第2章,第8項。ボートの持ち方、運び方。 1,ボートの運搬の基本。 ボートは、上下の振動をできるだけ少なくして運びます。 また、まわりの人や物に当たらないよう、注意して声をかけながら運搬します。 ボートをまわすときは、タイミングを合わせます。 合わせないと、ボートが傾き地面に接触します。 ダブルスカルは、ボートの端ではなく、端から2mあたりを持って運びます。 シングルスカルは、最終的には一人で、デッキを下にシートを頭に載せるか、横にしてガンネルを肩に載せ運びます。 ハルを下にして肩にかつぐ場合は、細心の注意が必要です。注意しないとハルを傷めます。 慣れないうちは、2人で両端から1、2m内側を持つか、補助をつけて運びます。 アダプティブのフォアを運搬する際は,視覚障害のある漕手をミドルポジションに置くことが安心ですが、コックスが適切な誘導に注意すれば、どのポジションでもかまわないでしょう。 むしろ、体格の差に配慮して、身長順に並ぶとか、体力差に応じてバランスをとることが大切です。 体力のない漕手はボートの端に寄ると楽になります。 2、舵手の位置と注意。 コックスはボートから少し離れて、常に全体を見ることのできる位置に立って、大きな声で漕手に指示を出してボートを運びます。 大きな声を出すのは,ボートの動きを周囲の人にも知らせ,安全を確保するという意味もあります。ただし,威嚇する態度ではいけません。 もし、コックスの声がよく聴こえないときは、「聴こえない!」ということを知らせましょう。 以上で,「艇の運搬」の説明を終わります。