第2章,第5項。リガーとオールロック。 1.リガー。 オールの支点となるオールロックを支えるために、ガンネル,つまりフナベリから外に突き出したフレームを、リガー、正確にはアウトリガーといいます。 金属製のパイプや新素材を用いたウイング・リガーなど、さまざまなタイプがあります。 オールロックの上部をささえるリガーは、バックステイとかトップステイといいます。バックステイは、オールロックの角度を調整する部品ではなく、設定された角度を保持するための補強部品です。 先にオールロックを正確に組付けて固定し、その後でそれに合わせてバックステイの長さを調整してとりつけます。 調整するために、多くはターンバックルがついています。 右ネジと左ネジ(逆ネジ)を持つタイプは、緩める方向に注意しながら、両方のロックナットを緩め、中間の部分をまわして調整します。 片方だけを回転させてはいけません。 そのボートの構造に合わせ正しく使いましょう。 2. リガーのとりあつかい。 ナックルフォアやつきフォアなどでは、艇をリガーで持ち上げたり支えたりしてはいけません。 シングルスカルなどはリガーの根もとを持ってもよいでしょう。 リガーが、地面や他のボートに接触しないよう、ボートを裏返すときや艇庫内では、充分に注意しましょう。 また乗艇後はよく洗って拭いておきましょう。 3. オールロック、オアロック。 オールロック(オアロック)は、ロウロックとか、クラッチともいわれます。 リガーの先端に取り付け、オールを支える重要部品です。 オールロックには、その固有のピッチを調整するため、ブッシュを選び、交換します。 基本的には、5°か6°がついていれば良いでしょう。 オールロックのゲートには、小さなナイロンナットまたはダブルナットがついています。 これはゲートの締りすぎを防ぐもので、適切な位置にないと、オールロックの内径が小さくなりすぎ、シャフトの回転に支障をきたすので、正しい位置,約1mm程度の隙間を空けた位置で固定します。 4. オールロックの台座。 オールロックを支える台座は、オールロックの回転軸,ソールピンの前傾と外傾、高さ、リガースプレッド(またはスパン)などを調整する機能があります。 リガーとの組合せで、さまざまなタイプがあります。 以上で,「リガー・オールロック」の説明を終わります。