第2章,第6項。 オールの概要。 1, ブレード。 オールは、水を押すブレード、シャフト、支点となるスリーブとカラー、手で握るハンドルなどで構成されています。 ブレードは、従来は木でできていて、とても注意深く扱わなければなりませんでした。 現在は複合繊維が主流で、丈夫です。 ブレードの形は、千980年代はマコンと呼ばれる対称形でした. 90年代以降は、非対称形状のビッグブレードが主流となりました。 2,シャフト。 シャフトは、オールのえ、棒状部分のことです。 従来は木製の張り合わせで、ピボットを除き中空でした。 現在は炭素繊維をシュザイとしたパイプです。 カーボンシャフトは、従来の木製シャフトに比べ、非常に軽く強く、耐久性もあり、通常のロウイングの負荷で折れる心配はありません。 しかし、誤まった使い方や不適切な保管、ボートの衝突などでは、意外に簡単に折れます。 シャフト部分は特に傷つけたり、日中に長く屋外に放置したりしないよう、慎重さが必要です。 3,スリーブとカラー。 オールロックと接触するピボット、つまり「支点」は、スリーブといわれる「さや」と,カラーとかバトンといわれる「つば」の部品で構成されます。 カラーの位置をかえることで、ハンドルの端までの長さ(インボード)や,てこ比を調整できます。 プラスチックスリーブは、潤滑剤は不要と言われています。 しかしオールロックとの摩擦はフェザーやスクウェアの動作を妨げ、スリーブの磨耗が早くなるので、時々シリコン系の潤滑スプレーを吹きます。石油系の潤滑剤はプラスチックを傷めます。 4,ハンドル。 手で持つところは、木、アルミニウム系の軽合金、複合繊維などでできています。 表面材としてはゴム、ウレタンなどのグリップカバーがかぶせてあります。 木の場合は、そのままのこともあります。 自前でグリップテープを巻くこともあります。 ハンドルに求められる機能は、握りやすく、濡れても滑りにくいことと、適度な柔らかさと大きさなどです。 ハンドルは、漕手の手にあわせた太さを選択するか、または木製の場合は整形します。 また、最近のオールは、インボードが二重になっていて、長さを調整できるものが主流になりつつあります。 しかし、このタイプは、水が内部に入ってしまうことがあるので、日常の点検に注意し、特に、沈した後は、分解して点検しておきましょう。 内部に浸水したら、排水後、乾燥させます。 特に視覚障害の場合、ハンドルの形状は非常に重要です。グリップを手に持っただけで、ブレードがどの方向に向いているかわかるように、断面形状を調整し、手になじむようにするのが理想的です。 簡単な工夫としては、ブレードの表側(スクウェアにしたときの指がかかる前面)に、目印になるものを貼り付けておくのがよいでしょう。 以上で,オールの概要の説明を終わります.