TOPIC No.4-6d ADSL

d. ADSL(電話回線高速伝送接続サービス)
 

DSL(Digital Subscriber Line)とは…

電話用のメタリックケーブルに専用モデムを設置することにより、 高速(数百k〜数十メガビット秒)のデジタルデータ伝送を可能とする方式で ADSL、SDSL、HDSL、VDSL等多様な技術があり、 それらを総称してDSL(xDSL)と呼んでいる。


世界主要7都市のADSL、東京が5年連続で最安

2005/09/02 The Sankei Shimbun
 

 高速インターネットの非対称デジタル加入者線(ADSL)の料金は、ニューヨーク、ロンドンなど世界主要7都市の中で東京が最も安いことが、総務省の平成17年度の電気通信サービス内外価格差調査で1日、分かった。東京は5年連続で1番安く、事業者間の価格競争の恩恵を消費者が受けている形だ。

 ネットでダウンロードする際の「下り」の通信速度が1番速いメニュー(接続料金を含む)で比較すると、東京はNTT東日本が1カ月で3370円で、ソフトバンクグループが2938円。2番目に安いニューヨークの4458円を2〜3割程度下回った。最も高いのはデュッセルドルフ(ドイツ)で5514円。

 通信速度で比較しても欧米各都市が最大毎秒3〜24メガビットに対し、東京は約50メガビットで、東京は「速くて安い」といえる。

 平日昼間の固定電話の市内通話料金は、東京がソウルに次ぎ2番目に安く、パリが最も高かった。平日昼間の長距離通話料金は、ニューヨークが1番高く、東京も他の都市より比較的高い水準だった。

東京のADSL料金、世界6都市で最安 4年連続

2005/08/10 The Sankei Shimbun

 総務省が9日発表した2004年度の電気通信サービスの内外価格差調査によると、非対称デジタル加入者線(ADSL)などを使ったインターネット常時接続のサービス料金(定額)は、世界の主要6都市の中で東京が4年連続で最も低水準だった。競争が激しいためとみられる。

 通信速度が違うため単純比較は難しいが、下り最大毎秒1・5メガビットの月額料金は東京が2650円で、次に安いニューヨークの4059円を大幅に下回った。

 市内通話料金は昼間、夜間ともに東京が最も安かったが、電話加入時の一時金(住宅用)は今年3月に施設設置負担金が半額に下がった後も3万6800円と最も高く、次に高いロンドンの約3倍だった。

 調査は、今年1月に東京やニューヨーク、ロンドンなど主要6都市の、主な通信料金について実施。3月31日の為替レートで比較した。(共同)

ADSLは東京が最安 前年度より400円低下

2004/08/31 The Sankei Shimbun
 インターネット接続のADSL(非対称デジタル加入者線)サービス料金が2003年度、世界の主要都市で東京が最も低水準で、前年度比月額400円安くなったことが31日、総務省の電気通信サービスの内外価格差調査で分かった。

 1カ月間、常時接続した場合、東京のADSLの料金は月額で3325円。各国で通信速度などが異なるため単純比較は難しいが、ニューヨークの6648円や、ロンドンの6630円のほぼ半額だった。

 総務省は「東京の料金が低くなっているのは、事業者間で競争が激化しているため」とみている。

 調査は今年2月、日米欧の主要通信会社が東京、パリ、ジュネーブなど6都市で手掛けるネット接続の主な通信サービス料金を比較した。

 他の都市の通信速度が最大毎秒1−3メガビットなのに対し、東京は40メガビットと速く、1メガビットに換算すれば「東京はさらに割安な料金」(同省)になっている。

米TI:上下計200Mbpsの高速DSL技術を開発

2004年6月15日 Mainichi INTERACTIVE
 米テキサス・インスツルメンツは14日(米国時間)、100Mbps超の高速データ転送が可能なDSL技術「Uni-DSL」(UDSL)を発表した。既存の銅配線を利用して、高精細テレビ画像や音声、大容量データの配信が可能となる。同社は来年後半に最初の対応チップを投入する予定で、エンドユーザー向けに製品化されるのは06年以降になるとみられる。

 1本のDSL回線で、上りと下りを合わせて200Mbpsのスループットが出せる技術で、上下同じの100Mbpsにするほか、下り150Mbps上り50Mbpsのように非対称に設定することもできる。また、UDSL機器は、既存のADSL、VDSL(Very High Speed Digital Subscriber Line)の標準と下位互換性を持っており、既存サービスから移行、混在できるのが特徴。

 ユーザー宅から1.2〜1.8キロ程度の接続ポイントにUDSL機器を設置して、家庭まで高速に接続するといった利用などを想定している。光ファイバーで、近隣まできた高速接続サービスを補完することができるという。【三好 豊/Infostand】

ヤフーBB:ADSL機器の不具合で無償交換

毎日新聞 2004年6月9日Mainichi INTERACTIVE
 ソフトバンクBBは9日、ADSL(非対称デジタル加入者線)サービス「ヤフーBB」の加入者が利用している専用モデムの電源アダプターの一部に不具合が見つかったため、無償交換に応じると発表した。交換対象は02年7月から04年3月までに貸し出した「H型コンボモデム12M機器用電源アダプター」約20万個。電源回路の故障により、IP電話使用時に雑音が生じたり、モデムが熱くなり煙が出る可能性があるという。18日から加入者に郵便で順次告知する。【伊藤一博】

NTT東、最大40メガのADSLサービス開始へ

2003/11/19 読売新聞 Yomiuri On-Line
 NTT東日本は19日、最大通信速度を40メガ・ビットに引き上げたADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを開始すると発表した。21日から申し込みを受ける。

 従来の同24メガ・ビットのサービスに比べ、モデム利用料が50円高くなる。インターネット接続料金(プロバイダー料)を除き、月3290円が基本的な料金だ。ただ、ADSLはNTTの基地局から離れるほど通信速度が遅くなる特性があり、高速化の効果があるのはNTT基地局から1・5キロ・メートル以内の家庭が中心になりそうだ。

DSLは959万回線 10月末

2003年11月13日 The Sankei Shimbun
 総務省が13日発表した10月末のDSL(デジタル加入者線)加入数は、前月比36万2000回線増の959万回線となった。

 事業者別では、NTT東西が11万7000回線増の355万2000回線、ソフトバンクグループが15万1000回線増の339万9000回線。

純損失が過去最大に ソフトバンク03年中間連結決算

2003年11月10日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクが10日発表した2003年9月中間連結決算は、純損失が773億円(前年同期は558億円の純損失)と過去最大を記録、中間期として3年連続で赤字となった。

 営業、経常損益も赤字幅が拡大、財務改善が急務な経営体質があらためて浮き彫りになった。

 売上高は、ADSL(非対称デジタル加入者線)加入者の大幅増加を受け、前年同期比18・0%増の2254億円と2けたの伸び。しかし、主力のブロードバンド(高速大容量)通信事業「ヤフーBB」で、接続モデムの路上無料配布など顧客獲得に伴う販売促進負担(530億円)が経営悪化要因となった。

 記者会見した孫正義社長は「(販促費がかさむ)新規の獲得ユーザー数をどのくらいにするかだが、その気になれば利益は出せる」と述べ、早期の黒字転換に強気な姿勢を示した。

 ヤフーBBの10月末の加入者数は9月末比15万件増の340万件、インターネット技術を使い料金が格安なIP電話も15万件増の314万件。孫社長は「ブロードバンド事業の競争激化により、収益率が低下する心配はない」と説明した。

「固定電話使わずADSLだけ」利用者の料金値下げへ

2003/10/29 読売新聞 Yomiuri On-Line
 NTT東日本とNTT西日本は29日、固定電話回線の使用料のうち、固定電話自体は使わずにADSL(非対称デジタル加入者線)としてだけ使う利用者の回線使用料を、月額400円程度値下げする申請を総務省に提出した。

 NTT東は月額1690円から1290円に、NTT西は同1803円から1399円になる。両社は11月1日から値下げする方針だ。

 ADSL利用者のうち、約9割は固定電話とADSLをともに利用しており、ADSLだけの利用は1割程度にとどまっている。ただ、携帯電話があれば、自宅はADSLだけで十分という人も増えつつあり、固定電話離れが加速する可能性もある。

 NTT東西は9月10日にいったん申請を行ったが、情報通信審議会(総務相の諮問機関)の答申を踏まえて、一部の費用を除いて再計算、補正申請した。

DSLは888万回線 総務省発表

2003年09月10日 The Sankei Shimbun
 総務省が10日発表した8月末のDSL(デジタル加入者線)サービス加入数は、前月比33万9000回線増の888万1000回線となった。

 事業者別では、NTT東西が13万5000回線増の332万8000回線、ソフトバンクグループが13万1000回線増の309万2000回線だった。

ADSL利用者、7割が光ファイバー希望 KDDI調査

2003年08月25日 The Sankei Shimbun
 
 KDDIが25日発表したブロードバンド(高速大容量)通信に関する調査によると、ADSL(非対称デジタル加入者線)などの利用者の約7割が、光ファイバーへの移行を希望していることが分かった。

 ブロードバンド通信は現在、ADSLが圧倒的多数だが、超高速の光ファイバーの潜在的需要が強いことをあらためて裏付けた。

 調査によると、ナローバンド(ダイヤルアップ接続)、ADSL、CATVの利用者で、光ファイバーを「導入したい」など前向きな回答をしたのは66・0%。その理由(複数回答)は「接続スピードが速い」が60・3%でトップで、光ファイバーを活用した映画や音楽のダウンロードのニーズが強い。

 調査は、7月末にインターネットを利用している400人を対象に実施した。

ヤフーBB、300万回線突破

2003年08月14日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクは14日、グループ2社が提供するADSL(非対称デジタル加入者線)サービス「ヤフーBB」の加入数が300万回線を突破した、と発表した。

 同サービスは2001年9月に提供開始。低価格を打ち出し、NTT東西地域会社の「フレッツADSL」などと顧客獲得競争を繰り広げている。サービス開始から約1年11カ月での300万回線突破は、ブロードバンド(高速大容量通信)大国の韓国の例より速いという。

 また、ソフトバンクグループは同サービスのイメージキャラクターにタレントの広末涼子さんを起用。15日からテレビCMを放映し普及拡大を狙う。

高速ADSLサービスを開始 ソフトバンクとNTT西

2003年07月15日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクグループとNTT西日本は15日、従来よりも高速化したADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを開始した、と発表した。NTT東日本は22日から。

 高速化は最大通信速度が従来の約2倍の24−26メガビットとなる。電話局から約2キロ以内なら、従来サービスより高速化が期待できるという。

 ソフトバンクは「ヤフーBB26M」で、月額料金は12メガタイプより300円高い3838−3846円。NTT西日本は「フレッツADSLモア24」で、12メガタイプより80円高い3470円(別にプロバイダー料が必要)で大阪市から順次提供する。

ADSLの「高速」競争が激化  市場成長は横ばい傾向

2003-07-11 Mainichi INTERACTIVE
 ADSL(非対称デジタル加入者線)がまた進化した。これまでADSLの通信速度は毎秒12メガだったものが、先月、各社から最大24〜26メガが発表されたからだ。(田中 寒村)

 24メガと26メガに実質的に大きな差はない

 現在、日本の大手のADSL回線事業者は、NTT東西、ソフトバンクBB、イー・アクセス、アッカ・ネットワークスの4グループ。この中で、イーアクセスとアッカがほぼ同時期に「高速化」を発表。その後、NTT西日本、ソフトバンクBB、最後にNTT東日本がサービス開始を表明した。

 各社が打ち出した新しいADSLの通信速度は、イー・アクセスが毎秒24メガ、その他が26メガとなっている。ネットユーザーにとって気になるのが、その通信速度。だが、この24メガと26メガという速度の違いは、実質的にそれほど差はない。

 ADSLには電話局舎からユーザーの自宅までの距離が長くなればなるほど、通信速度が落ちるという基本的な特性がある。今回発表されているADSLは、従来より高速化されており、長距離であっても速度が低下する度合いも少なくなっている。

 とはいえ、電話局舎からユーザーの自宅までの距離などを含む通信環境の違いによって、通信速度は実際に使ってみるまで分からない。このため、24メガか26メガかの違いは、気にする必要はないだろう。

 各社が打ち出している通信速度は、あくまでも“理論値”であり、広告やウェブサイトを見ると「最大24メガ」というセールスポイントを打ち出しているが、実効速度を保証しているわけではない。

 ちなみに、今回採用されている通信規格は、NTT東西、イー・アクセス、アッカが「G.992.1 Annex I」であり、ソフトバンクBBが「G.992.5 Annex A」のオーバーラップ方式である。

来年にかけて、50メガの技術的限界迎える?

 日本では00年からADSLの商用サービスが始まっているが、当時の通信速度は1.5メガ。それ以降、1年ごとに速度は速くなっている。01年に8メガ、02年に12メガ、そして今年に24メガという具合だ。それでは、例えばの話だが、来年には48メガになっているのだろうか。

 ADSLは電話線を使う通信技術だが、その中心は、ユーザー宅内のモデムと電話局舎に置かれる「DSLAM」と呼ばれるハードウエアだ。その中にある半導体の塊である「チップセット」が決め手になる。

 今年5月に米センティリアム・コミュニケーションズが毎秒50メガの通信速度に対応したチップセットを発表しており、すでにサンプル出荷を始めている。もちろん50メガという通信速度は理論値だ。業界関係者によると、センティリアムが発表した50メガが「ADSLの技術的限界になる」と言われている。つまり、50メガという通信速度がADSLの限界になるということだ。

 イー・アクセスでは、24メガサービスを発表する際に、今年秋に「最大速度30メガ超サービスを開始」とも発表している。同社の30メガ超は、センティリアムの50メガ方式を採用するものと見られており、イー・アクセスは30メガ超について、現在サービスを始める検討をしている。

 イー・アクセスの30メガ超サービスが実際にいつから始まるのかは不明だが、今年秋から来年にかけて、日本のADSLは技術的な限界を迎えるということが言える。

ソフトバンク参入が拡大の契機に

 総務省は10日付で、6月末時点でのADSLを含むDSL(デジタル加入者線)契約件数の統計を発表した。累積では800万を超えたが、1カ月間の純増では明らかに成長鈍化してきている。昨年12月の純増数は52万でピークとなり、それ以降は減少して6月の純増数は34万になっているからだ。

 01年のソフトバンクの参入によって、ADSL料金はそれまでの半分の水準にまで低下した。その料金低下が日本のADSL拡大に一役買ったという事実は明らかであり、01年以降にADSLユーザーは急拡大した。また、ADSLの拡大に刺激された光ファイバーも、NTTグループが料金値下げを打ち出し、ユーザー数を増加させている。

 これらのことを契機に、日本は“ブロードバンド大国”へと成長することができたと言える。実際、ADSLや光ファイバー、ケーブルテレビ(CATV)のブロードバンドでのアクセス回線数は、1000万を突破している。

 先日発表された総務省の『情報通信白書』において、「わが国は情報通信分野において、キャッチアップ(追いつく)の段階からフロントランナー(先導役)の段階に移行しつつある」という評価も、あながち間違ってはいない。

 日本がブロードバンド大国になるきっかけを作ったADSLだが、この数カ月間の純増数を見る限り、今後も市場拡大が続くのかどうか、やや不安が残る。

DSL加入数は820万回線

2003年07月10日 The Sankei Shimbun
 総務省が10日発表した6月末のDSL(デジタル加入者線)加入数は、前月比約34万9000件増の825万7000回線余りとなった。

 800万回線の大台は突破したものの伸びがやや鈍化。

 事業者別では、NTT東西が前月比約14万2000件増の計306万8000回線、ソフトバンクグループの「ヤフーBB」が14万2000件増の282万2000回線だった。

NTT東が24メガADSL2003年06月25日 The Sankei Shimbun
 NTT東日本は25日、非対称デジタル加入者線(ADSL)サービスに、最大で毎秒約24メガビットの通信が可能な「フレッツ・ADSL モアII」コースを新設すると発表した。同日から受け付けを開始し、7月以降、東日本地区の大都市などで順次提供を開始する。

 ソフトバンクグループなど数社がADSLの高速化を発表しており、NTT東日本も対抗する。

 料金は通常の電話と併用して使う場合は月額3240円(モデム料金490円を含む)。インターネット接続業者に支払う接続料金が別途必要となる。

 25日にNECが発表したインターネットサービス「BIGLOBE」の24メガビット対応接続料金は月額1780円。NTT東とNECの料金を合わせると5020円となる。

ヤフーBBも26メガサービス開始へ

2003年06月23日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクは23日、同社グループが提供するADSL(非対称デジタル加入者線)サービス「ヤフーBB」で、下りの伝送速度が従来の約2倍となる最大で毎秒26メガビットの高速ネット接続サービスを7月にも開始する、と発表した。

 新型の縦型モデムを採用。月額利用料はこれまで最速だった12メガタイプに300円上乗せし、総額で3800円台。25日から新規加入者限定でネット上で受付を始める。従来の8メガ、12メガタイプからの変更は8月以降、準備が整い次第対応するという。

 ADSLの高速化をめぐっては、アッカ・ネットワークス(東京)も26メガビットサービスの提供計画を発表。NTT西日本とイー・アクセス(同)も24メガサービスを7月にも始める予定。

加入電話が6年ぶりに増加 ADSL普及で

2003年06月11日 The Sankei Shimbun
 総務省が11日まとめた電気通信サービスの種類別契約数(2002年度末時点)によると、携帯電話などに押されて減り続けていた加入電話の契約数が前年度末比0・3%増の5116万回線と、わずかながら6年ぶりにプラスに転じた。

 普及に弾みがついてきた高速インターネット接続のADSL(非対称デジタル加入者線)を利用するには、従来の「電話線」が必要となる。このため、携帯だけで済ませていた若者層にも新規加入者が増えていることなどが要因とみられる。

 一方、低速でしかネット接続できないISDN(総合デジタル通信網)は、従来の音声通信に代わる新技術として登場したものの7・0%減の961万回線と、現在の形で統計を取り始めた1997年以来、初めて減少。加入電話とISDNを合わせた「固定電話」は0・9%減の6077万件で、5年連続で減少した。

 また、携帯電話は9・5%増の7566万件。これまで2けただった伸び率が初めて1けたになり、飽和状態が近づいた携帯市場の実態を裏付けた。

ヤフーBB、2カ月連続でフレッツ下回る

2003年06月10日 The Sankei Shimbun
 ADSL(非対称デジタル加入者線)サービスの5月の顧客獲得数で、ソフトバンクグループの「ヤフーBB」が2カ月連続でNTT東西の「フレッツADSL」を下回ったことが10日、分かった。

 ヤフーBBの5月末の加入者数は、前月に比べ13万3000件増の268万件。一方、NTT東西は計17万2000件増の約292万6000件だった。

 NTT東西の無料キャンペーンが奏功した形。ヤフーBBの増加数は、約12万6000件増だった2002年9月以来の低い水準。ソフトバンクは「効率の悪いエリアでの拡販を抑えたため」と説明している。

DSLは790万回線 総務省調査

2003年06月09日 The Sankei Shimbun
 総務省が9日発表した5月末のDSL(デジタル加入者線)加入数は、前月比約42万9000件増の790万7437回線となった。

 NTT東西地域会社やソフトバンクグループなどによる新規入会者への無料キャンペーンなどが続いており、引き続き40万件を超える高い水準の伸びとなった。

一般家庭でブロードバンド利用が急増、過半数に

2003年05月26日 The Sankei Shimbun
 ネットレイティングス(東京)が26日発表したインターネット利用動向調査によると、一般家庭のブロードバンド(高速大容量)通信の利用者は今年4月に約1451万人を数え、ネット利用者全体の53・6%と初めて半数を超えたことが分かった。

 1年前はほぼ4人に1人、約595万人だったが、ADSL(非対称デジタル加入者線)の急速な普及などで急成長した。これに対し、ダイヤルアップ接続やISDN(総合デジタル通信網)など低速回線の利用者は約1256万人となり、1年で579万人減少した。

 調査は、対象となった約1万世帯のネット接続のうち、回線接続の速さが実測で毎秒128キロビット以上のものをブロードバンドと定義、全体の利用状況を推計した。

ソフトバンク、赤字999億円

2003年05月09日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクが9日発表した2003年3月期連結決算によると、経常損失が前期比約3倍の1098億円、純損失が112億円増の999億円と、2期連続で巨額損失を計上した。赤字額は過去最大。主力のADSL(非対称デジタル加入者線)事業で最大のライバル、NTTグループとのシェア争いが激化し、会員獲得費用がかさんだのが主な理由。主力事業が収益源に育っていない実態が裏付けられた。

 本業の利益を示す営業損益も919億円の赤字で、過去の利益の蓄積である剰余金が払底し、1010億円の累積損失が発生した。

 04年3月期の業績予想は公表していないが、当期損益は赤字が続く見通し。財務体質改善に長期間かかるのは必至だ。

 03年3月期の売上高は、前年同期比0・4%増の4068億円だったが、会員獲得に向け期間限定の無料キャンペーンなどを実施したため、粗利益はわずか321億円にとどまった。

 さらに、ADSLサービスの販売促進費などに1201億円を計上したため営業、経常損益ともに赤字を計上。また、情報技術(IT)バブル期に積極投資した企業の株価下落に伴って960億円の特別損失が発生、当期損失に陥った。

 04年3月末の会員数は400万人と、前年同期の236万人から大きく増えると予想。会見した孫正義社長は「営業、経常損益はいつでも黒字化できる」と説明したが、保有株の株価動向に左右される当期損益については「赤字幅は減る方向にある」と述べるにとどまった。

ヤフーBB12Mを制限せず 総務省が報告書案

2003年05月02日 The Sankei Shimbun
 高速インターネットのADSL(非対称デジタル加入者線)サービスをめぐる業者間の規格争いで、総務省のDSL作業班は2日、現在利用されているADSLサービスに「利用制限を設けない」とする報告書案をまとめた。一般からの意見を聴いた上で、6月に最終決定する。

 関係業界は、ソフトバンクグループのソフトバンクBBが運営する通信速度が最高毎秒12メガビットの高速ADSLサービス「ヤフーBB12M」が、隣接する回線の通信状態に悪影響を与える「干渉により、他のサービスの接続速度低下を招く」などの指摘に基づき、対応を議論してきた。

 比較的大きな干渉問題を起こす通信方式に利用制限を設けるかどうかが焦点だったが、ヤフーBB12Mも他社の既存方式と同様、制限を受けないことになった。

 報告書案によると、ヤフーBB12Mは他の方式より一部で干渉度合いが高かった。だが同案は、「利用者数が多い方式」には事業者間協議で「制限条件を緩和できる」とし、事業者間協議の結果、「制限対象にしない」との結論に達した。

 業界関係者は、「業界正常化への第一歩」としているが、ソフトバンクBBが多数の利用者獲得により、事実上逃げ切る形での決着となった。

ADSL干渉問題決着、ヤフーBBの12MはクラスAへ

2003-05-02 Mainichi INTERACTIVE
 ADSL12Mbps(メガビット)で、ヤフーBBのアネックスA方式が他社のADSLと干渉すると指摘された問題で、総務省の情報通信審議会事業用電気通信設備等委員会が2日開かれ、ADSL作業班の報告書が提出された。報告書では、同方式を干渉を抑制するための制限がないクラスAに分類することで事業者間が合意したことが盛り込まれた。

 この問題は同方式が国内ではヤフーBB独自の方式のため、他社から干渉を受ける恐れがあると指摘されたのに対して、ヤフーBBが他社の役員を提訴(後に取り下げ)するなど強硬に反発していた。  本来、クラス分けをする業界団体のTTCの議論がストップし、同作業班で話し合われてきた。しかし、先月21日の同部会でも報告書の一部がまとまらないなど話し合いは難航していた。干渉があると認められた場合は干渉を制限する措置の導入や、NTTの設備を利用する際の料金が上がることになる。

 報告書では、クラス分けは事業者間の合意に基づいたとしたうえで、クラスAにはNTT東西、イー・アクセスとともに、ヤフーBBの方式も分類。ヤフーBBの方式は何の制限もつかなくて済む。同審議会情報通信技術分科会では、この報告書を基にパブリックコメントを募集し、6月に答申する予定。 (柴沼 均) [

DSL作業作業班の報告書、一部まとまらず 総務省]


ADSLの干渉問題、結論先送りに

2003年04月23日 The Sankei Shimbun
 高速でインターネット接続できるADSL(非対称デジタル加入者線)事業で、方式の異なるサービス同士が干渉し、速度低下などの影響を及ぼす問題で、総務省が各事業者を集めて調整してきた情報通信審議会・DSL作業班の最終会合が22日、開かれた。

 サービス共存に向け回線管理の手法を従来より緩和させる方向で一致したが、どの方式のサービスに利用制限をかけるかなどの具体論は、今後各社間で個別協議することとなり、結論は先送りされた。各社はこれまで激しく対立してきただけに混乱が長引く恐れもある。

 作業班にはNTT東日本やソフトバンクBB、イー・アクセスなどの代表が出席、約8時間にわたって議論が白熱した。

 影響が未確認なのは最高毎秒12メガビットの高速サービス。最も厳しい制限がかかった場合、通信設備を他の回線と分離することになり、各社がNTTに支払う設備使用料が1回線当たり約900円上がることなどから、事業者間で激しい綱引きが続いてきた。

 事業者団体での話し合いが不調に終わり、総務省が調整に乗り出した経緯がある。

ソフトバンク:訴訟取り下げ 「議論で誤解なくなった」

2003年04月22日[毎日新聞]Mainichi INTERACTIVE
 ソフトバンクは22日、同グループでADSL(非対称デジタル加入者線)事業を手がける「ソフトバンクBB(旧BBテクノロジー)」(東京都中央区、孫正義社長)が、同業の「イー・アクセス」(東京都千代田区、千本倖生社長)の小畑至弘取締役が虚偽の情報を流して営業妨害をしたとして、同氏に3億円の損害賠償を求めた訴訟を取り下げたことを明らかにした。

 ソフトバンクは昨年8月、通信技術の標準化団体「情報通信技術委員会」の専門委員会リーダーの小畑氏が「ソフトバンクBB」のADSLサービスについて、マスコミを利用して虚偽の情報を流したと主張。本来なら獲得できる顧客を得られず、01年9月から02年3月まで毎月3万人少ない契約にとどまったため、計約106億9740万円の損害を被ったとし、その一部の3億円の賠償を求めていた。

 ソフトバンクは取り下げ理由について、提訴後の情報通信技術委員会や総務省の議論で、小畑氏との間に誤解がなくなったためとしている。

 小畑氏側は22日、「訴権乱用などの主張をソフトバンクBBが認めたのと等しく、実質的に完全勝訴」と語った。 【尾村洋介】

ADSLの行政指導不徹底

2003年04月11日 The Sankei Shimbun
 3月末で700万回線を突破した高速インターネット接続のADSL(非対称デジタル加入者線)サービスの一部について、料金値上げの恐れがあるとして、総務省が各事業者に対し消費者への情報提供を求めていた今年1月の行政指導が徹底されていないことが11日、明らかになった。

 情報提供を求められているのは、最大速度毎秒12メガビットの高速サービスを提供する全国の9社だが、情報提供が確認できたのは3社のみ。同省は「指導に強制力がない」ため、徹底を求める考えはないという。

 ただ、今国会で電気通信事業法が改正されれば規制緩和が大幅に進み、消費者保護の重要性が高まるだけに、情報開示に対する企業の消極姿勢が問われそうだ。

 このサービスは、他の通信方式に速度低下などの悪影響をどれだけ及ぼすかが分かっておらず、同省が評価基準を策定している。影響が大きい場合は通信設備を他の回線と分離するため、NTTへの支払いベースで約900円の接続料金が上乗せされることになり、格安の利用料金の値上げが懸念される。

DSLが700万件突破

2003年04月11日 The Sankei Shimbun
 総務省が11日発表した3月末現在のDSL(デジタル加入者線)サービス提供数は702万3039件と、700万件を突破した。

 高速インターネット接続が可能なADSL(非対称デジタル加入者線)で各社が利用料無料キャンペーンを展開したこともあり、前月に比べ約43万3000件の増加。ただ、昨年12月に前月比約52万7000件の増加を記録して以来、伸びは鈍化傾向を示している。

 NTT東日本、西日本による提供数は合計255万7550件で前月比約15万1000件増。ヤフーなどが手掛ける「ヤフーBB」の提供数は同18万1000件増の236万3000件と、NTT東西の合計数に迫っている。

ADSL無料期間を延長 NTT東、計3カ月間に

2003年04月09日 The Sankei Shimbun
 NTT東日本は9日、ADSL(非対称デジタル加入者線)サービス、「フレッツADSL」の新規加入者を対象とした利用料金無料キャンペーンを、従来の2カ月間から3カ月間に延長する、と発表した。

 伝送速度が最高毎秒8メガビットか1・5メガのタイプを2月1日以降、申し込んだ顧客が対象。従来の2カ月間無料キャンペーンが適用されている場合は自動的に期間延長される。

 これに伴い、4月末に終了予定だった申し込み受付期間を6月末まで延長。最大2カ月無料キャンペーンで先行するソフトバンクグループの「ヤフーBB」に対抗する。

 最高12メガタイプの利用者は対象外で、無料期間は2カ月で終了する。

ADSLで毎秒50メガビット 米社が高速化技術発表

2003年03月24日 (共同通信)YAHOO! News
 ADSL(非対称デジタル加入者線)技術開発の米センティリアム・コミュニケーションズ(カリフォルニア州)は24日、ADSLによるネット接続を最高毎秒50メガビットと大幅に高速化させる新技術「エクストリームDSLマックス」を開発した、と発表した。現行の最高同12メガの4倍以上で今春以降開始予定の同20メガ超をも上回る。

 ADSLモデム用半導体チップを製造する同社は「早ければ年内にも新技術搭載の製品を出したい」としている。

 同社の既存技術では、ADSL提供可能地域は電話局からの距離が5.5キロ以内に限られるが、新技術によりこれを7キロ以内に広げる。ADSLの特性から電話局から2、300メートル以内の利用者でないと50メガビットへの高速化は難しいが「全体的な底上げで多くの利用者の速度が増す」という。

ビデオ・オン・デマンドも ADSL放送ようやく開始

2003年03月12日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクグループは12日、ADSL(非対称デジタル加入者線)を利用した有料テレビ放送「BBケーブルTV」の商用サービスを東京23区内で開始したと発表した。年内の全国展開を目指すという。

 ネット接続サービス「ヤフーBB」会員向けで加入料9800円、月額基本料2500円(5月末まで無料)。ただ、接続速度が毎秒2−3メガビット以上で安定していることが条件で、利用拡大の課題となりそうだ。

 昨年9月に開始予定だったこのサービスは、実証実験や番組確保に時間がかかり、開始が遅れた。当初視聴できる基本チャンネルは天気予報や娯楽など4チャンネルだけだが順次、19チャンネルまで増やす方向。好きな時に見られる有料の「ビデオ・オン・デマンド」サービスもあり、洋画やアイドル映像などを3月末までに約250本提供する計画。視聴料は映画で500円弱。

DSL提供数が500万突破

2002年12月10日 The Sankei Shimbun
 総務省は10日、普通の電話線を使って高速でインターネットに接続できる家庭向けのADSL(非対称デジタル加入者線)などDSL(デジタル加入者線)サービス提供数が11月末で500万件を突破したと発表した。

 10月以降、高速の12メガサービスを導入する事業者が相次ぎ、業界首位のヤフーBBが接続機器を無料配布するなど、各社が顧客獲得で営業強化したことが急速な伸びにつながった。

 11月末の契約数は511万7867件で、前月末に比べ約47万8000件の増加だった。9月末までは毎月約30万件前後の増加だったが、10月末が約41万件の増加となったのに続き、一段と増加ペースが加速した。

 ただ期間限定の無料サービスなどで加入した利用者も多く、無料期間終了後に解約する可能性があることや、営業強化で将来の見込み客を先取りした面もあるため、同省では「このままの増加ペースを続けるのは難しいのではないか」とみている。

ADSL急拡大、将来展望は悲観派と楽観派が対立

2002年12月02日 Yomiuri On-Line
 家庭に引かれている電話回線を使って、常時接続して高速インターネット通信ができるADSL(非対称デジタル加入者線)の加入者が急増し、超高速で安定性に優れた光ファイバーを圧倒している。光ファイバーの加入者数が約14万回線(10月末)と伸び悩んでいるのに対し、手軽に導入できて利用料が安いADSLは1年前の5倍の約464万回線に達した。ただ、今後もADSLがブロードバンド(高速大容量通信)の主役であり続けるかどうかについては、「ADSLはすくすく伸びる」(ソフトバンクの孫正義社長)、「光ファイバーがこれからの本命」(NTTの和田紀夫社長)と見方は分かれている。

 ■IP電話が普及後押し

 東京・新宿駅西口にある家電量販店では、ADSLを申し込む若い女性の姿が目立つ。「初めてパソコンを買い、同時にADSLに加入する人が増えた」(売り場担当者)のが最近の特徴だ。昨年9月のソフトバンク系BBテクノロジーの参入がきっかけとなり、諸費用を含めた月額利用料は6000円台から一気に3000円台前半程度まで低下し、顧客層が広がっている。

 他社に比べてやや割高だったNTT東日本も1日から、最大通信速度毎秒12メガ・ビットのサービスで500円値下げして月額2700円(モデムレンタル料など除く)にするなど、値下げ合戦が続いている。

 ADSLの普及を後押ししているのが格安料金で音声通話できるIP(インターネット・プロトコル)電話だ。BBテクノロジーはADSL加入者を対象に、追加の費用負担なしでIP電話をつけるサービスを4月から始め、ADSLの顧客数シェアでNTT東日本を抜いてトップに立った。「IP電話をつけないと勝負にならない」(通信会社幹部)状況で、KDDIなど12社も11月下旬、IP電話の共同展開で提携した。

 ■悩みはコンテンツ

 人気が高まるADSLだが、情報をパソコンに取り込む速度に比べて、相手に情報を送る速度が10分の1以下という弱点もある。

 NTTは双方とも最大毎秒100メガ・ビットの通信速度で安定性に優れる光ファイバーでなければ「映像による双方向のコミュニケーションは実現できない」(和田社長)として、11月下旬、5年先を展望した「“光”新世代ビジョン」構想を発表した。ADSLの限界を見据え、光ファイバーへの移行を図る戦略だ。

 ただ、光ファイバーは家庭に回線を引く工事費が数万円かかり、月々の利用料もADSLより割高だ。ADSLでネットや電子メールなどが気軽に利用できれば良いという利用者は多く、光ファイバーが必要と思わせるようなコンテンツ(情報の中身)が見つからないのがNTTの悩みの種だ。

 一方、ソフトバンクは、来年春からADSLを使った有線テレビ放送を始める計画で、「ほとんどの利用者は今後もADSLで十分だ」(孫社長)と、“光ファイバー不要論”を展開する。

 通信業界関係者の間では、いずれは光ファイバーに移行するという見方は多いものの、日本総合研究所の島田浩志主任研究員は「光ファイバーでなければならないコンテンツは簡単には見つかりそうになく、ADSLが主役の時代は少なくとも今後2―3年は続く」と見ている。

NTT東、単独でADSL値下げ

2002年11月22日 The Sankei Shimbun
 NTT東日本は22日、ADSL(非対称デジタル加入者線)サービス「フレッツ・ADSL」の月額料金を12月1日から値下げすると発表した。利用者獲得競争でソフトバンクグループのヤフーBBなど、ライバル会社に対抗する狙い。

 NTT西日本は今回値下げを発表しておらず、ADSLがNTT東西で別料金になるのは初めて。

 通信速度が最大で毎秒12メガビットの「フレッツ・ADSL・モア」は月額費用が500円安の2700円。単純比較はできないが、組み合わせて利用するネット接続業者によっては業界最安値水準になるという。

 ネット接続サービスを提供するエキサイト(東京)は同日、これを受けて12月1日から31日まで同社からADSL・モアを申し込む人へのネット接続料を半年間無料にする、と発表した。これを利用すると利用料金が月額3190円と、「ソフトバンクグループより安い業界最安値」(同社)になるという。

ADSLでテレビ放送 ソフトバンク

2002年11月13日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクの孫正義社長は13日、ブロードバンド(高速大容量)通信事業の強化策として今年12月から、ADSL(非対称デジタル加入者線)を利用したテレビ放送と有料のビデオサービスを順次開始する、と発表した。

 同グループのADSL活用のインターネット接続サービス「ヤフーBB」に加入すれば、専用機器を取り付けるだけでADSL経由で好きなビデオや有料番組などを一般のテレビで視聴できる。テレビの基本視聴料と機器レンタル代を合わせた基本料金が月額約2500円、ビデオは1回数百円程度となる見込み。来年中には数千本のビデオの中から選べるようにするという。

 同グループは12月5日から東京都区部で試験サービスを開始、来年春には全国に拡大する計画。孫社長は「ケーブルテレビや衛星放送より安く、レンタルビデオ店に足を運ばずにビデオを楽しめるようになる」と話している。

 また、10月末で120万回線に達したヤフーBB事業については、顧客獲得経費を除くと200万回線で黒字化できるとの見通しを示した。孫社長は「数カ月で200万は達成できる。ただ、(同事業は)本年度は赤字になる」と語った。

DSL:400万回線を突破 ブロードバンドのADSL人気で

2002年10月11日 Mainichi INTERACTIVE
 総務省がこのほど発表した9月末現在(速報値)のDSL(デジタル加入者線)の回線数は、ブロードバンド(大容量高速通信)として人気を集めるADSL(非対称デジタル加入者線)の順調な増加で422万3216回線と初めて400万回線を突破した。今年1月末の178万回線から、8カ月で2.3倍になった。1カ月に30万回線程度の増加が続いており、今年中に500万回線を超える見込みになった。

ヤフーBB、100万人突破

2002年10月01日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクの孫正義社長は30日、同社グループの高速インターネット接続サービス「ヤフーBB」の加入者が9月末で100万人を超えた、と明らかにした。

 日本国内のADSL(非対称デジタル加入者線)サービス会社で加入者数が100万人を超えたのは初めてで、韓国や米国などを含めても「(昨年9月の)サービス開始から100万人到達まで最短記録を達成した」としている。

 孫社長は、100万人突破を投資家や報道機関などに向けた電子メールのほか、同社のホームページにも社長の言葉として掲載した。

ブロードバンド加入、570万人に

2002年09月30日 Yomiuri On-Line
 総務省は30日、ADSL(非対称デジタル加入者線)や光ファイバーなどの高速インターネット接続サービスの8月末の加入者数が、前月より約38万人増えて計577万人に達したと発表した。

 昨年秋以降、低価格競争が進んだADSLの利用者が、この1年で300万人以上増え、家庭のパソコンのブロードバンド(高速大容量通信)の普及を促している。8月末の内訳は、ADSLが約391万6000人、ケーブルテレビ網利用が約175万8000人、光ファイバーが約9万9000人だった。

ADSLテレビ開始11月に

2002年09月30日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンクグループのクラビット(東京)は30日、ADSL(非対称デジタル加入者線)を利用した有料テレビ放送「BBケーブルTV」のサービス開始が予定の9月から約2カ月遅れ、11月下旬ごろになるとの見通しを発表した。

 サービスを提供するクラビットの子会社ビー・ビー・ケーブル(同)による実証実験に時間を要しているためという。10月下旬以降、東京都内で数百人規模の一般モニターを募集、画質などを最終確認する。

 レンタルする専用受信機と通常のテレビをつないで視聴する。基本チャンネルは15程度で、契約料1万円、月額視聴料が2500円。ほかに好きな時に好きな番組が視聴できる「ビデオ・オン・デマンド」方式で映画やアニメなどを有料提供する方針。

ヤフーBB:9月末で加入者100万人の見通し 世界最短 

2002年09月25日 Mainichi INTERACTIVE
 ソフトバンクグループは25日、ADSL(非対称デジタル加入者線)を使ったブロードバンド(大容量高速)接続サービス「ヤフーBB」の加入者が9月末で100万人を突破する見通しになったと発表した。昨年9月のサービス開始以来、1年あまりでの大台突破で、同社は「韓国や米国などの他事業者に比べ世界最短」と説明。国内のADSL事業者で100万加入突破は初めて。

 同社は100万加入を記念し、26日〜11月30日の間に新規加入すれば月額固定料金(8メガタイプで3143円)を2カ月間無料にする「体験キャンペーン」を展開する。

ヤフーBB、88万回線に

2002年09月09日 The Sankei Shimbun
 ソフトバンク・グループは9日、昨年9月1日のサービス開始以来、1周年を迎えた高速インターネット接続サービス「ヤフーBB」の接続回線数が8月末に前月末比約10万6000回線増の約88万5000回線となった、と発表した。

 注目を集めているネット技術を活用した格安IP電話サービス「BBフォン」の利用者数は全体で前月末比9万4000件から約41万3000件に達した、という。

「ヤフーBB」孫社長、競合会社を提訴へ

2002年08月20日 The Sankei Shimbun
 孫正義ソフトバンク社長は20日、同社グループの高速インターネット接続サービス「ヤフーBB」についてライバルのイー・アクセス(東京)が「『電話局からの距離が2キロ以上の地域で著しく速度が落ちる』などとしたのは営業妨害」とし、同社への損害賠償請求など提訴の準備をしていることを明らかにした。

 訴訟の時期や具体内容は今後、詰めるという。

 両社は最近、ADSL(非対称デジタル加入者線)事業をめぐり激しく対立。イー・アクセスはソフトバンクの高速ネットサービス「ヤフーBB12M」に対し「他社の通信に障害を与える可能性がある」と総務省に苦情文書を提出していた。今回の「訴訟準備宣言」もこの延長にあるとみられ、ライバル同士の泥仕合の様相となってきた。

 孫社長は「約80万人の利用者の中で2キロ以上でまったく駄目だという話は実際にない。誤ったデータを使われた」と説明。イー・アクセスは「(訴訟は)詳細が分からずコメントできない」としている。

 また業界の標準化団体「情報通信技術委員会(TTC)」が「ヤフーBB12Mで採用された新方式の利用を制限する方向で議論しているのは不当」と、再検討を求める意見書をTTCに提出した。孫社長は「イー・アクセス社員が原案を作るなど出来レース。憤慨している」と話した。

イー・アクセスも12メガ 6日から受付開始

2002年08月05日 The Sankei Shimbun
 通信ベンチャーのイー・アクセスは5日、最高通信速度が現行の1・5倍、毎秒12メガビットの高速ADSL(非対称デジタル加入者線)ネット接続サービスの受け付けを、提携先のNECのBIGLOBEが先行予約を始めるのに合わせて6日から開始する、と発表した。実際のサービス提供は10月になる予定。

 このサービスは当初、北海道から福岡県まで20都道府県の都市部などで開始。その後、順次全国に拡大する計画だが、時期などについては未定。

 イー・アクセスは、すべて提携先のネット接続業者を通じてサービスを提供。8日からはASAHIネットなどでも申し込みを受け付け、9月にかけて@ニフティなど計11の提携業者で受け付ける見込み。

 利用料金は各業者で異なり、BIGLOBEが月額3880円(モデムレンタル料込み、NTT回線料除く)など。12メガビットの高速ADSLでは、ヤフーBBが商用サービスの受け付け開始を延期したばかりで、イー・アクセスが手続きで先行する。

DSL及世帯が300万件突破

2002年06月07日 The Sankei Shimbun
 総務省が7日発表した5月末のデジタル加入者線(DSL)による高速インターネット接続サービス提供件数は、4月末比約32万9000件増の約302万9000件と300万件を突破、デジタル動画が楽しめる点では同じBS(放送衛星)デジタル放送の普及世帯数、約291万件(5月末)を初めて追い抜いた。

 DSLサービスの大半は、データを取り込む速度が送信速度より速い非対称デジタル加入者線(ADSL)。昨年9月に月額2280円でソフトバンクグループが参入したのを機に各社の値下げ競争が始まり、普及に弾みがついた。

 通話料が無料や格安になるネット技術活用のIP電話サービスがDSLなどを通じて提供され始めたことに加え、接続機器の多くが月額数百円のレンタル料で利用できることも背景にありそうだ。

 半面、12年12月の放送開始から「1000日で1000万世帯」への普及を目指すBSデジタル放送は、サッカー・ワールドカップ(W杯)効果などから、5月の増加数が前年同月比約2・1倍の約12万世帯(ケーブルテレビ経由含む)。受信料が一部を除き無料なのにDSLの伸びの3分の1強にとどまった。

 放送業界は「まずは受信機を安くすること。5万−10万円ではだめで、できれば1万円台にしてほしい」(海老沢勝二NHK会長)など、BSデジタルテレビや受信機価格の高さが普及の障害とみており、電機業界に一段の値下げ努力を求める声が強まりそうだ。

DSL利用者、前月比30万件増に2002年05月02日 The Sankei Shimbun
 総務省が1日発表したインターネット接続サービスの利用者数によると、3月末のDSL(デジタル加入者線)の利用者数は237万8795件だった。前月から30万2493件の増加で、DSL主導で高速大容量のブロードバンド回線が普及していることを裏付けた。

 超高速の光ファイバーサービス(FTTH)の利用者数は2万6400件。DSLに比べると少数だが、前月から8212件増えた。

 このほか、ケーブルテレビを使ったネット接続サービスは145万6000件、携帯電話は5192万5000件だった。

高速のADSL開始へ  VBの東京めたりっく

2001.01.24 The Sankei Shimbun
 ベンチャー企業の東京めたりっく通信(東京)は二十四日、通常の銅線を使って高速のインターネット接続を可能にする非対称デジタル加入者線(ADSL)で、従来よりも高速の毎秒三メガビットのサービスを三月をめどに開始すると発表した。ネット接続料込みで月額一万円程度を予定している。この速度での商用ADSLサービスは日本初という。

 従来のADSLは毎秒五百キロビットから同一・五メガビット程度だった。新サービスは中継区間にNTT東日本から借りた光ファイバーをgうことによって二−六倍の速さとなる。東京二十三区からスタートし、順次拡大する。

 同社はまた、NTT東日本から光ファイバーを借り受けるための協定が二十二日に発効したと発表。NTTが光ファイバーを貸し出す初のケースとなる。

料金低下で普及“加速”/高速ネット回線DSL

2001.01.22 The Sankei Shimbun
KDDIや日本テレコム 通信大手も参入

 高速インターネット接続を実現するDSL(デジタル加入者線)の本格普及に期待が高まってきた。既に参入しているベンチャー企業に加え、大手通信業者による相次ぐ事業開始でサービスの供給が増えるためだ。既存業者の利用料金の低下など、利用環境も急速に改善されている。

 DSLは一本の電話回線を通話用とデータ通信用に利用する技術。代表的な「ADSL(非対称デジタル加入者線)」では、利用者が情報を受け取る際の通信速度が最蛯ナ毎秒数メガビットと、同六十四キロビットの総合デジタル通信網(ISDN)に比べ格段に速い。高速通信の特徴を生かすために、つなぎっぱなしでも料金は一定だ。また、ネットに接続したままでも通話ができる。

 この事業のパイオニアはベンチャー企業で、東京めたりっく通信(本社・東京)とイー・アクセス(同)が代表的な存在。当初は、事業開始に必要なNTTの協力が得られず苦労したが、昨年から本格的に営業を始めた。

 両社とも代表的なサービスの月額料金を、この一月から約六百円下げて、五千七百−六千円程度(プロバイダー料金込み)にした。両社のサービス提供地域は、東京二十三区内など大都市圏の一部に限定されているが、順次拡大する計画だ。

 以前はDSLに消極的だったNTTも、昨年末にベンチャー企業と同水準の料金で本格サービスを始めている。また、日本テレコム、KDDIも近く参入する。

 大手通信業者が本腰を入れ始めたことで、一層の料金低下も期待できる。

NTTコムがADSL提供/1月下旬から

2000.12.19 The Sankei Shimbun
 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は十九日、通常の電話線を利用して高速インターネット接続を可能にする非対称デジタル加入者回線(ADSL)のサービスを提供すると発表した。

 NTTコムが関連会社のインターネット企業アッカ・ネットワークス(東京)と共同で提供するプランの場合、月額の定額料金が五千五百円。別にNTT東西との接続料金三百円が必要で、合計五千八百円となる。来年一月下旬に開始する。

 提供エリアは東京二十三区の一部と大阪市の一部。初期費用(二万七千八百円)や月々の電話の基本料(千七百五十円)は別にかかる。

米でDSL加入者が100万人突破

2000.10.31 【ニューヨーク30日=共同】The Sankei Shimbun

 三十日まとまった米地域通信大手の二○○○年七−九月期決算によると、既存の電話回線で高速インターネット通信ができるデジタル加入者回線(DSL)のサービス契約者数が上位四社だけで百万人を突破した。

 月に四十ドル程度の手ごろな料金で既存回線より十倍以上速い通信が可能で、個人の契約が急拡大しているためだ。

 NTTがDSL新規参入業者を妨害した疑いが浮上するなどつまずきを見せる日本と対照的に、米国のDSLは高速ネット普及に大きな弾みをつけている。

 九月末のDSL契約者は地域通信最大手のベライゾン・コミュニケーションズが六月末より十三万人多い三十五万人。業界二位ながら同分野で先行するSBCコミュニケーションズも一日四千人ペースで顧客を獲得、五十一万六千人に達し、上位四社だけで百二十一万三千人となった。

 米国ではDSL専門のベンチャー企業なども存在し、実際の利用者はさらに多いとみられる。

 メリルリンチ証券によると、米高速ネット利用者は年内に、ケーブルテレビ(CATV)網で三百四十万人、DSLで二百四十万人の計五百八十万人に達する見通しだ。

DSL、10月にもサービス開始

2000.08.17 The Sankei Shimbun
SDNの10倍の高速 映像や音楽伝送

 新しい常時接続型の高速インターネット通信として話題が先行してきた「DSL(デジタル加入者線)」の商用広域サービスが、十月からスタートする見通しとなった。「東京めたりっく通信」、「イー・アクセス」などの専門通信事業者が、新サービスを行うための設備や施設を提供するNTT東西地域会社との間で調整をすませ、一部の電話交換局などで準備工事に入ったという。 1回線でネットと電話

 DSLは昨年末から都内の一部地域などで実験中だが、商用広域サービスの具体的なスケジュールは決まっていなかった。

 DSLはNTTが企業や家庭と電話局との間で引いている一般電話回線を、電話とは異なる信号の伝送路として活用することで、電話と高速インターネットを同時に一本の線で共用できる新しい技術。

 NTTが提供中のISDN(総合デジタル通信網)の十倍以上の速度で通信できるので、映像や音楽、ゲームソフトなど大容量情報の伝送用として期待されている。

 このサービスには企業や家庭の利用者側だけでなく、NTT東西地域会社の電話交換局内でも専用通信装置の設置や回線切り替えなどの工事が必要となる。

 この工事は事業者自身で行うことになっているが、NTTの施設である電話交換局に他社の社員が立ち入ることもあって調整は難航したが、ようやく東京都内の一部の局で工事に入った。

 先行する事業者の東京めたりっく通信、イー・アクセスによると、早急に工事対象局を広げ、東京都内の約百局については今年度中には工事を行うなど、首都圏からの事業展開を進める。

 NTT西日本管内でも両社はサービス地域を確保していく予定。

米Rhythms NetConnectionsと三井物産が日本でDSLインターネット・アクセス・サービスのジョイント・ベンチャーを設立

2000年6月29日掲載 by BizIT

イー・アクセス,ISP各社とADSLの相互接続実験を開始

2000年6月19日 by ZDNet
 今回の実験は,今年秋以降の本格サービス開始に先立ち,9月末まで実施されるもの。イー・アクセス

 実験に参加するISPは,@nifty,BIGLOBE,FastNet,GOL,ならびにPSINet。

@nifty、月額7,000円の「ADSL試験接続サービス」を7月上旬から開始 -

 最大下り512kbps・上り224kbpsの常時接続
サービスは東京・青山/四谷/淀橋/池袋電話局管内のみ、初期費用28,900円、申し込みは6月22日から。

xDSLサービスの全国展開が見えてきた-郵政省,NTTに銅線の開放を義務化へ-

(2000/06/01)by NIKKEI COMUNICATION
 郵政省の「高速デジタルアクセス技術に関する研究会」は6月1日,xDSLサービスの提供条件に関する要望をまとめた報告書案を公表。その中で,xDSLサービスの全国拡大を視野に,「NTT地域会社はインターネット接続事業者(プロバイダ)などに対して銅線ケーブルを全国で開放すべき」という見解を盛り込んだ。

 当初,xDSLは電話やISDNなどの既存回線に悪影響を与える恐れがあると言われていた。このため研究会は,99年12月末に始まったエリア限定のxDSL試験サービスを通して検討を進めることにした。ところがサービス開始から半年間,心配されてきた技術的な問題は全く発生していない。この結果,研究会はエリア拡大が可能と判断。NTT地域会社に対して,MDF接続を全国で提供するべきとの方針を打ち出した。

中部圏初のxDSL事業者「名古屋めたりっく通信」が発足へ2000年4月27日 by ZD Net

 東京めたりっく通信と「ももたろうインターネット」は4月27日,xDSLによるインターネット常時接続サービスを手がけるジョイントベンチャー「名古屋めたりっく通信」を設立すると発表した。
 今秋の商用試験サービス開始を目指し,5月の連休明けから本格活動を開始する予定。

ADSL試験サービスモニター受付開始!!

by イー・アクセス株式会社
 
 提供期間:2000年4月末〜9月末(予定)

 NTT地域会社に支払う回線使用料の月額800円、初期費用の1万8600円、試験終了時に返還するADSLモデムの保証金の1万円が必要。

銅線で52Mビット/秒アクセスを実現 NECがVDSLモデムを6月出荷(2000/02/10)

by 日経コミュニケーション

1999年Q3のADSL市場74%増,ケーブル・モデム市場27%増,苦しむ先行組

( 1999/11/25 )by BizIT

高速接続サービスの速度低下でユーザーの不満

By John Borland/日本語版 三橋直樹 Wed 24 Nov 1999 11:15 PT by CNET Japan Tech News
 ケーブル接続でインターネットにアクセスする顧客は、サービスの普及にしたがって、時折おこる速度の低下に悩まされてきた。しかし今では、電話線を介した高速接続も速度に関する独自の問題を抱えているようだ。


日本テレコムが2月からADSLサービス料金は5000円〜1万円に

(99/12/15)日経コミュニケーション

日本テレコム、事業化に向けxDSL実験

東京都内の数カ所で12月開始(99/11/02) by NIKKEI COMUNICATIONS
 日本テレコムは12月中にも,NTT東日本の銅線ケーブルを使ってxDSL(digital subscriber line)技術の実験を始める。時期は未定だが,技術的な検証が終わった後に,ユーザーを募って試験サービスに移行する予定である。

定額制導入視野に年内にもDSL実験開始/日本テレコム

by YOMIURI ON-LINE Bit By Bit
 日本テレコムの村上春雄社長は1日の記者会見で、インターネット料金の定額制導入を視野に、早ければ年内にもDSL(デジタル加入者回線)の実験を開始したいとの意向を明らかにした。

 この中で、村上社長は「今後はもっとDSLに力を入れていきたい。実験は日本テレコム独自でやり、すでにNTT東日本に申し入れている。できれば今 年中に始めたい」と述べた。

 実験の対象地域は都内の一部を予定。料金については、「実験段階ではわからないが、(NTTの東西地域会社が1日から開始した試験サービス料金 の)8000円では高過ぎる感じがする。できれば4000円とか5000円とかにならないか」と述べた。(渡部 真也)


既存回線で高速インターネットを=新方式ADSLを本格展開へ−通信各社

99年10月23日 13時50分 [時事通信社]
 既存の電話回線を利用し、高速通信のできる新方式のインターネット接続技術が注目を集めている。「ADSL(非対称デジタル加入者線)接続」と呼ばれるこの方式では、NTTの交換機を通さずに市内回線に接続できるため、格安のサービスが可能。既に実用化している米国ではネット普及に大きく寄与しており、国内通信各社もこぞってADSLを利用したネットサービスを本格展開する構えを見せている。 

東西NTT地域会社には厳しいDSLサービス- NTTコミュニケーションズとの身内の競争が待つ-1999年10月19日掲載 by 日経コミュニケーション

東京めたりっく通信が50億円の増資

6:54p.m. JST April 18, 2000
 通信ベンチャーの東京めたりっく通信は18日、50億円の第三者割当増資を実施すると発表した。米大手投資銀行JPモルガンやNEC、日立製作所、日本テレビ放送網、角川書店、丸紅などが引受先になる。

 同社は現在、東京都内の一部で非対称デジタル加入者線(ADSL)と呼ばれるインターネット向け高速通信サービスを提供している。増資で得た資金を、その他の首都圏や大阪市、名古屋市などにサービス地域を拡大するための投資に充てる。

東京めたりっく通信、ADSLによる月額5,500円の常時接続サービスを11月より開始

【INTERNET Watch 10月19日号】
 東京めたりっく通信株式会社は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)によるインターネット接続の試験サービスを東京都内の一部地区において11月より開始する。一般の電話回線を利用し、通信速度が640kbps〜1.5Mbps程度で常時接続可能なサービスを月額5,500円前後で提供する。

 試験サービスの対象となるのは、都内にある新淀橋、四谷、青山、池袋、三田、茅場兜の6電話局に収容されている一般電話加入者。当初は1局あたり750回線提供し、逐次1,500回線まで増強する。サービスの詳細については11月中旬に発表される予定だが、一般ユーザー向けで加入料3万円前後、月額料金5,500円前後、法人ユーザー向けで加入料9万円前後、月額料金3万円となる予定だ。

 なお、ADSLでは収容局からの距離や回線状態により期待される速度が出ない場合もあるが、同社では「ユニバーサルサービスは想定していない」(小林博昭代表取締役社長)としており、一定基準以上の速度が出ない回線環境のユーザーについては、サービスを提供しない方針だ。

 計画では、2000年12月まで試験サービスを提供し、その結果を受けながら東京都内および近辺へのエリア拡大を図る。また、当初はインターネット接続まで含めたサービスとして提供するが、1、2年後にはADSLによるアクセス回線を他ISPへ貸し出す事業も検討しているという。

月5500円程度でネット使い放題 東京めたりっく通信

7:41p.m. JST October 18, 1999
 通信ベンチャーの東京めたりっく通信は18日、インターネットがプロバイダー(接続)料金と通信料金をあわせて5500円程度で使い放題になる定額制サービスを、11月から始めると発表した。KDDとその子会社から中継回線の提供などを受け、東京都心の一部で試験的に実施する。(KDDは,東京めたりっく通信とxDSL事業に関して協力関係を結んでいるが,2000年には単独でxDSL事業を開始する意向を持つ。)

 本サービスは、 本年11月から2000年12月まで行われる予定で、 東京都内数カ所の NTT局に設置するDSLモデムとKDDビルを広帯域伝送路で接続し、 実験に参加して頂くお客様に高速インターネット接続サービスを提供する。

 現在の電話線のままで高速通信が可能になる非対称デジタル加入者線(ADSL)の技術を利用するため、最低でもISDNの10倍程度の通信速度が実現できる見通し。ISDNを使い、通信料金だけで月額8000円の定額制サービスを導入するNTTには脅威になりそうだ。

「高速デジタルアクセス技術に関する研究会」中間報告書(案)への意見募集

1999年10月12日by 郵政省
 郵政省では、DSL(Digital Subscriber Line)サービス導入に向けたMDF(主配線盤)接続に関する技術的課題及び高速デジタルアクセス技術に関する技術的諸問題等について検討するために、平成11年8月から「高速デジタルアクセス技術に関する研究会」(座長:齊藤忠夫 東京大学大学院工学系研究科教授)を開催。

 DSLサービスをはじめとする様々なサービスを提供することが可能かを確認するため、NTT地域会社は平成11年12月(予定)から1年間程度、MDF等における試験的接続を実施する予定。

 DSL技術: メタリック回線を使用する高速デジタルアクセス技術。

既存の電話線で高速ネット--ADSLサービスの新会社発足

(99/08/16 日経コンピュータ)

国内初のADSL高速インターネット接続サービスのお知らせ

by JANISネットワーク
 長野県協同電算(JANISネット)川中島町有線放送(KUHK)は、平成11年9月1日から川中島町有線放送の電話回線を利用して、国内初の商用ADSL高速インターネット接続サービスを開始いたします。

ソネットと数理技研、DSL高速データ通信で新会社

99/07/30 by ニュースセンター(Biz Tech News )
xDSLについて

問い合わせ先:東京めたりっく通信のホームページ(8月2日開設)
 

長野県伊那市で国内最大規模のADSL実験 --EC(電子商取引)、地域イントラネットを検証

99/04/24by 日経コミュニケーション)
 ADSLは,銅線ケーブルで数メガビット/秒の高速伝送を実現できる技術。

 ECは通産省の「先進的情報システム開発実証事業」,イントラネットは 郵政省の「98年度地域イントラネット基盤整備事業」の一つ。

電話回線で高速伝送、インターネットが安くなる

(3:01a.m. JST October 27, 1998)
 現在使っている電話回線のままで光ファイバーに近い高速伝送が可能になる新しい技術が導入されることになった。インターネット愛好者にとっては電話料金が大幅に安くなるというメリットがある。27日、郵政省が実用化の前提となる技術基準の策定方針を発表する。四国の電力系通信会社が名乗りをあげており、来年1月から一部地域で実現する見通しだ。

 新技術はADSL(非対称デジタル加入者線)と呼ばれる。普通の音声電話には使わない高い周波数を利用することで、高速のデータ通信を可能にする。家庭から電話局までの上り回線と、その逆の下り回線の伝送速度が違うため「非対称」といわれる。

 インターネットのホームページをみるときは短い命令を送って大量の音声や画像を送ってもらうのが普通。「下り」が高速であればインターネット利用者はいらいらしなくてすむだけでなく、電話料金が非常に安くなるというメリットがある。

 技術的には従来の電話の数百倍まで伝送速度をあげることができるが、電話局から距離が遠くなると高速の伝送が不可能になるという難点がある。このため数十倍の速度で実現することになりそうだ。

DSLはケーブルより速い?

By John Borland and Jim Davis/日本語版 寺下朋子 Mon 17 May 1999 16:45 PT by CNET Japan Tech News
 調査結果によれば、比較的低速のDSLでも、少なくとも利用者の多い夜の時間帯では、ケーブルモデムより12%も速いことがわかったという。

次世代ネットワーク構想に関する懇談会(第1回)議事要旨 (99/03/05)by 郵政省
 ◆アクセス回線について
 ・日本のネットワークの産業規模は、昨年時点で米国の20分の1であり、今年は30分の1から40分の1へと、その差は更に開くと考えられる。この原因は日米の通信インフラの差であり、通信インフラは日本でも利用者向けに低価格の定額制で提供されることが望まれる。

・アクセス回線でDSLが使えるようにアンバンドルし、アクセス回線の高速化とともに、定額制を導入することが望まれる。しかしながら、日本の事業者は積極的な行動を示していない。

・日本では、光ファイバ貸しを専門にするダークファイバ事業者はいないが、米国ではビジネスにまで発展している。また、日本ではドライカッパを借ることもできないため、アクセス回線を所有しない事業者はDSLを提することができない。

ADSLの高速版VDSL、最大52Mビット/秒で家庭をつなぐ( 99/02/18)by 日経エレクトロニクス

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