TOPIC No.2-103 白装束集団/「パナウェーブ研究所」/千乃正法


01.パナウェーブ研究所 LYCOS ニュース
02.パナウェーブ研究所
03.謎の白装束団体が世紀の大発明 [SCOOP !] by OSAMURAI.com
04.白装束・反スカラー波集団ウオッチ(旧題 タマちゃんを想う会の背後の宗教団体に関するメモ) 2チャンネル
05.あるカルト会議室 千乃正法(千乃裕子)について
05.波動・電磁波情報検討会
04.謎の白装束団体が世紀の大発明 [SCOOP !] by OSAMURAI.com
05.Free Energy Page in Japan
06.神は日本にいます by忍
07.宇宙と霊界と科学の接点

「パナウェーブ」代表に有罪判決 不正車検事件

2004/05/25 The Sankei Shimbun

 白装束集団「パナウェーブ研究所」によるペーパー車検事件で、虚偽有印公文書作成・同行使、道路運送車両法違反の罪に問われた団体代表、長谷川邦男被告(51)の判決公判で、福井地裁の久保豊裁判長は25日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 団体メンバー、河内友生(52)、民間車検場の谷口自動車工業(福井市)の元検査員、川村庄次郎(57)の両被告は懲役1年6月、執行猶予4−5年(求刑懲役1年6月)。

 判決などによると、3被告は共謀し、昨年3月から4月にかけて、団体のワゴン車4台を法定の検査や整備をせずに虚偽の保安基準適合証を作成、車検証を更新した。

 団体は当時、車列をつくり、福井県和泉村の県道を占拠。不正車検のワゴン車には、上部団体・千乃正法の千乃裕子会長が乗っていた。長谷川被告は公判で動機について「会長をスカラー波から守るため車を動かせなかった」と話した。

白装束集団メンバーに罰金50万円 車両を虚偽申請

2003年09月02日 The Sankei Shimbun
 白装束集団「パナウェーブ研究所」がキャラバンで使った車両について虚偽の内容を陸運支局に申請したとして、電磁的公正証書原本不実記録などの罪に問われた上部団体「千乃正法」グループの立花清治幹部(50)に対し、東京簡裁は2日までに、求刑通り罰金50万円の略式命令を出した。

 命令によると、立花幹部はメンバー5人=起訴猶予=と共謀、1998年9月から99年12月にかけて、運輸省岡山陸運支局(当時)などでワゴン車など計7台を新規登録する際、虚偽の使用者や使用の本拠地を書いた登録申請書を提出し、自動車登録ファイルに登録した。

白装束集団:施設近くの護岸の布撤去

2003年08月31日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 白装束集団「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)が福井市五太子町の拠点施設近くの川の護岸に無許可で白い布を張っていた問題で、布の撤去命令を出していた河川管理者の福井県は31日、集団が布を外したことを確認した。この日は撤去期限で、県は集団が外さなければ1日に行政代執行を予定していた。

 県などによると、集団は31日未明から早朝にかけて撤去。代わりに施設の周囲に「電磁波から身を守るため」として反射板(高さ約1・8メートル、幅約80センチ)を約50枚設置した。今後約130枚まで増やすという。

 県福井土木事務所の千田秋広所長は「再び布が張られれば、厳格に対処する」と話している。一方、集団幹部は「(布の撤去は千乃代表の)命にかかわることで、決して納得できない」としており、既に撤去命令の審査請求を国土交通相にしている。【田辺一城】

白装束集団の拠点施設、捜索へ 傷害容疑などで福井県警

2003年08月09日 The Sankei Shimbun
 福井県警は9日、白装束集団「パナウェーブ研究所」の拠点施設(福井市五太子町)を、同施設内で作業中に倒れ、死亡した福岡教育大助教授、千草聡さん(40)=福岡県宗像市=に対する暴行や傷害容疑で捜索することを決めた。

 千草さんは、外傷性ショックと熱中症が重なって死亡したとみられ、背中には打撲のようなあとがあった。

 団体メンバーの間では「電磁波の攻撃から女性会長らを守るため」として、木の棒などで体をたたき合う習慣があり、県警が団体側から事情を聴いたところ「千草さんが(たたき合いに)参加していた」と話したことから、県警はたたき合いの結果、打撲を受けたとの見方を強めている。

 これまでの調べでは、7日午後、拠点施設のメンバーから「熱射病の患者が出た」と119番があり、千草さんは救急車で病院に運ばれたが、間もなく死亡した。

 倒れる直前まで炎天下の施設内で、白い布をまとい作業を続けていた。

 県警は、たたき合いや炎天下での作業と千草さんの死亡との関連についても慎重に調べる。

福井の白装束施設で変死 福岡の大学助教授

2003年08月08日 The Sankei Shimbun

 福井市五太子町にある白装束集団「パナウェーブ研究所」の拠点施設で男性が変死し福井南署が事件、事故の両面で調べていることが8日分かった。

 調べでは、7日午後2時35分ごろ「熱射病の患者が出た」と119番があり、救急隊員が駆けつけると男性がぐったりしていた。福井市内の病院に運んだが死亡した。

 死亡したのは福岡県の福岡教育大(福岡県宗像市)助教授の千草聡さん(40)とみられる。同大学には8日までに、千草さんが福井県を旅行中に熱射病で死亡したとの連絡が入った。背中に数カ所の赤っぽい打撲のようなあとがあった。福井南署は8日、司法解剖して死因を調べるとともに団体関係者からも事情を聴いている。

 集団側は、熱射病などの熱中症で死亡したとしている。

 同研究所は、ことし4月末から岐阜、長野、山梨各県を車で迷走、5月に福井市の施設に到着した。施設近くの川岸に白い布を張り巡らしているため、県が河川法違反で布の撤去命令を出したが、同研究所は一部を撤去するにとどまっている。

キャラバン車の虚偽登録で白装束メンバーを略式起訴

2003年07月31日 The Sankei Shimbun
 白装束集団「パナウェーブ研究所」(福井市)の上部団体「千乃正法」グループが、キャラバンに使用する車両について虚偽の使用者を陸運支局に申請し、自動車登録ファイルに登録させたとして、東京区検は31日、電磁的公正証書原本不実記録などの罪で、立花清治幹部(50)を略式起訴した。求刑は罰金50万円。

 ほかに書類送検されていたメンバー5人は「名義を貸していただけ」として起訴猶予とした。

 グループの関連会社名義で車両を購入しようとしたが、借り入れが困難だったため個人名義で購入し、申請したという。

 起訴状によると、立花幹部はメンバー5人と共謀、1998年9月から99年12月の間、運輸省岡山陸運支局(当時)などでワゴン車など計7台を新規に登録する際に、虚偽の使用者や使用の本拠地を記した登録申請書を提出するなどした。

 警視庁公安部などは5月、車両の虚偽登録の疑いで「パナウェーブ研究所」などを一斉に家宅捜索していた。

白装束集団、川岸の白布を2メートル引き上げ

2003年07月31日 The Sankei Shimbun
 白装束集団「パナウェーブ研究所」が福井市五太子町の拠点施設近くの川岸に白い布を張り巡らしている問題で、同団体は31日までに、川面に達していた布を水面から約2メートルの高さまで引き上げた。

 布が川に流され災害を誘発する恐れがあるとして、河川法に基づき福井県が出していた撤去命令の期限が同日となっており、県の主張に対し、一定の譲歩の姿勢を見せたとみられる。

 しかし県は、川岸を占拠している状況に変わりないため、布の引き上げを撤去とはみなさず、31日中の撤去に応じない場合は、行政代執行を視野に完全撤去を求める方針だ。

 団体は今回の対応について「女性会長の健康状態が良くなく、(布を)引き上げることしかできない。了承してほしい」と県に説明したという。

福井県が白装束集団に白布の撤去命令

2003年07月23日 The Sankei Shimbun
 白装束集団「パナウェーブ研究所」が福井市五太子町の拠点施設近くの川岸に白い布を張り巡らしている問題で、福井県は23日午前、河川法に違反しているとして、布の撤去を命じる文書を集団のメンバーに手渡した。

 命令では31日を撤去期限として通知。それまでに撤去しない場合、県は行政代執行による強制撤去も辞さない構えだ。

 県はこれまでも2度、原状回復を文書で指示してきた。しかし集団は白布を撤去せず、17日には県に、布の撤去は「女性会長の命にかかわる。(自分たちは)電磁波などから攻撃されており、守る方法は白い布以外にない」などとする弁明書を提出。県は主張が従来と変わらず、河川を占拠する理由として受け入れられないと判断した。

 集団は、車両に白い布やステッカーを張り巡らしたキャラバン隊で岐阜県などを迷走し、5月に福井市の拠点施設に戻った。

白装束集団を書類送検 警視庁、車両の虚偽登録で

2003年06月25日 The Sankei Shimbun

 白装束集団「パナウェーブ研究所」による車両の虚偽登録事件で警視庁公安部は25日、電磁的公正証書原本不実記録、同供用の疑いで、研究所の上部団体「千乃正法」グループの幹部ら男3人を書類送検した。

 書類送検されたのは、東京都武蔵野市の元グループ幹部(39)、大田区の幹部(50)、岡山県の元会員で作業員(55)の3人で、元幹部以外は容疑を認めているという。

 調べでは、3人は共謀して1998年6−9月、作業員を通じてワゴン車3台を購入。実際の使用者はグループや研究所だったが、作業員を使用者として運輸省岡山陸運支局(当時)に申請し自動車登録ファイルに虚偽の登録をさせた疑い。

 警視庁などは5月14日、東京や福井、山梨の団体の関連施設や千乃裕子会長(69)が乗っていたワゴン車などを家宅捜索。団体の関係者から事情を聴いていた。

 公安部は、グループが関連する出版会社名義で車を購入しようとしたが、既に複数の車を購入していたため新規のローン設定が困難で、福井の本拠地の駐車場が手狭だったことなどから、会員個人の名義で購入し、虚偽申請したとみている。

 グループの会員は現在約1000人で、資金調達部門やキャラバン隊など主に4部門で構成。93年9月から今年5月にかけ、寄付を中心に銀行口座に24億8000万円の入金があったことも確認されている。

 寄付は5000円から10万円が中心だったが、一人で8000万円を寄付した女性もいたという。

二十数億分の寄付リスト押収 パナウェーブ捜索で

2003年06月06日 The Sankei Shimbun
 白装束の団体「パナウェーブ研究所」による車両の虚偽登録事件で、警視庁公安部などが東京や福井などの団体施設やワゴン車を家宅捜索した際、寄付者リストとみられる資料を押収していたことが6日、分かった。

 リストには寄付者の名前と寄付金額とみられる数字が書かれ、総額は二十数億円になるという。

 公安部は銀行の通帳も押収しており、通帳の振り込み名義人とリストを照合し、団体の活動資金の解明を進めている。

 調べでは、リストには、団体がキャラバン活動を始めた1991年から昨年末ごろまでの寄付金額とみられる数字が記載されているという。

 公安部は5月14日、東京都渋谷区や福井市などの団体施設12カ所と千乃裕子会長が乗っていたワゴン車などを捜索、機関誌やメモなど約504点を押収した。

福井の町内会、白装束集団受け入れに合意

2003年05月23日 The Sankei Shimbun
 白装束の集団「パナウェーブ研究所」の拠点施設がある福井市五太子町の町内会が、居住するメンバーの数を減らす努力をするなど5項目を条件に、居住を受け入れるとの文書を集団側と取り交わしたことが23日、福井市への報告で分かった。

 また町内会側は、居住を認めるものの、引き続き1年以内の退去を要請していくという。周辺に白い布を張り巡らさないことも求めていたが、集団が受け入れないため、福井市が同日午後、集団に申し入れる。

 同市によると、町内会は条件として、住民に迷惑をかけないことや集会を開かないことなどを挙げた。町内会側は当初、車の台数を10台以下、メンバーを10人以内にすることを求めていたが、妥協して現在のメンバー全員を受け入れたという。

 一方、福井運輸支局は同日までに、フロントガラスに張ってあるシールをはがすよう整備命令が出ていた車6台のうちの1台のシールがはがされていることを確認した。残り5台は改善されていないという。

白装束集団:キャラバン隊は来ない 大泉村と幹部が確約書

2003年05月19日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束集団の関連施設、ドーム型建物がある山梨県大泉村は19日、建物所有者で、集団ナンバー2とされる同研究所関連の出版社社長(66)と確約書を交わした。

 内容は、10人以上の集まりがある場合は事前に村に連絡する▽同研究所のキャラバン隊(白装束集団)は村に来ない▽建物が拠点となることはない――など計6項目。同日、記者会見した山田進村長は「これまで口頭で合意していたが、書面で合意したことで住民も安心するだろう。守られないことはないと信じている」と述べた。会見に同席した出版社社長は「長い間、村民に不安と混乱を与え心からおわびします」と話した。【佐野勝】

白装束団体を一斉捜索

2003/05/14 中国新聞ニュース
 白装束団体「パナウェーブ研究所」が、キャラバン隊の車両の使用者名義を虚偽登録した疑いが強まり、警視庁と福井、山梨両県警などは十四日午前、電磁的公正証書原本不実記録、同供用の疑いで、東京や福井、山梨、岡山、福岡各県にある団体の関連施設や千乃裕子会長(69)が乗っているとみられるワゴン車などを家宅捜索した。

 当初、警察当局は団体について「治安上の危険はない」としていたが、四月下旬から白装束姿で車列を組んで各地を迷走、住民の不安が急激に広がり、国民の不安を取り除く目的もあって異例の捜索に踏み切った。

 捜索を受けたのは、福井市五太子町の団体拠点「パナウェーブ研究所」や山梨県大泉村のドーム型の建物、東京都渋谷区の関連出版社、岡山県倉敷市の事務所など施設十二カ所と車両十七台。大泉村の捜索では自動車保険契約申込書など五点を押収した。

 警視庁などは約二百五十人の捜査員を動員、団体の千乃会長ら幹部からも事情を聴き、組織の実態解明を目指す。

 調べでは、団体関係者の男が一九九八年六月から九月にかけ、岡山県内の建築業の男性(55)を通じてワゴン車三台(計約六百万円)を購入。実際の使用者はパナウェーブ研究所だったにもかかわらず、男性を使用者として運輸省岡山陸運支局(当時)に申請し、自動車登録ファイルに虚偽の登録をさせた疑い。

 二台は現在もキャラバン隊の車両として使われ、残る一台は今月一日に東京都調布市の駐車場で見つかり、警視庁の捜査で虚偽登録が発覚した。

 男性は当時、千乃会長が主宰する「千乃正法」グループのメンバーで、警視庁の聴取に「グループの男から頼まれ名義を貸した。その後、グループから『消滅』という除名処分を受けた」と話したという。

 車の購入代金は団体関連の「日本正法基宇協会」(渋谷区)から、この男性の銀行口座に振り込まれていた。

 警視庁などによると、「千乃正法」は、千乃会長の霊体験を基に「万物と共存共栄する」などと主張する任意団体で「パナウェーブ研究所」の上部組織。

白装束集団「1年以内の退去」了承せず…自治会長

2003/05/11 読売新聞 Yomiuri On-Line
 福井市入りした白装束集団「パナウェーブ研究所」が「1年以内の退去」などの住民側要望を受け入れたと説明していた同市五太子町の前田喜代志自治会長(65)は11日、集団側と改めて協議した結果として、「集団は要望を了承していなかった」と語った。

白装束集団、福井の施設に到着

2003年05月09日 The Sankei Shimbun
 白装束の集団「パナウェーブ研究所」の車両約20台は9日午前、岐阜、福井両県境を越え、同日午後10時45分ごろ、福井市五太子町の関連施設に到着した。地元住民も条件付きで集団を受け入れることを決めた。

 集団が福井県に戻ったのは2週間ぶり。大型連休を挟み、滞在をめぐって岐阜や長野など各地で繰り広げられた騒動は収束する見通しとなったが、福井県や県警は今後も集団の動向を注視する。

 地元の町内会長によると、住民は9日夜、集団側と協議。集団側は「1年以内の施設の閉鎖」や「常駐する車は10台以内で、人数は10人以下」などの条件を受け入れたという。

 福井県警によると、集団は県境越え後、「疲れたので、和泉村にとどまりたい」としたが、昨年10月からの約半年間、集団が居座った同村の住民らは滞在を拒否。

 集団は「福井市の施設は電磁波がきつい」などと移動に難色を示しながらも午後3時25分ごろ、移動を再開した。

 福井県によると、集団は4月25日、和泉村の退去要請を受け、岐阜県に移動。同県内を転々として6日、長野県に入った。山梨県大泉村の施設に向かうとみられていたが、Uターンして8日夜、岐阜県に戻った。

 集団は9日未明、同県荘川村で休憩したが、村長が退去を要請。福井県は戻らないよう申し入れたが、集団は同日朝、福井に向かった。

白装束集団、再度岐阜県入り

2003年05月08日 The Sankei Shimbun
 白装束の団体「パナウェーブ研究所」の約60人が乗った車両約20台は長野県松本市から国道158号を西に進み、8日午後7時すぎ、県境の安房トンネルを抜けて約62時間ぶりに再度、岐阜県に入った。

 関係者によると、岐阜県から、関連施設がある福井県に向かう可能性が高いという。

 車列は岐阜県上宝村に入った後、同トンネルの料金所付近で県警の検問を受けた。

 団体は同日午前11時ごろから、長野県松本市東部の林道で昼食のため停止、「電磁波が強い」として約3時間半止まった。午後2時半ごろ動き始め、松本市中心部を避け、国道を西に進み岐阜県に入った。

 団体は福井県和泉村から4月25日に岐阜県に、5月6日には長野県経由で関連施設がある山梨県に入ったが、その後引き返す動きを始めていた。

白装束団体が移動始める

2003/05/07 中国新聞ニュース
 白装束の団体「パナウェーブ研究所」の六十人が乗った車両二十一台は七日午前二時十分すぎ、山梨県白州町の国道20号脇にある国土交通省の車両検問所から移動を始めた。

 団体の代表と称する男性は山梨県警に「長野、岐阜両県経由で福井県に帰る」と伝えており、福井県内にある団体本部に戻る可能性が強い。

 団体の目的地は当初、山梨県大泉村の関連施設だったとみられるが、県が大泉村につながる林道三本を県の要綱に基づき封鎖。団体のメンバーは「どこに行っていいか分からない」と話していた。

 山梨県警は六日の検問で団体メンバーから事情を聴いたほか、車両を確認したが、二十一台のいずれにも違反がなく、違法な所持品なども見つからなかった。

 団体は検問終了後、検問所のフェンス内側に高さ二〜三メートルの白い布を張り移動を停止していた。

白装束集団:長野県横断し山梨県白州町に 警官100人が警戒

2003年05月06日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束集団の車両は、半日がかりで長野県を横断し、6日午後5時半、国道20号を経由して山梨県白州町に入った。集団は、県警の誘導で国道脇のチェーン脱着場に車両21台を1列に止め、地面に立てた鉄パイプに白い布をかけて車両を覆った。機動隊を含む県警の約100人が取り囲み、事情を聴いているが、同7時半現在、集団は停車したまま。

 脱着場(長さ約100メートル、幅約25メートル)は、長野県境から山梨県側に約3キロ入った場所にあり、国土交通省の車両検問場に併設されている。県警が立ち入り禁止のロープをはり、その周囲には、この白装束の集団を見ようと数百人の見物人が集まった。

 集団が目的地としている同県大泉村には、集団の「ナンバー2」を名乗る男性が所有するドーム型建物がある。この男性は6日午後、村に対して「(女性教祖が)山梨に行くと話していた」と伝えた。

 集団はこの日未明に岐阜県高根村から長野県開田村へ入った。開田村で長野県警の検問を受けるなどした。集団通過した国道20号は、大泉村へ通じる国道11号とつながっているが、山梨県警は国道11号への入り口を封鎖。このため、集団は仕方なく20号をさらに南下し、脱着場にたどり着いたとみられる。

 また、大泉村の周辺3町村長は、午後6時、脱着場で集団の代表者とみられる男性に対して、村へ入らないことを求める要請書を渡そうとしたが、受け取りは拒否された。

 一方、山梨県警はこの日午後、「パナウェーブ総合対策室」(本部長、藤本浩警備部長)を設置し、県も関係連絡会議を設けた。大泉村役場では同日、「パナウェーブ研究所対策村民会議」が開かれ、村民らが座り込み運動をすることで村への進出を断固阻止することを決定。その後、村役場には消防団員ら約180人が集団の進出に備えて集合し、村への入り口6カ所で行う座り込みの態勢を確認した。

 また、白州町の町幹部も「居座られたら困る。早く出ていってほしい」と困惑している。 【花野井誠、藤沢宏幸】

白装束集団:岐阜・清見村から移動始める 目的地は不明

2003年05月05日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 「パナウェーブ研究所」と名乗る白ずくめの集団の車が岐阜県清見村の村道を占拠していた問題で、集団は5日、「電磁波よけ」として車のフロントガラスに張ってあるステッカーの一部を取り外し、同日午後7時25分ごろ、車両十数台の移動を開始した。県警などによると、車の整備命令を受けた車両6台とも取り外し状態が不十分だったが、集団側が「移動先で整備する」と話したため、移動を許可した。目的地は明らかにされていないが、集団は現場東に位置する同県馬瀬村方面に向かって走行している。

 集団に対しては、国土交通省中部運輸局が道路運送車両法違反として、車6台のステッカーを取り外すよう整備命令を出し、集団は5日午後5時までに退去する約束を村側と交わしていた。集団側は、その後、村が期限を延ばした同日午後6時になっても移動の気配を見せなかった。

 集団は25日から同県八幡・大和町境の林道を占拠、今月1日に移動したものの2日未明からは同県清見村の国道脇に場所を変えた。その後、中部運輸局の整備命令を受け、ステッカーを外すため、3日未明から村が提供した村道に車を移動していた。 【奈良正臣、乗峯滋人、折川朋子、米川直己】

「タマちゃんプール」解体へ

2003年05月05日 The Sankei Shimbun
 白装束団体「パナウェーブ研究所」のナンバー2を名乗る男性らのグループは5日までに、山梨県大泉村の関連施設にあるアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」用の2つのプールの解体作業を始めた。

 男性は大泉村に対し「20日までに解体を完了する」と話している。

 男性の説明によると、プールは、横浜市で捕獲騒動を起こした市民団体「タマちゃんのことを想(おも)う会」が捕獲後に飼育するため造られたという。同研究所は5日に発表した声明で「想う会」との関係を示唆した。

 プールのある土地の所有者が、事情を知って研究所側に賃貸契約の解除を求めていた。

白装束集団:ドーム型建物を地元村長ら視察 山梨

2003年05月04日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束の集団の関係者とみられる男性が所有する山梨県大泉村のドーム型建物を、山田進村長や村民の代表者計10人が4日、2時間半にわたって視察した。

 会見した山田村長らによると、内部には美術品などが置かれ、犬や猫などの動物約50匹が飼われていたが、不審な点はなかったという。村では男性との連絡を取りながら推移を見守る方針。

 男性は自ら同研究所の「ナンバー2」と話し、「村には危険な電磁波が多い」という理由で集団の入村を否定したが、行き先については明言しなかったという。また、白装束集団について、重病を患っている代表の女性を守るための集団だと説明。女性が死亡した場合、「白装束でいる意義はなくなり解散する」という。【藤沢宏幸、宇都宮裕一】

5日夕までに退去と確約 岐阜の白装束団体

2003年05月04日 The Sankei Shimbun
 白装束の団体「パナウェーブ研究所」の約50人が岐阜県清見村の村道にとどまっている問題で、清見村や周辺の計9市町村が4日、同県高山市の高山署で対策会議を開き、清見村の担当者は村道からの退去期限について団体の代表を名乗る男性が「5日午後5時までに退去する」と文書で確約したことを報告した。

 会議では、高山署がトラブルの経緯や警察の対応を説明。周辺自治体が緊密に連絡を取り対処する方針を確認した。

 一方、団体は4日も白い布で車両や樹木を覆っており、退去に向けた大きな動きはなかった。村道近くの国道は報道陣や多くの見物客でごった返し、長野県から来たという団体が、白装束の団体に抗議する場面もあった。

白装束集団?昨年12月から山梨に移住

2003/05/04 読売新聞
 岐阜県内にとどまっている「パナウェーブ研究所」の白装束集団の目的地とされる山梨県大泉村の民家やアパートに、すでに関係者と見られる20人前後の男女が移り住んでいることが3日、わかった。

 男女らの多くは40―50代。同集団の関係団体が「天変地異に備える」として建設中のドーム型建物近くの民家4軒や、アパート(8室)に住み、電気代や水道代の一部は、団体の関係者がまとめて支払っているという。

 地元住民などによると、男女らは昨年12月ごろから移り住むようになったといい、地元の人にあいさつも交わさず、徒歩や車でドームに出入りしている。居住者の顔ぶれは頻繁に変わり、「静岡」「大分」「大宮」「八戸」など県外ナンバーの車で乗り付け、荷物を運び込んだりしている。先月下旬まで白装束姿の50代くらいの女性が目撃されていたが、住民らは「かっぽう着だろう」と思っていたという。

 一方、大泉村は3日、村議や地元住民らで作る「パナウェーブ研究所対策村民会議」(議長・山田進村長)を開き、岐阜県内の集団が村内に進入した場合の対応策などについて村民と意見を交わした。山梨県は、進入阻止のため、同村内の林道2本を通行止めにしている。

白装束集団:「違法性なく排除むずかしい」 大泉村助役語る

2003年05月04日[毎日新聞]MainichiINTERACTIVE
 白装束集団「パナウェーブ研究所」の移転先と見られる山梨県大泉村で3日、村や村民でつくる「パナウェーブ研究所対策村民会議」が発足し、村幹部や村議、地区長ら69人が役場で初会合を開いた。4日には村と住民がこの集団が別荘地に建設中のドーム型建物内を視察し、所有する男性に対して「集団の拠点にしないよう」要請する。

 この日の会合では、出席したペンション経営者から「身元を確認することのできない宿泊予約が多数入った」などといった不安の声が報告されたほか、村民らから「こちら(大泉村)に来ない手だてを考えてほしい」との要望が出された。

 村では、県、県警、周辺町村と連携し、この集団に対して入村しないよう求めていくことや、村に入った場合には退去を要請していくことを決めた。さらに、集団側の、どのような行動が法的措置の対象になるかについても調査し、「迷惑防止条例」の制定についても検討する。

 会見した小林明・同村助役は、村内に建設されたドーム型建物や集団の関係者について「現状では違法性がなく、排除は難しい。ドーム型建物がある限り、騒動は長期戦に及ぶ」と述べた。 【藤沢宏幸】

白装束集団:ステッカー外すため移動 道路運送法違反警告受け

2003年05月04日[毎日新聞]MainichiINTERACTIVE
 「パナウェーブ研究所」と名乗る白ずくめの集団の車が岐阜県内で道路占拠などをしている問題で、同県警と協議した国土交通省中部運輸局は2日、集団の車の前面に張られた「電磁波よけ」のステッカーが道路運送車両法の保安基準違反にあたるとして整備命令を出した。集団は取り外しのため同県清見村の国道257号脇から約1.5キロ南の村道に車を移動。県警などは期限を5日午後7時までとし、警戒を続けている。

 約50人の集団は、2日午前3時から同村の国道257号脇に車両十数台を止めていた。しかし、県警が中部運輸局と協議した結果、集団の車両6台の前面ガラスに張られたステッカーが同法違反であることを確認、そのまま運転すれば道路交通法違反(整備不良車の運転)にあたり、逮捕もあり得ると警告。同村はステッカーを外す場所として村道を3日間の期限付きで提供。集団側は県警に対し5日までにステッカーを取り外すことを了承し、3日未明に車を村道に移動した。期限とされている5日には中部運輸局がステッカーの取り外し状況を確認する。

 集団が車を移動させた村道の両側には報道陣らをシャットアウトするために警官が配備された。時折、集団のメンバーが買い物に出掛ける以外には大きな動きはなく、報道陣は遠巻きに集団の車列を見守るだけ。一方、ゴールデンウイークのさなかとあって現場には大勢の見物客が訪れ、一時渋滞した。 【米川直己、乗峯滋人】

白装束集団:移転先の大泉村に対策会議 北部林道を封鎖 山梨

2003年05月03日[毎日新聞]MainichiINTERACTIVE
 白装束集団「パナウェーブ研究所」の移転先と見られる山梨県大泉村で3日、村や村民でつくる「パナウェーブ研究所対策村民会議」が発足し、村幹部や村議、地区長ら69人が役場で初会合を開いた。4日には村と住民がドーム内を視察し、所有する男性に対して「集団の拠点にしないよう」要請する。

 この日の会合では、出席したペンション経営者から「身元を確認することのできない宿泊予約が多数入った」などといった不安の声が報告されたほか、村民らから「こちら(大泉村)に来ない手だてを考えてほしい」との要望が出された。

 村では、県、県警、周辺町村と連携し、この集団に対する退去要請や入村しないよう呼びかけを行うことを決めた。さらに、集団側のどのような行動が法的措置の対象になるか調査し、「迷惑防止条例」の制定も検討する。

 会見した小林明・同村助役は、村内に建設されたドーム型建物や集団の関係者について「現状では違法性がなく、排除は難しい。ドーム型建物がある限り、騒動は長期戦に及ぶ」と述べた。 【藤沢宏幸】

 白装束の集団が立ち入る可能性が高い同村北部にある「八ケ岳中信高原国定公園」付近の林道について、山梨県は3日までに冬季閉鎖のためのゲート2カ所を閉鎖し、さらに2カ所を通行止めにするフェンスを設置した。

 必要と認めたときには車両の通行止めを命じることができる「県営林道維持管理要綱」に基づいた措置。ゲートは観光シーズンに向け、4月26日に開いたばかりだった。 【宇都宮裕一】

岐阜県警、県の告発を受理せず

2003年05月02日 The Sankei Shimbun
 岐阜県は2日、道路上に白い幕を張るなどして交通に支障を及ぼしたとして、道路法違反の疑いで白装束の団体「パナウェーブ研究所」と代表の男性の告発状を同県警高山署に提出したが、同県によると同県警は告発状を受理しなかった。

 「一度の措置命令では告発の要件を満たしていない」と判断したという。

岐阜県が白装束集団を告発 道路法違反で

2003年05月02日 The Sankei Shimbun
 岐阜県は2日、道路上に白い幕を張るなどして交通に支障を及ぼしたとして、道路法違反の疑いで白装束の団体「パナウェーブ研究所」と代表の男性の告発状を同県警高山署に提出した。同署は受理するかどうか検討中。

白装束集団の車両が移動 岐阜県外へ?

2003年05月01日 The Sankei Shimbun
 「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束の団体が、岐阜県八幡町と大和町境の林道に車を止め生活している問題で警察庁は1日、国家公安委員会にこの団体をめぐる情勢について報告。全国の警察本部に対して団体の情報収集を強化し、違法行為があれば厳正に対処するよう指示した。

 これを受けて岐阜県警は警察官約300人を動員し、車両による林道の占拠状態を調べるなど道交法違反容疑での捜査に乗り出し、同日午後、10台を移動させるように命令し、団体関係者の男女9人に対し道路交通法違反にあたるとして駐車違反の反則切符を切った。団体は命令に従い、午後6時50分ごろから移動を始めた。県警の聴取に対して、団体は最終的に岐阜県外へ向かうと話している。

 佐藤英彦長官は記者会見で「彼らの装束、行動は異様であり、住民の不安は大きい。オウム真理教(アーレフに改称)の初期に似ている」と述べ、住民不安を除去するため、あらゆる法令を適用する姿勢を表明した。

 警察庁は林道に駐車している車両について「3.5メートル以上の余裕を設けずに駐車することを禁じる道交法の規定に違反している」と岐阜県警に対応を指示。現場付近の道路の幅員は約5メートルで、県警が実測をして状況を確認、団体に駐車違反を通告した。

 警察庁によると、この団体は1977年ごろ設立された。会長は女性(69)で、会員は全国に約1200人いるとされる。山梨県や福井県などに関係施設を持ち、94年4月から「会長を電磁波から守る」として、山間部などを転々とする活動を始めた。

 最近は鳥取、兵庫、京都、福井、滋賀、岐阜の各府県を移動、4月25日ごろから現在の場所で約40人が白いワゴン車など十数台で林道に居座り続けている。県警によると、ワゴン車のエンジンは常にかけられた状態で、運転手も乗車している。

 団体に退去を要請している八幡町役場の担当者は「団体が次の場所へ移動するだけでは別の場所でも問題は起きる。この捜査が根本的な解決につながってほしい」と話した。

岐阜の白装束団体、3日までに退去と回答

2003年04月29日 The Sankei Shimbun
 有害電磁波の調査と研究を行う「パナウェーブ研究所」を名乗る団体のメンバーが、白装束で岐阜県八幡町と大和町境の林道に車を止め生活している問題で、両町の職員は29日、地元住民や山林の地権者らとともに現地に赴き、あらためて退去を要請した。団体側は「5月3日までに退去する」と答え、初めて退去時期に言及した。

 八幡署によると、40−50人が約15台の車を駐車して生活。現地ではこの日、取材に詰め掛けた報道陣とメンバーの間で一時小競り合いとなるなど騒ぎが続いた。

 団体側は「山梨へ行く」と話しているといい、両町は団体に即時退去を求め続ける方針。

 両町によると、全身白ずくめのメンバーが、木やガードレールまで白くして、林道を通る住民に名前を聞くなどしているため、住民の間で「不安で夜眠れない」との声が出ていた。

 両町は28日に文書で退去を要請、29日には住民も独自に文書で要請した。団体側は、直ちに退去できない理由として、周囲の木を覆った白色の布を取る作業に時間がかかることや病人の存在を挙げているという。

 団体は「電磁波の影響を弱める」との考えから衣服や車などをすべて白色に統一。昨年10月以降、大和町に接する福井県和泉村に居座っていたが、村から退去を求められ、今月25日ごろ、現在の場所へ移動した。

不審団体:全身白ずくめ、樹木などに白い布 岐阜の林道で活動

2003年04月28日 [毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 岐阜県八幡、大和両町境の「小間見(おうまみ)林道」で、20人を超える全身白ずくめの集団が樹木やガードレールに白い布を巻くなどの不審な行為を続けている。地元住民から両町役場や同県警に通報が相次いでおり、林道管理者の両町は28日、「地域住民を不安に陥れている」として集団に退去を要請した。集団側は「山梨県に向かう途中に病人が出た」と拒否、両町側は林道管理条例に基づく原状回復命令も検討している。

 同県警などによると、福井市を本拠地に電磁波研究を目的に掲げる「パナウェーブ研究所」と名乗る集団。福井県側から県道を経由して、25日夕に八幡、大和の両町境に到着した。

 両町職員と八幡署員が28日午前に現地を訪れたところ、幅約5メートルの林道両側約200メートルにわたって白いワゴン車など車両13台が停車、車内には白装束の集団がいたという。林道入り口などには「はやく出て行け」などの立て看板が住民らによって設置されている。

 近くの農業の男性は「普段はほとんど車も通らない道。気味が悪く、早く出て行って欲しい」とおびえた様子。

 同団体を巡っては97年9月、岡山県作東町の町道に同団体のワゴン車4台が停車し、通行人を妨害したとしてリーダー格の男が往来妨害容疑で逮捕されているほか、鳥取県や兵庫県でもトラブルになっているという。 【奈良正臣、折川朋子】

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