第9章,第1項。 視覚障害とスポーツ。 この第9章では、特にアダプティブロウイングを指導・支援するコーチや支援者が知っておくべき、視覚障害およびそのサポートの基礎的な知識、基本的な注意について解説します。 1, 視覚障害(支援者が知っておくべきこと)。 視覚障害とは、全く見えない全盲の人や、視力が弱かったり視野が制限されたりしている、いわゆる弱視の人など、その程度は様々です。 視覚障害の原因も、疾病、事故、出生時の損傷、加齢など様々です。 コーチや支援者が、個人の障害の原因を知る必要はありません。 ただし、障害に伴い、健康上のことで気をつけるべき配慮事項があれば、共有しておく必要があります。例えば、強い物理的衝撃を与えないように注意しなければならない、といったことです。 福祉政策の中では、視覚障害の程度は1〜6級に区分されています。 1級は,両眼の視力の和が0.01以下。 2級は,両眼の視力の和が0.02〜0.04。 または両眼の視野が各10度以内でかつ両眼による視野についてシノウ率による損失率が95%以上。 3級は,両眼の視力の和が0.05〜0.08。 または両眼の視野が各10度以内でかつ両眼による視野についてシノウ率による損失率が90%以上。 4級は,両眼の視力の和が0.09〜0.12。 または両眼の視野が各10度以内。 5級は,両眼の視力の和が0.13〜0.2。 または両眼の視野の半分以上が欠ける。 6級は,片方の視力が0.02以下、もう片方の視力が0.6以下で、両眼の視力の和が0.2を超える。 なお,同一等級で、重複する(例えば,視力、視野ともに障害がある),といった場合は、1級ほど上の級となります。 支援者は、視力や視野の具体的な状況についても、説明してもらっておけば、指導・支援がより適切に行えるようになります。 2, 視覚障害者のスポーツ(一般)。 視覚障害者のスポーツは、国際視覚障害者スポーツ協会(I B S A)、日本パラリンピック委員会(J P C)、財団法人日本障害者スポーツ協会などが支援しています。 パラリンピックの種目としては、陸上、水泳、柔道、ヨット、サッカー、射撃、自転車、ゴールボール、スキー、ボートなどがあります。なお,ボートは2008年の北京大会からです。 他にも視覚障害者のスポーツはさまざまで、グランドソフトボール、フロアバレーポール、サウンドテーブルテニス、ブラインドテニス、バスケットボール、フットボール、アーチェリー、パワーリフテイング、レスリング、ボーリングなど、さまざまです。 以上で、「視覚障害とスポーツ」の説明を終わります。