2008/09/03 Jan Jan ENVIROASIA
| 今、この瞬間にも、韓国で20ヵ所以上の主要な港から、海のゴミ捨て場に向かう廃棄物船舶がせわしなく行き交っている。「企業フレンドリー」を掲げる現韓国政府が、海洋投棄をしている企業ともフレンドリーに付き合うと言い出すのではないかと、気がかりだ。海をゴミ捨て場と勘違いしている国は、決して海洋強国になることはできない。
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| ■海はゴミ捨て場じゃない! 海洋投棄を早急に中断せよ!
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| 1980年代後半から現在まで、東海(日本海)と西海(黄海)沖に漏れ出した廃棄物の量は1億tを超えた。1988年から投棄量の記録を取っているが、今年の6月までの海洋投棄の正確な累積量は、1億1,025万7,000tだった。2.5tトラックで4,410万台分の量だ。20年間で韓国国民一人当たり2.5tのゴミを海に捨てたことになる。
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| 今年だけでも、6月までの累計量は337万t、このうち下水処理場の汚泥が最も多く、次に排水処理場の汚泥、生ゴミ廃水、家畜糞尿、人糞などの順である。これらは政府がすべて許可し合法的に捨てられたゴミで、群山の西海岸沖・蔚山・浦項の東海岸沖など、定められた投棄海域は3ヵ所にある。
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| 環境団体は2005年に、この問題に対して集中的に騒ぎ立てたが、政府は海洋投棄量を増やし続けた。「海は未来の資源宝庫だ」という国土海洋部(旧海洋水産部)が海を汚染する海洋投棄を傍観し、「海を守る」という海洋警察も海洋投棄業者から手数料を受け取っていたという。環境保護をとなえる環境部は、陸地環境だけが我々の業務領域とばかりに、陸上にゴミ埋立地をつくるのは難しいという理由から、海洋投棄に進んで取り組んできた。
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| 海洋投棄が最も多い家畜糞尿を出してきた農林水産食品部(旧農林部)は、畜産農家の難しさをとやかく言いながらも、ドイツなどで既に商用化段階にあるバイオマスなど畜産糞尿の資源化に力を注いできた。各種重金属でごちゃまぜになっている工場排水処理場の汚泥がどのように処理されているのかを管轄する知識経済部(旧産業資源部)も見て見ぬ振りをしてきたのである。
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| 海洋投棄された様々なゴミの出どころと回収過程を管理している自治体は、海洋投棄問題を「中央省庁の方針だ」などと言いながら、目を背け責任逃避してきた。海がゴミ捨て場になってしまったのは、結果的に韓国の廃棄物行政に関連するすべての関係省庁の負の遺産である。
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| 地球の隅々まで探してみても、海にこんなに多量の廃棄物を捨てる国は韓国しかない。1980年代と90年代にグリーンピースなどの環境団体が、横行する海洋投棄を防ぐ運動を盛んに展開し、海洋投棄を禁止するロンドン協約を設けるに至った。1996年に、より具体的な国際協定の「96議定書」というものが作られ、事実上海洋投棄がほとんど禁止されているにもかかわらず、韓国はこれに加入していない。韓国は地球上でも自国の海にゴミを最もたくさん捨てる1級国家になった。遠洋漁業強国、南極の海で最もたくさんの漁獲高を上げ、関連国際機構に一番多額の負担金を支払っている国、韓国が隠している恥ずべき部分である。
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| 人々が海をゴミ捨て場だと感じた瞬間から、ゴミはブーメランのようにすぐに汚染という形で跳ね返ってくる。私たちの食卓にのぼる水産物の汚染が深刻な事態になったことは、ひとつも不思議なことではない。
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| 韓国の海はどうだろうか? 一言で「乱獲と汚染」といってもいいだろう。時が経つにつれ漁獲量が減少している中で、政府の水産政策はいかに漁船の数を減らすかということで頭がいっぱいだ。稚魚を放流する、禁漁期間をおく、しかし、1年で数百万トンごとに汚染がひどい液状廃棄物を捨てておきながら、一方で漁獲高が増えることを望むとなれば、まともな神経ではない。
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| 世界的な環境協約である「湿地保護のためのラムサール総会」(※)」を開催するといいながら、あちこち埋め立てに躍起になっている慶尚南道、「環境にやさしい」をモットーに掲げ、2012年の「世界博覧会」を誘致しておきながら、大っぴらに海洋投棄の先頭を走る全羅南道と麗水市。彼らの行動は理解に苦しむ。 ※:ラムサール条約締約国会議
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| 海洋汚染と漁獲量減少が世界的な現象だとはいっても、韓国にはそれをとやかく言う資格すらない。遠洋漁業、造船業や海運業などで事実上、一番多く地球上の海の恵みに浴している国が韓国なのだ。一番たくさん利用しながら、その場所をきれいにすることはおろか、あちこちに汚染物を捨てる行為は、誰からも歓迎されず、共同体の一員としても快く思われないだろう。
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| 今、この瞬間にも、全国20ヵ所以上の主要な港から、海のゴミ捨て場に向かう廃棄物船舶がせわしなく行き交っている。「企業フレンドリー」を掲げる現政府が、海洋投棄をしている企業ともフレンドリーに付き合うと言い出すのではないかと、気がかりだ。海をゴミ捨て場と勘違いしている国は、決して海洋強国になることはできない。
(チェ・イェヨン)
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| 2008年07月25日 中国新聞ニュ−ス
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| 【リオデジャネイロ24日共同】人工衛星で海水の塩分の濃度を定期的に観測し、地球温暖化予測の精度向上を目指すプロジェクトがスタートし、アルゼンチンと米航空宇宙局(NASA)の専門家らが24日、ブエノスアイレスで会議を開いて衛星の設計を最終決定した。ロイター通信が報じた。
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| 専門家によると、温暖化の影響を知るには海流の変化と、それによる気象パターンの変化が重要となる。海流の変化は海水中の塩分濃度の変化によってもたらされ、塩分濃度は、氷河が解けたり、降水量が増えたりすることで海面近くの淡水量が増えることによって変わる。
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| 人工衛星は3年間にわたって毎月1回、世界各地の海水の塩分濃度を測定、海流の変化などの予測に役立てる。アルゼンチンがカメラやソーラーパネルを搭載した衛星を、NASAがマイクロ波放射計をそれぞれ設計し、同国で組み立てられる。
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| July 14, 2008 Brian Handwerk for National Geographic News
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| 科学者たちは、アフリカのサハラやサヘルの乾燥地域から大量のダストが飛来し、カリブ海やアメリカ南東部の海を汚染している可能性があると指摘している。ダストを含んだ雲が、金属や農薬、微生物などの汚染物質を運んでいるのだ。サンゴ礁や海洋生物は既に海水温度上昇のストレスを受けているが、こうした物質も破壊的な影響を及ぼしかねない。
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| アメリカ地質調査所の生態学者、ヴァージニア・ガリソン氏は、フロリダ州フォートローダーデールで開催された「第11回 国際サンゴ礁シンポジウム」で、複数のサンプル採取地点の大気質データから得られた興味深い結果を発表した。例えば、アフリカからダストが飛来した時期のカリブ海の大気サンプルを調べると、同じ地点のほかの時期に比べて、バクテリアや菌類などの微生物が2倍から3倍多く含まれていた。
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| フロリダでは、アフリカのダストの影響で大気が汚染され、アメリカの大気質基準を下回る場合もある。アフリカのマリ、カリブ海のアメリカ領バージン諸島、トリニダード・トバゴで大気質調査を行ったところ、DDTの分解産物であるDDEをはじめ、微量の農薬が見つかった。DDTは環境蓄積や発がん性の疑いから広く使用が規制されているが、一部のアフリカ諸国では現在でも殺虫剤として使われている。農薬は特にサンゴ礁にとって脅威となる。サンゴの生殖や受精、免疫システムを妨げる可能性があるからだ。
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| オーストラリア海洋科学研究所のアンドリュー・ネグリ氏は、「アフリカのダストに関連する農薬は主に殺虫剤だ。殺虫剤は宿主であるサンゴに直接影響を与える可能性がある。調査で特定した殺虫剤のうちクロルピリホスとエンドスルファンの2種類は、ごくわずかな濃度でもサンゴの幼虫が海底へ定着するのを減少させる」と話す。
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| ガリソン氏は、大気は世界中を移動しており、われわれは皆、1つの巨大な大気システムを経験しているという見方を示す。「ダストを含んだ気団がアフリカからカリブ海を通ってアメリカ東部に到達し、そこで急に勢力が弱まる。しかし、気団は一部のダストを含んだままアメリカ北東部に移動し、汚染された雲と混ざる。さらに北大西洋を越えてヨーロッパに渡り、ヨーロッパでも汚染雲を少し取り込んで、再びアフリカに戻る。つまり、ダストがそもそもどこから来たのかは、わからなくなる」。
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| ガリソン氏は、アフリカの農薬のように特定の汚染物質が特定の地域に関連している場合もあるが、大気質の問題の責任を1つの地域にだけ負わせることはできないと言う。「私たち全員に責任がある。どんな物質を空気に放出しているのか皆で監視してゆく必要があるだろう」とガリソン氏は述べている。
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| July 10, 2008 Brian Handwerk for National Geographic News
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| 世界の主要な造礁サンゴのうち3分の1の種が絶滅の危機に瀕しているという調査報告書が発表された。すべての海洋生物のうち4分の1以上はサンゴ礁に生息しているため、この報告書の通りであれば、サンゴ礁の消滅は世界中の海の生物多様性に壊滅的な影響を与える可能性がある。
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| 研究責任者でバージニア州オールドドミニオン大学の動物学者、ケント・カーペンター氏は「サンゴそのものが絶滅の危機に瀕し、実際に絶滅が進んだ場合、連鎖的に影響が広がって、サンゴ礁に依存しているほかの無数の種も失われる可能性が高い」と話す。報告書で分類された704種のサンゴのうち、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに「危急」「絶滅危機」「絶滅寸前」の分類されている種は231に上ったが、10年前にはわずか13種にすぎなかった。
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| 国際的な調査の結果から、サンゴ礁の消滅は世界中に広がっていることが浮き彫りになった。その中でも特に状況の悪化した地域がある。「絶滅の危険度が高い重要な種の数の多さでは、カリブ海のサンゴ礁が筆頭に上がるだろう」とカーペンター氏は言う。
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| 一方、インドネシア、マレーシア、フィリピンの列島地域にあり、多様な海洋生物が生息する「コーラルトアライアングル」では、リストに掲載された数は多いものの、多くの種は低い水準のリスクにとどまっている。
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| 専門家によると、地球的な気候変動に関連して海面温度が上昇したことによって、過去数十年間でサンゴの白化現象や病気による大規模な消滅の発生頻度は高まっているという。海水温度の上昇はわずかでもその状態が一定期間続くと、サンゴと共生して食物を作り出している藻類が減少し、サンゴ礁の白化を招く。1998年にはエルニーニョ現象の影響で大規模な白化現象が発生し、サンゴ消滅の事例としてはこれまで確認された中で最悪となった。それ以降、同様の消滅が発生する回数は増えており、状況も深刻になっている。
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| 地域的な問題でサンゴが弱っている場合、病気や白化現象がもたらす影響はさらに深刻になる。例えば、魚が乱獲されている地域ではサンゴ礁を守っている種が漁業の標的になる場合もある。沿岸開発による堆積物や汚染などもサンゴの状態を悪化させる一因だ。
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| サンゴにも白化やその他の破壊から回復する力は備わっている。しかし、全体的な減少傾向に歯止めをかけるには、多数のサンゴを絶滅の危機に追いやっている問題に人間が対処しなければならないと科学者チームは指摘している。
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| 2008年07月07日 WIRED VISION
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| 二酸化炭素の排出を速やかに削減しなければ、自然界でもっとも色鮮やかな構造物であるサンゴ礁が消滅し、回復には気の遠くなるような年月がかかるだろう。科学者たちが7月3日(米国時間)にこのような警告を発した。
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| 世界の海洋は、産業革命後に人間が排出した二酸化炭素の40%を吸収してきたが、これによって海洋の化学的性質が変化してきている。すでに、基本的に塩基性である海水の水素イオン指数(pH)は現在、産業革命以前と比べて約0.1(10%)酸性化しており、今世紀半ばまでには酸性化がさらに進む可能性がある。
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| 研究者らはまた、科学誌『Science』の論説の中で、二酸化炭素が気候に与える影響についてはモデルによって程度に差があるが、海水の酸性化はこれとは異なり、基礎化学に基づいているので、化石燃料を燃焼し続けるとほぼ確実に現実化し、海洋生物のなかには壊滅的なダメージを受けるものが出てくると指摘している。
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| 「われわれの今後10年間の行動次第では、今後200万年間にわたって、海洋にサンゴ礁が存在しなくなりかねない」と、スタンフォード大学の気象学者Ken Caldeira氏は語る。ワイアード誌では、Caldeira氏に関する特集記事(英文記事)を最近掲載している。
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| 二酸化炭素排出の影響に関しては、もっぱら、地球温暖化の原因である温室効果ガスの原因物質になりうる点に注目が集まっているが、二酸化炭素排出が世界の海洋にもたらす変化にも次第に関心が注がれるようになってきている。
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| 大気中の二酸化炭素が増えると、海面に溶け込む二酸化炭素の量も増える。こうした小さな化学変化が積み重なり、海洋生物学上の非常に大きな変化が生じうる。
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| サンゴのように炭酸カルシウムから骨格を形成する海洋生物は、骨格が形成できなくなるおそれがある。今後10年間にわたって排出量が現在のペースで推移すれば、世界の海洋生物は、本質的に異質の海洋に棲むことを余儀なくされることになる。今世紀半ばまでには現実化すると予想される海洋の酸性化の度合というのは、人類が地球上に誕生するはるか以前にまでさかのぼらなければ、存在したことのないものだ。
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| 「21世紀に進行しているほどの極端な海洋酸性化の例を見つけるには、6500万年前の恐竜が絶滅した時代にまで戻る必要があると思う」とCaldeira氏は語る。
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| このときの酸性化の際には、サンゴ礁が回復するまでに200万年かかった。Science誌に掲載された論文は、早急に二酸化炭素排出量の規制を厳しくするよう求めている。さもないと、グレートバリアリーフなどのサンゴ礁は死滅し、回復するまでに何百万年もかかると、Caldeira氏は警告している。
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| 「二酸化炭素の倍増は、気候の面から見たら[対応可能な]現実的ターゲットに思えるが、海洋化学の面から見ると、数千万年ぶりという変化を意味する」
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| 海洋の酸性化は、気候変動とは規模がまったく異なる問題だ。気候変動は、地球工学によって影響をある程度緩和できるとCaldeira氏は考えている。つまり、硫黄の粒子を大気に注入すれば、二酸化炭素によってもたらされる温室効果を緩和するのに絶大な効果を発揮する可能性があると、Caldeira氏は説明する。だが、海洋の酸性化と、その根底にある化学反応は、それとは根本的に異なる。
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| 「分子と分子の反応を食い止めることはできない。だから、対策をとるべき規模が大きいということは、結局、問題の規模が大きいことを意味する」とCaldeira氏。
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| 個々の珊瑚礁はさまざまな方法によって保存できるものもあるかもしれないが、全般的には地球工学では対応が難しい問題のように思われる。
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| 「海洋全体の規模で考えると、われわれのエネルギーシステム全体を変えるしか方法はないと思う」とCaldeira氏は結論付けている。
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| 『Science』誌の「海洋:CO2排出と酸性化」を参考にした。
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| [日本語版:ガリレオ-矢倉美登里/小林理子]
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| 2008.05.22 海外環境ニュ−ス
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| 大気中のCO2を吸収し、酸性化した腐食性の海水が、北米西部の大陸棚で初めて発見された。これはアメリカ海洋大気庁(NOAA)太平洋海洋環境研究所のフィーリー博士及びザビーネ博士を初めとする国際研究チームによるもので、2008年5月22日付のオンライン誌「サイエンス・エクスプレス」に研究成果が掲載される。
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| 既に沖合の深海では酸性化した海水が発見されていたが、2007年夏にカナダからメキシコ沿岸で海水のサンプル調査を実施したところ、アメリカ西海岸から20マイル未満の大陸棚で酸性化した海水が発見された。
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| 研究者らは、春から夏の季節風で、CO2を多く含む海水が、深さ400〜600フィート(約1万2000〜1万8000m)の深海から大陸棚に上がってきたとしており、海洋の酸性化が大陸棚の海洋生物(サンゴ、貝類、軟体動物、プランクトン等)に及ぼす影響が懸念されている。NOAAのスピンラード長官補は、この研究は大量のCO2を含む大気の影響や海洋での循環を解明する上で不可欠だとしている。
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| May 22, 2008 John Roach for National Geographic News
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| 北米西海岸の海水の酸性化が大きく進んでいることが明らかになった。原因は大気中への炭酸ガス放出のためだ。これにより、経済的にきわめて重要な海洋生態系が大きく変化する恐れがあるという。
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| 太平洋海洋環境研究所の海洋化学者であるリチャード・フィーリー氏らは、北米西海岸のカナダ中央部からメキシコ北部にわたって海水の酸性度を測定した。その結果、深海部の海水は貝殻やサンゴ礁を侵食するほどの酸性度で、その水が毎年、春から夏にかけて大陸棚までわき上がってくることが分かった。
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| 海洋は巨大な炭素吸収源として古くから知られている。人間による二酸化炭素(CO2)放出量の3分の1から2分の1が海洋で吸収され、地球温暖化の影響を和らげているのだ。だが、「吸収された二酸化炭素で海水のpH(水素イオン指数)が低下し、海中の化学物質や生態系が変化してしまう」とフィーリー氏は話す。
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| 海水が酸性化すると、海洋生物は外骨格や殻を作るために必要な炭酸カルシウムを生成しにくくなる。「海草や浮遊性の植物、動物は身を守るために炭酸塩の殻を作るが、その能力が衰えてきていると指摘されている」(フィーリー氏)。こうした能力が低下した生物には例えば、翼足類という水中を泳ぐ軟体動物がいる。エビに似たオキアミからクジラに至るまでさまざまな生き物のエサとなる生物で、サケをはじめとする商業用の魚にとっては欠かせない食料だ。「海洋の酸性化は漁業やサンゴ礁の生態系に影響を及ぼし、アメリカだけでなく全世界の経済をも脅かす恐れがある」(同氏)。
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| カリフォルニア州のワシントンカーネギー研究所で海洋の酸性化を研究する地球科学者のケン・カルダー氏は「炭酸カルシウムでできた殻が既に沿岸の海水で分解されているかもしれないとは驚きだし、恐ろしいことだ」。同氏によると「沿岸の海水が浸食作用を持つのは、世界的に見て北極・南極では今世紀半ば、カリフォルニア沿岸に至っては来世紀と予測されていた」という。また、「海洋の酸性化に適応し、これまで以上に殻を作る力を伸ばすような生物は、実験でも見つかっていない」と付け加えた。
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| 2008/04/11 朝鮮日報/朝鮮日報JNS 朱完中(チュ・ワンジュン)記者
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| 海藻類を食べ尽くしながら繁殖し生態系を破壊
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| ウニが東海(日本海)を荒らしている。東海側の慶尚北道浦項地域から休戦ライン近くの江原道高城付近までの漁場が、ウニにより荒れ果てているのだ。
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| 海の底に生息するワカメや昆布などの海藻類をウニが片端から食べ尽くし、海中が砂漠のように白くなる白化現象が進んでいる。
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| 国立水産科学院東海水産研究所が10日に明らかにしたところによると、東海岸の漁村近くにある漁場の15%以上で白化現象が進んでおり、三陟市遠徳邑内にある三つの村近くの漁場では、白化が起こった面積が60%以上に達しているという。
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| この付近一帯の漁場の海底にある岩の上は、海藻類が姿を消して黒いウニに覆われており、魚の姿もほとんど見られない。近くに住む漁師のキム・マンオクさんは、「白化が進んで漁獲量も以前の3分の1にまで減った。魚を取るのをあきらめることも考えなければならない。海女たちの収入源であるナマコやアワビもずいぶん数が少なくなった」と語る。
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| 東海水産研究所が高城郡近くの海域で海藻類の生息状況を調べたところ、2005年に天草、海苔、青海苔など20種以上あった海藻類が、昨年は11種へと急激に減少したことが分かった。
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| 問題がこのように大きくなったのは、03年から05年にかけて地方自治体や現地の住民らが、海草の分布状況も把握せずに62万匹のウニをこの海域に放流したからだ。成長したウニを日本に輸出する計画だったが、低価格の中国産に押されて販売が思うようにいかなったことから、漁師たちも獲らなくなった。
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| またウニの天敵である石鯛も乱獲の影響で減少し、その上地球温暖化で冬の水温も上昇しているため、海藻類が繁殖しにくい環境になったのも原因の一つだ。
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| 韓国政府は06年からウニの放流を中断し、海中の海藻類を人工的に育てる事業を行っているが、今のところ成果は出ていない。
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| 2008年03月22日 中国新聞ニュ−ス
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| 世界の232の沿岸域の少なくとも84%が有害な外来種の影響を受けており、国際航路の船舶のバラスト水や養殖業が拡大の主因になっているとの調査報告を、米国の環境保護団体、ザ・ネーチャー・コンサーバンシー(TNC)の研究グループが22日までにまとめた。日本沿岸でも、ほぼ全域で影響が深刻だという。
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| バラスト水は、空荷の船を安定させるため積み込む海水などのことで、含まれていた生物が排水の際に広がったとみられる。研究グループは「海の外来種に関する初めての地球規模の調査で、問題の深刻さが明らかになった」と、各国に対策強化を求めている。
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| 研究グループは、世界各国の研究報告に自らの調査結果を加え、世界の沿岸を生態系によって232の海域に分け、外来種の有無を調べた。194海域で計329種類の外来種が確認されていた。
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| カニなどの甲殻類や貝などの軟体動物、藻類や魚と多様で、オホーツク海や日本海、太平洋沿岸など日本周辺では16種の有害外来種が確認された。
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| 2008/01/21 朝鮮日報/朝鮮日報JNS パク・ウンホ記者
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| 世界最大のダムとして中国・長江中流に建設が進んでいる三峡ダムが、韓国近海の環境に影響を与えるとの懸念が現実のものになりつつある。三峡ダムで長江がせき止められ、淡水の海への流入が減り、淡水に含まれるさまざまな栄養成分が海に供給されなくなった結果、海洋生態系が破壊されていることが、最近の研究で判明した。
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| 韓国海洋研究院は、昨年夏に長江の河口から約300キロ離れた済州島周辺の韓国南西部沿岸にある50カ所で三峡ダム建設による海洋環境の変化を調べた。その結果、植物プランクトンの炭素生産量が急激に低下していることが分かった。2006年には1立方メートル当たり561ミリグラムだったが、昨年は同456ミリグラムとなり、1年で20%も減少したことになる。
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| 同研究院の崔東林(チェ・ドンリム)博士は「(植物プランクトンの減少は)長江の淡水に含まれる窒素、リンなどさまざまな栄養成分が海に供給されなくなり、植物プランクトンのえさが急減したため」と説明した。植物プランクトンのえさとなる窒素化合物は、06年の海水1リットル当たり15マイクログラムだったが、昨年には0.4−0.7マイクログラムとなり、95%以上減少したことが実際に判明した。
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| 2008/01/21 朝鮮日報/朝鮮日報JNS パク・ウンホ記者
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| 漢江水環境研究所の孔東寿(コン・ドンス)所長は「窒素化合物は陸地の上水源では汚染を引き起こす原因物質だが、海では生態系を維持するのに必要な栄養素だ。窒素化合物が急減すると、それをえさとする植物プランクトンが減り、それが動物プランクトン、魚類へと波及し、生態系の食物連鎖が連鎖的に影響を受けることになる」と警告した。このため魚の産卵減少と成長遅延などの影響は避けられず、韓国の水産業にも大きな打撃が予想される。
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| 国策研究機関のある海洋生態専門家は、「植物プランクトンの減少はこれまでバランスが取れていた西海・南海岸の海洋生態系が破壊されていることを示す深刻なシグナルだ。徹底的、継続的な環境への影響調査をはじめ、対策が急がれる」と指摘した。
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| さらに今回の調査では、海洋生態系が急変を示す別の兆候も見られた。まず、海水の平均塩分濃度が急上昇した。済州島一帯の塩分濃度は長江の淡水が流入していた06年夏には海水1リットル当たり28グラムだったが、昨年夏には32グラムへと14%も上昇した。海洋研究院は、東シナ海と南海(韓国南部沖)に流入する淡水の80%を供給していた長江に三峡ダムが建設されたためだと分析している。崔博士は「長江から海に流入する堆積物も三峡ダム工事以前の 33%に減少した。今後、環境への影響に関する長期的な研究が必要だ」と述べた。
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| 2008.01.05 MSN産経新聞
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| 健全なさんご礁(上)と白化が深刻なさんご礁=グアム島(米海洋大気局提供)
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| 地球温暖化が今のペースで進むと、日本周辺を含め、現在さんご礁が存在する海の98%が2050年ごろにはサンゴが生育できない海になり、今世紀末にはほとんどのさんご礁が消失する可能性が高いとの予測結果をオーストラリア・クイーンズランド大や米、英などの国際研究チームが5日までにまとめた。
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| 温暖化による水温上昇の影響に、大気中の二酸化炭素(CO2)が溶け込んで起こる海水の「酸性化」が加わるためで、温暖化がさんご礁に与える影響は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価よりも大きいという。
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| 2008年は各国がさんご礁保護などに協力して取り組む「国際サンゴ礁年」。研究チームは「大幅なCO2の排出削減と同時に、世界のサンゴ保護対策を強化する必要がある」と指摘している。
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| 同チームによると、海水温が異常に高い状態が続くと、サンゴに共生する藻類が脱落する「白化」が発生。大気中のCO2濃度が高まると、海水に溶け込むCO2の量が増えて海水のアルカリ度が低下する「酸性化」が進み、サンゴが炭酸カルシウムの骨格を作って成長することが難しくなる。
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| チームは、大気中のCO2濃度変化が、海水温度や海水中の炭酸イオン濃度に与える影響を予測するコンピューターモデルを開発。
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| IPCCのシナリオに基づいて計算した結果、現在380ppm(ppmは100万分率)である大気中のCO2濃度が今世紀半ばに450−500ppmに達すると、サンゴの生息状況が悪化して、さんご礁にすむ生物種の数も減少すると予測された。
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| 500ppmを超えると、世界のほとんどの海域でサンゴが骨格をつくることができなくなるほどの酸性化が進み、海面上昇の影響もあって、大部分のさんご礁が消失するとの結果が出た。
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| 2007.11.24 MSN産経新聞
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| サケの遡上(そじょう)シーズンを迎えた北の海で異変が起きている。サケ漁全盛期に入ったにもかかわらず、青森、岩手両県の漁獲量が伸びないのだ。約20年前と比べると漁獲量は約半分。地球温暖化の影響とみられ、北海道北部では好調だが、今後さらに漁場が北上し、日本沿岸から遠ざかる恐れが指摘されている。
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| 青森県によると、同県内のサケの漁獲量は昨年の7割以下(11月10日現在)。特に県北部の津軽海峡周辺では昨年比65%、陸奥湾では昨年比40%にとどまっている。岩手県でも不漁が続き、漁獲量は昨年の8割程度しかない。
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| 両県のサケの水揚げ量はここ20年で半減。青森の漁獲量はピークだった平成2年に比べて半分以下、岩手の漁獲量も6割弱にまで落ち込んだ。
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| これについて、サケの生態に詳しい北海道大水産科学研究院の帰山(かえりやま)雅秀教授は、青森、岩手沖の水温上昇と海流の変化を指摘する。「温暖化による水温上昇に加え、日本海を流れる対馬暖流が太平洋の岩手沿岸まで回り込んで水温を上げている。魚は水温に敏感だ」という。
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| 北海道では全体的には漁獲量が減少しているものの、オホーツク南部海域ではここ数年、漁獲量が向上。同海域の昨年の漁獲量は2000万匹を超え、20年間で3倍以上となった。
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| 帰山教授は「水温が上昇し、サケにとってオホーツク海の水温が適温になりつつあるのではないか。50年後には漁場がオホーツク北部に移り、日本沿岸でサケが取れなくなるかもしれない」と話している。
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| 2007/11/23 朝鮮日報/朝鮮日報JNS 北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員
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| 中国政府は、深刻な水質汚染で「死の海」となっている渤海湾の浄化を図るため、大規模運河の建設を計画している。
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| 渤海湾と西海(黄海)の間にある山東半島を南北に貫く運河を建設し、よどんでいる渤海湾の海水が西海の海水と混ざるようにすることで、渤海湾の水質を浄化するのが狙いだ。天津−上海間の航路も約300キロ短縮され、物流費用の節約も見込める。
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| 運河は渤海に面した莱州と西海側の青島郊外にある膠州を結び、長さが110−130キロ、幅200メートル、深さ10メートル規模。建設費は1000億元(約1兆4600億円)が見込まれる。
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| 中国政府は運河建設を含む「渤海湾環境保護計画」を第11次5カ年計画(2006−10年)の戦略プロジェクトに盛り込み、11の関係官庁のうち10官庁から建設に向けた同意を取り付けた。
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| 現在渤海湾には、毎年57億トンの汚水と216万トンの汚染物質が流入している。専門家は現在の状態が続けば、10年後には生物が生息できない「死の海」に変わると警告している。
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| しかし、運河建設より渤海への汚染物質流入を遮断するほうが経済的で、運河を建設すれば西海までもが汚染されるとの反対論も根強い。運河が通過する地域では土壌が塩分による被害を受けることも考えられる。
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| 2007/09/18 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 欧州宇宙機関(ESA)は先に、氷に閉ざされていたカナダやアラスカの北極海沿岸の氷が溶け、欧州とアジアを結ぶ北西航路を船が通れるようになったと発表したが、ロシア沖を通る北東航路も部分的に開通している。両航路が完全に通れるようになると、アジアと欧州、米東海岸を結ぶ航程は最大で半分になるという。
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| ESAによると、2005〜06年には400万平方キロあった氷が300万平方キロまで縮小し、氷の溶解は加速しているというが、地球温暖化の進行による思わぬ“恩恵”といえそうだ。
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| 北極海を通る航路は太平洋と大西洋を結ぶ最短ルートとして、数々の探検家が挑戦。北西航路はノルウェーの探検家アムンゼンが1903年から3年がかりで横断。北東航路は1879年にフィンランドの探検家ノルデンショルドが横断に成功し、日本に到着した。
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| 日本は、治安が不安定な中東のスエズ運河や海賊事件が続発するマラッカ海峡を通る代替ルートとして、北極海の航路に注目してきた。
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| 海洋政策研究財団の北川弘光特別研究員は「温暖化で北極海にスケトウダラなどの水産資源も移動しつつある。エネルギー資源だけではなく、水産資源確保の道を開くため真剣に北極海航路について考える必要がある」と話している。(杉浦美香)
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| 2007/09/05 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 東京港の水質改善を目指し、東京都がお台場海浜公園(港区)でカキや海草を使った海水浄化実験に取り組んでいる。カキは赤潮の原因となる窒素やリンなどの有機物を吸収し「1個が1日約400リットルの海水を濾過(ろか)する」(都港湾局)とされており、3年をかけて効果を検証する。
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| 実験は、公園沖の水深約2メートルの場所に宮城県産のマガキ4万個をつるしたいかだを浮かべ、海中にはカキの排せつ物を食べるナマコを100匹放流。有機物を分解する微生物が付着できるよう大量のカキ殻を積み上げたり、アマモやアオサなど海草を植えて自然に近い環境をつくり、これらの生物が定着するかどうかも調べる。本年度の事業費は約1500万円。
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| 都港湾局によると、東京港は下水道の普及や汚泥の浚渫(しゅんせつ)により、海の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)は環境基準を下回るようになったが、窒素やリンは基準を達成できず、慢性的に赤潮が発生している。
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| 都は「汚泥の浚渫は対症療法。自然の力で浄化できる方策を探りたい」としている。
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| 2007/08/03 The Sankei Shimbun WEB-site
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| 中国の通信社、中国新聞社によると、国家海洋局は3日、今年上半期の海洋環境調査結果を発表、陸から海に排出される汚染物質が前年同期比約7%増の1日平均9230トンに達し、中国近海の汚染が深刻化していると指摘した。
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| また汚染物質を流す排水口が養殖、観光、自然保護地区に設置されているケースが全体の43%に上ることが判明、排水口の適切な配置が必要と強調した。(共同)
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| 2007年07月28日 中国新聞ニュース
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| 赤潮対策として水酸化マグネシウムを使うと、養殖の魚介類への影響が小さく、赤潮の原因となる微生物を90分間で9割駆除できたとの結果を、前田広人三重大教授らが28日までにまとめた。
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| 効果的な方法になる可能性があり、今後、大規模な試験で効果を実証したいとしている。
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| 宇部マテリアルズ(山口県宇部市)、ニチモウ(東京)との共同研究。
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| 前田教授によると、水酸化マグネシウムは海底の泥を浄化する薬剤として使われており、赤潮への応用を考え実験。直径3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)程度の微粒子にし、海中に長時間漂うようにした。赤潮の原因となる代表的な3種類のプランクトンがいる海水に、1リットル当たり0・2グラムを混ぜ効果を確認。瀬戸内海で赤潮が発生した海域を仕切り実験し、同様の効果があったという。
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| 2007年06月12日 中国新聞ニュース
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| 海洋政策研究財団(東京)は12日、全国71の湾などの閉鎖性海域のうち、90%には赤潮や有害物質汚染など何らかの問題があり精密検査が必要だとする“健康診断結果”を公表した。
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| 財団は「過去に流入した有機物などの影響で、海は健康を取り戻せないでいる」としている。
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| 財団は、自治体のデータや独自の検査結果を基に「物質循環の円滑さ」と「生態系の安定性」の2分野について計13項目をA(良好)、B(要注意)、C(要精検)の3段階で評価。
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| 東京湾、三河湾、大阪湾などの健康度が低く、Cが1つもなかったのは宮古湾(岩手県)、万石浦(宮城県)、松川浦(福島県)、敦賀湾と矢代湾(福井県)、仙崎湾(山口県)、志度湾(香川県)の7カ所だった。
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| 2007/05/15 中国新聞ニュース
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| ▽温暖化一因か、気象庁観測
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| 日本周辺海域の年平均海面水温は、過去百年で一・六―〇・七度上昇しており、一部海域を除き世界平均の最大三倍のペースで上がっていることが十五日、気象庁の観測で分かった。
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| 世界の年平均海面水温の上昇度は過去百年で〇・五度。日本近海はこの三・二―一・四倍に当たることになる。
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| 気象庁は「地球温暖化も一因とみられるが、はっきりした原因は分からない」として今後、分析を進める。専門家から漁業への深刻な影響を懸念する声も出ている。
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| 気象庁は、十九世紀末ごろから観測船や一般商船などが測定した約二千万件の海面水温(水深一、二メートル程度)データに基づき、日本周辺海域を十三区分し、過去百年間の上昇度を調べた。
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| 水温の上がり方が一・六度と最も大きかったのは日本海中部。黄海や東シナ海、東海―四国沖などほとんどの海域で、世界平均の二倍の一・〇度以上、上がっており、地球温暖化に伴う日本の地上気温の上昇度(百年で一・一度)と同程度という。
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| 一方、東北沖の太平洋や北海道・釧路沖、日本海北東部では、顕著な上昇はみられなかった。
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| ユーラシア大陸の中・高緯度地域で地上気温の上昇が大きいため、日本近海はこの影響を受けた可能性があるが、海水温上昇には温暖化のほか親潮や黒潮のコースや潮位なども関係するという。
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| 同庁は「温暖化の影響がどのくらいあるのか、調べる必要がある」としている。
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| 2007.03.14 中央日報 北京=チン・セグン特派員
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| 昨年、中国の渤海湾に流入した有害性廃棄物が57億トンに達するものと推定された。
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| このうち15.8億トンは有毒性化学工業関連廃棄物だ。中国海洋局傘下の海洋発展戦略研究所(海発研)の推算だ。これとは別に20億トンの固体のごみが渤海湾に捨てられた。渤海湾が汚染しているという報道は何回も出されたが、具体的にどの程度ごみが捨てられているかは今回初めて明らかになった。こうした中、北京にある首都製鉄所が渤海湾に移転し、新首都製鉄所という名前に生まれ変わる。新たに建設される製鉄所は単一工場としては中国最大になる。工場移転で渤海湾汚染が広がるという指摘もある。
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| ◆沿岸地域魚類はほとんど絶滅=高之国海発所長は12日、第10期5次全国人民代表大会(全人大)で渤海湾汚染問題を深刻に提起した。中国言メディアもこれを大きく報道した。高所長全人大環境委員会に出席し「有害ごみが大量流入され渤海湾近海の魚類とエビ、カニなど主要水資源が消えている」とし「漁民たちの生活は貧困な状態」と指摘した。高所長は「渤海湾汚染源は80%が生活下水と工場廃水、化学肥料など」とし「渤海湾が半ばふさがっているので汚染度は想像を超えている」と明らかにした。中国海国が発表した2005年渤海湾汚染状況によると「軽い汚染地域」「汚染地域」「深刻な汚染地域」が前年に比べそれぞれ190平方キロ、580平方キロ、3百平方キロ増えた。
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| ◆ 取り締まり法令がない=中国の「水資源汚染防止法」は刑事処罰規定をもつが、海洋汚染はもたない。したがって海洋汚染は環境法と海洋環境保護法、清潔生産法などの規定を援用するほかない。しかしこうした法律は一般法なので、規制が弱い。法ごとに所管部処が違い、効果的な規制を妨げている。例えば海洋環境保護法は環境保護局、海洋事務局、漁業政策局、海事局など多くの組職にまたがっている。有害物質海洋放流は明白な不法行為だが、これを規制する効果的な手段がないといえる。
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| ◆ 韓中間環境紛争可能性も=中国国家環境局は2001年「青い渤海作り計画」を樹立した。15年間555億元(約8255億円)を投入するという青写真だった。しかしこれまで特に効果をおさめることができていない。周辺の4工業地球で汚染物質をむやみに捨てているからだ。渤海湾汚染を放っておく場合、つながった西海(ソヘ、黄海)も悪影響を受けるほかない。専門家は韓中間の環境紛争が起きることもあると懸念している。高所長は「渤海環境保護法制定が至急だ」と話す。「中央政府で環境保護のための特別機構を設立し、これを通じて▽排出物質に対する先端監視システム導入▽周辺工業地域に対する規制と監督▽外国の成功事例収集−−など多角的な対策を用意しなければならない」と建議した。
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| 2006年09月23日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 【ワシントン=増満浩志】地球温暖化に伴って上昇し続けてきた海洋上層部の水温が、2003年から05年にかけて低下していたことが、米海洋大気局(NOAA)と米航空宇宙局(NASA)の調査で分かった。
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| 水は冷えると収縮して海面が下がるはずなのに、海面上昇は続いていることから、研究者は「南極やグリーンランドの氷が解けて海へ流入した影響が考えられる」と指摘している。
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| 両局は、世界の海洋に設置されているブイや船などによる観測データを解析。その結果、深さ750メートルまでの海水温は、03年までの10年間に0・09度上がったが、その後の2年で0・03度も下がったことが判明した。海水は過去半世紀の間、大気などから熱を吸収して温まってきたが、その熱の5分の1をわずか2年で失った計算になるという。
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| 2006年04月06日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| 【ワシントン=増満浩志】広大な太平洋の海水がじわじわと酸性化していることが、米海洋大気局(NOAA)と全米科学財団(NSF)による観測で明らかになった。
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| 観測を率いる同局のリチャード・フィーリー博士は「大気中に増えた二酸化炭素を、海が吸収した結果」とみている。
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| 同博士らは、今年2〜3月、南半球のタヒチから米アラスカまで航海し、広範囲の海水を採取した。
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| 分析の結果、アルカリ度の指標となる水素イオン指数(pH)は、約15年前の観測値より平均約0・025低下し、酸性化を示した。また、二酸化炭素などの形で溶け込んでいる無機炭素量は、海表面の水1キロ・グラムあたり15マイクロ・モル(モルは分子数の単位)増えていた。同博士は「どちらも劇的な変化」としている。
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| 研究者らは、酸性化によって一部の生物の外骨格からカルシウムが溶け出すなど、生態系への影響を懸念している。
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| 2006/03/14 NIKKEIe
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| 事務機器メーカーのトヨダプロダクツ(群馬県桐生市、山口正夫社長)は、海水を飲用可能にする携帯型の浄水器を開発した。手動式で災害時などに手軽に水を確保できる。離島や海岸沿いにある自治体のほか家庭、船舶業者などからの需要を見込む。
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| 浄水器は高さ50センチ、幅29センチ、厚さ23センチのケース型。2004年末から販売している淡水用の浄水器と同じ大きさだが、質量は5キロ重い12キロとなる。販売価格は24万円前後。
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| ケースを開き、手動のレバーを上下に動かしてケース下部にためた海水をくみ上げる。ケース上部の非常に小さな穴を持つ人工膜のフィルターでろ過し、細菌やウイルス、有害な化学物質などを除去。1分間で約100ミリリットルの飲用水が取り出せる。
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| 携帯型浄水器は地震など自然災害時に役立つほか、船に積んでおいて飲料水の確保が必要な場合にも力を発揮する。淡水用の浄水器は自治体や企業から注文が相次いでいるという。
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| 子会社のエイアンドエイティー(群馬県桐生市)を通じ販売している。
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| 2006/03/04 The Sankei Shimbun
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| 北海道のオホーツク沿岸に押し寄せる流氷が早くも沿岸から遠ざかり、船の航行が可能になる「海明け」になった。観光の目玉の流氷砕氷船はキャンセル続きで、業者らは困惑している。
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| ことしの流氷は2月5日、根室市で接岸初日を観測。だが2月中旬に網走市などで岸から離れ始め、網走地方気象台は今月3日、海明けが2月15日だったと発表した。平年より約1カ月早い。
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| 例年は3月中旬ごろまで流氷で覆われるだけに、第一管区海上保安本部(小樽)は「この時期にこれほど(岸から)離れているのは記憶にない」と話す。
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| 札幌管区気象台によると、流氷がオホーツク沿岸に寄りにくい西風が、2月に吹いたことが主な原因とみられる。オホーツク海の流氷域面積も1月末時点で過去最低を記録。地球温暖化の影響も一部で指摘されるが「関係あるか分からない」(札幌管区気象台)という。
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| 巨大なローラーで流氷を砕きながら進む流氷砕氷船「ガリンコ号」は本来の馬力を観光客らに披露できない。運航するオホーツク・ガリンコタワー(紋別市)は「約200件のキャンセルが出た。流氷がないと、運賃も3割引きで、収益も出ない」と深刻な状況。知床半島ウトロ地区の大型ホテルは「今は個人客のキャンセルが数件出ている程度だが、これから増えないか心配だ」と話している。
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| 2006年01月28日 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| ◆対策立てても…
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| 海面から突きだした朱塗りの柱の塗装が、床から40センチ上まではがれていた。推古天皇時代の6世紀に創建された世界文化遺産、広島県・宮島の厳島神社。平清盛が1168年に造営した寝殿造り社殿は満潮時、床下まで海面が迫り、緑の原生林を背に、海に浮かび上がる。平舞台の上まで冠水すると、床板がはずれて海面に浮き、柱にぶつかる。そぎ落とされた塗装は、冠水が繰り返された証拠だ。
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| 「床板はクギで固定せず、冠水すれば自動的に外れて浮く構造。嵐の時は浮いた床板が強い波を打ち消して奥の社殿を守る。自然災害への知恵が生かされています」。同神社禰宜(ねぎ)の飯田楯明さん(66)が語るように、平安時代の設計は、冠水も織り込み済みだった。
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| ところが、年数回だった冠水の回数が21世紀に入り、急速に増えた。神社の記録では01年は11回、04年は21回に達し、これ以上増えれば歴史的な防災設計も追いつかなくなる。
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| 広島港の潮位観測でこの半世紀、海面は約30センチ上昇。広島県文化財保護審議会の調査で、地盤沈下、黒潮接近、温暖化による海面上昇などが原因と指摘された。土台を継ぎ足す、沖に防潮堤を作る、コンクリート造りにする――などの対策が提案されたが、いずれも景観は台無しになる。
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| もう一つの世界文化遺産、ベネチアも危機にある。アドリア海の宝石と言われる運河の街の起源は、フン族の騎馬隊が入り込めない干潟に水上都市を築いた5世紀にさかのぼる。
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| 海に面した表玄関のサンマルコ広場。冬の季節風が吹く満潮時に海面が上昇して海水が浸入、広場は池のようになる。このアックア・アルタ(高潮)は冬の風物詩でもあったが、その回数が増えている。ベネチア市の広報担当、マウリツィオ・カッリガロさん(51)は「20世紀初頭には目立った冠水は年数回だったのに、近年は年約40回に達します」と肩を落とす。
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| この1世紀、ベネチアの地盤は約13センチ沈下、そのうえ海面は約10センチ上昇した。地下水くみ上げの禁止で地盤沈下は止まったが、海水面上昇はじわじわと進む。水上バスで巡ると、多くの木造建築が地面から数十センチまで海水で変色、朽ち始めている。
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| 同市はアドリア海とつながる3か所の水路に、可動式の水門を建設する「モーゼ」計画を進めるが、環境影響や効果への疑問で、賛否両論が戦わされている。
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| ◆上昇する平均気温
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| 海は地球表面の7割を占め、気候に大きな役割を果たす。水深500メートルまでの海水温が1度上昇すれば水が膨張、世界の海面は10センチ上昇する。気象庁の「異常気象レポート2005」によると、海水温はこの1世紀、平均0・48度上昇、日本周辺の海面は毎年4・3ミリずつ上昇している。
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| 国連の気候変動政府間パネル(IPCC)は01年、第3次報告書で「地球の雪氷面積は縮小、平均気温は今後も上昇し続ける」と指摘した。これを裏づけるように異変は各地で顕在化し、私たちの生活や文化を変えようとしている。来年発表の第4次報告書では、さらに厳しい警告が盛り込まれるという。地球の使い方を、私たち自身が決めなければならない時代が迫っている。(おわり)
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| 2006-01-20 環境NGOのCASA
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| 今地球の海で ―上がる海水温度―
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| 米ワシントン大学の研究グループは昨年9月に、世界の海面温度は1950年からの約50年間で約0.5℃上昇していると発表しました。また米海洋大気局(NOAA)は、この温度上昇をすべての海水温度に平均すると、約0.037℃の上昇になると計算しています。
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| みなさんはこの温度上昇の幅を小さな数字だと思われますか?一般に海水は空気に比べて約1000倍もの熱を蓄えることができると言われています。そこでこの海水温の上昇分を大気に戻した場合、 なんと大気中では約40℃もの温度上昇をもたらすことになります。すなわちこのわずかだと思われる0.037℃という温度上昇は、じつは膨大なエネルギーの吸収を意味しているのです。そしてこのエネルギーの一部が強い台風やハリケーンを多発させると考えられています。
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| ところで国立環境研究所などの報告を見ると、日本でもこのまま温暖化が進めば2100年には日本海沿岸の海面水温が約3℃上昇すると予測されています。これによって自然災害の激発と共に生態系への影響が危惧されます。たとえば昨年10月、北海道大学大学院の山中康裕助教授は温暖化の影響で植物、動物プランクトンの減少により、今世紀末にはサンマが10センチくらいの大きさになってしまい、漁場も遠ざかるのではないかという研究結果を発表しました。
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| しかし生態系への影響はかならずしも遠い将来のことではなく、2004年末に熱帯に生息するオニヒトデが紀伊半島南端で大発生して、テーブルサンゴなどへの食害が深刻化したこと、あるいは海水温上昇により沖縄のサンゴの白化が進んでいることなどをニュースなどで耳にしている方も多いのではないでしょうか。一方、昨年11月にはWWFが、このまま海水温度の上昇が続くと、米国やカナダの周辺海域では、比較的低温を好むタラやカレイ、スズキなどの魚の資源量が大幅に減少し、その分布も大きく変化するという報告書を出しています。このように私たちに身近な魚についても温暖化によると考えられる悪影響が憂慮されます。
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| 2006/01/11 The Sankei Shimbun
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| 2004年12月のスマトラ沖地震を受け日本とインドネシアの防災担当相レベルで設置した共同委員会の初会合が11日、東京で開かれた。
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| インドネシアは、津波の早期警戒システムの開発や地震などに対する建築物の安全基準の策定などで日本に協力を求めた。これを受け、国土交通省などは、建築物の耐震基準の制度、導入にかかるコストや利点などについて12日にインドネシア側と意見交換する。
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| このほか11日の会合では、両国が、日本の協力で設置している地震計についてオンライン化することを確認した。
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| 委員会は今後、4月ごろに国交省などの専門家による調査団を派遣、土砂災害や津波などを監視するモニター設置などで日本の技術が生かせるかを調査し、7月にジャカルタで第2回会合を開く。
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| 05年6月の小泉純一郎首相とユドヨノ大統領との会談で、委員会の設置が決まっていた。(共同)
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| 2005年11月29日 オーストラリア ニュ−ス
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| ブリスベン 29日- 連邦科学産業機関(CSIRO)の科学者によると、オーストラリアの海に住む軟体動物の甲殻が、地球温暖化によって酸性化が進む海水によって腐食され危険にさらされている。
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| 同機関は、海洋の食物連鎖系の一番下に位置する軟体動物が酸性化する海水に腐食され数が減少し、その影響で海の食物連鎖が崩壊の危機にさらされていると述べた。
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| 同機関の科学者アンソニー・リチャードソンによると、海水によって吸収された空気中の二酸化炭素が海水を酸性化し、炭酸カルシウムで出来た石灰質の甲殻を腐食させている。この影響は特にオーストラリアと南極の間の海で顕著に見られ、今世紀末にはこの地域の海洋に住む石灰質甲殻を持つ生物が絶滅する危険がある。
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| 石灰質の甲殻をもつ棘皮動物(ウニやヒトデなど)も同様に危機にさらされている。
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| 2005年09月29日 人民日報社 「asahi.com」
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| 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在のペースで増すと、海水の酸性度が上がって、50年後にはプランクトンやサンゴが溶け出し、生息海域が減り始めることを日米欧など8カ国の研究チームが予測した。29日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。海の生態系全体に深刻な影響を与える恐れがあるという。
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| 研究チームは、CO2の濃度分布について、各国の計算モデルのうち最も確かと思われる予測をもとに、海域ごとの酸性度の上がり具合を計算した。
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| 現在の海水はpH(水素イオン濃度)が8程度の弱アルカリ性だが、水温が低くてもともとCO2が多く溶けている南極付近からアルカリ性の度合いが弱まり、50年後にはプランクトンの翼足類や、冷水サンゴの殻が溶ける海域が現れることがわかった。翼足類は世界中に分布する一般的な動物プランクトンで多くの魚種がエサにする。冷水サンゴは多くの魚種がすみかとする。これらが生息できない海域が100年後には南極海全体と北太平洋の一部に広がることがわかった。
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| 実際に洋上で実験したところ、100年後の酸性度だと48時間以内に翼足類の殻が溶け始めることも確かめた。
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| 研究に参加した海洋研究開発機構の山中康裕サブリーダーは「海洋生物への影響は気候変動よりはるかに短期間で起きるとわかった。その仕組みは明確で、予測の不確かさは気候変動より小さい。いずれ排出削減の議論に大きく影響するだろう」と話している。
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| 2005/01/28 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| インドネシア・スマトラ島沖地震による大津波が、震源のすぐ東側にあるスマトラ島北部の西岸では最大4キロ・メートル内陸まで到達し、森林などが根こそぎ流されていることが、国土地理院(茨城県つくば市)による人工衛星の画像解析などからわかった。
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| 同島北西部では、地震と同時に地盤が1―3メートル沈み込んだところに、巨大津波が襲った可能性が高く、半島の根元が1・2キロ・メートルにわたり水没し、先端が切り離されて島になってしまうという地形の激変も確認された。
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| 同院地理地殻活動研究センターの飛田幹男主任研究官らは、地震後の昨年末にカナダのレーダー衛星から撮影された画像と、昨年7月撮影のものをコンピューターで比較した。その結果、スマトラ島の北西部沿岸の広い範囲で海岸線が水没したり、森林などが流出し、更地になっていることがわかった。
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| 川沿いや標高が低いと考えられる地域では、特に津波が内陸の奥深くまで到達。約4キロ・メートル入った場所でも根こそぎ木々がなくなっていた。
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| また地震を起こした断層の東端が同島西部沿岸に重なっている可能性が高く、断層がすべって地盤が3メートル近く沈下し、津波被害が大きくなったとみられる。
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| 飛田主任研究官は「同島西部の沿岸は森林地帯で、これまで実地調査できない地域だった。今後は、さらに標高なども分析して、津波の高さや地盤の沈下などを詳細に調べていきたい」としている。
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| スマトラ島の北西部は今回のインド洋津波(スマトラ島沖地震)で最も被害の大きかった地域だ。
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| 全体の死者・行方不明者は29万人以上とされるが、インドネシアの死者・行方不明者は23万261人(27日現在、インドネシア保健省発表)。
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| この大部分がスマトラ島北西部での犠牲者とみられている。
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| 2005/01/24 The Sankei Shimbun
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| インドネシア保健省は23日、スマトラ沖地震と津波による同国の死者数が17万3981人になったと発表した。ロイター通信によると、これにより被災各国の死者総数は約23万4000人に達した。
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| 同保健省によると、インドネシアでは、最大被災地アチェ州で死者が7000人以上増加。北スマトラ州の死者数は240人で変わらなかった。
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| 行方不明者はアチェ州で7249人、北スマトラ州で25人。(共同)
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| 2005/01/10 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| スマトラ島沖地震でタイ南部のカオラックを襲った津波の圧力は、広島に投下された原子爆弾の爆風の約5分の1に匹敵することが、現地調査を行った松冨英夫・秋田大助教授らの分析で明らかになった。
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| 松冨助教授らは先月30日から今月3日まで現地へ入り、建物の外壁に残る水流の痕跡などを詳しく測量した。その結果、押し寄せた津波の高さは10・6―3・1メートル、スピードは秒速8―6メートルだったと判明。水流の圧力は、1平方メートル当たり6・7―3・7トンと算出された。
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| 広島の原爆の爆風は、爆心地付近で同35トンの圧力だったとされる。その5分の一に近い威力の激流によって、カオラックでは、海岸線から約200メートル内陸までのホテルやコテージが、ほぼ一面になぎ倒された。
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| 一方、カオラックから約50キロ南のプーケット島では、津波の圧力は同1・6―0・9トン。わずかな距離の違いで、津波の威力に4倍もの差がみられた。
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| 1993年の北海道南西沖地震で奥尻島を襲った津波は、高さが平均10メートルを超えたが、速度が最大でも秒速7・3メートルと、カオラックより小さかったため、最大圧力は1平方メートル当たり約5・4トンだった。
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| 2005/01/04 The Sankei Shimbun
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| 自然災害を減らすために、国際社会が2005年から10年間で取り組む課題を定めた国連の国際防災戦略「兵庫行動枠組」(仮称)の最終案が、4日までにまとまった。
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| スマトラ沖地震による津波被害で必要性が指摘された国境を越えた災害への対応のため、国際的な警報システムの開発を盛り込んだ。阪神大震災から10年を機に神戸市で18日から開く国連防災世界会議で採択し、加盟各国に実現を求める。
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| 最終案は「無計画な都市化や環境の悪化、気候変動などで災害の脅威は増大する可能性がある」「災害リスクは地球規模に拡大し、リスクの管理や軽減は世界的な課題」と指摘している。
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| その上で、具体的な行動として(1)危機にさらされた人々に分かりやすい「早期警報システム」の開発(2)防災の成功事例や教訓をインターネット上で共有する地球規模の「プラットホーム」の整備−などを盛り込んだ。警報システムは、警報が発せられた際の行動指針を含み、防災当局による効果的な運用を支援するとした。
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| また、災害を減らすための計画作りには、文化的多様性や障害者、社会的に取り残された人々、発展途上国への配慮が必要とし、研究成果や教訓の共有を通じた国際協力強化も課題としている。
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| 防災世界会議は、1994年に採択された国際行動計画を具体化するために開催。警報システムの開発は、スマトラ沖地震を踏まえて緊急討議課題となる見通しだ。(共同)
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インド洋津波:警告の電子メール、確認は地震翌日2005年01月03日 毎日新聞 Mainichi INTERACTIVE
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| 3日発売の米誌タイムはスマトラ沖地震の特集記事で、ホノルルの太平洋津波警報センター(PTWC)が昨年12月26日の地震発生後、津波の可能性を警告する電子メールをインドネシアやタイなど太平洋沿岸国に送付したが、インドネシアの津波警報機関の職員がメールを見たのは翌日だったと報じた。
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| 同誌によると、警報センターは地震の15分後「過去のデータによると(太平洋諸国には)破壊的津波の恐れはない」との情報を発信。地震の規模を拡大して推定した50分後の情報には「震源付近で津波の可能性がある」と付け加えた。
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| タイではバンコクでも揺れが感じられたため、タイの地震監視統計センターは問い合わせへの対応に専念。当時、たまたま南東部海岸の保養地で朝食を食べていた同センターのスマレー・プラチュアブ所長は「わが国は過去に津波を経験していないため、津波警報を出すことなど考えもしなかった」と語り、観光産業への打撃を恐れて警報発令をためらったとの一部報道を強く否定した。(ニューヨーク共同)
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| 2005/01/01 asahi.com
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| スマトラ沖大地震の地震波が地球を少なくとも5周回っているのが、日本で観測されていた。北海道大の解析で31日、わかった。国内各地に防災科学技術研究所が設置する地震計でとらえた波形を、細かく調べた結果、6,7、8周目といえそうな波形まで読み取れた。気象庁が地球を3周した地震波の観測を12月27日に発表しているが、北大大学院理学研究科の吉沢和範助手は「5周以上の記録は過去の地震でも見たことがない」としている。
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| 北大の解析によると、26日午前9時58分ごろ(日本時間)に発生した本震の地震波は、震源から日本の方向に直接伝わったものと、反対方向の南半球を経由して達するものと2種類観測された。いずれも発生の約17時間後までに、5周したことがはっきり確認できた。
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| さらに、発生の約28時間後まで詳細に解析すると6周目とみられる波形があり、7、8周目らしい形も記録されていた。吉沢助手によると、1960年のチリ地震(マグニチュード9.5)でも、米国が記録した地球3周にとどまるという。
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| 2004/12/31 東京朝刊から The Sankei Shimbun
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| インド洋大津波が自然災害では史上最大級となったことで、日本語を語源とする国際表記「TSUNAMI(ツナミ)」も世界の主要メディアに連日登場、知名度を高める結果となっている。
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| 「津波」がローマ字表記で知られるようになったのは、1946年4月にアラスカのアリューシャン列島で起きたマグニチュード(M)7.8の大地震に伴う津波がきっかけとされる。ハワイ到達時に高さ7.8メートルを記録したこの津波では、165人の島民が死亡、惨状を目にしたハワイの日系人が、「ツナミ」と口にしたのだという。
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| その約2年後に、米政府が「ツナミ」のローマ字表記を使った「太平洋津波警報センター」をハワイに設立。63年に開かれた国際科学会議で「ツナミ」は国際用語として公式採用された。
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| 「津波」の語源をめぐっては、船着き場である「津」に異常な「波」が突然、押し寄せるという意味からだとする説や「つよなみ(強浪)」がなまったとの説がある。古くは「海嘯(かいしょう)」という漢語も使われてきたが、日本国内の新聞報道をみると、昭和に入ってからは現在と同じ「津波」の表記が定着している。
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| 今回の津波が発生した26日以降にローマ字の「ツナミ」の言葉を使用した海外の新聞記事を検索すると、米紙ニューヨーク・タイムズのウエブサイトで114件、英紙タイムズで150件、タイ英字紙バンコク・ポスト(27−29日)でも37件ヒットしており、「ツナミ」の席巻ぶりがよく分かる。
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| ただ、「海嘯」という漢語を生んだ中国では、本家のメンツからか「津波」という和製漢語は専門家以外には知られていない。今回の災害でもなお「印度洋海嘯」(中国国営新華社通信)といった報道が続いている。(名村隆寛)
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| フランスでも当初、「ラ・ド・マレ」という津波を意味する仏語を使っていた報道機関が途中から、ラジオ、テレビを中心に「ツナミ」の使用に切り替え始めている。
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| 日本の津波対策の先進性も紹介、仏紙ルモンドは気象庁が来年3月から近隣諸国にも津波情報を直ちに提供すると発表したとし、「津波警報制度で最先端を行く日本」の貢献を評価している。別の仏紙リベラシオンも、津波発生の恐れがある地震が発生した場合は日本全土に気象庁の6つの地方センターから即刻、警報が出され、ラジオ、テレビも市民に警報を流すと報じている。(パリ 山口昌子)
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| 2004/12/30 asahi.com
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| スマトラ沖大地震で発生したインド洋大津波の波高の推定分布が、海洋研究開発機構の解析でわかった。海岸での高さは、タイのプーケット島の北で最大15メートル、震源に近いスマトラ島西端では同20メートルに達した可能性がある。
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| 長さ約1300キロの断層が平均7メートルずれた場合と、南半分だけずれた場合にわけて、発生後4時間で起こる最大波高をシミュレーションした。
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| 同機構が、長さ約1300キロの断層が平均7メートルずれた場合と、南半分だけずれた場合にわけて、発生後4時間で起こる最大波高をシミュレーションした。
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| 大きくずれた場合、プーケット島の北やインド領アンダマン・ニコバル諸島付近で最大15メートル、スリランカ北端で10メートル、インド南部東岸で8メートルの津波が起きたという計算結果がでた。半分の場合は、これより低かった。
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| いずれのケースでも、津波は東西に広がる傾向が強い一方、南北への広がりは比較的弱く、被害状況と一致している。
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| 同機構の平田賢治研究員は「プーケット島付近で波が高かったのは、弓なりになった震源域の焦点に位置したからではないか」と話す。
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| 2004/12/27 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| インド洋津波を引き起こした地震の揺れが、地球の表面を3周以上も伝わっていたことが、気象庁精密地震観測室(長野市)がとらえた波形データで分かった。
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| 過去100年間で4番目だったマグニチュード(M)9・0の地震の強さを示している。
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| 気象庁によると、地震波は伝わる途中で減衰するため、M8以下だと何周も回ることは少ない。今回は、北東方向に伝わった揺れは本震から約6時間で3周、南西方向では5時間で2周していた。さらに周回していた可能性もあるという。
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| 同観測室は、国際的な地震観測ネットワーク「IRIS」にデータを提供している世界約90か所の拠点の一つ。
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| 2004/12/27 読売新聞 Yomiuri On-Line
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| インド洋沿岸諸国に大被害をもたらした今回の巨大地震は、プレート(岩板)どうしがぶつかり合う境界で起きた。
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| インド・オーストラリアプレートが陸側のユーラシアプレートの下に潜り込むうちに、ひずみが蓄積され、ユーラシアプレートが一気に跳ね上がったと見られる。
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| これに伴い、海底の大規模な変形が海面に伝わり、マレー半島だけでなく、震源から離れたインド南東岸やモルディブ諸島など四方に広がる大津波となった。今回動いた震源域は、四国の3倍近い約5万平方キロにも及ぶと見られ、海底の変動規模も巨大だったことが推測できる。
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| 震源は深さ10キロ程度と極めて浅く、規模もマグニチュード(M)9・0という過去最大クラスだった。多くの津波は、同80キロよりも浅い部分でM6・0以上の地震が起きると発生するとされ、巨大津波が起きる条件はそろっていた。
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| 津波は沿岸に近づくと、海が浅くなるため後から来た波が先行の波に追いつき、巨大な水の壁となって押し寄せる。特に奥が狭くなっている湾では波のエネルギーが集中するため、被害が大きくなりやすい。
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| また、地震の規模が大きいと、遠く離れた地域にも津波の被害が出ることがある。日本では1960年5月、過去最大の地震と言われるチリ地震で、発生22時間後、震源から約1万7000キロ離れた三陸沿岸に高さ5、6メートルの津波が押し寄せ、死者・不明142人が出た。
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| 92年に死者2000人近くを出したインドネシア・フローレス島の地震(M7・5)で、現地調査を行った阿部勝征・東大地震研教授は「インドネシアでは5年に1度ぐらい、M7以上の地震が起きる多発地帯なのに、海岸沿いの低地にびっしりと家が並び、防潮堤もなかった。今回も地震対策が後手に回ってしまう途上国の悲劇が繰り返されたと言える」と話している。
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| 2004/12/27 The Sankei Shimbun
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| 津波による被害軽減のため、気象庁は来年3月までに「北西太平洋津波情報センター」を同庁に設置、24時間体制でオホーツク海からインドネシア沿岸を監視し、地震発生時の津波情報提供を計画している。
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| 今回大きな被害を出したインド洋付近は、こうした津波警報網が整備されておらず、同庁は「警報システムがあれば、被害を抑えられたのではないか」としている。
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| 日本周辺海域で地震が発生した際、気象庁は地震の規模や震源の深さ、海底の地形などを基に、スーパーコンピューターを用いて津波の高さや到達時刻を予測する「量的津波予報」を1999年から開始。この技術を活用して各国に津波情報を提供する。
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| 津波は遠方まで被害を及ぼし、北海道・奥尻島で多くの犠牲者を出した93年の北海道南西沖地震ではロシアなどでも被害が発生。60年のチリ地震による津波は、太平洋を約1日かけて横断して日本に襲来した。
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| チリ地震を契機に、太平洋沿岸国が加盟して津波警報に関する組織が設立され、米国に津波警報センターが設置された。気象庁の山本雅博地震津波監視課長は「南太平洋では、早期整備に向けて会議も行われているが、具体的に進んでいないようだ」と話している。(共同)
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| 2004/12/26 The Sankei Shimbun
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| インドネシアのスマトラ島沖を震源とする非常に強い地震が26日、相次いで発生し、最大で高さ10メートル級の津波がスリランカなどインド洋沿岸の少なくとも6カ国を襲った。津波はプーケット(タイ南部)など日本人に人気の国際リゾートも直撃。ロイター通信によると、スリランカで約1500人、インドで約1600人が死亡したほか、インドネシアとタイでも被害が拡大し、死者総数は少なくとも5カ国で約3800人に達した。
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| 各地で外国人を含む多数が行方不明になっており、死者数はさらに増える恐れが強い。津波の被害としては、1998年7月にパプアニューギニアで推定2500人が死亡したのを上回り、過去最悪の規模となった。
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| 米地質調査所によると、地震の規模は最大でマグニチュード(M)8.9を記録。1900年以降で5番目の強さで、最大は60年チリ地震のM9.5だった。
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| 同日午後7時(日本時間同9時)現在、日本人が巻き込まれたとの情報はないが、外務省は緊急連絡室を設置し情報収集を急いでいる。
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| スリランカでは東岸沿いの漁村などに被害が集中し、インドでは南部タミルナド州など3州で多数の遺体を収容。インドネシアではアチェ州などで多数の子供を含む400人以上が死亡した。
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| また、タイ政府当局者によると、プーケットを含むタイ南部などで約160人が死亡。マレーシアでもリゾートのペナンで7人が死亡した。
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| モルディブでは首都マレで3分の2が冠水。空港が閉鎖された。
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| フランス公共ラジオによると、タイ南部では外国人ダイバーら多数が一時行方不明になり、マレーシア人2人が死亡したが、約80人が無事救出された。
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| 米地質調査所は、M8.9の地震をスマトラ島西方で26日午前8時(日本時間午前10時)ごろ観測。震源の深さは約10キロ。その後も同島北方のインド洋アンダマン諸島などを震源とするM5−7級の地震が続発した。日本の気象庁によると、この地震で日本への津波の影響はないという。(共同)
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| 2004/05/08 The Sankei Shimbun 7
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| 気象庁は11日、黒潮が岸から約100キロ離れた沖合を流れる「小蛇行」が高知県の室戸岬沖に出現しており、2、3カ月後には東海沖で「大蛇行」になる可能性が高いと発表した。
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| 大蛇行が発生すると、カツオやマグロの漁場が移動したり、船舶の航行に影響が出たりすることがあり、同庁は注意を呼び掛けている。
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| 黒潮は日本の南岸に沿って流れ、房総半島沖を過ぎて東に進む暖流。小蛇行は昨年末に九州東海域で出現した後、徐々に東方に移動しており、5月上旬の時点で、室戸岬沖に達している。気象庁が予測したところ、小蛇行は6月下旬に紀伊半島の南東に移動した後、東海沖で大蛇行になる可能性があることが判明したという。
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| 黒潮の大蛇行は1953年以降、東海沖で6回発生。1年以上続くこともあり、最近では89年12月から91年5月まで続いた。気象庁は「大蛇行の発生原因は謎とされ、短期的な潮位変化の可能性もあるため、注意深く監視を続けたい」としている。
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| 2003年07月01日 The Sankei Shimbun
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| 気象庁は1日、日本沿岸の海面水位が1985年以降上昇を続け、昨年の平均水位は過去のピークだった1948年を上回り、この約100年間で最も高かったと発表した。
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| 同庁は「地球温暖化や黒潮の変化が関連している可能性がある。潮位が上がる夏から秋は浸水被害も出やすく注意してほしい」と呼び掛けた。
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| 気象庁気候・海洋気象部によると、石川県輪島市など5カ所の検潮所のデータを集計したところ、2002年の平均海面水位は過去100年間の平均を5・12センチ上回っていた。これまでの最高は1948年に記録したプラス5・07センチ。今年も高い状態が続いている。
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| 例年7−11月は主に水温上昇による海水の膨張で、多くの沿岸で最高潮位が冬から春より20−30センチ上昇。台風の影響でさらに潮位が高くなることがある。
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| 最近では暖水渦の接近など台風の影響以外による海面変動の「異常潮」も起きており、01年には沖縄本島沿岸で潮位が平常より25−30センチ上昇。西日本でも潮位が高くなり、広島県などで浸水被害が出た。
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| 気象庁は、各地の検潮所に精密水位計を設置し、メカニズムの解明を進める方針。
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