「神門神楽」
宮崎県美郷町
旧南郷村の神門神社
旧暦正月前の土曜日
最初は鈴と扇を持って舞っていますが、舞いの後半では、
お盆に載せた餅を、舞い人の後ろに撒く神楽となっています。
体力のなくなった爺さんですが、スケベ心の旺盛な爺さんです。
二頭の獅子と鬼神の舞いで、暴れたり怠けたりする獅子を、鬼神がたしなめ改心させる神楽です。
百済王(くだらおう)伝説に基づく「師走祭り」に行われる行事で、長男福智王を祭る木城町の比木神社から、父禎嘉王を祭る南郷村の神門(みかど)神社への御神幸行事で、前日に比木神社を出発した往路「のぼりまし」では、数ヵ所で神楽が奉納され、2日目も2カ所で神楽を舞った後、この神門神社での神楽となります。
お椀にご飯を注ぐ仕草の舞いでしたが、途中から男の一物を出してのスケベな
舞いになりました。
面を付けた裸の男衆を、弓を持った二人が、
舞いながら男衆の体を弓でつつく、初めて見る舞いです。