TOPIC No.2-122E パチンコ(2009年)

カジノの導入 沖縄観光が変質しないか

2009年12月19日 琉球新報

 国民新党の亀井静香代表が新たな沖縄振興策として「カジノ特区」の導入を検討すべきだとの考えを示した。カジノの導入には青少年への悪影響や治安悪化を懸念する声が根強い。県民の機運が盛り上がっているわけでもない中での提案は、いかにも唐突だ。拙速にならないよう慎重を期したい。

 カジノ関連産業に頼るマカオでは、学業を途中で放棄し、カジノに高給を求める若者の増加が社会問題化した。カジノに代わる新産業育成も困難を極め、金融危機の影響を受けるや、ギャンブル産業のもろさを露呈し「失政」のツケが社会に重くのしかかっている。

 沖縄をマカオの二の舞いにしてはいけない。亜熱帯の豊かな自然環境や、独自の歴史・文化にはぐくまれた人々の暮らしを「売り」にしてきた観光スタイルが、カジノの導入で変質し、社会問題化する事態を招けば振興策ならぬ「沖縄衰亡策」ともなりかねない。

 亀井氏は「米軍基地の負担を背負ってくれている沖縄の振興策を思い切ってやらないといけない。一大レジャーランドみたいな状況になれば世界中から人が集まり、県民所得は間違いなく上がる」と強調した。

 確かに、ダイナミックな振興策があっていいし、さまざまな選択肢があるだろう。一大レジャーランド構想も含め、導入の是非を徹底して議論すればいい。

 ただし、カジノについては負の側面が少なくないことを念頭に置く必要がある。県内経済界の導入推進派は「総合エンターテインメント」「アミューズメント施設」などの表現で実態をぼかすが、賭博場であることに変わりはない。

 亀井氏も軽々しい。鳩山由紀夫首相や関係閣僚にも構想を伝えたとした上で「反対する人はいないのではないか」と述べた。仲井真弘多知事もしかり。「県内でもコンセンサスが取れると思う」とコメントした。

 不用意なのか、意図的なのか測りかねるが、県内の動向を踏まえない発言は誤ったメッセージを送ることになる。

 拙速なカジノ導入で沖縄経済が傾いた場合、誰が責任を取るのか。マカオの「失政」を繰り返さないためにも、ここは慎重に判断するべきだ。沖縄観光が脚光を浴びた原点に立ち返り、沖縄ならではの良さに磨きをかける姿勢こそが求められている。

亀井金融相「沖縄にカジノを」 総理も前向き?

2009.12.17 SankeiBiz

 亀井静香金融相は16日、都内で記者団に対し、沖縄県の経済特区に「カジノを設ければいい」と述べた。先週11日の与党3党首会談でも話題になり、鳩山由紀夫首相も「賛成じゃないかな」と前向きだという。

 沖縄県は普天間基地の移設問題を抱えているが、亀井金融相は「県民の立場に立った安全と騒音の問題が重要」と強調。カジノ建設の狙いは「基地で苦労している県民の所得を上げるため。ホテルも作り、子供連れも集まる一つのレジャーランドとすれば膨大な雇用を生む」と観光立国の観点から、沖縄振興に効果があるとの見方を示した。

 カジノはシンガポールで合法化され、アジアでも観光資源としての効果が期待されている。国内では東京都の石原慎太郎都知事が誘致に積極的だったが、反対意見も多く現行法制下での実現を断念した。

国民新の亀井代表、沖縄へのカジノ特区導入を提案

2009年12月16日 琉球新報

 【東京】国民新党の亀井静香代表は16日の定例記者会見で、沖縄振興に関連して「カジノを沖縄で特区でやればいい。膨大な雇用と収入が起きる。観光沖縄の目玉でやればいい」と述べ、沖縄へのカジノ特区導入を提案した。与党幹部によると、亀井氏は11日の与党3党首会談でも提起、鳩山由紀夫首相も理解を示したという。平野博文官房長官は16日の会見で、亀井氏から沖縄振興としてカジノ特区構想の提案を受けたことを明らかにした上で、「一つの雇用や経済対策という話だと承っている」と述べた。【琉球新報電子版】

我が国で合法賭博が存在するわけ

2009年11月15日 03:56 カジノ合法化に関する100の質問

 ここ数日の投稿で日本の賭博事業運営のあり方について言及しているが、皆様の中では「そもそも法律で賭博が禁じられてているはずの我が国においてなぜこのように沢山の賭博業態が存在するのか?」と素朴な疑問をお持ちになった方々もいらっしゃるのではないか?今回は、その点について少しまとめてみようと思う。

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 我が国の刑法は以下のように明確に賭博を禁じている。

 第百八十五条【 賭博 】

 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

 第百八十六条【 常習賭博及び賭場場開帳等図利 】

 第一項 常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。

 第二項 賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

 第百八十七条【 富くじ販売等 】

 第一項 富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処する。

 第二項 富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

 第三項 前二項に規定するもののほか、富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。

 上記条文に基づけば、我が国の刑法は競馬、競輪のような公営競技から、宝くじやナンバーズのような富くじ形式のものまで、すべての賭博を禁じている。しかし、それでもなお我が国でこれほど沢山の賭博事業が合法的に存在しうるのは、刑法に以下のような規定があるからである。

 第35条【正当行為】 法令又は正当な業務による行為は、罰しない。

 難しい専門用語を使えば「違法性阻却事由」と呼ばれるのだが、ザックリと解説すると、刑法とは別に作られた法律が刑法の定める「賭博禁止」という原理原則を上回る公益性があると認めた場合に限り、我が国では賭博行為が罰せられないということ。宝くじ、競馬、競艇など我が国で合法的に存在する賭博はすべて、その公益性を定めた特別な法律が個別に定められており、その範囲において合法的にそれを運営できるのだ。

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 「我が国では刑法でギャンブルが禁じられている」

 上記のような表現を好んで使う方がいらっしゃる。それはもちろん正しい。しかし、より正確な表現を使うならば以下のようなものとなる。

 「我が国では、法でそれを上回る公益性が認められていない限り、刑法でギャンブルが禁じられている」

 もし我が国でカジノを合法化するのならば、必ずその公益性を示す特別な法律を作る必要が出てくる。それこそが現在、民主党、自民党がそれぞれ個別に準備を進めているカジノ法案。そして、そこに期待される公益性は、以前の投稿で示したとおりだ。 ↓ 「何故、いまカジノなのか?

ハウステンボス「カジノ特区」構想、国が不採用

2009年10月17日 読売新聞

 長崎県佐世保市などが構造改革特区として、国に提案していた同市の大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB)に外国人専用カジノを設置する「カジノ特区」構想が採用されなかったことが16日、わかった。

 カジノ特区は長崎、佐賀両県の7市と佐世保商工会議所など計9団体が6月末に提案。各省庁とはこれまでに計2回、意見交換を行っていた。

 佐世保市によると、総務省や法務省など関係する4省庁から14日付で回答があった。法務省はカジノ構想について、特区としての対応ができないことを示す段階の「C」と答え、他の3省庁は「幅広い国民的議論が必要」などとして、判断できないと回答したという。

 最終回答かどうかを同市が内閣官房に確認したところ、「これ以上の方針を示すことはない」との見解が示されたという。

 採用が見送られたことについて、同市政策経営課は「刑法の賭博罪との関連をクリアできなかった。ただ、その問題を解決する特別法も提案しており、継続審議ととらえている」と話している。

「裏パチ」を全国初摘発 警視庁

2009.10.15 MSN産経新聞

 東京・道玄坂のビルの一室で違法なパチンコ・パチスロ店を経営したとして、警視庁保安課などは常習賭博の現行犯で、東京都渋谷区道玄坂の賭博店の自称責任者、寺社忍容疑者(36)=新宿区中落合=ら従業員の男5人を逮捕、賭博の現行犯で52〜22歳の客の男女12人=11人は釈放=を逮捕した。

 同課によると、客の勝ち点に応じてその場で現金を支払う「裏パチ」と呼ばれる違法パチンコ店の摘発は全国初。パチンコよりパチスロの方がもうけが大きかったが、寺社容疑者は容疑を認め、「パチンコもやりたい客がいるから置いていた」と話している。

 逮捕容疑は、14日午前0時半ごろ、店内にパチンコ機15台、パチスロ機24台を設置し、客に賭博をさせたとしている。

 同課によると、同店は今年4月から営業を始め、パチンコは1点4円か8円、パチスロは40円で換金していた。1日に約30人の客が訪れ、利益は約8千万円に上るとみられる。

車内放置死:重過失致死容疑で両親を書類送検 新潟

2009年09月18日 毎日新聞 地方版

 新潟県三条市で6月に男児2人が乗用車内に放置され死亡した事件で、県警三条署は18日、同県長岡市に住む父親(34)と母親(28)を重過失致死容疑で新潟地検に書類送検した。

 送検容疑は、6月21日午前5時半ごろ、当時住んでいた自宅アパート前の駐車場に止めた乗用車内に就寝中の長男(1)と次男(生後11カ月)を残し、熱射病で死亡させたとしている。

 同署によると、事件当日は家族4人で東京都内に車で旅行に行った帰りで、男児2人が後部席のチャイルドシートで寝ていたため、両親はそのままにして部屋に入った。同日午後0時半ごろ、母親が様子を見に行き、異変に気づいた。救急隊員が駆けつけた時は2児とも意識がなかったという。新潟地方気象台によると、この日の三条市内は午後0時半に気温27・8度を記録していた。【畠山哲郎】

パチンコ店幼児放置死:事件を受け実験 後部座席、2時間で41度に /秋田

2009年09月10日 毎日新聞 地方版

 ◇秋田の商業施設

 8月下旬に由利本荘市のパチンコ店駐車場で車内に生後11カ月の乳児が置き去りにされて死亡した事件を受けて9日、子供を車内に放置しないよう呼びかけるキャンペーンが秋田市の商業施設であった。

 主催したのは、児童虐待の相談対応や駅周辺の巡回などにあたる県警少年課のチャイルドセーフティセンター。用意した車を使い、車内の温度変化を計測する実験があった。

 この日午前は青空が広がったものの涼しい風が吹く秋らしい天気で、秋田地方気象台によると実験の始まった午前10時の秋田市の気温は22・3度。だが窓を閉めた車内のダッシュボード部分は日差しを受け、計測開始時の29・0度が15分後には44・5度に上昇。後部座席の日陰部分も28・0度から36・0度になった。さらに正午にはダッシュボードで57・0度、後部座席も41・0度に達した。

 またセンターのスタッフら35人が店舗の出入り口で、買い物客に「子どもを車に残さないで」と書かれたビラ約500部を配った。

 県警生活安全部少年課の石井伸一企画係長は新潟県で6月に自宅前に駐車した車内で乳幼児が2人亡くなった事件を挙げ「パチンコをする人だけの話ではないと知ってもらいたい」と訴えた。

 1歳3カ月の孫と買い物に来た同市の主婦(62)は「小さい子は助けを求めることができない。保護者がしっかり面倒を見てあげないとかわいそうだと思った」と話した。【坂本太郎】

男児死亡:パチンコで車内に放置…容疑の母親を逮捕 秋田

2009年08月27日 毎日新聞 地方版

幼児が死亡する事件があったパチンコ店の駐車場=秋田県由利本荘市上大野で2009年8月27日、小林洋子撮影

 秋田県由利本荘市のパチンコ店駐車場で生後11カ月の乳児が車内に放置され死亡した事件で、県警由利本荘署は28日、母親の同県にかほ市象潟町浜山、主婦、堀淳子容疑者(31)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は27日午前10時すぎから約3時間、車内に長男龍成(りゅうせい)ちゃんを放置して死亡させたとしている。龍成ちゃんは脱水症状を起こしたとみられる。

 秋田地方気象台によると、27日の現場付近の天候は曇りがちだが日が差すこともあり、気温は29.3度まで上がった。【小林洋子】

08年度パチンコ関連機器の市場規模は1兆2981億円

2009年08月24日 月刊グリーンべると

 (株)矢野経済研究所は8月19日、「パチンコ関連機器市場に関する調査結果2009」のサマリーを公表。同調査は今年5月から7月までの2ヶ月間実施され、調査対象は遊技機メーカーや周辺機器メーカー等。同社専門研究員による直接面談や電話、ヒアリング等で行われた。

 同社によると、08年度のパチンコ関連機器全体の市場規模は1兆2981億円で、前年度比14.8%減のマイナス成長となった。ふた桁マイナスとなった要因として「数年来、市場規模が減少傾向にある中で、パチスロ関連機器の落ち込みが特に響き、その傾向が特に顕著であった」とする。

 遊技機分野では、パチンコ機が前年度比5.2%増の9005億円となったものの、パチスロ機が同51.6%減の2423億円と半減。パチスロ機の落ち込みが激しく、同社は「04年の遊技機規則改正に伴い、ギャンブル性が大きく規制されるようになったが、その影響が08年度に一気に現れた」と指摘する。

 一方、周辺機器分野は前年度比6.3%減の1552億円と微減となったが、「05年あたりから急激な規模縮小に歯止めが効かない状況である。また、この現状が底とは決して言えず、今後も縮小する可能性がある」と見方は厳しい。しかし、その中でもパチンコ増台の影響から「玉補給システム」と「台間玉貸機」の2分野は堅調で、「玉補給システム」は横這い、「台間玉貸機」は前年度を上回った。

 最後に同サマリーでは、「遊技機関連機器(周辺機器)分野での“好材料”はパチンコ機特需とも言うべきもののみであり、その継続性には期待し難い。今後も遊技場関連機器分野の不調は続くものと予測する」としている。

ファンを引きつける接客、モチベーションを語る

2009年08月21日 月刊グリーンべると

 (株)ピーマップスでは8月20日、都内で機械勉強会を開催した。

 今回は特に未体験、スリープユーザーに対する訴求やスタッフのモチベーションアップについて力点をおいた内容。

 第1部では(株)エンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏社長が、パチンコ店が嫌がられる理由として「怖い」「くさい」「うるさい」「お金がかかる」の4点を提示し、こうした悪いイメージをいかに払拭していくかが重要だと強調した。また、こうした問題が改善されても、それがユーザーに伝わりにくいという現状も合わせて報告。

 「30代以上の半数以上はパチンコ経験があり、スリープユーザーの3分の2は条件が整えば遊技を再開していいと考えている。この層をいかに取り込むかがカギだ」と力説した。

 また第4部では(株)I&Mタヤマ学校の山口憲彦塾頭が、 「人は『認められたい』という欲求を持っている。相手のどこを認め、自分のどこを認めてもらうのか。何を目指すのかを明確にするのが大切」

 とモチベーションについて語るとともに、リーダーの資質について、 「リーダーには率先垂範が求められる。ポジションパワーによる強制では理念の構築は出来ない。説明ではなく、伝えることが必要だ」と訴えた。

 この他(株)光球遊の佐藤啓介氏が遊技機の不正品、特に不正ICチップの実態について説明。また、ピーマップス・本田正豪氏による最新機種のゲージ解説が行われ、特に佐藤氏は最新の不正ICチップについて「クオリティが上がっており判別が難しくなっている。見抜く為には最新の情報を入手し、どの部分に手が加えられるかを予め知っておくことが不可欠だ」と警告した。

参加人口やや持ち直す〜レジャー白書2009

2009年07月30日 月刊グリーンべると

 財団法人日本生産性本部・余暇創研では7月30日、都内で「レジャー白書2009」を発表した。

 パチンコ参加人口は1580万人で前年に比べ130万人の増加。一方で市場規模(貸玉総額)は21兆7160億円と引き続き縮小しており、低貸玉営業がファンのつなぎ止めに一定の役割を果たしている現状が、同白書からも指摘される結果となった。

 また、年間費用(12万2900円)、年間活動回数(29.6回)はいずれも過去10年で最大。低貸玉営業が普及する一方、一部ファンのマニア化が進行しているとも推測される。

 なお、今回のレジャー白書では「不況下のレジャー・フロンティア」をテーマに、特にシニア層、女性層を取り込もうという動きを紹介。経験、コラボレーションといったキーワードから新レジャー創出の可能性に言及した。

和遊協「福祉施設寄贈事業」が社会貢献大賞に

2009年07月23日 月刊グリーンべると

 全日本社会貢献団体機構(塩川正十郎会長、平山郁夫名誉会長)は7月16日、名古屋市内のホテルで第4回社会貢献大賞表彰式および平成21年度助成金贈呈式を開催した。

 社会貢献大賞の表彰式では、全日遊連傘下組合から申請があった計90件の活動のなかから大賞を含む全7賞を表彰。栄えある大賞には、和歌山県遊技業協同組合(藤田昌之理事長)が1990年から実施している「福祉関係施設への備品等寄贈事業」が選ばれた。福祉活動の重要性・必要性を認識し、90年に社会福祉法人・和遊協社会福祉事業協力会の認可を受けて以降、県下の知的障害者施設や保育所等を対象に、施設が必要としている耕転機、空き缶圧縮機、オゾン水生成装置などの物品を寄贈してきたことが高く評価された。和歌山県遊協による物品等の寄贈は金額にして累計5億2000万円を超えているという。

 また平成21年度の助成事業として、計27件に総額6695万円を助成。全日遊連の原田實理事長などが各団体代表者に目録を贈呈した。今年も例年と同様、「学術・文化の振興事業」、「命を大切にする研究・事業」、「子どもの健全育成支援事業」のほか、特別助成としてぱちんこ依存問題に関する相談および回復支援事業をおこなうリカバリーサポート・ネットワークが助成対象先となった。

 全日本社会貢献団体機構は、全国各地で様々なかたちで行われているパチンコ業界の社会貢献活動を広く一般社会に知ってもらうことを目的に、05年12月に全日遊連の関連団体として設立。会長に元財務大臣の塩川正十郎氏、名誉会長にユネスコ親善大使の平山郁夫氏など、役員には各界有識者が名を連ねている。

パチスロ不正で神戸のパーラー企業部長ら逮捕

2009年07月15日 月刊グリーンべると

 兵庫県警生活環境課と東灘署などは7月9日、パチスロ機のボーナス確率を不正に変更した風適法違反(遊技機の無承認構造変更)の疑いで、神戸市東灘区のパーラー《パーラーケイワン》の営業部長、大泉明久容疑者(50)ら3人を逮捕した。産経新聞などの各紙が報道した。

 調べでは、2007年7月〜09年7月にかけて、同店のパチスロ機計6台に県公安委員会の承認を得ずに出玉率を不正に変更するためのロムをつけるなどした疑い。大泉容疑者は容疑を認めているが、残りの2人は否認しているという。

県内企業倒産、69%増の112件 今年上半期

2009年07月11日 岐阜新聞

 帝国データバンク岐阜支店がまとめた今年上半期(1〜6月)の県内企業倒産(負債額1千万円以上、法的整理を集計)は、件数が前年同期比69・7%増の112件、負債総額も同約2・8倍の409億7300万円と著しく増加した。

 負債10億円以上の大型倒産は、パチンコ店、ゴルフ場経営の企業など6件発生した。1億円以上10億円未満の中規模倒産は54件、1億円未満の小規模倒産は52件で、小・中規模倒産の増加が目立った。

 業種別では建設業が32件で最多。次いでサービス業が21件、製造業と卸売業が各18件、小売業15件など、幅広い業種にまたがった。要因の内訳は販売不振が91件、輸出不振が1件、業界不振が4件など不況型の倒産が計97件と最も多く、全体の86・6%を占めた。

消防庁、パチンコ店に緊急点検を指導

2009年07月07日 月刊グリーンべると

 消防庁予防課は7月6日、大阪市此花区のパチンコ店で火災が発生し死者4人、負傷者19人の被害者が出たことを踏まえて、全国各地のパチンコ店に対し、防火・安全対策の緊急点検を指導するよう都道府県や政令市などに通知した。

 また、同事件が放火による火災の可能性が大きいことから、避難口方向の見通しや死角となる部分が少なくなるような対策、従業員や警備員による巡回強化などの放火火災防止対策も各店に指導するよう求めた。

 さらに、全日遊連では7月6日、今回の事件を踏まえ、各都府県方面遊協に対して、「ホールにおける防火対策の徹底について」の文書を緊急通達。各ホールにおける防火対策の再確認や見直し等を徹底するよう要請した。

【衝撃事件の核心】幻の爆発力! 街から消えたパチスロ「4号機」が続々と…「行列のできる」店舗摘発

2009.06.20 MSN産経新聞

パチスロ4号機を使った賭博店の摘発が相次ぐ東京・新宿の歌舞伎町

 「過激すぎる」ことを理由に、平成19年に全国の街から消えた「4号機」と呼ばれる一連のパチスロ機が最近、思わぬ場所で姿を現している。繁華街にある違法賭博店が、刺激が忘れられない若者らを狙って4号機を集客の“目玉”として店に並べ、次々と警察に摘発・押収されているのだ。東京・歌舞伎町には「行列のできるパチスロ店」と呼ばれる違法店まで登場。業界関係者は「4号機は大当たりの爆発力がすごく、今でも潜在的なファンが多い」と指摘する。現行の5号機と一線を画す幻のパチスロ機の実態とは…。

2交代制、見張り…これが違法パチスロ店の実態だ

 色とりどりのネオンが連なる歌舞伎町2丁目。街のシンボル的な存在だった演歌の殿堂・新宿コマ劇場(閉館)や、歌舞伎町のマンモス交番にほど近い雑居ビルの地下1階で、賭博店「レインボー」は営業していた。

 5月10日午前2時ごろ。

 終電が過ぎても“不夜城”は人通りが絶えない。警視庁保安課の捜査員らがレインボーに踏み込むと、17人の男たちが一心不乱にパチスロ機を打っていた。

 捜査員は常習賭博の疑いで、37歳の在店責任者とホール担当の3人、見張り役の「シキテン」と呼ばれる男の計5人を現行犯逮捕した。17人の客のうち15人が釈放されたが、賭博の疑いで2人が現行犯逮捕された。

 店には67台もの4号機が置いてあった。予備機も13台あり、警視庁はこの日、全国最多となる計80台を押収した。「4号機」とは特定の機種ではなく、同じシステムを持つ一連の機種を合わせた呼び名で、レインボーには「吉宗」「北斗の拳」など、往年の人気タイトル47種がそろっていたという。

 警視庁保安課によると、レインボーは2月に開店。風俗店でチラシを配るなどして宣伝し、午前10時から午後8時と、午後10時から午前8時の「2交代制」で営業していた。「開店前に行列のできるパチスロ店」として業界では有名な存在だった。

 昨年10月にも、レインボーから200メートルほど離れた歌舞伎町1丁目の賭博店「ひばり」を保安課が摘発。ここにも「4号機」20台が設置されていた。ほかにも1月に豊島区南池袋で31台を設置した店が摘発され、2月にも札幌・ススキノの店で36台が押収されるなど、全国で「4号機賭博」の摘発・押収が相次いでいる。

 パチスロ業界の関係者によると、4号機を集客の目玉にしたこうした賭博店は、1年ほど前から全国の繁華街にじわじわと広がっているという。

 捜査関係者によると、こうした店は音が外にもれないようドアなどを閉め切っており、入り口には見張りのシキテンが立っていることが多い。監視カメラをつけたり、窓をベニヤ板で覆うなどして、中の様子がばれないよう気を使っているという。

もともとは全国で稼働「1時間で10万円」

 警視庁保安課の幹部は「客は『4号機が打てるなら行く』という人たちばかり」と話す。その魅力の秘密は何なのだろう。

 4号機は、もともとは合法のパチスロ機として、平成19年まで、全国各地の店舗で一世を風靡(ふうび)していた。人気を博したのは、そのギャンブル性の高さが理由といわれている。

 人気サイト「チャーリー・ロドリゲス・湯谷のパチンコ、パチスロラブマシーン」を運営するピーアールシー社代表、中田藤生さんは「パチスロは国家公安委員会が定める遊技機規則に基づく試験に合格しなければ設置ができないが、4号機は、規則の『より広義な解釈』で生まれた。1回のBB(ビッグボーナス=大当たり)で獲得できるのは最高771枚で、1時間に5000枚獲得できる機種もあった」と解説する。

 パチスロの「基本」をおさらいしておこう。遊ぶにはメダルが必要で、通常、プレーヤーは1枚20円で購入する。メダルは直接現金化できないが、1回店内で景品に交換し、それを店外の所定の場所で「売る」ことによって、実質的に換金できる仕組みとなっている。ちなみにパチンコもシステムは同じで、通常の場合、玉は1個4円で購入する。

 換金率は店ごとに異なり、メダル1枚を買値と同じ20円で「換金」できるシステムは等価交換と呼ばれる。つまり、4号機の1回の大当たりで得られる「771枚」というのは、等価交換のお店であれば、1万5400円に換金できることを意味する。1時間に得られる「5000枚」は10万円のことだ。

 一方、現行の5号機は、1回のBBで6000円から6400円にあたる平均300枚〜320枚程度獲得できる機種が現在は増えている。「爆発力」では、かなり見劣りがするといえるだろう。

 とはいえ、4号機が街からなくなったことにも相応の理由がある。「当たらなければ、速い人だったら1時間で3万円が消える」(パチスロ業界関係者)というように、はずれるときのダメージも大きいのだ。

 パチスロにのめり込んだ若者の借金問題がクローズアップされたり、駐車場の車内で置き去りにされた子供が死亡する事件が起きて社会問題化した経緯を受け、4号機は警察庁の通達により、19年7月までに撤去されることが決まった。後継の5号機では、メダルの獲得枚数やゲーム性に厳しい制限がついたので、ギャンブル性は落ちた。

 ただでさえ過激な4号機だが、歌舞伎町の「レインボー」ではメダル1枚を一律20円とはせず、40円、100円のレートでも客に遊ばせていたという。

5号機に業界苦戦、利益は3、4割?

 「本業が苦しく、闇のパチスロを始めた」

 常習賭博容疑で摘発された歌舞伎町の「ひばり」の経営者だった男(43)は、警視庁の調べに対してこう供述したという。男はもともと、中古パチスロ機を販売する会社の社長を務めていた。

 街に大型店が並ぶ光景からは想像しづらいが、パチスロ業界の苦境は現在、深刻化している。「パチスロを設置する店は、5号機になってから売上高が4号機時代の5、6割程度に、利益も3、4割に減少したといわれており、新台が売れない状況がおきている」(中田さん)。

 パチスロ愛好家の男性(36)は「4号機は研究すればするほど勝率が上がり、1000円で20万以上を稼ぐ一獲千金の夢があった。5号機はテクニック無用の運任せ。『細く長く遊ぶ』ことに主眼が置かれており、バカバカしくてやっていられない」と4号機と5号機の違いを語り、こう付け加えた。

 「お金のためだけではなく、ゲームとして面白いので、今でも4号機をやりたくなる。4号機で遊べる違法店があれば、行ってみたくなるのが人情だ」

どこから調達? 浮かぶ「闇の市場」

 それでも、「どうしても4号機を打ちたい」というファンが、合法的に打つ方法もある。中古台の一部はゲームセンターに転売され、改造されて置いてあるのだ。このほか、個人でも「おもちゃ」として購入できる。人気機種でなければ1台1万円程度が相場だが、当然のことながらいくらメダルを出しても換金はできない。

 違法店で稼働している4号機については、捜査当局も入手先を解明できておらず、“闇の市場”があるとみられている。

 「ひばり」の事件では、経営者の男がもともと中古パチスロ機を扱う仕事をしており、その台の一部を店に並べていたが、こうしたケースはあくまで特殊だと捜査関係者は指摘する。

 警視庁保安課の幹部は「4号機を流すブローカーがいる限り、裏スロ店はなくならない。こうした闇の市場の取り締まりを強化していきたい」と、まん延化してきた違法店の撲滅には“元を絶つ”必要性があることを強調している。

岐阜県遊協もスタート賞球数の多い遊技機等を要望

2009年06月03日 月刊グリーンべると

 岐阜県遊技業協同組合(大野春光理事長)は5月12日付で、パチンコ・パチスロ各メーカー等に対して、スタート賞球個数ならびに大当たり出玉数の多いパチンコ機製造を要望する文書を提出した。すでに東京都遊協が4月1日付でスタート賞球個数の多い遊パチ等の製造を求める要望書をパチンコ機メーカーに提出しているが、岐阜県遊協もこれに賛同する形で要望事項を追加した。

 要望事項は以下の2点。 (1)パチンコ機におけるスタート入賞口の賞球個数を現在の3個も維持しつつ、5個から6個賞球の機械の製造もお願いしたい。 (2)1種における1回の大当たりの(遊パチ省く)総出玉数(T1Y等)を旧来の1800個前後まで戻していただきたい。

 要望の趣旨として、客単価の上昇や深いハマりによって遊技客の来店頻度が減少し、低貸玉営業を選択せざるを得ない現況や4円営業の形態そのものの継続が困難をきたす事態も予想される点などを挙げている。

日工組がICタグ封印シール貼付を義務付け

2009年06月01日 月刊グリーンべると

 日本遊技機工業組合(日工組)では4月1日以降に型式試験申請したパチンコ、パチスロ機全てにセキュリティ強化を目的としたICタグ封印シール貼付を実施していることを明らかにした。

 封印シール貼付は2007年秋より三洋物産が先行する形で実施しているが、日工組では「不正改造されにくく、不正を発見しやすい遊技機づくり」の一環として、昨年12月に全組合員がシール貼付を義務付けることを決定。同月より封印シールの発給業務をスタートしている。

 封印シールは主基板ケースの上蓋、下蓋を合わせる部分に1カ所貼付。シールによりID番号と主基板の「紐付け管理」を行い、ICリーダーを通じてパソコン上での管理が行えるなどパーラーでの点検確認がしやすくなる点が大きな特長となる。ただし現時点では「ICリーダーの販売チャンネル、価格は未定」(中川尚也事務局長)となっており、日工組では早期導入に向けた協議を行う方針という。

店舗減に底打ち感? 純減数が初の一桁台

2009年05月25日 月刊グリーンべると

 全日遊連が毎月実施している「組合加盟店舗実態調査」の4月末現在の状況が5月20日に報告され、「廃業店舗数」から「新規店舗数」を差し引いた月次の「純減店舗数」が調査を開始した07年1月から初めて1桁台の9になっていたことがわかった。

 同月末現在の加盟店舗数は前月比マイナス2店舗の1万1838店舗。前月比の減少幅も調査開始からもっとも小さくなるなど店舗数の減少に底打ち感が見え始めている。店舗数の前月比マイナスが一桁となるのは昨年12月のマイナス3店舗に次いで今回で2回目。純減店舗数がもっとも大きかったのは07年6月のマイナス109店舗。店舗数の前月比マイナスが最悪だったのは07年6月のマイナス139店舗だった。

 一方、今年4月末現在の遊技機の設置台数は、パチンコ機は前月比プラス2万5304台の287万7879台。パチスロ機は同マイナス1万4894台の132万5759台。パチンコ機の前月比プラスでは調査開始から最大の増え幅が記録された。

全日遊連、2つの軸点から消費税問題を協議

2009年05月25日 月刊グリーンべると

 将来的に税率アップが確実と見られる消費税をめぐって全日遊連が「経営的な対応」と「システム的な対応」の2つを軸点に協議を重ねていることがわかった。5月20日の定例会見で明らかにされた。

 今後税率がアップすると現行の内税方式では玉貸時の本体価格が実質的に引き下がることになる。たとえば現行の5%では玉1個4円の貸玉料金に対して本体料金は3.81円だが、7%になると本体価格は3.78 円、0.03円(3銭)分の実質値下げになるためで、遊技料金に消費税分を上乗せる「外税方式」がかねてから検討課題にのぼっていた。

 ただこの場合、問題になるのは遊技料金への具体的な上乗せ方法だ。これまでのところ支払い求める料金は変えずに貸玉(メダル)数を減らすやり方が有力視されているが、貸玉(メダル)数を減らさずにカード等の記録媒体を介して消費税を徴収する方式が提案された経緯もあった。

 20日の会見で担当の青松副理事長は、遊技料金の上乗せに対応した新たなシステムの導入での対応(システム的な対応)を基本線とするのか、それともシステムの導入を考える以前に、金をかけずに経営的な努力で対応(経営的な対応)することはできないのか、この2つの線から現在同時に検討を進めていると説明した。

どもの車内放置 昨年度は32名を救出

2009年05月14日 月刊グリーンべると
 

 全日遊連は5月13日、平成20年度の「子ども車内放置事故未然防止事案」に関するプレスリリースを発表した。

 これは全日遊連加盟パーラーにおける駐車場の巡回などの対策を実施した結果、県遊協経由で全日遊連に報告された未然防止事案をまとめたもの。報告件数は18県遊協から計28件にのぼり、あわせて32名の子どもたちを救出していたことがわかった。

 放置した保護者は20代から30代の父親と母親に多い傾向がみられるが、50代の祖母、60歳前後の祖父、50代の祖父が放置していたケースがそれぞれ1件ずつ、また30代の母親と一緒に来ていた60歳の祖母が放置していた事案1件も報告されている。

 報告件数がもっとも多かった月は5月の9件。以下、6月と9月が4件、9月3件、4・7・12月が2件、1・3月が1件となっている。

バット振り回しながら近づき現金強奪 パチンコ景品所の女性襲撃男逮捕

2009.05.13 MSN産経新聞
 

 埼玉県警川越署は13日、強盗の疑いで、川越市脇田町の無職、竹口友弘容疑者(28)を逮捕した。

 川越署の調べでは、竹口容疑者は3月27日午後10時45分ごろ、川越市南大塚のパチンコ店駐車場で、帰宅しようとした景品交換所の女性店員(59)にバットを振り回しながら近づき、現金約7万円入りの手提げバッグを奪った疑いが持たれている。

 川越署によると、竹口容疑者が逃走に使ったワゴン車のナンバーの一部を女性が覚えていた。竹口容疑者は、「借金があり、金がほしかった」と供述しているという。

パチンコ店強盗:強盗致傷容疑で外国人5人逮捕−−県警 /滋賀

2009年05月13日 毎日新聞 東京朝刊

 県警捜査1課などは13日、ブラジル国籍の住所不定、エリトン・フランシスコ・デ・オリベイラ容疑者(30)ら外国籍の5人を、強盗致傷の疑いで逮捕したと発表した。同課は、5人は犯行を認めているとしている。

 5人の逮捕容疑は、昨年6月23日未明、共謀して豊郷町安食西のパチンコ店「トップワン豊郷店」の駐車場で、金品を奪う目的で清掃作業員の60歳代の男性を殴るけるなどし、軽傷を負わせた、とされる。抵抗され、何も取らずに逃走したという。

 一方、湖南市内のパチンコ店では昨年8月、店員らがバットで殴打されて重傷を負い、現金800万円が奪われた強盗致傷事件が発生。同課は同グループと関連があるとみて調べている。【後藤直義】

賠償訴訟:勝てぬ「パチンコ攻略法」は詐欺 165万円の賠償命令−−東京地裁

2009年05月13日 毎日新聞 東京朝刊

 パチンコ攻略法の情報料を支払ったのに全く効果がないとして大阪市の専門学校に通う女性(31)が情報提供会社「ビジネスサポート」(東京都渋谷区)に約165万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、請求通りの支払いを命じた。

 熊谷光喜裁判官は「欺まん的商法で金をだまし取った」と認定した。

 判決によると女性は07年8月、同社従業員から電話で「パチンコで稼ぐ方法がある」と勧誘されて会員になった。郵送で「誰でも簡単にできる」と特殊な打ち方などの説明が届き、情報料などとして計約150万円を振り込んだが、実行しても効果はなく返金を求めても拒まれた。

 熊谷裁判官は「実際には何の価値もないのに、有効なパチンコ攻略法があるかのように装った」と指摘した。【伊藤一郎】

警視庁、歌舞伎町の「闇スロ」繁盛店を摘発

2009年05月12日 月刊グリーンべると
 

 産経ニュース電子版は5月11日、東京・新宿歌舞伎町で違法営業していた通称・闇スロ店が、常習賭博の現行犯で摘発されたと報じた。摘発は前日10日午前2時ごろだった模様。

 報道によると現行犯逮捕されたのは闇スロ店《レインボー》の店舗責任者ら従業員の男5人と客の男17人。同課は過去最多となる80台の4号機などパチスロ機を押収した。

 同店は4号機の設置期限直後の2007年10月から営業していたとみられている。同店には一日約40人の客が訪れるなど「行列のできるパチスロ店」として有名だったという。

パチスロ15台に裏ロム 下関のP店が許可取消

2009年05月11日 月刊グリーンべると
 

 山口県公安委員会は5月7日、下関市内の《パーラーABC》の営業許可を取り消したと発表した。5月8日付山口新聞(電子版)など数紙が報じた。

 報道によると今回の許可取消処分は裏ロム使用による遊技機の不正改造に対するもの。同店はすでに風営法違反の罪で罰金刑を受けていたという。

 摘発のキッカケは昨年12月に行われた遊技産業健全化推進機構の立入検査。同店では2007年夏ごろから摘発される昨年暮れまで約1年半にわたりパチスロ15台に裏ロムを使用していた模様。

提訴:営業許可取り消しを 貝塚の住民、パチンコ店巡り /大阪

2009年05月10日 毎日新聞 地方版
 

 貝塚市のパチンコ店が開発許可を受けずに建設するなど、不正に営業許可を取得したとして、近くに住む無職の男性(72)が8日、府公安委員会に営業許可の取り消しを求める行政訴訟を大阪地裁に起こした。同店を巡っては、がれき類の混じった残土(産業廃棄物)を不法投棄したとして、この男性が3月、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で大阪地検特捜部に刑事告発するなど、住民側との対立が続いている。

 訴状によると、パチンコ店は貝塚市の工場跡地に建設され、3月6日、府公安委の営業許可を受けた。男性側は、パチンコ店経営会社が建設の際、のり面の切り下げなど土地の区画形質を変更したのに開発許可を得なかった▽建設現場から収集した産廃を泉南市に不法投棄した−−などの理由から、営業許可の不正取得にあたると主張。風営法に基づき許可取り消しを求めている。

 パチンコ店の経営会社(大阪市中央区)は「適法に処理しており問題はない」としている。【藤田剛】

朝来・パチンコ店窃盗容疑の男 大阪府内で逮捕

2009/05/05 神戸新聞
 

 朝来市和田山町桑原のパチンコ店から現金約八百万円などを盗んだとして、大阪府警高槻署は四日、窃盗の疑いで自称大阪府高槻市の作業員村井政雄容疑者(61)を逮捕、身柄を朝来署に移した。

 逮捕容疑は二〇〇三年六月三十日、勤務していた同パチンコ店で、開店前に金庫から約八百万円を盗み出し、店長が管理する乗用車を奪って逃げた疑い。朝来署が指名手配していた。

 同署によると、四日午後、高槻署員が高槻市内の路上で村井容疑者を発見。容疑を認めているという。

諏訪市のパチンコ店トイレに県警巡査長が拳銃置き忘れ

2009年05月04日 信濃毎日Web

 県警監察課は3日、本部機動捜査隊所属で伊那署内の南信分駐隊に勤務する男性巡査長(27)が2日夜、諏訪市内のパチンコ店のトイレに拳銃と手錠を入れた収納ケースを置き忘れたと発表した。巡査長は3日朝に紛失に気付き、店で保管していたケースを諏訪署員が回収。拳銃には実弾5発が入っていたが、使用された形跡はなかったという。

 同課によると、諏訪市内で別の男性機動捜査隊員とともに窃盗事件を捜査していた巡査長は2日午後10時ごろ、体調を崩してパチンコ店のトイレ個室を借用。ベルト付きの収納ケースを腰から外し、個室の棚に置いたが、そのままトイレから出たという。

 巡査長は3日朝、伊那署に戻った際に紛失に気付き、諏訪署に連絡。同日午前9時ごろ、同署員が店に電話で問い合わせたところ、店員がケースを発見して保管していることが判明、回収したという。ケースは外見上、拳銃などが入っていることは分からないとしている。

 巡査長は「腹の調子が悪く慌ててトイレを借り、忘れてしまった」などと話しているという。県警の小林康洋・監察課次長は「警察が拳銃という危険な物を託されていることを踏まえ、調査をした上で厳正な処分を検討したい」としている。

「パチンコ店で現金奪われた」とうそ、届け出の主婦書類送検へ

2009年05月04日 読売新聞 YOMIURI On-Line
 

 2日午後9時頃、久留米市田主丸町の主婦(30)が「パチンコ店の景品交換所で、背後から刃物を突きつけられ、現金4万2000円を奪われた」とうきは署に届け出た。同署が強盗事件として調べたところ、主婦のうそだったことが分かった。同署は軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで主婦を書類送検する方針。

 同署によると、被害額など主婦の話が変わるため追及したところ、「うそです」と認めた。主婦は「パチンコで負け、夫に知られるのが怖かった」と供述しているという。

流山のパチンコ店に3人組強盗 従業員2人軽傷

2009.05.04 MSN産経新聞

 4日午前0時50分ごろ、千葉県流山市木のパチンコ店で、男性従業員2人が店を閉めて帰宅しようと店舗裏口を出たところ、待ち伏せていた3人組がナイフを突きつけて携帯電話を奪い、「おとなしくしろ。店の鍵を開けろ」と脅して事務所に押し入ろうとした。

 1人の従業員(46)=流山市=はすきを見て事務所に逃げ込んだが、ナイフで切りつけられ、左手小指に軽傷。別の従業員(37)=同県松戸市=は建物脇のフェンスを乗り越えて逃げようとしたものの、3人組に引き落とされて腰や首に軽い打撲を負った。

 ドアの開け閉めで警報装置が作動し、ブザーが鳴ったため3人組は逃走。流山署は強盗傷害容疑で3人を追っている。同署によると、3人はいずれも身長165〜175センチの中肉で、目出し帽をかぶっていたが、性別や年齢は不明という。

強盗容疑で松山市の高校生ら3人逮捕 愛媛

2009.05.04 MSN産経新聞

 愛媛県警松山東署は3日、強盗致傷容疑で、松山市内の男子高校生(17)と同市福音寺町、建設作業員、友近健容疑者(23)ら3人を逮捕した。同署の調べでは高校生ら3人は共謀して2日夜、同市内のパチンコ店で遊戯中の同市内の男子大学生(20)を店外へ連れ出し、「金を出せ」と脅し、顔を殴るなどの暴行を加えて全治2週間のけがを負わせ、現金約6万円を奪った疑い。

パチスロでメダル盗んだ相手が非番の警官 無職男逮捕 兵庫

2009.05.03 MSN産経新聞

 兵庫県警葺合署は3日、非番でパチスロをしていた警察官から遊技用のメダルを盗んだとして、窃盗の疑いで神戸市中央区御幸通、無職、矢野徹容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は2日午後6時10分ごろ、同市中央区のパチンコ店で、同県警の巡査(23)が席を外したすきに、近くに置いてあった巡査のメダル約610枚(約1万1000円相当)を盗んだとしている。

 巡査の通報を受けて店が防犯カメラで人相をチェック。約2時間後に矢野容疑者が再び現れ、店が110番した。

滋賀県警、外国籍2人組逮捕へ 湖南パチンコ強盗傷害容疑

2009年05月02日 Kyoto Shimbun

 滋賀県湖南市のパチンコ店で昨年8月、男3人組が現金約800万円を奪い、従業員に重傷を負わせた強盗傷害事件で、滋賀県警は1日までに、別の強盗傷害容疑で兵庫県警に逮捕されたブラジル国籍の男(30)とコロンビア国籍の男(31)を逮捕する方針を固めた。

 県警によると、2人は仲間1人と昨年8月16日深夜、パチンコ店に侵入、従業員を金属バットで殴って左腕骨折の重傷を負わせ、事務所の金庫から現金などを奪った疑いが持たれている。残る1人は逃亡中、という。

 県警のこれまでの調べで、3人は目出し帽姿で店の裏口から侵入、従業員を事務所に集め、片言の日本語で金庫を開けさせた。県警は逃走した3人を追い、兵庫県警と共同捜査していた、という。

 ブラジル国籍の男ら2人は今年1月、神戸市のパチンコ店に侵入し、店内で警戒していた兵庫県警の捜査員に強盗未遂などの疑いで現行犯逮捕、起訴された。その後、3月と4月に、別の強盗、強盗傷害の疑いでも逮捕されている。

窃盗:事務所荒らしなど82件、被害363万円 容疑の男を逮捕・追送検 /福岡

2009年5月1日 毎日新聞〔福岡都市圏版〕

 県警捜査3課などは30日、福岡市を中心に事務所荒らしを繰り返したとして中央区平和3、無職、竹内大介被告(25)=窃盗罪などで起訴=を窃盗容疑などで逮捕・追送検し捜査を終結したと発表した。被害は盗みなど82件、総額363万円に上るという。

 逮捕容疑は、昨年12月28日午前1時ごろ、中央区平尾のスポーツマッサージ店に侵入し、水晶玉(5000円相当)を盗んだとしている。

 今年2月15日、会社事務所に侵入しようとしたところを警察官に現行犯逮捕された。調べの中で福岡や大野城、太宰府市などでの余罪を認めた。盗んだ現金はパチンコなどの遊興費に充てていたという。

名古屋のパーラー《モナミ》、特別清算の開始決定

2009年05月01日 月刊グリーンべると

 愛知県内で《モナミ》の屋号でパーラーを展開していたモナミ商事(株)(名古屋市中川区)が4月15日に名古屋地裁より特別清算開始の決定を受けていたことがわかった。負債は約45億円。同社はパーラー経営のほか貸しビル業も営んでいた。帝国データバンクが伝えた。

 それによると同社は2008年に入ってからパーラー各店舗を会社分割によって事業譲渡を進め、同年9月30日に株主総会の決議により解散していたという。

伊達信金職員、200万円着服 旧室蘭商工信組時代に

2009/04/29 北海道新聞

 【伊達】伊達信用金庫(楽木恭一理事長)は二十八日、男性職員(47)が旧室蘭商工信組の支店長代理だった二〇〇七年十一、十二月に顧客二人の預金計二百二万円を着服していたとして、〇八年十二月十日付で懲戒解雇したと発表した。着服金は本人と家族が返済し、刑事告訴はしない方針。

 同信金によると、職員は〇七年十一月、顧客に普通預金口座の解約を依頼され、解約した五十二万円を着服。十二月は定期預金作成で預かった百五十万円を着服、十一月に着服した顧客への解約現金に充当したという。着服は「定期預金証書が届いていない」との顧客の連絡で発覚。職員はパチンコなどの借金返済に充てたという。

 伊達信金は楽木理事長を減給5%一カ月とする処分をした。発表が解雇の四カ月後になったことを「同様の行為がないか調査していたため」と説明している。伊達信金では〇八年三月にも、旧室蘭商工信組時代に三百二十万円着服したとして別の職員を懲戒解雇している。

遊技機リサイクル協会がメーカー向け説明会

2009年04月28日 月刊グリーンべると

 一般社団法人・遊技機リサイクル協会(大城正準代表理事)は4月24日、遊技機メーカーらを対象に、協会のシステムに対する理解やパーツリサイクルの促進を呼び掛ける説明会を開催した。

 同協会のリサイクルシステムは、パーラーから排出される使用済み遊技機を協会指定のリサイクル業者が回収、処理するシステム。回収した使用済み遊技機は、部品を再利用するパーツリサイクル、分別した部品を他の素材に使用するマテリアルリサイクル、燃やして熱源として使用するサーマルリサイクル等に処理されるが、メーカーへ部品を返却しパーツリサイクルを促進することで、資源の有効活用とともに新台価格の低減化につなげようというのが狙い。

 説明会では、パーツリサイクルの一例として液晶、各種基板類、シリンダー、モーター、近接スイッチ、パチスロのリール、ホッパーなどを返却できると説明。その上で、返却部品の価格の算定方法や梱包方法などについても詳しく述べた。一方、メーカー側に対しては「返却方法について要望があれば提案してもらいたい」(同協会・岩下孝行専務理事)と提言した。

 指定リサイクル業者を代表して多摩デリバリー(株)の相沢寿記社長は「遊技機メーカーもリサイクルしやすい部材を使用するなど努力されており、これを無にしないよう我々業者はリサイクルに取り組んでいる。メーカー、リサイクル業者、協会が一体とならなければ遊技機リサイクルの前進はない」などと述べ、メーカーの協力を呼び掛けた。

09年3月末の店舗数 前年比519店舗減少

2009年04月27日 月刊グリーンべると

 全日遊連が実施している組合加盟店舗実態調査の最新データを示す今年3月末時点の状況が明らかになり、同月末現在の加盟営業店舗数が前月末より12店舗少ない1万1840店舗だったことがわかった。前年同期比では519店舗の減少だ。

 3月中の廃業店舗は前年同期比65店舗減の49店舗、今年1月からの累計は同・99店舗減の159店舗。対して3月中の新規店舗数は同・7店舗減の24店舗、累計は同・8店舗減の55店舗で、前年同期比から見た新規店舗数と廃業店舗数の累計値の開きも約4倍から約3倍に縮小している。

 一方、3月末時点の全国設置台数は、パチンコ機は前月比1万5803台増の285万2575台で前年同期比では8万2958台の増加。パチスロ機は前月比1万2947台減の134万841台で前年同期比では16万4805台の減少となっている。

現金100万円 車ごと奪われる

2009/04/27 rkb福岡&九州のニュ−ス

 きょう午前、福岡市早良区でパチンコ店の景品交換所に運ぶ多額の現金を積んだ車が、拳銃のようなものを持った男に奪われました。

 けさ10時10分ごろ、福岡市早良区小田部にあるパチンコの景品交換業者の事務所から女性従業員が車で出ようとしたところ、突然、別の車が前に割り込みました。

 この車から降りてきた男は、拳銃のようなものを突きつけて従業員を外に出させ、車を奪って南の方向へ逃げました。

 女性従業員にけがはありませんでした。

 奪われた車には、景品交換所に運ぶ予定だった100万円を超える現金が積まれていました。

 事件発生からおよそ30分後に女性従業員の車が見つかりましたが、車内には現金を入れていたかばんと数万円しか残っていませんでした。

 また、犯人が残していった車は今月、早良区内で盗まれたものとわかりました。

 逃げた男は40歳から50歳ぐらいで、黒のジャンパーとズボンを着て黒っぽい目出し帽をかぶっていたということです。

 警察は目撃者を探すなどして、男の行方を追っています。

パチンコ店駐車場で強盗未遂 松戸市

2009.04.26 MSN産経新聞

 26日午前0時25分ごろ、千葉県松戸市紙敷のパチンコ店駐車場で、帰宅しようとした従業員の男性ら4人が、ナイフを持った2人組の男に脅され、現金を奪われそうになった。従業員らが携帯電話で110番通報したため男らは逃走した。松戸署は強盗未遂容疑で、逃げた男らの行方を追っている。

 同署の調べでは、男らは仕事を終えて帰宅するため駐車場に向かった同市の私立大学4年の男子学生(21)と同市のアルバイトの男性(21)に対し、男子学生の胸ぐらをつかんで果物ナイフのようなものを突きつけ、「わかってるよな」と脅迫。現金を奪おうとしたが、車に乗り込んだ別の鎌ケ谷市の塗装作業員の男性(31)らが110番通報したことを知り、走って逃走した。男子学生らは店舗内に逃げ込むなどしてけがはなかった。

 同署によると、男らはいずれも白のマスクをしていたという。1人は30歳くらいで身長約165〜170センチ。黒っぽい服装で、灰色のニット帽をかぶっていたという。もう1人は身長約170センチでやせ形。黒っぽい薄手のセーターに黒のニット帽をかぶっていたとされる。

 同署によると、3月末にも同市高塚新田のパチンコ店で、2人組の男による同様の手口での強盗事件が発生したいい、同一犯の可能性もあるとみて調べる。

新座のパチンコ店突入:「逃げろ」店内に140人、おびえる客 /埼玉

2009年04月25日 毎日新聞 地方版

 営業中のパチンコ店に3トントラックが突っ込み炎上した。建造物損壊容疑で逮捕された男は新座署の調べに、「店とのトラブルがあった。頭にきた」と供述しているという。難を逃れた客たちは、「本当に怖かった」と青ざめた顔で振り返った。

 現場は新座市野火止8のパチンコ店「パーラー254」。鉄筋2階建て1180平方メートルのうち1階の約755平方メートルが焼け、店内には客約130人と従業員11人がいたが、けが人はなかった。

 新座署によると、男は同市野火止4、古紙回収業、玉上隆治容疑者(53)。調べに、トラックで突っ込み火をつけたことを認めているといい、現住建造物等放火容疑でも追及する。「店には何度か行ったことがある」と供述しており、店とのトラブルの有無も詳しく調べる方針。

 玉上容疑者は出入り口から、トラックでカウンター付近まで突っ込むと、可燃性の液体が入った容器を数個、車外に投げつけた。火はトラックにも燃え移り、車外に出たところを従業員らに取り押さえられたという。

 店舗2階にいた男性客は、「急に『逃げてください!』という店内放送があり、急いで1階に下りると、トラックが燃えていた。男が従業員ら数人に取り押さえられ、何かわめいていた」。2階にいた60代の女性客は「放送が聞こえ、急いで席を立つと1階が火に包まれていた。非常階段から夢中で逃げたが、本当に怖かった」と、おびえた様子だった。

 この日は休みだったが、知らせを聞いて駆けつけた従業員の女性(22)は「地元のお客さんが多く、とてもアットホームな店。信じられない」と泣きながら話した。【町田結子、平川昌範】

平成20年末の店舗数、1万3000軒を割る

2009年04月24日 月刊グリーンべると

 警察庁生活安全局保安課では4月24日、「平成20年中における風俗関係事犯等について」を公表した。

 同発表によると平成20年12月末現在のぱちんこ営業店舗数(回胴式含む)は1万2937軒。前年から648軒減し、1万3000軒を割り込んだ。店舗数の減少はこれで13年連続。特に回胴式遊技機等設置店(おもにパチスロ専門店)が409店舗減の1137軒と落ち込んだ。

 設置台数は6万5062台減の452万5515台。パチンコが12万2035台増の307万6421台と300万台を回復する一方、パチスロは18万7087台減の144万8773台となり、明暗がはっきりと分かれた格好だ。

 店舗数が減少する一方で大型化も進んでおり、1店舗あたりの設置台数は前年比11.9台増の349.8台。設置台数500台以下の店舗が717軒減少する一方、設置台数が501台以上の店舗は69店舗増加した。

パチンコ店駐車場で車上荒らし、医療費助成の受給者データが盗難 - 神奈川県

2009/04/24 Security NEXT

 神奈川県は、職員が自宅作業のため持ち帰った業務データを車上荒らしにより盗まれたと発表した。

 同県保健福祉部子ども家庭課の職員が4月22日、業務データをフロッピーへ保存して持ち帰ったが、帰宅途中に立ち寄った横浜市内のパチンコ店駐車場において、20時から22時20分ごろまでの間に車上荒らしに遭い、何者かに鞄ごと持ち去られたという。

 盗まれたのはフロッピーディスク11枚に保存された医療費助成に関する受給者データ。障害者自立支援医療や未熟児等養育医療、小児慢性特定疾患医療など、2008年3月から2009年1月までの各制度における受給者データ1万6772件にのぼる。

 総医療費、公費負担額、自己負担額など約3200人分の個人情報が含まれるが、氏名や住所など個人を特定できる情報は含まれていないと同県では説明している。

 同職員は、警察に被害を届けたが発見されていないという。同県では、関係医療機関などに事態を通知し、注意喚起を実施している。

旧パチンコ店、家庭支援施設に「入れ替え」 加賀・山代温泉

2009年04月23日 北国新聞

 加賀市山代温泉で三年前から空き店舗となっていた旧パチンコ店を活用し、同市内で青少年の健全育成に取り組むNPO法人「あらはん」が、家庭支援の拠点を開設する。場所は、総湯(共同浴場)を中心とした「湯の曲輪」にある温泉街の一等地。二十六日に開設準備室を設ける同NPOは、「人々が行き交う街の中で、悩んでいる人が元気を取り戻す駆け込み寺にしたい」と力を込めている。

 「山代ファミリーサポートセンター」と名付ける施設は、旧パチンコ店の建物を、ほぼそのまま活用する。旧店は、駐車場は総湯の利用客用に使われ、建物は手付かずだった。「不登校やニート、育児の悩みに応える場所を作りたい」という趣旨に賛同した建物所有者がNPO法人に加わり、二十二日に旧店を三年間無償で賃貸する契約を交わした。

 計画では、市の認可を受けた上で、学童保育に応じられる遊びや学習の空間、不登校など中高生の悩みに助言する相談室を設置。住み込み施設を利用して簡易宿泊もできるようにする。市内で子育て支援に取り組む団体などに声を掛け、来月に第一弾として中高生対象の自然体験教室を実施する。来年四月の正式オープンを目指す。

 山代温泉では、八月に市民向けの新しい総湯が開業予定。空き店舗解消は、一帯の街並み整備やにぎわいづくりにプラスに働く可能性がある。同NPOの福田清志理事長は「多くの人に集まってほしい」と話した。

電器店主強殺 「殺意」認め無期懲役 静岡

2009.04.22 MSN産経新聞

 浜松市南区の電器店兼住宅で昨年5月、男性店主が刺殺され現金が奪われた事件で、強盗殺人や住居侵入などの罪に問われた同市東区、無職、吉田修被告(51)の判決公判が21日、地裁浜松支部であった。北村和裁判長は「パチンコでヤミ金融にまで借金を重ねたことによる犯行。経緯は身勝手で短絡的」と述べ、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 公判前整理手続きなどで、弁護側は「もみ合っているうちにナイフが刺さった。殺意はなく、強盗殺人罪は成立しない」と主張。殺意の有無が公判の争点となっていた。

 北村裁判長は判決理由で「被告は事前に鶏肉を切るなどしてナイフの殺傷能力を十分認識していた」と指摘。「被害者の胸と分かって、意図的にナイフで刺したことは明らか。確定的殺意が認められ、強盗殺人罪が成立する」と認定、弁護側の主張を退けた。

 北村裁判長はまた、「被害者の無念を思うといたたまれず、家族の受けた衝撃は計り知れない」とした上で、「被告は犯行後の当日から奪った金でパチンコに興じており、公判でも弁解して刑責を軽減しようとしている。被害者感情を逆なですること甚だしい」と指弾した。

 判決によると、吉田被告は昨年5月31日午前0時ごろ、同市南区飯田町の電器店経営、杉浦幸男さん=当時(66)=の店舗兼住宅に2階窓から侵入。1階寝室で杉浦さんの胸や太ももをナイフで数回刺して殺害し、現金約11万5000円を奪った。また、6日前の同月25日にも、杉浦さん方に忍び込み、店舗のレジなどから現金約2万3000円を盗んでいた。

 弁護人は「控訴するかは被告本人と相談して決めたい」と話している。

損賠訴訟:父に「パチンコで保育料滞納」 男性が玖珠町提訴−−地裁 /大分

2009年04月22日 毎日新聞 地方版

 保育料を滞納していることを自分の父親に伝えたのはプライバシーの侵害にあたるなどとして、九重町の男性(30)が21日、玖珠町を相手取り、慰謝料など50万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁に起こした。

 訴状によると、男性はリサイクル業を営んでいたが、不況の影響で経営状態が悪化、長男長女の保育料約10万円を滞納していた。今年3月、町福祉保健課は男性の父親に「(男性が)パチンコに行っているのを職員が何度も見ている」「九重町に移転しても滞納は本人について回る」などと書いた文書を送付、父親に対し男性に支払わせるよう求めたという。

 男性側は、「第三者の父に滞納を伝えるのはプライバシーの侵害で、パチンコに行っているのを何度も見ているといかにも浪費をしているかのような表現は事実に反する」などと主張している。

 同町は「公文書としてではなく、担当者らが個人的な判断で送った」としている。【深津誠】

背後に“振り込め”の影 パチンコ攻略法詐欺

2009年04月20日 読売新聞 YOMIURI On-Line

 情報料などの名目で金をだまし取られるケースが全国的に相次いでいる「パチンコ攻略法」を巡る詐欺被害は、府内でも増加傾向にある。言葉巧みにもうけ話を持ちかけ、背後には振り込め詐欺グループとのつながりも見え隠れする、攻略法の「販売業者」の手口を追った。(谷口友一)

 京都市内の女性(50)の携帯電話に「高日給お仕事情報」と題したメールが届いたのは昨年11月。読めば、「日給3万円以上の稼げるお仕事をご案内。パチンコ必勝術でじゃんじゃん稼いで」とあった。会員登録すると翌日、業者が電話で「特別会員」への登録を勧め、こう持ちかけた。「150万円必要だが、私が140万円出す。あなたは10万円だけ支払えばいい」

 女性は金を振り込んだが数日後、同じ業者から「特別会員は本来、450万円必要。全額支払って」と再び電話が。拒むと「裁判を起こす。裁判になれば一生を棒に振るぞ」と脅され、結局、言われたままに支払った。この間、情報は一切提供されなかった。

 他の業者も含め、女性の被害は1300万円以上。女性は「業者が捕まるだけでは怒りは収まらない。全額返して」と訴える。

 業者の手口は、情報料などと称して金をだまし取る場合や、「打ち子」「スタッフ」に応募した客から高額の登録料を徴収したり、パチンコで得た利益を上納させたりと様々だ。府消費生活安全センターによると、2006年度に9件だった相談件数は、08年度には26件に増加。また、被害を受けても泣き寝入りする人も多いとみられるという。

 「人の欲や弱みにつけ込んだ悪質な手口。振り込め詐欺と何ら変わらない」。「パチンコ攻略法被害弁護団」団長の斎藤英樹弁護士(大阪弁護士会)は、業者を強く批判する。

 斎藤弁護士が言うように、こうした業者には、振り込め詐欺の影がつきまとう。

 パチンコ店の全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会」(東京)によると、同会がホームページ(HP)に掲載している約30の業者の住所が、警察庁のHPで公開されている振り込め詐欺の送金先住所と一致した。これらの住所に業者は実在しないといい、同会は「振り込め詐欺グループがパチンコ業界にも手を出してきている」と警戒する。

 不況に乗じてか、最近では、求人情報誌にも「好きな時間に好きなお店で打てる」といった広告が登場。業者のサイトにも、「高収入実現」「攻略法無料」などの甘い言葉が並ぶが、同会は「攻略法というものは存在しない。こうした話はすべて疑ってほしい」と訴える。

 被害増加の一因として、警察の摘発の少なさを指摘する声もある。府警の動きも、注視していきたい。

1日でギャラ200万円の人も 儲かる『パチンコ営業』

2009年04月19日 アメ−バニュ−ス

 芸能人にとって重要な仕事である「営業」。これは地方を回って公演やライブを行うことだが、現在発売中の雑誌『FLASH』に、『有名人のパチンコ営業ギャラリスト』が掲載されており、これを見るとパチンコ営業はかなり儲かるようだ。梅宮辰夫や松方弘樹などの大御所になると、1日で200万円を稼ぐ芸能人も存在するという。

 ほかに、狩野英孝やアントキの猪木などのギャラまで丸分かりとなっており、昨今芸能人はパチンコ店から引っ張りだこ。パチンコ営業が始まったのは、90年代中頃。今では、タレント台が出ると、ゴールデンタイムに堂々とCMが放送されるなど、すっかり市民権を得たかと思われるパチンコ事業だが、実情はそうでもないらしい。

 パチンコ業界関係者は語る。「『ギャンブルを煽る行為はNG』という理由の県条例で、CMを打てない地域も存在します。それだけに、芸能人がパチンコ店にきてくれるのは、良い宣伝になる。また、地域にあまり歓迎されない傾向もあるので、スターを連れてくることで、少しでも皆さんに喜んでもらおうという意図もあります」

 地方都市となれば、有名人に触れ合える機会は稀。パチンコ店で間近で見られるとなれば、多くの人が集い、店が人で溢れ返ることも。芸能人がもみくちゃにされる場合もあるが、一般人から見れば破格のギャラがもらえるだけに、それも仕方ないか!?

客から盗んだパチンコ玉で遊ぶ 置引の男逮捕

2009.04.18 MSN産経新聞

 パチンコ店で客のパチンコ玉約1500個を置引したとして、千葉県警東金署は窃盗容疑で、東金市台方の無職の男(56)を逮捕した。男は容疑を一部否認しているという。

 同署の調べでは、男は17日午後3時10分ごろ、東金市台方のパチンコ店「ダイナム千葉東金店」で、男性客(58)が床に置いていた玉箱(パチンコ玉約1500個入り、6000円相当)を盗んだ疑いがもたれている。

 男は盗んだ玉でパチンコをしていたが、気付いた男性客とトラブルとなった。同店の副店長が防犯カメラで確認したところ、男が玉箱を置引する様子が映っていたため、110番通報した。

田川信金:元職員が202万円着服 「お金はパチンコに使った」 /福岡

2009年4月16日 毎日新聞〔筑豊版〕

 田川信用金庫(本店・田川市伊田、市岡敏生理事長)の元女性職員(28)が、支店の窓口担当だった5年余りの間に顧客から預かった定期積立金など約202万円を着服していたことが分かった。元職員は発覚前の08年3月に退職したが、その後の信金の調査に事実を認めている。本人と家族が全額弁済したため、信金は刑事告訴しない方針。

 同信金によると、元職員は02年12月〜08年3月、知人や家族計23人から預かった定期積立金を入金せず、遊興費に使っては給与などから補てんを繰り返していた。流用した積立金は計182万円。また、05年9月には別の知人女性から預かった預金通帳から17万円を引き出して着服。通帳(残高3万1000円)も返さなかった。

 通帳を預けていた知人が預金の残高減に気づき、元職員が退職した後の08年11月、信金に問い合わせて発覚した。信金の調査に元職員は「申し訳ないことをした。お金はパチンコに使った」と話したという。

 同信金は「管理体制の強化に努め、再発防止を図りたい」とコメント。市岡理事長の報酬を10%減額(1カ月)するなど、役員や当時の上司ら計11人を4月3日付で懲戒処分にしている。【林田雅浩】

パチンコ店強盗でブラジル人ら再逮捕 兵庫

2009.04.15 MSN産経新聞

 兵庫県警組織犯罪対策課などは14日、強盗致傷と建造物侵入の疑いでブラジル国籍で大阪市淀川区西中島の無職、エリトン・フランシスコ・デ・オリベイラ(30)とコロンビア国籍で同区木川西の無職、デイビ・オコロ・カスティージョ(31)の両被告=いずれも強盗罪などで起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、2人は共謀し昨年11月8日午後11時40分ごろ、高砂市内のパチンコ店で、男性店員3人に金属バットで殴るなどの暴行を加え、骨折や打撲などの重軽傷を負わせたとされる。その後、ほかの従業員に発見されたため、金品を奪わずに逃走した。いずれも容疑を認めているという。

 2人はこれまでに、朝来市内のパチンコ店から現金約670万円を奪ったなどとして、強盗容疑などで逮捕、起訴されている。

両親がパチンコ中に子供が台車で遊んで事故死

2009年04月15日 アメ-バニュ-ス

 大分市内のパチンコ店で、両親がパチンコ中に子供が事故死する事件が起き、子育てに関する議論を巻き起こしている。

 両親のパチンコ中による子供の死亡事故というと、車内への長時間放置による場合が多いが、今回は少し異なる。今回の事件では、2歳の女児と男児がそれぞれの両親と入店。同店が子供二人の面倒を見るとのことで、約6時間、二組の夫婦でパチンコをした。しかし、この間に男児が女児をパチンコ玉を運ぶ台車に乗せて遊びだし、店外へ飛び出して乗用車と衝突、女児が死亡した。

 この事故で女児の両親は、パチンコ店経営会社などに対し損害賠償を求めた。福岡高裁は、両親の責任が最も重いとしつつも、「幼児同伴の客の入店を許す以上は、幼児の監護を補助すべき義務があった」として同社などに総額約650万円の支払いを命じられた。

 この件に対しネットではこんな声があがっている。

「放置死騒動で店側が客足遠のくのを防ぐためにうわべだけで子供の面倒見ると言っていたらそりゃ責任はあるかもなーなんて思ったりもします」

「完全に親が悪いだろう! 自分の責任を他人に押し付けてるだけじゃないか! 最近こう言う親が多すぎる」

「私はパチンコ店の管理者だが、私の店では18歳未満の者が長時間店内にいるなんて事は恐ろしくて絶対に考えられない。台車に乗ってケガするかもしれないし店内にはまだくわえ煙草のお客様も少なくない」

110番通報協力店:淡路島内のパチンコ店13店舗、犯罪防止を図る /兵庫

2009年04月15日 毎日新聞 〔淡路版〕

 島内のパチンコ店13店舗でつくる県遊技業協同組合淡路ブロック(池田研次ブロック長)は14日、事件・事故が発生した際、警察に速やかに通報する「110番通報協力店」の取り組みを始めると発表した。

 池田ブロック長と小寺澤学・洲本署刑事生活安全課長らが同日、会見で明らかにした。犯罪防止を図るため、犯罪被害に遭ったり助けを求めてきた市民や子どもを店内で保護するほか、従業員が事件・事故を目撃した際、警察に通報する。

 対応マニュアルも設け「助けを求めてきた人を落ち着かせる」「聞き取りメモを利用して話を聞く」「プライバシーを尊重し秘密を守る」「自分で犯人に立ち向かうなど無理な活動をしないように」としている。

 池田ブロック長は「13店舗が一致団結して、犯罪の未然防止に努めたい」と話した。【登口修】

「パチンコに使った」嘱託職員を国保料着服容疑で逮捕 岐阜県警

2009.04.14 MSN産経新聞

 岐阜県警捜査2課などは14日、徴収した国民健康保険料を着服したとして業務上横領容疑で、各務原市緑苑東、元同市嘱託職員、辻美津子容疑者(65)を逮捕した。県警によると「パチンコに使った」などと容疑を認めているという。

 昨年8月、市から督促状を受け取った男性が「既に支払った」と申し出て発覚。市の内部調査に対し、辻容疑者が平成18年8月以降に集金した保険料など約80人分、計約300万円を着服したことを認めたため、市が昨年11月に告訴していた。

 逮捕容疑は、昨年8月13日、市内の3世帯から徴収した保険料約8万8000円を着服した疑い。

大都販売、広島開幕チケットを養護施設へ寄贈

2009年04月13日 月刊グリーンべると

 大都販売(木原茂成社長)は3月下旬、広島市南区の新広島市民球場で4月10〜12日に開かれた広島東洋カープの地元開幕3連戦の入場券を、市内の児童養護施設に寄贈した。中国新聞が報じた。

 同社は新球場の近くに広島営業所などが入る新社屋を建設中であり、これを機に中四国6営業所の従業員約50人の福利厚生用として内野の年間指定席5席を購入。開幕戦を誰が見に行くかを社内で話し合うなかで、社員から「私たちは今後いつでも観戦に行ける。普段は見られない子どもたちへ贈ってはどうか」という声があがり、中国新聞社会事業団を通じて贈り先を探したという。

 寄贈先となったのは広島市東区の広島修道院。新球場の北1キロの場所に位置し、修道院の中島達夫院長は同紙の取材に、「歩いて行ける場所だけに、子どもたちのあこがれは強い。みんな本当に喜んでいます」と感謝の言葉を述べている。

 同社は今後も月に数試合分の入場券を市内や周辺の児童養護施設などに贈る方針という。

損賠訴訟:店外で幼児事故死、パチンコ店にも責任 650万円賠償命令−−福岡高裁

2009年04月11日 毎日新聞 西部夕刊

 ◇1審変更

 両親のパチンコ中に一緒に来店していた女児が店外に出て交通事故死したとして、両親がパチンコ店経営会社などに約2350万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、福岡高裁であった。牧弘二裁判長は、店側に注意義務違反はないとした1審・大分地裁判決を変更。「幼児同伴の入店を認める以上、(幼児の)看護を補助すべき義務があった」などとして、店側などに計約650万円の支払いを命じた。

 判決によると、04年6月、大分市のパチンコ店に女児と男児(共に当時2歳)がそれぞれの両親と来店。両親が遊戯中、女児が乗った店の台車を男児が押して遊んでいたが、店外に出てしまい、赤信号の横断歩道を横断中に乗用車にはねられ、女児は死亡した。

 女児の両親は会社と男児の両親などを相手取り、提訴。1審は男児の両親への賠償は命じたが、店側への請求は棄却した。

 牧裁判長は、双方の両親について「子供を長時間放置し、親としての過失は明らか」と指摘した上で、店側の責任について「キッズルームと呼ばれる休息室を設置し、従業員は幼児の面倒をみると伝えていた」ことなどを重視し「管理は十分だった」との主張を退けた。【和田武士】

パチンコ店2000万窃盗 出頭の店員逮捕 神奈川

2009.04.10 MSN産経新聞

 神奈川県平塚市のパチンコ店「ZaZa平塚店」の事務所から現金約2000万円が盗まれた事件で、平塚署は10日、現金を持って出頭してきた、平塚市大神、同店従業員、富松裕貴容疑者(23)を窃盗容疑で逮捕した。被害金は全額あった。調べに対し、富松容疑者は「店長と折り合いが悪く、困らせてやろうと思った」と供述している。

 平塚署の調べでは、富松容疑者は6日午前5時ごろ、店2階の事務所金庫から現金を盗んだ疑いが持たれている。

 店では5日夜から富松容疑者らがパチンコ台の入れ替え作業をしており、同署は内部犯行の可能性が高いとみて捜査。富松容疑者は9日夜、別の店の店長(38)に付き添われて出頭した。

4人組パチンコ店強盗、1500万円奪う 松戸

2009.03.28 MSN産経新聞

 28日午前1時ごろ、千葉県松戸市高塚新田のパチンコ店「ザガーデン」の事務室に4人組の男が押し入り、従業員7人を刃物で脅して縛り、売上金約1500万円を奪って逃げた。従業員にケガはなかった。松戸署で強盗事件として4人を追っている。

 同署の調べでは、店長の男性(41)が帰宅しようと駐車場の車まで行ったところ突然4人の男に囲まれた。男らは「分かっているな」と刃物を突きつけて店長を脅して暗証番号が必要な従業員通用門を開けさせて侵入。2階の事務室まで案内させ、室内に残っていた女性1人を含む従業員6人をロープで縛った上、店長に金庫を開けさせて中にあった27日の売上金約1500万円を奪って逃げた。従業員は自力でロープをほどいて約15分後に110番通報した。

 4人組はいずれも黒っぽい服装でうち1人は目出し帽、もう1人はマフラーで顔を隠していたという。2人はいずれも身長170センチくらい。他の2人は不明という。

神奈川禁煙条例が成立、パーラーは対象外に

2009年03月25日 月刊グリーンべると

 神奈川県がかねてより検討していた屋内での喫煙を制限する「受動喫煙防止条例」が3月24日、県議会本会議で賛成多数により可決、成立した。

 学校、病院など公共施設のほか、飲食店や宿泊施設など民間施設が規制の対象となる。パチンコパーラーは禁煙と分煙の努力義務にとどまり、事実上規制対象外となった。施行は2010年4月から。

 条例案の構想が発表された昨年4月当初、パーラーも対象施設に含まれていたが、地元の神奈川県遊協が県側に対し、分煙設備等を設置する場合は風適法の絡みで構造変更の許可が必要になることや、すでに自主的な禁煙、分煙に取り組んでいること等を理由に、対象施設から除外することを要望。今年1月に発表された修正案では対象外となっていた。

来年度以降の入替自粛の継続可否、協議が難航

2009年03月23日 月刊グリーンべると

 遊技機の入替自粛に関する来年度以降の継続可否をめぐって全日遊連の金本副理事長は3月18日、都内で開かれた定例会見で、同日までに結論が得られてないことを明らかにした。

 昨年の洞爺湖サミット開催に伴い全日遊連は、警察事務の負担軽減と、サミットで主要議題に取り上げられた環境問題に配慮し、期間中に出る廃棄台を抑制する目的から入替自粛を決議。サミット開催前後最低1ヶ月間にわたる入替自粛を全国的に実施した。

 一方、入替自粛は期間中の入替が不要になることから増大する機械代の抑制につながるなど、これを歓迎する声が傘下組合員から多く上がっていた。こうした情勢を受け全日遊連は来年度(09年度)以降の毎年実施を視野に協議を開始。昨年11月までに集計されたアンケート調査では回答した全国6545店舗ののうち71%から毎年実施に賛意が示されていた(2月末現在の全日遊連加盟パーラー数は1万1852店舗)。

 しかし同日の会見で金本副理事長は、「非常に困難な問題だ。第一に切り口(目的)をどこに置くのか、また他のホール団体の理解をどう得るかという問題もある。したがって結論までにはもう少し時間がかかると思う」と述べた。

 全日遊連ではこれまで「廃棄台の抑制」を目的に据える方向で協議をしていた。また原田理事長のお膝元である東京都遊協では昨年11月までに毎年1ヶ月程度の入替自粛を柱とする「パチンコ産業ECOプロジェクト」を決議、全日遊連に上程していた。

無料セミナーで遊技機入替戦術を考察

2009年03月23日 月刊グリーンべると

 (有)ピーマップスでは3月18日、都内にて第6回機械研究会を開催した。

 第一部では同社役員でもあり執筆、講演など幅広い活動を行っているチャーリー湯谷氏が「今後のパチンコ・パチスロ入替戦略を考える」をテーマに講演。

 昨今のパーラー営業において重要なウェイトを占める新台入替だが、一方で入替に頼った営業では集客が困難な局面に来ていると同氏は指摘。特に粗利に対する機械代の割合が30%を超えていると“危険水域 ”だと警告、「入替頼り」ではなく「間違いのない入替」を行うことが重要だと指摘した。

 そのためには機械代、想定平均稼働数、想定玉粗利、目標設置日数等から「投資価値」を算出し、購入前に指針を立案、投資価値に見合わない機種は導入を見送る勇気も必要だと解説。立地、営業スタイル、地域性などでこれらの指針は当然変化するが、「地域に愛されることがパチンコ店最大のミッション」とし、地域のニーズを汲み取り、機械入替に反映させるべきと訴えた。

 この他同社執行役員で、かつてメーカーでゲージ設計等も手掛けた本田正豪氏が8個メモリー&ラウンド振り分け変化タイプについて、時短ベースの変化が出玉率に及ぼす影響について解説。また、業界コラムニストのPOKKA吉田氏が「P・S規制の緩急を考える」をテーマに講演。2度にわたった複合タイプに対する日工組内規変更、回胴式遊技機製造者連絡会発足が意図するもの等について、その背景や今後の展開などを解説した。

全日遊連の店舗数調査、減少は25ヶ月連続に

2009年03月23日 月刊グリーンべると

 全日遊連が毎月実施している全国の組合員店舗調査によると、2月末現在の全日遊連加盟店舗数は前月末比43店舗減の1万1852店舗。前月比減はこれでこの調査の開始された07年1月の翌2月から25ヶ月連続となった。07年1月末時点との比較では今年2月までの約2年間で1685店舗が減っている。

 今年に入ってからの新規出店数は1月・17店舗、2月・14店舗の計31店舗。廃業店舗数は1月・58店舗、2月・52店舗で計110店舗。前年08年は2月までに32店舗が新規出店、144店舗が廃業。07年は同じく2月までに52店舗が新規出店、廃業店舗数は200店舗だった。廃業ペースが緩やかになったとはいえ、新規出店数も減少で推移している。

 一方、2月末現在の加盟店舗のトータル設置台数ではパチンコ機は283万6722台(前月末比7746台増)、パチスロ機は135万3788台(同1万3174台減)。パチンコ機が07年末ごろから増台で推移しているのに対し、パチスロ機は店舗数と同様に本調査の開始された07年1月の翌2月から25ヶ月連続で設置台数を減らしている。

 ちなみに07年の1月末時点の設置台数は184万2507台。今年2月末現在よりも48万8719台も多かった。

パチンコ店で強盗、700万奪われる 栃木

2009.03.20 MSN産経新聞

 19日午前1時20分ごろ、栃木市箱森町のパチンコ店「パーラークィーン栃木店」の男性従業員(57)から、「強盗に入られた」と110番があった。

 栃木署の調べによると、男性従業員が午前0時50分ごろ、パチンコ店の2階にある従業員寮に1人で戻ると、中にいた男が包丁のようなものを突き付け「鍵を出せ」と脅して手足を縛り、1階事務室の金庫から現金約700万円を奪って逃走した。男性従業員は軽いけが。同署は、男が男性従業員を待ち伏せしていたとみて、強盗傷害事件として捜査している。同署によると、男は60代で身長約180センチ。

パチンコボーダー理論 徹底解析

2009年03月17日 asahi.com マイタウン山形

「攻略法はすべて詐欺と思っていい」と話す和泉純さん=東京都新宿区

∞基本は「算数」 裏技なし

 ほとんどのパチンコは、打ち出した玉が、盤面中央にあるスタートチャッカーに入ると、三つ並んだ数字が動き出す。三つがそろえば、大当たりとなる。「7」や「3」など一定の数字がそろえば、確率変動(確変)に突入、次回の大当たり確率は、通常の約10倍まで上がる。いわゆる連チャンだ。

 ■機種ごとに違う「回転率」

 一般にパチンコ玉は1玉4円で借り、千円で250玉打てる。250玉でチャッカーに何回入ったかが「回転率」。機種ごとの大当たり確率や店ごとの交換率(出玉と景品を交換する割合。100円単位で計算する。40玉交換なら1玉2・5円、等価交換は4円。店ごとに違う)を加味して、収支が五分になる「回転率」を「ボーダーライン」という。計算には、確変時の大当たり確率や大当たり1回当たりの出玉数などの要素を加えて計算する必要がある。パチンコ誌に掲載されている数字を参照すると良い。

 ■確率「サイコロと一緒」

 パチンコ攻略マガジン専属ライターの和泉純さん(38)は「回転率」の考え方について「サイコロを振るのと一緒。いつ、何回振っても確率は6分の1。当たりを多くするには、振る回数を多くするしかない」と話す。サイコロで1の目が出れば、当たりだとする。1回で1の目を引くこともあり、千回振っても出ないこともある。だが、100回、千回と振れば、1の目が出る確率は、6分の1に近づく。確率の収束だ。千円投資して3回しか回らない台よりも10回回る台の方が、確率は早く収束する。回転率が高い方が、大当たりする可能性は高くなる。攻略マガジンの近藤泰典編集長(40)も「当たりを取る攻略法はない。高い回転率の台で投資と玉を節約することが、正攻法の攻略です」と話す。

 ■ボタン、当たり無関係

 近ごろのパチンコについているプッシュボタンも演出を楽しむためのもので、当たりはずれに影響はない。いつどこで、どんな状態でサイコロを振っても1の目が出る確率は6分の1で変わらないのと同様だ。「好調なサイコロ」や「サイコロ『攻略法』」がないように「よく当たる」「当たりが近い」好調台や「当たりやすくする」攻略法もない。和泉さんは「パチンコは算数です。ボーダーを上回る台を根気強く打つこと」とした上で「パチンコは絶対に打たなきゃならないというものではない。回る台がなければ打たなければ良い。節度を持って、自分の使えるお金の範囲で楽しむことが大事です」と話している。

☆「夢より現実見て」 パチンコマガジン専属ライター和泉純さん

 和泉さんは「(当たりを取るための)『攻略法』はすべてウソだと思った方がいい。たちの悪い詐欺そのもの」と話す。

 「パチンコの仕組みは単純です。スタートチャッカーを通過した時点で、当たりかはずれかは決まっています」。玉がチャッカーを通った時点で、ボタンを押そうが、どんな「激アツ」演出が出ようが「結果は決まっている」という。

 「パチンコの台は非常に厳格な機械です。規格は風営法で定められていて、厳しく検定されている。どんな手を使っても、当たりやすくすることはできない」「パチンコには裏があるんじゃないか、自分は店にだまされてるんじゃないかと思って、逆に夢を追ってしまう。でも現実をしっかりと見た方がいい」

都内の攻略法被害、12月までに1億5000万円

2009年03月13日 月刊グリーンべると

 昨年4月から12月までに東京都消費生活総合センターに寄せられた攻略法詐欺をめぐる相談件数が101件、被害総額は約1億5000万円にのぼっていることが明らかになった。3月10日付朝日新聞など数紙が報じた。

 雑誌やインターネットに掲示された広告を見て偽の攻略法をつかまされるこうした攻略法詐欺による都内の被害件数は年々増加傾向にある。過去5年間に同センターに寄せられた相談件数だけでも、04年度41件、05年度121件、06年度87件、07年度119件、今年度08年度は12月までにすでに101件で、「過去5年間で最悪のペース」(同紙)で推移していることもわかった。

 同紙の取材に答えて同センターでは、「いったんお金を支払ってしまうと、返金を求めても交渉のテーブルにつかない詐欺的な業者が多い。業者の言いなりにならず、契約する前にセンターなどに相談してほしい」と注意を呼びかけている。

パチンコ攻略法の詐欺メール

2009年03月13日 読売新聞 Yomiuri On-Line

 パチンコ、パチスロの詐欺が増えている。700万円以上の被害が出た例もあるほか、有名タレントを使って違法な勧誘をしている会社まである。(テクニカルライター・三上洋)

「簡単な仕事」と称してパチンコ詐欺

「パチンコモニター募集」と称した詐欺メールの例。1日3〜9万円儲かるとして募集しているが、実際はまったくの嘘で、契約金をダマしとる詐欺だ 右のメールはここ10日ほどで大量送信されている詐欺メールだ。「パチンコ・パチスロモニター募集」として、1日3〜9万円、未経験者大歓迎、全国各地でOKなどと、甘い言葉で誘うもの。他にも「簡単なお仕事です」「パチンコのサクラの仕事です」などと称して、パチンコ・パチスロを打つだけでお金をもらえるような勧誘メールが蔓延している。

 詐欺のしくみは単純で、応募してきた人に指定したパチンコ店の台を打つように指示するもの。打つだけで1日数万円になる、という触れ込みだが、仕事をするには契約金が必要だと言ってくる。50万円、100万円という高額な契約金だが、「すぐに元が取れるので大丈夫」「シフト表や派遣シートをきちんと出すので大丈夫」などと言って信用させて振り込ませようとする。

 さらに被害者に業界の裏を見せるような形で勧誘するところが巧妙だ。「出たように見せかける“サクラ”の仕事なので、絶対にほかの客や店員と話さないように」などと言って、被害者を引きずり込む。サクラとは、パチンコ店で大量の玉を出して見せつける役のこと。これらの業者は「大手パチンコチェーン店とサクラの派遣契約をしている」と称して勧誘している。いかにも本当らしい表現なので、ダマされてしまう人がいる。

 もちろんのことであるが、これらはすべて詐欺で、まったくの嘘である。派遣契約など存在せず、詐欺業者が適当にパチンコ店と台を指定しているだけ。指示された通りに打っても出ることはないし、仮に出たとしても偶然だ。詐欺業者は被害者から契約金を取ることが目的であり、パチンコ、パチスロの攻略法やサクラの派遣はまったくのデタラメなのだ。

攻略法詐欺で700万円の被害も。問題は雑誌広告

 以前の記事「パチンコ「攻略法詐欺」「打ち子詐欺」に注意」でも詳しく紹介したが、パチンコ、パチスロの詐欺被害が増えてきた。東京都消費生活総合センターによれば、平成20年度4月から12月までのパチンコ攻略法に関する相談件数は101件。昨年の同時期よりも増えており、東京都消費生活総合センターは緊急消費者被害情報として、警戒を呼びかけている。

 被害の実例として以下のようなパチンコ詐欺の例があった。

・労働派遣としてパチンコ店で打つように言われた。契約金50万円を消費者金融で借りて振り込んでしまった。

・雑誌広告を見て攻略法を申し込んだところ、信用のために預かり金が必要と言われ、消費者金融で100万円を借りて振り込んだ。攻略法を使ったがまったくでないので返してほしい。

・「100%確実な攻略法がある」との雑誌広告を見て申し込んだ。業者の事務所で試したところ成功したので10万円を払って契約。うまくいかないと苦情を言うと「別の攻略法がある」と言われ、消費者金融で借りて約90万円の契約をしてしまった。

 これらの被害に共通するのは、消費者金融で借りているという点だ。お金がなくて困っている人が、藁をもすがるつもりで攻略法詐欺にだまされている。パチンコ、パチスロ依存症になってお金がなくなり、困ったあげく攻略法に手を出してしまっているわけで、被害者にも問題があると言えるだろう。

 もう一つの問題は雑誌広告だ。コンビニにはたくさんのパチンコ、パチスロ雑誌と漫画が並んでいるが、ほとんどの雑誌や漫画に攻略法詐欺、サクラ詐欺の広告が出ている。一部の大手出版社の雑誌だけはこの手の広告に制限をかけているが、有名なパチンコ雑誌ですら堂々と「攻略法伝授!」「100%儲かります」といった広告を載せている。被害者の多くは「雑誌に載っているから」と信用してしまうようだ。

 詐欺を防止するには、広告の審査が必要だろう。ただし実際問題として、出版社が広告の中身まで審査することは難しい。パチンコ、パチスロ雑誌の多くが広告収入に頼っているだけに、すぐに詐欺広告を撲滅することは難しそうだ。

タレントを使った勧誘広告も

 インターネットやケータイサイトでもパチンコ攻略法詐欺のサイトが大量にある。情報料をとって攻略法を教えるもの、サクラ派遣と称して契約金をとるものなど、いずれも詐欺と思えるサイトが目に付く。中には有名タレントをイメージキャラクターにしている会社まである。

 例えばパチンコ攻略法に関する訴訟で名前が出た会社も、元アイドルタレントの男性をイメージキャラクターにしている。2009年3月の訴訟で、大阪地裁は「攻略法に効果はなく、広告も事実に反し、違法な勧誘」だとして、東京都の情報会社に対し、情報料計386万円の返還を命じた(パチンコ攻略法「効果なし」、情報会社に全額返還命令)。有名タレントの知名度を使い、違法な勧誘をしているのは問題だ。

 「パチンコ攻略法」「パチンコ店のモニタースタッフ」「サクラ募集」といった勧誘・宣伝はすべて詐欺だ。甘い言葉に騙されないようにしたい。

パチンコ攻略法:無料…甘い誘い乗るな 被害相談101件、1億5000万円 /東京

2009年03月10日 毎日新聞 地方版

 ◇広告見て50万〜100万円払う、無料体験の台で大当たり? 教わる通り出ず「別コースを」

 「パチンコ攻略法、今なら無料」などとうたった広告で客を誘い、50万〜100万円近くを支払わせる消費者被害が都内で増えている。今年度、都消費生活総合センターに寄せられた相談件数は101件、被害総額は約1億5000万円(昨年4〜12月)に上り、過去5年間で最悪ペース。返金は極めて難しく、担当者は「必ずもうかる攻略法はない。甘い誘いに乗らないように」と呼びかけている。

 同センターによると、都内の40代男性は「100%確実な攻略法がある」と書かれた雑誌広告を見て、業者に連絡。「直接体験ができる」と言われ、業者が置いていた台で無料体験すると玉がよく出たため、攻略情報サービス料として約10万円を支払い契約した。しかし教わった攻略法で玉は出ず、業者に連絡すると「別のコースなら当たる」と言われ、さらに約90万円を支払い契約。やはり玉は出なかった。

 このほか「スタッフ募集、日当3万円」と広告を出し、連絡してきた消費者に「指定したパチンコ台で攻略の手順に沿って行うと必ずもうかる。玉が出なくても、仕事なので1日3万円の保証がある」と説明。派遣労働と偽り契約金50万円を送らせた業者もあったという。

 パチンコ攻略法に関して同センターに寄せられた相談件数は▽04年度41件▽05年度121件▽06年度87件▽07年度119件−−と増加傾向にある。各務豊相談課長は「いったんお金を支払ってしまうと、返金を求めても交渉のテーブルにつかない詐欺的な業者が多い。業者の言いなりにならず、契約する前にセンターなどに相談してほしい」と話している。【須山勉】

遊技機メーカー82社参加の連絡会が発足

2009年03月09日 月刊グリーンべると

 主にパチスロ機メーカーが会員となる回胴式遊技機製造業者連絡会は3月9日、都内のグランドアーク半蔵門にて設立大会を開催。同日は会員企業のほか、警察庁生活環境課の担当官や主要業界団体のトップが来賓として臨席した。同連絡会は今年1月30日に開催されたパチンコ・パチスロ産業新年賀詞交歓会の中で、日電協の里見治理事長が3月9日の設立を示唆していたもので、いよいよ正式に発足する運びとなった。

 連絡会に参加している会員企業は82社。内訳は日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)加盟27社、日本遊技機工業組合(日工組)加盟22社、電子遊技機工業協同組合(電遊協)加盟6社、以上の3団体に加盟していない27社が賛同会員となっている。設立を主導した日電協の里見理事長を会長とし、日工組の井置定男理事長と電遊協の黒澤正和理事長が副会長を務める。

 冒頭の挨拶で里見会長は「相互に情報を共有することを基本とし、共通の認識のもと活動してく」と基本方針を述べ、今後について「さらに不正排除及び健全化を推進していくことで、遊技機メーカーとして社会的信頼を獲得するとともに、社会的責任をも果たせると確信している。それが業界の発展に寄与すると信じている」と決意を表明した。

 同連絡会は今後、パチスロに関する諸問題に対して日電協、日工組、電遊協を中心に遊技機メーカーの足並みを揃えて対応していくことになる。

パチンコ店で強盗 2000万円奪われる 鴻巣

2009.03.08 MSN産経新聞

 8日午後5時15分ごろ、埼玉県鴻巣市中井のパチンコ店「ニラク鴻巣中井店」で、男が、パチンコ台の現金を回収していた男性店員(28)に、拳銃のようなものを突きつけ、「カネ、カネ」と脅迫。売上金など約2000万円が入った店員のショルダーバッグを奪って逃げた。当時、店内には客や店員など数百人がいたが、けが人はなかった。鴻巣署は強盗事件として捜査している。

 同署によると、男は40〜50歳くらいで、身長約160センチ。緑色のフード付きジャンパーにジーパン姿。黒のサングラスに白のマスクを着用していた。

パーラーへの信用保証、予算委分科会で議論

2009年02月27日 月刊グリーンべると

 2月19日に開かれた衆議院予算委員会第七分科会(第1号)において、自民党の長崎幸太郎議員が、雇用確保の観点から信用保証に関するパチンコパーラーへの拡大を提起していたことがわかった。

 議事録によると長崎議員は、現在の経済対策、景気対策の中で緊急保証が多くの企業にとって役立っている点を評価する一方で、現在のパチンコパーラーは射幸心をあおることを理由に信用保証の対象になっておらず、そのため緊急保証の対象にもなっていない点を指摘。その上で、「私自身、余りパチンコはやったことないですけれども、ただ、これが今実は大きな雇用を抱えているのも事実だと思います」と述べ、「雇用を確保するという観点からも、この業種に対して保証の拡大というものを探る可能性はないのか」と問題を提起。

 また、射幸心をあおることを理由に信用保証の対象外となっている点についても、そもそもパチンコは射幸心があるからこそ都道府県の公安委員会の許可制となっているとし、「社会的な害のない範囲で管理されているものに対して一律に保証の対象にしないというのは、ちょっと粗っぽいところが、もう少しきめ細かくできないかなと思います」と述べている。

 これに対して、長谷川榮一中小企業庁長官は、雇用面においてパチンコが貴重な産業であるとの認識を示しながらも、信用保証の拡大については、「従来から射幸心をあおるものについては、(中略)やはり一線があるのではないかというふうな理解をしております」と回答した。

リサイクル協会に札幌、和歌山、愛媛が参加

2009年02月24日 月刊グリーンべると

 有限責任中間法人・遊技機リサイクル協会(大城正準代表理事)は2月23日、都内ホテルで第2回定期社員総会を開催。平成20年度(平成20年1月〜12月)中に、札幌方面遊技事業協同組合、和歌山県遊技業協同組合、愛媛県遊技業協同組合が協会のリサイクルシステムに新規参加したことを報告した。これで同システムの参加組合は1都15県1方面遊技業組合となった。

 また、同年度中に回収したパチンコ機(本体、盤、枠)は35万940台で、このうち4メーカーへの返却分8万8540台を除いた26万2400台をリサイクル処理した。

 一方、適正なリサイクル処理を行っていなかったとして指定リサイクル業者1社を取引一時停止処分としたことを報告した。同協会では今回の指定業者の不祥事を受けて、新たにリサイクル基準を設けて指定業者の処理能力等を把握するほか、作業部会を設置し、指定業者への年1回の視察を実施する方針。また、平成21年1月1日付で愛媛県今治市のアキラ産業(有)を新たに指定リサイクル業者に認定した。これで指定リサイクル業者は11社(1社取引停止中)となる。

 なお、中間法人法の廃止に伴い、同協会は当日付で有限責任中間法人から一般社団法人となった。

島田療育センターに遊技場組合等が寄付金

2009年02月18日 月刊グリーンべると

 重度の心身障害者が入所・通院する社会福祉法人「島田療育センター」(東京都多摩市/木実谷哲史院長)を支援する『島田療育センターを守る会』(稲葉憲司代表世話人)は2月3日、平成20年中に都内遊技場組合・関連団体など46団体から寄せられた募金619万3493円を同センターに寄贈した。

 寄付金の贈呈にあたり「守る会」の稲葉代表世話人は、「協力団体は前年の48団体から46団体に減ったが、活動を理解してもらい、毎年1組合でも増やしていきたい」などと語った。同センターの木実谷院長は、「経済状況が厳しい中で、寄付をいただき、心からお礼を申し上げる」と謝辞を述べたほか、「前年は人工呼吸器や輸液ポンプ、酸素濃度計などの医療機器の購入や職員研修に寄付金を使用させていただいた。20年度分もそうしたものに使わせてもらいたい」と述べた。

 都内の遊技業界関係者らで組織する「守る会」は、昭和50年から寄付活動を継続し、今回分を含めて累計寄付総額は2億1千万円を超えている。また、「守る会」のメンバーらは同センターのイベント「わいわい祭」にボランティアとして参加、協力しているほか、クリスマス用ケーキなども寄贈するなど、物心両面でセンターを支援している。

闇スロ経営の販社社長に有罪判決

2009年02月16日 月刊グリーンべると

 東京地裁は2月16日、違法パチスロ店「ひばり」を経営したとして常習賭博の罪で起訴された元(株)ウォンコーポレーション社長の小畑昭宏被告に対し懲役1年6月・執行猶予5年を言い渡した。また、共同経営者として同様の罪に問われていた同社元従業員の山田裕一朗被告に対しては懲役1年4月・執行猶予4年を言い渡した。

 山口裕之裁判長は判決文で「営業期間が7ヶ月と長く、また同店の前後にも同様の店を出店しており常習性は高い」としながらも、反省の情が見受けられるとして両被告に対して執行猶予のある判決を下した。

 小畑・山田両被告は、平成20年2月下旬頃に闇スロや裏スロと呼ばれる違法なパチスロ店である「バンビ」を東京・新宿の歌舞伎町で開業し、同年8月に店名を「ひばり」と改名して営業していたところを警視庁保安課と麹町署が摘発。同10月9日の摘発後の捜査で両被告が経営者と分かり逮捕・起訴されていた。

 今年2月3日の第2回公判で小畑被告は動機について「会社の資金繰りが悪化し、何か方法はないかと手を出した」と本業である遊技機販売の損失を補填するためとした一方、闇スロの経営状況に関しては「最終的に1000万円ぐらいのマイナス」と利益を上げられなかったと主張していた。

矢野経、全国店舗数は1万2717店舗と発表

2009年02月09日 月刊グリーンべると

 矢野経済研究所は2月3日、「全国パチンコ経営企業数及び店舗数の現状について」(ダイジェスト版)を業界マスコミに配信。2008年12月20日現在の全国パーラー数が前年同期比で約6.5%(892店舗)減の1万2717店舗に、経営法人数では同約2.1%(96社)減の4380社にそれぞれ縮小している調査結果を報告した。

 それによると店舗数の減少率でもっとも高いのは佐賀県の14.6%減。減少数では北海道の83店舗がもっとも大きくなっている。また10店舗以上経営するパーラー企業は160社と前年の162社とほぼ同じ状況だったものの、10店舗未満のパーラー企業は前年から94社減少、4220社となっている。

 1店舗当たりの平均設置台数は、パチンコ機は前年比22.7台増の241.9台、パチスロ機は同9.1台減の121.2台。

日工組が広域認定遊技機回収システムで説明会

2009年02月06日 月刊グリーンべると

 日工組では2月3日、日工組内事務所(東京都中央区)において、全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSAのパーラー5団体を対象とした広域認定遊技機回収システム説明会を開催した。

 同説明会は広域認定システムの許可手続きを推進する日工組が、環境庁の指導のもと、許可取得前に遊技機排出業者であるパーラー団体の理解を得ることを目的で、昨年9月5日に行われた第1回説明会の際、各団体側から出た質問や、全日遊連が同10月3日に日工組側の回答に対しての質問などがあり、日工組側が回答することとなったもの。

 論点は(1)回収・処理費用が無料となっているものの、その分が遊技機代金などに転嫁されるのではという危惧、(2)前回説明不足だった責任の所在についての明確化、(3)処理業者がユーコーリプロ1社のみという遊技機管理状態の危惧について、(4)回収対象機種が日工組加盟メーカーに限られ、日工組非加盟メーカー、及び日工組加盟メーカーでも同意していなければ回収対象とならない点について、の4点。

 日工組では今後も説明会を行う意向を示しているが、次回の開催は未定となっている。

ATMの設置、テスト店舗を150店に拡大

2009年02月05日 月刊グリーンべると

 2007年11月から東京都、神奈川県内のパチンコパーラー10店舗で行われていたホール向け銀行ATM(現金自動預け払い機)のフィールドテストの範囲が、今後拡大される見通しにあることがわかった。

 設置エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の関東100店舗、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県の関西50店舗の計150店舗となる予定。

 ホール向け銀行ATMは、顧客へのサービス向上やパーラーの売上金入金等の利便性向上のためにATM運用会社の(株)トラストネットワークス(東京都中央区)から全日遊連が相談を受けていたもの。東京と神奈川でのフィールドテストから約1年が経過し、問題等が発生しなかったためテスト店舗を拡大する。

 同ATMは、のめり込み防止の観点から1日の利用限度額が3万円に制限されているほか、銀行口座に残高がある場合のみ出金できる仕様となっている。

全パチスロ機製造業者で「連絡会」設立へ

2009年02月03日 月刊グリーンべると

 日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)の里見治理事長は1月30日の「パチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会」の席上、日電協だけでなく、日本遊技機工業組合、電子遊技機工業協同組合、さらにどの団体にも所属していないパチスロ機メーカーを含めた『回胴式遊技機製造業者連絡会』を発足させたい意向を明らかにした。

 挨拶の中で里見理事長は、5号機市場からのパチスロ機の大幅な設置台数の減少を指摘した上で、「プレイヤーに喜んでもらえるものを出していかないといけないが、その前にメーカーが姿勢を正して、行政、世間の理解を得なければならない」とし、全てのパチスロ機メーカーを対象とした『回胴式遊技機製造業者連絡会』の構想を表明、「パチスロを造っている全てのメーカーが一致団結して世の中に対してもきちんとしたメッセージが出せるようしたい」と語った。

 すでに日工組、電遊協の理解は得ており、非加盟メーカーにも案内を発送しているという。発足は3月9日を目指している。

全日遊連がダブルチャンス賞の抽選会を開催

2009年02月03日 月刊グリーンべると

 全日本遊技事業協同組合連合会(原田實理事長)は1月30日、都内にて「第18回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」のダブルチャンス賞抽選会を行った。第18回ファン感謝デーは昨年11月21日から3日間に亘り開催され、期間中にパーラーで遊技する人にスピードくじを引いてもらうファンサービス。ダブルチャンス賞は、引いたスピードくじに「応募ハガキ進呈」と記載されていた人が応募できるもので、今回は応募総数3万9945通(回収率54.4%)の中から150本が当選した。

 抽選に先立ち、松本時夫事業委員長は「昨年11月に開催した第18回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーは盛況に終え、後はダブルチャンス賞の抽選会を残すのみとなっている。全日遊連としても多くのファンに喜んでもらえる賞品構成を長期間に亘り検討した結果、高額賞品を提供できるダブルチャンス賞を企画した。本年度も第19回の開催を予定している」と挨拶。抽選会では松本委員長を始め、事業委員会担当の青松英和副理事長のほか、各委員と幹事商社である東急百貨店の社員が応募ハガキを抽選した。

 当選本数は、各都府県方面組合が購入したファン感謝デーの賞品セット数に応じて決まり、今回は167セットにつき1本の当選となった。抽選方法は、まず一次抽選として各組合別に応募ハガキが入れられた抽選箱から当選本数分のハガキを引き、二次抽選で北海道や全関東などブロック毎の当選ハガキの中で金・銀・銅賞を決定した。

 賞品は、金賞(総当選本数25本)が「ブルーレイ内蔵アクオス42型」(シャープ)又は「ハワイ5日間ペア旅行」、銀賞(同50本)が「ブルーレイディーガBDレコーダー」(パナソニック)又は「オーストラリア ゴールドコースト5日間ペア旅行」、銅賞(同75本)が「デジタルハイビジョンビデオカメラ」(パナソニック)又は「全国有名旅館ホテル宿泊ペアご招待」。

 当選者の発表は、全日遊連のホームページで2月上旬から1ヶ月間行う予定。応募ハガキにて氏名の公表を希望しないとした当選者に対しては賞品の発送をもって発表にかえる。賞品は2月より順次発送される。

基準年07年度の排出量は362万t-CO2

2009年01月28日 月刊グリーンべると

 全日遊連が昨年進めていた「2007年度ホールにおける電気使用量等調査」の結果によると、全日遊連傘下の回答のあった全国パーラーの07年度(07年4月1日〜08年3月31日)の総電気使用量は79億8936万3502kWh(キロワットアワー)となった。

 調査対象ホール数は1万2298店舗で、回答ホール数は1万51店舗(回答率81.7%)、有効回答は9449店舗(調査対象ホール数1万2298店舗に対するカバー率76.8%)だった。有効回答店舗から集計した総電気使用量をもとに算出したCO2排出量は362万t-CO2で、これを調査対象ホール数に換算した排出量の推計値では471万t-CO2になる。

 全日遊連では今後、07年に策定した「環境自主行動計画」に基づき、この07年度の排出量を基準年に、パーラーからのCO2排出削減を目指していく。削減目標は、初年度の08年度の07年度比3%減を皮切りに、09年度・同6%減、10年度・同9%減、11年度・同12%減、12年度・15%減とし、少なくとも最終年度の12年度の排出量を07年度比で15%を削減できていることを最低ラインに据える方針を掲げている。

金融環境の改善、陳情継続の方針強調

2009年01月26日 月刊グリーンべると

 パチンコパーラーを取り巻く金融環境の改善を目的に昨年11月10日、全日遊連が政府の規制改革会議に提出していた要望書に対する回答の中身がこのほど明らかになった。1月22日に都内で開かれた全日遊連の定例会見で報告された。

 要望の柱は現在までパチンコパーラーに認められていない「信用保証対象外業種指定の解除」及び「公的融資対象外業種指定の解除」の2点。回答は12月17日に示されたが、いずれも「射幸心をあおる業種」であることを理由に“拒否”という結果に終わっている。

 全日遊連は要望書提出後の11月19日の理事会でパーラーに対する金融環境の改善を目指すため、中小企業庁並びに全国中小企業団体中央会への陳情活動の実施を決議。この決議に基づき、11月25日に中小企業庁金融課に、12月8日には全国中小企業団体中央会に陳情を行い、全日遊連の意向を汲んだ同中央会も12月19日に中小企業庁金融課に陳情した。

 会見で全日遊連の西事務局長は規制改革会議から拒否回答は受けたものの、中小企業庁への陳情は今後も継続する方針であることを説明。陳情窓口の同庁金融課からも「陳情継続」で了解を得ていることを報告した。

 また県遊協の陳情活動も1月13日現在までに県庁陳情が30遊協、地元中央会への陳情については47都道府県すべてで完了。さらに地元の知事や県会議員、国会議員への個別陳情も活発に行われている現状が報告された。

08年の廃業店舗数は911店、全日遊連報告

2009年01月26日 月刊グリーンべると

 全日遊連加盟パーラーの2008年中の廃業店舗数が累計で911店舗にのぼっていたことがわかった。

 これは全日遊連が毎月実施している「新規店舗数及び廃業店舗数調査」の12月分の集計が終わり、08年の通年データとして示されたもので、調査を開始した07年の累計廃業店舗数1257店舗より346店舗(27.5%)減少した。

 一方、08年中の累計新規店舗数は前年比48店舗(14.7%)少ない279店舗。累計廃業店舗数から累計新規店舗数を差し引いた純減店舗数は07年の930店舗に対し08年は632店舗に縮小した。この結果、昨年12月末現在の全日遊連加盟の営業店舗数は1万1964店舗となっている。

 昨年12月末現在の遊技機設置台数では、パチンコ機は前年同期比6万7679台(2.4%)増の283万1788台。パチスロ機は同17万6840台(11.4%)減の138万821台と報告されている。

深夜のパチンコ店で強盗 2000万円奪われる

2009.01.19 MSN産経新聞

 19日午前1時40分ごろ、埼玉県本庄市児玉町吉田林のパチンコ店「ダイナム児玉店」で、2人組の男が現金2000万円を奪い、逃走した。児玉署は強盗事件として捜査している。

 調べでは、パチンコ店の副店長の男性(30)が店から乗用車で本庄市内の自宅に帰宅し、車から降りようとしたところ、突然果物ナイフのような刃物を持って近づいてきた2人組の男に「騒ぐと締めるぞ」などと脅された。

 男性は粘着テープで両手を縛られ、目隠しをされた上、車の後部座席に押し込まれて約5キロ離れた店まで連れて行かれた。男性は持っていたカギで店の入り口と事務所内にあった金庫を開けさせられた。男らは金庫から現金2000万円を奪うと、男性を再び車に押し込み、約10キロ離れた田んぼで男性と車を残して逃げた。

 男性は車で店へ戻り、110番通報した。男性にけがはなかった。男らは身長約170センチ以上で中肉。目出し帽をかぶり、黒っぽい服を着ていたという。

日遊協が公益社団法人への準備を推進

2009年01月19日 月刊グリーンべると

 日本遊技関連事業協会では1月15日、都内の本部会議室において定例記者会見を開催。三上和幸専務理事から、同日に行われた理事会では2月10日に行われる20周年記念式典の内容確認、賛助会員の加盟承認(1社)、日遊協ボランティア団体応援基金の第5回助成団体の報告、各委員会からの報告などが行われたとの説明がなされた。

 各委員会報告では特に遊技機委員会から6支部でゴト対策に向けた講習会を行う意向が示され、実際に使われたゴト器具が使われ、どのような事例が起きているのかなど、現場が役立つ具体的な内容で行われる方針。

 また会見では、公益法人制度改革で一般社団・財団法人法が施行されたことにより、従来の民法で設立された公益法人は特例民法法人(特例社団法人・特例財団法人)とされ、2013年11月30日までに、一般社団法人または一般財団法人へ移行する認可の申請をするか、公益社団法人または公益財団法人へ移行する認定の申請をしなければならず、旧法の公益法人である日遊協は公益社団法人に向けた準備を今後進めていくことも明らかにした。

パーラーは適用除外へ 神奈川県が方針を転換

2009年01月16日 月刊グリーンべると

 公共的施設での禁煙条例化を目指している神奈川県は1月13日、パチンコパーラーを「努力義務」対象施設に修正、条例案から事実上、外す方針を発表した。神奈川新聞など数紙が報じた。

 神奈川県は昨年4月、不特定多数の人が利用する県内の交通機関や病院、官公庁、飲食店、そしてパーラーなど「公共的施設」の全面禁煙化を目指す方針を打ち出した。その後、業界団体の陳情を受け、9月に入って発表された骨子案では飲食店とパーラーなどに「分煙」を認めるとともに、規制の適用を条例施行後3年間の猶予期間の設定する方針に改めていたが、今回の方針修正はパーラーに対してさらに譲歩したもので、報道によると記者会見で松沢知事は、「風営法の規制がかかって改修が長期化し、その間に営業ができなくなるケースがあることがわかった」と説明。分煙工事に構造変更が伴う風営法の規制を指摘したものとみられる。

 今回の修正案でパーラーとともに適用除外の方針が示されたのは調理場やトイレなどを含む店舗面積が100平方メートル以下の小規模飲食店。対象となる飲食店は県内で約2万6000店舗、全体の約7割にあたるという。

クレ満ゴトに初の実刑判決

2009年01月16日 月刊グリーンべると

 セキュリティ対策会社の(株)A・P総研によると、大阪地方裁判所は1月14日、昨年10月に大阪府内のパーラーにおいてゴト器具の「クレ満」(パチスロ機のクレジットを不正に増やす器具)を使用して逮捕されたゴト師に対して、窃盗罪を適用し懲役1年4ヶ月の実刑判決を言い渡した。クレ満ゴトへの実刑判決は全国初となる。今回の地裁判決では、被告が保護観察中だったため、執行猶予が付かなかったもようだ。

 これまで、クレ満を使用したゴト師が警察に逮捕されるケースは数多くあったが、ゴト被害を証明し実刑判決が下される例はなかった。今回、A・P総研が警察署よりゴト器具の鑑定依頼を受け、拘留期間内に鑑定書を作成したことによりクレ満による被害が証明されたという。

太陽グループ、全派遣社員200名超を直接雇用へ

2009年01月09日 月刊グリーンべると

 北海道の大手パーラー企業・太陽グループ(札幌市・東原俊郎社長)はこのほど、グループ全体のすべての派遣社員を直接雇用とすることを決定した。

 太陽グループはパーラーを中核事業として、シネマコンプレックスやレストラン、保育園などを運営。グループ全体の派遣社員数は約230名で、2月14日以降、正社員またはアルバイトとして順次、直接雇用に移行していく。

 同社ではかねてより事業推進の根幹を「人材」と位置づけてきたが、世界的な経済不安を背景として製造業を中心に派遣社員の契約解除などが相次いでいるなか、今回の直接雇用への移行は最善の選択としている。これにより、さらなるサービス向上に繋げたい考えで、「人を活かし、地域とともに歩む姿勢を原点に、一人ひとりの力を集結し、次のステップへ向かう1年にしたい」とコメントしている。

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