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C.アーチェリーパラドックス
アーチェリーパラドックスとはRC(リカーブ)の場合は弓のストリングに矢を番えて2−3本の指で引いてからリリースするため発生する現象でCP(コンパウンド)ではリリースにはリリーサーを使用するため影響は少ない。その影響とは矢は番えている点でねらいをつけているわけである。そのときの指にかかる力は15−20kgほどかかっているのでしっかり引っ張っている状態であるが、ここだというとき指の力を抜いて、引っ掛けているストリングを外して矢を発射させる。このとき最初に番えている点から指を開く方にストリングがずれて離れていくことになる。この事が引き戻されているストリングが蛇行して戻っていくために、矢の進行方向に対して横揺れを発生させることになる。これがアーチェリーパラドックスで矢のスパインの関係で矢がたわむわけである。この影響を少なくするためにスパインをあわせたり、クッションプランジャーの調整などで矢の発射に対する影響を軽減させる必要がある。実際影響が大きい場合は矢がたわんで飛んでいるところが見ることはできる。
この状態を高速度カメラで撮影したメーカーサイト(バイター)があるので参考にしてください。百聞は一見にしかずです。この映像で感覚的な部分が映像で捕らえられますが実際のチュニーングの調整には装置がないのでいろいろ手間がかかります。矢がたわんで発射されることも映像で見ることが出来ます。もちろんこれらはサンプル映像なので、ビデオ購入することも出来ますが、まずは見てみましょう。