TOPIC No.1-4 南極のオゾンホール

No.
内     容
01. オゾン層と紫外線 by国立環境研究所
02. オゾン層・紫外線 by気象庁
03. オゾン層観測関連 by気象庁
04. ウィーン条約/モントリオール議定書 by外務省
05. ストップ・フロン全国連絡会
06. 業務用冷凍空調機器からのフロン類の回収にご協力ください(平成17年01月01日から) by環境省
07. オゾン層破壊 by地球doctor
08. オゾン層破壊 by APEC環境技術交流バーチャルセンター
09.南極でオゾンホールがあるというはなしをよくききますが、どうして南極なんでしょうか? byおしえてねドットコム!
10.オゾンホールは2050年頃にふさがる(2006年05月20日) by Slashdot
11.オゾン破壊係数 by フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

南極のオゾン層、依然深刻 環境省の監視結果

2008年08月29日 中国新聞ニュ−ス

 環境省は29日、地球全体のオゾン量は減少した状態が続いており、南極上空のオゾン層は依然として深刻な状況にあるとする監視結果報告書をまとめた。

 報告書によると、2007年に南極上空で観測されたオゾンホールの面積は、南極大陸の面積の約1・8倍に当たる約2500万平方キロメートルで、最近10年間では3番目に小さい規模だった。だが、オゾンホールの面積は年によって変動が大きいため、直ちに縮小の兆しがあるとは判断できないとした。

 07年のオゾン全量は1979年に比べ約2・8%減。コンピューターによるシミュレーションでは、オゾン層破壊物質規制の効果で今世紀半ばにはオゾン量が80年以前の状態まで回復すると予測されているが、現在はまだ減少状態にあることが確認された。

 オゾン層破壊物質については、クロロフルオロカーボン(CFC)の大気中濃度が横ばいまたは減少している一方で、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の濃度は急速に増加しているとした。

極成層圏雲でオゾン破壊 越冬隊がメカニズム解明

2008年02月19日 中国新聞ニュ−ス

 【南極観測船しらせ19日同行記者】第48次南極観測隊・越冬隊(宮岡宏隊長)が、極地上空の特定の高度に極成層圏雲という雲が発生、そこに太陽光が当たるなどするとオゾン層の破壊が始まるとのメカニズムを解明した。越冬隊は既に日本への帰途に就いており、帰国後、さらに詳細な分析をする。

 観測したのは中島英彰隊員(44)=国立環境研究所、大阪府出身=と佐伯浩介隊員(27)=東北大大学院、滋賀県出身。オゾンなどの物質分布を解析できる分光器を昭和基地に設置、オゾンの流れに合わせて気球を揚げる国際調査の結果などを組み合わせて研究した。

 中島隊員らによると、水蒸気や硝酸ガス、硫酸ガスなどで構成され、氷点下77度以下でのみ生成する極成層圏雲が、高度18−22キロの特定の高度で発生し、そこに太陽光が当たるなどすると化学反応が起き、オゾン層の破壊が始まるという。


南極オゾンホールが過去最大に…日本の80倍の面積

2006年10月04日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 世界気象機関(WMO)は3日、今年の南極上空のオゾンホールが過去最大となったと発表した。

 米航空宇宙局(NASA)の観測では9月25日に、オゾンホールが過去最大となった2000年9月を上回り、日本の面積の約80倍にあたる2950万平方キロ・メートルに達した。欧州宇宙機関(ESA)の観測でも同じ日に、2000年とほぼ同じ2800万平方キロ・メートルとなった。

 今年は成層圏の温度が低く、オゾンを破壊する物質の量が多い期間が長く続いたためとみられる。オゾンホールは、南極の春にあたる9〜10月ごろ、日射などの影響で拡大する。

過去4番目の面積 今年の南極のオゾンホール

2005/10/20 The Sankei Shimbun

 気象庁は20日、南極上空に今年発生したオゾンホールの面積は、9月に過去4番目の大きさになったと発表した。面積のほかホール内で破壊されたオゾン量なども合わせても過去最大級に発達した2000年、03年に次ぎ、1998年に匹敵する規模という。

 現在、オゾンホールは縮小しつつあり、11月から12月にかけて消滅する見込み。

 同庁は「フロンなどのオゾン破壊物質が依然として多い上に、南極上空の低温領域が例年より大きく、オゾンが破壊されやすい気象条件が重なったため」としている。

 今年のオゾンホールの面積は、9月11日に最も大きくなり、南極大陸の約2倍にあたる2797万平方キロまで発達した。過去最大の面積は、2000年の3027万平方キロ。

 オゾンホールは、有害な紫外線から地上の生物を守るオゾン層がフロンなどの物質によって破壊されて発生。1980年代初めごろから、南極上空に毎年9月から11月にかけ観測されている。(共同)

南極上空のオゾンホール、過去最大規模まで発達の恐れ

2005年09月09日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 南極上空のオゾン層が破壊されてできるオゾンホールについて、気象庁は9日、「先月中旬から急速に発達している」として、今後、2000年や03年に記録した過去最大規模にまで発達する可能性がある、と発表した。

 気象庁によると、今月6日に観測したオゾンホールの面積は2673万平方キロ・メートル。すでに昨年の最大面積を上回っており、南極大陸の大部分がオゾンホールに覆われている状態にある。

 今年は南極上空の約20キロにある成層圏で低温域が広がっており、気象庁では、低温になると壊れやすいオゾン層の破壊が進んだとみている。

オゾン層減少歯止めかかる…シカゴ大観測チームが発表

2005年09月01日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 【ワシントン=笹沢教一】地表を紫外線から保護するオゾン層の減少傾向に歯止めがかかり、一部では増加に転じたことが、米海洋大気局(NOAA)やシカゴ大学による衛星と地上の観測でわかった。

 フロンガスなどオゾン層を破壊する化学物質の規制の結果と見られ、深刻な減少は食い止められたが、不安定な大気の動きや長期にわたる減少の影響が残り、回復には数十年かかると見られる。

 31日付の米地球物理学会誌に掲載された。

 観測チームは、1978年以降の各地のオゾン層変化を分析、96年以降、南北の緯度40度以上の高緯度地域で、通常のオゾン量の1〜0・5%程度の増加傾向が確認された。

 高緯度地域のオゾン量変化は、地球全体に大きな影響を与えるため、これらのデータをもとにした試算結果を根拠に、地球全体のオゾンの減少も止まったと結論している。

過去10年で3番目の小ささ 2004年のオゾンホール速報

2004/12/22 The Sankei Shimbun
 気象庁は22日、2004年のオゾンホール速報を発表した。それによると、今年、南極上空に出現したオゾンホールの最大面積は、過去10年間では3番目に小さく、比較的小規模に推移したとしている。

 米航空宇宙局(NASA)の人工衛星による観測データの分析や南極・昭和基地の観測によると、今年のオゾンホールは9月22日に面積が南極大陸の1.7倍に当たる約2423万平方キロと最大になったが、11月半ばから急激に縮小。12月初旬には消滅したとみられる。

 気象庁は「今年は、南極上空の温度が比較的高かったことなどが小規模となった原因とみられる」とした上で「今のところ、オゾン層に回復の兆しが表れているとは判断できず、引き続きフロン類回収を進めるなどの保護対策推進が必要」と話している。(共同)

日本上空でオゾンが増加 中国や韓国などから飛来

2004/12/06 The Sankei Shimbun
 光化学スモッグの原因となる大気汚染物質のオゾンが、1970年以降の約30年間に日本の地表付近で約1・7倍に増えたことを海洋研究開発機構が突き止め、6日発表した。

 中国や韓国などが放出する窒素酸化物が増えたことが主な原因とみられ、秋元肇・同機構プログラムディレクターは「排ガス規制などの対策を、東アジア全域で取るようにすることが重要だ」と話している。

 秋元ディレクターらは、気象庁が気球で観測した70年−2002年の対流圏のオゾン濃度データを、70−85年と86−02年の後半に分けて解析。茨城県つくば市と鹿児島市のデータを合わせると、前半が約31ppbだったのに対し、後半は約55ppbと約1・7倍になっていた。

 また気象データを手掛かりに、東アジア上空を通ってきたオゾンだけを選び出し、その季節変動を調べたところ、過去には春が汚染のピークだったのに対し、最近では夏にピークが現れるようになっていた。このことは、東アジアで放出された窒素酸化物から、夏の強い紫外線でオゾンが生成され、日本に到着したことを示すという。(共同)

オゾンホールが8月下旬出現、例年並みに発達の予想

2004/09/10 読売新聞 Yomiuri On-Line
 南極上空のオゾン層が破壊されてできるオゾンホールについて、気象庁は10日、「今年も8月下旬に出現し、急速に拡大している」と発表した。

 過去最大だった昨年並みに発達するおそれはないものの、過去10年の平均的な規模にはなりそうだという。

 同庁によると、オゾンホールの面積(今月8日)は、2178万平方キロ・メートルで、南極大陸の1・6倍。オゾン層の破壊量は最大7400万―8600万トンと推定されている。同庁の担当者は「オゾン層回復の兆しは、依然、現れていない」と話している。

オゾンホール、史上2番目の大きさに発達

2003年09月26日 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は25日、今年の南極上空のオゾンホールの面積は、観測史上2番目の大きさだったと発表した。

 NASAと米海洋大気局(NOAA)などの人工衛星を使った観測によると、成層圏のオゾンがほとんどなくなるオゾンホールの面積は例年最大となる9月の11日、2790万平方キロと今年最大に発達した。

 これは面積が2944万平方キロと過去最大だった2000年のオゾンホールに次ぐ規模で、南極大陸のほぼ2倍。

 オゾン層破壊は、冷媒のフロンや消火剤のハロンに含まれる塩素や臭素による化学反応で起こり、この反応は成層圏の温度が低いほど起こりやすい。

 NASAによると、今年は南極上空で気温が低い状態が長く続いたため、オゾン層の破壊が進んだという。

 NASAは「オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書の規制の結果、大気中の塩素や臭素の量は減少し始めており、オゾンホールは今後50年くらいで消失するだろう」としている。(共同)

オゾン量:昭和基地上空で過去最低 ホールも2番目の大きさ

2003年09月22日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 気象庁は22日、南極上空のオゾン層に生じるオゾンホールに関し、昭和基地上空のオゾン量が過去最低となった可能性が高いと発表した。ホールの面積も11日現在、過去2番目に大きい2816万平方キロに達している。現在の南極はオゾンが破壊されやすい気象条件にあり、ホールはさらに広がりそう。

 オゾン量は「ミリアトムセンチ」という単位で示す。昭和基地上空のオゾン量は、21日の速報値で113ミリアトムセンチまで下がった。観測を始めた61年以降、過去最低だったのは95年の128ミリアトムセンチ。速報値は最大約15ミリアトムセンチの誤差を含むが、それを考えても記録更新の可能性が高い。正確な数値は10月初めに公表される。

 全地球のオゾン量の平均は300ミリアトムセンチで、220ミリアトムセンチ以下の領域をオゾンホールと呼ぶ。【高木昭午】

南極上空に大オゾンホール発達中 気象庁が発表

2003年09月04日 The Sankei Shimbun
 気象庁は4日、有害な紫外線から地上の生物を守るオゾン層が破壊され、南極上空にできるオゾンホールが「今年は大規模に発達することが予想される」と発表した。

 9月1日に観測したオゾンホール面積は過去2番目となり、最低オゾン全量は過去最少だった1992年とタイ記録だった。

 南極・昭和基地や人工衛星の観測によると、南極上空のオゾンホールは8月下旬に急速に拡大し、現在も拡大を続けている。成層圏の気温は6月から低い状態が続き、特に8月から低温の領域面積が平均値を大きく超えたことが背景にあるとみられる。

 オゾンホールは1980年代初めから観測され、92年以降ほぼ毎年、南極大陸の面積を上回る大規模なものが出現。昨年は成層圏の気温が高くホールの規模は小さかったが、依然として長期的には全地球のオゾン全量(総量)は減少傾向にあるという。

 気象庁は「今年はオゾンホールの発達が早いのが特徴だが、最終的には過去最大だった2000年には及ばないとみられる」としている。

大気中の臭素濃度5%減少 オゾン層破壊、規制で成果

2003年08月14日 The Sankei Shimbun
 米海洋大気局(NOAA)の研究グループは13日、オゾン層破壊物質である臭素の大気中の濃度が、1998年をピークに減少し始め、現在は98年より5%少なくなっていることを確認した、と発表した。

 臭素の主要発生源の一つで、土壌の害虫駆除や倉庫での薫蒸に使われる臭化メチルの使用量が、国際規制の結果、減少したため。

 オゾン層に回復の兆しがみられるとする7月末の米航空宇宙局(NASA)などの観測結果に次いで、オゾン層保護にとっての朗報だ。

 NOAAのグループは、米アラスカ州やハワイ、南極など10カ所で、8年以上続けてきたハロンや臭化メチルなど臭素関連物質の観測結果から、減少を確認した。

 消火剤のハロンの濃度は増え続けているが、臭化メチルの濃度が大きく減っており、これが臭素濃度の減少に貢献したとみられる。

 臭化メチルは92年に、オゾン層破壊物質削減のためのモントリオール議定書の規制対象物質とされた。先進国は2005年、発展途上国は15年に全廃することになっている。

 グループは「国際的な規制を進めた成果で、この努力を続けることが必要だ」と指摘している。(共同)

オゾン層破壊ペースが急速に鈍化 NASAなど確認

2003年07月30日 The Sankei Shimbun
 皮膚がんや白内障の増加をもたらすことが心配されてきた成層圏のオゾン層破壊のペースが、過去5年間に急速に鈍化したことが確認されたと、米アラバマ大と米航空宇宙局(NASA)の研究グループが29日、発表した。

 1987年にオゾン層破壊の原因となるフロン類の排出規制を定めたモントリオール議定書を採択、先進国のフロン生産の全廃など、強力なオゾン層保護対策を進めてきた国際社会の取り組みが実を結んだ形。

 グループのマイケル・ニューチャーチ同大教授は「1980年代以来、減少を続けてきたオゾン層が回復し始めたことを示す初の直接的な証拠で、議定書の大きな成果だ」と話している。

 研究グループは、1979年から今年までの成層圏のオゾン量や、オゾンを破壊する塩素分子の量などに関する人工衛星や、日本の茨城県つくば市を含む各国の地上観測データを解析。

 79年から96年までの間、高度35−45キロの上部成層圏のオゾン層は、10年間に8%の割合で減っていたのに対し、97年以降は10年間当たりにすると、減少のペースが4%以下にまで鈍ったことを確かめた。

 ただ、既に排出されたフロンなどの影響で、オゾン層が過去の状態に回復するまでにはなお40−60年かかるという。

 成層圏のオゾン層は、地上の生物を有害な紫外線から守る役割を持つが、フロンや消火剤のハロンなどからの塩素や臭素によって破壊され、南極上空でオゾンホールが確認されるなど、人間活動の影響が深刻化。オゾン層破壊物質の国際規制が進んだ。(共同)

オゾンホール、半分が消滅 気象庁

2002年10月21日 The Sankei Shimbun
 南極上空のオゾンホールが9月下旬、2つに分裂した後、片方が消滅し、同月末にはホールの面積が一時南極大陸の約8分の1まで縮小していたことが21日、気象庁の解析で分かった。オゾンホールが最も拡大する9月後半としては過去20年間で最も小さい規模。

 ホールは10月以降再び徐々に拡大しているが、大規模なものには発達しない見込み。同庁は「成層圏の空気の流れなど特異な気象条件によるもので、フロン排出規制などの効果とは考えにくい」とみている。

 気象庁オゾン層情報センターによると、南極上空のオゾンホール面積は9月19日には2000万平方キロ超えたが、23日にはホールをつくる「極渦」という空気の流れが分裂してホールそのものが2分裂。太平洋側の片方が消滅し、29日には183万平方キロと南極大陸(約1400万平方キロ)の約8分の1にまで小さくなった。

 今年、南極上空では成層圏の温度が過去数年間に比べ高く、オゾンの破壊反応が起こりにくかったとみられるが、同センターは「今回、オゾンホールが急激に縮小した最大の原因は、極渦の分裂という珍しい現象のため」とみている。

オゾンホール 昨年より縮小 NASA発表

2002年10月01日 The Sankei Shimbun
 米航空宇宙局(NASA)は30日、今年の南極上空のオゾンホールは昨年よりもはるかに小さかったと発表した。ただ、「縮小は一時的なもの。オゾンを破壊する塩素や臭素の濃度は依然として高く、フロンなどの排出規制の効果が出たと考えるのは早計だ」としている。

 NASAが、9月半ばまでの人工衛星による観測結果を基に推定したオゾンホールの面積は、約1500万平方キロで、南極大陸の面積よりやや大きい程度。2400万平方キロ程度で推移していた過去6年間に比べ、はるかに小規模だった。

 NASAによると、今年の南極上空では成層圏の温度が過去数年間に比べ高く、低温の方が進むフロンガスなどによるオゾンの破壊反応が起こりにくかったことが主な要因。やはり上空の温度が高かった1988年にも、オゾンホールは小さかったという。

 オゾンホール形成に深くかかわる成層圏の空気の流れも例年とかなり違っていたため、オゾンホールが南極点を挟んで2つに割れる珍しい現象も確認された。(共同)

ロシアがフロン生産中止

2002年08月07日 The Sankei Shimbun
 世界銀行は6日、経済的な混乱を理由にロシアで続けられていた、成層圏のオゾン層を破壊するフロンなどの生産が、日本などからの資金援助で全廃されたことを確認した、と発表した。

 世銀によると、ロシア国内の7つの企業で行われていたフロンや消火剤のハロンの生産が5月に中止されたことを第三者機関の専門家グループが確認した。

 生産全廃の見返りとして、日本や米国、ドイツ、北欧諸国など10カ国が出資して設立された援助基金2500万ドルのうち、残りの資金1730万ドルが世銀から供与された。

 モントリオール議定書は旧ソ連諸国や先進国に1995年末でのオゾン層破壊物質の生産中止を義務付けたが、ロシアは経済混乱が理由で全廃義務を果たせないと締約国会議に申し立て、例外と認められていた。

 世界銀行のイアン・ジョンソン副総裁(環境問題担当)は「ロシアは98年段階で世界のフロン生産の半分を占めており、生産の全廃はオゾン層保護にとって重要なステップだ」と話している。(共同)

40年後にはオゾン層回復 国立環境研など予測

2002年05月28日 The Sankei Shimbun
 紫外線から生物を守るオゾン層に南極上空で穴が開くオゾンホールは、フロンガス規制の効果で2040年ごろには発生しなくなるという予測を国立環境研究所の永島達也研究員と高橋正明東京大・気候システム研究センター教授らが28日までにまとめた。米地球物理学連合の学会誌に近く論文を発表する。

 地球温暖化が進行すると、成層圏のオゾン層では地表付近と逆に気温が下がるため、オゾン層の破壊は長引くとの見方もあったが、永島さんらは詳細な計算で、オゾン層がおおむね順調に回復に向かうことを確かめた。

オゾンホール:「例年並み」の大きさ NASAなどが発表

2001.10.17 Mainichi INTERACTIVE
 
 【ワシントン斗ケ沢秀俊】米海洋気象局(NOAA)と米航空宇宙局(NASA)は16日、南極上空のオゾンホールの面積は2600万平方キロで、過去3年間とほぼ同じ大きさだと発表した。(詳細)

フロン回収法:参議院で可決、成立 回収と破壊を義務付け

2001.06.15Mainichi INTERACTIVE
 オゾン層破壊や地球温暖化を招くフロンの回収と破壊を義務付けた法案は15日午前の参議院本会議で全会一致で可決され、成立した。また、国内で大量に保管されているPCB(ポリ塩化ビフェニール)廃棄物の処理を事業者に義務付けるPCB処理法案も全会一致で可決、成立した。(詳細)

フロン:回収義務付ける法案の素案を公表 与党チーム

2001.03.30 Mainichi INTERACTIVE
 自民、公明、保守の与党プロジェクトチーム(座長、山本公一・自民党環境部会長)は30日、オゾン層を破壊し、温室効果も強いフロンの回収を義務付ける法案の素案を公表した。カーエアコンから出るフロンの処理費用をどうするかが最大の争点だったが、この点は、経済産業省が検討中の自動車リサイクル法案(仮称)の骨格が固まるのを待ち、秋の臨時国会で追加することにした。対立点を先送りしたことで、フロン回収法は今国会に提出される公算が大きくなった。家庭の冷蔵庫やエアコンに使われるフロンは、4月1日に施行される家電リサイクル法で回収が義務付けられる。

 

 素案は自民党が検討してきた案を、公明党が修正してまとまった。回収の対象は業務用冷凍・空調機器と、カーエアコンに使われる特定フロンのCFC、代替フロンのHCFC、HFCで、施行は来年4月1日。都道府県に登録したフロン回収業者が回収し、環境相の許可を受けた業者がフロンを破壊処理する。

 費用負担は、カーエアコンの場合、自動車メーカーや輸入業者が回収・処理業者に費用を支払う制度を導入。1台約3000円の費用は自動車メーカーが使用者に請求するが、新車販売時に上乗せする「前払い」方式か、廃棄時に払う「後払い」方式のどちらかは明記せず、8月以降に先送りすることを付則に盛り込んだ。業務用冷凍・空調機器は、後払い方式になった。

 先進国でフロン回収法がないのは日本だけで、回収は業者や自治体による自主的取り組みに任されている。1999年度の回収率はカーエアコンで18%、業務用冷凍・空調機器で56%にとどまり、目標の70%には達していない。

オゾンホール:南極上空が11月19日に消滅 気象庁発表

2000.12.01 Mainichi INTERACTIVE
 気象庁は1日、過去最大の面積に発達していた南極上空のオゾンホールが、11月19日に消滅したと発表した。オゾンホールは1980年代前半から顕著化し、毎年、南極の春にあたる9〜11月に発生しているが、近年は消滅時期が12月にずれこむことが多くなっていた。今年の消滅時期は、オゾンホールの巨大化が特に目立つようになった92年以降では最速。同庁は「南極上空の成層圏のバランスが崩れたのが原因とみられるが、詳しいことは不明」としている。

 オゾンホールは、南極上空のオゾンがフロンなどで破壊されてできる。昭和基地での観測などによると、今年はオゾンの破壊を加速する「極域成層圏雲」が発生しやすい低温状態が続いたため、8月上旬に発生、9月10日に南極大陸全体の面積の倍以上の2918万平方キロに達し、面積、オゾンの破壊量ともに過去最悪を観測した。

 同庁は「10月中旬から南極上空の成層圏で気温が急上昇する『突然昇温現象』が起きて、極域成層圏雲が発達しにくくなった」と見ており、今後さらに原因を調べる。

オゾンホール:史上最悪の約2918平方キロの大きさに

2000.10.10 Mainichi INTERACTIVE
 8月末に史上最悪の大きさに発達した南極上空のオゾンホールが最終的に約2918平方キロに達したことが10日、気象庁のまとめで分かった。これまでで最大だった1998年9月の2724万平方キロに、日本の総面積の約5倍を加えた面積になる。

 過去最大に発達したことについて気象庁は「南極上空の成層圏の気温が平年より低く、オゾン層の破壊を加速する雲が発生しやすい状態が続いたため」と分析、「成層圏が低温だったのは、地上との間にある対流圏に二酸化炭素などの温暖化物質が増え、地上からの放射熱が届かなくなったことが考えられる」としている。

 オゾンホールは南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできる。80年代初めごろから南極の春(9〜11月)にオゾンホールが発生、年末までに消滅するようになり、92年以降大規模化した。

 昭和基地の観測などによると、オゾンホールは今年も8月8日に発生が確認され、同月31日、面積が過去最大となった。9月10日に今年の最大値を記録し、その後、縮小に転じた。オゾンの破壊量も9月12日に過去最大を記録した。

環境NGOがフロン規制へ市民法案、ネットで公開

2000.09.16(14:24)asahi.com
 オゾン層を破壊するフロンの回収の義務化や、回収のための基金設立を柱とした「市民法案」を環境問題に取り組む非政府組織(NGO)がまとめ、国際オゾン層保護デーの16日、インターネットで公開を始めた。先進国で唯一、フロン回収に関する法律がない日本では、回収率はカーエアコンで2割以下など、低水準にとどまっている。年明けの通常国会で法制化を目指す自民党も「市民法案がフロンへの国民の関心を高めるきっかけになれば」と評価している。(以下略)

オゾンホール:南極上空で過去最悪 NASAがイメージ図作成

2000.09.09 Mainichi INTERACTIVE
 南極上空で過去最悪の規模に発達したオゾンホールのイメージ図を米航空宇宙局(NASA)が作成し、8日公開した。南極大陸の面積を超え、南米大陸の南端まで拡大している様子が示されている。

 オゾンホールは南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできる。1980年代初めから発生するようになり、92年以降に大規模化した。気象庁によると、これまで最悪だったのは98年9月の2724平方キロメートルだったが、今年は8月8日の発生確認以降、拡大を続け、南極大陸の面積の倍以上の2844平方キロメートルに達しているという。

オゾンホール:南極上空で拡大 過去最悪の規模に 気象庁観測

2000.09.05 Mainichi INTERACTIVE
 南極上空のオゾンがフロンなどで破壊され、オゾン層が減少してできるオゾンホールが、今年も大規模に発生し、過去最悪の規模になっていることが5日、気象庁の観測で分かった。

 昭和基地の観測などによると、オゾンホールは8月8日に発生が確認され、同月31日、面積が過去最悪だった1998年9月の2724万平方キロメートルを上回った。今月3日には南極大陸全体の面積の倍以上の2844万平方キロメートルに達した。

 同大陸上空では80年代初めごろから春(9〜11月)にオゾンホールが発生するようになり、92年以降は大規模化している。今年6月以降、南極上空の大気の気温は極めて低く、気象庁は「オゾン層の破壊を加速する雲が発生しやすい状態が続いており、破壊量も過去最大に迫っている」と分析している。

 オゾン破壊の主原因とされる特定フロンは87年に全廃が決まったが、廃止の効果が出るのは21世紀半ば以降とみられる。

フロンガス:代替フロンの回収対象量は05年ピークに 環境庁

2000.07.31 Mainichi INTERACTIVE
 冷蔵庫やカーエアコンなどの冷媒として使われ、オゾン層を破壊するフロンガスについて環境庁は31日、1999年末で機器に使われているストック量と、機器を廃棄する場合に回収の対象となる年ごとの推計量を公表した。代替フロンのハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は約17万トンが使用されており、今後回収対象量は増え続け2005年ごろに約1万8500トンとピークを迎える見通しだ。ただ、特定フロンも含め回収率は低い水準にとどまっており、同庁は回収促進策を検討していく。

 推計対象は、家庭用の冷蔵庫、冷暖房機器、カーエアコンと、業務用の自動販売機、冷凍空調機器。家庭用冷蔵庫には約150グラム、冷暖房機器には約800グラムのフロンが使われている。

 特定フロンのクロロフルオロカーボン(CFC)は1995年末に生産が全廃されており、ストック量は約2万1300トン。回収対象量は97年ごろがピークで約4800トンに達し、その後は減少して、2010年には約400トンとなる見通し。

 HCFCも、さらにオゾン層破壊作用のないハイドロフルオロカーボン(HFC)に転換中だが、まだ使われている機器は多く、回収対象量が00年は1万5500トンになる。

 フロンガスの回収は業界や自治体の自主的な取り組みに任されており、1998年度のCFCの回収率はカーエアコンで12%、家庭用冷蔵庫で29%にとどまっている。同庁広域大気管理室は「来年4月に施行される家電リサイクル法では、家庭用冷蔵庫などに使われているフロンは回収の対象になるが、カーエアコンなどのフロンは対象外となる。今回の推計結果を有効な回収方法の検討に生かしたい」としている。 

フロン濃度が減少傾向、環境庁報告書

2000.07.14(22:17)asahi.com
 オゾン層を破壊する物質である特定フロンの大気中の濃度が減少に転じたことが、環境庁が14日公表した1999年度の「オゾン層等の監視結果に関する年次報告書」で明らかになった。日本上空のオゾンの量はそれでも減少傾向が続いている。ただ、その減り方は鈍化したという。環境庁は、95年末で特定フロンの使用を全廃した効果が表れたとみている。また、報告書は、オゾン層破壊によって体に有害な紫外線量が増えている可能性に初めて言及した。(以下略)

オゾン層が北極域でも急減 過去最大規模

2000.07.12(16:12) asahi.com
 今春、北極域で過去最大規模のオゾン量の減少が確認されたことがわかった。欧州の研究機関や米航空宇宙局(NASA)を中心に日本などの研究者が参加して実施した集中観測で、オゾンが最も多い高度18キロ付近で、オゾン量が今年1月から3月の間に60%以上減り、過去最高を記録した。今月上旬に札幌市で開かれたシンポジウムでも、今年1月10日からの80日間に過去最高の73%減ったとの解析結果が、ノルウェーの大気科学研究所の研究者から発表された。南極のオゾンホールだけでなく、北極域でのオゾン層破壊も大規模に続いていることが改めて確認された。(以下略)

南極のオゾンホール消滅は12月27日、最も遅い消滅

10:39p.m. JST January 22, 2000
 南極上空でオゾン層が破壊されてできるオゾンホールは、昨年12月14日にいったん消滅したあと再び現れ、完全に消えたのは12月27日で、これまでで最も遅くまでオゾンホールが持続していたことが気象庁の調べで分かった。オゾン層が回復するのは年々遅くなる傾向にあり、オゾン層の破壊が深刻であることを示している。

 気象庁によると、オゾンホールは12月17日に再度現れ、24日には135万平方キロにまで拡大した。例年は9月上旬から10月上旬に最盛期を迎え、その後は徐々に縮小する。消滅がこれまでで最も遅かったのは1998年の12月中旬だった。

 昨年は8月下旬から発達し、9月中旬には2504万平方キロと南極大陸の約1.8倍の広さになった。過去最大に発達した98年よりもやや小さく、3番目の大きさだった。

 オゾンの破壊は大気中に放出されたフロンガスなどから生じた塩素が増加することで引き起こされ、気温が低いと破壊が進みやすい。最近の年ごとの変動には気温の影響が大きく、昨年は南極上空の気温が98年より高いために、破壊がやや少なかった。

 破壊の回復が遅くなっている原因は、南極で冬(北半球では夏)に上空にできる気温の非常に低い大気の渦(極渦)が、最近は遅くまで持続し、気温が低いことでオゾンの破壊がとまらないことが考えられるという。

オゾンホールの回復遅れる 11月のオゾン量は過去最少

10:54a.m. JST December 26, 1999
 南極上空で破壊されたオゾン層が回復するのが遅くなる傾向にあり、今年は回復時期にあたる11月の昭和基地でのオゾンの量が観測開始以来最少になったことが気象庁の調べで分かった。破壊でできたオゾンホールが消滅したのも今月14日と、昨年の16日から19日ごろに次いで遅かった。

 気象庁によると、今年のオゾンホールは、8月下旬から急に発達し、9月中旬の最大時には2504万平方キロと南極大陸の約1.8倍の広さになった。しかし、過去最大に発達した昨年よりはやや小さく、3番目の大きさだった。

 オゾンの破壊は大気中に放出されたフロンガスなどから生じた塩素が増加することで引き起こされ、気温が低いと破壊が進みやすい。最近の年ごとの変動は気温の影響が大きい。

 破壊の回復が遅くなっている原因は、南極の冬期に、上空にできる気温の非常に低い大気の渦(極渦)が、最近は遅くまで持続し、気温が低いことでオゾンの破壊がとまらないことが考えられるという。

 オゾン層が破壊されると、有害な紫外線がオゾン層で吸収されなくなって地表にまで届く量が増え、皮膚がんが増えるなど生物に悪影響を及ぼすとされる。

 オゾンホールは1992年から毎年大規模に発達。あと10―20年は大きな破壊が続きそうだという。

代替フロン生産規制へ モントリオール議定書締約国会議

11:53a.m. JST December 04, 1999
 オゾン層の保護を話し合うモントリオール議定書締約国国際会議が、3日までの5日間、北京で開かれた。参加各国は同日深夜、代替フロンの一種であるハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の生産を規制することで合意したほか、非締約国との間でHCFCの輸出入を禁止することでも一致した。

 会議では、議定書で規制対象となっているHCFCや臭化メチルの規制強化、新たな規制物質の追加、途上国支援のための多国間基金の資金負担などの問題が焦点となった。

 HCFCは、先進国で生産が全廃されたフロンの代替品として、家庭用エアコンや断熱材の発泡材として広く使われている。フロンほどではないが、オゾン層の破壊効果が指摘され、規制の対象となってきた。

 日本政府筋によると、HCFCの規制をめぐって、欧州連合(EU)が(1)これまでの消費規制に加えて生産規制を導入し、段階的に生産量を削減する(2)非締約国との輸出入を禁止する、との規制強化案を提案。生産量の多い米国や、フロンからHCFCへの転換途上にある発展途上国が反対したため、1989年の生産量などから算出した基準値を生産量の上限とすることとし、先進国は2004年から、途上国は2016年から実施することで一致した。輸出入禁止も合意した。

 一方、途上国のフロン対策を進めるための多国間基金は、2000年から2002年までの3年間、先進国が総額4億4000万ドルを拠出することで合意した。日本政府の負担は年平均3347万ドルとなる。

代替フロン規制強化が焦点

1999年11月29日 17時53分 共同通信社
 代替フロンの一種、ハイドロクロロフルオロカーボン、(HCFC)の規制強化について話し合う、オゾン層保護のための、モントリオール議定書の第11回締約国会議が29日から来月3日までの日程で北京で始まった。今回の会議では、既に先進国では生産と消費が全廃されたフロン(CFC)の代替品としてエアコンの冷媒などに使われるHCFCの規制を強化するかどうかが焦点になっている。

規制なく大気中に放出続く

1999年11月23日 15時53分 共同通信社
 廃棄される冷蔵庫やカーエアコンなどに含まれるオゾン層破壊物質のフロン(クロロフルオロカーボン=CFC)の回収が進んでいない。88、89年に年間15万トンと最高の消費量だったCFCは、ここ数年がそのころ製造された機器の廃棄のピークになるが、回収の法的義務がないため大気中に放出され続けている。

オゾンホール今年も大規模

1999年9月8日 17時12分 共同通信社
 気象庁は8日、南極大陸上空に出現したオゾンホールが9月初めの段階で、南極大陸の約1.5倍の広さに発達、過去最大だった昨年を若干下回るが、大規模に発達する可能性が高いとの見通しを発表した。

 同庁オゾン層情報センターによると9月1日現在のオゾンホールの面積は、2155万平方キロ。昨年は最大2724万平方キロだった。

オゾン層上部で濃度低下

1999年6月27日 17時49分 共同通信社
 中国・チベット高原上空のオゾン濃度低下は、フロンなどオゾン層破壊物質の影響を受けやすいオゾン層の下層部ではなく、上層部を中心に進んでいることが岩坂泰信名古屋大教授(大気物理学)らと中国科学院のレーザー光などを使った共同観測で27日までに分かった。

 チベット高原では夏の強い上昇気流でフロンなどを含む地表付近の大気が上昇するため、オゾン層の下層からオゾンの破壊が進むとみられていた。同教授は『予想外の結果だが、オゾンホールの形成過程を探る上で重要なデータだ』と話している。

減らないハロンの放出量

1999年4月22日 11時29分共同通信社
 成層圏のオゾン層を破壊するため生産が規制されているフロンなどの物質の一部には、大気中に放出される量が増加していたり、減っていない物質があることが米・海洋大気局とコロラド大のグループの解析で判明。22日発行の英科学誌ネイチャーに発表された。 

 中でも消火剤に使われるハロンの大気中への放出量は、既に生産が禁止されているにもかかわらず上昇傾向にあり、これが続くとオゾン層の回復を遅らせる可能性があるという。

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<オゾン層の見通し> モントリオール議定書による規制により、成層圏のオゾン破壊物質の総量は2000年までにピークを迎え、その後は徐々に減少する。

1998年の南極オゾンホールについて

(平成11年1月20日) by気象庁
 南極昭和基地及び人工衛星により観測された結果等によると、南極大陸上空に発生していた オゾンホールは過去最大に発達し、オゾンホールの消滅はこれまでで最も遅かった。

1998年9月・10月 by気象庁
 今年も南極上空にオゾンホールが出現。10月上旬には過去最大規模になる見通し。気象庁が予測。

1997年のオゾン層の状況について

by気象庁
 フロンなどによるオゾン層の破壊が中高緯度では全球的に続いていることが明らかになった。

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