第2章,第1項,B。計測器具と工夫。 視覚障害者の自力でのリギングのためには、計測機器、艤装の工夫、リギング手法の開発が必要ですが、まだ完成されていません。 原理的には難しくない気がしますが、実際の工夫はこれからです。 ここでは、とりあえず、一般事項を記述しておきます。 リギングのための計測器具としては、ロウイング専用のものもありますが、ホームセンターで普通に売っているメジャー、水準器、傾斜計などを使います。 それらは、ある程度の視力が必要なものばかりです。 なお、水準器には、水平を音で表示できるタイプもあります。 視覚障害者用の「音声式巻尺」というのもあるようです。 1,メジャー,巻尺。 スイプのオールの全長が測れるように、4メートル以上のメジャー,巻尺を使用します。 スパンの計測がしやすいように、ストッパー付きで、中おれしにくい幅が広いものが適しています。 2,水準器。 水平を見る水準器は,気泡管が大きく精密に測定しやすいものが適しています。 クラブでは長いものもあると便利ですが、個人用の基本の1本としては、レールに渡して水平を点検できるように、比較的短い、23センチ程度のものが良いでしょう。 3,傾斜計,スラントルール。 指針式のもののほとんどは、精度が出ず、リギングには使えません。 単純な気泡式の傾斜計が良いでしょう。 ロウイング専用のものもありますが、場合によってはかえって使いにくいこともあります。 以上で、「計測器具と工夫」の説明を終わります。