TOPIC No.2-14 原油/石油/ガソリンの価格動向


Index
a-1. 1999年04月-2000年03月価格動向
a-2. 2000年03-08月価格動向
a-3. 2000年09月-2002年度価格動向
a-4. 2003年度価格動向
a-5. 2004年度価格動向
a-6. 2005年度価格動向
a-7. 2006年度価格動向
a-8. 2007年度価格動向
a-9. 2008年度価格動向
b. アラビア石油
c. 油田開発
c-1. サハリン沖油田開発
c-2. イラン/アザデガン油田開発
d. 天然ガスハイドレート(NGH)

00. ガソリン価格比較
01. 原油価格動向 YAHOO!ニュース
02. NY原油チャート
03. NY原油
04. 原油参考現物価格 -ドバイ・オマーン平均価格- by東京工業品取引所
05. WTI・ドバイ・オマーン・中東原油SP価格 OPEC他代表油種価格推移表 by国分信一
06. ガソリン価格動向 YAHOO!ニュース
07. 石油輸出国機構(OPEC) YAHOO!ニュース
08. 中東情勢 YAHOO!ニュース
09. 石油情報センター価格動向
10. 全国ガソリン価格調査 by Aiharaのホームページ
11. 先物:銘柄基本情報「ガソリン」 
12. エネルギー資源(原子力を除く)by広島大学附属図書館
13. 石油の話から (2007/03/01) byコンクリートのぼやき
14. 原油価格はなぜ上がる?(2006年02月28日)by All About
15. 原油レポ−ト by Klug
16. 東京原油
17. 原油の変動要因について by商品先物取引
18. 原油輸入価格が米先物に連動する理由 (2007/11/14) by世界同時バブル崩壊でも生き残る方法
19. 原油高騰のからくり 0.5%の石油が原油の価格を決める!? YouTube
20. 1バレル=100ドルになった理由/原油問題C/0096号(2008年03月03日)byINTEC Japan/FORUM
21. 原油が、仮に1バレル200ドルに到達した場合。もしそうなったら、その価格が消費者のもとに反映される頃には、レギュラーガソリンの価格はどの程度になるのでしょうか? by Hatena
22. 新エネルギー byフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TOPIC No.2-14a-10 2009年度価格動向


NY原油2年3カ月ぶり高値 92ドル台に

2011年01月03日23時19分 中国新聞ニュ−ス

 【ニューヨーク共同】年明け3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は早朝の時間外取引で続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)2月渡しが一時1バレル=92・30ドルをつけ、2008年10月上旬以来、2年3カ月ぶりの高値を更新した。

 米国の景気回復が今年も続いて、原油需要が増えるとの見方が強まり、買いが優勢となった。


NY原油、反落 月間では12ドル超値下がり

2010.05.29 MSN産経新聞

 28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は3日ぶりに反落し、指標となる米国産標準油種(WTI)7月渡しは前日比0・58ドル安の1バレル=73・97ドルで取引を終えた。4月末からは計12・18ドル下げた。

 4月の米個人消費が市場予想を下回ったことや欧州系格付け会社によるスペイン国債の格下げを受け、リスクの高い投資に対する警戒感が広がって売りが優勢となった。(共同)

NY原油、大幅続落 8カ月ぶりの安値水準

2010.05.21 MSN産経新聞

 20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅反落し、指標となる米国産標準油種(WTI)6月渡しは、前日比1・86ドル安の1バレル=68・01ドルで取引を終えた。終値として2009年9月下旬以来、ほぼ8カ月ぶりの安値水準だった。

 一時は1バレル=64・24ドルまで下落し、取引時間中として09年7月以来の安値水準となった。

 欧州経済の先行きに対する懸念に加え、米経済の成長ペースが鈍化してエネルギー需要が低下するとの見方から売りが優勢となった。取引終了後、中心限月は6月渡しから7月渡しに交代。7月渡しは前日比1・68ドル安の70・80ドルだった。

 金先物相場は続落し、取引の中心となる6月渡しが前日比4・50ドル安の1オンス=1188・60ドルで取引を終えた。手掛かり難の中で小動きだった。(共同)

NY原油、5カ月ぶり安値 5日続落で70ドル付近

2010.05.18 MSN産経新聞

 週明け17日の米ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は5営業日続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)6月渡しは前週末比1・53ドル安の1バレル=70・08ドルで取引を終了した。2009年12月中旬以来、約5カ月ぶりの安値水準となった。

 今月に入ってからの11営業日のうち、9日が値下がりとなった。前月末比では16ドル超も下落した。

 世界景気の回復が遅れエネルギー需要が伸び悩むとの見方が広がったことから売り注文が先行した。一時は1バレル=70ドルを割り込んだ。(共同)

NY原油、一時85・22ドル 1年半ぶりの高値に

2010.04.02 MSN産経新聞

 1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は4営業日続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しは一時、2008年10月以来、ほぼ1年半ぶりの高値水準となる1バレル=85・22ドルまで値上がりした。

 終値は前日比1・11ドル高の1バレル=84・87ドル。

 世界的に景気回復基調が強まり、エネルギー需要が伸びるとの思惑から買い注文が集まった。(共同)

ガソリン130円を突破 原油高で1年4カ月ぶり

2010/03/17 中国新聞ニュ−ス

 石油情報センターは17日、レギュラーガソリンの15日現在の全国平均小売価格が前週(8日)より1円30銭高の1リットル当たり130円40銭だった、と発表した。2週連続の上昇で、130円を超えたのは2008年11月以来1年4カ月ぶり。

 原油価格が高水準で推移する中、石油元売り各社が卸価格を引き上げ、給油所でも値上げの動きが一段と広がった。

 44都道府県で平均価格が上昇し、このうち8都県が2円以上高くなった。最も上がったのは群馬と埼玉で3円高。次いで神奈川が2円90銭高、富山が2円50銭高と続いた。島根と高知は前週と変わらず、下落したのは10銭安の岡山だけだった。

 一方、ハイオクは1円20銭高の141円10銭、軽油は90銭高の109円80銭だった。

 今後の価格動向について石油情報センターは「ガソリン需要は依然低迷しており、一本調子の上昇は考えにくく小幅な動きが続く」とみている。

NY原油、続伸 約2カ月ぶりの高値

2010.03.09 MSN産経新聞

 週明け8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)4月渡しは前週末比0・37ドル高の1バレル=81・87ドルで取引を終えた。終値で1月中旬以来の高値となった。

 米経済の先行きに対する楽観的な見方を背景に、エネルギー需要が堅調に推移するとの観測から買いが優勢となった。(共同)

NY原油続伸 金先物は1月中旬以来の高値

2010.03.04 MSN産経新聞

 3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)4月渡しは前日比1・19ドル高の1バレル=80・87ドルで取引を終えた。終値で1月11日以来の高値水準となった。

 外国為替市場でドル安傾向が強まり、米国外の市場参加者にとって割安感が強まったため買い注文が活発化。一時、1バレル=81ドル台をつけた。

 同取引所の金先物相場も続伸し、取引の中心となる4月渡しが前日比5・90ドル高の1オンス=1143・30ドルで取引を終了、終値としては1月11日以来の高値水準となった。(共同)

NY原油続伸、80ドル台 1月中旬以来の高値

2010.02.23 MSN産経新聞

 週明け22日の米ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は5営業日続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)3月渡しは、前週末比0・35ドル高の1バレル=80・16ドルで取引を終えた。終値として1月12日以来の高値水準となった。

 産油国イランの核開発計画に対して、国際社会の懸念が強まっていることなどを背景に買いが優勢となった。

 3月渡しの取引は同日で終了。同日夕から取引の中心となる4月渡しは、前週末比0・25ドル高の1バレル=80・31ドルで取引を終えた。    (共同)


NY原油が一時77ドル台 大幅続伸で半月ぶり高値

2009.12.24 MSN産経新聞

 23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)2月渡しが一時、約半月ぶりの高値水準となる1バレル=77・00ドルまで上昇した。終値は前日比2・27ドル高の76・67ドル。

 米景気回復によるエネルギー需要の増加への期待感に加え、同日発表された原油とガソリンの米在庫が市場予想を上回って減少したことから、需給バランスが悪化するとの思惑が広がり、積極的に買われた。

 同取引所の金先物相場は、ドルが主要通貨に対して売られたことから3営業日ぶりに反発し、取引の中心となる2月渡しは7・30ドル高の1オンス=1094・00ドルで取引を終えた。(共同)

NY原油70ドル台、2カ月ぶり安値

2009.12.10 MSN産経新聞

 9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は6営業日続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しは前日比1・95ドル安の1バレル=70・67ドルで取引を終えた。6日間の下落幅は7・70ドルに達し、終値として10月上旬以来約2カ月ぶりの安値水準となった。

 9日発表となった統計でガソリン在庫が増加したこと受けて、先行きの需給が緩むとの見方が広がり、売りが広がった。世界経済の回復ペースが鈍化、エネルギー需要が低迷するとの観測も浮上。

 外国為替市場で取引時間中、ドルがユーロに対し強含んで推移したことも相場の重しとなった。

 同取引所の金先物相場は4営業日続落し、取引の中心となる2月渡しが前日比22・50ドル安の1オンス=1120・90ドルで取引を終了。終値としては11月13日以来、ほぼ1カ月ぶりの安値水準となった。ドル高傾向が続いていることを嫌気した売りが膨らみ、一時1オンス=1117ドルちょうどまで下げた。(共同)

NY原油、3日続伸 8月物は63.56ドルで終了

2009年07月19日 NIKKEI NeT

【NQNニューヨーク=海老原真弓】17日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比1.54ドル高の1バレル63.56ドルで終えた。一時63.99ドルと、7日以来の高値を付けた。米住宅指標が改善しつつあることや主要企業の四半期決算が市場予想を上回ったことなどを受け買いが入った。

 朝方発表の6月の米住宅着工件数が市場予想を大きく上回ったことを受け、住宅市場の底入れや景気回復の思惑が広がった。景気の改善に伴い原油の需要が増加するとの見方が出て、買いが優勢となった。

 この日発表になった米銀大手バンク・オブ・アメリカなど、四半期の決算が市場予想を上回る企業が相次いだことから、企業業績に対する不透明感がやや和らいだ。米国株式相場が上昇基調にあり、投資家がリスク許容度を引き上げることで原油相場へ買いが入るとの見方も相場を押し上げた。

NY原油反発、60ドル台

2009/07/14 時事ドットコム

 【ニューヨーク14日時事】14日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、欧州株やアジア株の上伸などを材料に反発し、1バレル=60ドル台を回復した。午前9時45分現在、米国産標準油種WTIの中心限月8月物は、前日終値比0.89ドル高の60.58ドルで推移している。

NY原油、続落=1カ月半ぶり60ドル台

2009/07/09 時事ドットコム

 【ニューヨーク8日時事】8日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)が長期の原油需要見通しを下方修正したことや、米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計でガソリン在庫が大幅な積み増しとなったことを嫌気して大幅に下落。米国産標準油種WTIの中心限月8月物は午前11時25分現在、前日終値比1.97ドル安の1バレル=60.96ドルで推移している。取引途中で60ドル台をつけたのは、約1カ月半ぶり。

NY原油:急伸、一時70ドル台 7カ月ぶり

2009年06月05日 毎日新聞
 

 【ワシントン斉藤信宏】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、米雇用情勢の改善を示す指標の発表で、景気底打ちへの期待が一段と強まったことなどを受けて急伸。指標である米国産標準油種(WTI)の7月渡しは、取引開始前の時間外取引で一時、前日終値比1.51ドル高の1バレル=70.32ドルと、昨年11月5日以来、7カ月ぶりに70ドル台をつけた。

 5月の米雇用統計で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が市場予想を大幅に上回る改善ぶりを示したことで、米景気の先行きへの懸念が後退し、エネルギー需要増大への期待が高まった。

 原油価格は今年2月に33ドル台をつけた後、上昇に転じており、約4カ月で2倍超の上昇となっている。

ガソリン平均120円に 半年ぶりの水準に上昇

2009/06/03 中国新聞ニュ−ス

 石油情報センターは3日、レギュラーガソリンの1日現在の全国平均小売価格が、前週と比べ1リットル当たり1円高の120円になったと発表した。石油元売り会社が卸価格を引き上げたため。値上がりは9週連続で、昨年12月1日以来、半年ぶりに120円台を付けた。

 世界景気の回復期待などを背景に原油相場は堅調に推移しており、ガソリン価格も今後じわじわと値上がりする可能性がある。

 46都道府県で平均価格が上昇し、22都県の平均価格が120円台となった。高かったのは長崎県の126円、鹿児島県の124円、青森県の122円70銭など。最も安い茨城県は116円30銭だった。

 値上がり額が大きかったのは神奈川県の3円60銭、滋賀県の2円50銭、奈良県の2円40銭など。高知県だけは値下がりした。また、ハイオクは1円高の130円80銭、軽油は20銭高の101円20銭だった。

 最近の原油相場は、国際的な指標となる米国産標準油種(WTI)が1バレル=60ドル台と高めの水準で推移している。

NY原油、6カ月半ぶり高値

2009/05/30 時事ドットコム

 【ニューヨーク29日時事】週末29日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、堅調な経済指標を背景に景気先行き懸念が後退し、5営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の終値は前日比1.23ドル高の1バレル=66.31ドルとなり、中心限月としては昨年11月以来、約6カ月半ぶりの高値となった。

追加減産見送りの公算=OPEC、28日に臨時総会

2009/05/23 時事ドットコム

 【ロンドン23日時事】石油輸出国機構(OPEC)は28日、ウィーンで、当面の生産方針を話し合う臨時総会を開く。原油先物相場が1バレル=60ドルを回復する中、追加減産は見送られるとの公算が強まっている。

 英メディアによると、OPEC加盟国の多くは、油田開発などへの投資資金を確保するため、70ドル程度の原油価格が必要との認識で一致。60ドル前後の現在の相場水準には必ずしも満足しておらず、「在庫が積み上がっており、減産が必要」(イラン)との声も一部にある。

 ただ、戻り歩調の原油相場を背景に、加盟国の財政状況は好転しており、様子見ムードも広がっている。また、原油高は世界経済の押し下げ要因となるだけに、「消費国側との摩擦は避けたいとの思いもある」(外交筋)ようだ。

NY原油、反発 7月物は61.67ドルで終了

2009/05/23 NIKKEI NeT

【NQNニューヨーク=海老原真弓】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.62ドル高の1バレル61.67ドルで終えた。ドル安や底堅い米国株式相場を受け、買いが優勢だった。

 外国為替市場でドルが対ユーロなどで軟調に推移したことから、ドル建てで取引される原油先物の割安感が強まり、買いが入った。原油先物の取引時間中は米株相場が前日比プラス圏で推移する場面が多く、投資家のリスク許容度が回復するとの見方が出たことも買いを促した。

 25日のメモリアルデーの祝日を含む三連休を控え、市場ではドライブシーズン入りによるガソリン相場の動向が注目されている。ガソリン相場が反発したことが原油の買いにつながったとの見方もあった。この日の高値は61.98ドル、安値は60.50ドル。

 ガソリンは3営業日ぶりに反発、ヒーティングオイルは反発した。

米ガソリン相場 上昇終息? 始まる需要期 小売り現行水準

2009/05/22 Fuji Sankei Businnes-i

米デラウエア州内のガソリンスタンド。米国では今週末から行楽シーズンが始まりガソリン需要が増加する(ブルームバーグ)

 春季としては過去約10年で最大の上昇率を示した米国のガソリン相場の上昇が終息する可能性が出てきた。例年以上に需給が軟化するためだ。

 ブルームバーグ・ニュースがアナリスト5人を対象に実施した調査によると、ガソリン先物の今夏の相場平均は1ガロン(約3.78リットル)当たり1.40ドル(約132円)と予想されている。世界的なリセッション(景気後退)の影響で石油需要が1981年以降で最大の落ち込みを示す一方、米国の輸入は増加しており、石油精製会社は増産に向け製油所の定期修理を終了しつつある。

 NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)では、ガソリン相場が26日までに1.40ドルを割り込むと見込むプット・オプションの建玉(未決済残高)がここ1カ月間でほぼ10倍に増加した。相場下落により、米国の2大石油精製会社であるバレロ・エナジーとコノコフィリップスの利益が打撃を受ける可能性がある。

 燃料卸売会社トルーマン・アーノルド(テキサス州)のトレーディングディレクター、トム・ナイト氏は「春季のガソリンの上昇相場は最終段階に入っている。製油所が定期修理を終えれば、今後も稼働率が少しずつ上昇し生産も増加するだろう」との見方を示す。

 ガソリン相場は昨年12月24日に付けた安値から112%上昇している。過去10年間の春季の平均上昇率は80%だった。ガソリンの年初来上昇率は取引所で取引される主要商品のうち最大。原油相場が26%上げたことや、バレロや仏トタルの製油所の操業停止も上昇要因となった。

 ただ、ガソリンの上昇相場が終わっても値下がりまでは行かず、消費者への恩恵はほとんど期待できない。米エネルギー省は、今夏のガソリン小売価格が1ガロン当たり2.21ドルとなり、現行水準とほとんど変わらないとの見通しを示している。

 米国ではこれからが休暇シーズン。ガソリン需要がピークに達し、自動車による旅行が増加し始める時期だ。23日に始まるメモリアルデー(戦没者記念日)の週末が例年、夏季ドライブシーズンの始まりを告げる。

 全米自動車協会(AAA)の12日の発表によると自動車による旅行は1.5%増との見込みで、27%の伸びを示した2005年以来の増加が予想されている。

 AAAのロバート・ダーベルネットCEO(最高経営責任者)は「わずかな増加が見込まれている。ガソリン価格の下落に加え、休暇を控えた消費者がストレスをため込んでいることが他の懸念材料を払拭(ふっしょく)することになるだろう」との見方を示した。(Barbara Powell、Aaron Clark)

ガソリン118円 7週連続で値上がり

2009.05.20  MSN産経新聞

 石油情報センターは20日、レギュラーガソリンの18日現在の全国平均小売価格が、前週と比べ1リットル当たり90銭高の118円になったと発表した。堅調な原油相場を背景に、7週連続で値上がりした。42都道府県で平均価格が上昇した。値上がり額が大きかったのは青森県の3円20銭、福井県の2円40銭、愛知、滋賀両県の1円90銭など。和歌山、長崎、鹿児島など9県は平均価格が120円台だった。

NY原油急反落、56ドル台

2009.05.16 MSN産経新聞

 15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は急反落し、指標となる米国産標準油種(WTI)6月渡しは、前日比2・28ドル安の1バレル=56・34ドルで取引を終えた。

 景気低迷による需要の減退懸念が根強く、売り注文が先行。市場関係者は「最近の上昇傾向で利益確定売りが出やすかった」(米アナリスト)としている。(共同)

WTI一時60ドル台 石油元売り 業績に悪影響も

2009/05/14 Fuji Sankei Businnes-i

 原油相場の上昇が目立ってきた。12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)が一時、1バレル=60ドル台をつけた。60ドル台は昨年11月以来約半年ぶりの高値水準。他の指標原油である中東産ドバイや北海産ブレントも同様に上昇基調が続いている。

 原油相場は昨年7月に1バレル=147ドルに高騰した後、景気後退などを受けて急落し、一時は30ドル台にまで下落した。WTI価格は年明け以降、50ドル前後で安定した値動きをみせていたが、5月に入って景気回復でエネルギー需要が伸びるとの観測や、景気の先行きに対する楽観論を背景に投資資金が流入した。

 WTI価格の上昇を反映し、アジアの指標原油である中東産ドバイや欧州の原油価格の指標となる北海産ブレントも5月に入り、今年最高値を更新し、昨年11月以来の水準に回復した。

 原油価格上昇に伴い、石油元売り各社が卸値改定の指標とする石油製品市況も上昇傾向にあり、今月7日には東京工業品取引所(TOCOM)のガソリンや灯油の先物価格が1リットル当たり3円を超えて急上昇し、業者間取引価格も上昇基調をたどる。

 昨秋からの石油元売り各社による大幅減産継続に製油所の定期修理が重なり、国内のガソリン需給は引き締まりつつある。石油情報センターが13日発表した石油製品価格動向調査によると、11日時点のレギュラーガソリン店頭価格は1リットル当たり117.1円と、今年1月中旬につけた直近の安値の106円に比べ10円以上値上がりしている。

 原油価格が上昇を続ければ、「景気の悪化で節約志向を強める消費者の車離れを再び加速させる」(大手元売り幹部)可能性もあり、元売り各社の業績にも影響を与えかねない。

                   ◇

【予報図】

 ■価格上昇 景気動向を左右

 原油相場の先行きについて、国内石油業界では、「石油製品の実需は依然として低調で、期待先行の面が強い。本格的な原油価格の上昇にはまだまだ時間がかかる」(業界関係者)との見方が強い。

 米エネルギー省が12日発表した「短期エネルギー見通し」も、2009年の世界の石油消費量が前年比日量177万バレル(2.1%)減の8367万バレルになると予測。09年は景気後退による需要の低迷が続くとし、4月の予測から約42万バレル下方修正した。

 ただ、OPEC(石油輸出国機構)の減産効果や米国のドライブシーズン入りに加え、「中国など新興国の景気底打ちにより、石油需要が徐々に回復して年内には1バレル=70〜80ドルに達する」(第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミスト)との予想もある。原油価格の上昇は、ガソリンや軽油などの値上がりを通じて、家庭や企業業績に悪影響を及ぼす。国内景気の先行きに不透明感が漂う中、「このまま上昇を続ければ、景気の足を引っ張る」(同)のは避けられない。(橋本亮)

石油元売り大手3社が赤字転落 原油急落で

2009/05/07 47News【共同通信】

 石油元売り大手4社の2009年3月期連結決算が7日、出そろった。景気後退によるガソリンなど石油製品の需要減少に加え、原油価格の急落で在庫の評価損が膨らみ、新日本石油、新日鉱ホールディングス、コスモ石油の3社が赤字に転落。売上高は出光興産を含め4社とも前年割れとなった。

 原油相場は国際的な指標となっている米国産標準油種(WTI)が昨年7月に1バレル=150ドル近くまで上昇。しかし、3月末には50ドル割れとなるなど急落した。

 この結果、在庫評価損が拡大し、新日石は過去最悪となる2516億円の純損失を計上。新日鉱、コスモの純損失もそれぞれ407億円、924億円に達した。

 出光興産は、在庫評価の会計処理法が他社と異なっており、純損益は黒字を確保。純利益は前期比31・3%減の33億円だった。

 10年3月期の連結業績予想は、引き続き石油製品需要が低迷することなどから全社が減収の見通し。ただ、原油相場が前期と比べ安定的に推移するとみており、3社が純損益で黒字転換、出光が増益を見込んでいる。

NY原油続伸、54ドル台 昨年11月下旬以来の高値

2009/05/05 47News【共同通信】

 【ニューヨーク4日共同】週明け4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、世界的な景気底打ちへの期待感から4営業日続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)6月渡しは、前週末比1・27ドル高の1バレル=54・47ドルで取引を終えた。終値ベースで昨年11月下旬以来の高値となり、2月中旬につけた今年の最安値33・98ドルの1・6倍に達した。

 中国や欧州、インドで製造業関連の景況感を示す経済指標が相次いで改善傾向を示した。このため世界規模でエネルギー需要が伸びるとの見方が広がり、買い注文が膨らんだ。主要通貨に対してドルが売られたこともドル建ての原油相場を後押しした。

 市場からは「当分は高値圏での取引が続きそうだ」(アナリスト)との声が聞かれた。

NY原油、49ドル台 米経済の先行き警戒

2009.04.15 MSN産経新聞

 14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しは、前日比0.64ドル安の1バレル=49.41ドルで取引を終えた。

 同日発表の3月の米小売売上高が悪化し、米経済の先行きへの警戒感が強まったことから売りが優勢となった。国際エネルギー機関(IEA)が10に世界の原油需要見通しを下方修正したことも引き続き重しとなっており、一時、1バレル=48ドル台まで下落した。(共同)

NY原油、一時50ドル割れ

2009.04.07 MSN産経新聞

 週明け6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しが一時、1バレル=49・81ドルをつけ、2営業日ぶりに1バレル=50ドルの大台を割った。終値は前週末比1・46ドル安の1バレル=51・05ドル。

 米国株が反落したことなどを材料に、景気低迷の長期化で消費が落ち込むとの観測が広がって売られた。(共同)

NY原油、大幅反発52ドル台

2009.04.03 MSN産経新聞

 2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は急反発し、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しは前日比4・25ドル高の1バレル=52・64ドルで取引を終えた。終値として一週間ぶりの高値となった。

 世界景気が回復に向かい需要が伸びるとの見方から買い注文が集まった。米株価の大幅上昇も相場を押し上げた。

 米エネルギーアナリストは「需給には余裕があり、一本調子に値上がりしていく感じではない」と話した。(共同)

NY原油反落、48ドル台

2009.04.02 MSN産経新聞

 1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は反落し、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しが前日比1・27ドル安の1バレル=48・39ドルで取引を終えた。

 景気低迷の長期化で原油消費が落ち込むとの見方から売られた。取引時間中として2週間ぶりの安値水準となる1バレル=47・26ドルまで一時下げたが、取引終了にかけて持ち直した。(共同)

NY原油、一時43ドル台=OPEC減産見送りで下落

2009/03/16 時事ドットコム

 【ニューヨーク15日時事】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、15日夜の時間外取引で、米国産標準油種WTIの中心限月4月物が一時、1バレル=43ドル台後半まで下落した。石油輸出国機構(OPEC)が同日の総会で追加減産を見送り、供給懸念が大きく後退したため。

 米東部時間午後11時32分(日本時間16日午後零時32分)現在は、前週末終値比1.66ドル(3.59%)安の44.59ドルで取引されている。

原油50ドルに上昇の公算 15日OPEC総会、追加減産か

2009/03/10 FujiSankei business i

 OPEC(石油輸出国機構)による過去最高水準の減産を機に世界の原油市場の供給過剰が解消され、原油相場が2カ月後に1バレル=50ドルまで上昇するとの見方が強まっている。

 9日のNYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物相場は続伸し、一時前週末比2.7%高の1バレル=46.76ドルをつけた。原油相場は過去最高値の1バレル=147.27ドルに達した昨年7月に比べ69%低い水準にあるが、今後も上昇を続けるとの見方が強まっている。

 OPECは15日にウィーンで開く総会で追加減産を話し合う。ブルームバーグ・ニュースが3日と4日にアナリスト41人を対象に実施した調査では31人がOPECは来週の総会で4度目の減産実施で合意すると予想。アナリスト25人は原油先物は2009年4〜6月期に反発すると予想し、平均は1バレル=49.56ドルとなっている。

 エネルギーのブローカー、PVMオイル・アソシエーツによるとOPECは昨年9月以降、原油供給を13%削減。在庫は日量140万バレル減少している。

 IEA(国際エネルギー機関)は原油需要が今年、2年連続で減少すると予測しており、的中すれば1983年以来となる。

 BNPパリバ(ロンドン)の石油担当シニアアナリスト、ハリー・チリンギリアン氏は、OPECの減産により供給過剰は十分に解消されると指摘。「OPECが追加減産を実施し、積極的に相場引き上げを目指せば、景気が低迷するなか市場が過剰に逼迫(ひっぱく)するリスクがあり、景気回復が遅れる可能性がある」との見方を示す。

 NYMEXで5月14日までに原油を1バレル=50ドルで購入する権利であるオプションは先週、2倍以上に増加し、1万6952枚となった。価格は8%上昇した。

 ヘッジファンド運用会社のブルーゴールド・キャピタル・マネジメント(ロンドン)のピエール・アンドュランドCIO(最高投資責任者)は、OPECが追加減産に合意すれば原油相場が60ドルに上昇する可能性があると予想した。

 ヘッジファンドを運用する資産家、ブーン・ピケンズ氏は先週、経済ニュース専門局CNBCとのインタビューで、原油相場が09年に75ドルに上昇するとの見通しを示した。

 ベネズエラ、アルジェリア、カタールのOPEC閣僚は15日の総会で追加減産の合意が必要になる可能性があると予想。世界最大の原油輸出国、サウジアラビアのアブドラ国王とヌアイミ石油鉱物資源相は昨年、生産、消費国双方にとって適正価格は75ドルとの見方を示した。(Grant Smith)

NY原油、6日ぶり急反発 3月物は37.51ドル

2009/02/14  NIKKEI NeT

【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は6営業日ぶりに急反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の3月物は前日比3.53ドル高の1バレル37.51ドルで取引を終えた。3連休を前に持ち高調整の買いが優勢となった。

 世界的な景気悪化観測を背景に、前日までの5営業日で3月物は約17%下落していた。16日のプレジデント・デーの祝日を含む3連休を前に、売り方の買い戻しなど持ち高調整の買いが膨らんだという。足元で期近物を売り期先物を買う取引が活発だったが、ひとまずこれを解消する動きも出たとの声があった。

 石油輸出国機構(OPEC)が2009年の世界の石油需要見通しの引き下げを発表した。ただ、景気悪化による需要低迷の見方は相場にかなり織り込まれたとして、反応は目立たなかった。高値は38.25ドル、安値は33.81ドル。

 ガソリンは続落。ヒーティングオイルは3日ぶりに反落。(06:22)

NY原油、一時37ドル台 2週間ぶり安値

2009/01/13 【共同通信】

 【ニューヨーク12日共同】週明け12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)2月渡しは一時、約2週間ぶりの安値となる1バレル=37ドル台後半に下落した。

 午前10時15分現在は、前週末比2・67ドル安の1バレル=38・16ドル。

 市場関係者によると、前週末に発表された米雇用統計で労働市場の悪化が裏付けられ、景気低迷で原油需要が落ち込むとの見方が広がった。

ドバイ、サウジが赤字予算 金融危機と原油下落で

2009/01/13  中国新聞ニュ−ス

 【カイロ12日共同】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国政府が十二日までにまとめた二〇〇九年度(暦年)予算は、景気刺激などのために歳出が拡大し、赤字編成となった。UAE紙などが報じた。サウジアラビアが先に発表した〇九年度の当初予算も、五年ぶりの財政赤字を計上。世界的な金融危機と原油価格の下落が、湾岸経済にも影響している。

 UAE国営の首長国通信(WAM)などによると、ドバイの〇九年度予算の歳出は前年度比42%増の三百七十七億ディルハム、歳入は三百三十五億ディルハムで四十二億ディルハム(約一千億円)の赤字となった。

 歳出増加分は道路や地下鉄などインフラ部門への公共投資に充てる方針で、ドバイ財務庁のナセル・シェイク長官は「国内需要と民間部門の投資や消費の落ち込みを補うため」と説明している。

 世界第五位の確認原油埋蔵量を擁するUAEの中でドバイは、不動産や観光投資など脱石油型の開発を志向し急速な拡大を続けてきたが、金融危機のあおりを受け投資熱が冷え込んでいる。

 一方、世界最大の産油国サウジの財務省が昨年末発表した〇九年度予算も、六百五十億リヤル(約一兆五千六百億円)の赤字。原油価格が大幅に下落した影響で歳入が前年度比で半分以下に落ち込んだ。インフラ整備など公共投資のてこ入れで景気の下支えを図る。

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