「野田獅子楽」
御神幸の獅子舞、神輿が御旅所に安置される前に短く舞ってから神事となりました。
福岡県 添田町
野田地区の加茂神社
5月の第2土曜日
「御神幸」
「楽打ちの舞」
「獅子楽、前半の舞」

御旅所「楽打ちの舞」
「賀茂神社」

神社の拝殿で例大祭の神事が行われた後、獅子舞が舞われますが、この野田獅子楽では、獅子舞・楽打ちの舞・獅子舞と奉納されます。
そしてこの後、場所を御旅所に御神幸、ここでも同じように獅子舞と楽打ちの舞、獅子舞が行われました。

加茂神社に万年願として奉納されている獅子楽で、日向の国から伝来したと言われていています。
獅子楽を奉納して悪疫退散を祈願したとの事で、
5月の第2土曜日に賀茂神社・第2日曜日には同じ野田地区の貴船神社に奉納されます。
「御旅所での舞」
獅子舞は獅子頭をかなり激しく動かす舞いで、こんな激しい舞いは初めて見るし、ここの獅子舞の特色との事です。
獅子楽後半の舞いでは、お囃子の太鼓は楽打ちで舞った子供達が叩いていました。
神社での舞いと御旅所の舞いは同じ舞いと思われるので、ここでは獅子舞の前半の舞いは神社での舞いを、後半の舞いは御旅所での舞いを紹介しています。
子供達が土俵をまわりながら順番に太鼓を叩くもので、太鼓を叩いた後の所作に特色があり、1年を12ヶ月になぞらえて、農作業の所作を織り込んだ12種の回り楽があるとの事です。
獅子舞は拝殿前の土俵を中心にして舞われます。
獅子は普通「黒獅子」が「雄」獅子ですが、こちらの獅子楽では「赤獅子」が「雄」獅子との事です。