2009年06月07日 毎日新聞 東京朝刊
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| 消費不況を背景に、マグロの価格が値下がりしている。昨年前半は燃料代の高騰を受けた漁船の休漁などで値上がりしたが、昨年秋以降は世界的な景気悪化で反落。国内でも消費者のマグロ離れが顕著になっている。ただ、中長期的にはマグロ資源保護のための漁獲規制強化などで供給減が予想され、景気動向次第では再び高騰に転じる可能性も指摘されている。【大塚卓也、窪田淳、太田圭介】
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| 4日午前5時半、東京都中央区の築地市場。体育館ほどの広さの競り場に最高級のクロマグロや大衆向けのメバチなど千数百匹の冷凍マグロが並ぶ。競りの開始を告げる鐘とともに競り人の威勢のいい声が響き、仲卸業者が応札額を指のサインで提示。競りは1時間足らずで終了したが、100匹を超えるマグロが売れ残った。
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| 残ったマグロは相対取引に回る。出荷業者と仲卸業者や大手スーパーなどのバイヤーが個別交渉し値決めする仕組みだ。市場関係者によると、相対取引では競り値より2〜3割安くなることもあるが、最近はこんな光景が目立つという。
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| 大手スーパー、イトーヨーカ堂を運営するセブン&アイ・ホールディングスの幹部によると、冷凍マグロの売り上げはここ数カ月、前年同月比で1割弱の減少が続いている。店頭での価格は「卸売価格が急騰した昨年前半には利幅を抑えて対応したため、卸売価格が下がった今でもほとんど変わっていない」という。「しかし昨年秋以降、消費者の節約志向が強まり、『高い』というイメージが定着しているマグロから、より低価格の魚にシフトしている」という。
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| 実際、安いタコ、ホタテ、サケなどの売り上げは前年比2ケタの伸びが続いている。同じマグロでも安いキハダは特売商品として人気があるという。
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| 価格下落の背景には供給過剰もある。昨年前半までは中国、ロシアなどの新興国や欧州の魚食ブームで、世界的にマグロの価格が上昇。日本の商社や水産会社も海外の業者に対抗してマグロを買い集めた。ところが、昨年9月のリーマン・ショックを機に、高値を支えた欧州などの投機資金が収縮。「不良在庫と化した冷凍マグロを処分する動きが強まっている」(大手水産会社幹部)という。
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| ◇規制強化、廃業者増 再び高騰も
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| 昨年5〜9月のマグロ高騰を招いた直接の原因は、高い燃料代で採算が悪化したマグロ漁船の休漁だ。遠洋マグロ漁業団体「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」は同年8月から2年間の部分休漁に踏み切り、中国、韓国、台湾でも休漁の動きが広がった。このため、8月には築地市場でクロマグロの平均取引価格が1キロ=4171円と急騰した。しかし、10月以降は反落し、クロマグロの価格は今年に入って3300〜3600円程度と低迷。昨年5〜11月に1000円を超えていたメバチの価格も5月末に800円台(中心価格)まで落ち込んだ。
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| ただ、「大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)」が東大西洋と地中海で09〜11年のクロマグロ漁獲枠を2割削減するなど、今後の規制強化を考えると、安値が続くとは限らない。水産庁は減船に取り組み、後継者不足による漁業者の廃業も相次いでいる。
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| 中国や欧米でマグロ消費は定着しており、持続可能なマグロ資源の利用に取り組む国際団体「責任あるまぐろ漁業推進機構」の原田雄一郎専務理事は「景気が回復すればマグロ人気は復活する。長期的には価格が上昇する可能性は高い」と話している。
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| 2009.06.07 MSN産経新聞
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| 天然マグロを中心とした魚卸のマルイリフードサプライ(静岡県焼津市)は、マグロから抽出したコラーゲンを原料としたコラーゲンペプチド加工食品「ラ・ソレルーナ」を開発し、インターネットで販売を始めた。同社の女性スタッフが「ツヤツヤ、プリプリの肌になりたい」という願望と発想でつくりあげたユニークな商品で、卸会社が川下へと本格的に乗り出す戦略的な商品でもあるという。
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| 「まぐろ由来のコラーゲンの資料を女性スタッフに渡してからはすべてを彼女らに任せ、私の役目はゴーサインを出すことだけでした」。寺岡弘泰社長は、女性スタッフ主導で完成した「ラ・ソレルーナ」の開発ストーリーをこう話す。
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| 同社は漁港を中心に発展した焼津市で、80年にわたり卸業を営む。マイナス60度以下の巨大冷蔵庫を持ち、切り身加工や製品販売をも自社で一貫して行えるシステムが強みだ。
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| 看板商品であるマグロからとれたコラーゲンを商品化する計画は、女性スタッフが「私たちの欲しいものをつくりたい」という思いが原動力になったという。
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| 女性スタッフを中心にプロジェクトチームを立ち上げ、コラーゲンの効果や分子構造を勉強し、市場調査などにも取り組んだ。飲みやすくするために、数多くの試作品をつくり、フルーツの味わいなど味の種類や濃度を試した。最終的に「さくら風味」という彼女らの自信作の商品に仕上がったという。
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| 2009/06/07 山陰中央新報
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| 境漁港に今シーズン初めて水揚げされるクロマグロ=境港市昭和町
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| 境港市の境漁港に6日、クロマグロが今シーズン初めて水揚げされた。昨年より3日遅い。型が小さく、数もわずかだったが、待ち構えた水産関係者たちで市場は活気づいた。
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| 初水揚げしたのは地元・共和水産(同市栄町)の第18光洋丸の巻き網船団。佐渡沖の漁場で30〜55キロのクロマグロ(3歳魚)31匹を漁獲した。
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| 午後1時40分に運搬船が接岸すると、船員たちが船倉からマグロを数匹ずつクレーンで次々と運び出し、市場内で割裁人たちが手際よくえらと内蔵を取り出した。
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| 腹に氷が詰め込まれたマグロを仲買人など200人ほどが囲み、入札がスタート。市場関係者によると、1キロあたり2480〜3100円で落札された。量が少なく、ご祝儀相場もあって、まずまずの価格という。
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| 境漁港は生のクロマグロの水揚げ量が昨年まで4年連続日本一を誇る。昨年は8月までに計68回、2229トンの水揚げがあった。境港水産振興協会の和田耕治会長は「昨年や一昨年並みに捕れてほしい」と今後に期待した。
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| 2009.05.30 MSN産経新聞
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| 【ロンドン=木村正人】マグロの中で最も美味とされ高価で取引されているクロマグロが、乱獲による絶滅の危険性を理由に環境保護団体の抗議を受け、英国の日本食レストランから姿を消し始めた。
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| 象徴的なターゲットになっているのは、日本人シェフ、松久信幸氏が米俳優ロバート・デ・ニーロ氏らと世界展開している高級日本食レストラン「NOBU(ノブ)」。
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| 国際環境保護団体グリーンピース(本部・オランダ)の抗議で、ロンドンに展開する2店でクロマグロを使ったメニューに「クロマグロは環境上、種の生存を脅かされています。店員に別のものを頼んでください」との注意書きを載せた。店員は代替魚としてキハダマグロを勧めている。
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| ノブは世界10カ国に18店を出しているが、英国以外の店ではまだ注意書きは載せていない。
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| これに対し、グリーンピースは「偽善だ。ノブは絶滅寸前の種(クロマグロ)を販売していることを恥ずべきだ」と主張。6月に公開予定の漁業資源保護を訴える映画でも、ノブがやり玉に挙げられている。ノブは米俳優ブラッド・ピットや英モデル、ケイト・モスら常連客に著名人が多いことで知られており、環境保護団体にとって格好の標的になっているようだ。
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| グリーンピースは約2年前から英国内のレストランにクロマグロの買い付けや客への提供を止めるよう再三にわたって手紙を送付。同団体によると、英国のカリスマ・シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏らのレストランやスシチェーン「itsu(イツ)」がクロマグロの提供を中止している。
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| グリーンピースと世界自然保護基金(WWF)は過去20年間の乱獲でクロマグロが8割減少、日本食ブームの影響もあって絶滅する危険性があると指摘。日本も加盟している「大西洋まぐろ類保存国際委員会」は昨年、大西洋と地中海でのクロマグロの漁獲枠を2010年までに3割削減することで合意している。
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| 環境保護団体がクジラに続き、クロマグロの保護に力を入れ始めていることで、日本の食文化への風当たりがますます厳しくなってきたようだ。
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| 2009年05月28日 毎日新聞 地方版
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| 水揚げ量日本一を誇る生クロマグロを境港の観光資源にしようという試みが6月1日に始まる。題して「まぐろ市場見学ツアー」。参加費は300円。日本海で獲れたマグロが集まる県営境港水産物地方卸売市場を間近に見て、マグロ観光を満喫してもらう。境港水産振興協会は「妖怪だけでない境港の魅力をぜひ」と参加者を募集している。
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| ツアーは7月31日まで。ダイナミックな水揚げ作業、解体・氷詰め作業や競りを含め約1時間。協会が雇った「おさかなガイド」が解説と案内をしてくれる。
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| 市場2階には県が約300万円をかけて「見学室」を整備。もともと仲買人の休憩室だった66平方メートルの部屋で、床や天井などを張り替えた。眼下に市場全景が見渡せる。
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| 見学できるのは事前予約した10以上の団体に限定。45人まで。午前9時と同11時の1日2回行う。
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| 境港の昨年のクロマグロ水揚げは2229トン、金額で30億3336万円。昨年の初水揚げは6月3日で、毎年8月上旬まで水揚げがある。問い合わせや申し込みは境港水産振興協会(0859・44・6668)へ。【小松原弘人】
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| 2009年05月21日 毎日新聞 地方版
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| 石巻市の石巻魚市場に18日、初夏の訪れを告げるキハダマグロが初水揚げされた。水揚げしたのは八戸港所属の近海巻き網漁船団の運搬船「第83惣宝丸」。八丈島近海で漁獲した約32トン(約2000本)を積んで石巻新漁港に約20時間かけて直行してきた。
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| 魚体は1本20キロ前後の「コキワ」が主体。市場関係者によると脂の乗りは今ひとつだったが、キロ当たり310〜350円とまずまずの高値で取引された。
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| ◇塩釜でもマグロ、カツオが約80トン
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| 一方、塩釜市魚市場でも18日に巻き網漁船が今年初めて入港し、マグロ、カツオ計約80トンが水揚げされた。
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| 水揚げしたのは静岡県沼津市の第12大師丸で、八丈島沖で捕獲した小キハダマグロ76・8トン、大型カツオ1・2トンなど。小キハダマグロは1キロ350〜200円、大型カツオは900〜600円の値が付いた。【石川忠雄、渡辺豊】
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| 2009年05月20日 毎日新聞 地方版
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| 近畿農政局はこのほど、府内の日本海での08年の漁業・養殖業の生産量は計1万3273トン(前年比9%減)だったと発表した。
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| 生産量のうち漁業の漁獲量は1万2567トン(同8・8%減)、養殖の収穫量は706トン(同13・2%減)だった。
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| 同局によると、漁業では、漁獲量の約7割を占める大型定置網でマアジやカタクチイワシが大幅に減少したことが主因という。一方でブリ類は1789トン(同73・2%増)、ハタハタは443トン(同427・4%増)と好調だった。
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| 養殖では、収穫量の約8割を占めるカキ類が前年比10・5%減少した。業者の高齢化などで経営規模が縮小したことや、海水温の上昇で生育不良になったことが要因という。【太田裕之】
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| 2009年04月26日 毎日新聞 地方版
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| ◇地元業者計画も諮問−−別図面の提示に反発も
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| 串本町と和歌山東漁協が進めているマグロ養殖事業誘致問題で、県は大手水産会社「マルハニチロ水産」(本社・東京)の計画に加え、地元業者「南紀串本水産」(本社・同町)の計画も盛り込んだ漁場計画案を、県の海区漁業調整委員会に諮問することを決めた。しかし、いけすの位置などの調整は残っており、「黒いダイヤ」とも呼ばれるクロマグロを巡って、まだ曲折がありそうだ。【山本芳博】
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| 県や町などによると、同町須江沖のうらみ漁場で両社の養殖いけす計画水域を含む約130ヘクタールの特定区画漁業権を設定する。当初の計画では、両社のいけす位置が一部重なり、南紀串本水産側がマルハニチロ水産誘致に反対する署名を、知事や漁場調整委に提出した。
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| 県は、南紀串本水産のいけすを東方向へ移動させて重複を解消させる図面を作成、漁場調整委に諮問する方針。ただ移動した同社のいけす位置は、計画水域で操業する地元の棒受け漁業者の漁場計画と重なるため、調整が必要になりそうだ。
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| また県が以前、両社のいけすとも移動させた別の図面を南紀串本水産に提示した経緯も、地元の反発を招いている。同社はこの図面には同意していたが、今回の案には「同意した図面と別の図面に基づく漁場計画案を諮問されては困る」としている。
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| さらに、堀切正人副町長が今月8日の町政報告会で「近くで養殖をしている近畿大学側から『事前に説明がない』との連絡が入った」と説明。新たな懸案が生じる可能性もある。
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| 県資源管理課の神田和明課長は「最終的に位置を調整するのは、県ではなく漁協だ」と説明している。
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| 2009年01月30日 読売新聞 YOMIURI on-line
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| 水産庁は30日、国内のはえ縄マグロ漁船の数を減らすため、漁業者への支援措置を発動すると発表した。
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| 国際的にマグロの漁獲枠の削減が進んでいるためで、遠洋と近海合わせて739隻の漁船のうち1〜2割に当たる90〜130隻が減船に応じる見込みという。国内のマグロ船による年間漁獲量約50万トンの1〜2割が減ると予想され、中長期的には流通価格の上昇につながりそうだ。
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| 国際的な漁獲枠の削減に伴うマグロの減船は、1999年に132隻が行って以来、10年ぶりになる。
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| 具体的な減船数は、日本かつお・まぐろ漁業協同組合など漁業団体がとりまとめる。減船する漁船の所有者には、船を廃棄する費用や乗組員の退職金の一部などを支援する。
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| 104隻減船した場合を想定する水産庁のモデルケースでは、100億円弱の交付金が支払われ、日本人乗組員の離職者が1000人程度出る見通しだという。政府は離職者の再雇用先の確保に努める考えだ。
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| 世界的にマグロの消費量が増えたことで、資源状態が急速に悪化している。昨年11月には、大西洋と地中海の資源管理を行う「大西洋まぐろ類保存国際委員会」がクロマグロの漁獲枠を2009年から3年で35%削減することを決めた。
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| 2009/01/03 河北新報
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| 気仙沼市唐桑町。海食が生んだ奇岩の岬・巨釜(おおがま)に近い自宅で、小山範浩さん(48)は大みそかの夜、家族5人で神棚に手を合わせた。
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| 「来年も無事でありますように」。胸の中の幾つもの願いは、うまく言葉にならなかった。
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| 世界の海でマグロを追って30年。自宅で迎えた正月は数えるほどしかない。船長を務める遠洋船は昨年、漁に恵まれ、年内に帰港できた。
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| 今春、地元の気仙沼向洋高を卒業する長男涼太君(18)は2年間の同校専攻科に進学する。外航商船の航海士を夢見て海技士資格の取得を目指す。
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| 「漁船にも魅力は感じるけど...」と涼太君。小山さんも、長年マグロ船の漁労長を務めた祖父重雄さん(74)もマグロ漁は勧めない。「やりたいと言っても、今は『やめろ』としか言えないだろう」(重雄さん)
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| 2009年、マグロ漁業は存亡の危機を迎える。資源の減少を背景に、東大西洋クロマグロ(ホンマグロ)は今年から2年間、総漁獲枠が2割ずつ削減される。中西部太平洋のメバチマグロも3年間で計3割の漁獲減を迫られる。
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| 燃油高騰で体力を奪われた漁業会社は今、不況による消費の落ち込みと円高による輸入マグロの値下がりに引きずられた魚価安にあえぐ。出漁できず、港に係留されたままの船も少なくない。
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| 業界団体は昨年、船主を対象に減船に関する意向を調査した。補償金の目安を示し、減船希望の有無を尋ねる具体的な内容だった。
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| 10年前の1999年。気仙沼港では国連食糧農業機関(FAO)の政府間合意による減船で60隻以上の遠洋マグロ船が姿を消した。
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| 漁業会社の倒産、関連産業の縮小も続いた。一部の船員たちは人目をはばかりながら、「商売敵」の台湾船に移った。
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| 生き延びた漁業会社も急増する輸入物とのせめぎ合いで、ぎりぎりのコスト削減を強いられてきた。世界のマグロ需要が大きく伸びる一方で、日本の漁業は競争力を失っていった。
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| 国際的な漁獲規制の強化を受け、再び現実味を帯びる減船。地元船主らは「国内マグロ漁業に致命的な打撃になる」と予想する。
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| 気仙沼の隣、陸前高田市気仙町の長部漁港。元マグロ巻き網船漁労長の熊谷新太郎さん(79)は80年6月、鹿島灘近くで大量のクロマグロを仕留めた。漁獲高は3億5000万円。この年の全国トップだったという。
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| 長部港では全盛期、巻き網漁業3社が漁獲を競った。「昭和40年代までは、定置網にもマグロがかかっていた」と熊谷さん。それが、漁場は沖に追いやられ、漁獲は低迷。漁船・漁具の設備投資もかさみ、長部のマグロ漁は「昭和」の終わりとともに消滅した。
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| 沿岸から沖合へ、沖合から遠洋へと、極限まで規模を拡大した現代のマグロ漁業。漁獲規制、減船の荒波は10年前を上回る勢いで、気仙沼に襲いかかろうとしている。
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| マグロ基地を覆うひずみは海外まで広がる。危機の実相もまだ見えない。ただ、長部と同じ道をたどれば、影響は三陸の漁業全体、そして地域にも及ぶ。
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| 親潮と黒潮がぶつかり合う三陸沖は世界三大漁場の一つに数えられる。その可能性を信じて危機に立ち向かおう。豊かな海を取り戻し、マグロ漁業を再生へと導く針路を見いだしたい。(マグロ危機取材班)
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| 写真:漁と家族の無事を祈る小山さん一家(右上)とメバチマグロの漁獲風景(左上)。国内有数のマグロ基地・気仙沼港(下)を擁する三陸が、かつてないマグロ漁業存亡の危機に直面している(コラージュ)
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| 2008年11月25日 読売新聞 YOMIURI on-line
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| 大西洋・地中海のマグロの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」は24日、モロッコでの年次会合で、乱獲が続く地中海と東大西洋のクロマグロ(ホンマグロ)について2011年の漁獲枠を08年より35%減らし、1万8500トンとすることを決めた。
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| 09、10年についても、すでに決まっている漁獲枠を、それぞれ約2割削減することで合意した。この結果、日本の10年の漁獲枠は、08年より約3割減って、1697トンになる。
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| クロマグロはマグロのなかで最も高級で、日本の消費量の約6割は地中海でとれる。水産庁は、冷凍クロマグロの国内在庫が豊富なため、急激な値上がりは避けられるとみているが、中期的には価格を押し上げる要因になる。ほかのマグロ類についても漁獲制限を強化する動きが強まっており、日本の消費者の食卓への影響も広がりそうだ。
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| 合意によると、09年の漁獲枠は、2万7500トンから2万2000トンに、10年は2万5500トンから1万9950トンにそれぞれ減る。
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| ICCATの科学委員会は10月、年間の漁獲枠を1万5000トン以下にすることを求める報告書をまとめた。日米は委員会報告に従うべきだと主張したのに対し、欧州連合(EU)や地中海沿岸国が小規模な削減を求めていた。
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| 2008年11月18日 読売新聞 YOMIURI on-line
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| 回転ずしからトロ消える?
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| 地中海と東大西洋でとれる高級マグロのクロマグロの漁獲量を協議する、国際的な管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の年次会合が17日、モロッコのマラケシュで始まった。
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| 24日までの会合では漁獲枠を現在の半分以下に抑える案を採択する可能性が高く、日本も同意する方針だ。マグロ資源を守るための選択と言えそうだが、漁獲の削減は価格の上昇につながる公算が大きい。割安な回転ずし店からクロマグロが姿を消す可能性が出てきた。(幸内康)
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| ◆乱獲状態
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| マグロの中でも高級とされるクロマグロは、日本での消費量の約6割が地中海・東大西洋産だ。ICCATの科学委員会の推計によると、同地域のクロマグロは、2007年の漁獲枠2万9500トンに対し実際は6万1000トンの漁獲量で乱獲状態にある。
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| 同委員会は今年10月、漁獲量を07年の半分以下に抑え、最大でも年間1万5000トンとするよう求める報告書をまとめた。日本は今回の会合で、報告に従うよう主張する。
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| クロマグロはかつて、高級すし店でしか食べられなかった。それが回転ずし店などで一皿数百円で食べられるようになったのは、1990年代後半から地中海で盛んになった「蓄養」のおかげだ。
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| 蓄養は小さなマグロをとり、いけすで囲んで太らせる。水産庁によると日本の地中海産蓄養クロマグロの輸入量は98年に5700トンだったが、2006年には2万2600トンと約4倍に増えている。
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| ◆資源悪化
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| 蓄養には一方で、資源状態の悪化を加速するとの批判もあり、自然保護団体などには、漁獲禁止を求める声も高まっている。
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| 水産庁はこのまま乱獲が続けば、「絶滅の恐れがある」としてクロマグロがワシントン条約の対象となり、輸入が一切禁止になる可能性も視野に入れている。
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| 漁獲量の大幅削減に賛同するのは、年間の流通量が減って価格が上がっても、「輸入できなくなるよりはまし」との判断からだ。ただ、「蓄養」が盛んな地中海沿岸国の中には、急激な規制強化に難色を示す国もあり、会合は難航も予想される。
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| 2008/10/26 中国新聞ニュース
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| 大西洋のクロマグロなどを管理する国際機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の外部評価委員会が、ICCATによる資源管理が失敗し、乱獲によって個体数が激減しているとして、東部大西洋と地中海のクロマグロ漁中止を勧告する報告書をまとめたことが二十六日、明らかになった。
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| 十一月にモロッコで開く年次会合に提出される。日本をはじめとする加盟国は改革に向けた厳しい対応を迫られることになる。
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| 東部大西洋・地中海はクロマグロの最大の漁場で、大半が日本に輸出されており、漁業が制限されれば漁業者だけでなく、日本の食卓にも大きな影響が出る。
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| 報告書は、加盟国が適切な漁獲データを提出せず、割り当てられた漁獲枠を無視した漁が続いていることや、一部の魚でそもそも過剰な漁獲枠が設定されていることなど問題点を指摘。「資源保護という目的を達成しているとは言えない」と断じた。
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| 報告書は、資源管理の失敗を「国際的な不名誉だと広く受け止められている」と厳しい調子で批判。「(多くの国が)規制に従っていないことが最も深刻」として、漁業の禁止や多額の罰金など違反国に対する罰則の強化など計七十項目を挙げ、抜本的改革を要請。
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| 東部大西洋・地中海のクロマグロについて「漁を即座に中止し、関係国や業者がICCATやほかの国際法、勧告を完全に受け入れ、各国が漁業を適切に管理できるまで中止を解除すべきではない」と勧告した。
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| 評価委は二〇〇七年、神戸市で開かれた国際会議で、マグロ資源の管理機関の業績を評価する重要性が指摘されたのを受けて設置され、林司宣はやし・もりたか早稲田大名誉教授(国際法)らが参加した。
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| 2008年10月17日 中国新聞ニュース
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| 水産庁に17日入った連絡によると、資源減少が深刻なミナミマグロの保存や管理を協議する「みなみまぐろ保存委員会」はニュージーランドで開いた年次会合で、違法操業による捕獲でないことを証明する「漁獲証明制度」を2010年1月に導入することを決めた。乱獲防止が狙いだ。人工衛星を用いた漁船の位置監視制度も17日付で導入した。
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| 国別の漁獲割当量を守っていることを示す証明書をミナミマグロに添付して流通させることを、日本、オーストラリアなど9カ国・地域の漁業関係者に義務付ける。国別の漁獲割当量は06年に決定済みで、今回は議題にならなかった。
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| 人工衛星を用いた監視は、漁船が専用機器を積み込み、衛星を通じて現在位置を定期的に本国に報告する仕組み。海上の臨検で、この機器を備えていないことが分かった漁船は違法操業とみなされる。
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| マグロ資源を管理する国際機関が漁獲証明制度を導入するのは、クロマグロ保存を協議する「大西洋まぐろ類保存国際委員会」に続き2例目となる。
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| 2008年09月18日 中国新聞ニュース
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| 石川県漁協、水産会社「道水」(北海道函館市)と石川県珠洲市は18日、能登半島沖で捕れたクロマグロを珠洲市で蓄養する協力協定に調印した。第1段として、来年6月から7月に漁獲して成長させた上で、10月から翌年3月にかけて出荷する計画だ。
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| 計画では、能登半島沖で回遊する体重約70キロのマグロ約2500匹を漁獲し、いけすに入れて珠洲市沖までえい航する。蓄養施設は4基あり、いずれも直径約50メートル、深さ約30メートル。イワシなどを与えることで体重が約10キロ増え、天然マグロでは1割程度のトロの部分が3割から4割に増えるという。
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| これまで能登半島沖のマグロは主に鳥取県境港市で水揚げされていた。珠洲市はこの事業で4億円以上の経済効果を見込んでいる。
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| 道水はこれまで地中海などで蓄養事業を行ってきたが「消費者が国内産を好むこともあり、能登のブランド価値は高い」と意気込んでいる。
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| 2008年07月12日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 15日一斉休漁
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| 原油価格の高騰が、県内の漁業にも深刻な影響を与えている。漁船の燃料となる重油価格は、この4年で2倍となり、上昇傾向はなおも止まる気配はない。漁業者が置かれた深刻な現状を訴えるため、15日には県内でも一斉休漁が予定されている。
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| 県漁連は、全国16の主要漁業団体が一斉休漁を打ち出したことを受け、15日に全魚種で休漁を実施することを決めた。既にスルメイカ漁は先月18〜19日、「全国いか釣漁業協議会」の呼びかけに応じて休漁を実施している。
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| 県漁連によると、漁船燃料のA重油価格は、2004年7月には1キロ・リットル約4万5000円だったのが、08年1月には約9万円と2倍になっている。今月に入ってからの値上げで12万円を超えるケースも出ているという。
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| 一方、県内の魚市場に水揚げされた全水産物の1キロあたりの年平均魚価(県水産技術センター調べ)は、04年の122円から、08年は138円へ伸びているが、燃料価格の急騰には追い付かない状態だ。
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| 「県沿岸漁船漁業組合」(盛岡市)の湊正幸事務局長(48)は「漁業者は釣った魚に燃料代を上乗せできない。一斉休漁は厳しいが、身を切ってでも窮状を知ってもらうしかない」と訴える。
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| さらに影響が深刻なのが遠洋漁業。コスト全体に占める燃料費の割合が高いためだ。
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| 国内有数のマグロ水揚げを誇る釜石市の「浜幸水産」の浜川幸雄社長(63)は「限界はとうに越えている」とため息をつく。同社は遠洋マグロ漁船11隻を保有する。「日本から大西洋まで片道で3000万円近くかかる。3月まで売り上げ全体の2割程度だった燃料代が、今では6割近くになる」とうつむく。
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| 「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」(日かつ漁協)は4日、加盟するマグロはえ縄漁船233隻について、来月から2年をかけて、1隻あたり2か月以上の休漁を実施することを決めた。日かつ漁協に所属する県内の漁船は24隻。帰港した船から順次、休漁を実施する。
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| 県遠洋まぐろ漁協の藤原修一参事(44)は「これ以上燃料価格が上昇すれば、廃業する漁業者も出てくるだろう」と危機感をあらわにする。
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| 2008年07月12日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 遠洋マグロ漁の漁業者で作る「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」(日かつ漁協)は4日、加盟している漁船233隻の休漁期間を8月からの2年間で2か月以上と決めた。
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| 燃料高とマグロの資源状態悪化で採算割れが続いているためで、今後、マグロの値上がりにつながる可能性がある。
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| 最初の1年間で100隻が参加することを目標としており、実際の休漁期間は1隻あたり3か月程度になるという。日かつ漁協は、他団体にも参加を呼びかけており、休漁に参加する漁船数は最大300隻程度になる見込みだ。
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| 漁獲日数が限られる結果、高級魚のクロマグロとミナミマグロ漁を重視することになれば、大衆マグロのメバチやキハダの供給量が減る可能性がある。
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| 日かつ漁協の石川賢広組合長は「政府に休漁中の漁船の維持費の支援を求めたい」と話している。日かつ漁協によると、漁船の燃料価格(洋上)は過去2年で約2倍に高騰している。
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| 2008年07月09日 AFP BB News
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| 【7月9日 AFP】欧州委員会(European Commission)は8日、欧州連合(EU)内の漁業者に、高騰する燃料価格対策として最高6億ユーロ(約1000億円)を拠出する意向を示した。
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| 欧州委員会によると、この措置はこのところの燃料価格の高騰によって大きな影響を受けた漁船団の再編成を促すための緊急措置の一部だという。(c)AFP
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| 2008年07月04日 毎日新聞 地方版 Mainichi INTERACTIVE
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| 佐渡市の両津港など県内の漁港で、マグロの大量水揚げが続いている。県水産海洋研究所によると、5月の水揚げは平年の3倍以上。6月も豊漁が続いた。今冬の寒ブリ漁の不振を挽回(ばんかい)しようと、漁業関係者の期待が高まっている。【渡辺暢、磯野保】
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| 大佐渡の南端部に近い佐渡市・稲鯨漁港。5月初めから、定置網にかかったマグロの水揚げが始まった。1匹あたり40〜50キロと型は小さめながら、この2カ月間で約100匹を記録。2日は1日で20匹以上の水揚げがあり、「今年はここ4、5年で一番だよ。久しぶりにうるおっている。(群れが)佐渡の辺りに入ってきてるんだろう」と漁港の人たちは出荷作業に大忙しだった。
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| 佐渡漁協の担当者は「(豊漁は)記録的といってもいいのでは」と喜ぶ。今冬の寒ブリは不漁で、県水産課によると、水揚げは例年の2〜3割程度だった。「ブリの方が単価が高いものの、これで少しは補える」と期待を寄せる。
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| 同研究所によると、5月のマグロの水揚げ(県内主要港)は47・9トンと、前年同月の9トンを大幅に上回る。6月も好調は続き、豊漁で130トンの漁獲があった05年6月並みとなる見通しだ。
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| 年間で600トンの漁獲量があった60年代以降、県内の水揚げは低下傾向が続いてきた。今年は05年以来の豊漁だが、海流や水温、気象条件などさまざまな要因が絡み合った結果で、決定的な理由は分かっていない。
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| 県内全般で水揚げの中心となっているのは30キロ台。04年産とみられるが、本来の大きさより成長が遅れているという。マグロは、大量発生すると、型が小さくなるといわれる。
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| 一方、原油高に伴うコスト高騰は、漁業者を圧迫している。先月は窮状をアピールするため、全国の小型イカ釣り船が一斉休漁し、今月15日にはほぼ全魚種で一斉休漁する。降ってわいたマグロの豊漁にも、漁業関係者は「まだまだ厳しい」と不安を抱えている。
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| 2008年07月03日 AFP BB News 発信地:マルサシュロック/マルタ
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| 【7月3日 AFP】欧州連合(EU)のマグロ禁漁期間の前倒し措置をめぐり、地中海沿岸のマグロ養殖業者の間で危機感が高まっている。
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| クロマグロ1200トンの養殖が可能なある養殖場の経営者は、「今年は恐らく500トンの出荷にとどまる」と話す。
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| 「すでに1人の漁師に前金として50万ユーロ(約8400万円)を支払ったが、禁漁期間の前倒しで彼は1匹も取れなかった。今後、廃業に追い込まれる漁師も出てくるだろうし、我が社にとってもいい話ではない」(経営者)
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| EUは先に、マグロの漁獲量が年間漁獲枠に達しつつあることを懸念し、商業用マグロの禁漁期間を最盛期半ばの6月16日に前倒しした。(c)AFP/Isabelle Wesselingh
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| 2008/07/01 日本海新聞 NeT Nihonkai
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| 鳥取県境漁港のクロマグロの水揚げが好調を維持している。三十日にも約三十トン(速報値)が水揚げされ、今シーズン初水揚げからの通算は約千五百トン、水揚げ高は約二十一億円と昨年同期のほぼ二倍に達している。特に金額は過去最高だった二〇〇五年の二十六億四千七百万円を上回ることがほぼ確実な情勢だ。
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| 六月三日の初水揚げ以来のマグロの水揚げ量は二十九日現在で一四七八・九トン、水揚げ高は二十億六千五百万円。同時点での昨年の実績と比べると水揚げ量、水揚げ高ともに約二倍に達し、昨シーズントータルと比較しても水揚げ量で約75%、水揚げ高で約81%に達している。マグロは例年なら八月中旬まで漁獲が続いており、このまま推移すれば過去最高を更新する可能性がある。
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| 今年の初水揚げは昨年より八日早く、過去二番目に早くなった。その影響もあってシーズン当初は二〇〇五年生まれの三歳魚とみられる三十キロ台が多く漁獲されていたが、海水温の上昇とともに漁獲水域が能登半島沖から若狭湾沖や隠岐諸島東部などへと移るとともに二百キロを上回る大物も目立ち始めた。
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| 大型化は単価の上昇にもつながっており、いったんは千円を割り込んだキロ当たり単価はここにきて平均千三百から千四百円台を推移。過去十年の平均約千二十三円を上回って過去最高水準を維持している。また、脂の乗りもよく、品質が大幅に低下する「焼け身」も少ないなど、品質面も好調を支えている。
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| 2008年06月28日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 日本と中国、韓国、台湾の遠洋はえ縄マグロ漁の団体が、連携して数か月間にわたり一部休漁することが28日、明らかになった。
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| 燃料費の高騰で採算を取りにくくなっていることや、マグロの資源状態が悪化していることが理由だ。主に、刺し身や缶詰の原料になるメバチマグロやキハダマグロの値上がりにつながる可能性がある。
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| 中国、韓国、台湾の漁船の一部はすでに休漁に入っている。「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」(日かつ漁協)は所属する200隻以上のうち2割程度が、早ければ7月にも数か月間の休漁に入る方向で調整している。同漁協は、国内の他団体にも参加を呼びかけている。世界には、遠洋はえ縄漁船が約1200隻あるが、4か国・地域で9割近くを占める。このため、最終的には全体の3割程度の漁船が休漁することになる見通しだ。
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| クロマグロやミナミマグロといった高級マグロは、国際機関のもとで、すでに漁獲枠の削減が進められているため、今回はメバチやキハダを主な対象にする。
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| 今回の休漁で、日本漁船の水揚げが減少するほか、日本のマグロの輸入量のほぼ半分を占める3か国・地域からの供給量の減少が予想される。遠洋マグロ漁船は出港すると1年間は漁を続け、その間、数回の水揚げしかしない。そのため、今回の休漁は中長期的な値上がり要因になりそうだ。
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| 2008年06月28日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 東太平洋地域のマグロ資源を管理する国際機関「全米熱帯まぐろ類委員会」(IATTC)は28日、資源が減少傾向にある「大衆マグロ」のメバチマグロとキハダマグロの2008年以降の資源管理強化について合意できず、10月に開く会合で再び協議することを決めた。
C
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| 結論の先送りは、07年6月以来、4回連続。
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| 08年は規制がない状態が続くことになるが、日本は07年と同じ年間約3・4万トンのメバチの漁獲枠を自主的に守る方針だ。
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| 2008年06月26日 毎日新聞 東京朝刊 Mainichi INTERACTIVE
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| ◇操業一日、赤字18万円
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| 日本一のマグロ水揚げを誇る静岡・清水港。今年4月、3隻のマグロはえ縄漁船が南米ペルー沖へ出港した。魚価低迷と燃料高騰の中、赤字覚悟の出漁だ。船主の三鬼楠好(みきくすよし)さん(71)は「帰港する1年後に、状況が好転していれば」と祈る思いで見送った。
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| 直前3月の水揚げは、商社の買値が1キロ当たり600円台。スーパーなどの値下げ要求が厳しく、採算ラインの1000円に遠く及ばない。人件費の安い外国人を雇ったが、「黒字化は無理」と話す。
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| 業界団体の試算では、A重油価格の高騰で遠洋マグロ船は1日当たり18万円の赤字が出る状態。台湾などで休漁の動きが広がり、日本の漁業団体も7月15日に一斉休漁を実施するが、「長期に休漁すれば従業員の給料も払えず、廃業が続出する」(静岡県・焼津漁協の片山啓太郎常務理事)との声もある。
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| 日本の魚介類の自給率は、1964年の113%から06年には59%に低下。5月発表の07年度水産白書は、旬の魚料理を見直す自給率向上策を訴えた。しかし、三鬼さんは「日本の漁業そのものが危機。このままでは自給率アップも絵に描いた餅」と表情を曇らす。
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| 自給率低下は、サバやイワシなど大衆魚から、国内業者では賄いきれないマグロなどに人気が移ったのも要因だ。しかし、マグロは国際的な規制による遠洋漁業の衰退に加え、中国や欧州などの需要拡大による「買い負け」も深刻化してきた。
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| 今年1月、東京・築地市場の初競りで最高級の青森・大間産クロマグロを約600万円で競り落としたのは香港の回転ずし業者。「単なる話題作り」との見方もあるが、関係者は「ご祝儀相場に乗れないのは勢いの差の象徴」と受け止める。日本の独壇場に中国や欧米の業者が参入し、思惑通りの価格では買えなくなってきている。
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| 安い魚に慣れきった日本の消費者と流通業者。膨らむ漁業コストを仮に価格転嫁できても「魚離れが進んだのでは元も子もない」(三鬼さん)というジレンマが、日本漁業の足元を揺さぶっている。=つづく
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| ■ことば
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| ◇日本の漁業
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| 農水省の統計によると、日本の漁業生産量は06年時点で573万5000トンと、ピーク(84年)の1282万トンから半減。07年時点の漁業就業者数も20万4000人で、48年の79万人から4分の1に落ち込んだ。就業者は、65歳以上が37・4%を占める。消費者の魚離れや後継者不足に加え、排他的経済水域(沿岸から200カイリ)の設定、資源保護のための漁獲制限なども影響し、かつての「水産大国・日本」の面影はない。
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| 2008年06月25日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| パナマで開催中の「全米熱帯まぐろ類委員会」(IATTC)年次会合で、日本が「大衆マグロ」のメバチマグロの漁獲枠削減を条件付きで受け入れる方針であることが24日分かった。
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| 2008年以降の漁獲規制の強化が議題の会合で、日本の柔軟方針が規制強化に難色を示す一部加盟国の妥協を引き出せるかどうかが焦点だ。
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| 南米諸国を中心に行われている大型の網で魚群を囲む「巻き網」の休漁期間を大幅に延長することを条件に、日本は漁獲枠削減を受け入れる意向だ。日本の漁獲実績(06年)は1・4万トンで、枠の3・4万トンに達していない。削減幅は、マグロ供給に直接的な影響が及ばない程度にとどめる。
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| 2008.06.24 中央日報 Joins.com
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| 「じっとしているわけにはいきません。私たちも何かしなくては」−−。
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| 済州道(チェジュド)が“海のロト”と呼ばれるマグロに目を向けた。昨年春に味わった苦い経験による。
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| 3月、西帰浦(ソギィポ)南の海域にはマグロ漁場が造られた。釜山(プサン)の巻き網漁船団は数千匹のマグロを漁獲し、10億ウォン(約1億391万円)の収入を上げた。大当たりしたのだ。
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| しかし、済州道内の漁船は指をくわえ、ただ見ているだけだった。済州道内の2780隻の漁船は約30トンの小規模船舶のうえ、沿岸漁業が主流だ。海に釣り糸を垂らして漁獲する延縄漁業やイカ釣り漁船で太刀魚や鯛を主に獲っている。自陣でほかの地域の漁船がマグロを漁獲し、大儲けしているのを黙って見ていなければならなかった理由だ。
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| これに済州道が立ち上がった。済州道は傘下機関の海洋水産資源研究所を通じ、道内漁船もマグロを漁獲できる釣り方の研究に着手した。漁民は漁船を、水産協同組合は餌(イワシやサバなど)を、行政機関は漁具の製作と漁場探索費用をそれぞれ提供し、試験漁業を行う予定だ。網ではない釣りでマグロを漁獲するという点で、商品性も高くなるものと期待している。
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| これと同時にマグロ養殖の技術開発も推進している。済州の水温が生息環境に適しており、海に養殖網を設け、2〜3年幼魚を放し飼いするのだ。研究所はマグロの養殖が成功すれば、30〜50キロに成長したマグロの場合、1キロ当り3万(約3124円)〜5万ウォン(約5206円)の収益が見込まれるとして期待している。
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| 朴容石(パク・ヨンソク)海洋水産資源研究所研究者は「以前はマグロの遠洋漁業も巻き網漁船が行っていたケースが多かった」とし「このような経験を持つ漁民がいるので、漁獲方法を研究し、済州の新しい魚種の所得事業をつくっていきたい」と話している。
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| 2008年06月23日 U.S. FrontLine
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| パプアニューギニアやソロモン諸島など太平洋上の8国はこのほど、数が減少しているマグロの保護を目的に、8国の領海に囲まれた公海2カ所でマグロ漁船の乗り入れを禁止した。
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| ブルームバーグ・ニュースによると、対象となる公海は合わせてアラスカ州ほどの広さ。メバチマグロやキハダマグロの絶滅を防ぎ、マグロ漁業が1980年代にカナダ沖の大西洋で起きたタラ漁業崩壊の二の舞いにならないようにするための措置だという。マグロ漁船は今後、保護海域に入らないことに合意しなければ各国の排他的経済海域(EEZ)で漁ができず、各国の領海内で操業する漁船には監視者の配置が義務づけられ、年間3カ月間は幼魚乱獲の原因と非難されているマグロを集めるブイなどの使用も禁止される。
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| 世界のマグロ漁獲高の約半分は太平洋が占めており、ほとんどは今回の取り決めに参加したミクロネシア連邦、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ツバルの周辺に集中している。
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| 世界的なマグロの数は、40年代に商業規模の漁業が始まって以降、減少し続けている。国連のデータによると、漁獲量は50年から2004年の間に10倍に増加して年間400万トン以上に達し、こうした乱獲で地中海などではマグロが絶滅の危機にひんしているほか、太平洋のキハダマグロの漁獲高も01〜04年に19億ドルから11億ドルに減少している。
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| 漁獲量の減少は、主要消費国である日本の供給を圧迫する可能性がある。すでに東京ではメバチマグロの卸価格が3年前の1キロ当たり774円から08年4月には930円に、キハダマグロは同538円から700円に高騰している。
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| 2008.06.22 三陸河北新報社
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| 気仙沼のレストランが生産、商品化
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| 「酒のさかな」評判上々
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| 東京の3店と取引/
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| 気仙沼市上田中の「和Restaurant唐や」がマグロの卵巣を使ったカラスミを開発し、注目を集めている。コース料理のメニューに加えたところ、「酒のさかなに最適」と評判を呼び、今月からは東京の高級イタリアンレストラン3店と取引を開始した。口コミなどで仙台からの問い合わせも殺到しているという。
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| 気仙沼ふか食普及推進会議のメンバーで、スローフード気仙沼の理事も務める経営者の吉田恵一さん(三九)が、漁船員の賄い料理や煮付けぐらいでしか利用方法がなく、廃棄処分されていたマグロの卵巣に着目。「マグロ漁船の基地である気仙沼の食材を活用して何か新しいものを作りたかった」という。
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| 卵巣はマグロ漁船の漁労長を務める親類やその人が所属する臼福本店の協力で新鮮なものが手に入り、昨年夏ごろから試作を重ねた。
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| 船上で急速冷凍した卵巣を解凍した後、血抜きや塩漬けなどを経て、天日干しする。完成まで二カ月かかる。昨年末からコース料理のメニューとしてデビュー。客から「ワインや日本酒、焼酎に合う」との声が相次いだ。
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| 気仙沼となじみが深いソムリエの木村克己さん、臼福本店を経営する臼井賢志気仙沼商工会議所会頭らの紹介で、東京のイタリアンレストランに商品を提供したところ、高い評価を受けた。
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| 「マグロのカラスミは昔からあったが、商品としては出ていなかった」と吉田さん。百グラム四千円円の値が付く。現在、製造工程などの特許を申請している。
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| 2008/06/21 時事ドットコム
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| スーパーなどが扱う大衆向けマグロの卸売価格が、じわり上昇してきた。燃油高に伴って外国のマグロ漁船が休漁しており、近く日本船も一部が出漁を見合わせることを検討。「品薄に備えた手当買いが強まっている」(スーパー納入業者)ため、早ければ8月中にも多くの店頭で値上げされそうだ。
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| 2008/06/21 【共同通信】
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| 津軽海峡に面する北海道と青森県の1市3町の自治体や漁業の関係者らが、マグロのブランド価値を高めようと「つがる海峡マグロサミット」を北海道函館市の東日本フェリー函館ターミナルで21日、開催した。
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| 北海道と青森県の両知事や函館市長のメッセージが朗読された後、各地域の代表者がマグロの消費拡大や評価を高めるために行っている取り組みを紹介。漁協関係者は「燃油が高いと採算が取れず、漁業者が生活できない」と窮状を訴えた。
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| パネルディスカッションでは、東京・築地市場の卸売業者がマグロの競りを披露。青森県外ケ浜町の森内勇町長が「大間などと肩を並べるため本マグロの大釣り世界大会を開催したい」と話すと、約300人の観客から拍手が起きた。
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| 2008年06月19日 中日新聞
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| 燃料の高騰は、県内の遠洋マグロ漁業にも影響を与えている。全国屈指の水産都市・焼津市では「漁に出れば出るほど赤字になる」(漁業関係者)といった嘆きが聞かれるほどだ。
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| 漁業関係者らによると、アフリカのケープ沖や南インド、大西洋などに漁場があるマグロ漁は、1回の航路が長く、多量のA重油を必要とする。
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| だが、A重油の価格は2002年春から上昇。05年度に1キロリットルあたり6万1000円だった平均単価が、今年5月には2倍近い11万円に達した。経費に占める燃料費の割合は年々増え、赤字経営に陥っている。
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| 可能な範囲で船員を賃金の安い外国人に切り替えるなどし、コスト削減に努めてきたが、それも限界に近づいている。
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| イカ釣り同様に「休漁」の二文字も視野に入ってきた。「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」は、所属する遠洋マグロはえ縄漁船の一部休漁を検討中。魚介類の店頭価格に燃料高騰が反映されない点に疑問を抱く漁業関係者もいる。「スーパーで売られているマグロの値段はほとんど変わらない。生産者泣かせの業界構造になっている」という。 |
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| 2008年06月17日 Nikkei NeT
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| 焼津商工会議所(静岡県焼津市)はカツオやマグロなどの骨や内臓を活用した地元企業の新商品開発を支援する。ごみとして捨てている残渣(ざんさ)を材料にすることで廃棄物を減らし、環境に優しい食品として全国に売り込む。地場産業の水産業が活気を失う中、環境型の新商品で他地域の商品との差異化を進め、地域経済の活性化につなげる。
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| 地場産品の塩辛やかつお節、黒はんぺんなどの生産過程で発生する残渣を有効利用する。骨などの魚粉は園芸用肥料に使うなど、一部は再利用しているが、ほとんどはごみとして捨てられている。7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)などを機に消費者の環境意識が高まる中、残渣のリサイクルをアピールして新商品の拡販を目指す。
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| 商品開発する中小零細企業を募り、資金面から支援する。7月にも3社程度に絞り込む予定。10月までに試作品を作り、来年1月上旬までに商品を完成させる考えだ。漁業協同組合や市場関係者、学識経験者らで構成する「新商品開発委員会」を立ち上げ、商品内容などを議論する。
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| 2008/06/16 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者
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| 原油高などの影響でマグロの価格が急騰している。穀物の上昇で代替食料として需要が高まっている上、原油高による漁船の操業中断でマグロの供給が減っていることが理由だ。
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| ウリ投資証券は15日、穀物の国際価格が上昇し、欧州を中心にサンドイッチ、サラダ用としてマグロの需要が増加しているとのリポートを発表した。中国、ロシアなど新興国も加わり、世界のツナ缶需要は50%(60万トン)増加する見通しという。
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| 急増する需要に比べ、供給は極めて不足した状態だ。燃料価格の上昇に耐えかねた遠洋漁船が出漁を見合わせているためだ。今月4日のフィナンシャル・タイムズは、燃料価格急騰で全世界のマグロ漁船の3分の1が操業を中断するとの予測を報じた。日本かつお・まぐろ漁業協同組合によると、マグロ漁船に使われる重油価格は1キロリットル当たり1137ドル(約12万3000円)まで上昇した。その上、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)はマグロの絶滅を防ぐため、中西部太平洋で操業権を得ていない会社にはマグロの漁獲を禁じている。
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| このため、マグロ価格は取引市場があるタイ・バンコクで2006年末の1トン当たり900ドル(約9万7000円)から今年5月には1800ドル(約19万5000円)まで急騰した。
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| 2008年06月14日 毎日新聞 地方版 Mainichi INTERACTIVE
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| 氷見市・氷見漁港で12、13日にかけて、富山湾の定置網などで捕れた本マグロ(クロマグロ)200本以上が水揚げされた。中には体長1・5メートル以上、271キロのものを筆頭に、200キロ級が8本も含まれるなど大物ぞろい。身が締まり、大きな弾丸のような形の「海のダイヤ」がズラリと並び、市場は大いに活気づいていた。
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| 氷見漁協によると、本マグロは氷見市沖や、石川県七尾市沖などに設置した定置網にかかった。セリが13日午前6時に始まると、七尾市沖で捕れた200キロ超えの大物が、氷を敷き詰めた床に並べられた。関係者は「氷見ではこんな巨大なマグロを見たことがない」「数十年ぶりの豊漁だ」と驚きの表情を浮かべていた。セリが始まると、仲買人たちが次々と競り落としていった。【蒔田備憲】
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| 2008年06月14日 毎日新聞 地方版 Mainichi INTERACTIVE
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| 隠岐・西ノ島町沖の定置網に13日、マグロ約40匹の大群がかかり、同町の浦郷港に水揚げされた。関係者は「これだけの数のマグロが一度にかかるのは珍しい」と話し、離島の港は大漁に沸いた。
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| マグロが港に水揚げされたのは、同日午後1時半ごろ。一目見ようと多くの町民や観光客でにぎわった。浦郷水産の小中竹雄社長によると、最も大物は約70キロで平均65キロ程度という。マグロは鳥取県境港市に運ばれた。小中社長は「マグロの季節を迎え、これからも好漁が期待できそう」と話していた。
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| 2008年06月14日 琉球新報
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| 14、15日に那覇市泊漁港内の泊いゆまちと泊魚市場直売センターで開かれる「本マグロ祭り」を前に13日、漁港は沖縄近海産の本マグロ(クロマグロ)が次々と水揚げされた。
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| 沖縄近海では7月上旬ごろまで本マグロが回遊。普段なかなかお目にかかれない生の本マグロを身近に楽しめる解体ショーのほか、模擬セリ即売会、モズクのつかみ取りのほか、旬の魚やモズクのプレゼントもある。
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| この日水揚げされたマグロは最大で280キロ。作業に当たった当山清導(きよみち)さん(34)=坂下水産=は「沖縄のマグロを生で食べられる機会。ぜひ地元の人に食べてほしい。父の日に家族で足を運んで」と呼び掛けた。
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| 2008/06/04 FujiSankei Business i.
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| 日本人の大好物のマグロが再び危機にさらされている。2年前の危機は、資源保護のための漁獲制限が原因だったが、今回は原油価格の急騰によるものだ。漁船の燃料費が跳ね上がり、国内のはえ縄漁船や日本の輸入量の3分の1を占める台湾漁船の一部が数カ月間の休漁を余儀なくされている。供給不足や値上がりで、今度こそ、家庭の食卓や回転すし店からマグロが消える懸念もぬぐえない。(大塚昌吾)
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| ≪2年前は漁獲規制≫
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| 「燃料費が高くて、船を動かせば動かすほど赤字になる。このまま値上がりが続けば、廃業も避けられない」
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| マグロの水揚げ漁港で、漁業者が悲鳴を上げている。
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| 日本かつお・まぐろ漁業協同組合によると、航行中の海外で給油する燃料用のA重油の価格は1キロリットル約12万円と、ここ数年で2倍以上に上昇したという。一方で、国内のマグロの値段は、売り上げの落ち込みを避けたい流通各社の意向もあり、価格転嫁が進んでおらず、漁業者にとっては死活問題となっている。
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| 国内のマグロ漁船は、大西洋やインド洋、太平洋を漁場にしており、獲れたマグロは運搬船で水揚げするため、出漁期間は1年半から2年に及ぶ大仕事だ。燃料費で赤字になるくらいなら、出漁しない方がいい。
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| このため、農水省などによると、国内のマグロ漁船約380隻のうち、2割程度に相当する約80隻が休漁を検討しているという。さらに台湾漁船は、休業補償が支給されることもあり、日本よりもさらに多い200隻程度が休漁を検討中で、全世界のマグロ漁船の約3割が休漁に追い込まれるとの試算もある。
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| これかれの7〜10月にかけては、もともとマグロの漁獲量が少なく、休漁はこの時期に合わせた一時的なものとみられている。
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| ただ、このまま燃料価格の高止まりが続いたり、一段と上昇すれば、休漁の長期化に加え、廃業に追い込まれる漁船が相次ぐ可能性は否定できない。
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| 2年前は、漁獲制限が強化されたクロマグロなどの高級マグロが騒動の対象だったが、今回の休漁は、メバチやキハダ、ビンナガマグロなど価格が安いために赤字も大きくなる庶民派マグロが中心とみられている。それだけに、一般家庭の食卓や安い回転すし店に及ぼす影響は深刻だ。
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| ≪食料確保に影響も≫
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| 超低温流通設備が豊富な日本は、3〜4カ月分の冷凍マグロの流通在庫があり、当面は供給に不安はない。
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| ところが、すでに値段はジワジワと上がり始めており、東京・築地の中央卸売市場では4月上旬に1キログラム800円だったメバチが最近は950円に、620円だったキハダも800円と、2〜3割程度も高くなっている。
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| まだ店頭価格の値上げには波及していないが、ある食品スーパーでは「刺し身は短冊の扱いを減らして切り身の盛り合わせを増やしたり、他の魚を増やすなどの対応をとっている」(売り場担当者)と明かす。
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| 高級ネタも扱う回転すしチェーンの担当者も「冷凍マグロは長期買い付けをしており、今は値上げするつもりはないが、卸値が上がり続ければ、当然値上げを検討する」と明言した。
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| これまでの値上がりもあり、日本のマグロ消費は減少傾向にある。農林中金総合研究所の出村雅晴・専任研究員によると、家計の食料支出が減っても、マグロの購入には大きな影響がないという「日本人はマグロ好き」を証明する相関データがあった。しかし、03年以降は目に見えてマグロの購入が減り始めているという。
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| 消費者のマグロ離れが進めば、需要が減退し、さらに漁業者を窮地に追い込む可能性があり、出村氏は「漁業そのものが存続できなくなれば、食料確保に重大な影響が及ぶ」と警告する。
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| 原油価格の高騰が、日本の食生活を脅かしている。
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| ◇
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| ■争奪戦激化、養殖に脚光
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| 刺し身向けに限定すれば、世界の9割が日本で消費されるマグロだが、中国などの新興国の食生活の向上のほか、先進国の日本食ブームで、世界的に消費が拡大している。2年前には、漁獲制限の強化に加え、争奪戦の激化で、日本の商社が新興国に“買い負ける”ケースが相次ぎ、「日本の食卓からマグロが消える」と大騒動になった。
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| 実際にはマグロの供給量は確保され、一過性に終わったが、不安感から値上がりし、消費が落ち込む事態を招いた。こうした相次ぐマグロ危機で脚光を集めているのが、養殖マグロだ。
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| マグロ養殖は、地中海沿岸諸国やオーストラリア、メキシコで盛んに行われており、2006年には3万4400トンが輸入された。国内でも鹿児島で2000トン、長崎が600トン、三重、沖縄で各300トンなど、計3500トンの養殖マグロが出荷された。
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| 海外の場合、漁獲された20〜60キログラムの小型マグロを半年程度、いけすに入れて育てる「蓄養」が中心。従来はクロマグロやミナミマグロなどの高級マグロが主体だったが、一部にはメバチやキハダマグロの養殖例もある。
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| 日本も引き縄で漁獲した体長20〜30センチ、体重100〜500キログラムのクロマグロの幼魚(ヨコワ)を2年で25〜30キログラム、3年で50〜60キログラムに育て出荷している。
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| ただ、マグロ保存に取り組む国際機関は、小型マグロや幼魚を捕獲する養殖マグロが資源保護の抜け穴になっていると問題視し、監視を強めている。こうした動きに対し、日本では02年に近畿大学が人工孵化(ふか)による幼魚の育成に成功しており、完全養殖への道も開けてきた。
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| 2008年05月28日 中国新聞ニュース
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| 世界の遠洋マグロはえ縄漁船の3割が休漁する見通しであることが28日、業界団体の調査で分かった。燃料代高騰で漁船の採算が悪化しているためで、休漁は日本のほかに台湾や中国などに拡大。メバチマグロやキハダマグロなど大半が日本向けで、スーパーなどで売られる刺し身の小売価格が値上がりする可能性もある。
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| 調査した業界団体は、遠洋マグロ業の国内外の業界団体が加入する「責任あるまぐろ漁業推進機構」(東京、OPRT)。
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| OPRTが各国の業界団体に実施した聞き取り調査によると、日本のはえ縄漁船はまだ組織的には休漁していないものの、台湾約60隻、中国約40隻、韓国約20隻など全世界で約140隻が既に休漁している。
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| さらに、日本を含めた各国合計で約260隻が休漁を検討。休漁期間は定まっていないが、休漁する漁船はOPRTに登録する漁船約1200隻のうち約400隻になる。
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| 日本では、最大の業界団体「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」が約380隻のうち最低2割の休漁を検討している。
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| 2008/05/28 NIKKEI NeT
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| 地中海産クロマグロの漁獲管理をめぐり、欧州連合(EU)がフランスやイタリアなどの加盟国に対し管理が適切でない場合、禁漁措置に踏み切ることもあると警告したことが明らかになった。漁獲枠を超えるペースでクロマグロが捕獲されており、将来的に資源が枯渇する恐れがあるため。EUはクロマグロ漁獲への監視を強めており、最大の消費市場である日本への供給にも影響を与えそうだ。
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| クロマグロの本格的な漁獲時期を控え、EUの欧州委員会は2007年に続いて「漁獲量が割り当てを上回るリスクが高い」と判定。沿岸加盟国に漁獲量の管理や漁船の操業監視を強めるよう求めた。そのうえで各国の漁獲管理が適切でなければ「部分的または全面的に漁獲を禁止する措置を取る」と警告した。(ブリュッセル=下田敏)
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| 2008年05月27日 琉球新報
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| 本マグロ(クロマグロ)漁が沖縄近海で本格シーズンに入った。遠くは米国カリフォルニア沖まで回遊する本マグロが沖縄近海で捕れるのは、6月末から7月ごろまで。
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| 県内最大の水揚げ漁港、那覇市の泊魚市場では26日、市場関係者が200キロ以上の巨大マグロをフォークリフトを使って箱詰めする作業に当たった。県内に水揚げされる本マグロの約8割は東京・築地などの本土市場に送られるが、水揚げ量が増えると県内にも流通し始める。
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| 泊魚市場有限責任事業組合の平田明則事業部次長は「沖縄では格安で食べられる。カマなど、産地ならではの食べ方も楽しめる」と話した。
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| 2008年05月20日 NIKKEI NeT
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| メバチマグロやキハダマグロなど、冷凍マグロの卸値が上昇している。漁船燃料の高騰で、漁獲量が最も多い台湾船が休漁するとの見通しや、日本船の廃業が増えるとの懸念が背景だ。夏場の需要期に品不足感が高まる可能性があり、商社などは市場への出荷量を抑えている。小売店は消費の落ち込みを懸念し、値上げに慎重な姿勢だ。
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| 脂身(トロ)が多く高級品のクロマグロやミナミマグロに対し、メバチやキハダは赤身が主体の普及品。スーパーなどでは、主に刺し身やすしとして販売される。 東京・築地市場の5月第3週の冷凍メバチの卸値(中値)は1キロ983円で、4月第1週に比べて1割値上がりした。冷凍キハダも 750円前後で1割超上昇した。神奈川・三崎や静岡・焼津などの水揚げ港で実施される入札でも値上がりが目立つ。
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| 2008年05月20日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 日本周辺で取れるカツオなど旬の魚を「毎月1皿」多く食べるよう、政府が20日発表した2007年度の水産白書で呼び掛けている。
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| 食用魚介類自給率は1998年以降50%台に落ち込んだままだが、これにより60%台に高められると試算している。
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| 白書では、漁獲量が豊富で価格も比較的安定している国産の魚介類として、春はカツオ、夏はスルメイカ、秋はサンマ、冬はブリを例示。カツオであればたたき1皿、サンマなら塩焼き2匹を、国民一人ひとりが毎月多く食べれば、それぞれ自給率を1ポイント、全体で4ポイント引き上げられる。06年の食用魚介類の自給率は59%のため、60%台に乗る計算だ。
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| 白書は対策として、サケやマグロなど輸入に多くを依存する魚に消費が偏る現状から脱却し、漁業者、流通業者、消費者が協力して日本周辺の魚介類を消費するサイクルを作り出す必要を訴えている。
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| 2008年05月02日 NIKKEI NeT
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| キハダマグロやメバチマグロなどの冷凍マグロを主に日本に輸出している台湾の遠洋マグロはえ縄漁船が今夏、燃料重油の価格高騰を理由に大規模な休漁を検討していることが2日わかった。日本船も減っているため、今後、日本向けマグロの大幅な減少は避けられず、価格が上昇する可能性もある。食卓にも影響が及びそうだ。
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| 休漁を考えているのは台湾区遠洋鮪漁船魚類輸出業同業公会(台湾同業公会)。関係者によると、7月から10月までの4カ月程度、保有する約400隻のうち約70隻の休漁を前提に休漁補償の創設を要望中だ。休漁補償なしに自主的に休漁を考えるところもあり、150隻前後が休漁する可能性もある。
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| 2007年12月18日 中国新聞ニュース
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| 水産庁のクロマグロ資源に関する検討会は18日、日本近海で2キロ未満のクロマグロの幼魚の漁獲を抑制するよう国内漁業者に求める中間報告書をまとめた。高級トロの材料となるクロマグロの減少が国際的に懸念される中、資源保護の強化を打ち出した。
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| 2キロ未満のクロマグロは市場で安値で取引されているが、報告書は一度に大量の漁獲ができる大型と中型の沖合巻き網漁業に漁の抑制を呼び掛けた。検討会では、漁獲した場合はほかの漁場に移動して保護すべきだとする意見もあった。
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| 報告書はまた、漁業の実態把握が不十分なため、2008年度から漁業者にデータを詳しく提出してもらうことも盛り込んだ。
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| クロマグロをめぐっては、大西洋で各国の漁獲枠が大幅に削減されるなど、国際的に資源管理が強化されている。水産庁は07年8月、クロマグロに関する検討会を設立した。
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| 2007.11.23 MSN産経新聞
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| マグロが1年で一番売れる年末年始を控え、マグロの価格が二極化している。今年半ばからメバチマグロ、キハダマグロなど小売店で売られている一般的なマグロの価格が低下する一方、高級品のクロマグロの価格は高騰を続けている。メバチやキハダは中国からの輸入品が多く、中国産食品の安全性問題が波及し消費者から敬遠されているためだ。「獲れた漁場は中国産も日本産も同じ」と、“風評被害”を訴える声も届かず、マグロの社会でも“格差問題”が深刻化している。
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| 「中国産のマグロは、他の中国産食品と同じ目で見られ、在庫が積み上がっている」
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| マグロの乱獲防止による持続的な漁業を推進する「責任あるまぐろ漁業推進機構(OPRT)」の原田雄一郎専務理事は、メバチやキハダの価格下落の理由をこう説明する。
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| マグロの価格は、昨夏、「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」が、大西洋でのクロマグロの漁獲規制を強化したことで、クロマグロだけでなく、すでのマグロの価格が高騰した。ところが、中国産食品の安全性に関する問題が次々に発覚した今夏以降は、メバチとキハダの価格は一転して下落が続いている。
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| 日本に輸入される中国産マグロの7割がメバチマグロで2割がキハダマグロだ。
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| これに対し、クロマグロは高騰を続けている。今月18日までトルコで開かれていたICCATの年次総会では、米国政府が昨年決めた漁獲枠では不十分として、3〜5年間の「禁漁」を提案した。「禁漁」は否決されたが、EU(欧州連合)が今年、約4440トンを過剰に漁獲したとして、来年からの3年間、毎年約1480トンを減らすことを決めた。
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| 日本の水産庁は「EUの漁獲量削減が日本にどう影響するかは不明」としているが、総枠の減少で、日本のクロマグロの価格が一段と上昇する可能性は高い。
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| もっとも、マグロ社会で、高級なクロマグロだけが手厚く保護されているというわけでもない。
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| 世界自然保護基金(WWF)は21日、漁獲量の多いメバチマグロの漁獲規制を強化するよう訴える報告書を発表した。
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| 規制が強化されれば、メバチの価格も上昇に転じる可能性は高いが、中国産の消費が回復するのは難しそうだ。スーパーなどでは、「中国産」という表示だけで消費者が手を出さなくなるため、店頭にすら並ばなくなっているのが実情。
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| 「中国船籍の漁船が獲ったマグロは中国産になるが、漁場は日本船と同じ。船上で急速冷凍し95%以上が日本の漁港に直接水揚げされる。まったくの風評被害だ」
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| OPRTに加盟する中国漁業協会遠洋漁業分会の黄寶善副会長はこう嘆く。
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| マグロ卸会社の八洲水産(静岡市清水区)の小岩和雄社長は「中国産マグロのイメージ低下が国産マグロにも影響を及ぼす」と、マグロの消費全体が落ち込むことを懸念している。 (財川典男)
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| 2007年11月20日 読売新聞 YOMIURI On-LINE
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| 入国の許可が簡素化される「マルシップ方式」の近海マグロ船から、外国人船員が相次いで失跡している事態を受け、国土交通省と水産庁は20日、船を所有する会社から事前に提出される書類のチェック強化など、再発防止策を発表した。
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| 両省庁は今後、船会社に対する聴取や書類審査の際、漁船に乗り込む外国人がどこの会社から派遣されるかも確認。それまでに失跡者を出すなど問題がある会社から派遣された外国人は乗せないよう指導する。
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| さらに両省庁は、法務省、警察庁、海上保安庁に対し、失跡者を手引きするブローカーに関する情報を共有化するよう要請。漁業団体にも、寄港地での監視・巡回強化などを求めた。
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| マルシップ方式の近海マグロ漁船をめぐっては、2003年以降、国内の寄港地でインドネシア人などの外国人船員計116人が失跡している。
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| 2007/11/20 Iza
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| 【北京=野口東秀】日本産高級牛肉を中国に密輸しようとし、摘発される事例が相次いでいる。「日本の牛肉は上質でうまい」と富裕層に人気があり、高値で販売されるため、利ざやを稼ぐ目的で日本人らが密輸しているようだ。今年6月から今月初旬までに上海浦東国際空港だけでも摘発件数26回で、計3458キロも没収されている。これには1回につき密輸量30キロ未満はカウントされていない。
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| 中国当局はBSE(牛海綿状脳症)発生国の日本からの牛肉輸入を禁止しているが、北京や上海などではキロ当たり数千元(1元=約15円)から1万元程度でひそかに取引されているという。個人のパーティーで松阪牛を目玉とするケースもある。
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| 上海紙「解放日報」などによると、今月3日、上海浦東国際空港で大阪から到着した中国人1人と日本人5人が大量の荷物を運びだそうとし、不審に思った税関職員が検査したところ、960キロの牛肉を発見、押収した。8日にも牛肉530キロが押収されたという。
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| 香港に隣接する深●(=土へんに川)では7月、神戸牛4キロを手荷物として持ち込もうとしたケースがあり、大連の空港でも5月に手荷物に入った17キロの日本産牛肉が摘発されている。国営新華社通信によると、北京の首都国際空港でも昨年4月、神戸牛85キロを持ち込もうとした2人組が摘発されている。
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| 2007年11月19日 読売新聞 YOMIURI On-LINE
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| 東部大西洋・地中海でのマグロ漁を管理する国際機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」は、トルコで開いていた年次会合を18日終えた。
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| 参加国の一部から、各国が漁獲枠を守っていないとの懸念が出されたため、来年11月に予定する次回年次会合で、漁獲枠の見直しを含め点検することを決めた。
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| 日本は、最高級マグロのクロマグロ(ホンマグロ)の4分の3を、東部大西洋と地中海での漁獲、輸入に頼っている。2010年までに漁獲枠を23%減らすことが決まっており、さらに削減される事態になれば、日本への供給量や価格に影響を与える可能性がある。
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| ICCATでは、06年のクロマグロの漁獲総枠を約3万3000トンと定めているが、実際には約5万トンがとられていると推計している。今回の会合では、欧州連合(EU)が07年の漁獲枠を4000トン以上、上回っていることが判明し、09〜11年の漁獲枠を削減することが決まった。
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| 米国は漁獲枠を超えて漁をしている国を一時的に禁漁措置にすべきだと提案した。各国から支持を得られず、投票にかからなかったものの、次回会合で検討することになった。
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| 2007/11/09 NIKKEI NeT
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| 米政府はクロマグロの乱獲を防ぐため、東大西洋と地中海で3―5年間、漁獲を停止する「モラトリアム」を提案する。すしや刺し身のトロに使われるクロマグロへの需要は世界的に急伸し、資源の確保には漁獲枠の設定など従来の手法だけでは不十分と判断した。欧州や日本、北アフリカの諸国が反発するのは確実だが、マグロ漁への新たな逆風となる。
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| マグロの資源を国際的に管理する機関である「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)がトルコで9日から18日まで開く年次総会で表明する。(
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| 2007/11/11 紀伊民報
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| 那智勝浦町の水産会社が、解凍後に血や肉汁が一切出ず、うま味成分を100%閉じ込める冷凍メバチマグロとビンチョウマグロの生産技術を開発した。地域資源を生かした商品開発として、経済産業省の「地域資源活用事業計画」第1号に認定され、11日から「海桜鮪(かいおうまぐろ)」の名称で販売する。
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| 商品開発に成功したのは、同町宇久井のヤマサ脇口水産。脇口光太郎社長(40)が8年かけて完成させた。
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| 製法はマグロの骨や皮などを除いて身だけにして、解凍後に肉汁などが出ない特殊な処理をした後、氷点下30度で冷凍する。その後、出荷に備えて氷点下55度で再冷凍して保存する。クロマグロでの開発もめどがたっているという。
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| 脇口社長によると、マグロは冷凍すると、水分が膨張して細胞が破壊され、解凍後に血などとともにうま味成分が流れ出してしまう。それを防ぐ解凍方法は、塩を入れた約40度の温水につけてから布に包んで冷蔵庫に約20分入れる必要がある。手間がかかる上、慣れないと水っぽくなったり、ぱさついたりと失敗することが多い。
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| 海桜鮪は真空パックのまま約10分間、水につければ解凍できる。真空パック詰め(140グラム)で、赤身2本入り(4500円)から、湯浅しょうゆ付きの大トロ、中トロ、赤身計3本入り(1万2000円)までの8種類。家庭の冷凍庫での賞味期限は1カ月。販売は当面、同社と勝浦漁協で行い、全国発送も受け付ける。通販や都市部のデパートなどにも広げていく計画。
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| 同社は2005年、ビンチョウマグロとクロカワカジキの生ハム作りに成功し、昨年からカジキで作ったものを「海の生ハム」として販売している。脇口社長は「勝浦のマグロを全国に知ってもらいたくて作った。軌道に乗れば町の水産振興にもつながる」と話している。
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| 2007/11/10 中国新聞ニュース
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| 乱獲で極端に数が減った大西洋東部のクロマグロの回復を目指し、国際的な資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の加盟国が昨年合意した漁獲枠削減などの対策について、ICCATの専門委員会が「資源の回復が実現できる可能性は低い」と、不十分さを指摘する報告書をまとめていたことが十日、分かった。
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| 報告書は、禁漁期間の延長や漁獲枠の大幅削減など追加的な対策の実施を勧告。十二日からトルコで始まるICCAT年次総会に提出される。
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| 総会に向け米国は、この海域のクロマグロを三―五年間禁漁にすることを求める方針を表明。環境保護団体も「違法なクロマグロ漁が続いている」として禁漁を求めており、最大の消費国で、主要漁業国の一つでもある日本への風当たりも強まっている。
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| ICCATの研究・統計に関する専門委は、最新の漁獲データなどを基に、昨年各国が合意した「三万二千トンの漁獲枠を二〇〇七年は二万九千五百トンに削減、一〇年まで徐々に減らす」などとする資源回復策の効果を評価した。
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| その結果、規制が不十分で漁獲枠削減の完全な実行が難しい実情や、小さなマグロは漁獲されても捨てられること、今後も産卵能力がある魚が減る可能性があることなどを考慮すれば「二三年までに資源を回復させるとの目標は達成できないだろう」と結論づけた。
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| 報告書は、禁漁期間を延長し、漁獲枠を一万五千トン程度まで削減するなどの追加対策を取れば、将来は年間四万五千トンまで増やせる可能性があるが「それには十年以上の時間がかかるだろう」とした。
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| 2007年11月01日 AFP/発信地:マルセイユ/フランス
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| 【11月1日 AFP】イタリア、フランス、日本、スペインの各国は、クロマグロ(本マグロ)の漁獲量の国際割当に大幅に違反しているとの調査結果が、10月30日に発表された。
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| クロマグロ漁については、大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas、ICCAT)が、絶滅防止のため各国に年間漁獲量を割り当てている。
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| マグロ養殖コンサルタントのRoberto Mielgo Bregazzi氏が公式データと業界関係者からの情報をまとめた708ページの報告書によると、2006年の割当量違反上位国はイタリア(違反量7500トン)、フランス(同3770トン)、日本(同3550トン)だった。違反第1位のイタリアは「地中海のクロマグロの略奪者」と表現されている。
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| 2007年の違反上位国は、イタリア、スペイン、フランスの順になっている。
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| 欧州委員会(European Commission)は今年9月、2007年度分の漁獲量に達したとして、年内の東大西洋と地中海でのクロマグロ漁を禁止している。(c)AFP
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| 2007年10月31日NIKKEI NeT
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| 神戸市中央卸売市場のまとめで、7―9月の水産物の取引額が180億3000万円と前年同期比10.3%減少したことが分かった。減少は2四半期連続で4―6月(1.6%減)に比べ減少幅が拡大した。欧州など水産物輸出国が資源管理のため輸出を抑制したことや中国の輸入拡大の影響が出た。
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| 冷凍マグロや冷凍イカなど輸入物が中心の冷凍部門が10.9%減少した。マグロは欧州連合(EU)が地中海産マグロの資源保護を狙って漁獲量や輸出量の規制を段階的に強化している。ロシアはカニ、南米はサケについて資源管理を強めている。
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| また「エビやタコなど幅広い魚種で中国の消費量が増え、日本の輸入量が減っている」(大手卸)との指摘も多い。
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| 冷凍クロマグロ価格が1割強値上がりするなど単価が上昇する品目が目立ったが、数量減の影響が大きく取引額は減少した。アジやサバなど近海で取れる魚の入荷も低調で、国産中心の生鮮部門の取引額も6.5%減少した。
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| 2007/10/26 Iza
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| 宮城県塩釜市など近海マグロ漁船の寄港地で、上陸した外国人船員が相次ぎ姿を消している。失跡した船員は日本国内で不法就労しているとみられ、その人数は過去5年間で100人を超す。国は「想定外の事態」として管理の徹底を打ち出したが、地元の漁業関係者にとっては「よくあること」らしい。漁港を回ると、日本の漁業の現実が見えてきた。(山口圭介、荒船清太)
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| 「塩釜港に寄港した漁船のインドネシア人2人が所在不明になった」。今月17日、漁船を受け入れた地元の会社から仙台入国管理局に通報が入った。
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| 2人と同じ漁船に乗船していたジャワ島出身のハルヤントさん(27)はいう。
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| 「16日の午前11時ごろに水揚げが終わって休みになった。お風呂に行ってくると言い残して1人が消えた。一緒に買い物に行ったもう1人は、財布を忘れたと言ってコンビニを出たまま戻ってこなかった」。
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| 外国人船員の乗船を認める「マルシップ方式」が日本の近海マグロ漁船に適用された平成15年以降、国内の寄港地からはこれまでに114人に上る外国人の失跡者が出ている。ほとんどがインドネシア人だ。
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| ■ ■
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| 何が彼らを脱船に走らせるのか。
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| 「全国近海かつお・まぐろ漁業協会」(東京)は、船内での暴力、月平均4万円とされる低賃金、手引きをする人物の存在−をその原因に挙げる。
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| 塩釜港にいた別の近海マグロ漁船の船員、スダジさん(23)は「(日本の法律が適用される)実習の時は7万円あった月給が、4万円に減った」。漁業関係の男性(56)が続ける。「(外国人船員が)買い物に行くときは日本人が同行しろだの、夜は早く帰ってこいだの、息が詰まって逃亡を考えるんは当然じゃろ」。
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| そんな彼らに、元船員らが脱船を手引きするというのだ。複数の漁港で不法就労をあっせんする現場が目撃されている。
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| 協会は「その背後には暴力団や仲介組織が介在している可能性が高い」と指摘、失跡者の就労先は全国にまたがるという。
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| 全国で最も多い42人が失跡した塩釜港の休憩所には日本語とインドネシア語で張り紙があった。
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| 《儲かる仕事があるなどと、誘いの話があると思いますが、(中略)誘いにのって日本で働けば、日本の法律に違反し、処罰されます》
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| 平成15年にわずか1人だった失跡者はその後急増し、今年はすでに47人に達している。
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| 国土交通省は漁船の所有者に対し、船員管理の徹底や失跡発覚時の速やかな通報を要請、「失跡が続けばマルシップ方式の廃止を検討する」としている。
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| 協会の八塚明彦業務部長は「廃止されれば多くの漁船が操業できなくなる」と危機感を募らせる。協会によると、近海マグロ漁船に乗船する外国人は約800人に上る一方、日本人だけで操業する漁船は全体の3分の1にも満たないという。すでに外国人なしでは立ち行かないのが実情だ。
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| 日本人の船員不足に悩む水産業界が、海外からの安価な労働力の確保を狙ったマルシップ方式。生き残りの切り札と期待されたが、相次ぐ失跡で自らの首を絞める事態に直面している。
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| 再発防止策として、協会は18日、国に対し、外国人船員の給与改善▽寄港地での監視強化▽現地の船員派遣会社の選別−などの緊急対策を提出した。
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| ハルヤントさんを乗せた漁船が同日午後、塩釜港を出港した。1カ月ほどで漁を終えると、また国内のどこかの寄港地に戻ってくる。
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| 見直しも検討され始めたマルシップ方式は、日本国籍の船で政府が原則的に受け入れていない外国人単純労働者が働くことを認めている。日本の船主が船を外国の会社に貸して、その会社が外国人船員を雇って船に乗せ、日本の船主が船員ごとその船を借り返す仕組みだ。
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| 全国近海かつお・まぐろ漁業協会所属の近海マグロ漁船約370隻のうち、同方式の船は約180隻。他に約80隻が平成4年に導入された外国人研修・技能実習制度を利用して外国人船員を乗船させており、同方式は研修・実習制度と並んで、安価で豊富な外国人労働力の確保を実質的に支えているといえる。
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| 2007/09/27 NIKKEI NeT
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| 【ブリュッセル=下田敏】地中海や東大西洋でのクロマグロの漁獲を巡って、欧州連合(EU)の欧州委員会は26日、仏伊などの加盟7カ国に対する法的手続きを開始した。欧州委への漁獲量の報告を義務付けたEU法令に違反した疑いがある。EUは乱獲や密漁に直面するクロマグロの資源管理を厳格化しており、法的措置を通じて加盟国に漁獲規制の順守を迫る方針だ。
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| 欧州委は同日、地中海沿岸の7カ国にEU法令違反を通告。とくに仏伊についてはクロマグロの漁獲の監視や管理も怠ったと指摘している。各国は今後1カ月以内に欧州委への回答を求められ、明確な説明がなければ制裁金の支払いを迫られる可能性がある。
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| 地中海などでのクロマグロ漁獲は大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が漁獲割当量を設定。EUはこれに沿って今年6月、漁獲量の報告の義務などを盛り込んだ包括的な漁獲規制を決めた。今月19日には年末までのクロマグロの漁獲禁止を加盟国に通告するなど、資源回復に取り組む姿勢を強めている。
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| 2007/09/20 NIKKEI NeT
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| 欧州連合(EU)は19日、地中海や東大西洋でのクロマグロの漁獲を今年末まで禁止する措置を加盟国に通告した。今年のEU全体の漁獲量が大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が定めた漁獲割当量の上限に達したため。EUは禁止措置で過剰な漁獲を防ぐほか、不法操業の監視などを強め、水産資源の回復を目指す。
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| 世界的なすしや刺し身の需要拡大で、地中海のクロマグロは乱獲や密漁に直面。EUの欧州委員会は捕獲できるサイズを引き上げるなど漁獲規制を強めている。日本で消費されるクロマグロの約70%は地中海産とされる。(ブリュッセル=下田敏)
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| 2007年08月09日 中国新聞ニュース
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| 近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)は9日、水槽やいけすなどの人工環境でクロマグロを卵から親まで育てる完全養殖を重ね、最初の卵から数えて第3世代となる“孫マグロ”を誕生させるのに成功したと発表した。
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| 高級魚として人気が高く、乱獲が問題になっているクロマグロの量産に一歩近づく成果。熊井英水所長は「国際資源であるマグロが増えるきっかけになれば」としている。
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| 7月中旬に誕生した稚魚は、約2万匹が体長約5センチまで成長。マダイやイシダイの稚魚を入れてマグロ同士の共食いを減らすなど養殖技術の向上がかぎになった。今月中旬に水槽から海中のいけすに戻され、成魚まで育てられる。
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| 同研究所は1970年から養殖の研究を始め、2002年に世界初の完全養殖に成功。成長した親マグロは一部が市場に出荷されている。
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| 2007/06/22 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 大分市の活魚流通コンサルタント会社「おさかな企画」は、約20キロのクロマグロを針でまひさせ「眠らせる」ことに成功した。食卓に上るのは解凍されたマグロが多いが、この技術で新鮮な刺し身も気軽に味わえそうだ。良好な状態で運べるかどうかを実験するため、23日に三重県の養殖場から東京に向け輸送車が出発する。
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| 漁獲後のマグロは暴れて体温が急上昇し、熱で身が酸化するため、氷などで急速冷凍されるのが通常。しかし船上で太さ5ミリ、長さ18センチのステンレス製針を頭部に刺してまひさせ、水槽で海水を口から送り込みえら呼吸をさせると、約3時間で体温が海水温程度まで下がり、最長で約50時間生きたという。
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| 針まひは、同企画の卜部俊郎代表が約10年前に開発した技術。
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| 三重県南伊勢町でクロマグロの養殖を手掛ける清洋水産から5月下旬に「魚に高い付加価値をつけたい」と申し入れがあり、挑戦を開始。当初は数十匹で失敗したが今は「成功率100パーセント」という。将来は約50キロのマグロにも挑戦する。
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| 7月には東京ビッグサイトで開かれる「シーフードショー」で眠った状態のマグロを展示、刺し身も振る舞う。卜部代表は「これまでは死後硬直が避けられなかったが、針処理はこれがない。生きた状態で輸送、血抜きをしたマグロは未知の味だ」と話している。
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| 2007年05月08日 中国新聞ニュース
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| 水産庁は8日、インド洋水域でマグロの資源量を管理する「インド洋まぐろ類委員会」(IOTC)の年次会合が13日から18日までの6日間、モーリシャスで開かれると発表した。
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| IOTCは、インド洋周辺でマグロ漁をする日本やインド、タイなど25の国・地域が加盟。この水域では、刺し身にされるメバチマグロの資源量が特に悪化している。今回の会合では、メバチマグロやキハダマグロの漁獲量制限を各国が守っているかどうかなどを確認する。
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| ただ、漁獲量の制限は、一部加盟国の反対によって具体的な数値を設けておらず「近年と同水準のレベルにとどめる」とされている。IOTCでは具体的な総漁獲量の設定が中期的な課題だが、賛成国と反対国との溝が埋まらず今回は議論されない見通し。 |
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| 2007/03/18 中国新聞ニュース
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| マグロなど公海の貴重な水産資源を減らす元凶になっている密漁に歯止めをかけるため、国連食糧農業機関(FAO)は18日までに、漁船が魚を水揚げする前の臨検や船の経歴チェックなどの摘発強化策を寄港国に義務付ける、新たな国際条約をつくることを決めた。深刻化する違法漁業対策の決め手になると期待される。
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| FAOは今年中に各国の専門家による会議を組織して条約の文案の検討に着手。加盟国政府の討議を経て、2009年春の採択を目指すことにしている。日本も水産物の輸入大国として、さまざまな対応を求められることになりそうだ。
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| 密漁による水産資源の減少は、マグロのほかフカヒレの材料になるサメ、南極周辺の深海にすむメロ(銀ムツ)などで深刻で、資源管理機関による漁獲規制が厳しくなっている。一方で規制を無視したり、漁獲量を報告しなかったりする「違法、無規制、無報告(IUU)漁業」の横行も問題化している。
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| 2007/01/31 中国新聞ニュース
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| 高級マグロなどの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」は三十一日、東大西洋のクロマグロの二○○七−一○年国別漁獲枠を決め、三日間の日程を終え閉幕した。日本の一○年の枠は約二千百七十五トンで○六年に比べ約23%の削減となった。昨年十一月の年次会合で決まった各国全体の漁獲枠の削減幅(約20%)を上回っており、国内の遠洋漁業は船団の規模縮小など厳しい対応を迫られそうだ。
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| 日本の漁獲枠は○七年が約二千五百十六トンで、○八年約二千四百三十一トン、○九年約二千三百四十五トンと段階的に減少。漁獲量は各国全体の一割弱となっている。
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| 新たな加盟国に枠を配分するため、日本のほか欧州連合(EU)やモロッコなど現在、漁獲枠を持つ加盟国が多めの削減を受け入れた。
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| 会合では一○年までに漁獲枠が削減されることについてトルコ、リビアが投票で反対を表明。今後、異議申し立てをする可能性があり、各国は両国に対して漁獲枠を守るよう働き掛ける。
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| クロマグロは高級刺し身の食材。若い魚を捕っていけすで太らせる「蓄養」を中心に、日本は地中海を含む東大西洋から、輸入全体の八割に当たる約三万トンを輸入している。脂の乗りがよく人気が高かった地中海産の輸入は減るとみられるが、メキシコなど他地域からの輸入は増えそうだ。
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| クロマグロは資源の減少が深刻化しているが、一部の途上国が漁獲枠の拡大を主張し、昨年の年次会合では○七年以降の国別の漁獲枠は持ち越しとなっていた。中間会合には、日本やEU、米国など十四カ国と二地域が参加した。
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| 2007年01月26日 中国新聞ニュース
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| 世界の5つのマグロ資源管理機関が集まり神戸市で開かれていた合同会議は26日午後、違法操業漁船の廃絶などに向けた各管理機関の連携強化策を盛り込んだ行動方針を採択、閉幕した。
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| 5機関が共同歩調を取るための行動方針は初。減少が著しいマグロ資源の保全に向けた国際協力が一歩を踏み出した。
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| 行動方針は前文で「さらなるマグロ資源の減少を防ぎ、資源を回復させることが緊急に必要だ」と宣言。違法漁船と正規登録漁船のリストや漁獲データの共有、罰則の強化など、各管理機関が優先的に取り組むべき14の課題を明記した。
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| 方針は、衛星利用測位システム(GPS)を使った漁船監視や監視員の充実などを通じて違法漁業対策を強化することの重要性を強調。海亀や海鳥、サメの混獲を減らす努力や、カツオ漁の際に混獲される若いメバチマグロやキハダマグロの数を減らす技術開発の必要性にも言及した。
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| 2007/01/22 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 国際的なマグロ資源管理機関の合同会議の開催に際し、世界自然保護基金(WWF)は22日、「マグロ資源は減少しており、適正に管理しなければ失われてしまう」と警告する声明を発表した。
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| 声明は、大西洋のクロマグロが過剰に捕られたり、インド洋のミナミマグロの産卵能力のある親魚の数が約90%減ったりしたとして「マグロは絶滅の危機が高まっている」と警告。「違法で規制されていないマグロ漁が横行している」と指摘した上で「多くの国は資源の保護や管理に失敗し、違法操業を見逃している」と批判した。
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| また、マグロ漁に伴ってサメや海亀、海鳥などが混獲される問題も挙げ、「合同会議はすべての関係国が、マグロやほかの海の生物を保護するための方策を取り入れる機会になる」とした。
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| 2007年01月22日 中国新聞ニュース
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| 世界の5つのマグロ資源管理機関が集まり神戸市で開かれている合同会議は22日午後、世界のマグロ市場の現状を討議。刺し身マグロへの需要が欧米などで増加、缶詰も、欧米での需要増を受けて、生産工場が発展途上国に拡大するなど、市場のグローバル化が進んでいることが報告された。
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| 刺し身市場について、日本のはえ縄漁業団体などでつくる「責任あるまぐろ漁業推進機構」(東京)が、1995年に日本で消費された刺し身マグロは71万トンだったが、2002年には57万トンに減少したと説明。「日本は人口減が確実な上、家庭内でのマグロ消費も減少の一途をたどっている」と日本の市場は今後も縮小が続くとの見方を示した。
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| 一方、年間3万−5万トンの刺し身消費があるとみられる米国をはじめ、EUや韓国、台湾、中国などでは刺し身需要が増大している。
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| 2007/01/21 東京新聞
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| マグロの資源保護に向け22日から26日まで、神戸市で開かれる合同会議で採択される行動方針の原案が20日、明らかになった。過剰漁獲を防ぎマグロ漁業を将来も続けるため、原産地証明をすべてのマグロに義務付け、違法操業漁船のリストを各資源管理機関が共有化すべきだと指摘。漁獲能力の抑制や管理機関の役割の検証などを優先課題としている。
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| 会議に参加する5つのマグロの資源管理機関が、統一的な方針を打ち出すのは初めて。乱獲による資源減少が問題となっているマグロ保護に向けた取り組みが本格的に始まる。
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| 各機関は原産地証明に関する「統計証明書制度」により、マグロの国際取引では漁船名や漁獲海域などの明示を求めている。割り当てを上回る違法漁獲がないかチェックし、乱獲などの抑制につなげる目的がある。(共同)
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| 2007/01/21 東京新聞
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| マグロの資源管理をしている五つの国際管理機関による初めての合同会合が、二十二日から二十六日まで神戸市の神戸国際会議場で開かれる。テーマは各機関の協力を通じた資源管理の強化で、日本政府が呼び掛けて実現した。昨年、ミナミマグロの漁獲枠を半減されるなど日本にとって「逆風」といえる状況が続く中、世界一のマグロ消費国として責任ある姿勢を示す会合になる。 (経済部・荒間一弘)
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| 世界のマグロの漁獲量は二〇〇四年に二百六万トンで、そのうち四分の一を日本が消費している。国際社会の中では「日本が高い値段でマグロを買うから、違法操業がなくならない」との批判もある。そこで五つの機関すべてに参加している日本が、グローバルな管理のため積極的に音頭を取ることにした。
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| (1)管理機関に加盟していない違法操業船の増加(2)非加盟国に船籍を移し操業を行う「便宜置籍船」(3)原産地を偽るための第三国を経由した輸出−。これが現在マグロ漁で問題となっている主なテーマだ。管理機関が違法船をいったん閉め出しても、別の海域で操業は再開され、それが繰り返されるという「いたちごっこ」が続いており、マグロ資源の減少に拍車をかけている。
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| 今回の会合ではこうしたグローバル化しているマグロの問題に対処するため、各機関に参加している七十七カ国・地域や非政府組織(NGO)などの二百人以上が一堂に会する予定だ。
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| 会合では(1)正規船基準の共通化(2)違法漁船リストの共有化(3)原産地、漁獲証明制度の調整−などを話し合い、各機関が同じルールで活動することで「抜け穴」をなくすことを目指す。
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| 二十六日の最終日には「行動方針」を採択する予定。個別の事情を持つ機関・国の足並みがそろうかどうかが焦点となる。ただ条約に基づいて設置されている機関ごとの決定と違って、この行動方針には拘束力はない。
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| 今回の会合にオブザーバーで参加する自然保護NGO「WWFジャパン」の海洋担当・伊沢あらた氏は「数年前まで腰が重かった日本が、資源保全のリーダーシップを取るようになったのは素晴らしいこと」と評価する。さらに「科学的評価に基づいた漁獲量の設定と、それを守る具体的仕組みの導入が示されれば」と期待している。
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| ■努力目標でも有意義 田中栄次(東京海洋大助教授)
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| マグロの資源量は年々減少しており、特にクロマグロとミナミマグロが厳しい。日本は世界で捕れるマグロの四分の一を、各国から高い値段で買い取って食べている。それが違法操業の原因にもなっており、責任は非常に大きい。今回、日本が主導してマグロ資源の持続的利用のための合同会合を開くことは当然ともいえる。
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| 資源管理が必要だということについて反対する機関や国はない。ただそれぞれの国の事情があり、「総論賛成、各論反対」で具体的方法や期限まで踏み込むことは難しいかもしれない。それでも「協力して違法操業に対処する」「輸出入の取り締まりを強化する」といった行動方針ならば合意できるだろう。
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| この行動方針は法的に拘束力があるわけではない。しかし、努力目標でもいったん定められれば良識のある機関・国としては無視はできない。意義は大いにあると思う。
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| 日本も「こういう方針ができたのだから実行しよう」と各機関で主張していくことができる。また、非加盟国や違法操業船・業者に対しても「現在のような操業をいつまでも続けることはできない」という無言の圧力をかけることができる。
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| こうした会合は一回開催しただけでは効果はない。二回、三回と続けていくことで各機関は「前回よりこれだけ前進した」と報告する義務が生じる。それによってグローバルな資源管理に向けて、外堀が徐々に埋まっていくことになる。
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| 2007/01/20 Nikkei Net
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| マグロ資源を管理する5つの国際機関が、初の合同会合を22日から神戸で開く。世界的に需要が増えており、高級なクロマグロなどを中心に資源が悪化。乱獲の防止など資源管理の徹底が急務となる一方で、これまで管理機関同士の連携がなかった。合同会合では違法漁船の情報共有などを進めることや、漁獲能力抑制の重要性について確認する。
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| マグロの国際管理機関は海域ごとに資源管理をしている4つの機関とミナミマグロのみを管理対象にしている機関の合計5機関。太平洋の資源を管理する機関が2004年に発足し、世界のすべての海域で資源管理の網がかかるようになった。(
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| 2007/01/20 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 江戸時代に千葉・房総半島で始まったとされる「はえ縄漁」は、海中の深部を回遊するクロマグロやメバチマフロなどの大型魚を狙う日本伝統の漁法だ。取った魚の身が崩れにくいため刺し身用のマグロの捕獲に適している。
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| これに対し、「巻き網漁」は海中の浅いところを回遊する比較的小さなキハダマグロやカツオを狙う。こちらは主に缶詰用として出荷される。
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| 漁獲規制をめぐる国際会議では、この2つの漁法がしばしば対立する。
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| エサにマグロが食らいつくのを待つはえ縄漁。網で一気にすくい上げる一網打尽の巻き網漁。はえ縄が1日1トンも取れないのに対し、巻き網の漁獲量は多いときには1日200トンにも上る。
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| 狙うマグロの種類、大きさ、用途が違う2つの漁法。はえ縄側が「巻き網は親になる前の魚を取るので、資源は先細りになる」と批判すれば、巻き網側は「はえ縄は親の魚を取るので、(ターゲットの)子供が生まれない」といった感じで、議論はかみ合わない。
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| 「刺し身」対「缶詰」の争いは熾烈(しれつ)さを増している。
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| 「刺し身で使われるクロマグロやメバチマグロも、魚体が小さく若いうちは浅いところを泳ぐ。巻き網漁は集魚装置(FADs)で魚を集めて一気に取るので、クロマグロなども取れてしまう。マグロは成長が早いので大きくしてから取った方が得」
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| 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の元事務局次長、三宅眞氏は、はえ縄側が巻き網漁の規制強化を求める理由をこう説明する。
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| 巻き網側はそもそも若い魚は自然減少率が高いという科学的データを基に、「若いマグロを大量に取っても資源に与える影響は少ない」と反論。巻き網漁による漁獲量が近年急増していることについても、「刺し身と缶詰で市場規模が違うことが原因」と説明する。
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| だが、漁船数を国際的に制限するなどしているはえ縄漁に対し、巻き網漁の漁船は途上国などで急増中だ。世界全体では900隻以上にのぼる。
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| 資源維持のため、隻数を国として35隻に厳しく制限している日本の巻き網漁従事者からは「外国の船にも何らかの規制が必要だ。彼らは資源のことを真剣に考えていない」(海外まき網漁業協会)との批判が上がっている。
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| 日本の割当量が年間3万トンある東部太平洋のメバチマグロ。スーパーなどに並ぶ庶民的な価格の刺し身に多く使われる魚種だが、日本は一昨年、1万5000トンほどしか取っていない。資源の悪化に加え、燃料代が高騰し「採算が合わないので操業しない漁業者が増えた」(水産庁遠洋課)からだ。
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| 「この2年で燃料費が2倍になり、コストに占める割合も30%を超えた。資源が減っているのは確実で、日本のはえ縄漁はほとんど採算に合わなくなっている」。日本かつお・まぐろ漁業協同組合の石川賢廣組合長によると、同組合に加盟していた漁業者の船は「ここ2、3年で数十隻は廃業した」という。
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| また、廃業した日本の漁業者の漁業権を外国資本が購入し、名義人だけ日本人にして日本船として操業するケースも増えている。「日本の漁業枠を利用するのが狙いだが、そういう外国資本とはコストで対抗できない」(石川組合長)
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| 世界のマグロ消費量は、ここ20年で一気に倍増した。健康食ブームに乗り、刺し身市場も欧米や中国にまで広がっている。魚価低迷にあえぐはえ縄漁にとっては、「むしろ市場の拡大が魚価が上がる好機」と見る向きもあるが、マグロはあくまで限りある天然資源だ。2つの漁法、市場のバランスをどうとるか。資源管理をめぐる国際会議は、そんな一面も持っている。(加田智之)
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| 神戸で22日から、世界に5つあるマグロの地域漁業管理機関が初めて集結する「マグロ類地域漁業管理機関(RFMOs)合同会合」が開催される。29日からは、昨年11月にクロマグロの総漁獲枠の2割削減が決まったICCATの特別会合が東京で開かれ、国別の漁獲枠が決定する。マグロの漁獲規制をめぐる現状をリポートする。
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| 2007年01月19日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 世界最大の自然保護NGO(非政府組織)のWWF(世界自然保護基金)は19日、マグロの資源管理に関する緊急提言を発表した。
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| 神戸で22日から開かれるマグロの地域漁業管理機関合同会合に向けて、加盟各国に、資源保護への取り組み強化を求める狙いだ。
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| 提言は、漁業国に対し、科学データに基づく資源管理体制の構築を求めたほか、アカウミガメなどの絶滅の危機がある生物と一般のマグロとの混獲を大幅に減らすよう求めている。
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| また、一部の国で過剰漁獲が指摘されていることから、漁獲量の正確な報告も要望した。神戸での合同会合は、「大西洋まぐろ類保存国際委員会」や「みなみまぐろ保存委員会」など、世界5地域の漁業管理機関に加盟する計77か国・地域が参加して初めて開かれる。マグロの資源管理に向けて足並みをそろえられるかどうかが焦点になる。
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| 2007年01月17日 中国新聞ニュース
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| 高級刺し身などで人気が高く、乱獲で資源減少が深刻なクロマグロの国内での養殖技術開発が進んでいる。22日から神戸市で開催されるマグロの資源管理機関による合同会議では、将来もマグロを食べ続けることができるよう資源保護策が重要な議題。安定生産が難しいとされるマグロ養殖の技術開発は今後、一段と注目されそうだ。
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| 東海大学海洋学部(静岡市)と民間企業のWHA(静岡県焼津市)は、同大学の敷地でクロマグロの陸上養殖に取り組んでいる。実験を昨年9月に始め、当初250グラムほどだった魚体は3カ月で約2キロに成長した。
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| 水温が17度から21度で安定し、ほぼ無菌状態の地下海水をくみ上げることで陸上養殖を可能にした。東海大海洋学部の秋山信彦教授は「陸上養殖はえさなどで海域を汚さず、台風など自然災害の影響を受けにくい」と利点を説明する。
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| 2006年12月25日 中国新聞ニュース
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| 地球温暖化が今のペースで進むと、今世紀末には太平洋のクロマグロの主要な産卵海域で産卵に適した場所が縮小したり北上したりして、マグロの生息に深刻な影響が出る可能性があるとの研究結果を東京大の木村教授らのグループが25日までにまとめた。
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| 乱獲のため、ただでさえ厳しいクロマグロの資源状態が、温暖化によってさらに悪化することになりかねないという。
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| 太平洋のクロマグロは東から西まで広い範囲を回遊しながら成長するが、産卵場所は台湾の東部から奄美大島周辺にかけての狭い海域にほぼ限られている。
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| グループは温度を変えたクロマグロの稚魚の飼育実験を実施。水温約26度がマグロの成長に最適の温度で、これより6度近く水温が低くなっても生存率は変わらないが、水温が30度近くになると、ほとんどが死んでしまう可能性が高いことが分かった
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| 2006/12/17 中国新聞ニュース
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| スーパーで刺し身などの食材として販売され、広く普及しているメバチマグロやキハダマグロの資源管理策を議論するため、サモアで開かれていた「中西部太平洋まぐろ類委員会」の年次会合が、十五日夜(日本時間十六日夕)閉会した。会合では漁獲量について昨年合意した水準を維持することを確認、新たな資源管理策の具体化は先送りされた。
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| 水産庁によると、会合ではメバチが主な対象となるはえ縄漁業で、二〇〇六年から三年間の各国の漁獲量を〇一―〇四年の平均に抑えるとした昨年会合での合意を維持することで一致した。同委員会の管理海域での日本の〇一―〇四年のメバチの平均漁獲量は約三万五千トンで、〇七、〇八年はこの水準が維持される。
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| 小型マグロまで捕り過ぎてしまい、資源管理上の問題が指摘されているメバチとキハダの巻き網漁については、漁獲量を「近年レベル」に抑制するよう努力することで合意。禁漁期間の設定や漁獲データの明確化など規制強化策の導入は見送られた。
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| 会合では、日本や韓国が巻き網漁業の操業制限を提案する一方、南太平洋諸国などがはえ縄漁業によるメバチの漁獲量削減を主張。最終的に双方の意見が折り合わなかった。水産庁は「現状の資源状況は良好で今回の結果は妥当」としている。
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| 漁船監視や乗船検査などの制度化は、今後の段階的な導入を目指し協議を続けることとした。会合には日本、台湾、韓国など三十カ国・地域が参加した。
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| 2006/11/28 The Sankei Shimbun
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| 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合で、地中海を含む東大西洋海域のクロマグロ漁獲枠が、来年から平成22年まで4年間で段階的に2割削減されることが決まったが、国内のマグロ流通の関係者は、「若干の価格の上昇はやむを得ないが、パニックを起こすほどの価格急騰はなさそう」と比較的冷静に受け止めている。
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| 日本一のマグロ取扱量の東京・築地市場で、業者287社が加盟している東京築地魚市場大物業会の布施喬会長(64)は「クロマグロはすし店など業務筋へ行くものがほとんど。一般家庭に影響は薄い」と話す。すでに今春から大衆的なメバチマグロなどで1〜2割卸売価格が上昇しているが、「現状は値上がりで逆に在庫を抱えている。年末の需要期を過ぎれば価格は落ち着く」との見通し。
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| マグロを扱う総合商社の双日では、「今回の決定で漁獲が減少するのは、地中海周辺諸国で消費される刺し身用に適さない傷みのあるマグロ。日本向けは変わらないとみている」と話す。
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| 小売り段階では価格への影響はまだ不透明の様子。全国のイトーヨーカドーでの販売について、セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は、「販売の主流はメバチやキハダ。トロ価格がどの程度上がるか把握できない」としている。
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| 国内や海外で回転ずしチェーンを展開する「元気寿司」は、「影響を分析する状況にはない。動向に注目したい」と話す。築地場外市場のマグロ中心の回転ずし店「築地 蔵まぐろ」では、「地中海の蓄養マグロは冬場がシーズン。仕入れ値が高くなったらその時点で対策を考えたい」と述べた。
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| 2006/11/27 中国新聞ニュース
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| 「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の年次会合で高級トロが取れるクロマグロの漁獲枠削減が合意されたことで、世界最大の消費国である日本への中長期的な輸入量の減少が避けられない見通しとなった。いけすで太らせる「蓄養」用の若いクロマグロも規制されるため、値上がりにつながりそうだ。
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| 年次会合では、地中海を含む東大西洋クロマグロの総漁獲枠を段階的に削減し、2010年は06年比で約2割減とすることが決まった。
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| 東大西洋で捕れるクロマグロは、日本への供給量の50%以上を占める。市場関係者は「燃油高騰や海外でのマグロ消費増加に、漁獲規制が加わるため3年先、5年先の供給量が減るのは間違いない」と指摘する。
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| マグロ輸入の約15%を扱う双日の林弘二水産担当バイスプレジデントは、当面は輸入量に影響ないとするが「品薄感をあおった便乗値上げが心配だ」と警戒する。
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| 小売価格について、大手スーパーは「来年の価格は値上げ傾向になるのはやむを得ない」。高級すし店などは高値でも調達するとみられる半面、関係者は「割安だった蓄養マグロを使う回転すし店は1皿当たりの価格を高くするしかない。量販店も前ほど脂身のないものを『中トロ』として売るような動きになるかもしれない」と話す。
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| ただ、日本を含む各国政府は、減少傾向のクロマグロの資源保護が必要だと認識している。環境保護団体、WWF・ジャパンの伊沢あらたさんは「消費者は購入を控えることが、資源保護のために唯一できること」と強調した。
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| 2006/11/27 中国新聞ニュース
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| 【ドブロブニク(クロアチア)26日共同=永田正敏】高級トロが取れるクロマグロなどの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の年次会合は二十六日の総会で、地中海を含む東大西洋の来年のクロマグロ漁獲量を、現在の三万二千トンから二万九千五百トンに削減することで合意した。枠は年々削減し二○一○年には二万五千五百トンにする。また、西大西洋の枠も減らす。
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| 大西洋や地中海では、若いクロマグロを捕っていけすで太らせる「蓄養」が一九九○年代から急成長。日本に大量に輸出され、回転ずし店やスーパーなどで売られている。漁獲枠削減で、クロマグロのトロの値上がりにつながりそうだ。
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| 会合は、乱獲で減少が著しい地中海や東大西洋のクロマグロ保護のため、日米や欧州連合(EU)など加盟四十二カ国・地域が○七年以降の漁獲枠を決めるのが最大の議題だった。
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| 各国別の漁獲枠は来年初めに会合を開いて決めるが、日本の漁獲枠も○六年の二千八百三十トンより減らされる見通しだ。会合では禁漁期間の拡大や漁獲を認めるサイズの引き上げなどの資源保護措置でも合意した。
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| 総会で決まった漁獲枠は、これに先立つ主要国の非公式協議の合意より五百トン拡大された。
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| 現在の総漁獲枠は年三万二千トンだが、ICCATの科学委員会は十月、蓄養に回る漁獲が近年急増、どこの国がどれだけ魚を捕り、どこのいけすに運んだのかなどのデータの提供が不十分なため枠を無視した過剰漁獲の温床になっていると指摘。実際の漁獲量は五万トン近くに上り、当面の持続可能な漁獲量は一万五千トンとしていた。
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| 2006年11月20日 中国新聞ニュース
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| 日本が毎年大量に漁獲している中西部太平洋のメバチマグロについて、この海域の資源管理機関、中西部太平洋まぐろ類条約(WCPFC)の科学委員会が、総漁獲量を25%削減するよう勧告していることが20日、分かった。委員会は「現在の漁獲は多すぎ、このままでは資源量の減少が深刻化する」と評価した。
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| 委員会は、この海域のキハダマグロについても漁獲量の10%削減を勧告。クロマグロやミナミマグロなど高級マグロだけでなく、メバチ、キハダといった価格が安く、日本人が大量に食べている「普及品」のマグロでも捕りすぎが続いていることが明らかになった。WCPFCは12月10日からサモアで開く会合で漁獲枠の削減を検討する。
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| メバチマグロは、台湾が漁獲量削減のため、はえ縄漁船の大幅な減船を受け入れたこともあり価格が上昇傾向で、WCPFCの決定次第ではこの傾向がさらに強まりそうだ。
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| 科学委員会によると、2005年の中西部太平洋のメバチマグロの漁獲量は16万3000トン余りで、統計がある1972年以来、最多を記録。97年以来の過剰な漁獲状態に歯止めがかかっておらず、現状の漁獲量が続けば、15年以降に資源状態が急激に悪化する可能性があるとのコンピューターシミュレーション結果が出た。
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| 委員会はキハダマグロについても同様の評価結果に達し「資源を維持するためには現状の漁獲量を10%削減することを勧告する」とした。
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| 水産庁によると、この海域での日本漁船によるメバチマグロの漁獲量は3万トンを超え、世界第1位。近年、刺し身やすしの材料として人気が高まり、消費量が増えている。キハダマグロは刺し身のほか、缶詰材料に使われる。
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| 2006年11月09日 中国新聞ニュース
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| 資源状態が極度に悪化している地中海産のクロマグロを商品として扱わないことを、日本の西友など日欧の業者が明らかにしたと、世界自然保護基金(WWF)が9日、発表した。
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| 地中海マグロなどの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の会合が17日からクロアチアで開かれるのに向けた。
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| WWFに対し西友は「商品調達プロセスでは生態系への影響を最小限に抑える必要がある」として、資源状態が改善されない限り地中海クロマグロを扱わないことを明らかにしたという。
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| また、英国の有名すしレストランチェーンやスペイン・マドリードのレストランも、メニューから地中海マグロを外すことを決めた。
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| ICCAT会合では「資源保護のために漁獲枠を大幅に削減する必要がある」との科学委員会の指摘を受け、日米欧などの加盟国が漁獲枠の削減を協議する。
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| WWFの伊沢あらたさんは「ICCATが大幅な漁獲枠削減に合意できなければ、業者は地中海などのマグロ資源保全のために、販売をやめざるを得なくなるはずだ」と話している。
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| 2006年11月05日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 水産庁は4日、日本の沖合数十キロ・メートルの海底にブロックで作った「人工海底山脈」を築き、アジやサバが群れる豊かな漁場作りに乗り出す方針を明らかにした。
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| 水産資源の国際争奪戦が激しくなりつつあることから、日本の沖合での積極的な資源育成に乗り出す。
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| 人工海底山脈は、セメントと、石炭灰を混ぜたブロックを海底に沈め、高さ40メートル、長さ200メートルほど積み上げて築く。
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| 水深約200メートルのなだらかな大陸棚の外縁部に設置することによって、海底近くにある窒素やリンなどの栄養塩類を、潮の流れで「山脈」伝いに海面近くへと上昇させる仕組みだ。プランクトンが増えて、アジやサバ、カタクチイワシなどの魚類が海面近くで増殖する効果があるという。
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| 水産庁は2007〜11年度の5か年の重点施策として日本沖合での水産資源育成を掲げており、人工海底山脈は柱となる。来年度予算の概算要求で、人工海底山脈の設置を含む漁場整備事業の調査費などとして約10億円盛り込んでいる。
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| 水産庁が1997年に長崎・平戸で実施した沿岸でのブロック設置事業では、「漁獲量が設置前の6倍」(漁港漁場整備部計画課)との結果が出たという。
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| 2006/11/04 The Sankei Shimbun
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| 【ワシントン=渡辺浩生】約40年後には世界中の多くの海産物が絶滅してしまう−。3日発売の米科学誌、サイエンス最新号がこんな研究報告を掲載した。乱獲と環境破壊で、まぐろやカニなど海の幸が食卓に上らなくなる日が来るという。日本人だけでなく、すしや刺し身がブームの欧米人にも衝撃的な警告だ。
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| ダルハウジー大(カナダ)のボリス・ワーム教授が率いるグループが4年間調査。1950年以降の全種の魚類データや、過去1000年の歴史的記録をもとに、海洋生物の多様性の衰えが人の食生活・経済に与える影響を分析した。
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| その結果、「2003年時点で全体の29%の海洋生物で捕獲量の90%が減少した」ことが判明。乱獲と生態系の破壊が主な原因で、現在のペースが続けば48年までにマグロ、カジキなどの海産物からイルカなどのほ乳類まで、あらゆる種が衰退すると予測した。
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| ワーム氏は「われわれの予測を超えた結果にショックを受けた」と語った。種の急減による影響で海が生物を生み出す力のほか、環境汚染や天候変化のショックからの回復力も失われるという。
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| 「50年までに生息する魚類はほとんどいなくなるということだ」とサイエンス誌のアンドリュー・サグデン編集長もロイター通信に指摘。ただし、「行動するに遅すぎることはない」とも付け加えた。
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| 2006/11/01 The Sankei Shimbun
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| 水産庁は1日、今年のサンマが豊漁のため、国が決めた漁獲可能量21万3000トンを超える恐れがあると発表した。資源保護のため、漁業団体を通じ漁獲量を制限するよう漁業者に指導する。指導は2年連続。
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| 同庁によると、国から漁業許可を受けた漁船による10月30日時点の漁獲量は17万6253トンで、可能量の8割を超える。このままのペースで漁獲すれば、今月半ばには可能量を超える見通しだという。
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| 今年のサンマは捕りすぎで値崩れ気味。価格維持のため、これまでも漁業団体が漁獲量を自主規制してきたが、今回の国の指導を受けて一段の漁獲制限に乗り出す。
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| サンマの漁獲は、国以外にも北海道が3万2000トン、岩手県5000トン、それぞれ独自に管理枠を設けて漁船に漁業許可しているが、「現時点ではまだ余裕があるようだ」(水産庁)という。
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| 2006/10/16 中国新聞ニュース
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| 国際的な資源管理機関「みなみまぐろ保存委員会」で、日本のミナミマグロの漁獲枠が2007年以降5年間、半減されることが16日までに決まったことで、じわじわ進んでいる値上がり傾向に拍車がかかる懸念が出ている。中国など海外の需要増や原油高に加え、新たな不安要素が加わった形で、マグロが食卓から遠ざかる恐れもある。
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| マグロの高値傾向は、既に始まっている。漁業情報サービスセンターによれば、2006年の冷凍マグロの月別平均卸売価格は、ほぼすべての月で05年を上回っている。これを受け、小売価格も「昨年と比べて2割程度値上がりしている」(大手スーパー)という。
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| ミナミマグロは高級食材として料亭などに出荷されるケースが多く、国内のマグロ供給量に占める割合は約3%と少ない。このため、農水省は一定の値上がりは避けられないとしながら、マグロ全体の価格に与える「影響は限定的」とみる。
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| しかし、市場関係者は、不足する国産分を補うため輸入品を求める動きが広がれば、輸入物全体の価格へ波及しかねないと指摘。「現在でも例年より高い輸入価格が一層、上がる」と懸念する声も出ている。
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| 中でもミナミマグロと同じ価格帯で高級食材として使われるクロマグロは値上がりしそうだ。国内供給量は約3倍あるが、資源状況は同様に厳しい。国際資源管理機関の11月の年次会合で漁獲枠削減が協議される見通しで、供給量増加は期待できないのが実情だ。 |
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| 2006/10/16 中国新聞ニュース
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| 二○○七年から日本のミナミマグロ(インドマグロ)漁獲割り当て量が○六年のほぼ半分に当たる三千トンに減らされることが十六日発表され、国内の漁業者らからは「これでは廃業しろと言っているようなものだ」と悲痛な声が上がった。
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| 約三十隻のミナミマグロ漁船が所属する静岡県焼津市の焼津漁業協同組合。片山啓太郎常任理事(66)は「原油高にも追い打ちをかけられ死活問題。日本の漁業が駄目になってしまう。国には保護を求めたい」。
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| 三隻が操業する焼津市内の会社の担当者は「水産庁は何もせず、違反操業に目を光らせるだけ。漁業者を追い込むだけの状況が十年以上も続いている」と声を荒らげた。
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| 有数の遠洋マグロ漁船基地、宮城県気仙沼市では○五年以降、水産会社の経営破たんが相次いだ。漁獲不振などに加え、燃料費の高騰が経営を直撃したからだ。
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| 宮城県北部鰹鮪漁業組合の勝倉敏夫組合長(65)は「えらいことになった。なぜ日本だけが大幅に減らされるのか」とため息。「資源管理の面でいえば、自国で食べずに日本に輸出だけする国の枠をもっと減らすべきだ」と憤りを隠せない。
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| ある水産会社の社員は「本当に決まったのですか」と絶句。宮城県漁業振興課は「高級魚のミナミマグロを追っている船は多い。ただでさえ苦しい宮城県のマグロ漁業に多大な影響を与える可能性があり、今後の動きを注視したい」と話した。
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| 2006/10/15 The Sankei Shimbun
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| すしや刺し身に欠かせないクロマグロ(本マグロ)を地上の水槽で養殖する実験に東海大と静岡県の民間企業が取り組み、地下塩水を使うことで、ネックとなっている水温管理のコストを抑えることに成功した。より安いエサで育てることが当面の課題だが、富裕層が台頭する中国や欧米での消費の高まりに加え、乱獲による個体数の減少で天然のクロマグロの価格は高騰の兆しをみせており、実用化すれば安価で安定的なマグロの供給が可能になると期待されている。(今泉有美子)
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| 実験を行っているのは東海大学海洋学部の秋山信彦教授(水産増殖学)とシステム開発会社「WHA」(静岡県焼津市)。9月上旬から、海洋学部のある静岡市清水区で地下約50メートルから地下塩水をくみ上げ、直径5メートルの円形水槽4つでクロマグロの幼魚約100匹を飼育している。
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| 従来の海での養殖では、エサなどが海底にたまり環境を悪化させるといった問題があった。一方、地上での養殖は、クロマグロの生育に最適といわれる水温21℃前後を保つのに膨大な燃料費がかかるのがネックとなっていたが、秋山教授は水温が一年を通じてほぼ一定の地下塩水に着目。「燃料費の問題をクリアできるだけでなく、地中で濾過(ろか)される地下塩水は無菌状態のため、抗生剤など高額な薬代も必要なくなった」(秋山教授)という。排水は濾過して海に戻すため、環境上の問題もほとんどないという。
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| クロマグロは1年間で約60センチ成長し、1年半〜2年でマグロとしてのうまみが出る1メートル(30〜40キロ)ほどに育つが、運動量が多いため1キロ増えるのに22キロのエサが必要。マグロがエサとしているイワシなどに代わり、大豆など安価なエサで育てる技術が地上養殖の課題として残されている。
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| クロマグロは、中国をはじめとする海外での消費量増加に加え、原油高にともなう燃料費の高騰で「今年に入って取引価格が1、2割増した」(東京・築地の大手卸業者)。さらに魚の大きさを問わずに捕獲する巻き網漁による乱獲で、脂の乗った大型クロマグロの取引量が減少。この卸業者は「中国の富裕層の数は日本人と同じぐらいになったと聞く。このままでは、良質のクロマグロは中国に全部競り落とされてしまうかもしれない」と不安を口にする。
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| 「実用化まで少なくとも3年かかる」という秋山教授だが、「陸上での養殖が成功すれば、天候や原油高に左右されず、良質のクロマグロが安定して供給できる。価格の急激な高騰もなくなる」と話す。今後は、より大きな水槽での養殖実験と並行して、地下塩水を取水できる地域の企業や自治体と連携しながら実用化の道を探る。すでに企業からの引き合いもあるという。
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| 2006/10/14 中国新聞ニュース
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| 最高級トロの材料として日本で大量に消費される東部大西洋と地中海のクロマグロの資源量が急激に減少、資源維持のためには現在の漁獲枠を半分以下にするべきだとの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の科学委員会の報告書案が十四日、明らかになった。十一月にクロアチアで開くICCATの特別会合に提出される。
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| 科学委は資源回復のため禁漁期を拡大することなども勧告しており、今後、漁獲枠の大幅削減は避けられない情勢。国内のトロの価格にも影響が出る可能性もある。
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| 報告書案によると、東部大西洋と地中海のクロマグロの産卵能力のある親魚の数は、漁業が本格化する前のわずか6%にまで減少するなど資源状態の悪化が深刻。
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| 年間三万二千トンという現在の漁獲レベルが続けば「資源が崩壊する可能性が高い」とし「漁獲量を今後数年間一万五千トンにまで減らす必要がある」と勧告した。
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| 報告書案は、漁獲枠の早急な削減に加え、漁獲可能な魚のサイズを引き上げ、地中海での禁漁期間を現在の一カ月から三カ月に拡大するという措置が「資源回復のための唯一の措置だ」と厳しい調子で資源保護対策の強化を求めた。
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| 公式な漁獲量は二〇〇三年が三万二千五百七十九トン、〇四年が三万二千五百六十七トンでほぼ枠を守っている。だが、報告書案は「この規制が守られておらず、実際の漁獲量は五万トンにもなると推定される」と、違法な漁獲が横行していることに言及。「実際の漁獲量は資源維持上適当なレベルの三倍を超える」と指摘した。
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| クロマグロは体長三メートル超にもなる最大のマグロで、日本で高級トロとして高価で取引されるため各国が漁獲している。
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| 2006年07月25日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 日本向けトロにも影響?
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| 日本市場向けに急成長した地中海地方のクロマグロ養殖が、世界自然保護基金(WWF)が今月発表した報告で、マグロ資源乱獲を引き起こしている元凶としてやり玉に挙げられた。
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| 養殖をドル箱にするクロアチアでは、動揺が広がる。 (クロアチア・スプリトで 石黒穣、写真も)
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| 大手「ドルベニクツナ」の養殖場はクロアチア第2の都市スプリト近くの静かな海にある。島々に囲まれた紺碧(こんぺき)のアドリア海に、直径50メートル程の巨大ないけすが並ぶさまは壮観だ。
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| 「外海を曳航(えいこう)中のいけすがこれから続々と着く。冬の出荷シーズンまで息を抜けないよ」と、現場監督のゴラン・ブルスチロさん(39)は言う。
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| 最高級のトロが取れるクロマグロ養殖は、1996年にクロアチアで始まり、スペイン、イタリアやトルコに広がった。クロアチア産養殖マグロは地中海産全体の約2割。対日輸出は昨年2500トン(3600万ドル)で、同国の対日輸出総額の3分の2を占めた。
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| 養殖では、6〜7月に産卵のため群がるリビア沖などで10キロから200キロ以上の成魚を巻き網で生け捕りにし、いけすに移して沿岸部に曳航、数か月から2年かけて太らせる。日本人好みの脂ののった肉質になるよう、餌のイワシ、サバやイカの混合も工夫する。
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| ドルベニクツナの経営者ムラデン・ミラコビッチさん(51)は、「マグロは以前、缶詰工場に直行したが、養殖で付加価値が高まった。雇用も増え、漁村の暮らしは一変した」と言う。それだけにWWFの報告には、「養殖のせいで資源が減っているなんてありえない」と語気を強めた。
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| 報告は、地中海のクロマグロが違法乱獲の結果、絶滅の危機にひんしているとした上、「養殖向けの過剰な需要」を原因に挙げ、養殖事業の大幅縮小を求めた。
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| 大西洋・地中海を回遊するクロマグロの資源管理は政府間の大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)が担う。クロマグロの年間漁獲枠は現在3万2000トン。
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| 民間団体WWFの勧告に法的拘束力はないが、今年のICCAT年次会合(11月にクロアチアで開催)が向こう4年間の漁獲枠を決める際に、一定の影響力を持つのは間違いない。
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| 現行の漁獲枠自体が、ICCATの科学部会が示した持続可能な漁獲上限を2割余も上回って設定された。WWFは、違法操業の横行で、実際の漁獲はこの漁獲枠よりさらに5割も多いと指摘する。
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| WWFのセルジ・トゥデラ氏は〈1〉漁獲削減計画の策定〈2〉漁獲量の報告体制を作り、不正漁獲を監視――を提案した上、「消費国の日本は、由来のあいまいな魚を買わない仕組みを作るべきだ」と注文をつける。
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| クロアチア農林水産省のイバン・カタビッチ次官は「WWFの主張は不正確」とするものの、漁獲管理体制強化の必要性は認めている。関係者の間でも、「養殖規模の1割程度の削減は避けられないのでは」との見方があり、日本人にとっては、トロが遠い存在になる気配も漂っている。
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| 2006/07/03 The Sankei Shimbun
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| ≪台湾漁獲制限で供給減≫
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| メバチマグロなど刺し身用のマグロの供給量が減少し、価格が上がっている。水産庁遠洋課は台湾のマグロ漁船の減船と、原油高に伴う国内のマグロはえ縄漁船の操業停止が要因と分析。今後も安値となる材料は見つからず「もうスーパーの特売の目玉となることはないだろう」と漁業関係者は話している。
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| 水産庁のマグロの需給見通しによると、輸入を含めた供給量は前年比11−20%の「減少」。卸売価格は前年に比べて11−20%上昇する「強含み」になると予想。「高値水準」が続いている。
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| メバチの一大供給地の台湾は、乱獲の批判もあり「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)の指示に従い、今年から大幅な漁獲制限を実施。メバチ漁獲枠は17年に1万4900トン(98隻)から、18年は4600トン(15隻)に制限された。
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| 一方で、輸入品に押され、日本の遠洋マグロはえ縄漁船は、17年8月現在で491隻。前年に比べ14隻減少した。さらに昨年から燃料のA重油の高騰が追い打ちをかけ、経営に行き詰まり操業停止した漁船は、ここ1年で70−80隻になるという。
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| 「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」の佐藤安男常務理事は「輸入品の増加で生産者価格が下がり、国内の漁業者も、資材費を削ったり、外国人の導入などでコストを半分にまで落とす努力を続けてきたが、もう限界」と話している。
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| 一方、小売り段階では危機感が急速に高まってきている。スーパーなどでの小売価格は現在のところ、まだ大幅には上がっていないが、今春あたりから納品されるマグロの質が悪くなっているという。
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| 東京都内の約1000店の鮮魚店が加盟する東京魚商業協同組合の能城孝事務局長は「ここ数カ月、同じ値段でも入ってくる物が悪くなった。築地市場の仲卸業者さんも危機感を持っているようだ」という。
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| このため、各小売店では、刺し身を小さめのパックで販売したり、他の魚と一緒に工夫して盛るなどノウハウを駆使して販売するなどの対策をとっている。
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| マグロは約3年半の間、マイナス60度で冷凍保存が可能。「これまでにも、品薄の危機感をあおって商社などによるマグロの買い占めが横行、高値続きの末、漁獲量が増えていないのに賞味期限切れ直前に安値となることがあった。関係者は冷静に対処してほしい」と水産庁遠洋課では買い占めによる価格高騰を懸念している。
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| 2006/06/27 The Sankei Shimbun
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| 世界で最も生活費が高い都市として3年連続1位だった東京が3位に後退、前年4位のモスクワが首位、同5位のソウルが2位に浮上した。米経営コンサルタント会社マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが26日発表した今年の世界主要都市ランキングで分かった。
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| ランキングは世界144都市の住宅費や交通費、食費など200以上の項目を調べ、ニューヨークを基準の100として指数化した。
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| 03年から05年まで1位だった東京は06年は119.1で、不動産価格が上昇したモスクワ(123.9)と、ソウル(121.7)を下回った。前年2位の大阪は108.3で6位。
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| また香港が4位となったほか、人民元の対ドル相場上昇の影響で北京が14位(前年19位)、上海が20位(同30位)になった。
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| 調査都市中、生活費が最も安いのは南米パラグアイの首都アスンシオン(指数43.5)で、モスクワのほぼ3分の1。(共同)
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| 2006/06/03 The Sankei Shimbun
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| 大西洋のクロマグロなど16種類のマグロ資源のうち5種類で、サメ類は20種中11種で、現在の漁獲量が多すぎる状態にあり、タラなど一部は枯渇状態にあるとする回遊性の魚に関する資源評価報告書案を国連食糧農業機関(FAO)が、3日までにまとめた。
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| 各国の排他的経済水域をまたいで、広範囲を泳ぎ回る「高度回遊性魚種」と呼ばれる漁業資源約200種に関する初の総合的な資源評価で、FAOは漁獲量削減や国際協力による資源管理の徹底などの対策強化を求めた。
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| FAOによると、高度回遊性のサメ類の中でデータがそろっている20種類のうち、ウバザメや日本も漁獲しているオナガザメの仲間など11種で過剰な漁獲が続いている。
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| マグロの中で、現在の漁獲量が資源の維持に適切なレベルを超えているとされたのは、データがそろっている16種類のうち、東部大西洋・地中海のクロマグロ、西部大西洋のクロマグロ、ミナミマグロなど5種類。ミナミマグロと西部大西洋のクロマグロは資源状態が非常に悪く「枯渇状態」にあるとされた。
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| またFAOは、マグロ類やサメ類以外でも、タイセイヨウサバやメロ(銀ムツ)など66%の魚種で漁獲量が多すぎ、大西洋のタラなどが枯渇状態にあると評価した。
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| 報告書案でFAOは「すべての国が参入できる公海漁業では、漁獲能力が資源維持に適したレベルを超えやすい」と指摘。漁獲量の削減や高度回遊性魚種の資源管理を行う国際機関の権限強化などの対策を取ることを勧告している。
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| 2006年05月30日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 水産庁は30日、4〜6月期のマグロの需給見通しを発表した。
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| マグロ漁が不漁のため、今年1〜3月期に比べてマグロの供給量(国内生産量と輸入量の合算)は3〜10%減少し、卸売り価格は3〜10%上昇する見通しだ。
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| 水産庁は「不漁で価格が上昇するのはよくあることで、気候変動の影響が出たとはいえない」としている。
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| 今年1〜3月期も不漁で、マグロの生産量は3万6045トンと前年同期比14%減、輸入量は5万4897トンで同16%減。マグロ類(冷凍)の卸売り価格は1キロ当たり1051円で、前年同期比3%上昇した。
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| 国内需要の低迷から、マグロ供給量は1998年の50万7000トンをピークに年々減り続け、2005年には45万8000トンまで落ち込み、価格も低下傾向が続いていた。
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| 2005/08/12 The Sankei Shimbun
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| 魚介類に微量に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を与える恐れがあるとして、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会(部会長・熊谷進東京大教授)は12日、妊婦が食べてもよい量の目安を16種でまとめた。1回約80グラム(刺し身1人前または切り身1切れ)として、マグロは種類により週に1―2回まで、キンメダイは1回までなど。
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| 厚労省は「乳幼児も含む一般の人では、悪影響が心配される状況ではない。魚介類は一般に健康に有益なのでバランス良く摂取を」としている。
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| 同省は2003年6月に同様の注意を呼び掛けたが、国際専門家会議が水銀の耐容摂取量を引き下げたため見直し、マグロも対象に加えた。
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| 週2回(1週間当たり160グラム程度)までとしたのはキダイ、クロムツ、ミナミマグロ(インドマグロ)など7種類。週1回(同80グラム程度)まではキンメダイ、メカジキ、クロマグロ(ホンマグロ)など7種類。イルカ類2種は2週間―2カ月に1回(同40―10グラム程度)までとした。
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| 食べ過ぎた場合は翌週の量を減らし、2種類以上を食べるときはそれぞれの量を抑えるなどの工夫を求めた。
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| 一方、キハダマグロ、ビンナガ(ビンチョウマグロ)、メジマグロ、ツナ缶は「通常の摂食で差し支えない」とした。
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| 自然界のメチル水銀は、魚介類に蓄積され人の体内に取り込まれると、大人には問題ない量でも胎児に悪影響を与えることがある。しかし同省は「胎児への影響は、例えば音への反応が1000分の1秒以下のレベルで遅れるようになるようなもので、将来の社会生活に支障があるような重篤なものではない」としている。
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| 限度量は、魚介類に含まれる平均メチル水銀量と、内閣府食品安全委員会がリスク評価して示した妊婦の耐容摂取量(1週間に体重1キロ当たり2マイクログラム=マイクロは100万分の1)から定めた。(共同)
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| ◇
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| 薬事・食品衛生審議会の専門部会がまとめた「妊婦が注意すべき魚介類の種類と摂取量の目安」は次の通り。1回約80グラム食べるとした場合の頻度で、カッコ内は1週間当たりの重量。
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| ▽2カ月に1回(10グラム程度)まで バンドウイルカ
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| ▽2週間に1回(40グラム程度)まで コビレゴンドウ
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| ▽週に1回(80グラム程度)まで キンメダイ、メカジキ、クロマグロ(ホンマグロ)、メバチ(メバチマグロ)、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
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| ▽週に2回(160グラム程度)まで キダイ、クロムツ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ(筋肉)、イシイルカ
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| ▽通常の摂食で差し支えない キハダマグロ、ビンナガ(ビンチョウマグロ)、メジマグロ、ツナ缶(共同)
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| <メチル水銀> 有機水銀の一つ。天然に存在する無機水銀が微生物の働きでメチル水銀に変化し、食物連鎖を通じて魚介類に取り込まれる。食物連鎖の上位にある大型魚や深海魚は、比較的多く含有。体内に大量に入ると、中枢神経に障害などを起こす恐れがある。水俣病の原因物質でもあるが、今回の胎児への影響評価の対象は、水俣病のような重い健康被害につながるレベルの汚染とは違う。(共同)
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| 2005/03/07 The Sankei Shimbun
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| 最高級トロの材料として日本が大量に漁獲、輸入している太平洋のクロマグロの資源量が減り続けていることを理由に、国際的な専門委員会が「現在以上に漁獲量を増やすべきではない」との勧告をまとめていたことが7日分かった。
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| メキシコが日本向けに若いマグロを育てて売る「蓄養マグロ」のため太平洋クロマグロの漁獲を大幅に拡大。日本も蓄養のため稚魚の漁獲を増やしているとされるが、正確な漁獲データはほとんどないのが実情だ。今後、漁獲規制や資源管理の強化を求める声が強まれば、日本の食卓にも影響が出そうだ。
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| 勧告をまとめたのは、資源管理のため日本など各国の専門家でつくる「北太平洋マグロ類暫定科学委員会」(ISC)の作業部会。
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| 同部会はまず太平洋のクロマグロ資源の現状について「漁業によって死ぬ数は資源を維持できる水準を超えている。特に若い魚の状況は、持続可能な漁業にとって懸念材料だ」と指摘した。
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| その上、こうした状況が続けば、1995年以降減っている産卵可能な親魚がさらに少なくなるとして「どんな操業方式であっても、少なくとも漁獲量を増やすべきではない」と勧告した。
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| 日本の水産庁によると、メキシコの漁獲量は2003年の3200トンから、04年には9000トン近くに急増する見通し。大部分は日本市場向けの蓄養に使われる。
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| 日本の漁獲量も03年の8600トンが、04年には1万トンに達するとみられる。このためすべての国による総漁獲量も1万6000トンから2万トン以上に増えると推定される。
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| ここ数年、メキシコなどから大量の蓄養マグロが日本に輸出され、マグロの価格は低下傾向にある。
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| <蓄養マグロ> 若いうちに捕まえ、いけすの中で餌を与えて大きくしたマグロ。卵から成魚に育てる完全養殖が難しいために普及した。市場では養殖マグロと呼ばれることが多い。トロの多いマグロが安く生産できる半面、施設が周辺の海を汚すほか、どれだけの若い魚を漁獲したのか分からないなど、資源保護上の問題が指摘されている。(共同)
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