2002年10月21日 The Sankei Shimbun
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南極上空のオゾンホールが9月下旬、2つに分裂した後、片方が消滅し、同月末にはホールの面積が一時南極大陸の約8分の1まで縮小していたことが21日、気象庁の解析で分かった。オゾンホールが最も拡大する9月後半としては過去20年間で最も小さい規模。
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ホールは10月以降再び徐々に拡大しているが、大規模なものには発達しない見込み。同庁は「成層圏の空気の流れなど特異な気象条件によるもので、フロン排出規制などの効果とは考えにくい」とみている。
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気象庁オゾン層情報センターによると、南極上空のオゾンホール面積は9月19日には2000万平方キロ超えたが、23日にはホールをつくる「極渦」という空気の流れが分裂してホールそのものが2分裂。太平洋側の片方が消滅し、29日には183万平方キロと南極大陸(約1400万平方キロ)の約8分の1にまで小さくなった。
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今年、南極上空では成層圏の温度が過去数年間に比べ高く、オゾンの破壊反応が起こりにくかったとみられるが、同センターは「今回、オゾンホールが急激に縮小した最大の原因は、極渦の分裂という珍しい現象のため」とみている。
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2002年10月01日 The Sankei Shimbun
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米航空宇宙局(NASA)は30日、今年の南極上空のオゾンホールは昨年よりもはるかに小さかったと発表した。ただ、「縮小は一時的なもの。オゾンを破壊する塩素や臭素の濃度は依然として高く、フロンなどの排出規制の効果が出たと考えるのは早計だ」としている。
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NASAが、9月半ばまでの人工衛星による観測結果を基に推定したオゾンホールの面積は、約1500万平方キロで、南極大陸の面積よりやや大きい程度。2400万平方キロ程度で推移していた過去6年間に比べ、はるかに小規模だった。
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NASAによると、今年の南極上空では成層圏の温度が過去数年間に比べ高く、低温の方が進むフロンガスなどによるオゾンの破壊反応が起こりにくかったことが主な要因。やはり上空の温度が高かった1988年にも、オゾンホールは小さかったという。
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オゾンホール形成に深くかかわる成層圏の空気の流れも例年とかなり違っていたため、オゾンホールが南極点を挟んで2つに割れる珍しい現象も確認された。(共同) |
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2002年08月07日 The Sankei Shimbun
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世界銀行は6日、経済的な混乱を理由にロシアで続けられていた、成層圏のオゾン層を破壊するフロンなどの生産が、日本などからの資金援助で全廃されたことを確認した、と発表した。
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世銀によると、ロシア国内の7つの企業で行われていたフロンや消火剤のハロンの生産が5月に中止されたことを第三者機関の専門家グループが確認した。
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生産全廃の見返りとして、日本や米国、ドイツ、北欧諸国など10カ国が出資して設立された援助基金2500万ドルのうち、残りの資金1730万ドルが世銀から供与された。
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モントリオール議定書は旧ソ連諸国や先進国に1995年末でのオゾン層破壊物質の生産中止を義務付けたが、ロシアは経済混乱が理由で全廃義務を果たせないと締約国会議に申し立て、例外と認められていた。
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世界銀行のイアン・ジョンソン副総裁(環境問題担当)は「ロシアは98年段階で世界のフロン生産の半分を占めており、生産の全廃はオゾン層保護にとって重要なステップだ」と話している。(共同)
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2002年05月28日 The Sankei Shimbun
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紫外線から生物を守るオゾン層に南極上空で穴が開くオゾンホールは、フロンガス規制の効果で2040年ごろには発生しなくなるという予測を国立環境研究所の永島達也研究員と高橋正明東京大・気候システム研究センター教授らが28日までにまとめた。米地球物理学連合の学会誌に近く論文を発表する。
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地球温暖化が進行すると、成層圏のオゾン層では地表付近と逆に気温が下がるため、オゾン層の破壊は長引くとの見方もあったが、永島さんらは詳細な計算で、オゾン層がおおむね順調に回復に向かうことを確かめた。
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オゾンホール:「例年並み」の大きさ NASAなどが発表
2001.10.17 Mainichi INTERACTIVE
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【ワシントン斗ケ沢秀俊】米海洋気象局(NOAA)と米航空宇宙局(NASA)は16日、南極上空のオゾンホールの面積は2600万平方キロで、過去3年間とほぼ同じ大きさだと発表した。(詳細)
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フロン回収法:参議院で可決、成立 回収と破壊を義務付け
2001.06.15Mainichi INTERACTIVE
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オゾン層破壊や地球温暖化を招くフロンの回収と破壊を義務付けた法案は15日午前の参議院本会議で全会一致で可決され、成立した。また、国内で大量に保管されているPCB(ポリ塩化ビフェニール)廃棄物の処理を事業者に義務付けるPCB処理法案も全会一致で可決、成立した。(詳細)
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フロン:回収義務付ける法案の素案を公表 与党チーム2001.03.30 Mainichi INTERACTIVE
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自民、公明、保守の与党プロジェクトチーム(座長、山本公一・自民党環境部会長)は30日、オゾン層を破壊し、温室効果も強いフロンの回収を義務付ける法案の素案を公表した。カーエアコンから出るフロンの処理費用をどうするかが最大の争点だったが、この点は、経済産業省が検討中の自動車リサイクル法案(仮称)の骨格が固まるのを待ち、秋の臨時国会で追加することにした。対立点を先送りしたことで、フロン回収法は今国会に提出される公算が大きくなった。家庭の冷蔵庫やエアコンに使われるフロンは、4月1日に施行される家電リサイクル法で回収が義務付けられる。
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素案は自民党が検討してきた案を、公明党が修正してまとまった。回収の対象は業務用冷凍・空調機器と、カーエアコンに使われる特定フロンのCFC、代替フロンのHCFC、HFCで、施行は来年4月1日。都道府県に登録したフロン回収業者が回収し、環境相の許可を受けた業者がフロンを破壊処理する。
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費用負担は、カーエアコンの場合、自動車メーカーや輸入業者が回収・処理業者に費用を支払う制度を導入。1台約3000円の費用は自動車メーカーが使用者に請求するが、新車販売時に上乗せする「前払い」方式か、廃棄時に払う「後払い」方式のどちらかは明記せず、8月以降に先送りすることを付則に盛り込んだ。業務用冷凍・空調機器は、後払い方式になった。
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先進国でフロン回収法がないのは日本だけで、回収は業者や自治体による自主的取り組みに任されている。1999年度の回収率はカーエアコンで18%、業務用冷凍・空調機器で56%にとどまり、目標の70%には達していない。
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オゾンホール:南極上空が11月19日に消滅 気象庁発表
2000.12.01 Mainichi INTERACTIVE
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気象庁は1日、過去最大の面積に発達していた南極上空のオゾンホールが、11月19日に消滅したと発表した。オゾンホールは1980年代前半から顕著化し、毎年、南極の春にあたる9〜11月に発生しているが、近年は消滅時期が12月にずれこむことが多くなっていた。今年の消滅時期は、オゾンホールの巨大化が特に目立つようになった92年以降では最速。同庁は「南極上空の成層圏のバランスが崩れたのが原因とみられるが、詳しいことは不明」としている。
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オゾンホールは、南極上空のオゾンがフロンなどで破壊されてできる。昭和基地での観測などによると、今年はオゾンの破壊を加速する「極域成層圏雲」が発生しやすい低温状態が続いたため、8月上旬に発生、9月10日に南極大陸全体の面積の倍以上の2918万平方キロに達し、面積、オゾンの破壊量ともに過去最悪を観測した。
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同庁は「10月中旬から南極上空の成層圏で気温が急上昇する『突然昇温現象』が起きて、極域成層圏雲が発達しにくくなった」と見ており、今後さらに原因を調べる。
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オゾンホール:史上最悪の約2918平方キロの大きさに2000.10.10 Mainichi INTERACTIVE
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8月末に史上最悪の大きさに発達した南極上空のオゾンホールが最終的に約2918平方キロに達したことが10日、気象庁のまとめで分かった。これまでで最大だった1998年9月の2724万平方キロに、日本の総面積の約5倍を加えた面積になる。
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過去最大に発達したことについて気象庁は「南極上空の成層圏の気温が平年より低く、オゾン層の破壊を加速する雲が発生しやすい状態が続いたため」と分析、「成層圏が低温だったのは、地上との間にある対流圏に二酸化炭素などの温暖化物質が増え、地上からの放射熱が届かなくなったことが考えられる」としている。
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オゾンホールは南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできる。80年代初めごろから南極の春(9〜11月)にオゾンホールが発生、年末までに消滅するようになり、92年以降大規模化した。
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昭和基地の観測などによると、オゾンホールは今年も8月8日に発生が確認され、同月31日、面積が過去最大となった。9月10日に今年の最大値を記録し、その後、縮小に転じた。オゾンの破壊量も9月12日に過去最大を記録した。
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環境NGOがフロン規制へ市民法案、ネットで公開2000.09.16(14:24)asahi.com
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オゾン層を破壊するフロンの回収の義務化や、回収のための基金設立を柱とした「市民法案」を環境問題に取り組む非政府組織(NGO)がまとめ、国際オゾン層保護デーの16日、インターネットで公開を始めた。先進国で唯一、フロン回収に関する法律がない日本では、回収率はカーエアコンで2割以下など、低水準にとどまっている。年明けの通常国会で法制化を目指す自民党も「市民法案がフロンへの国民の関心を高めるきっかけになれば」と評価している。(以下略)
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オゾンホール:南極上空で過去最悪 NASAがイメージ図作成2000.09.09 Mainichi INTERACTIVE
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南極上空で過去最悪の規模に発達したオゾンホールのイメージ図を米航空宇宙局(NASA)が作成し、8日公開した。南極大陸の面積を超え、南米大陸の南端まで拡大している様子が示されている。
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オゾンホールは南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできる。1980年代初めから発生するようになり、92年以降に大規模化した。気象庁によると、これまで最悪だったのは98年9月の2724平方キロメートルだったが、今年は8月8日の発生確認以降、拡大を続け、南極大陸の面積の倍以上の2844平方キロメートルに達しているという。
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オゾンホール:南極上空で拡大 過去最悪の規模に 気象庁観測2000.09.05 Mainichi INTERACTIVE
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南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできるオゾンホールが、今年も大規模に発生し、過去最悪の規模になっていることが5日、気象庁の観測で分かった。
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昭和基地の観測などによると、オゾンホールは8月8日に発生が確認され、同月31日、面積が過去最悪だった1998年9月の2724万平方キロメートルを上回った。今月3日には南極大陸全体の面積の倍以上の2844万平方キロメートルに達した。
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同大陸上空では80年代初めごろから春(9〜11月)にオゾンホールが発生するようになり、92年以降は大規模化している。今年6月以降、南極上空の大気の気温は極めて低く、気象庁は「オゾン層の破壊を加速する雲が発生しやすい状態が続いており、破壊量も過去最大に迫っている」と分析している。
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オゾン破壊の主原因とされる特定フロンは87年に全廃が決まったが、廃止の効果が出るのは21世紀半ば以降とみられる。
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フロンガス:代替フロンの回収対象量は05年ピークに 環境庁2000.07.31 Mainichi INTERACTIVE
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冷蔵庫やカーエアコンなどの冷媒として使われ、オゾン層を破壊するフロンガスについて環境庁は31日、1999年末で機器に使われているストック量と、機器を廃棄する場合に回収の対象となる年ごとの推計量を公表した。代替フロンのハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は約17万トンが使用されており、今後回収対象量は増え続け2005年ごろに約1万8500トンとピークを迎える見通しだ。ただ、特定フロンも含め回収率は低い水準にとどまっており、同庁は回収促進策を検討していく。
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推計対象は、家庭用の冷蔵庫、冷暖房機器、カーエアコンと、業務用の自動販売機、冷凍空調機器。家庭用冷蔵庫には約150グラム、冷暖房機器には約800グラムのフロンが使われている。
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特定フロンのクロロフルオロカーボン(CFC)は1995年末に生産が全廃されており、ストック量は約2万1300トン。回収対象量は97年ごろがピークで約4800トンに達し、その後は減少して、2010年には約400トンとなる見通し。
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HCFCも、さらにオゾン層破壊作用のないハイドロフルオロカーボン(HFC)に転換中だが、まだ使われている機器は多く、回収対象量が00年は1万5500トンになる。
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フロンガスの回収は業界や自治体の自主的な取り組みに任されており、1998年度のCFCの回収率はカーエアコンで12%、家庭用冷蔵庫で29%にとどまっている。同庁広域大気管理室は「来年4月に施行される家電リサイクル法では、家庭用冷蔵庫などに使われているフロンは回収の対象になるが、カーエアコンなどのフロンは対象外となる。今回の推計結果を有効な回収方法の検討に生かしたい」としている。
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フロン濃度が減少傾向、環境庁報告書2000.07.14(22:17)asahi.com
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オゾン層を破壊する物質である特定フロンの大気中の濃度が減少に転じたことが、環境庁が14日公表した1999年度の「オゾン層等の監視結果に関する年次報告書」で明らかになった。日本上空のオゾンの量はそれでも減少傾向が続いている。ただ、その減り方は鈍化したという。環境庁は、95年末で特定フロンの使用を全廃した効果が表れたとみている。また、報告書は、オゾン層破壊によって体に有害な紫外線量が増えている可能性に初めて言及した。(以下略)
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オゾン層が北極域でも急減 過去最大規模2000.07.12(16:12) asahi.com
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今春、北極域で過去最大規模のオゾン量の減少が確認されたことがわかった。欧州の研究機関や米航空宇宙局(NASA)を中心に日本などの研究者が参加して実施した集中観測で、オゾンが最も多い高度18キロ付近で、オゾン量が今年1月から3月の間に60%以上減り、過去最高を記録した。今月上旬に札幌市で開かれたシンポジウムでも、今年1月10日からの80日間に過去最高の73%減ったとの解析結果が、ノルウェーの大気科学研究所の研究者から発表された。南極のオゾンホールだけでなく、北極域でのオゾン層破壊も大規模に続いていることが改めて確認された。(以下略)
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南極のオゾンホール消滅は12月27日、最も遅い消滅 10:39p.m. JST January 22, 2000
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南極上空でオゾン層が破壊されてできるオゾンホールは、昨年12月14日にいったん消滅したあと再び現れ、完全に消えたのは12月27日で、これまでで最も遅くまでオゾンホールが持続していたことが気象庁の調べで分かった。オゾン層が回復するのは年々遅くなる傾向にあり、オゾン層の破壊が深刻であることを示している。
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気象庁によると、オゾンホールは12月17日に再度現れ、24日には135万平方キロにまで拡大した。例年は9月上旬から10月上旬に最盛期を迎え、その後は徐々に縮小する。消滅がこれまでで最も遅かったのは1998年の12月中旬だった。
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昨年は8月下旬から発達し、9月中旬には2504万平方キロと南極大陸の約1.8倍の広さになった。過去最大に発達した98年よりもやや小さく、3番目の大きさだった。
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オゾンの破壊は大気中に放出されたフロンガスなどから生じた塩素が増加することで引き起こされ、気温が低いと破壊が進みやすい。最近の年ごとの変動には気温の影響が大きく、昨年は南極上空の気温が98年より高いために、破壊がやや少なかった。
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破壊の回復が遅くなっている原因は、南極で冬(北半球では夏)に上空にできる気温の非常に低い大気の渦(極渦)が、最近は遅くまで持続し、気温が低いことでオゾンの破壊がとまらないことが考えられるという。
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オゾンホールの回復遅れる 11月のオゾン量は過去最少 10:54a.m. JST December 26, 1999
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南極上空で破壊されたオゾン層が回復するのが遅くなる傾向にあり、今年は回復時期にあたる11月の昭和基地でのオゾンの量が観測開始以来最少になったことが気象庁の調べで分かった。破壊でできたオゾンホールが消滅したのも今月14日と、昨年の16日から19日ごろに次いで遅かった。
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気象庁によると、今年のオゾンホールは、8月下旬から急に発達し、9月中旬の最大時には2504万平方キロと南極大陸の約1.8倍の広さになった。しかし、過去最大に発達した昨年よりはやや小さく、3番目の大きさだった。
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オゾンの破壊は大気中に放出されたフロンガスなどから生じた塩素が増加することで引き起こされ、気温が低いと破壊が進みやすい。最近の年ごとの変動は気温の影響が大きい。
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破壊の回復が遅くなっている原因は、南極の冬期に、上空にできる気温の非常に低い大気の渦(極渦)が、最近は遅くまで持続し、気温が低いことでオゾンの破壊がとまらないことが考えられるという。
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オゾン層が破壊されると、有害な紫外線がオゾン層で吸収されなくなって地表にまで届く量が増え、皮膚がんが増えるなど生物に悪影響を及ぼすとされる。
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オゾンホールは1992年から毎年大規模に発達。あと10―20年は大きな破壊が続きそうだという。
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代替フロン生産規制へ モントリオール議定書締約国会議 11:53a.m. JST December 04, 1999
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オゾン層の保護を話し合うモントリオール議定書締約国国際会議が、3日までの5日間、北京で開かれた。参加各国は同日深夜、代替フロンの一種であるハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の生産を規制することで合意したほか、非締約国との間でHCFCの輸出入を禁止することでも一致した。
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会議では、議定書で規制対象となっているHCFCや臭化メチルの規制強化、新たな規制物質の追加、途上国支援のための多国間基金の資金負担などの問題が焦点となった。
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HCFCは、先進国で生産が全廃されたフロンの代替品として、家庭用エアコンや断熱材の発泡材として広く使われている。フロンほどではないが、オゾン層の破壊効果が指摘され、規制の対象となってきた。
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日本政府筋によると、HCFCの規制をめぐって、欧州連合(EU)が(1)これまでの消費規制に加えて生産規制を導入し、段階的に生産量を削減する(2)非締約国との輸出入を禁止する、との規制強化案を提案。生産量の多い米国や、フロンからHCFCへの転換途上にある発展途上国が反対したため、1989年の生産量などから算出した基準値を生産量の上限とすることとし、先進国は2004年から、途上国は2016年から実施することで一致した。輸出入禁止も合意した。
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一方、途上国のフロン対策を進めるための多国間基金は、2000年から2002年までの3年間、先進国が総額4億4000万ドルを拠出することで合意した。日本政府の負担は年平均3347万ドルとなる。
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代替フロン規制強化が焦点 1999年11月29日 17時53分 共同通信社
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代替フロンの一種、ハイドロクロロフルオロカーボン、(HCFC)の規制強化について話し合う、オゾン層保護のための、モントリオール議定書の第11回締約国会議が29日から来月3日までの日程で北京で始まった。今回の会議では、既に先進国では生産と消費が全廃されたフロン(CFC)の代替品としてエアコンの冷媒などに使われるHCFCの規制を強化するかどうかが焦点になっている。
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規制なく大気中に放出続く1999年11月23日 15時53分 共同通信社
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廃棄される冷蔵庫やカーエアコンなどに含まれるオゾン層破壊物質のフロン(クロロフルオロカーボン=CFC)の回収が進んでいない。88、89年に年間15万トンと最高の消費量だったCFCは、ここ数年がそのころ製造された機器の廃棄のピークになるが、回収の法的義務がないため大気中に放出され続けている。
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オゾンホール今年も大規模1999年9月8日 17時12分 共同通信社
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気象庁は8日、南極大陸上空に出現したオゾンホールが9月初めの段階で、南極大陸の約1.5倍の広さに発達、過去最大だった昨年を若干下回るが、大規模に発達する可能性が高いとの見通しを発表した。
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同庁オゾン層情報センターによると9月1日現在のオゾンホールの面積は、2155万平方キロ。昨年は最大2724万平方キロだった。
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オゾン層上部で濃度低下1999年6月27日 17時49分 共同通信社
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中国・チベット高原上空のオゾン濃度低下は、フロンなどオゾン層破壊物質の影響を受けやすいオゾン層の下層部ではなく、上層部を中心に進んでいることが岩坂泰信名古屋大教授(大気物理学)らと中国科学院のレーザー光などを使った共同観測で27日までに分かった。
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チベット高原では夏の強い上昇気流でフロンなどを含む地表付近の大気が上昇するため、オゾン層の下層からオゾンの破壊が進むとみられていた。同教授は『予想外の結果だが、オゾンホールの形成過程を探る上で重要なデータだ』と話している。 |
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減らないハロンの放出量1999年4月22日 11時29分共同通信社
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成層圏のオゾン層を破壊するため生産が規制されているフロンなどの物質の一部には、大気中に放出される量が増加していたり、減っていない物質があることが米・海洋大気局とコロラド大のグループの解析で判明。22日発行の英科学誌ネイチャーに発表された。
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中でも消火剤に使われるハロンの大気中への放出量は、既に生産が禁止されているにもかかわらず上昇傾向にあり、これが続くとオゾン層の回復を遅らせる可能性があるという。
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紫外線対策の三種の神器、補足はサングラスとビタミンC!by 近未来ビジネス研究会
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<オゾン層の見通し> モントリオール議定書による規制により、成層圏のオゾン破壊物質の総量は2000年までにピークを迎え、その後は徐々に減少する。
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1998年の南極オゾンホールについて(平成11年1月20日) by気象庁
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南極昭和基地及び人工衛星により観測された結果等によると、南極大陸上空に発生していた オゾンホールは過去最大に発達し、オゾンホールの消滅はこれまでで最も遅かった。 |
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1998年9月・10月 by気象庁
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今年も南極上空にオゾンホールが出現。10月上旬には過去最大規模になる見通し。気象庁が予測。
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1997年のオゾン層の状況についてby気象庁
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フロンなどによるオゾン層の破壊が中高緯度では全球的に続いていることが明らかになった。
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