TOPIC No.8-4 サッカー

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1.リンク集 & ニュース, .2002年ワールドカップ
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 Jリーグ試合経過 by Internet Soccer Program
02.
 J LEAGUE by nikkansports.com
03.
 Jリーグ速報 by Mainichi INTERACTIVE
04.
 Jリーグ公式サイト
05.
 2002 FIFA WORLDCUP KOREA/JAPAN by ISIZE sports
06.
 2002年日韓共催ワールドカップ特集 by NIKKEI NET

「八咫烏」北京入りピンチ サッカー代表エンブレム

2008年05月20日 中国新聞ニュース

 日本サッカー界のシンボルとなっている3本足のカラス「八咫烏」をデザインしたエンブレムが、北京五輪に出場する日本チームのユニホームに使用できない見通しであることが20日、明らかになった。

 商標表示についてのガイドラインを厳格化した国際オリンピック委員会(IOC)が、日本オリンピック委員会(JOC)に通達した。連絡を受けた日本サッカー協会では「IOCと国際サッカー連盟(FIFA)の結論を待って事態に対応するしかない」(渡辺真人代表チーム部長)としているが、メーカーのロゴなどとは違うため、日本ばかりでなく参加各国にも波紋が広がりそうだ。

 代表ユニホームの各国エンブレムは2004年アテネ五輪では使用を許可されていた。八咫烏は神武天皇を大和に道案内したとの伝承があり、日本サッカー協会では「ゴールに導く神の使い」としてシンボルマーク、エンブレムなどに長年にわたって使用している。

FIFAランキング:韓国50位、日本は36位

2008/04/10 スポーツ朝鮮/朝鮮日報JNS クォン・ヨンハン記者

 韓国の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングが47位から50位にダウンした。

 FIFAは9日(韓国時間)、公式ホームページ(www.fifa.com)で4月の国別ランキングを発表した。これによると、韓国は先月より3ランクダウンの50位。ポイントも613点から610点に下がっている。

 日本はアジア・サッカー連盟(AFC)加盟国で最も順位の高い36位で、先月と同じだった。オーストラリアは38位から43位に落ちた。

 1位に輝いたのはアルゼンチン。2位ブラジル、3位イタリア、4位スペイン、5位ドイツ、6位チェコ、7位フランスと、1位から7位まではランキングに変動なし。ギリシャは10位から8位に浮上、ポルトガル(9位)とオランダ(10位)は先月から1ランクずつ順位を下げた。11位のイングランドも先月と同じだった。


日本、有終の1位突破 イランを2―1で下す サッカーW杯最終予選

2005/08/17 The Sankei Shimbun

 サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会アジア最終予選B組の日本は17日、6万6098人の観衆を集めた横浜・日産スタジアムでイランと最終戦を行い、2―1で競り勝った。日本は5勝1敗の勝ち点15。4勝1分け1敗で同13のイランを上回り、B組1位で最終予選を終えた。

 イランとともに既に予選突破を決めていた日本は前半28分に加地亮(かじ・あきら)(F東京)が先制点。後半31分には大黒将志(おおぐろ・まさし)(G大阪)が追加し、イランの反撃を1点に抑えた。

 日本のW杯出場は3大会連続3度目。ドイツ大会は来年6月9日に開幕し、ことし12月9日には1次リーグの組み合わせ抽選が行われる。

サッカー日朝戦の開催訴え 韓国で与野党議員121人

2005/05/09 The Sankei Shimbun

 国際サッカー連盟(FIFA)が第三国での無観客試合を命じた6月8日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選、北朝鮮−日本戦に関し、韓国の与野党議員121人が9日、韓国での開催を求める請願書を発表した。今後、FIFAに請願を行っていく予定という。

 文書は、処分理由とされた3月30日の平壌での北朝鮮−イラン戦の際に起きた観客の暴徒化について「弁明の余地はない」としながらも、FIFAの処分は「過酷すぎる措置」と指摘。少なくとも無観客試合とはしないよう訴えた。

 その上で「『第三国』として韓国を指定することで北(北朝鮮)と日本のサッカー競技が平和と和合の基盤となる契機になる」と訴え、同試合の韓国での開催を求める立場を示した。

 同試合に関しては、FIFAがタイ協会にバンコク開催を打診したと7日付のバンコク・ポストが報道している。(共同)

バンコク開催に異論なし 北朝鮮戦で川淵会長

2005/05/08 The Sankei Shimbun

 国際サッカー連盟(FIFA)が、第三国での無観客試合を命じた6月8日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選、北朝鮮−日本のバンコク開催を検討していることについて、日本サッカー協会の川淵三郎会長は8日、「どこでやろうと変わらない。反対する理由は何もない」と述べ、異論がないことを明らかにした。

 その理由の一つとして川淵会長は、6月3日にイランで同予選を行う北朝鮮にとっても移動などの負担が大きくはないことを挙げた。

 FIFAがタイ協会にバンコク開催を打診していたことは、7日付のバンコク・ポスト(電子版)で報じられた。ただ、現時点ではFIFAから日本協会にバンコク開催に関する連絡は入っていないという。(共同)

北朝鮮紙が再考要求 FIFA規律委の処分に

2005/05/06 中国新聞ニュース

 【北京6日共同】朝鮮中央通信(英文)によると、北朝鮮の「体育新聞」は六日、サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選、六月の日本戦を「第三国での無観客開催」とした国際サッカー連盟(FIFA)規律委員会の処分は「再考すべきだ」との論評を掲載した。処分に対する北朝鮮の初めての反応で、処分に対する上訴の意向を示したとみられる。

 論評は、処分の理由となった三月末の平壌でのイラン戦の際に起きた観客の暴徒化は「不公正な審判への抗議」とあらためて主張し、これを試合妨害や暴徒化ととらえるのは「偏見だ」と反発。さらに、処分の背景に日本の関与があるのではないかとの疑問も提示した。

北朝鮮、FIFAに異議申し立てへ 規律委決定に不満

2005年05月01日 asahi.com

 北朝鮮サッカー協会は30日、6月8日のW杯予選の日本戦を中立国で観客なしに開催するという29日のFIFA規律委員会の決定を不満とし、FIFAの上訴委員会に異議申し立てをする方針を固めた。北朝鮮協会関係者が30日、「今回の決定は到底、受け入れられない」と明らかにした。

 規律委員会の決定は処分から3日以内に異議申し立てをして、その後1週間以内に、その理由を文書で出す必要がある。

W杯サッカー日朝戦開催国 マレーシアを希望

2005/04/30 The Sankei Shimbun

川淵会長「中国」なら異議

 サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮−日本戦(六月八日)で、国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が第三国で無観客で行う処分を下した問題で三十日朝、日本サッカー協会の川淵三郎会長とFIFA理事の小倉純二同副会長が会見。重い処分に改めて驚きを表すとともに、開催地ではマレーシアなど東南アジア諸国を希望し、中東での開催も視野に入れてFIFAに意見を述べていく意向を示した。

 小倉副会長は開催地決定の手順について、FIFAがアジアサッカー連盟(AFC)と相談して決めることを説明。川淵会長は、マレーシアでの開催を希望、政治的問題を抱える中国などになる場合は異議を申し立てることを明言した。日本は六月三日にバーレーンと同国のマナマで対戦することから、小倉副会長は中東開催も視野に入れ「機会があれば希望を伝えていく」とした。

 無観客試合となったことから、日本のサポーターも観戦できない。川淵会長は「第三国での開催で観客を入れれば日本のホームのような雰囲気になるから」と、FIFAの決定に理解を示し、パブリックビューイングなどの開催を検討する。

 処分に抗議し、北朝鮮が試合をボイコットする可能性もあるが、七月末からは日中韓に北朝鮮が加わる東アジア選手権があることから、川淵会長は「できるだけそうならないように働きかける」と話した。

 <イラン戦での暴徒化> 北朝鮮の観客は審判の判定に激高、ビール瓶や缶などをピッチに投げ込み、試合は約10分間中断。試合後も抗議は続き審判団は約30分間ピッチ上から動けず、一部観客は会見場にも乱入、イラン監督の会見が中止となった。その後も競技場前を数千人の観衆が取り囲んで警官隊と約1時間もみあい、イラン選手のバスが動けない状況も招いていた。

北朝鮮―日本戦、第三国で観客なし…FIFA決定

2005/04/30 読売新聞 Yomiuri On-LINE

 日本サッカー協会に入った連絡によると、国際サッカー連盟(FIFA)は29日、6月8日に平壌の金日成スタジアムで行われる予定だったワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節の北朝鮮―日本戦について、第三国で観客を入れずに開催することを決めた。

 29日にスイス・チューリヒのFIFA本部で開かれた規律委員会で決定した。

 3月30日に金日成スタジアムで行われた最終予選第3節のイラン戦で、主審の判定を不服とした北朝鮮の選手が主審に暴力を振るって退場になったほか、観客が物をピッチ内に投げ込んだり、2―0で勝ったイランの選手団のバスを取り囲んだりしたことに対する懲罰的な措置。

 アジアでの試合でこうした処分が出されるのは極めて異例。

 北朝鮮にはさらに、2万スイス・フラン(約180万円)の罰金が科された。処分に不服の場合、3日以内に異議申し立てができる。

イランサッカー協会、FIFA制裁に異議申し立て

2005/04/30 読売新聞 Yomiuri On-LINE

 イランサッカー協会は30日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のイラン―日本戦後、出口に観客が殺到し40人以上が死傷した責任を問われ、国際サッカー連盟(FIFA)から受けた制裁に対し、異議を申し立てたことを明らかにした。

 FIFA規律委員会に出席したイラン協会役員が制裁言い渡しの直後に不服を申し立てたという。

 3月25日にテヘランで約10万人の観衆を集めたイラン―日本戦では、試合終了後に多数のイラン人観客が出口に殺到して転倒したため死者が出た。

 このためFIFAは4月29日、イラン協会に3万スイス・フラン(約270万円)の罰金と、6月3日にテヘランで予定されるイラン―北朝鮮戦で、観客を5万人以下とするよう命じている。(テヘラン・緒方賢一)

FIFA:北朝鮮・イラン戦の暴動で規律委 29日開催

2005年04月23日 毎日新聞 Mainichi INTERACTIVE

 日本サッカー協会は22日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の北朝鮮・イラン戦(3月30日、平壌)で、観客が暴徒化した問題に対する処分を決める国際サッカー連盟(FIFA)規律委員会が29日に開かれることを明らかにした。

 この問題に関してFIFAのブラッター会長は「厳しく取り扱う」と発言している。このためB組第5戦の北朝鮮・日本戦(6月8日、平壌)について、予定通り開催のほか、中立地での第三国開催や無観客での試合の可能性も取りざたされてきた。規律委の決定は日本時間で29日深夜となる見通し。【小坂大】

規律委にかけると表明 サッカー北朝鮮戦問題でFIFA会長

2005/04/05 The Sankei Shimbun

 来日中の国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は5日、東京都内で記者会見し、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の北朝鮮−イラン(3月30日・平壌)で観客が暴徒化した問題をFIFAの規律委員会にかけることを正式に表明した。

 処分内容については明言を避けたが「規律委は特にW杯の試合では秩序維持のため強い姿勢を示してきた」と述べた。次の規律委の開催時期は未定だが、先のW杯予選で観客がピッチに物を投げたり乱入するなど暴徒化したアルバニアとコスタリカに対しては無観客試合を命じており、北朝鮮も同様の処分を受ける可能性がある。

 会見後、日本サッカー協会の川淵三郎会長は、北朝鮮国内でイラン戦の前に、北朝鮮が1966年W杯準々決勝で審判員の不利な判定によって敗退したとの報道が行われていたことなども協会としてブラッター会長に報告したと明らかにした。

 川淵会長は「われわれが身の危険を感じないように試合をさせてほしい。だが、こちらから北朝鮮の処罰を求めてはいない」と語った。(共同)

暴徒化は判定が原因と主張 北朝鮮サッカー協会

2005/04/01 The Sankei Shimbun

 北朝鮮サッカー協会は1日、平壌で記者会見して声明文を発表し、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の北朝鮮−イラン(3月30日・金日成競技場)で起きた観客の暴徒化は、不公正な判定が導いた結果だと主張した。

 会見では騒動について「不当な判定で観衆が感情を抑えきれなかった」と説明。6月8日の北朝鮮−日本など今後のホームゲームは「警備態勢を強化し、このようなことが二度と起こらないようにする」と確約した。

 北朝鮮協会は、イラン戦と3月25日のバーレーン戦で、北朝鮮にPKを与えるべき場面が各2度あったと指摘。声明文では「国際サッカー連盟(FIFA)が2試合の審判に厳しい処分を講じると確信している」などの見解を表明した。(共同)

「日本戦の安全確保を」 北朝鮮サッカーで細田氏

2005/03/31 The Sankei Shimbun

 細田博之官房長官は31日午前の記者会見で、平壌で行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選、北朝鮮対イラン戦で観客が騒ぎを起こした問題に関連し「6月には北朝鮮で日本対北朝鮮戦が行われ、多くの日本人サポーターが渡航する可能性がある。今回の事態を反省し、観客や選手の安全確保にしっかりと取り組んでもらいたい」と北朝鮮側に注文を付けた。

 細田氏は「安全に選手がプレーでき、観客が保護されるのが国際試合の当然の前提だ。サッカーの国際組織でも十分、話し合いが行われると思う」と指摘した。(共同)

バーレーン戦は40.5% サッカーW杯視聴率

2005/03/31 The Sankei Shimbun

 テレビ朝日系で30日夜中継されたサッカー2006年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選日本−バーレーン戦の平均視聴率が、関東地区で40.5%、関西地区で32.6%の高視聴率を記録したことが31日、ビデオリサーチの調査で分かった。

 同社によると、関東地区の平均視聴率は、北朝鮮戦(2月9日)の47.2%には及ばなかったが、イラン戦(3月25日)の37.9%を上回った。いずれも1点差の接戦ばかりで高い関心を集めている。

 試合は、バーレーンのオウンゴールで日本が辛勝。瞬間最高視聴率は関東地区が午後9時25分ごろの53.7%、関西地区が同24分ごろの46.6%で、試合終了前後の時間帯。(共同)

AFC、北朝鮮の処分を検討…イラン戦の混乱で

2005/03/31 (AFP時事)読売新聞 Yomiuri On-Line

 アジア・サッカー連盟(AFC)のピーター・ベラパン事務局長は31日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の北朝鮮―イラン戦で起きた混乱について「退場になった北朝鮮選手には明確な処分が下る。主審を小突いたり、威嚇したりしたチームにも何らかの処分が下る可能性がある」とAFP通信に語った。

 この試合では、終盤に北朝鮮選手が主審の判定に抗議。これを機に北朝鮮選手全体が主審に詰め寄り、約5分間中断した。試合後も観客が競技場を取り囲み、主審とイラン選手らが足止めされた。イランのイバンコビッチ監督は「選手は生命の危機を感じていた。国際サッカー連盟(FIFA)は何らかの行動を取るだろう」と憤っていた。

 最終予選での北朝鮮のホームゲームは、6月8日の日本戦が残っている。ベラパン事務局長は「試合の公式報告書を待って、どのような措置を取るか決める。これはFIFAの処分にもつながる」と話した。(AFP時事)

平壌の安全対策を要請 日本サッカー協会

2005/03/31 The Sankei Shimbun

 日本サッカー協会の小倉純二副会長は31日、平壌で30日に行われたワールドカップ(W杯)アジア最終予選で北朝鮮の観客が騒動を起こした問題で、アジア・サッカー連盟(AFC)に対して安全対策を指導するよう要請したと明らかにした。

 日本は6月8日に平壌で北朝鮮と対戦する。同副会長によると、マッチコミッショナーの報告を受けて、国際サッカー連盟(FIFA)が規律委員会で審議する。北朝鮮には、罰金や今後の予選での観客締め出しなどの処分もあり得るという。

 日本協会は、25日にテヘランで行われたイラン−日本で物が投げられ、日本ファンがけがをしたことなども問題視し、AFCに報告書を送る。小倉副会長は「日本や韓国など、メディアやファンが大所帯になる国が訪れる場合は、AFCのしかるべき人間が立ち会って開催国を指導するべきだと提案したい」と話した。(共同)

誤審に抗議と報道 サッカーの対イラン戦で北朝鮮

2005/03/31 The Sankei Shimbun

 北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、平壌で30日行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選、北朝鮮−イラン戦でイランが勝ったことを報じながら「競技が終わるや観客すべてがシリアの主審と副審らの誤審に怒り、強い抗議の意思を表した」と伝えた。

 観客が暴徒化したことを指すとみられるが、北朝鮮が国際試合に関連し、判定への抗議を報道でも表明したのは異例。

 30日の試合の終盤、ゴール前の競り合いをめぐる審判の判定に北朝鮮選手が抗議。しかし、審判団が受け入れなかったため、観客が瓶や缶を投げ込み、試合後もイラン選手団につかみかかろうとするなど一時騒然となった。

 同通信は試合結果について30日の競技終了後に速報していた。

 また、韓国の聯合ニュースによると、朝鮮中央テレビは同日夜、騒ぎの発端となった場面を含めイラン戦の試合を約1時間に編集し放映した。25日のバーレーン戦は2日後に放映しており、即日の放映も異例。(共同)

北朝鮮観客が判定めぐり暴徒化、試合後も抗議の声

2005/03/30 The Sankei Shimbun

 サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮―イラン戦が行われた平壌の金日成スタジアムで、審判の判定をきっかけに、北朝鮮の観客が暴徒化し、審判団にビール瓶を投げ付けたり、イラン選手に襲いかかったりする騒ぎになった。

 警察が出動し、観客を遠ざける措置を取った。

 試合の後半、イランゴール前で北朝鮮選手が倒れ、複数の同国選手が「ペナルティーキックではないか」とシリア人の主審に激しく詰め寄った。これを契機にスタンドからは瓶や缶、スタンドから取り外した座席などがピッチに投げ込まれ、試合が約10分間中断した。

 試合終了後も多くの観客はスタンドに立ったまま抗議の声を上げ続け、4人の審判団はピッチ中央から引き揚げることができなかった。約30分後、警官に囲まれて移動したが、物が投げ付けられた。

 スタジアムの玄関付近では、イラン選手が報道陣のインタビューを受けているところに群衆がなだれ込み、選手や報道陣に石を投げるなどした。(共同)

敗戦試合を異例の報道 W杯で北朝鮮メディア

2005/03/28 The Sankei Shimbun

 ラヂオプレスによると、北朝鮮の朝鮮中央放送は27日夜の定時ニュースで、平壌で25日に行われたサッカー・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で北朝鮮がバーレーンに1−2で敗れたことを、国内向け放送として初めて報じた。国内向けメディアが国際試合で北朝鮮が負けたことを報じるのは極めて異例という。

 また韓国の通信社、聯合ニュースによると、朝鮮中央テレビは27日、北朝鮮が敗れた試合を編集などを行わず、録画中継した。

 北朝鮮の国外向けメディアである朝鮮中央通信は25日に試合結果を報じていた。(共同)

「北、日本サッカー応援団最大900人受け入れへ」

2005/03/27 朝鮮日報

 北朝鮮が今年6月8日、平壌で開かれる2006ドイツワールドカップサッカーアジア地域最終予選・B組対日本2次戦に、交通問題のため900人余の日本応援団を受け入れることにした、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が27日報じた。

 同放送は日本マスコミの最近の報道として、「日本が今年2月、埼玉で開かれた日朝戦に5000席を総連応援団に割り当てた」とし、「相互主義の原則に従い、北朝鮮も日本応援団を受け入れなければならないが、問題は交通」とした。

 続いて、「北朝鮮は6月6日から中国の瀋陽と平壌を行き来する4便のチャーター機を導入し、約600人を受け入れる予定」とし、「また、瀋陽と平壌間の定期路線2便を利用すれば、最大900人まで日本応援団を受け入れることができる」と説明した。

男女とも初戦は北朝鮮 サッカー・東アジア選手権

2005/03/18 The Sankei Shimbun

 東アジア・サッカー連盟は18日、7月31日から8月7日まで韓国で開かれる東アジア選手権の日程を発表し、日本代表の初戦の相手は男女とも北朝鮮となった。大会には日本と韓国、中国、北朝鮮の男女代表が参加、男女とも総当たりで優勝を争う。

 日本の初戦は男子が7月31日で、女子は8月1日。3日には男女とも中国と対戦し、6日には女子が、7日には男子が韓国と顔を合わせる。

 東アジア選手権は2003年に日本で第1回大会が開催され、韓国が優勝した。今回から女子も実施し、優勝賞金は男子が50万ドル(約5300万円)で女子が5万ドル(約530万円)。(共同)

日本、2−1で北朝鮮下す W杯最終予選

2005/02/09 The Sankei Shimbun

 サッカー2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会アジア最終予選B組初戦の日本−北朝鮮は9日、厳重な警備態勢が敷かれたさいたま市の埼玉スタジアムに5万9399人の観衆を集めて行われ、日本は後半のロスタイム中に大黒将志(G大阪)が決勝点を決めて2−1で辛勝した。W杯3大会連続出場に向け、日本は苦しみながらも初戦の壁を突破した。

 DF宮本恒靖主将(G大阪)ら国内クラブ所属の11人が先発した日本は開始早々にMF小笠原満男(鹿島)が直接FKを決めて先制したが、後半は北朝鮮の猛反撃を受けて失点、同点に持ち込まれた。その後は欧州から招集した高原直泰(ハンブルガーSV)中村俊輔(レッジーナ)と大黒を投入、大黒がゴール前の混戦からけり込み、勝ち越し点を挙げた。

 拉致問題や経済制裁発動をめぐって両国の緊張関係が続く中「不測の事態」を懸念する政府は警備の徹底を指示。同スタジアムは警察官2000人、民間警備員1400人が展開するものものしい雰囲気に包まれた。

 スタンドは、赤く染まった北朝鮮応援団の約5000席を除き、ほぼ日本サポーターの青一色。北朝鮮応援席の両側には、ファンの衝突を防ぐために空席の"緩衝地帯"が設けられた。(共同)

 <日本・ジーコ監督の話> カウンターで苦しめられたが、最後にいい形をつくり出せた。勝利をつかむという強い気持ちが2点目に出た。同点とされても、気持ちでは負けないようにした。落ち着いて自分たちのサッカーができたからなんとかなった。(共同)

日本―北朝鮮戦の埼玉スタジアム、終日厳戒態勢続く

2005/02/08 読売新聞 Yomiuri On-Line

 サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・日本―北朝鮮戦の会場となる埼玉スタジアム2002(さいたま市)周辺では、埼玉県警が約500人を動員して24時間態勢で警備にあたっている。

 8日は公式練習が行われ、午後5時半過ぎ、県警の車両に先導された北朝鮮チームのバスが到着すると、スタジアム周辺は張りつめた雰囲気に包まれた。約2時間にわたる練習を終え、同チームが帰途につく際には、バスの前後を6台の車両ががっちりとガードする物々しさだった。

 試合が行われる9日、同県警は通常の国際試合の15倍近い約2000人を動員、厳戒態勢で臨む。荷物検査では、金属探知機も投入する予定だ。

 日本サッカー協会も通常の倍の約1400人の警備員を動員。トラブルを避けるため、約5000人の北朝鮮サポーターを南側ゴール裏に集めたうえ、両側の約500席ずつを“緩衝地帯”として空け、日本サポーターと隔離する。

 また、在日本朝鮮人総連合会も混乱を回避するため、北朝鮮サポーターに、多くの日本サポーターが乗降する埼玉高速鉄道・浦和美園駅の利用を控え、日本サッカー協会が手配する専用シャトルバスで来場するよう呼びかけている。

サッカー日本代表、最後の調整 良い仕上がりとジーコ監督

2005/02/08 The Sankei Shimbun

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の初戦、日本−北朝鮮は9日午後7時半から、埼玉スタジアムで行われる。日本は8日、試合会場で約1時間半の調整を行い、セットプレーの確認などをした。

 右CKは小笠原(鹿島)、左CKは三都主(浦和)がキッカーを務め、DF中沢(横浜M)らがゴール前に飛び込む形を繰り返した。

 練習後の記者会見でジーコ監督は「いよいよ大切な最終予選初戦。スタートダッシュを切るべく合宿してきて、非常に良い仕上がり」と明るい表情で話した。

 ジーコ監督が先発から外すことを明言している欧州組の中村(レッジーナ)高原(ハンブルガーSV)もチーム練習に合流し、ランニングなど別メニューで調整した。(共同)

サッカー北朝鮮戦、あす“厳戒”のキックオフ W杯並み警備

2005/02/08 The Sankei Shimbun

 サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本−北朝鮮戦が9日夜に迫った。拉致事件や経済制裁をめぐり緊張する両国関係を背景に、スタジアム内外は「2002年のW杯並み」(警察庁)の厳戒態勢。メディアの取材も過熱気味だが、両国選手は「いい試合をしたい」と屈託がない。

 試合会場の埼玉スタジアムには警察官2000人、民間警備員1400人が配置される。約5000人と見込まれる北朝鮮応援団と日本のサポーターが一緒にならないよう、駅からスタジアムへのルートや応援席は別々に分けた。

 過剰なほどの警戒には2つの理由がある。

 1つは「ささいなトラブルでも、北朝鮮側が外交問題に絡めて利用する恐れがある」との政府サイドの懸念。さらに「ホームゲームを万全に運営しないと、6月の平壌でのアウエーで、こちらの要求を受け入れてもらえない」という日本サッカー協会の思惑だ。

 今回、北朝鮮の報道関係者は来日しなかった。試合も本国では放映されないという。一方で協会には日本のメディアを中心に700人近い取材申請があり、1社当たりの人数を制限したほか「かなりの数を断った」(協会広報部)。

 北朝鮮が約12年、W杯予選から遠ざかり情報が少ないことから、テレビや雑誌は「神秘のベールに包まれた」と表現。中国での事前合宿にも多数の日本マスコミが詰め掛け、北朝鮮側スタッフが嫌がる中をグラウンド脇の塀沿いに脚立を立て、練習風景を撮影した。

 来日した成田空港でも報道陣は総勢約150人に。取材慣れしていないチームは「なんでここまで、と皆びっくりしている」(Jリーグ名古屋の安英学選手)という。

 最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の19位に対し、北朝鮮は97位。順当なら日本の勝利だが、これまでの対戦は4勝4敗3引き分けとまったくの五分。

 「いいサッカーをして勝ちたい」(日本のFW高原直泰選手)、「応援の人をがっかりさせない、いい試合をしたい」(安選手)。周囲の騒ぎをよそに、両国選手は同じ思いを口にした。

 8日の埼玉スタジアムには、少しでもいい席を確保しようと、サポーターが冷たい雨の中、シートやいすを持って訪れ、場所取りをした。スタジアムによると、北側と南側の入り口付近に計250人分程度になっているという。(共同)

「北朝鮮戦と同じ状況で」ジーコ監督が会見

2005/02/01 The Sankei Shimbun

 サッカー日本代表は2日、埼玉スタジアムでシリア代表と国際親善試合キリン・チャレンジカップで対戦する。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦の北朝鮮戦(9日・埼玉)に向けた最後の強化試合。日本は1日、試合会場で約1時間半調整した。

 ジーコ監督は記者会見で「北朝鮮戦と同じ状況でやる。最初から自分たちのリズムがつくれるよう、バランスを崩さずに攻めていきたい」と語った。松田(横浜M)に代えて宮本(G大阪)を起用する以外は、1月29日のカザフスタン代表戦と同じ先発メンバーで臨むことも明言した。

 練習では最終ラインからの組み立てを確認し、後方からのロングボールなどでサイドを突く攻撃を繰り返した。セットプレーの練習と、相手のカウンター攻撃への対応にも時間を割いた。

 ジーコ監督はシリア戦の先発予定メンバーについて、宮本を起用する以外はカザフスタン戦から変えないと明言した。メンバーは次の通り。

 GK 川口能(磐田)▽DF 中沢(横浜M)宮本(G大阪)田中(磐田)▽MF 加地(F東京)遠藤(G大阪)福西(磐田)三都主(浦和)小笠原(鹿島)▽FW 鈴木(鹿島)玉田(柏)(共同)

照明、宿舎などは問題なし W杯予選の北朝鮮視察で報告書

2005/01/27 The Sankei Shimbun

 日本サッカー協会の小倉純二副会長は27日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向け、北朝鮮を視察したアジア・サッカー連盟(AFC)から報告書が届き、宿舎や競技場には問題がなかったと明らかにした。

 内容は日本協会の質問状に答えた形。宿舎については北朝鮮側が5カ所の視察を認め、うち1つは日本側が求める調理人の同行も可能という。

 また会場予定の金日成競技場の照明は、試合基準を満たす1200ルクス以上で、夜の試合でもテレビ中継に支障がないことが分かった。

 報告書はこの日の日本協会ワールドカップ(W杯)アジア最終予選対策委員会で討議された。(共同)

サッカー北朝鮮代表、調子は上向き 中国・海南島合宿

2005/01/26 The Sankei Shimbun

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦で日本代表と対戦する北朝鮮代表が2月9日の試合に向けて着々と準備を進めている。極寒の平壌を避け、11日に中国最南となる海南島に移動しての合宿は既に2週間を超えた。気温の上昇とともに選手のコンディションも上向きの様子だ。

 26日は連日の練習試合の疲労からか、午前を休養に充てた。赤いユニホームに身を包んだ選手たちが姿を現したのは午後5時前。ユン・ジョンス監督は、宿舎前に待機している日本の報道陣の質問を手で制してグラウンド入りしたが、Jリーグでプレーする在日選手のMF李漢宰(広島)は、急に上がった気温に「(体調管理が)結構難しい。連日の練習で疲れもある」と話した。

 練習ではウオーミングアップのあとに、両サイドからの低く速いクロスボールに合わせるシュート練習を繰り返した。ミスをした選手は罰として、その場で腕立てや腹筋をこなしていた。

 日本戦までの日程は不明の点が多く、2月3日に北京近郊でクウェート代表と非公開で練習試合を行うという情報もある。日本メディアは十数人が当地で取材を続けているが、金網越しに遠くの練習を見守るしかない状況だ。(共同)

日本戦勝利を「確信」 北朝鮮のリ体育委副委員長

2005/01/25 The Sankei Shimbun

 2月9日に埼玉スタジアムで行われるサッカーの2006年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本−北朝鮮戦を前に、北朝鮮の体育省に当たる体育指導委員会のリ・ヒヨン副委員長は25日までに共同通信社の書面インタビューに応じ、国を挙げたサッカー強化の成果を強調し、日本戦では北朝鮮代表の「勝利を確信している」との自信を示した。

 リ・ヒヨン副委員長は朝鮮中央通信を通じてインタビューにこたえた。北朝鮮の政府関係者が、W杯日朝戦に公式に言及するのは異例。

 リ副委員長は「政府は大局的な展望を持って、サッカーの発展に強い関心を払ってきた」と述べ、一時は国際舞台から姿を消したサッカー代表の復活に国策として取り組んできたと強調。ジュニア世代からの英才教育を重視し、「朝鮮民族の肉体的条件に合った新しい練習法」などを取り入れた、と最近の北朝鮮サッカー事情を説明した。

 さらに副委員長は国際試合で活躍した選手には「功績に応じて巨額の報奨金、最新の住宅、高級車」などを与えていると、選手のやる気を高める“ニンジン作戦”も紹介した。

 北朝鮮代表チームは日本戦に備えて現在、中国・海南島で合宿中。1966年W杯イングランド大会では8強入りした実績もある代表チームについて副委員長は、日本相手に「精神的にも燃えている。必ず勝利する」と述べた。(共同)

 ≪選手に報奨金、高級車も≫

 北朝鮮体育指導委員会のリ・ヒヨン副委員長の回答は次の通り。

 −北朝鮮の最近のサッカー事情は。

 「政府がサッカーの発展に強い関心を払ってきた。素質のある若い選手の初歩的な技術訓練と体力強化を重視している」

 −強化方法に特色は。

 「最も重要な点は、朝鮮民族の肉体的条件に適合した最新の練習法を導入することだ。組織的なサッカー教育が、全国のジュニア・スポーツ学校、スポーツ教育課程といったネットワークを通じて多くの青少年に施されている」

 −その成果は。

 「昨年9月のU−17(17歳未満)アジア選手権で準優勝し、今年のU−17世界選手権の出場権を得た。コーチの資質が向上したことが好成績につながった」

 −北朝鮮のサッカー競技者人口は。

 「競技者数は着実に増えている。数千人の大人の選手に加え、ジュニア選手の数は10万人を超える。国内には白頭山杯、万景台杯、共和国選手権など毎年、開催される大きな大会がいくつもあり、今年からは前年の成績に応じたクラス別の試合システムも導入する」

 −代表選手など優秀な選手の待遇は。

 「多くの称号が与えられる。『人民体育人』称、『功勲体育人』称、『体育名手』称などだ。優秀な選手には、引退した後も現役時代と同じ待遇が与えられる。政府は、選手の功績に応じて巨額の報奨金、最新の住宅、高級車を与えている」

 −2月9日のW杯アジア最終予選、日本戦への期待は。

 「わが代表チームの選手たちは、昨年12月初めからトレーニングを開始し、精神的にも燃えている。代表チームが必ず勝利すると信じている」(共同)

北朝鮮の照明はOK W杯予選予定の競技場

2005/01/24 The Sankei Shimbun

 日本サッカー協会の小倉純二副会長は24日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本が6月8日にアウエーで北朝鮮戦に臨む予定の競技場は照明の明るさが夜間に試合できる水準だったことを明らかにした。

 平壌の金日成競技場を視察したアジア・サッカー連盟(AFC)から報告を受けた。AFCなどの調査団はホテルなども視察。料理人を同行したいという日本側の希望も通る見通しという。小倉副会長は「北朝鮮側は協力的だったらしい。今のところ問題はない」と話した。(共同)

日本は19位に落ちる サッカー世界ランキング

2005/01/19 The Sankei Shimbun

 国際サッカー連盟(FIFA)は19日、最新世界ランキングを発表し、日本は先月から2つ順位を落とし19位となった。1位ブラジル、2位フランス、3位アルゼンチンなど、トップ10は変動がなかった。アジア勢はワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本と同組のイランが20位、バーレーンは50位、北朝鮮は97位だった。韓国は21位。(共同)

北朝鮮、W杯最終予選でメディア対応を要望 日本協会に

2005/01/17 The Sankei Shimbun

 日本サッカー協会は17日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選開幕戦(2月9日、埼玉)で対戦する北朝鮮のサッカー協会から日本メディア対策の要望書を受け取ったことを明らかにした。正式申請なしで北朝鮮代表チームを取材をしている日本の報道陣がいるため、練習の妨げにならぬような対応を要請されたという。また開幕戦に向けた、日本協会と関係省庁の初会合も外務省で開かれ、受け入れや警備態勢などの情報交換をした。

北朝鮮の1月視察は困難に サッカー・W杯予選

2005/01/06 The Sankei Shimbun

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮戦に向け、今月中旬に実施するアジア・サッカー連盟(AFC)の平壌視察へ日本代表スタッフが同行する計画が困難な情勢になっていることが分かった。日本協会の小倉純二副会長が6日、明らかにした。

 最終予選同組で、日本とともに同行予定だったイランとバーレーンの査証手続きが遅れているため。ただ、日本のアウエーでの北朝鮮戦は6月8日で、小倉副会長は「まだ時間的に余裕があるので慌てなくてもいい」と説明した。日本側は確認事項を現地入りするAFC側に託す方針。(共同)

サッカー北朝鮮代表「4・25隊」、中国関係者が報告

2004/12/30 読売新聞 Yomiuri On-Line
 【北京=竹腰雅彦】サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会アジア最終予選で、日本が来年2月、初戦を戦う北朝鮮の最新サッカー事情が明らかになった。

 中国の複数のネットサイトが、今月21日までの1週間、北朝鮮を視察した中国プロサッカー関係者の話として伝えた。べールに包まれてきた北朝鮮チームの選手らの様子なども生々しく報告している。

 関係者によると、平壌が拠点で、朝鮮人民軍主体の事実上の国家代表チーム「4・25隊」は、冬季でも温暖な場所への遠征はせず、24時間、軍の歩哨が警備する専用施設で練習している。「4・25」は、朝鮮人民軍の創設日を指す。練習風景をビデオ撮影しようとしたところ、日本などW杯予選ライバルチームへの「情報漏えい防止」を理由に責任者に制止されたという。

 関係者はまた、「親善試合にもかかわらず、試合中に骨折した『4・25隊』の選手がプレーを続行した」「給水の際、ペットボトルのミネラルウオーターを一滴残さず飲み切り一切無駄にしない」など、選手のふるまいを描写している。関係者は、「驚嘆すべき精神力。選手は自らの青春と生命すべてを国家スポーツにささげている」と語った。

 記事によると、北朝鮮の国内リーグは3部制。1部リーグには6チームが所属し、「4・25隊」と五輪代表に相当する若手中心の「小白水隊」が2強。18歳までの約1万5000人が少年体育学校でサッカーを専門に訓練。19歳以降、リーグのクラブチームに進むが、優秀選手は「小白水隊」に編入され、規定の年齢を過ぎると「4・25隊」に補充される仕組みという。

 1966年のW杯でベスト8入りした実力を持つ北朝鮮の男子サッカー代表は、93年のW杯予選で日本や韓国に敗れた後、98年まで国際舞台から姿を消した。94年死去した金日成主席への服喪や、自然災害の影響などが理由とされたが、中国のサッカー専門誌によると、元北朝鮮代表チームの関係者は、日韓への敗戦に激怒した金正日総書記が対外試合の禁止を命じ、コーチや選手の一部を工場などに追放したと証言している。

日本の初戦は北朝鮮 サッカーW杯最終予選

2004/12/09 The Sankei Shimbun
 
 9日、クアラルンプールで行われたサッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会アジア最終予選の組み合わせ抽選で、第1シードの日本は第2−第4シードのイラン、バーレーン、北朝鮮とB組に入り、同じ第1シードの韓国よりも厳しい組で3大会連続出場を目指すことになった。最終戦を残してのドイツ切符獲得が目標となる。

 北朝鮮とはW杯初出場を逃した93年10月のアジア最終予選(ドーハ)以来の顔合わせで、イラン、バーレーンとは今夏のアジア・カップ(中国)以来となる。

 日本は来年2月9日の初戦で北朝鮮をホームに迎えた後、3月25日はイランに乗り込み、同30日はホームでのバーレーン戦。最大のヤマ場は6月3、8日の敵地での連戦で、バーレーン、北朝鮮の順に対戦する。最終戦は8月17日のイランとのホームゲームとなる。

 対戦成績はイランと4勝4分け5敗、バーレーンには2勝、北朝鮮とは4勝3分け4敗の五分。

 サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本と北朝鮮の対戦が9日、決まった。日本で来年2月、6月には敵地での試合だ。02年のフランス大会では大挙して足を運び声援を送った日本のサポーターだが、国交のない北朝鮮へ行くことには不安の声も多い。「ジャパン・ブルー」が平壌のスタジアムを彩るのか−。

 「方法があればもちろん行きたいが、何せ情報が少ない」と日本代表のサポーターグループ「禅」の代表を務める僧侶、木宮行志さん(26)。

 現地の事情が分からないため、不安を口にする仲間が多いという。

 業者も慎重な見方を崩さない。ある大手旅行会社の担当者は「ツアーのコースは作るつもりだが…。手続きが面倒だし、北京などを経由して入るので割高になる」

 それまでに本大会出場を決めているかどうかでスタンドに駆けつける人数は相当違いそうだ。

 担当者は「現地で応援することは外貨を落とすということ。拉致問題での経済制裁との絡みでいろんな声が出るかもしれない」と話した。(共同)

日本、韓国と分ける サッカー・U−22代表

2003年07月23日 The Sankei Shimbun
 アテネ五輪出場を目指すサッカーのU−22(22歳以下)代表による日本と韓国の国際親善試合が23日、東京・国立競技場で行われ、1−1で引き分けた。

 雨にもかかわらず、約3万8000人の観衆が詰め掛けた。前半、韓国が先制すると、日本もすぐ反撃し、オウンゴールで追いついた。後半はともに激しく攻めたが得点を奪えなかった。

 アジア予選に備え強化を図る両チームは、9月17日に今度は韓国で対戦する。

あす、韓国と対戦 サッカー・U−22代表

2003年07月22日 The Sankei Shimbun
 アテネ五輪出場を目指すサッカーのU−22(22歳以下)日本代表は23日午後7時から、東京・国立競技場でU−22韓国代表との親善試合、キリンチャレンジ・カップを行う。両チームは22日、同競技場で練習。

 韓国代表はMF崔兌旭ら、ことし4、5月に2試合行ったフル代表の日韓戦に出場した4選手を含む強力な布陣。日本は集中した守備から、フル代表でも活躍しているFW大久保(C大阪)らが好機を狙う。

 9月17日にソウルでも対戦が予定されている。

 山本U−22日本代表監督の話 アジアで最強、最高のライバルとの試合。本当に力のある韓国を相手に、いかに自分たちの力を出せるかの実力テストになる。攻撃的なサッカーでゴールを目指したい。

フェアプレー賞は日本 サッカー・コンフェデ杯

2003年06月30日 The Sankei Shimbun
 サッカーのコンフェデレーションズカップの各賞が29日発表され、日本は2大会連続でフェアプレー賞を受賞した。

 最優秀選手に与えられるゴールデンボール賞と、得点王に与えられるゴールデンシュー賞は、4得点でフランスの優勝に貢献したFWアンリが受賞。1次リーグの2試合に出場し3得点したMF中村俊輔(レッジーナ)は、3位に相当するブロンズシュー賞を手にした。

 26日の準決勝の試合中に急死したカメルーンのMFフォエには、ブロンズボール賞が贈られた。(共同)

サッカー日韓戦 日本0−1で敗れる

2003年05月31日 The Sankei Shimbun
 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)開幕からちょうど1年。大会を共催した日本、韓国代表による国際親善試合が31日、東京・国立競技場で行われ、日本は0−1で敗れた。

 4月16日のソウルでの試合は日本が勝っている。ことし2度目の対戦は、前半が日本、後半が韓国のペースで進み、日本は終盤、Jリーグの清水に所属するFW安貞桓に決勝ゴールを奪われた。ジーコ監督就任後の日本代表は1勝2分け2敗となった。

 新型肺炎(SARS)の影響で延期となった東アジア選手権に代わって急きょ組まれた試合にもかかわらず、スタンドは5万3405人の満員の観衆で埋まり熱気に包まれた。

◇サッカー 国際親善試合(31日・国立競技場)       

韓  国 1−0 日  本  

▽得点者【韓】安貞桓(後41分) ▽観衆 5万3405人 

         ◇

 【戦評】韓国は0−0の後半41分、李乙容が左サイドをドリブルで上がりセンタリング。薛g鉉がスルーした後、中央の安貞桓が確実に決めて決勝点を奪った。

 日本は前半の攻勢を生かせなかった。MFの小笠原、稲本、三都主がポジションを変えながらつなぎ、17分には飛び出した小笠原がゴール前で競り、こぼれ球を鈴木がボレーシュートしたが、GKの正面を突いた。

 後半は途中出場の大久保がアクセントとなり攻めの形はつくったが、サポートはなく決定機もなかった。

日本が「冷遇」韓国スポーツ紙「復讐」 サッカー親善試合

2003年05月30日 The Sankei Shimbun
 「頭に来た」「必ず復しゅう」−。韓国の有力スポーツ紙は30日、サッカーの日本と韓国との国際親善試合のため、29日に日本入りした韓国代表チームに対する日本側の「冷遇」を1面トップで大きく伝え、激しい調子で非難した。

 特に問題視されているのが事前練習用グラウンド。日本側が用意した東京・西が丘サッカー場の芝があちこちはがれているなどコンディションのあまりの悪さに「代表チームの練習施設としては劣悪すぎる」(スポーツソウル)と反発。同紙は「日本側に強く抗議する」と訴える韓国サッカー協会幹部らの声を伝えた。

 また、別のスポーツ紙は、代表チームにもかかわらず成田空港で一部選手のビザに問題があるとして足止めを食らった上、ホテルの食事や待遇も通常より劣悪だと指摘。スポーツソウル紙は「日本はおびえているのか」との大見出しを掲げた。

抗議は受けていない

 サッカー日本代表との国際親善試合のため来日した韓国代表が、日本側の施設や対応を不満としていると韓国で報じられた問題で、日本サッカー協会は30日、現時点で韓国側からの抗議文などは届いていないとしている。

 日本協会関係者によると、成田空港での入国の際に書類記入に不備があり入国に手間取ったことや、練習に使用した東京・西が丘サッカー場のグラウンド状態に韓国側が不満を漏らしていたことは、現場での口頭のやりとりとして把握しているが「空港の問題はこちら(日本協会)には関係がない。いまのところ抗議も受けていない」としている。(共同)

ジーコ監督が一時帰国

2002年10月17日 The Sankei Shimbun
 16日のジャマイカとの国際親善試合で初さい配を執ったサッカー日本代表のジーコ監督が17日、所用のため成田空港発の航空機でブラジルに帰国した。10月26日に再来日し、Jリーグ1部(J1)の市原−G大阪を観戦する予定。

 ジーコ監督はジャマイカ戦を振り返り、「今回のメンバーは短い期間で期待以上に良くやってくれて満足。これからもレベルアップしてくれることを期待している」。その一方で「準備期間が短く、プレスがずれてしまった。それをしっかり認識して課題としたい」と反省点も口にした。

 また日本代表の中田英寿(パルマ)稲本潤一(フラム)ら海外組も同日、成田空港から欧州へ向け出発。

日本、サウジに逆転勝ち U−20アジア選手権

2002年10月17日 The Sankei Shimbun
 サッカーのU−20(20歳以下)アジア選手権第2日は16日、ドーハで1次リーグB組の2試合が行われ、日本は2−1で強敵のサウジアラビアに逆転勝ちし、好スタートを切った。インドは6−0でバングラデシュを下した。

 後半開始早々、先行された日本は、同22分、今野(札幌)のスルーパスを、後半途中から出場の坂田(横浜M)が受けて右から同点ゴールを決めた。これで日本のリズムがよくなり、同38分、今野がミドルシュートを決めて勝ち越した。

 今大会は、12チームが3組に分かれて1次リーグを行い、各組1、2位と、3位のうち、上位の2チームが準々決勝に進出。準決勝に進んだ4チームが2003年の世界ユース選手権に進む。(共同)

日本 1−1で引き分け キリンチャレンジ・カップ

2002年10月16日 The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表のジーコ新監督の初戦となる国際親善試合キリンチャレンジ・カップ、日本代表−ジャマイカ代表は16日夜、東京・国立競技場で行われた。日本の中盤には、欧州で活躍する中田英(パルマ)中村(レッジーナ)小野(フェイエノールト)稲本(フラム)の4人がそろって先発起用された。

 試合は日本が1−1でジャマイカと引き分けた。

ジーコ・ジャパン船出へ

2002年10月15日 The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表のジーコ監督のさい配初戦となる国際親善試合、キリン・チャレンジカップ、日本−ジャマイカは16日、東京・国立競技場で午後7時にキックオフする。トルシエ前監督の下、ベスト16に進出したワールドカップ(W杯)からチームの顔触れも変わり、注目の一戦となる。

 前日の15日の練習は夕方からセットプレーでの攻守の確認に時間を割いた。攻撃時は左CKが小野(フェイエノールト)、右CKは中村(レッジーナ)がキッカーを務めた。守りでは中田英(パルマ)と高原(磐田)が前線に残り、カウンターで攻撃を展開するポジショニングも徹底された。

 先発はジーコ監督がメンバー発表の会見で予告した通りの布陣で、4−4−2のシステムで臨む。PKは中村がける。

 日本はジャマイカと過去2度対戦し、1998年のW杯フランス大会は1−2で惜敗したが、2000年のハッサン二世杯では4−0で快勝し、1勝1敗。

ジーコ監督の下に初集合

2002年10月14日 The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表は14日、ジーコ監督のさい配初戦となるジャマイカとの国際親善試合(16日・国立競技場)へ向けて東京都内に集合した。そろって中盤での先発出場が見込まれる中田英(パルマ)小野(フェイエノールト)稲本(フラム)中村(レッジーナ)も合流。夕方からは初練習に臨んだ。

 練習前には宿舎でジーコ監督と選手が初顔合わせをした。出席した日本協会の川淵会長によると、監督は「その時々で、最高の選手を集めるのが代表チーム。年齢は関係なく、ベストを尽くす限りは選ばれる」といった話をした。

 また同会長は4年後のワールドカップ(W杯)ドイツ大会へ向けて予選を突破し、2大会連続のベスト16以上を、日本の目標に掲げたことを明かした。

サッカー:韓国と北朝鮮が12年ぶりにサッカー試合

2002年09月08日 Mainichi INTERACTIVE
 【ソウル澤田克己】韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の代表チームによる「2002南北統一サッカー大会」が7日夜、5〜6月のサッカー・ワールドカップ(W杯)大会の開会式などに使われた「ソウルW杯競技場」で行われた。南北代表のサッカー試合は、南北首相会談が行われ朝鮮半島に和解ムードが漂っていた90年10月以来、12年ぶり。競技場には、約6万人の大観衆が集まり、南北代表チームの熱戦に拍手を送った。

 選手たちは試合前、白地に青く朝鮮半島の地図を染め抜いた「統一旗」を先頭に手をつないで入場した。スタンドの観客たちも「統一旗」を大きく振って、歓声を送る。統一旗をバックに一列に並んだ南北の選手たちは、国歌の代わりに、朝鮮半島でもっとも親しまれている民謡「アリラン」を歌い、友好ムードを盛り上げた。試合は0対0で引き分けた。

ジーコ氏に日産が「監督車」提供

2002年09月02日The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表のジーコ監督に、日本サッカー協会を支援する日産自動車から高級車「シーマ」が監督専用車として提供されることになり2日、東京都内で贈呈式が行われた。

 ジーコ監督は、Jリーグの視察にも自らハンドルを握って駆けつける車好き。贈呈式では、日産のカルロス・ゴーン社長から説明を受け、サンドラ夫人とともに座席に座ってみるなど、笑顔だった。

 ゴーン社長から「スピード違反には気をつけて」とのジョーク付きで目録を受け取ったジーコ監督は「スピードは、代表チームの方へ持っていきたい」と上機嫌で切り返していた。

釜山アジア大会代表選手発表【サッカー】

2002年08月26日The Sankei Shimbun
 日本サッカー協会は26日、今秋の釜山アジア大会に出場するサッカー男子の代表選手20人を発表した。規定ではU−23(23歳以下)代表の大会だが、日本は2年後のアテネ五輪を見据えてU−21(21歳以下)代表で臨む。

 22日に上海で行ったU−21中国代表との親善試合に出場した森崎和幸(広島)や中山悟志(G大阪)らのほか、中国遠征をけがで辞退した阿部勇樹(市原)と松井大輔(京都)、昨年の世界ユース選手権(アルゼンチン)代表の前田遼一(磐田)らが加わった。

 山本昌邦監督は「優勝を目指す過程で、この世代に最も足りない経験とたくましさを身につけてほしい」と期待感を示した。

 代表は以下の通り。

 GK 藤ケ谷陽介(札幌)黒河貴矢(清水)▽DF 池田昇平(清水)根本裕一(C大阪)三田光(新潟)茂庭照幸(F東京)那須大亮(横浜M)▽MF 森崎和幸、駒野友一(以上広島)石川直宏(F東京)鈴木啓太(浦和)野沢拓也、青木剛(以上鹿島)阿部勇樹(市原)大久保嘉人(C大阪)田中隼磨(東京V)▽FW 松井大輔(京都)前田遼一(磐田)中山悟志(G大阪)田中達也(浦和)

サッカーU−21代表が上海入り

2002年08月20日The Sankei Shimbun
 サッカーのU−21(21歳以下)日本代表は20日、上海に入った。22日にU−21中国代表と親善試合を行う。

 今回の遠征に参加したのは、今秋の釜山アジア大会のメンバー入りを目指す18人の代表候補選手で、20日は夕方から練習。

 中国戦は、U−21代表の山本監督が就任してから初の試合となる。日本代表のジーコ監督もチームとともに上海入りした。(共同)

ジーコ監督、U−19の試合を観戦

2002年08月14日The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表のジーコ監督は14日、U−21(21歳以下)日本代表候補の練習を視察した後、静岡県藤枝市で行われたSBSカップのU−19(19歳以下)日本代表−ポルトガル・ユース代表を観戦した。

 U−19の試合はスタンドから観戦し、田島幸三U−19代表前監督の説明を聞きながら、熱心に見入っていた。試合は、日本が1−2(前半1−1)で敗れた。

 U−19代表を見るのは初めてというジーコ監督は「特定の選手を見に来たわけではない。こういう有意義な国際試合を重ねれば、選手は成長する」と話した。

ジーコ代表監督がU−21視察 サッカー

2002年08月13日The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表のジーコ監督は13日、今秋の釜山アジア大会に出場するU−21(21歳以下)代表候補の初練習を視察した。

 ジーコ監督は日本協会のマークが刻まれたTシャツにショートパンツ姿で、約2時間の練習を観客席から見守った。「一人ひとりが集中して、正確にプレーしようという意識が見受けられた」と好印象を持った様子で、終始笑顔を浮かべていた。

 12日にはミーティングに顔を出し、選手に「今回選ばれたのは、これまでやってきたことが認められたということ。代表選手としての自覚と誇りを持ち、努力し続けてほしい」と話したという。

 選手選考や練習内容については「U−21代表の山本監督に任せてある。相談には乗るが、最終決断は彼のもの」と強調。「わたしは見学者にすぎないが、選手の個性を見極めたい」と目を光らせていた。

ジャマイカ戦実施を希望 ジーコ監督

2002年08月10日The Sankei Shimbun
 ブラジルへ一時帰国していたサッカー日本代表のジーコ監督が10日、再来日した。成田空港で同監督は、日本サッカー協会が準備を進める10月のジャマイカ代表との親善試合に「協会の方で決めるもので今の段階では分からないが、問題はない。試合をすることに意味がある」と述べ、実施に前向きな希望を示した。

 ジーコ新体制での日本代表の初戦は11月20日のアルゼンチン戦(東京・国立競技場)とされたが、10月16日開催が有力なジャマイカ戦が初戦となる可能性が高くなった。ジーコ監督も、アルゼンチン戦前に親善試合を行いたい希望を日本協会に伝えていた。

 ジーコ監督は13日から、釜山アジア大会を目指すU−21(21歳以下)日本代表候補の合宿(静岡県御殿場市)を視察の予定。同候補の中国遠征(19−23日・上海)にも同行し、日本代表監督としての仕事に本格的に着手する。

4理事が新たに就任【Jリーグ】

2002年07月22日The Sankei Shimbun
 Jリーグは23日の総会、理事会で、佐々木一樹Jリーグ事務局長、平田竹男・日本サッカー協会専務理事、J1市原の岡健太郎、J1広島の久保允誉両社長の4人が新たに理事に就任することを決めた。

 また、2001年度の収支決算を承認した。予算を約5億円上回る85億2000万円の収入で、支出は85億1800万円。各クラブに合計52億1200万円が分配された。

ジーコ新監督が正式契約

2002年07月22日The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表の新監督に決まった元ブラジル代表の名選手でJリーグ1部(J1)鹿島アントラーズ総監督のジーコ氏(49)が22日、日本サッカー協会の川淵三郎会長とともに、東京都内のホテルで報道陣を前に公開で契約書にサインした。

 続いて会見したジーコ監督は「最大の目標は日本のサッカーを前進、発展させること。その中に、次の2006年ワールドカップ(W杯)予選がある。これを突破し、日本をW杯に導きたい」と決意を披露。攻撃的なサッカーで「喜びが伝わる楽しいサッカーを展開したい」と抱負を述べた。

 年俸は推定約2億円。06年W杯まで原則として1年ごとに契約を更新する。「ジーコ・ジャパン」は11月20日に東京・国立競技場で行うアルゼンチン代表との親善試合が最初の船出となる予定だ。

サッカー協会長に川淵氏選出、ジーコ監督は22日契約

2002年07月20日Yomiuri On-Line
 日本サッカー協会は20日、都内で理事会と評議員会を開き、任期満了の岡野俊一郎会長(70)に代わる新会長に、日本協会副会長でJリーグチェアマンの川淵三郎氏(65)を選出した。任期は2年。また日本代表の次期監督に、元ブラジル代表でJ1リーグ、鹿島の総監督を務めているジーコ氏(49)の就任を了承した。単年契約で、次回ワールドカップ(W杯)が開かれる2006年まで更新される見通し。ジーコ氏は同日来日し、「良い仕事をしたい」と語った。22日に都内で日本協会と契約を結び、会見する。

トルシエ氏“落選”

2002年07月19日The Sankei Shimbun
 サッカーのフランス代表チームの新監督に19日、同国1部リーグ、リヨンのジャック・サンティニ氏(50)の就任が決まった。有力候補に挙がっていたフィリップ・トルシエ前日本代表監督(47)は最終選考から漏れ、希望していた母国代表監督の座を逃した。

 フランス・サッカー連盟のシモネ会長が同日の臨時総会でサンティニ氏の代表監督起用を発表した。

 フランスは1998年W杯で優勝。ことしのW杯でも有力候補に挙げられていたが1次リーグで敗退し、ロジェ・ルメール監督が解任された。フランス連盟は、トルシエ氏を含む4人の最終候補を面接するなどして選考し、国内リーグで実績を挙げたサンティニ氏の起用を決めた。(共同)

サッカー:韓国のヒディンク前監督 04年から韓国監督に復帰

2002年07月18日 Mainichi INTERACTIVE
 韓国紙、京郷新聞は19日付早版で、韓国サッカー協会幹部の話として、先のサッカーのワールドカップ(W杯)で韓国をベスト4に導いたヒディンク前監督が、2年後の04年に再び韓国代表の監督に復帰する、と報じた。韓国サッカー協会の鄭夢準会長と約束したという。

 ヒディンク前監督は、古巣のオランダ1部リーグのPSVアイントホーフェンと2シーズンの監督契約を結んでいるが、同契約終了後の04年7月に韓国代表監督に復帰、同年11月から始まる06年ドイツW杯のアジア予選に備えるとしている。

 ヒディンク前監督は、古巣のオランダ1部リーグのPSVアイントホーフェンと2シーズンの監督契約を結んでいるが、同契約終了後の04年7月に韓国代表監督に復帰、同年11月から始まる06年ドイツW杯のアジア予選に備えるとしている。

 韓国サッカー協会は、ヒディンク前監督と技術指導を引き続き行う契約を結んでおり、復帰までの間は何度か訪韓しながら指導するという。このため、韓国代表には監督を置かず、韓国人コーチが監督代行として選手を管理、一部で報道されているトルコの元監督の就任説は実現性が薄くなったという。(共同)

トルシエ氏、仏代表監督の面接受ける

2002年07月18日The Sankei Shimbun
 サッカーのフィリップ・トルシエ前日本代表監督ら次期フランス代表監督候補に挙がっている4人が17日、同連盟のシモネ会長による“面接試験”を受けた。トルシエ氏はアフリカ各国や日本の代表監督としての経験をアピールした。新代表監督は、遅くとも19日の同連盟臨時総会の際に発表される見通し。

 面接は1人につき1時間半から2時間。最終面接者だったトルシエ氏は記者団に囲まれると「私には魔法のつえはないが、この5、6年の経験がある」と自身の長所を強調した。

 10年以上フランスを離れているという批判には「フランスのサッカー自体も国内にとどまっていない」と反論。「月給12万ユーロ(約1400万円)の法外要求」をしているとも報道されたが「日仏で算定システムが違う。もちろんフランス流に従う」とかわした。

 フランス・ユース代表監督のドメネク氏、同国1部リーグ、リヨン前監督のサンティニ氏、代表コーチだったジラール氏もそれぞれ指導方針などを述べた。

 決定は、シモネ会長に一任されている。新監督の初さい配は、来月21日の親善試合チュニジア戦となる予定。(共同)

トルシエ前監督がフランスへ帰国

2002年07月14日The Sankei Shimbun
 サッカー日本代表前監督のフィリップ・トルシエ氏は14日、成田空港からパリに向けて帰国した。フランス代表監督就任も含め、注目される今後については「将来のことは今週決まる」と語った。

 同氏は「日本を離れるのはとても悲しいが、サッカーの監督である以上、前に進むしかない。忘れられないことはたくさんあるが、1番の思い出はW杯の決勝トーナメント進出を決めた、大阪での試合(チュニジア戦)だ」と日本での4年間を振り返った。

 空港には出発のうわさを聞きつけたファンが続々と詰めかけ、最終的には約1000人に達した。トルシエ氏が姿を見せると「トルシエ、日本」コールが起こり、別れを惜しんだ。

日本代表監督就任は10月以降  ジーコ氏

2002年07月10日The Sankei Shimbun
 サッカーの日本代表の新監督就任で基本合意している元ブラジル代表のジーコ氏は9日、就任時期は10月以降になるという考えを示した。

 現地の通信社グロボに語ったところによると、ジーコ氏は「(釜山)アジア大会は五輪代表チームかU−21(21歳以下)の代表で戦う。そこでは日本人監督のもとで経験を積んでもらいたい」と話した。また「鹿島時代のようにフィジカル・トレーナーからゴールキーパーコーチまですべてのコーチが一体となってやりたい。そうすれば過去の失敗を繰り返すことはないだろう」と強調した。(AP)

ジーコ氏との交渉大詰め、川淵副会長が理事会後発表

2002年07月08日Yomiuri On-Line
 日本サッカー協会の川淵三郎副会長は8日、日本代表監督への就任要請を行っているJ1リーグ、鹿島のジーコ総監督との交渉について「最終決定はしていないが、いい調子で詰めの段階に来ている。(日本協会執行部の新体制が決まる)20日の理事会後に発表できるだろう。99・9%大丈夫だ」と話し、最終局面を迎えた交渉に自信を見せた。16日の常務理事会でこれまでの交渉の過程を説明し、了承が得られれば20日の理事会に諮る意向だ。

 同副会長はまた、「日本が勝つためには組織力に加え、個人の力が必要だということがW杯でもよく分かった。彼の哲学は我々が目指す方向に合致しており、日本協会としてコミュニケーションをとって全力で支援していきたい」と語った。

サッカー:ジーコ氏が抱負述べる 『構造改革』に挑戦したいと

2002年07月07日 Mainichi INTERACTIVE
 サッカーの日本代表次期監督への就任要請を内諾した元ブラジル代表のジーコ氏は6日、リオデジャネイロの国際空港で報道陣に対し、監督として日本代表の強化にとどまらず、日本人の監督、コーチ陣の育成にも努めたいと語った。

 同氏は「代表監督自体にはさほど魅力を感じない」とまで言い切り、「代表選手を選び、チームを組み立てるだけではなく、日本代表を取り巻く『構造改革』に挑戦したい」と大きな抱負を明らかにした。

 具体例としては、Jリーグに外国人監督が多いことを指摘し、日本人の指導者養成に力を尽くしたいとしている。

 ジーコ氏は「日本サッカー協会が私に用意できるのは『代表監督』しかないのが現実」と割り切った上で、「日本で私の考えを実現するための機会になると思い、監督を内諾した」と述べた。

 また日本協会とJリーグ各クラブとの関係を良好に保ち、代表の試合とリーグ戦日程の調整や、代表選手の招集などで、クラブに十分に配慮していくとの姿勢を示した。 (共同)

 ジーコ氏が6日、リオで語った発言内容は以下の通り。

 ―監督就任要請はだれから。

 「日本協会の川淵三郎副会長から、正式に招へいされた。私の指名に反対はないようだし、川淵氏が次期会長に選任されるのを待って訪日する予定だ。共通認識があり、契約交渉は心配していない」

 ―契約内容は。

 「期間はワールドカップ(W杯)アジア地区予選終了まで。予選突破の場合は延長できる。基本的には1年契約だ。報酬は明らかにしない。公表するかどうかは協会の判断だ」

 ―監督に就任したら。

 「単なる代表監督にとどまらず、日本サッカーの『構造改革』に挑戦したい。これまでは選手を養成してきたが、コーチも育てていきたい。Jリーグには外国人監督が多い。日本人監督の人材を育成する必要がある。私の持論で五輪代表監督は別の人にやってもらう。コーチ陣にはノウハウを学べるように日本人を入れる」

 ―クラブとの関係は。

 「鹿島時代は大事な試合に代表選手を招集されて困った。協会とクラブの調整が不可欠だ。クラブが強くなってこそ、代表も強化できる」

 ―監督要請はW杯でブラジルが優勝したからか。

 「過去11年間の鹿島での実績が評価され、日本で名声を得ているからで、ブラジルの優勝は関係ない」

 ―欧州出身監督の後に南米から監督が就任して問題はないか。

 「Jリーグの過去の優勝チームのスタイルをみれば一目瞭然(りょうぜん)。日本は南米サッカーにより適応している」 (共同)

ジーコ氏、次期日本代表監督就任に前向き発言

2002年07月04日 Yomiuri On-Line
 サッカー日本代表次期監督の最有力候補に挙がっている元ブラジル代表のジーコ氏(J1鹿島総監督)(49)は4日、成田空港で記者団の質問に答え、監督への就任要請について「日本での実績を認められたうえでのことと思う。光栄であり、問題がクリアできれば受けることになる」と話し、就任受諾に前向きな姿勢を示した。

 日本サッカー協会の次期会長に内定している川淵三郎副会長から3日夜、正式に監督就任を要請されたジーコ氏は、「条件面は大きな問題ではないが、人生設計を大きく変えることでもあり、検討が必要だ。1日、2日で結論が出る問題ではないので、協会と誠意を持って冷静に話し合い、いい結論を出したい」と話した。

 また、ジーコ氏は「五輪代表監督は別の監督でやってもらう」と話し、監督を受諾した場合でも五輪代表(23歳以下)監督との兼務はしない考えを明らかにした。日本協会には、若手世代からトップレベルへの継続的な強化を図る意味から、フル代表と五輪代表の監督は兼務が望ましいとの原則論があり、今後の交渉の一つの焦点となりそうだ。

 ジーコ氏はこの日、成田空港から欧州経由でブラジルに帰国したが、「折り合いがつけば今月20日前後に再来日したい」と話した。

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