第1章、第8項。クルーとシートについて。 1。クルー、ローヤー、コックスについて。 ボートには、ローヤーとか漕手と呼ばれる 漕ぎ手 と、舵を操作し、指示を出すコックスが乗り、クルーと呼ぶチームを構成します。  コックスは、ラダーという舵を操作し、また、ローヤーに指示を出します。  コックスの乗らないタイプもあります。 コックスの乗らない なしフォア や なしペア などでは、操舵漕手またはステアズマンと呼ばれる漕手が、ストレッチャーに付けられた装置で、ラダーを操作します。 2。 シート、ポジションについて。 ボートの進行方向の先端、へさきのことを、 バウ と言います。また、船尾、とものことを スターン と言います。 漕手のポジションは、バウ側から順番に番号がつけられています。 エイトでは、1番から8番までです。 特に、もっともバウに近い漕手は「バウ」といい、もっともスターンに近い漕手は、ストローク または 整調 と呼びます。 整調とは、整えるという漢字と、調子の調の字で、調子を整えるという意味です。 3。 サイドとペアについて。 漕手への指示は、ポジション+指示のパターンで行います。 ポジションは、番号だけでなく、サイド、ペアなどの組み合わせを使います。 基本配列のフォアでは、右舷を漕ぐバウと3番を バウサイド と呼びます。 また、左舷を漕ぐ2番と整調を、整調サイド、またはストロークサイドと呼びます。 バウと2番は、バウペア、3番と整調はストロークペア、2番と3番はミドルペア、バウと整調はアウトペア、と呼びます。 これらを呼び分けて、ボートを動かします。 なお、スカルの場合は、一人が両サイドを漕ぐので、本来は、バウサイドも整調サイドもありません。 しかし、慣用的に、スイープと同様に呼ばれることが多いです。 漕手は後ろ向きに座るので、 右、左 だけでは混乱のもとです。 サイドを言いわけるときは、 右手側、左手側、 または 右舷、左舷、で、呼びましょう。 英語では、右舷をスターボード、左舷をポートとも言います。 4。 クルーの服装について。 ロウイングの専用のスーツもありますが、練習は普通に運動できる服装で充分です。 ただし、手が引っかかるようなポケットは要注意です。 また、安全のためには、できるだけ目立つようなものが良いでしょう。 寒い時期には、防寒対策を充分にしましょう。 以上で、「クルー」の説明を終わります。