Enjoy-Archery

アーチェリー中級者Q&A

注・・・・書き込みについては個人的な偏見や考え方も含んでいる場合もありますから参考程度にご覧ください。あれは・・・という記載内容がありましたら掲示板のほうかメールでご指導ください。

Q 1  

  「大昔の人は弓矢で狩りをしていた。」などとテレビで聞いた事があるが、弓矢は狩りに不向きではないですか?

A 1

   最初に言っておきますが日本では法律で弓を使った狩猟は禁止されていますのでその点は注意。さて狩猟の道具を何と比較しての考えで不向きと考えるのでしょう?少人数で効果的に狩猟できる飛び道具の一つだと思います。道具はその地方で入手できる材料で考えられた方法であり,現在でもサバンナなどで毒矢を使った狩猟もあると聞いています。銃などが無いときに鹿やウサギなどを狩猟する方法があったでしょうか?その土地で入手できるもので開発され実用された用具はそれなりに有効な道具として発達されてきました。弓での狩は遠くの獲物に当てることが上手いというよりいかに獲物に気づかれないように近づき確率の高い狩猟ができることが名手といわれますからね。獲物が取れて何ぼの世界。

 

Q 2

  1試合に何本矢を打てるのか。

A 2

  大会の種類で異なりますが,ローカル大会でシングルといわれるものは144射、フィールドで72射、室内大会で60射です。それぞれの矢の合計点で順位を決めます。

 

Q 3

  いつ頃から矢は竹でなくカーボンとか人工の物になったか。

A 3

  弓も矢も道具と考えた場合、まして的中を目的とする道具であるなら改良をするのは当たり前のことと考えます。ただ、おなじ試合で道具が極端に異なる状態では困るのでルールで制限しているだけだと思います。改良を止めた道具は廃れます。競技の用具として多くの本数を行射する場合の矢の品質は安定したほうがいいのでアルミやカーボンの素材を利用した矢が開発されていきました。和弓でも平和な時代でも争って性能を向上していた通し矢などの本数を争っていたときは用具の開発にはしのぎを削っていたようです。

Q 4

  オリンピックにはアーチェリーがあるが、なぜ弓道はないのですか?

A 4

  オリンピックの種目にするためにはいくつかの条件が必要だと思います。まず、多くの国で競技されていること。その国々で競技団体が統一の競技ルールで大会が開かれていること。主催国が認めること。オリンピック組織委員会が認めること。など・・・和弓の場合、基本的に武道であり精神論中心で的中性を重視しない競技の傾向があることも?一因かもね?もちろんアーチェリーについてもすべての競技種目があるわけでもないし、たとえばフィールド競技や室内競技はありません。

Q 5

  ゴム引きは本当に必要なのか。

A 5

  弓の引く動作は通常生活で使わない筋肉を使用するため,十分な強い弓を引くためには徐々に筋力を上げる必要があることと,強い弓ではフォームが身につく前に筋力が無いため射形が壊れるため。もちろん十分に実力のある選手もストレッチに利用します。リリースするフィーリングも安全に行うことができますし、有効利用することも考えてみましょう。

Q 6

  サッカーの様にアーチェリーも外国人の方が上手なのか?

A 6

  的中性を考えるなら,体格体力はあまり関係ない用具を使う競技のため、体力差は十分に克服できます。強い弓であることだけが利点ではないのだから・・で、同じような体格の韓国の選手は国をあげて系統的に強化選別していくと強力なチームになっています。日本も国や社会の十分な環境整備と個人競技の考え方があるならば十分に上位を狙える競技ではないでしょうか?

Q 7

  その日の体調や気分で的中性が変わるのはなぜか。

A 7

  結果的には人間が関与しているからです。用具の安定性を考えると複数回矢を放つ動作をマシーンのように正確に繰り返せばマシーン程度の精度は出るでしょう?矢の発射角度や発射速度のことを考えるとわずかなぶれやずれが大きく外れる原因になることはそのためです。もちろんフィーリングに依存している部分や精神的な影響もばらつきを大きくする要素です

Q 8

  ストリングは何でできているのか。

A 8

 和弓は麻等を使いますが,アーチェリーでは時代とともにダクロン、ケブラー、ファーストフライト、ダイニーマー、ダイナフライトなど現在は高分子ポリエチレン系の素材が主流です。軽くて丈夫で長持ちすることが重要。 

Q 9

  とりかけは深いのと浅いのとではどちらが良いのですか。

A 9

  深い場合はリリース前までの安定性は良いがあまり深いのはリリースのとき引っ掛ける原因になりやすい、また、浅かけは抜けは良くなるが、指に負担を掛ける場合があります。まず標準的な第一関節からはじめましょう。

Q10

  弓の引く動作はゆっくりですがなぜでしょう?

A10

  弓の動作は一番力を出しているときが矢を発射する動作前の静止しているときであるので、サイトピンと発射タイミングを考慮しながら動作を行うので、そこまでに行く動作はゆっくりと行って安定した発射を行っています。男子で90m先に矢を発射させるのに速い動作では安定した動作になりません。

Q12

  早気とはどうゆうことでなってしまうのでしょうか?

A12

  早気とは自分のタイミングで発射できなくなる状態を簡単にはいいますが、長い距離にはなれた的に何本かまとめて集中させて的中させるためにはタイミングが重要になります。またストリングの引き込み量の安定も重要になります。そこでリカーブではクリッカーといって引尺を一定にするための用具をつけることができますが、たとえばこの用具の動作音で発射タイミングを取っている場合であまりにもクリチカルにコントロールすると条件反射でその音がすると(他人のクリッカー音や思わず引き込んで切れたとき)リリースしてしまう、またはサイトピンで的を狙って照準を付けますがこれも十分な発射条件でないときであってもピンに的の中心が合わさるとリリースしてしまう状態。体が特定の条件でリリースしてしまうように極度に条件反射がついた状態。この状態になってスランプに陥る人もいます。

Q13

  アーチェリーは基本を守ったほうが上達が早いですか?

A13

  長い期間成長してきたスポーツではそれなりの基本的な練習やトレーニングの基本というものはできてきています。もちろんルールに従って競技に参加しているならば自分なりの考えで工夫をしてルールの範囲で行うことはかまわないでしょう。個人個人の体力や能力及び成長熟練程度でばらつきはあることはあたりまえなのであまりに一律に考えなくてもいいですが、困ったときはやはり基本に戻るようですよ。

Q14

  引いている時、手がふるえてしまうのはどうすればよいのですか。

A14

  筋力がない場合や筋力低下したとき影響が大きいと思いますが、適正な強さのトレーニングで筋力アップしかないかな?もちろん練習量が多くなれば徐々に筋力も疲れで落ちてきますので目標の大会に応じた持久力も考えなければいけません。通常の生活では弓を引くときに関連する筋肉は強化しにくいところなので練習不足はすぐに現れます。

Q15

  羽は3枚でなくてはだめ?  

A15

  ルール上では何枚でもかまいませんが羽根の重さや矢の性能を考えると3枚が主流で4枚の選手もいる程度です。

Q16

  映画(アニメ系)で矢の先端に火を付け射っているが本当に昔やっていたのか?

A17

  専用の矢であれば可能です。実際バルセロナオリンピックの灯火への最終点火はアーチェリーで行いました。実際専用の矢で火はついたまま飛んでいっています。もちろん火をつけるための矢は特殊な矢で火災を起こさせる目的で使用されていたようです。

Q18

  猿腕の人は射に影響しますか。またそれはどのようなものですか。

A18

  アーチェリーではリリース時、アーチェリーパラドックスをもってストリングはリリースしたときに指先側からずれて外れた瞬間に内側にストリングがリムで張られた方向に戻って生きます。猿腕のばあいはストリングが腕に当たる確率が高くなります。当たってもストリングで傷付かないように保護は出来ますが、矢がストリングから離れる前に腕に当たると矢の弾道が変わり的中性が悪くなります。もちろん肘の返しのトレーニングで克服することも可能です。

Q19

  弓の強さはいくつぐらいのものまであるんですか。

A19

  種目でルールは異なりますが、RC・BB部門ではいくらでもいいが男子で90mがある競技に出るなら38−45ポンドが主流でしょう。CP部門はピークは60ポンドを超えないように規定があります。

Q20

  弓は強い方があたるのですか。

A20

  引力や風の影響を考えると強い弓で矢速を上げることは有利な点はありますが十分に使いこなせなければ悪影響が出ます。

 

 

 

 

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