第3章,第3項.スプレッド、スパン。 1. リガースプレッド。 リガースプレッドとは、艇の中心から、オールロックのピン,回転軸の中心までの水平距離のことです。 特にスイプ艇の場合に測定します。 測定は、キールライン上に補助棒を1本たてて、そこからオールロックピン(軸中心)までの距離(スプレッド)を、メジャーやロッドなどを使って測定します。 2, スパン。 スパンとは、スカルで、両側のオールロックピン,回転軸の中心の間隔をいいます。メジャーを使って、測定します。 3, 調整方法。 スプレッドやスパンの調整は、リガーの機構によって、いくつかの方法があります。 1.L板のなが穴でシャフト位置を調整する。 2.リガーステイの伸縮機構の利用。 3.古いタイプで、上下部の軸受に、多少の横方向の位置調整しろがある。 4.リガーの固定部分にスペーサを挟んで調整する。 5.特別なL板を作る。 いくつかの事例を、次に説明します。 まず,L板による調整について。 規格艇に多いタイプで、リガーステイ先端に2つのボルトが突き出し、そこに取り付けられたL板にスプレッドの調整用のなが孔がある場合です。 調整は、スプレッド計測の後、オールロックシャフト(あるいは台座)のL板への固定ボルトをゆるめ、なが穴の中で固定位置を変更します。 そして、調節型リガーによる調整について。 リガーステイ(センターステイ)の端が、なが孔になっていて、調整できるタイプがあります。 以上で、「スプレッドの定義と計測」の説明を終わります。