、ソニーによるニフティ買収報道に関してコメント

2001年12月28日 ASCU24
 ソニー(株)と富士通(株)は28日午前、同日付け日本経済新聞朝刊の“ソニーがISP最大手ニフティ(株)を1000億円前後で買収へ”という記事に関してコメントを発表した。

 日経朝刊によると、ソニーは子会社のソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)(株)が運営する“So-net”と、ニフティの事業を統合して、一般消費者向けネット事業の拡大に弾みを付ける目的。富士通は売却益を2002年3月期に予想される連結赤字の補填に当てるほか、企業向け情報システム事業に経営資源を集中させる目的としている。

ソニーが断トツ人気 就職人気企業ランキング (2001.02.19) asahi.com
 ソニーが断トツの人気――。ダイヤモンド・ビッグ社は19日、2002年春に就職予定の大学生、大学院生の就職人気企業ランキングをまとめた。約9万6200人を調査し、約3200人から回答を得た。
 ●大学生の就職人気ベスト10(カッコ内は昨年の順位)

 《男子文系》
1( 1)ソニー/2( 3)東京三菱銀行/3( ―)三井住友銀行/4( 2)東京海上火災保険/5( 4)NTTドコモ
6(18)JR東海/7( 8)日本銀行/8(10)松下電器産業/9( 6)三井物産/10( 5)三菱商事

 《男子理系》
1( 1)ソニー/2( 8)ホンダ/3( 4)トヨタ自動車/4( 2)松下電器産業/5( 3)アクセンチュア
6( 9)富士通/7( 5)NTTドコモ/8(10)NEC/9( 6)日立製作所/10(12)日本アイ・ビー・エム

 《女子文系》
1( 1)JTB/2( 4)日本航空/3( 3)全日本空輸/4( 5)NHK/5( 2)東京海上火災保険
6(10)ベネッセコーポレーション/7( 7)ソニー/8(13)松下電器産業/9(11)東京三菱銀行/10( 9)サントリー/10( 6)NTTドコモ

 《女子理系》
1( 3)ソニー/2(14)日本アイ・ビー・エム/3(30)NEC/4( 4)資生堂/5( ―)富士通
6(10)NTTドコモ/7( 1)P&G/8(21)松下電器産業/9( ―)日立製作所/9( ―)キヤノン/9(25)旭化成

米紙「名声番付」 ソニー3位に

2001.02.08【ニューヨーク7日=青木伸行】 The Sankei Shimbun
 七日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、企業の「名声番付」を掲載し、日本企業から三位にソニーが入った。

 「名声番付」は、米国で知名度の高い企業四十五社を選んだもので、一位は家庭用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン、二位は家電製品のメイタグ、四位は小売りのホーム・デポ、五位は半導体のインテルだった。IBMは七位、マイクロソフトは九位で、最下位の四十五位はタイヤのリコール(無償交換)で問題となったブリヂストン・ファイアストンだった。

 ソニーは前年十八位からの躍進。ソニー以外の日本企業では、十八位に本田技研工業、十九位にトヨタ自動車が入った。

 「名声番付」は米調査会社が全米の約二万六千人を対象に実施した調査結果にもとづき、商品・サービス、財務体質などを基準に決定された。

ソニー、半導体事業強化 CCD増産や工場再編 (2001.01.08) asahi.com
 ソニーグループの半導体関連の設備投資額は2000年度、過去最高の2200億円に達する見通し。半導体の生産拠点を統合するなど工場再編にも着手する。

ソニー、身長50cmの二足歩行ロボット「SDR-3X」を発表

2000年11月21日PC Watch
 ソニー株式会社は、21日、小型二足歩行ロボット「SDR-3X」の技術発表会を開催した。

ソニー、フジテレビへの出資を見送る (2000.10.30) asahi.com

ソニー、ゲーム機不振で増収減益 (2000.10.26) asahi.com
 ソニーは26日、2000年9月の中間連結決算を発表した。それによると、売上高が3兆2568億円で前年同期比より4.6%増えたものの、営業利益は942億円と16.1%減った。家庭用パソコンやテレビなど主力のエレクトロニクス事業が全世界で好調だったものの、ゲームや音楽、映画など娯楽事業で営業赤字を計上した。さらに、米国の会計制度の変更で、約1000億円に上る映画関連の広告宣伝費を一括償却したため、最終損益は684億円の大幅な赤字となった。

ソニー、急成長の米電子機器組み立てメーカー(米ソレクトロン)と提携 (2000.10.18) asahi.com
 ソニーは国内に13ある組み立て系の生産子会社を統合し、2001年4月に生産子会社を統括する設計・生産子会社「ソニーEMCS AV/IT」(仮称)を設立する計画。資材調達から物流にいたるまで効率の向上を目指す。ソニー以外の製品生産も請け負うことも視野に入れている。

ソニーが11月にシリコンバレーで取締役会 (2000.10.07) asahi.com
 海外で幅広く事業を展開するソニーは、1997年にニューヨークで取締役会を開いたのを皮切りに、98年はベルリン、99年は北京と、年に1度ずつ海外で会議を開いており、今年で4回目。

ソニーと米リバティ提携、双方向ゲームのチャンネル強化 (2000.08.22) asahi.com
 ソニー傘下のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは21日、同社のケーブルテレビ(CATV)子会社、ゲーム・ショー・ネットワークの株式50%を米メディア企業のリバティ・デジタルに売却して資本参加を仰ぎ、共同で双方向型ゲームの専門番組を米国のCATVで展開すると発表した。

ソニーが北京に体験型博物館 (2000.08.11) asahi.com
 入場料は大人80元(約1040円)、学生・生徒50元(約650円)。投資額は10億円。

ソニー、増収減益 娯楽事業の赤字補いきれず (2000.07.26) asahi.com
 ソニーが26日発表した2000年度第1・四半期(4―6月)の連結決算は、売上高が1兆5617億円と前年同期より5.4%増えたものの、税引き前利益は391億円と、8.6%減った。パソコンやテレビなど主力のエレクトロニクス事業は好調だったが、ゲームや音楽、映画などの娯楽事業で計上した赤字を補い切れなかった。

 一方エレクトロニクス事業では、テレビやパソコン「VAIO」、DVD関連機器の売り上げが好調だったことなどから、売上高は前年同期に比べて25%増えた。

ソニーのホームページ、9月から音声で注文OK (2000.07.18) asahi.com

ソニーが携帯端末を正式発表 国内の競争激化 (2000.07.13) asahi.com
 ソニーは13日、携帯電話とつなぎ、手軽にインターネットに接続できる同社初の携帯情報端末(PDA)を9月9日に発売する、と発表した。また同日、マイクロソフトもPDA向けに開発した基本ソフト(OS)「ポケットPC」日本語版を発表、9月からカシオ計算機などが同OSを搭載したPDAを発売する。「ポストパソコン」といわれる各社の携帯情報端末(PDA)を巡る競争がますます活発化しそうだ。

ソニー、米で遊び志向の携帯情報端末を発表 (2000.06.28) asahi.com
 ビジネスマン向けの電子手帳の性格が強かった携帯情報端末(PDA)に、音響・映像(AV)といった遊びの要素が加わり、市場が大きく拡大する可能性が出てきた。日米欧の主要メーカーがここ1、2年で相次ぎPDA新製品を発表するなか、ソニーが「遊び」志向を強調した新機種を開発。27日、ニューヨークのパソコン関連展示会「PCエキスポ2000」でプロトタイプ(原型)を初公開し、競合他社の注目を集めている。

ソニーがネット専業銀行設立を正式発表

2000/03/30 日経ネットビジネス
 ソニーは3月30日、個人ユーザーを対象にしたネット専業銀行の設立準備に入ったことを発表した。ソニーとさくら銀行、米大手投資銀行のJPモルガンの3社で新銀行を設立して、2001年前半の開業を目指す。新銀行は店舗を持たず、ユーザーはパソコンや携帯端末から資金移動などのサービスを利用する。EC(電子商取引)の決済サービスのほか、預金の受け入れや貸し付けなどのサービスを提供する計画で、現金の預け払いはさくら銀行のATM(現金自動預け払い機)を活用する。(以下 略)

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